JP2010528916A - タイヤのための水の跳ね飛ばし減少装置 - Google Patents

タイヤのための水の跳ね飛ばし減少装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010528916A
JP2010528916A JP2010509844A JP2010509844A JP2010528916A JP 2010528916 A JP2010528916 A JP 2010528916A JP 2010509844 A JP2010509844 A JP 2010509844A JP 2010509844 A JP2010509844 A JP 2010509844A JP 2010528916 A JP2010528916 A JP 2010528916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
water
rib
stud
circumferential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010509844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5285694B2 (ja
Inventor
ジャン マルク ダルクール
カテリーヌ ウイ
Original Assignee
ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン
ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン, ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム filed Critical ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン
Publication of JP2010528916A publication Critical patent/JP2010528916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5285694B2 publication Critical patent/JP5285694B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/01Shape of the shoulders between tread and sidewall, e.g. rounded, stepped or cantilevered
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs
    • B60C13/023Arrangement of grooves or ribs preventing watersplash
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/01Shape of the shoulders between tread and sidewall, e.g. rounded, stepped or cantilevered
    • B60C2011/013Shape of the shoulders between tread and sidewall, e.g. rounded, stepped or cantilevered provided with a recessed portion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

本発明は、タイヤ(1)であって、トレッド(4)と、トレッドの縁部から延びるサイドウォール(3)と、フランジのうちの少なくとも一方に設けられていて、濡れた路面上を走行している場合の水の跳ね飛ばし軌道を変更するリブ(5)とを有し、リブ(5)が、水で覆われた路面上を走行している際の横方向における水の跳ね飛ばし力を減少させるためにリブの外壁に設けられた力減少装置(6)を更に有し、力減少装置(6)が、円周方向に配置されると共に半径方向に延びる少なくとも1つの突起(600)を有する、タイヤに関する。

Description

本発明は、重量物運搬用堂々車両用のタイヤに関し、特に、かかるタイヤを備えた車両が水で覆われた道路上を走行しているときに、横方向に放出され又は跳ね飛ばされた水をそらす装置を備えたタイヤに関する。
雨天運転中、重量物運搬車両を追い抜き又は追い越す運転操作は、多量の水がこの車両によって横方向に放出される場合があるので、他の道路ユーザにとって極めて危険な場合が多く、水は、他の車両のフロントガラスに当たるとこれら車両の運転手の視認性をかなり減少させる。
重量物運搬車両用タイヤは、一般に、ホイールリムに接触するようになった2つのビード、車両の走行中、路面に接触するようになった走行面を備えたトレッドを有するクラウン及びこのトレッドをビードに接合する2つのサイドウォールで構成されている。
かかるタイヤは、一方のビードから他方のビードまで延びるカーカス補強材及びカーカス補強材の半径方向外側に配置されたクラウン補強材によって補強され、このクラウン補強材は、少なくとも2枚の重ね合わされた補強材、即ち、互いに上下に配置されたプライから成る。クラウン補強材の各プライは、一般に、円周方向と0°〜70°の角度をなすよう配置された複数の補強部材で構成されている。しかしながら、これら補強材の角度が70°を超えるに限るというわけではない。
重量物運搬車両用のタイヤのトレッドは、一般に、濡れた路面にタイヤグリップを提供するよう設計され、特に水を放出でき又は排水できる切れ目(溝及び/又は切り込み)によって境界づけられた隆起要素で形成されているトレッドパターンを備えている。
タイヤは、これがその装着用ホイールに装着され、使用中に公称圧力及び負荷条件を受けると、そのサイドウォールのところで測定された最大幅寸法Lを有する(Lは、軸方向に最も遠くに離れて位置するタイヤのサイドウォール上の箇所相互間の最大距離を表わしている)。「軸方向」又は「横方向」という用語は、本明細書においては、リムに取り付けられたタイヤの回転軸線に平行な方向を表わしている。
欧州特許第1048489号明細書は、車両が水で覆われた道路上を走行しているときに、横方向に放出された水の経路を実質的に変える装置の使用を開示している。この装置は、タイヤのサイドウォールの少なくとも1つに、ゴム配合物で作られた少なくとも1つの円周方向リブを有している。
この突起の目的は、走行中のタイヤにより道路に向けて放出された液体の流れが過度に上方に放出されるのを阻止し、他の道路ユーザの邪魔になる跳ね飛ばしを形成するのを阻止するようかかる流れの経路を下げることにある。
さらに、上述の欧州特許に記載された解決策では、トレッド内及び特にクラウン補強材プライの端部の近くのところの温度上昇を制限することができる。
欧州特許第1048489号明細書
しかしながら、この欧州特許に記載された装置を使用に際して一段と改良することができるように思われる。これは、そらされた流れが強すぎるものとして知覚され、次にタイヤの辿る経路に対して横方向にかなり長い距離に達する場合のあることが判明したからである。
本発明のタイヤは、タイヤが水で覆われた道路上を走行しているときに、液体の流れを依然としてそらしながら、この流れのエネルギー又は動力を減少させると共に横方向における液体の最大放出距離を減少させる解決策を提案することによりこのような事態を改善することを目的としている。
この目的のため、本発明の重量物運搬車両用タイヤは、タイヤであって、トレッドと、トレッドの縁部から延びるサイドウォールと、サイドウォールのうちの少なくとも一方に設けられていて、タイヤが濡れた路面上を走行している場合に放出された水の経路を変更するリブとを有し、リブが、円周方向に差し向けられているようなタイヤに関する。
このリブは、第1の部分及び第2の部分で形成された外壁を有し、第1の部分が、タイヤのサイドウォールからリブの軸方向最も外側の箇所を結ぶ線まで延び、第2の部分が、第1の部分の延長部をなしており、トレッドの軸方向外縁まで半径方向外方へ延びている。
このタイヤは、リブが、動力減少装置を有し、動力減少装置が、リブの外壁の第2の部分上に設けられており、動力減少装置が、タイヤが水で覆われた路面上を走行している場合に横方向(即ち、タイヤの回転軸線に平行な方向)に放出された水の動力を減少させるために圧力降下を生じさせるよう配置された少なくとも1つの突起を有することを特徴とする。加うるに、少なくとも1つの突起は、トレッドの軸方向外縁(N1)と少なくとも1つの突起が形成されたリブの両方に接する仮想線(T)と交差する。
有利な実施形態では、動力減少装置の少なくとも1つの突起は、放出された水に圧力降下を生じさせるのに適当な断面積及び適当な長さの複数本のスタッドにより形成される。各スタッドは、ゴム材料で作られた細長い要素であり、このゴム材料は、サイドウォールに設けられた円周方向リブを構成する材料と同一の性状のものであるのが良い。「細長い要素」という用語は、その断面の最大寸法がこの要素の高さの2/3以下であるということを意味するものと理解されるべきである。
有利には、スタッドは、半径方向(又は実質的に半径方向)に、即ち、回転軸線に垂直な方向に差し向けられ、これらスタッドは、放出された流体の動力を減少させるのに十分な長さを有する。タイヤが走行しているとき、スタッドは、タイヤが新品のものである場合及びタイヤがその公称荷重を支え、その公称圧力までインフレートされている場合、道路に接触しても良く又は接触しなくても良い。
しかしながら、水の放出を停止させないで圧力降下を増大させるための有利な実施形態では、スタッドは、リムの外壁の第2の部分上に少なくとも2本の円周方向線をなして配置され、1本の円周方向線に属するスタッドは、タイヤが水で覆われた路面上を走行しているときに水の流れに対して多くの障害物を生じさせるようその隣の円周方向線に属するスタッドに対してずらされている。
スタッドに種々の断面形状、特に円形、四辺形又は三角形を用いることができる。
各スタッドは、一定の断面又はその高さ方向に変化するのが良い断面を有するのが良い。例えば、面積が円周方向リブの壁に近づくと面積が増大する断面を備えたスタッドを設計することが可能である。また、スタンドが走行中、部分的に摩耗した後に、実質的に一定の曲げ剛性を有するよう円周方向リブの壁に近づくと、断面積が減少するスタッドを提供することも可能である。
有利には、回転軸線に垂直な平面上に投影された場合に測定された動力減少装置の突起のボイド又は空隙量は、同一の平面上に投影されたスタッドの総面積のせいぜい15%に等しい。このボイド量は、実際には、流れがそらされることなく通過することができる1つ又は2つ以上のスタッドによって占められていない空間を意味する。0%のボイド量は、回転軸線に平行な方向においてスタッド相互間に自由通路が存在していないことを意味している。このボイド量が多ければ多いほど、スタッドによって邪魔される流れがそれだけ一層少なくなる。ボイド量が15%を超えると、これは流れの動力を減少させるうえでかなりの作用効果を得るには高すぎることが判明した。
別の実施形態では、本発明のタイヤは、動力減少装置の少なくとも1つの突起が、少なくとも1つのストリップによって形成され、ストリップの断面の寸法は(子午面断面、即ち、回転軸線を含む任意の平面で見て)、ストリップが放出された水の作用を受けて曲げの際に変形するようなものであり、少なくとも1つのストリップは、タイヤが水で覆われた路面上を走行している場合に横方向に放出された水の動力を減少させるよう円周方向の主要な向きを有することを特徴としている。「円周方向の主要な向き」という表現は、ここでは、このストリップがジグザグ形式のものであるのが良いことを意味し、他方、タイヤの丸一回転(タイヤの回転軸線回り)を生じさせることを意味するものと理解されたい。
別の実施形態では、タイヤは、少なくとも1つのストリップが円周方向に連続している(この場合、このストリップは、直線ストリップであっても良く又はジグザグストリップであっても良い)ことを特徴としている。好ましくは、ストリップは、不連続であり、即ち、外部からの衝撃(特に、舗道に対する衝撃)による損傷の受けやすさが低くなるよう円周方向に配置された一続きの小さなタブによって形成されている。
別の有利な実施形態では、放出された水の動力を減少させる装置は、円周方向の列をなして配置された複数の不連続円周方向タブによって形成され、1つの列に属するタブは、別の列に属するタブに対して円周方向にずれている。
タイヤがカーカス補強材の外部に対して半径方向に配置されたクラウン補強材を有し、このクラウン補強材が少なくとも2枚の重ね合わされたプライから成り、各プライがスレッド又はコードの形態をした補強部材を備えている場合、欧州特許第10484895明細書の教示を適用することが賢明である。この場合、各流れそらせリブは、この欧州特許において言及された要件を満たす。
このように、事実、放出された水の動力の相当な減少を達成すると共にゴム材料の追加の結果として連続して配置されたプライの端部の近くの温度上昇を依然として制限することが可能である。
好ましくは、本発明のタイヤは、車両のフロントアクスルに取り付けられる。
本発明の内容は、本明細書に添付されていて、非限定的な例として与えられた実施形態を示す図面の記載から明確に理解されよう。
重量物運搬車両用タイヤのサイドウォールの内の1つに設けられている放出水そらせリブを有するタイヤの一部の概略子午面断面図である。 図1に示されている実施形態の側面図である。 タイヤが水で覆われた道路上を走行している形態で図1の実施形態を示す図である。 複数のタブで形成された本発明の動力減少装置の別の実施形態を示す図である。 ジグザグ状のストリップで形成された本発明の動力減少装置の別の実施形態を示す図である。 スタッドが次第に増大する断面を備えている動力減少装置の別の実施形態の子午面断面図である。 動力減少装置のスタッドが軸方向XX′にほぼ平行な方向に差し向けられている本発明の別の実施形態の子午面断面図である。 回転軸線に垂直な平面上における図1に示されている実施形態のスタッドによる水の跳ね飛ばし状態を示す図である。
図面を吟味すると共にその関連の説明を理解しやすくするために、図中の同一の構造的要素は、同一の参照符号で示されている。
図1は、製造された本発明の重量物運搬車両用タイヤ1を子午面断面で、即ち、タイヤの回転軸線を含む平面で示す部分断面図である(この軸線は、図1の線XX′によって示された方向に平行である)。サイズが385/55R22.5のこのタイヤ1は、サイドウォール3によってビード(ここでは図示せず)に連結されたクラウン領域2を有している。タイヤのクラウン2は、半径方向外側の走行面41を備えたトレッド4を有し、この走行面は、タイヤが道路上を走行している間、道路に接触するようになっている。この表面41は、断面平面との交差部が箇所N1に対応している線で軸方向に終端している。図の断面平面で見て、箇所N1は、タイヤの公称動作条件下において走行面41の接触の跡の軸方向最も外側の箇所に一致している。
サイドウォール3上に設けられた状態でリブ5が示されており、このリブは、タイヤの外側に向かって突き出ている(定義上、タイヤの内側は、インフレーション圧力が及ぼされるタイヤキャビティに相当している)。この場合におけるリブ5は、タイヤ1を成型して加硫すると同時に成形を行うことにより作られる。
リブ5は、第1の壁部分51及び第2の壁部分で作られた外壁を有し、第1の部分51は、第1の部分51は、タイヤのサイドウォール3からリブの軸方向最も外側の箇所Aを結ぶ線まで延び、第2の部分52は、第1の部分51の延長部をなしており、走行面41の軸方向外縁N1まで半径方向外方へ延びている。
さらに、タイヤ1は、リブ5に設けられていて、タイヤが水で覆われた道路上を走行しているときに横方向に放出された水の動力を減少させる装置6を備えている。この装置6は、ゴムスタッド600の3つの円周方向列61,62,63によって形成されている。これらスタッド600は、リブ5の第2の壁部分52上に位置しており、ほぼ半径方向に(即ち、タイヤの回転軸線に垂直な方向に)差し向けられている。スタッド600の軸方向最も外側の列61は、リブの軸方向最も外側の部分(図面の箇所Aに対応した部分)の近くに位置決めされている。スタッド600は、実質的に同一の高さを有し、円形の断面を有し、以下の寸法、即ち、3.5mmに等しい直径及び11mmに等しい高さを有する。
スタッド600の高さは、これらスタッドがトレッドの走行面41の軸方向最も外側の箇所N1を通る下層線Tと断面平面内において交差するようなものであり、この線Tは、箇所N1の軸方向外部に配置されたリブ5に接している(接線をなしている)。
与えられたこの例では、走行面41の軸方向最も外側の箇所N1をリブ5の軸方向最も外側の箇所Aから分離する軸方向距離L1は、30mmに等しく、この箇所Aと箇所N1との間の半径方向距離L2は、31mmに等しい。スタッド600の高さは、11mmに等しい。各スタッドの直径は、一端部のところが3.5mmにほぼ等しく、他端部のところが5mmにほぼ等しい(最も大きな直径は、リブ外面52の近くに位置している)。スタッド相互間の平均ピッチは、9mmである。
図1のリブの部分側面図である図2に示されているように、スタッド600は、円周方向の列61,62,63をなして配置されていて、1つの列に属するスタッドは、圧力降下の作用効果を増大させるために隣の列に属するスタッドから円周方向にずらされている。この場合のボイド又は空隙量は15%のオーダーのものである。
図3に見えるように、リブ5が設けられているので、タイヤが水で覆われた道路C上を走行しているときに側方に放出された水を別の方向に差し向けることができ(この向きは、矢印F1で示されている)、スタッド600が設けられているので、この跳ね飛ばされ又は排出された水の動力を非常にはっきりと減少させることができ、かかる放出された水のうちの何割かは、多かれ少なかれ道路に向かって戻される(矢印F2によって指示されているように)。
有利には、スタッドは、適当な接合アール(丸み)によりリブに接合されており、このアールが、スタッドがちぎれるのを阻止するよう曲げの繰り返しに起因する応力集中を制限する。好ましくは、接合プロフィールは、少なくとも1mmの曲率半径を有する。
図8は、回転軸線に垂直な平面上における動力減少装置600のスタッド61,62,63の投影像を示している。この実施形態では、少なくとも1つのスタッドによって塞がれておらず、タイヤが図の平面に垂直な(即ち、回転軸線に平行な)方向に通過するよう走行している間、液体の流れを放出することができる空間601が存在する。これら空間601の合計と内円Ci及び外円Ceによって境界づけられたリングの総面積の比は、20%未満である。図示の実施形態では、この比は16%に等しい。内円Ciは、スタッドの半径方向最も内側の部分を通り、外円Ceは、スタッドの半径方向最も外側の部分を通る。
別の実施形態が図4に示されており、この実施形態では、リブ5は、リブ5の外壁の第2の部分52から突き出た2つの円周方向の列をなす突起700で形成された動力減少装置を備えており、これら突起700の各々は、タイヤを成型しているときに成形されるゴム製のタブである。各タブは、タイヤが水で覆われた道路上を走行しているとき、放出された水の作用を受けて適当な曲げを可能にする適当な寸法を有する。各列は、ほぼ円周方向に配置された複数のタブから成る(これらの最も大きな寸法方向は、円周方向である)。
図5の実施形態は、円周方向に位置する連続したジグザグ状のストリップ700で形成された動力減少装置を外面52に備えたリブ5の一部の側面図である(この場合のボイド量は、0%である)。この連続したストリップ700には、有利には、その半径方向高さ全体にわたり又はその一部にわたって半径方向に切り込みが設けられ、或いは、この連続ストリップは、流れのほんの一部しか通さない複数のオリフィスを備える。
図6に示された実施形態では、リブ5は、スタッド600を備え、このスタッドの断面積は、リブ5の半径方向外壁の近くに至ると一様に増大する。各スタッドの断面は、円形であり、スタッドの自由端部のところに最小直径D1を有し、リブ5の壁面の近くのところに最大直径D2を有している。図示の場合では、スタッドの基部は、スタッドの良好な固定を可能にすると共に応力集中を回避するためにこの基部がリブに接合する領域を有している。
有利には、リブの外壁の第2の部分は、外側から見て、タイヤが路面上を走行しているときに路面に向けられる窪みを有する。重量物運搬車両用タイヤの通常の寸法に関し、この曲率半径(回転軸線を含む断面平面で取った曲率半径)の平均値は、10〜25mmである。
図7に示されている別の実施形態では、スタッド600の形態を要した突起は、トレッドの走行面(箇所N1のところで図の平面と交差する)の軸方向外縁部の近くに配置されるのが良く、これら突起は、軸方向XX′にほぼ平行な方向に差し向けられている。これら突起600は、図面の平面内に位置し、箇所N1を通り、そしてリブ5に接した下層線Tと交差するのに十分な軸方向長さを有する。
本発明は、図示すると共に説明した例には限定されず、本発明は、本発明の範囲から逸脱することなくこれらの例について種々の改造を行うことが可能である。説明した実施形態は全て、連続した円周方向リブを採用しているが、当然のことながら不連続の円周方向リブを一続きのリブ部分にとして成形することが可能であり、各リブ部分は、本発明の水ジェットの動力を減少させる装置を備える。

Claims (8)

  1. タイヤ(1)であって、トレッド(4)と、前記トレッドの縁部から延びるサイドウォール(3)と、前記サイドウォールのうちの少なくとも一方に設けられていて、タイヤが濡れた路面上を走行している場合に放出された水の経路を変更するリブ(5)とを有し、前記リブ(5)が、円周方向に差し向けられており、前記リブ(5)が、第1の部分(51)及び第2の部分(52)で形成された外壁を有し、前記第1の部分(51)が、前記タイヤの前記サイドウォール(3)から前記リブ(5)の軸方向最も外側の箇所(A)を結ぶ線まで延び、前記第2の部分(52)が、前記第1の部分(51)の延長部をなしており、前記トレッドの軸方向外縁(N1)まで半径方向外方へ延びている、タイヤにおいて、前記リブ(5)は、動力減少装置(6)を有し、前記動力減少装置(6)は、前記リブの前記外壁の前記第2の部分(52)上に設けられており、前記動力減少装置(6)は、前記タイヤが水で覆われた路面上を走行している場合に横方向に放出された水の動力を減少させるために圧力降下を生じさせるよう配置された少なくとも1つの突起(600,700)を有し、前記少なくとも1つの突起は、前記トレッドの前記軸方向外縁(N1)と前記少なくとも1つの突起が形成された前記リブ(5)の両方に接する仮想線(T)と交差する、タイヤ。
  2. 前記動力減少装置の前記少なくとも1つの突起は、前記放出された水に圧力降下を生じさせるのに適当な断面積及び適当な長さの複数本のスタッドにより形成されている、請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記スタッド(600)は、前記リム(5)の前記外壁の前記第2の部分(52)上に少なくとも2本の円周方向線(61,62,63)をなして配置され、1本の円周方向線に属する前記スタッドは、前記タイヤが水で覆われた路面上を走行しているときに水の流れに対して多くの障害物を生じさせるようその隣の円周方向線に属する前記スタッドに対してずらされている、請求項2記載のタイヤ。
  4. 回転軸線に垂直な平面上に投影された場合に測定された前記動力減少装置(6)の前記突起(600,700)のボイド量は、同一の平面上に投影された前記スタッドの総面積のせいぜい15%に等しい、請求項1〜3のうちいずれか一に記載のタイヤ。
  5. 前記スタッド(600)の断面は、前記円周方向リブ(5)の前記壁(52)に近くなると、面積が増大している、請求項1乃至4の何れか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記動力減少装置(6)の前記少なくとも1つの突起は、少なくとも1つのストリップ(700)によって形成され、前記ストリップの断面の寸法は、子午面断面で見て、前記ストリップ(700)が水の流れの作用を受けて曲げの際に変形するようなものであり、前記少なくとも1つのストリップは、前記タイヤが水で覆われた路面上を走行している場合に前記横方向に放出された前記水の動力を減少させるよう円周方向の主要な向きを有する、請求項1記載のタイヤ。
  7. 水ジェットの動力を減少させる前記装置(6)は、円周方向の列をなして配置された複数の不連続な円周方向タブ(700)により形成され、1つの列に属する前記タブは、別の列に属する前記タブに対して円周方向にずらされており、回転軸線に垂直な平面上に投影された場合に測定された前記動力減少装置(6)の前記タブ(700)の前記ボイド量は、同一の平面上に投影された前記スタッドの総面積のせいぜい15%に等しい、請求項6記載のタイヤ。
  8. 前記水ジェットの前記動力を減少させる前記装置(6)は、ジグザグの形状を有すると共に円周方向に差し向けられた少なくとも1つのストリップによって形成されている、請求項6記載のタイヤ。
JP2010509844A 2007-06-01 2008-06-02 タイヤのための水の跳ね飛ばし減少装置 Expired - Fee Related JP5285694B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0703929 2007-06-01
FR0703929A FR2916681B1 (fr) 2007-06-01 2007-06-01 Dispositif reducteur de projection d'eau pour pneu
PCT/EP2008/056745 WO2008145751A1 (fr) 2007-06-01 2008-06-02 Dispositif reducteur de projection d'eau pour pneu

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010528916A true JP2010528916A (ja) 2010-08-26
JP5285694B2 JP5285694B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=38896870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010509844A Expired - Fee Related JP5285694B2 (ja) 2007-06-01 2008-06-02 タイヤのための水の跳ね飛ばし減少装置

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20100230027A1 (ja)
EP (1) EP2167331B1 (ja)
JP (1) JP5285694B2 (ja)
CN (1) CN101772431B (ja)
AT (1) ATE500074T1 (ja)
BR (1) BRPI0812351A8 (ja)
DE (1) DE602008005306D1 (ja)
EA (1) EA015186B1 (ja)
FR (1) FR2916681B1 (ja)
WO (1) WO2008145751A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010528917A (ja) * 2007-06-01 2010-08-26 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン 放出水そらせ装置を備えたタイヤ
JP2012091529A (ja) * 2010-10-22 2012-05-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013014263A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
CN108367632A (zh) * 2015-12-10 2018-08-03 米其林企业总公司 用于保护轮胎侧壁的连续装置
WO2024090871A1 (ko) * 2022-10-24 2024-05-02 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 타이어의 다기능 숄더 프로텍터 및 이를 구비한 타이어

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2999986A1 (fr) * 2012-12-20 2014-06-27 Michelin & Cie Pneumatique a carcasse radiale ou a carcasse croisee
KR101843303B1 (ko) * 2017-01-03 2018-03-29 한국타이어 주식회사 타이어

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110006A (ja) * 1973-01-24 1974-10-19
JPS59124705U (ja) * 1982-12-25 1984-08-22 信夫 恵輔 泥はね防止タイヤ
JP2000318410A (ja) * 1999-04-29 2000-11-21 Soc De Technol Michelin 横方向のしぶきを偏向する突出部を備えたタイヤ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR83303E (fr) * 1962-06-30 1964-07-24 Kleber Colombes Pneumatique anti-éclaboussures pour avions rapides
JP2511444B2 (ja) * 1987-02-28 1996-06-26 オ−ツタイヤ株式会社 オ−ルテライン用空気入りタイヤ
JPH03228903A (ja) * 1990-02-05 1991-10-09 Bridgestone Corp タイヤローラ用空気入りタイヤ
JP3337453B2 (ja) * 2000-02-15 2002-10-21 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110006A (ja) * 1973-01-24 1974-10-19
JPS59124705U (ja) * 1982-12-25 1984-08-22 信夫 恵輔 泥はね防止タイヤ
JP2000318410A (ja) * 1999-04-29 2000-11-21 Soc De Technol Michelin 横方向のしぶきを偏向する突出部を備えたタイヤ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010528917A (ja) * 2007-06-01 2010-08-26 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン 放出水そらせ装置を備えたタイヤ
JP2012091529A (ja) * 2010-10-22 2012-05-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013014263A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
CN108367632A (zh) * 2015-12-10 2018-08-03 米其林企业总公司 用于保护轮胎侧壁的连续装置
WO2024090871A1 (ko) * 2022-10-24 2024-05-02 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 타이어의 다기능 숄더 프로텍터 및 이를 구비한 타이어

Also Published As

Publication number Publication date
JP5285694B2 (ja) 2013-09-11
CN101772431B (zh) 2012-06-20
BRPI0812351A8 (pt) 2015-12-22
CN101772431A (zh) 2010-07-07
EA015186B1 (ru) 2011-06-30
EA200971120A1 (ru) 2010-04-30
FR2916681A1 (fr) 2008-12-05
FR2916681B1 (fr) 2011-09-16
DE602008005306D1 (de) 2011-04-14
EP2167331A1 (fr) 2010-03-31
ATE500074T1 (de) 2011-03-15
EP2167331B1 (fr) 2011-03-02
WO2008145751A1 (fr) 2008-12-04
BRPI0812351A2 (pt) 2015-01-27
US20100230027A1 (en) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5636482B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5285694B2 (ja) タイヤのための水の跳ね飛ばし減少装置
JP4589481B2 (ja) 横方向のしぶきを偏向する突出部を備えたタイヤ
JP6312543B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP4800316B2 (ja) 側方水しぶきを偏向させる2つの突出部を備えたタイヤ
WO2009084633A1 (ja) 空気入りタイヤ
KR101779207B1 (ko) 중하중용 레이디얼 타이어
JP5141057B2 (ja) 空気入りタイヤ
KR20120098472A (ko) 공기 타이어
JP2011084144A (ja) ランフラットタイヤ
JP5168804B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5285695B2 (ja) 放出水そらせ装置を備えたタイヤ
JP3495593B2 (ja) 自動二輪車前輪用タイヤ
JP2019500268A (ja) ラジアルカーカスまたはバイアスカーカスを有するタイヤ
JP2007168543A (ja) 空気入りタイヤおよびタイヤ・ホイール組立体
JP5727875B2 (ja) タイヤ
JP5890113B2 (ja) タイヤ
JP5887749B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4587097B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP5201961B2 (ja) 自動二輪車用空気入りタイヤ
JP5785009B2 (ja) タイヤ
JP5887750B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5879779B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121101

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130201

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130301

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130531

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees