JP2010522686A - ガラス組成物 - Google Patents

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Abstract

以下を含む(重量百分率として示す)板ガラス組成物であって、SiO60〜75%、Al0〜5%、NaO10〜18%、KO0〜5.5%、CaO0〜5%、MgO0〜2%、SO0〜1%、Fe(全鉄)>0.01%、TiO0〜1%を含み、SrO0〜15%、BaO0〜15%の一方または両方を含み、SrOおよびBaOの合計量が4%を超えるものである。好ましい組成物は、SiO65〜74%、Al0〜3%、NaO13〜16%、KO0〜2%、CaO1〜4.9%、MgO0〜2%、SO0〜1%、Fe(全鉄)>0.01%、TiO0〜1%、BaO4〜10%、SrO0〜5%を含み、アルカリ土類金属成分の合計量は10〜13%の範囲内であり、アルカリ金属成分の合計量は14〜16%の範囲内である。ガラスの第一鉄の濃度は、28%以上であり、5mm以下の厚さでその性能は、LT≧70%で29以上であり、LT≧75%で27以上であり、その液体温度は980℃以下とすることができる。

Description

本発明は、高い可視光線透過率および低い伝熱性を示すガラス、特に板ガラスを製造するのに適するガラス組成物に関するものである。
車両および建物にはめるガラスの使用は、閉鎖空間の増加でより多くの可視光に関する要求および需要として現在増加している。また一方、これは、エネルギー効率に関して、例えば、車両および建物内の空調システムの負荷の減少や、車両用でより重量の軽いガラスを提供することへの、より厳しい要求が同時にある。多くの手段は、高い光透過および低い伝熱性のこれらのいわゆる「高効率」の要求を満たすガラスを製造するために探求された。現在まで提案される多くの解決方法は、積層窓ガラスに集中する(すなわち、二枚以上の窓ガラス部材が各々の間で延在する中間層によって接合した窓ガラスである)。
一つの方法は、赤外線を優先的に反射する一方、可視光の透過を可能にする(しばしば銀に基づく)ソーラーコントロールコーティングを伴う積層板を設けることである。他の選択は、光透過を最大にして、それを通る伝熱を最小にするように特別に設計されていた専門的なポリビニルブチラールのような、専門的な中間層材料を使用することである。残念なことに、このような解決方法は、設けることが比較的高価であって、基体上のコーティングへの沈着の場合、更なる処理工程の導入をもたらす。さらにまた、このような解決方法は、一体式(すなわちガラスの単一層)に、適用できない。
従って、近年にわたるガラス工業では、少なくとも一層の厚みが1mm〜10mmの範囲で、それ自身が高い可視光線透過率(すなわちCIEイルミナントAによって測定されるときに70%より大きい)および、低い直接の太陽熱伝達(すなわち、ISO9050の従って測定されるときに50%未満である、空気マス1.5)であるガラスを設計および製造することが、課題であった。このようなガラスは、積層体および複数枚の窓ガラス構成部材(すなわち各々の間の密封空間で気体層によって分離される二枚以上のガラスを有する窓ガラス)に組み込まれるときに、一体式として有効でなければならない。
まずはじめに、透明な板ガラス、特に透明なフロートガラスは、バッチ成分砂、ソーダ灰、石灰石、ドロマイト、芒硝およびカレットを使用して典型的に作られ、それは例えば70〜73%のSiO、12〜14%のNaO、7.5〜10%のCaO、3〜5%のMgO、0〜2%のAl、0〜1%のKO、0〜0.3%のSOおよび、酸化されたFe(III)および還元されたFe(II)の形で通常存在する0.07〜0.13%のFe(全鉄)を含み、両方とも3.85mmで、約89%の光透過および約83%の直接の太陽伝熱を有するガラスを生じるように製造する。
典型的な板ガラスの組成物の改良によって、高性能ガラスを達成する方法の多くの示唆および提案があった。大まかに言って、これらの解決方法は、二つの一般的なカテゴリの一つに分類される。一方では、ガラスの赤外線吸収を改善する(その伝熱を減少させる)ために、ガラスの全鉄含有量を増加すべきことを示唆した。所定の第一鉄の比率(すなわち、第二鉄のFe(III)イオンに対する第一鉄のFe(II)イオンの比率)に関して、これは、第一鉄および第二鉄の両方の量を増加させる。第一鉄は赤外線の既知の吸収するものであり、典型的な第一鉄の濃度は約25%である。一方では、熱を可視光の透過の代わりに吸収し、自動車目的で許容できる基準以下に減少させることができる。この基準は、ヨーロッパではそれを明記する法律の要求が現在あり、例えば、自動車フロントガラスは(CIEイルミナントAで測定した)75%より大きい可視光線透過率を有しなければならず、類似した法規制が他の場所でも存在する。
この提案に加えて、所定の全鉄含有量に関して、第一鉄の比率は、ガラスの熱吸収度を優先的に増加させるために、ガラス内の第一鉄の比率を増加させるような変更すべきことを示唆した。より高い第一鉄のガラス(約30%以上の第一鉄の濃度を有する)を製造するために、ガラス溶融炉内では還元状態を必要とする。これらの状態を達成する一つの方法は、バッチ成分に炭素を加えることである。残念なことに、高い還元状態では、鉄とともに、精製助剤としてバッチ成分内に存在する(硫酸エステルとして)硫黄は、(可視光線透過率を減少する)ガラスに琥珀色の着色を生成する。硫酸エステルはまた、添加した炭素と反応する。これは(しばしば、未溶融シリカとして観察された)シリカ欠陥をガラス内にもたらし、深刻な製造上の課題となる。
さらにまた、結果として生じる溶融ガラスは、ガラスの表面上でとても熱を吸収して、いずれかの熱入射がその下のガラス体に伝達することが極めて困難である。このような減少した熱効率は、十分に溶融および精製されないガラスとなり、容認できない品質となる。
欧州特許出願公開0297404(Al)号明細書には、溶融ガラスの溶融および精製が各々不連続で、経時的な段階で起こるような真空精製技術に基づくガラス溶融炉を再設計することを含むこれらの課題に対する解決方法を記載する。しかしながら、想像できると思うが、このような基本的な提案は装置のコストが高く複雑である。
一方では、より長い波長に第一鉄吸収バンドを移動することが提案された。典型的な鉄含有ガラスにおいて、主な第一鉄吸収バンドは、約550〜1600nmまで広がり、約1050nmでそのピークを有する。可視光のスペクトルは、380〜770nmの間で広がる。より長い波長端では第一鉄吸収バンドによって重なり合う。約1150nmにこのバンドのピークを移動することによって、スペクトルの可視部での前記重なりを減少させ、所定の鉄含有量および第一鉄の濃度を有するガラスによって可視光線透過量を増加させる。現在まで、これは高性能ガラスを達成するための比較的人気のある手段のうちの一つであるようであり、それをすべき的確な方法に関して多くの提案があった。
日本の特開昭60−215546号公報には、バリア(BaO)とともに、シリカ、アルミナ等の典型的なガラス成分を含むガラスを記載する。その例示的なガラスにおいて、SiOの量は70%未満、Alは1.5%未満、CaOは5%を超えおよびMgOは2%未満である。さらに、これらのガラスは、高いBaO(7%を超える)と、KO以外で、典型的なNaO濃度(約12〜13%)または減少したNaO(約6%)のいずれかと、高いKO(9〜10%)とを含む。MgOの量の減少と4〜15%の間のBaOの含有物の組み合せは、より長い波長に第一鉄吸収バンドを移動する要因である。
残念なことに、MgOのこのような減少(または完全な除去)は、ガラスの液体温度の増加につながることが多い。これの物理的な効果は、(固体ガラスがガラス溶融炉の作業端で溶融ガラス体を形成するときに)失透の非常に望ましくない発生の増加にある。失透はガラスの品質に関して一般に溶融させるガラスに問題をもたらすだけでなく、次の溶融ガラスの異なる液体温度により失透が再溶融を可能にするので、溶融する次のガラスに問題をもたらすことになり、その混合物を生じる。
さらにまた、NaOの減少およびKOの増加の複合効果は、他の溶融問題をもたらすことが多い。KOは溶融ガラス内に二酸化炭素(バッチ成分溶融反応の副産物)を事実上「閉じ込め」、その後溶融物の表面から「噴出」を観察できることが多く、十分でないガラス品質に至る。
欧州特許出願公開0629179(Al)号明細書には、69〜75%のSiO、0〜3%のAl、2〜10%のCaO、0〜2%のMgO、9〜17%のNaO、0〜8%のKO、0.2〜1.5%のFeおよび4%未満のBaOを具え、高効率および、特にほぼ1100nmより大きな波長に位置するピークを有する赤外吸収帯を達成するガラスを記載する。低いMgO(または完全に存在しない)および高いKO含有物による同様の溶融の問題を、再び観察することができる。さらに、上記の特開昭60−215546号公報、欧州特許出願公開0629179(Al)号明細書の教示に反して、4%未満のBaOの含有物はまた、第一鉄吸収バンドをより長い波長に移動する効果があるようである。
欧州特許出願公開0297404(Al)号明細書 特開昭60−215546号公報 欧州特許出願公開0629179(Al)号明細書
従って、本発明の目的は、上述の問題点を解消し、高性能ガラスの組成物を提供することであり、特に効果的な製造方法で最適化された溶融性能と優れた物性の組み合わせである。
よって、本発明は第一の態様で以下の組成を含む板ガラス組成物を提供し、その量は重量百分率で、
SiO 60〜75%
Al 0〜5%
NaO 10〜18%
O 0〜5.5%
CaO 0〜5%
MgO 0〜2%
SO 0〜1%
Fe(全鉄) >0.01%
TiO 0〜1%、
および、
SrO 0〜15%
BaO 0〜15%
の一方または両方であり、ただしSrOおよびBaOの合計量が4%より大きい。
実際、このような組成であるガラスは5mm以下の厚さで設けられるときに高性能特性を示す。70%以上のイルミナントA(「LT」)によって測定される可視光線透過率のために、ガラスは、ISO9050に従って算出された直接のソーラー伝熱性を有する。5mm以下の厚みで、41%以下、好ましくは39%以下のAM1.5(「DSHT」)である。
ガラスの可視光線透過率が75%以上に達したときに、LTでDSHTの関係が非線形に変化するので、ガラスは、5mmの以下の厚みで48%以下、好ましくは46%以下のDSHTを有する。
このようなガラスを従来技術のガラスと互いに、比較する便利な方法は、一定のガラス厚みに対して、LTからDSHTを引いた「性能」として知られる量を考慮することである。5mm以下の厚さで設けられるときに、本発明による高性能ガラスの耐久度は有益である。
(a)5mm以下の厚さで、27の性能を有する典型的な緑色ガラス(ほぼ0.9%の全鉄を有する)と比較して、70%以上のLTに対して、29以上、好ましくは約31、
(b)5mm以下の厚さで、26の耐久度を有する典型的な緑色ガラス(約0.56%の全鉄を有する)と比較して、75%以上のLTに対して、27以上、好ましくは約29である。
高性能特性は、なかでもマグネシア(MgO)の減少および、述べられた量のストロンチア(SrO)および/またはバリアの含有物の組み合せによって達成され、少なくとも3%のシリカのモル濃度に対応する増加は、標準のフロートガラスで見られるモル濃度を示すことを確信する。これらの変化は、より長い波長で、ガラスの第一鉄の濃度の増加に対して、第一鉄の吸収バンドで(約100nmの)移動で現れ、下記でより詳細に記載されている。
重要なことに、その優れた光学的性質に加えて、本発明による組成を有するガラスは、容易に溶融して、効率的に製造することができる。これらのガラスの優れた製造特性に明らかに貢献する一つの要因は、溶融ガラスの低い液体温度であり、好ましくは980℃未満、より好ましくは970℃未満、最も好ましくは960℃未満である。驚くべきことに、述べられた相対量のCaO、MgO、SrOおよびBaOの含有物は、観察された低い液体温度に至るようである。溶融ガラスの液体温度が低くなると、たぶん失透を生じることが少なくなる。
最適化された溶融性はより高い第一鉄の濃度の達成を可能にし、本発明によるガラスは、28%を超え、好ましくは30%を超え、最も好ましくは35〜40%の間の、第一鉄の濃度であり、他の点では従来の技術ガラスで観察された気泡および含有物の発生はしない。より高い第一鉄の濃度の達成はまた、ガラス組成物内に含まれるBaOおよび/またはSrOの量と結びついて高いソーダ濃度に貢献できると考えられる。
有利には、アルカリ土属金属酸化物成分(MgO,CaO,SrO,BaOを含む)の合計量は、10〜20%の範囲であり、一方アルカリ金属酸化物成分(NaO,KOを含む)の合計量はまた、10〜20%の範囲である。これらの基準の満足は、高い第一鉄、高性能、容易に溶融したガラスでの状態の生成に役立つようである。
好ましくは、SrOは、12%未満、より好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満の量で存在することができ、同様に、BaOは、0.05〜12%、より好ましくは4〜10%の量で存在することができる。ガラス組成物にもたらす各々の利益と比較して、これらの成分のコストは、10%以下の各々が好ましく存在できることを意味する。一方、少なくとも4%の酸化バリウムと結びつく少量のストロンチア(1〜2%の低さ)は、優れたガラスを提供することができる。
CaOは、4.9%以下、好ましくは4.8%以下の量で存在することができる。(標準フロートガラスで含まれる量を超える)CaOの量の減少は、従来技術のガラスと比較して、本発明によるガラスの液体温度を決定する際に重要な役割を果たすようであり、したがって、その量を綿密に取り扱わなければならない。好ましくは、CaOは、4.0%より大きい量で存在する。よりはるかに驚くべきことに、CaOの量も、ガラスの高性能特性に関与するようである。
好ましくは、MgOは1%以下、好ましくは0.8%以下、最も好ましくはできるだけ少ない量で存在する(0.4%未満、さらには0.2%未満)。理想的には、マグネシアはガラス組成物には完全に存在しなくてもよく、しかしながら、実際にはこれは、他のマグネシアを含有するガラス組成物に早い遷移時間の必要性のために可能でない(最高約4.5%であることができる)。中間物は、マグネシアの含有物によって、記載された濃度、典型的には0.05%未満で達成することができる。これらの低濃度にMgOを減少させることは、標準の透明ガラスと比較してガラス組成物に対する他の変化とともに、いくつかの従来技術のガラスに関して述べられる失透の問題を導かないようである。
NaO(ソーダ)は、13.5%以上、好ましくは14〜15%の範囲(約14.5%が好ましい)の量で有利に存在することができる。ソーダは、バッチ成分間の溶融反応を促進するために使用される融剤である。それが存在する量が低すぎる場合、溶融は不十分であり、その結果として生じるガラスは気泡および包含物を含むおそれがある。その量が高すぎる場合、ガラスの耐久性は、ガラスの表面の反応が増加するにつれて不十分であるおそれがある。
好ましくは、KO(ポタシア)は、3%以下、好ましくは2%以下の量で存在する。ポタシアの包含物は、主な第一鉄バンドをより長い波長へ移動することに関与するようである。このような濃度は、ケイ酸カリウムが、以前に述べたように、ガラスを形成する範囲を最小にする利点があるようである。しかしながら、最大1%のKOの量は、酸化カリウムがバッチ成分として使用される砂に固有で見られることが多い成分であるため、不可避であるようである。
TiO(チタニア)は、緑色のガラス(鉄単独は、青緑色のものが生じることができる)を達成するために有利に存在することができる。TiOは、0.2%〜0.8重量%の間、好ましくは約0.6%の量で存在することができる。
前述を考慮して、好ましくはアルカリ土属金属酸化物成分の合計量が10〜15%の範囲で、アルカリ金属酸化物成分の合計量が13〜17%の範囲であることができる。これらの範囲は、ガラス組成物の特性(物理的および溶融)の更なる最適化を示す。
本発明の更なる改良として、板ガラス組成物は以下の成分を含むことができ、それの量は重量百分率として表され、
SiO 65〜74%
Al 0〜3%
NaO 13〜16%
O 0〜2%
CaO 1〜4.9%
MgO 0〜2%
SO 0〜1%
Fe(全鉄) >0.01%
TiO 0〜1%
BaO 4〜10%
SrO 0〜5%
ここで、アルカリ土属金属酸化物成分の合計量は10〜13%の範囲内であり、アルカリ金属酸化物成分の合計量は14〜16%の範囲内である。
上述の(複数の)組成物に従うガラスは、それらの的確な全鉄含有量および第一鉄の濃度に従って、青緑の色合いで透明であることができる。この明細書の全体にわたって使用されるように、全鉄は、従来の技術として知られるように、全ての鉄が酸化第二鉄(Fe)として存在するように表される。第一鉄の濃度を、分子吸光分光分析を使用して化学的に決定する。このための手順は、以下の通りであり、
・粒径が100μm以下になるまで、ガラスの1gサンプルを微細に挽く、
・0.5gのすりガラスを20mLの脱イオン化水、2.5mLのフェナントロリン水和物溶液(1%w/v)、8mLのフッ化水素酸(40%)および2mLの硫酸(1:2v/v)を含む白金るつぼへ移し、
・すりガラスを溶融するために撹拌し、るつぼを封止し、
・約20分間、るつぼ内に溶液を通して二酸化炭素を泡立たせ、
・るつぼの含有物を8gのホウ酸に加えて、撹拌して、5分間放置し、
・アンモニア溶液の液滴の添加によって、溶液のpHを3.2に調整し、
・100mL量に、脱イオン水を使用して希釈し、
・試料を濾過し、
・パーキンエルマー社製のLambda 20 UV/VIS分光光度計を使用して、それによって形成されるフェナントロリン錯体の量を計量することによって、試料に存在する第一鉄の量を決定する。
もちろん、本発明による組成物は、効果的に、他の着色剤(鉄に加えて)を加えて、2〜3例を挙げると、青、青緑、灰色またはブロンズの色ガラスを達成するベースガラスの組成物となることが可能である。このように、ガラス組成物は、一つ以上の下記の着色剤、コバルト、ニッケル、クロム、バナジウム、マンガン、銅、セリウム、ネオジムおよびエルビウムの酸化物および/またはセレン(これは、限定的なリストである)を更に含むことができる。しかしながら、このような着色された組成物は、それらがこの明細書に記載されているように、他の有利な特徴から一般的に利益を得るにもかかわらず、上述の高性能特性を示すことができない。また、これらの添加剤のいずれかの非常に少量(典型的に0.2%未満)は、使用される原料および/またはカレットから不純物として、少なくともガラス主成分内に存在してもよいことを、注意しなければならない。
特に、よく知られる技術であるフロート法を使用して製造したときには、本発明の組成物によるガラスを、好都合なことに、なましシート形成を提供することができる。一般的に、一枚のガラスを、0.5〜10mmの間、好ましくは1〜5mm間の厚さで設けることができる。そして、前記シートを、所望の大きさに切断して、必要に応じて更に加工することができる。このような他の処理は、建築窓または自動車窓に適切なガラスを製造する形状を達成するために他の切削加工、所望の曲率を達成するためのガラスの屈曲加工、所望の安全性を与えるためのガラスの焼き戻し加工、および/または、複合窓ガラスを製造するために一枚のガラスを他のプライ材料に接合加工を含むことができる。
ガラスを焼き戻すことに関して、これを行うことができる容易さは、ガラスの熱膨張係数αで判断することができる。標準の透明ガラスは50〜350℃の間で約90×10−7cm−1のαであるのに対し、本発明のガラスは50〜350℃の間で100×10−7cm−1より大きく、好ましくは50〜350℃の間で約102×10−7cm−1のαであることができる。ガラス組成物内のソーダの含有量が高いほど、ガラスの熱膨張係数が大きくなるほど、容易にガラスを焼き戻すことができると確信する。有益な硬化特性は、焼き戻し線上のガラス処理量が増加できるにつれて、更なる製造効果に至ることができる。
さらに、より高い熱膨張係数は、焼戻し温度の減少および/または熱いガラスの急冷(冷却)を使用して、急冷圧の減少を可能にすることができ、それに所望の圧縮および張力の応力を「定着」するようである。さらに、本発明による組成物のガラスは、(専門装置を、標準の組成物のこのような薄いガラスを焼き戻すことが一般に必要とする)通常の焼き戻し装置および方法を使用してより薄い厚さ(3mm以下)で設けたとき、満足に焼き戻すことができる。
本発明の第二態様によれば、互いから離れて間隔を置いた少なくとも二枚のガラスを具える透明板ガラスであり、一枚以上のガラスは上述の組成物である。
この透明板ガラスは、二枚のガラスが少なくとも一層の中間層材料によって分離される積層窓ガラスの形であることができ、シートとともに接合する。ガラスの更なる層または他の部材を、積層体に接合することができる。ポリビニルブチラール(PVB)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン(PU)、エチル酢酸ビニル(EVA)等のような、いずれかの既知の中間層材料を使用することができ、それは透明または色つきであることができる。
あるいは、透明板ガラスは、複数枚の窓ガラス構成部材の形であることができ、二枚のガラスを気体層によって分離する。このような構成部材で最も簡単な形は、二重嵌め込み窓ガラス部材であり、二枚のガラスを、スペーサおよび、希ガスで満たされたそれらの間の密封空間を使用して分離する。
このような窓ガラスの全厚は、使用される層の数および中間層材料/気体層の厚さに従い、1.5〜25mmの間、好ましくは2〜20mmの間、更に好ましくは2.5〜15mmの間にすることができる。
簡潔に前述した様に、本発明による透明板ガラスは建築窓および自動車窓として、特に一体式、積層窓ガラスまたは複数枚の窓ガラス構成部材の形で使用することができる。自動車窓は、フロントガラス、側部窓、後部窓およびサンルーフ(車両屋根の一部または全体を覆うもの)を含み、それは屈曲および/または調節することができる。建築窓を、建物の外部および内部の両方で使用することができる。
より良好な理解のために、次に本発明を、限定されない実施例としてより詳細に記載する。
以下の、表I(a)〜I(f)および表IIは、従来技術の緑色ガラスの二つの比較例とともに、本発明によるガラス組成物を有するガラスサンプルの実施例を与え(実施例1および46)、全て4mm(±0.5mm)の厚さである。表Iは、測定/算出された組成物、第一鉄の濃度、光透過、直接の太陽伝熱、液体温度および主要相の詳細を記載する。表IIは、データが現在利用可能である選択された実施例に関して、粘性温度、膨張係数、屈折率および密度の詳細を記載する。
実施例1は、典型的なベースガラス組成物において、0.56重量%の全鉄を含むライトグリーンのガラスである。同様に、実施例46は、0.90重量%の全鉄を含むダークグリーンのガラスである。これらの実施例の各々に関してベースガラス組成物は、特に約13%のソーダ、8%のカルシアおよび4%のマグネシアを含み、ストロンチアおよびバリアが全くない。これらのガラスの第一鉄の濃度は(前に記載するように化学的に測定した)25%であり、「高い第一鉄」として記載されないガラスの典型例であり、それぞれの液体温度は、995℃および997℃である。ガラスの粘度(η、ポイズで測定)に関する他の目立った温度(摂氏℃)は、
1)溶融温度をTlog102.5として示し、log10η=2.5でその温度を意味し、それはガラスバッチ成分が急速に溶融し、溶融ガラスを洗練できるものである。
2)作業温度をTlog104として示し、log10η=4でその温度を意味し、それはガラスリボンがガラス溶融炉内で溶融したガラスからフロート法の間に、錫浴上に最も容易に形成することができるものである。
3)軟化温度をTlog107.6として示し、log10η=7.6でその温度を意味し、それは一枚のガラスリボンが重力の下でほぼ変形するものである。
4)上限緩冷温度をTlog1013.4として示し、log10η=13.4でその温度を意味し、それは一枚のガラスリボンを焼きなますことができる温度の範囲の上限値である。
実施例2〜7,11〜45および47〜82は本発明を記述した全てのガラスであり、実施例8,9および10が液体温度でカルシアを完全に除去する負の結果を例示する一方、実施例1および46の両方に比べて、これらの三つのガラスは、製造することがより困難なことをもたらす。
実施例ガラス2〜7および11〜45(セット1)は、それら全ては実施例1のガラスとしての全鉄をおおよそ同一量含むので、実施例1と全て比較する。これらのセット1のガラスの全ては、実施例1と比較してより高い性能のガラスであり、それらの性能は、76%の光透過に関して、少なくとも27および約29または30であることが多い。同様に、全て、実施例1と比較してより高い第一鉄の濃度であり、最小限の第一鉄の濃度は29%であって、約35%であることが多い。
セット1のガラスの組成物の分析では、それらの全てが実施例1と比較してアルカリ金属酸化物の増加した総量を含むことを厳密に示し、時には増加したポタシアの濃度によるにもかかわらず、全体的に見ると増加したソーダ濃度によるものである。さらにまた、全ては、実施例1と比較して、減少したカルシアおよびマグネシア濃度を含み、カルシアは約8%から4.7%まで典型的に減少する一方、マグネシアは4%から約0.02%まで典型的に減少し、両方とも十分な減少である。さらに、全ては、観察されるより高性能で高い第一鉄の濃度に至ると考えられる十分な量で、バリアおよびストロンチアの一方または両方を含む。
実施例1のガラスと比較して、増加した液体温度を示す実施例8〜10は別として、液体温度を測定したセット1のそれらのガラスは全て、実施例1と比較して980℃以下での減少を示す。実施例2のガラスはまた、実施例1のガラスと比較して、その膨張係数の相当の増加を示し、硬化させることがずっと容易なことを意味する(表II参照)。加えて、実施例2のガラスは、実施例1のガラスと比較して、溶融性、作業性、軟化性、緩冷温度の上限値を非常に減少させ、より少ないエネルギーが実施例2のガラスを製造するのに必要であることを意味し、全体的により効率的な方法に至った。さらに、(多くの他のセット1のガラスのように)実施例2のガラスに関する主要相は、シリカ(一方、それは実施例1および46の従来技術のガラスでは珪灰石である)であるにもかかわらず、その液体温度の下限値(実施例1および46のガラスのそれぞれに関して995℃および997℃と比べて964℃)は、ほとんど失透を確保することはない。
実施例ガラス47〜82(セット2)は、それら全てが実施例46のガラスと全鉄のおおよそ同じ量を含むので、実施例46と全て比較すべきである。これらのセット2のガラスの全ては、実施例46と比較して、より高性能なガラスであり、それらの性能は71%の光透過に関して少なくとも29および約31であることが多い。同様に、全て(実施例54,58,59,63,65および76を除く)は、実施例46と比較して、より高い第一鉄の濃度であり、最小の第一鉄の濃度は29%、35%以上であることが多い。
セット2のガラスの組成物の分析では、それらの全てが、実施例46と比較してアルカリ金属酸化物の増加した総量を含むことを密接に示し、増加したソーダ濃度によるものである。さらにまた、全ては実施例46と比較して、減少したカルシアおよびマグネシアの濃度を含み、カルシアは約8%から4.7%に一般的に減少し、マグネシアは4%から約0.02%に一般的に減少し、両方とも相当な減少である。さらに、全ては、観察されるより高性能で高い第一鉄の濃度に至るようである相当な量でのバリアおよびストロンチアの一方または両方を含む。
液体温度が決定された実施例47は、実施例46と比較して、965℃に減少を示す。実施例47のガラスはまた、実施例46のガラスと比較して、その膨張係数の相当な増加を示し、硬化させることがずっと容易であることを意味する。その主要相がシリカ(実施例2と同様)であるにもかかわらず、その液体温度の下限値はほとんど失透を確保することがない。
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Claims (23)

  1. 重量百分率で、
    SiO 60〜75%
    Al 0〜5%
    NaO 10〜18%
    O 0〜5.5%
    CaO 0〜5%
    MgO 0〜2%
    SO 0〜1%
    Fe(全鉄) >0.01%
    TiO 0〜1%
    を含み、
    SrO 0〜15%
    BaO 0〜15%
    の一方または両方を含み、SrOおよびBaOの合計量が4%を超える板ガラス組成物。
  2. 前記アルカリ土類金属成分の合計量が10〜20%の範囲内である請求項1に記載の板ガラス組成物。
  3. 前記アルカリ金属成分の合計量が10〜20%の範囲内である請求項1または請求項2に記載の板ガラス組成物。
  4. 前記第一鉄の濃度が28%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  5. ガラスを5mm以下の厚さで設ける時、
    (a)70%以上のLTで29以上、
    (b)75%以上のLTで27以上、
    の性能である請求項1〜4のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  6. 液体温度が、980℃以下である請求項1〜5のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  7. SrOが12%未満、好ましくは10%未満の量で存在でき、BaOは0.05〜12%、好ましくは4〜10%の量で存在できる請求項1〜6に記載の板ガラス組成物。
  8. CaOが4.9%以下、好ましくは4.8%以下の量で存在する請求項1〜7に記載の板ガラス組成物。
  9. MgOが1%以下、好ましくは0.8%以下の量で存在する請求項1〜8のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  10. NaOが13%以上、好ましくは14%以上の量で存在する請求項1〜9に記載の板ガラス組成物。
  11. Oが3%以下、好ましくは2%以下の量で存在する請求項1〜10のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  12. 前記アルカリ土類金属成分の合計量が10〜15%の範囲内である請求項7〜9のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  13. 前記アルカリ金属成分の合計量が13〜17%の範囲内である請求項7〜12のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  14. 重量百分率で、
    SiO 65〜74%
    Al 0〜3%
    NaO 13〜16%
    O 0〜2%
    CaO 1〜4.9%
    MgO 0〜2%
    SO 0〜1%
    Fe(全鉄) >0.01%
    TiO 0〜1%
    BaO 4〜10%
    SrO 0〜5%
    を含み、前記アルカリ土類金属成分の合計量は10〜13%の範囲内であり、前記アルカリ金属成分の合計量14〜16%の範囲内である板ガラス組成物。
  15. 更に、一つ以上の次の着色剤、コバルトの酸化物、ニッケルの酸化物、クロムの酸化物、バナジウムの酸化物、マンガンの酸化物、銅の酸化物、セリウムの酸化物、ネオジムの酸化物およびエルビウムの酸化物およびセレンの着色剤のうち一つ以上を含む請求項1〜14のいずれかに記載の板ガラス組成物。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の組成物のシート形状での板ガラス。
  17. 熱膨張率αが、50〜350℃の間で100×10−7cm−1を超える請求項16に記載の板ガラス。
  18. 互いから離れて間隔をおいた少なくとも二枚のガラスのシートを具える透明板ガラスであって、一枚以上のガラスのシートが請求項16または請求項17に記載の板ガラスである透明板ガラス。
  19. 積層板ガラスの形態であって、二枚のガラスのシートが少なくとも一枚の中間層材料の層によって分離され、該中間層材料の層が前記シートを一緒に接合する請求項18に記載の透明板ガラス。
  20. 積層窓ガラス部材の形態であって、二枚のガラスのシートが気体層によって分離される複数枚の窓ガラス構成部材の形態である請求項18に記載の窓ガラス。
  21. 一体式の自動車窓を作るために、請求項16または17に記載のガラスをシートの形態で使用する方法。
  22. 強化自動車窓を作るために、ガラスをシートの形態で使用する請求項21に記載の方法。
  23. 自動車窓および/または建築窓として、請求項18〜20のいずれかに記載の透明ガラスを使用する方法。
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