JP2010531770A - 航空機の客室のためのモジュール式ハットラック - Google Patents

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Abstract

本発明は、航空機の内部のためのモジュール式ハットラック(100)に関する。モジュール式ハットラック(100)は、少なくとも1つの容器(10)と、容器(10)を収容するための少なくとも1つの筐体(20)と、を備え、そこにおいて、個人用供給経路(30)、電気ライン(110)、明かりストリップ(11)、空調システムの空気ダクト(90)、及び空調システムの空気吹き出し口(75)を含む群から選択された少なくとも1つの構成要素が筐体(20)において統合されている。本発明は、モジュール式ハットラックの航空機、または他の交通手段における使用にも関する。
【選択図】図3

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2007年6月29日出願のドイツ特許出願第10 2007 030 331.0号、及び2007年6月29日出願の米国特許仮出願第60/937,686号の優先権を主張し、それらの明細書の開示は引用により本出願に組み入れられたものとする。
(技術分野)
本発明は、航空機の内部のためのモジュール式ハットラックに関し、ここにおいて、モジュール式ハットラックは筐体及び容器を備える。同様に、本発明は、航空機を含む交通手段内におけるモジュール式ハットラックの使用に関する。
技術水準において、モジュール式ハットラックまたは頭上収納棚、及び隣接する航空機の構成要素およびシステム、例えばケーブル、パイプ、ホース等は、一般的に、航空機の内部構造に単独でお互いに分離するように固定される。
上記のため、航空機の胴体または内部で次々に異なる構成要素を組み付けすることが必要である。これは、航空機の製造または改装における長い組み付け時間、及びその結果としての高コストを招く。
更に、各種の許容誤差または隙間が発生し、その結果、個別の構成要素または部品の空間的問題、接触または衝突さえ、または圧迫が発生することもある。更に、位置調整の作業が必要であるが、それは同様に航空機内部でのみ実施可能である。
本発明は、技術水準の前述の問題を解決した航空機の客室のためのモジュール式ハットラックを提供することを目的とする。
前述の問題は、本件特許出願の請求項1に記載された主題によって解決される。
好適な実施形態および改良は、従属クレームに記載されている。
更に、請求項14に基づくモジュール式ハットラックの使用が、提案されている。
本発明に基づく第1の実施態様によれば、航空機の客室のためのモジュール式ハットラックは、少なくとも1つの容器及びその容器を収容するための少なくとも1つの筐体を備え、そこにおいて、個人用供給経路(personal supply channel)、電気ライン、明かりストリップ、空調システムの空気ダクト、及び空調システムの空気吹き出し口を含む群から選択される少なくとも1つの構成要素が、筐体において統合される。
「モジュール式ハットラック」という用語は、例えば、搭乗客または飛行乗務員が所有している手荷物または他の物を収納できる区切られた空間または区画をいう。
「航空機の内部空間」または「航空機の客室」という用語は、客室を備えた航空機のその部分、または搭乗客を収容する航空機のその部分を意味する。
「容器」という用語は、物、とりわけ手荷物を収容する装置を示す。
「筐体」という用語は、モジュール式ハットラックの構成要素を示し、この構成要素は、容器を収容する。モジュール式ハットラックは、航空機の内部に組み付けされ、または固定される。そこにおいて、容器はモジュール式ハットラックの組み付けの前、または後のいずれに筐体内に配置されてもよい。
「容器を収容する」という用語は、筐体の内部に適合するために対応する寸法を有する容器をいう。
「個人用供給経路」「PSC」または「PSC領域」という用語は、搭乗客の座席領域の中または上に位置する構成要素であって、対応した例えば、空気、酸素、明かりおよび/または音響の供給を可能にする構成要素をいう。
少なくとも1つの構成要素、例えば個人用供給経路(PSC領域)、電気ライン、明かりストリップ、空調システムの空気ダクトまたは空調システムの空気吹き出し口が筐体の中に統合されるという概念は、好ましくは、筐体が容器を収容するための中空の空間を提供するように1つの構成要素を備えた筐体に関連し、更に、筐体に固定されるようにその筐体に結合された構成要素に関連する。換言すれば、航空機の中に組み付けられる場合、構成要素が航空機構造に直接的に固定されてはならず、その後航空機構造に固定されるハットラックの筐体に固定されなければならない。この構成によれば、筐体の形成は、例えば、接着サンドイッチパネルを用いて行うことができる。
少なくとも1つの構成要素の筐体への統合は、できる限り多くの構成要素及びシステムを簡単且つ経済的な方法でモジュール式ハットラックの中に収容できるという点で、有利である。
更に、例えば、個人用供給経路または客室全体に空調の空気を供給するために用いる構成要素は、統合可能である。例えば、1つまたは幾つかの明かりストリップ、電気ライン、空調システムの空気ダクト、及び対応する空気吹き出し口は、モジュール式ハットラック内に、または筐体内に統合されることができる。加えて、吸気管および対応する固定装置は、統合されることができる。好ましくは、これら全ての構成要素は、航空機の1つのユニットとして組み付けできるモジュールをこのように形成するために、一緒に、モジュール式ハットラック内に統合されることができる。
このようにして、モジュール式ハットラックは、拡張され、個人用供給経路、その他のための固定装置としてだけでなく、隣接する構成要素、例えばケーブル、パイプ、空気吹き出し口、ホース、PSC構成要素、酸素マスク、光源、及び装飾部材のためにも用いられる。
構成要素がハットラックまたは筐体の個人用供給経路の中に配置されるので、PSC構成要素、例えば光源、空気の供給その他が、モジュール式ハットラック内に統合される他の構成要素と同様に、一緒により密接に配置されるように、または統合されるために製造されるように、そして、スペースを取らず、且つPSC構成要素の破損または圧迫を避けるために、許容誤差及び相対運動は全く存在しない、または非常に僅かである。
更に、軽量化を達成するために、構造上の固定具を省略すること、または兼用させることができる。多くの個別の構成要素が航空機の外側で組み立てられ、筐体はその後に一体として組み付けられるので、航空機内部の組み付けに必要な時間は短縮され、それはコスト低減に寄与する。
更に、航空機内部で、これらの仕事は航空機の外側で行うこともできるので、筐体の構成要素に関する位置調整作業及び封止作業を不要とすることができる。
更に、本発明によるモジュール式ハットラックは、筐体全体、すなわち個人用供給経路と共に統合された単一の部品または構成要素は、後述する固定装置によって航空機内部の内装壁面に横方向および縦方向の方法で固定されることができるので、航空機内部におけるモジュール式ハットラックの安定した統合の効果を提供できる。
本発明の他の実施形態によれば、搭乗客用供給路、電気ライン、明かりストリップ、空調システムの空気ダクト、及び空調システムの空気吹き出し口を含む群から選択された全ての構成要素が筐体に統合されていることが好ましい。
「電気ライン」という用語は、好ましくは、例えば航空機に搭載された電池または発電機からモジュール式ハットラックの個人用供給経路に電流を供給するケーブルまたは他の何らかの接続部をいう。
「明かりストリップ」という用語は、好ましくは、航空機の搭乗客のより良好な位置確認を確実にする、航空機内部の照明装置をいう。
「空調システムの空気ダクト」という用語は、好ましくは、空調システムを通じた新気が、個人用供給経路、または新気を客室に供給する空気吹き出し口に確実に供給されるように、筐体内に配置された経路またはパイプをいう
「空調システムの空気吹き出し口」という用語は、個人用供給経路を介して新気の供給を確実にする、筐体に設けられた開口部をいう。
少なくとも1つの、好ましくは全ての構成要素が筐体内に統合されることができるということは、前述の個別の構成要素を予め組み付けられた筐体は、航空機の内部に簡単且つ経済的な方法で取り付けることができるという点で、有利である。
更に、前述の点でも有利である。
本発明の他の実施形態によれば、航空機内部のモジュール式ハットラックの下側領域に空調された新気、明かり、及び情報サービスを提供する場合、モジュール式ハットラックを1つのユニットとして予め組み立てることができるように、供給構成要素がモジュール式ハットラックに統合されることは、好ましい。
このようにして、モジュール式ハットラック構造は、モジュール式ハットラック構造の下側に着席する搭乗客に提供される全ての媒体がモジュール式ハットラック構造に統合される構成要素によって提供できるように、設計されてよい。例えば、供給パイプ、電気ライン、その他を1つのユニットとして航空機の外側で予め組み立てることが可能である。従来のように、全ての構成要素を個別に航空機内に組み付ける代わりに、全体ユニットを組み付けることが可能である。このようにして、航空機休止時間を、著しく短縮できる。
本発明の他の実施形態によれば、個人用供給経路は、読書灯、客室照明、空気供給、酸素マスク、スピーカー、マイクロホン、USBコネクタ、コンピュータ・コネクタ、及び装飾部材を含む群から選択される少なくとも1つの構成要素を備えることは、好ましい。
読書灯、客室照明、空気供給、酸素マスク、スピーカー、マイクロホン、USBコネクタ、コンピュータ・コネクタ、及び装飾部材は、個人用サービス経路の構成要素であり、これらの構成要素は、航空機内部の各搭乗客のごく近傍の個人用供給経路に配置されることができる。モジュール式ハットラックを、PSC構成要素と共に個別の搭乗客の座席の近くに簡単且つ経済的な方法で配置できるという点で、これは有利である。更に、航空機内部におけるモジュール式ハットラックの取付けの安定性に関する前述の効果が生じる。
本発明の他の実施形態によれば、筐体が固定装置を更に備えることは、好ましい。「固定装置」という用語は、その手段によって航空機内部に対するモジュール式ハットラックの安定な取り付けが可能である構成要素をいう。選択的に、固定装置は、ケーブル導出を備えてよい。
本発明の他の実施形態によれば、容器が軸支装置によって枢動可能であることは、好ましい。ここで、「軸支装置」という用語は、容器を筐体内で保持し、更に容器が筐体内で軸支装置または他の軸に対して運動または枢動または回転を可能にする装置をいう。容器を簡単且つ安全な方法で筐体内に軸支することは、このように可能である。
本発明の他の実施形態によれば、軸支装置が筐体内に配置されることは、好ましい。筐体に配置された軸支装置の概念は、筐体内における容器の簡単且つ安全な枢動が可能であるように設計され、または寸法を設定された容器及び筐体をいう。
本発明の他の実施形態によれば、筐体が筐体内に軸支された容器を少なくとも部分的に収容する溝を備えることは、好ましい。「溝」という用語は、筐体の部位であって、そこにおいて、容器が枢動の間筐体に収容される部位をいう。溝の大きさ及び形状は、軸支装置の位置に応じて適切に設計され、容器の簡単且つ自由な操作を確実にするように設計され、配置される。
更に、筐体の内部、及び容器の上に、落ち止め(down−stop)、すなわちパッド形状の装置が配置されてよく、この装置によって、容器が筐体の溝に対して接触することを防止する。これは、その発生による筐体及び容器との間の不必要な摩損及び損傷を防止する。
上記の結果、筐体から容器を開き側に完全に枢動した場合、容器は安定している。これは、容器が、例えば、航空機の制御できない動きによって、または搭乗客の意図的でない開放操作によって枢動しても、モジュール式ハットラックの容器の中の手荷物またはその他の部材は、容器から全く落ちない、または落ち難いという点で有利である。
本発明の他の実施形態によれば、容器が上部で開口していることは好ましい。「上部で開口する」という用語は、搭乗客が容器を他の位置まで開ける必要なく、容器内に手荷物を含む物を収納できるようにする設計をいう。これは、物を簡単な方法で容器に収納できるという点で有利である。更に、容器の開口部の寸法は、物が容器から落ちない、または落ち難いという既に説明した点で有利である。
本発明の更なる実施形態によれば、容器及び/または筐体が、CFRPサンドイッチパネルを備えることは好ましく、そこにおいて、CFRPは炭素繊維強化樹脂を意味する。CFRPサンドイッチパネルを用いた生産技術は、筐体を簡単且つ経済的な方法で製造できるという点で、有利である。更に、CFRPサンドイッチパネルの使用は、それが軽量化を可能にするという点で有利である。
本発明の他の実施形態によれば、容器が保持ストリップを備えることは、好ましい。保持ストリップは、それによって筐体から容器を移動または枢動させることを容易にする装置である。同時に、保持ストリップは、保持ストリップが照明されている、または自ら発光するように形成されていてよく、または、確実に閉めるための追加構成要素を備える。これは、容器が簡単な方法で筐体から移動されると共に固定されることができる点で、有利である。飛行中に、保持ストリップは、乱流がある場合の搭乗客または飛行乗務員のためのサポートを提供するために用いられる。その結果、彼らは航空機の中をより安全に移動することができる。
本発明の他の実施形態によれば、容器が筐体内において施錠可能であることは、好ましい。「施錠可能」という用語は、施錠操作によって容器が筐体から移動できないことを意味する。これは、権限を与えられていない人がモジュール式ハットラックにアクセスできないように容器が筐体内に固定されるという点で、有利である。
本発明の他の実施形態によれば、モジュール式ハットラック及び個人用供給経路が長さにおいて等しいことは、好ましい。「長さにおいて等しい」という用語は、モジュール式ハットラック及び個人用供給経路が航空機の長手方向に同じ長さを有することを意味する。モジュール式ハットラックの容積及び個人用供給経路の容積がお互いに最適にされ、不使用の自由スペースが回避されるので、並んで配置されるいくつかのモジュール式ハットラックの間の空間がより能率的に使われることができるという点で、これは有利である。更に、いくつかのモジュール式ハットラックが導入される場合、前述の利点を生じるように、個人用供給経路はより安定した方法で配置される。
本発明の他の実施形態によれば、筐体が空調システムのための接続部を更に備えることは、好ましい。「空調システム」という用語は、搭乗客の近傍領域に新気を供給するシステムをいう。空調システムのための接続部は、好ましくは、航空機の内部壁面に対向する筐体の側面に突出する。好ましくは、空調システムのための接続部は、筐体の中央で突出する。空調システムから客室全体への空気の供給が簡単且つスペースをとらない方法によって達成できるという点で、これは有利である。
本発明の他の実施形態によれば、モジュール式ハットラックが明確な適合によって航空機内部に隣接するように設計されることは、好ましい。「明確な適合によって隣接する」という概念は、モジュール式ハットラックが航空機内部の内部壁面に直接隣接することを意味する。これによって、航空機内部において利用可能な空間が最適化される。
本発明の他の実施形態によれば、個人用供給経路及び筐体の間に空調システムの空気吹き出し口が配置されることは、好ましい。この構成では、空気吹き出し口は容器及び搭乗客用供給経路の間の領域に配置され、そこにおいて、空調システムの空気は供給パイプから客室に提供される。この空気吹き出し口の存在は、個別の構成要素の間の許容誤差を航空機の外側で調整できるという点で、有利である。封止及び隙間調整は、このように、好ましい作業姿勢によって、航空機内における組み付け時間とは別に実施される。
本発明の他の実施形態によれば、少なくとも1つの絶縁のための層が筐体に配置されることは、好ましい。「層」という用語は、例えば、ガラスウール、シリコン、または絶縁目的に適している若干の他の材料を含む絶縁材料の厚さをいう。同様に、層は、筐体の表面形状に従って必要な大きさに整えられる。この構成において、層は、筐体の側面、またはモジュール式ハットラックの側面を覆ういくつかの部分を備えていてよく、ここで、それらの側面は、航空機の内部壁面に対向する。これは、最適な音響及び/または断熱の点で有利である。
本発明の他の実施形態によれば、モジュール式ハットラックの筐体が少なくとも1つの取り付け開口部を含むことは、好ましい。「取り付け開口部」という用語は、個人用供給経路を開閉する装置をいう。これは、取り付け後の時点においても、例えば個人用供給経路のメンテナンス業務において、この個人用供給経路に簡単にアクセスすることが可能になるという点で、有利である。
本発明の更に別の態様形態では、航空機または他の交通手段の内部におけるモジュール式ハットラックの使用は、好ましい。
航空機または他の交通手段の内部における本発明の使用は、個人用供給経路の可能な最も多くの構成要素及びシステムが、筐体において簡単且つ経済的な方法で統合できるという点で、有利である。
モジュール式ハットラックは、このようにより大きい設計であってよく、個人用供給経路と共に、隣接する構成成分、例えばケーブル、チューブ、ホース、PSC構成要素、酸素マスク、光源および装飾部材のための固定装置として機能する。
構成要素が筐体の範囲内に配置されるので、許容誤差、相対的な動き、衝突は、存在しないか、または非常に小さい。その結果、構成要素は相互により密接に配置されることができ、それはスペース低減に寄与する。
更に、構造的な固定具は、重量低減のために省略されるか、または他の部品と兼用されてもよい。多くの個別の構成要素を航空機の外側で組み付けることができ、モジュール式ハットラックを1つの全体ユニットとして取り付けることができるので、それを航空機内部に取り付けるための時間は著しく短縮される。
更に、航空機内における筐体の構成要素のための位置調整作業及び封止作業は、この作業を航空機の外側で行うこともできるので、もはや必要でない。
本発明の1実施形態によるモジュール式ハットラックの閉じた状態の側面図 本発明の1実施形態によるモジュール式ハットラックの開いた状態の側面図 本発明の1実施形態によるモジュール式ハットラックの斜視図 モジュール式ハットラックの航空機内部に取り付けられた状態の側面図 本発明の1実施形態によるモジュール式ハットラックの斜視図
以下、図面を参照しつつ、追加設計の詳細を含む本発明の好適な実施形態につき説明する。図1は、本発明によるモジュール式ハットラック100の閉じた状態の側面図を示す。
本実施形態において、モジュール式ハットラック100は、CFRPサンドイッチパネルから形成された容器10を備え、その容器10は、CFRPサンドイッチパネルを備えた筐体20内に配置される。
容器10は、軸支装置60を軸に筐体20内において枢動可能である。
更に、筐体20は、航空機内部の内部壁面に対して横方向および縦方向に取り付けるために用いられる固定装置21、22、23を備える。
図1は、筐体20に統合された個人用供給経路30を示す。個人用供給経路30は、空気の個別供給を確実にし、搭乗客の領域に読書灯を収容し、装飾トリム(図示せず)のみならず少なくとも1つの酸素マスク、少なくとも1つのスピーカー、少なくとも1つのマイクロホン、1つまたはいくつかのUSBコネクタ及び/またはコンピュータ・コネクタを更に収容する。
更に、個人用供給経路30及び筐体20の間に、空調システムの空気吹き出し口75が示され、この空気吹き出し口は客室への空気提供に必要である。
更に、図1は、保持ストリップ80を示し、それによって容器10は、固定装置60を軸にして下側に、航空機の床の方向に向かって枢動されてよい。
容器10が筐体20内で枢動されることを可能にするために、筐体20は、容器10が筐体20内に下側に枢動される場合、その中を容器10が移動する溝70を備える。
図1は、空調システムのための接続部90を更に示し、その接続部は、航空機または客室の内部40における対応する空気供給及び好ましい温度を保証する。
最後に、図1は、例えば、航空機内の位置確認を補助する蛍光灯(図示せず)を取り付け可能である部位の透明な明かりストリップ11を示す。
図2は、本発明によるモジュール式ハットラックの開いた状態の断面図を示す。
この構成において、図1と同様に、モジュール式ハットラックの同じ構成要素が示される。
加えて、容器10が示され、その容器は筐体20から下側に枢動され、そこにおいて、その容器は上部で開いている。容器開口部12を介して、搭乗客または飛行乗務員は、手荷物または他の物を簡単な方法でモジュール式ハットラックに収納できる。
更に、図2は、容器10が溝20を介して筐体に挿入されていることを示す。同時に、それ以上容器を開くことは可能でない。モジュール式ハットラック100内に収納された物または手荷物類は、モジュール式ハットラックから落ち難い点で、有利である。
図3は、本発明によるモジュール式ハットラックのその閉じた状態の斜視図を示す。
すでに図1、2に関して説明したモジュール式ハットラックの構成要素から離れて、モジュール式ハットラックの空間的配置を示す。
図3は、筐体20の表面120が、後の時点で航空機(図示せず)の内部に向くが、明確な適合によって航空機(図示せず)の内部壁面40に隣接するように湾曲していることを示す。しかし、モジュール式ハットラック100の表面及び航空機の内部40の間は直接接触しない。この構成において、モジュール式ハットラック100は、航空機の内部壁面40からほぼ40mmの間隔で配置されている。モジュール式ハットラックの配置によって、航空機の内部の利用可能な空間が、最適方法で使われる。
更に、図3は固定装置23の構成を示し、それは、航空機(図示せず)の内部におけるモジュール式ハットラック100の横方向の取り付けのために使われる。
同様に、図3は、明かりストリップ11の空間ルーティングを示し、ここに蛍光灯(図示せず)が配置される。
参照番号110は、筐体20上の電気ラインの空間ルーティングを示す。航空機システムとの接続は、筐体20の頂板150上において行われる。全ての電気的構成要素を航空機側のシステムに接続するためにただ1つのコネクタが必要であるように、各種の電気ライン110は1つのコネクタに保持される。このようにして、航空機の組み付けのために使用する時間は、短縮される。
更に、前述の利点を発揮させるように、個人用供給経路の長さは筐体20の、またはモジュール式ハットラック100の長さと同一である。
空調システムのための接続部90も、明確な適合で、筐体20の表面120に配置される。
更に、対応する絶縁のための絶縁パッケージ130は、このようにして航空機の運行から生じるあらゆる振動および雑音を回避するため、及び熱的絶縁を確実にするために、筐体20の表面120に固定される。
参照番号140は、完全に覆われた個人用供給経路の構成要素へのアクセス(必ず必要になる)を確実にするための取り付け開口部を示す。
図4は、航空機内部に取り付けられるモジュール式ハットラック100の側面図を示す。
モジュール式ハットラック100の構成要素に関しては既に図1、2に関連して説明したが、それらの構成成分から距離をおいて、航空機内部の壁面40が示される。この構成において、内部壁面は、搭乗客領域に直接隣接する。固定装置21、22および23の固定は、航空機の内部壁面40に固定される固定装置50を介して行ってもよい。このようにして、固定装置は、重量を最適化された力の伝達を行うことが可能になるように、航空機構造にできる限り近くに配置される。
図5は、本発明によるモジュール式ハットラック100のその閉じた状態の斜視図を示す。
すでに図1、2、3及び4に関して説明したモジュール式ハットラック100の構成要素から離れて、モジュール式ハットラック100の空間的配置を示す。
図5は、モジュール式ハットラック100の容器10の全長に沿っている保持ストリップ80の詳細な構成を示す。更に、他のいずれの構成要素も、個人用供給経路30内に示されていない。従って、モジュール式ハットラック100の筐体20の形状が、より明らかに見える。
モジュール式ハットラック100の側面の筐体20の右側側壁も示され、その側面は、航空機に対向する。
加えて、「備える」ことは、他の要素またはステップを排除しない。また、「1つ」は複数の数を排除しない。更に、前述の例示的実施形態のうちの1つに関して記載された特性またはステップは、前述の他の例示的実施形態の他の特性またはステップと組み合わせて用いられることもできる。
10 容器
11 明かりストリップ
12 容器開口部
20 筐体
21 固定装置
22 固定装置
23 固定装置
30 個人用供給経路
40 航空機内部壁面
50 固定装置
60 軸支装置
70 溝
75 空調システムの空気吹き出し口
80 保持ストリップ
90 空調システムの空気ダクト
100 モジュール式ハットラック
110 電気ライン
120 筐体の表面
130 絶縁パッケージ
140 取り付け開口部
150 頂板

Claims (14)

  1. 航空機の内部のためのモジュール式ハットラック(100)であって、
    少なくとも1つの容器(10)と、
    前記容器(10)を収容する少なくとも1つの筐体(20)と、を備え、
    ここにおいて、個人用供給経路(30)、電気ライン(110)、明かりストリップ(11)、空調システムの空気ダクト(90)、及び空調システムの空気吹き出し口(75)を含む群から選択された少なくとも1つの構成要素が、前記筐体(20)において統合されるモジュール式ハットラック。
  2. 個人用供給経路(30)、電気ライン(110)、明かりストリップ(11)、空調システムの空気ダクト(90)、及び空調システムの空気吹き出し口(75)を含む群から選択された全ての構成要素が、前記筐体(20)において統合される請求項1に記載のモジュール式ハットラック。
  3. 前記航空機の内部の前記モジュール式ハットラックの下側領域に、空調された新気、明かり、及び情報サービスを提供するために、前記モジュール式ハットラックを1つのユニットとして予め組み立てることができるように、供給構成要素が前記モジュール式ハットラックに統合される請求項1または2のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  4. 前記容器(10)は、CFR樹脂を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  5. 前記筐体(20)は、CFR樹脂を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  6. 前記容器(10)は、前記容器の全長に沿って伸びる保持ストリップ(80)を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  7. 前記容器(10)は、前記筐体(20)内において施錠可能である請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  8. 前記モジュール式ハットラック(100)及び前記個人用供給経路(30)は、長さにおいて等しい請求項1乃至7のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  9. 前記筐体(20)は、空調システムのための接続部(90)を更に備える請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  10. 前記個人用供給経路(30)及び前記筐体(20)の間に、前記空調システムの空気吹き出し口(75)が配置される請求項1乃至9のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  11. 少なくとも1つの絶縁のための層が前記筐体(20)に配置される請求項1乃至10のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  12. 前記個人用供給経路(30)は、少なくとも1つの取り付けフラップ(140)を備える請求項1乃至11のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  13. 前記ハットラックは、個人用供給経路、ケーブル、パイプ、空気吹き出し口、ホース、PSC構成要素、酸素マスク、光源、及び装飾部材のうちの少なくとも1つのための固定手段を備える請求項1乃至12のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラック。
  14. 航空機、または他の交通手段における、請求項1乃至13のいずれか1項に記載のモジュール式ハットラックの使用。
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