JP2010534228A5

JP2010534228A5 -

Info

Publication number: JP2010534228A5
Application number: JP2010517451A
Authority: JP
Filing date: 2008-07-24
Publication date: 2011-09-08

Description

繰り返されるＵＶへの暴露および皮膚の早期老化現象の間には因果関係が存在する。日光への過剰な暴露は、皮膚中のエラスチンおよびコラーゲンの品質および量の早期の低下、および表皮の肥大に貢献する。これらの変化は、老化現象の典型的な兆候、例えばしわ、弾力性の低下、皮膚の乾燥および吹き出物のより高い頻度、および／または皮膚の色合いの一時的変異、皮膚の乾燥したおよび起伏のある外観、皮膚の堅さおよび／もしくは弾力性の喪失、および良性もしくは悪性の新生組織形成、によって現れる。

従って、本発明の１つの主題は、本発明による化合物の抗酸化特性を、皮膚のしわ、特に細かいしわおよび深いしわを防ぎ、取り除きまた手当てする；および／または皮膚のおよび／または皮下の弛緩と闘う；および／または皮膚の肌理を改善し、また皮膚の光沢を回復させる；および／または皮膚の毛穴の大きさ、および／または皮膚の色合いの一時的変異、皮膚の乾燥したおよび起伏のある外観、皮膚の堅さおよび／もしくは弾力性の喪失を低減させるために、ＵＶによる老化現象の症状、すなわち日光への繰り返された暴露の結果と思われる損傷に対して用いることでもある。

Claims

３，５−セコ−４−ノル−コレスタンの少なくとも１種のオキシム誘導体、もしくは容認される酸とのその付加塩の１種、またはそのエステルの１種もしくは該エステルと容認される酸との付加塩の１種の、抗酸化剤としての使用方法。
下記の式Ｉ：

（ここで、ＸおよびＹは一緒にオキシム基（＝ＮＯＨ）を表すか、またはＸはヒドロキシルそしてＹは水素原子を表し、
−Ｂはヒドロキシル基を表し、またＣおよびＤは同じかもしくは異なっており、水素原子、または１〜４個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基を表すか、あるいは
−ＢおよびＣは一緒にケト官能基を表し、またＤがメチル、ヒドロキシル、もしくはメチルアミン基を表すか、あるいは
−ＢおよびＣは水素原子を表し、またＤはメチルアミン基を表すか、あるいは
−ＢおよびＣは一緒にオキシム基を表し、またＤはメチル基を表し、そして
−Ｒは、１〜１０個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基を表す）、
に相当する３，５−セコ−４−ノル−コレスタンの少なくとも１種のオキシム誘導体の、請求項１記載の使用方法。
前記の１〜４個の炭素原子の直鎖もしくは分岐したアルキル基が、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピル基であることを特徴とする、請求項２記載の使用方法。
前記の１〜４個の炭素原子の直鎖もしくは分岐したアルキル基が、メチルもしくはエチル基であることを特徴とする、請求項２記載の使用方法。
前記の１〜４個の炭素原子の直鎖もしくは分岐したアルキル基が、メチル基であることを特徴とする、請求項２記載の使用方法。
３，５−セコ−４−ノル−コレスタンの前記のオキシム誘導体が、
−Ｂはヒドロキシル基を表し、ならびにＣおよびＤは水素原子を表し、またはＣおよびＤは１〜４個の炭素原子の２つの直鎖もしくは分岐したアルキル基を表し；あるいは
−ＢはＣと一緒にケト官能基を表し、またＤはメチル、ヒドロキシル、もしくはメチルアミン基を表し；あるいは
−Ｂはヒドロキシル基を表し、またＣおよびＤは水素原子を表すか、またはＣおよびＤは１〜４個の炭素原子の２つの直鎖もしくは分岐したアルキル基を表し、またはＣは水素原子を、そしてＤは１〜４個の炭素原子の直鎖もしくは分岐したアルキル基を表し；あるいは
−ＢおよびＣは水素原子を表し、またＤはメチルアミン基を表し；あるいは
−ＢはＣと一緒にオキシム基を表し、またＤはメチル基を表す、
前記の化合物から選ばれることを特徴とする、請求項２〜５のいずれか１項記載の使用方法。
前記の１〜１０個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基が、２−メチル−３−エチルヘプタン、３−エチルヘプタン、３−メチルヘプタン基から選ばれることを特徴とする、請求項２〜６のいずれか１項記載の使用方法。
前記の１〜１０個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基が、２−エチルヘプタン基であることを特徴とする、請求項２〜６のいずれか１項記載の使用方法。
前記の１〜１０個の炭素原子の直鎖または分岐したアルキル基が、式（ＩＩ）：

で表されるコレスタンの２−メチルヘプタン基であることを特徴とする、請求項２〜６のいずれか１項記載の使用方法。
式Ｉの前記の化合物が式ＩＩＩ：

（ここで、Ｂ、Ｃ、Ｄ、ＸおよびＹは上記で既に示した意味を有している）
に相当することを特徴とする、請求項１〜９のいずれか１項記載の使用方法。
３，５−セコ−４−ノル−コレスタン前記のオキシム誘導体が、ＸがＹと一緒にオキシム官能基を表す前記の化合物から選ばれることを特徴とする、請求項１〜１０のいずれか１項記載の使用方法。
３，５−セコ−４−ノル−コレスタンの前記のオキシム誘導体が、
− ３，５−セコ−４−ノル−コレスタン−５−オンオキシム−３−オール、
− ３，５−セコ−４−ノル−コレスタン−５−オンオキシム−３−メチルアルコール、
− ３，５−セコ−４−ノル−コレスタン−５−オンオキシム−３−ジメチルアルコール、
から選ばれることを特徴とする、請求項１〜１１のいずれか１項記載の使用方法。
化粧品分野における抗酸化剤としての、請求項１〜１２のいずれか１項記載の使用方法。
酸化ストレスと闘うための、請求項１３記載の使用方法。
老化現象の手当てのための、請求項１３または１４記載の使用方法。
皮膚の老化現象の手当てのための、請求項１５記載の使用方法。
細かなしわおよび深いしわ、皮膚の色合いの一時的変異、皮膚の乾燥したおよび起伏のある外観、皮膚の堅さおよび／もしくは弾力性の喪失、の手当てのための、請求項１６記載の使用方法。
食品分野における抗酸化剤としての、請求項１〜１２のいずれか１項記載の使用方法。
食品栄養補助食品としての、請求項１８記載の使用方法。
抗酸化保存料としての、請求項１〜１２のいずれか１項記載の使用方法。
化粧品、食品および医薬品中での抗酸化保存料としての、請求項２０記載の使用方法。
３，５−セコ−４−ノル−コレスタンの前記のオキシム誘導体が、単独で、または混合物で用いられる、請求項１〜２１のいずれか１項記載の使用方法。
３，５−セコ−４−ノル−コレスタンの前記のオキシム誘導体が、その抗酸化特性が知られている１種または２種以上の他の化合物と組み合わせて混合物で用いられる、請求項２２記載の使用方法。