JP5867415B2 - 熱線吸収ガラス板およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱線吸収ガラス板およびその製造方法に関する。
自動車用の熱線吸収ガラス板としては、着色成分を含むことによってグリーンまたはブルーの色調を有するソーダライムシリカガラスからなるものが知られている。
熱線吸収ガラス板には、日射透過率が低いこと、たとえば、JIS R 3106(1998)規定の日射透過率(以下、Teとも記す。)の4mm厚さ換算値が42%以下であることが求められる。また、可視光透過率が高いこと、たとえば、JIS R 3106(1998)規定の可視光透過率(A光源、2度視野)(以下、Tvとも記す。)の4mm厚さ換算値が70%以上であることが求められる。
また、熱線吸収ガラス板は、搭乗者がガラス板を通して景色を見た場合にその透過光の色調がより自然な色調であるグリーンの色調を有するガラス板が好まれる傾向にある。
また、熱線吸収ガラス板には、ガラスの製造に用いる溶融窯における素地替え(即ち、品種替え)の際の不純物の混入を抑える点およびコストの点から、着色成分の種類を極力減らすことや、着色成分の原料の単価が安いことが望まれている。
熱線吸収ガラス板としては、たとえば、下記の(1)、(2)が提案されている。
(1)Redoxが0.38〜0.60であり、
酸化物基準の質量百分率表示で、SO:0.005〜0.18%を含み、
多硫化物を実質的に含まないソーダライムシリカガラスからなり、
着色成分として、質量百分率表示または質量百万分率表示で、I)〜V)のいずれかを含む熱線吸収ガラス板(特許文献1参照)。
I)Feに換算した全鉄:0.6〜4%、
FeO :0.23〜2.4%、
CoO :40〜500ppm、
Se :5〜70ppm、
Cr :15〜800ppm、
TiO :0.02〜1%。
II)Feに換算した全鉄:0.4〜1%、
CoO :4〜40ppm、
Cr :0〜100ppm。
III)Feに換算した全鉄:0.9〜2%、
FeO :0.34〜1.2%、
CoO :90〜250ppm、
Se :0〜12ppm、
TiO :0〜0.9%。
IV)Feに換算した全鉄:0.7〜2.2%、
FeO :0.266〜1.32%、
Se :3〜100ppm、
CoO :0〜100ppm。
V)Feに換算した全鉄:0.9〜2%、
FeO :0.34〜1.2%、
CoO :40〜150ppm、
Cr :250〜800ppm、
TiO :0.1〜1%。
(2)着色成分として、酸化物基準の質量百分率表示または質量百万分率表示で、
Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
FeOに換算した2価の鉄:0.23〜0.28%
CoO :0〜3ppmを含み、
FeO/全Feの質量比が0.35〜0.55であるソーダライムシリカガラスからなる熱線吸収ガラス板(特許文献2参照)。
前記(1)の熱線吸収ガラス板の中には、Te≦42%(4mm厚さ換算)およびTv≧70%(4mm厚さ換算)を満足するものがあるものの、それはブルーの色調を有するものである。また、Cr、CoO等の着色成分の種類が多く、素地替えの際の不純物の混入やコストの問題がある。
前記(2)の熱線吸収ガラス板の中には、Te≦42%(4mm厚さ換算)およびTv≧70%(4mm厚さ換算)を満足するものがあるものの、それはブルーの色調を有するものである。また、CoOを含む場合、CoOは少量でもブルーの色調を発色するため、素地替えの際の不純物の混入が問題である。
以上のように、特許文献1、2に記載の熱線吸収ガラス板は、Te≦42%(4mm厚さ換算)およびTv≧70%(4mm厚さ換算)を満足しつつ透過光がグリーンの色調を有し、かつ着色成分の種類が少ないものには必ずしもならなかった。
米国特許第6673730号明細書 国際公開第2007/125713号パンフレット
本発明は、低い日射透過率および高い可視光透過率を同時に満足しつつ透過光がグリーンの色調を有し、かつ着色成分の種類が少ない熱線吸収ガラス板、およびその製造方法を提供する。
本発明の熱線吸収ガラス板は、JIS R 3106(1998)規定の日射透過率(Te)が、4mm厚さ換算値で42%以下であり、JIS R 3106(1998)規定の可視光透過率(Tv)(A光源、2度視野の測定条件下における値)が、4mm厚さ換算値で70%以上であり、JIS Z 8701(1982)規定の透過光の主波長が、492〜520nmであり、酸化物基準の質量百分率表示で、実質的に下記の組成のソーダライムシリカガラスからなることを特徴とする。
SiO :65〜75%、
Al :3%を超え、6%以下、
MgO :0%以上、2%未満、
CaO :7〜10%、
Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
TiO :0.2〜0.8%、
SrO :0〜5%、
BaO :0〜5%、
SnO :0〜0.5%、
SO :0〜1%、
Na OとK Oを合計で10〜18%含み、
CoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まず、
全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合が42%を超え、60%以下である。
また、本発明の熱線吸収ガラス板は、JIS R 3106(1998)規定の日射透過率が、ガラス板の4mm厚さ換算値で42%以下であり、
JIS R 3106(1998)規定の可視光透過率(A光源、2度視野の測定条件下における値)が、ガラス板の4mm厚さ換算値で70%以上であり、
JIS Z 8701(1982)規定の透過光の主波長が、492〜520nmであり、
下記酸化物基準の質量百分率表示で、
SiO :65〜75%、
Al :3%を超え、6%以下、
MgO :0%以上、2%未満、
CaO :7〜10%、
NaO :5〜18%
O :0〜5%
Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
TiO :0.2〜0.8%、
を含有し、CoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まず、全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合が42%を超え、60%以下であることを特徴とする。
本発明の熱線吸収ガラス板は、CeOを、酸化物基準の質量百分率表示で0%を超え3%以下の範囲で含み、ISO−9050規定の紫外線透過率(Tuv)が12%以下であることが好ましい。このようにCeOを含む場合、Feに換算した全鉄の含有量は、0.47〜0.60%であることが好ましい。
本発明の熱線吸収ガラス板は、β−OHが0.20〜0.35mm-1であることが好ましい。
発明の熱線吸収ガラス板の製造方法は、ガラス原料を溶融し、成形するソーダライムシリカガラスの製造において、
成形後の該ガラスが、酸化物基準の質量百分率表示で、
SiO :65〜75%、
Al :3%を超え、6%以下、
MgO :0%以上、2%未満、
CaO :7〜10%、
NaO :5〜18%
O :0〜5%
TiO :0.2〜0.8%、
を含有し、CoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まず、全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合が42%を超え、60%以下であり、
成形後の該ガラスが、
JIS R 3106(1998)規定の日射透過率が、ガラス板の4mm厚さ換算値で42%以下であり、
JIS R 3106(1998)規定の可視光透過率(A光源、2度視野の測定条件下における値)が、ガラス板の4mm厚さ換算値で70%以上であり、
JIS Z 8701(1982)規定の透過光の主波長が、492〜520nmである熱線吸収ガラス板を得ることを特徴とする。
上記した数値範囲を示す「〜」とは、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含む意味で使用され、特段の定めがない限り、以下本明細書において「〜」は、同様の意味をもって使用される。
本発明の熱線吸収ガラス板は、低い日射透過率および高い可視光透過率を同時に満足しつつ透過光がグリーンの色調を有し、かつ含まれる着色成分の種類が少ない。特に、本発明によれば、日射透過率が42%以下、可視光透過率が70%以上であり、かつ主波長が492〜520nmの透過光がグリーンの色調の熱線吸収ガラスを得ることができる。
また、Ceを添加した組成では、低い日射透過率および高い可視光透過率を同時に満足しつつ透過光がグリーンの色調を有する、紫外線透過率が低い熱線吸収ガラス板を得ることができる。
MgO含有量0質量%のガラス板の例とMgO含有量3.7質量%のガラス板の例の分光透過率曲線である。 MgO含有量と1100nm付近の極小点の波長との関係を示すグラフである。 MgO含有量0〜5%のガラス板について、TvとTeとの関係を示すグラフである。
本発明の熱線吸収ガラス板は、MgOに換算したマグネシウムの含有量、Feに換算した全鉄の含有量、TiOの含有量、および全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合を調整することによって、Te≦42%(4mm厚さ換算)およびTv≧70%(4mm厚さ換算)を満足しつつ透過光がグリーンの色調を達成したことに特徴がある。
Feに換算した全鉄の含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0.45〜0.65%である。Feに換算した全鉄の含有量が0.45%以上であれば、Teを低く抑えることができる。Feに換算した全鉄の含有量の増加に伴いTeが低くなるがTvも低下する。Feに換算した全鉄の含有量を0.65%以下にすれば、Tvの低下を防ぎ70%(4mm厚さ換算)以上にできる。CeOの含有の有無でFeに換算した全鉄の含有量の好ましい範囲は変化する。CeOの含有量が3質量%以下のガラスでは、Fe酸化物基準の質量百分率表示で0.47〜0.60%が好ましく、0.49〜0.58%がより好ましく、0.51〜0.56%がさらに好ましい。また、CeOを含有していないガラスでは、0.55〜0.64%が好ましく、0.60〜0.63%がより好ましい。
本明細書においては、全鉄の含有量を標準分析法にしたがってFeの量として表しているが、ガラス中に存在する鉄がすべて3価の鉄として存在しているわけではない。
通常、ガラス中には2価の鉄が存在している。2価の鉄は波長1100nm付近に吸収のピークを有し、3価の鉄は波長400nm付近に吸収のピークを有する。そのため、赤外線吸収能について着目した場合、3価の鉄(Fe3+)よりも2価の鉄(Fe2+)が多い方が好ましい。したがって、Teを低く抑える点では、全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合(以下、この割合をRedoxとも記す。すなわち、Redox(%)は、Fe2+/(Fe2++Fe3+)で表わされる。)を高めることが好ましい。
本発明の熱線吸収ガラス板におけるRedoxは、42%を超え、60%以下である。Redoxが42%を超えれば、Teを低く抑えることができる。Redoxが60%以下であれば、ガラス原料の溶融工程が複雑にならず、Fe、TiOの添加量に伴い目的とするグリーンの色調の熱線吸収ガラス板が得られる。Redoxは、43〜55%が好ましく、44〜50%がより好ましい。
本発明の熱線吸収ガラス板は、酸化物基準の質量百分率表示で、実質的に下記の組成のソーダライムシリカガラスからなる。
SiO :65〜75%、
Al :3%を超え、6%以下、
MgO :0%以上2%未満、
CaO :7〜10%、
Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
TiO :0.2〜0.8%。
また、本発明の熱線吸収ガラス板は、酸化物基準の質量百分率表示で、実質的に下記の組成のソーダライムシリカガラスからなる。
SiO :65〜75%、
Al :3%を超え、6%以下、
MgO :0%以上、2%未満、
CaO :7〜10%、
NaO :5〜18%
O :0〜5%
Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
TiO :0.2〜0.8%。
SiOの含有量が65%以上であれば、耐候性が良好となる。SiOの含有量が75%以下であれば、失透しにくくなる。SiOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で67〜73%が好ましく、68〜71%がより好ましい。
Alは、耐候性を向上させる成分である。
Alの含有量が3%を超えれば、耐候性が良好となる。Alの含有量が6%以下であれば、溶融性が良好となる。Alの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で3.1〜5%が好ましく、3.2〜4%がより好ましい。
MgOはガラス原料の溶融を促進し、耐候性を向上させる成分である。
MgOの含有量が2%未満であれば、失透しにくくなる。また、MgOの含有量が2%未満の熱線吸収ガラス板は、MgOの含有量が2%以上の熱線吸収ガラス板と同一のTvで比較した場合、Teが低い。したがって、MgOの含有量が2%未満であれば、可視光透過性を損なわずに熱線吸収性を容易に向上させることができる。
MgOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0〜1.0%が好ましく、0〜0.5%がより好ましい。
CaOはガラス原料の溶融を促進し、耐候性を向上させる成分である。
CaOの含有量が7%以上であれば、溶融性、耐候性が良好となる。CaOの含有量が10%以下であれば、失透しにくくなる。CaOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で7.5〜9.5%が好ましく、8〜9%がより好ましい。
TiOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0.2〜0.8%である。TiOの含有量が0.2%以上であれば、Feの添加量と前述のRedoxの調整により目的とするグリーンの色調の熱線吸収ガラス板が得られる。TiOの含有量が0.8%以下であれば、Tvを高くできる。TiOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0.25〜0.5%が好ましく、0.28〜0.35%がより好ましい。
本発明の熱線吸収ガラス板においては、ガラス原料の溶融を促進するために、SrOを含んでもよい。SrOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0〜5%が好ましく、0〜3%がより好ましい。SrOの含有量が5%以下であれば、ガラス原料の溶融を充分に促進することができる。
また、本発明の熱線吸収ガラス板においては、ガラス原料の溶融を促進するために、BaOを含んでもよい。BaOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0〜5%が好ましく、0〜3%がより好ましい。BaOの含有量が5%以下であれば、ガラス原料の溶融を充分に促進することができる。
また、本発明の熱線吸収ガラス板においては、ガラス原料の溶融を促進するために、NaO、KOを含んでもよい。NaOとKOの合計の含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で10〜18%が好ましく、12〜17%がより好ましく、13〜16%がさらに好ましい。NaO+KOの含有量が10%以上であれば、溶融性が良好となる。NaO+KOの含有量が18%以下であれば、耐候性が良好となる。
NaOの含有量としては、5〜18%が好ましく、10〜16%がより好ましく、さらには12〜15%が好ましい。またKOの含有量としては、0〜5%が好ましく、0〜2%がより好ましく、さらには0.5〜1.5%が好ましい。
本発明の熱線吸収ガラス板においては、SnOを還元剤や清澄剤として用いてもよい。SnOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0〜0.5%が好ましく、0〜0.3%がより好ましく、0〜0.1%がさらに好ましい。SnOの含有量が0.5%以下であれば、SnOの揮散が少なく、コストを低く抑えることができる。
熱線吸収ガラス板においては、SOを清澄剤として用いてもよい。SOの含有量は、酸化物基準の質量百分率表示で0〜1%が好ましく、0.02〜0.5%がより好ましく、0.05〜0.2%がさらに好ましい。SOの含有量が1%以下であれば、SOのガス成分が気泡としてガラス中に残りにくい。
また、本発明の熱線吸収ガラス板において、紫外線吸収性が求められる場合には、CeOを、酸化物基準の質量百分率表示で0%を超え3%以下の範囲で含むことが好ましく、1.0〜2.0%の範囲で含むことがより好ましい。CeOの含有量が3.0質量%未満であれば、Tvを下げずに紫外線吸収性が得られ、かつグリーンの色調が得られやすい。
本発明の熱線吸収ガラス板は、代表的な着色成分であるCoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まない。CoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まないとは、CoO、Cr、VおよびMnOのいずれかの1種も全く含まない、または、CoO、Cr、VおよびMnOを製造上不可避的に混入した不純物として含んでいてもよいことを意味する。CoO、Cr、VおよびMnOいずれかの1種も実質的に含まなければ、素地替えの際の不純物の混入が抑えられ、また、熱線吸収ガラス板のコストも抑えられる。
ここで、素地替えの際の不純物の混入とは、次のことを意味する。
ガラスは製造中に別のガラス品種へ切換え(即ち、素地替え)を行うことがある。素地替えの際の不純物の混入とは、別のガラス品種への切換えの際に、切換え前のガラスの組成が切換え後のガラス中に混入することを意味する。CoO、Cr、V、MnO等の不純物の混入が起きると、切換え後ガラスの色調は大きく影響を受ける。
本発明の熱線吸収ガラス板の比重は、2.49〜2.55が好ましく、2.50〜2.53がより好ましい。本発明の熱線吸収ガラス板の比重を、通常のソーダライムシリカガラスと同等にすることによって、製造時の組成変更(即ち、素地替え)の効率を向上できる。
本発明の熱線吸収ガラス板の比重は、ガラスの組成を調整することによって調整できる。上記比重にするためには、SiO/(MgO+CaO)の質量比を、6.0〜9.0にすることが好ましく、6.7〜8.7にすることがより好ましい。また、SrO及び/またはBaOを含有する場合にも、同様にSiO/(MgO+CaO+SrO+BaO)の質量比を、6.0〜9.0にすることが好ましく、6.7〜8.7にすることがより好ましい。
本発明の熱線吸収ガラス板のTeは、42%以下であり、40%以下が好ましい。本発明において、熱線吸収ガラス板のTeとは、熱線吸収ガラス板の板厚を4mmの厚さに換算としたときのTeの値を意味するものであり、本明細書において、単に「4mm厚さ換算(値)」とも表記している。Teは、JIS R 3106(1998)(以下、単にJIS R 3106と記す。)にしたがい分光光度計により透過率を測定し算出された日射透過率である。
本発明の熱線吸収ガラス板のTvは、70%以上であり、71.5%以上が好ましい。本発明において、熱線吸収ガラス板のTvとは、熱線吸収ガラス板の板厚を4mmの厚さに換算としたときのTvの値を意味するものであり、本明細書において、単に「4mm厚さ換算(値)」とも表記している。Tvは、JIS R 3106にしたがい分光光度計により透過率を測定し算出された可視光透過率である。係数は標準のA光源、2度視野の値を用いる。
本発明の熱線吸収ガラス板のTuv(4mm厚さ換算)は、12%以下であることが好ましく、10%以下がより好ましい。本発明において、熱線吸収ガラス板のTuvとは、熱線吸収ガラス板の板厚を4mmの厚さに換算としたときのTuvの値を意味するものであり、本明細書において、単に「4mm厚さ換算(値)」とも表記している。Tuvは、ISO−9050にしたがい分光光度計により透過率を測定し算出された紫外線透過率である。
本発明の熱線吸収ガラス板の透過光の主波長(Dw)は、492〜520nmであり、492〜500nmが好ましい。主波長が該範囲であれば、目的とするグリーンの色調の熱線吸収ガラス板が得られる。主波長は、JIS Z 8701(1982)にしたがい分光光度計により透過率を測定し算出されたものである。係数は標準の光C、2度視野の値を用いる。
本発明の熱線吸収ガラス板は、車両用、建築用のいずれにも用いることができ、特に自動車用のフロントガラス、サイドガラスやリアガラスとして好適である。自動車用の窓ガラスとして用いる場合は、必要に応じて、複数のガラス板を中間膜で挟んだ合せガラス、平面状のガラスを曲面に加工したガラス、強化処理をしたガラスとして用いる。また、建築用の複層ガラスとして用いる場合、2枚の本発明の熱線吸収ガラス板からなる複層ガラス、または本発明の熱線吸収ガラス板と他のガラス板との複層ガラスとして用いる。
本発明の熱線吸収ガラス板は、たとえば、下記の工程(i)〜(v)を順に経て製造される。
(i)目標とするガラス組成になるように、珪砂、その他のガラス母組成原料、鉄源、チタン源等の着色成分原料、還元剤、清澄剤等を混合し、ガラス原料を調製する。
(ii)ガラス原料を連続的に溶融窯に供給し、重油等により約1400℃〜1550℃(例えば、約1500℃)に加熱し溶融させて溶融ガラスとする。
(iii)溶融ガラスを清澄した後、フロート法等のガラス板成形法により所定の厚さのガラス板に成形する。
(iv)ガラス板を徐冷した後、所定の大きさに切断し、本発明の熱線吸収ガラス板とする。
(v)必要に応じて、切断したガラス板を強化処理してもよく、合せガラスに加工してもよく、複層ガラスに加工してもよい。
ガラス母組成原料としては、珪砂、ソーダ灰、石灰石、長石等、通常のソーダライムシリカガラスの原料として用いられているものが挙げられる。
鉄源としては、鉄粉、酸化鉄粉、ベンガラ等が挙げられる。
チタン源としては、酸化チタン等が挙げられる。
セリウム源としては、酸化セリウム等が挙げられる。
還元剤としては、炭素、コークス等が挙げられる。還元剤は、溶融ガラス中の鉄の酸化を抑制し、目標のRedoxとなるように調整するためのものである。
この他に、還元剤や清澄剤としてSnOを用いてもよく、清澄剤としてSOを用いてもよい。
本発明の熱線吸収ガラス板の中の水分含有量を示す指標としてのβ−OHは、0.20〜0.35mm−1が好ましく、0.23〜0.30mm−1がより好ましく、0.25〜0.28mm−1がさらに好ましい。ここで、β−OHは、以下の式により求められた値である。
β−OH(mm−1)=−log10(T3500cm−1/T4000cm−1)/t
上記式において、T3500cm−1は、波数(wave number)3500cm−1の透過率(%)であり、T4000cm−1は、波数4000cm−1の透過率(%)であり、tは、ガラス板の厚さ(mm)である。
本発明の熱線吸収ガラス板のβ−OHを通常のソーダライムシリカガラスのβ−OHよりも高くすることによって、清澄性を向上させることができ、かつ曲げ工程での温度を下げることができる。
以上説明した本発明の熱線吸収ガラス板にあっては、酸化物基準の質量百分率表示で、MgOが0%以上2%未満、Feに換算した全鉄が0.45〜0.65%、TiOが0.2〜0.8%であり、CoO、Cr、V、およびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まず、Redoxが42%を超え、60%以下であるソーダライムシリカガラスからなるため、Te≦42%(4mm厚さ換算)およびTv≧70%(4mm厚さ換算)を満足しつつ透過光がグリーンの色調を有し、かつ着色成分の種類が少ない。
特に、本発明の熱線吸収ガラスは、MgOの含有量が2%以上の熱線吸収ガラス板と比べて、可視光透過性を低下させずに熱線吸収性を向上させることが容易である。
また、本発明の熱線吸収ガラスの製造から、他の組成のガラスへの製造の切り替えの際の素地替えも容易に行なえ、素地替えしたガラスに対して色調の影響を抑えることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されない。
例1〜18、21〜28は実施例であり、例19、20は比較例である。
(Redox)
得られたガラス板について、分光光度計により測定したガラスのスペクトル曲線から下式を用いてRedoxを算出した。
Redox(%)=−loge(T1000nm/91.4)/(Fe量×t×20.79)×100
ここで、T1000nmは、波長1000nmのガラス板の透過率(%)であり、tは、ガラス板の厚さ(cm)であり、Fe量は、Feに換算した全鉄の含有量(%=質量百分率)である。
(Te)
得られたガラス板について、JIS R3106規定の日射透過率(Te)を4mm厚さ換算値で求めた。
(Tv)
得られたガラス板について、JIS R3106規定の可視光透過率(Tv)(A光源、2度視野の測定条件下における値)を4mm厚さ換算値で求めた。
(Tuv)
得られたガラス板について、ISO−9050規定の紫外線透過率(Tuv)を4mm厚さ換算値で求めた。
(Dw)
得られたガラス板について、JIS Z8701(1982)規定の透過光の主波長(Dw)を求めた。
(β−OHの測定)
得られたガラス板について、FT−IRにより測定したガラスの赤外線吸収スペクトル曲線から下式に基づき、β−OHを算出した。
β−OH(mm−1)=−log10(T3500cm−1/T4000cm−1)/t
ここで、T3500cm−1は、波数(wave number)3500cm−1の透過率(%)であり、T4000cm−1は、波数4000cm−1の透過率(%)であり、tは、ガラス板の厚さ(mm)である。
〔例1〜28〕
表1〜5に示すガラス組成となるように各原料を混合し、ガラス原料を調製した。ガラス原料をるつぼに入れ、電気炉中で1500℃に加熱し、溶融ガラスとした。溶融ガラスをカーボン板上に流し出し、冷却した。得られた板状ガラスの両面を研磨し、厚さ4mmのガラス板を得た。ガラス板について、分光光度計(Perkin Elmer社製、Lambda950)を用いて1nmごとに透過率を測定し、Te、Tv、Tuv、Dwを求めた。また、前記ガラスを研磨し、厚さ2mmとし、このガラス板について、FT−IR(サーモニコレー社製、Thermo Nicolet Avatar370)を用いて1cm−1ごとに透過率を測定し、上記式に基づき、β−OHを得た。結果を表1〜5に示す。
Figure 0005867415
Figure 0005867415
Figure 0005867415
Figure 0005867415
Figure 0005867415
例1〜18、21〜28の本発明の熱線吸収ガラス板は、Te≦42%(4mm厚さ換算)およびTv≧70%(4mm厚さ換算)を満足しつつ透過光がグリーンの色調を有していた。特に、CeOを含む例1〜15、21〜27では、Tuvが低かった。
例19のガラス板は、Redoxが42%未満であるため、Te(4mm厚さ換算)が42%を超えた。
例20のガラス板は、TiOを含まないため、透過光はブルーの色調(Dwが489)を有していた。
〔MgO含有量を0%以上、2%未満にすることにより生じる効果〕
以下に、MgO含有量を0%以上、2%未満にすることによる効果について具体的に説明する。
本発明者らが、MgO含有量の異なるガラス板、即ち、MgO含有量が0%と3.7%の2種のガラスについて分光透過率曲線を測定したところ、図1に示すように、ガラス板におけるMgOの含有量を減らすと、分光透過率曲線において波長1100nm付近に現れる極小点が長波長側にずれる傾向を有することが判明した。さらに、そのずれの大きさは、図2に示すように、MgOが少ない程、大きくなることが判明した。
上記のように、波長1100nm付近の極小点が長波長側にずれると、可視光(波長:約400〜800nm)の透過率が高くなった。しかし、以下のように、TvとTeとの関係は、MgO含有量に対して単純な傾向を示さなかった。
本発明者らが、MgO含有量が0%以上、5%未満の熱線吸収ガラス板について、TvとTeとの関係を図3にプロットしたところ、MgO含有量が0%以上、2%未満のものと、2%以上、5%未満のものとでは、両者共に一次関数で近似できるものの、その一次関数が異なることが判明した。すなわち、MgO含有量が0%以上、2%未満の場合の近似関数(Te=1.65Tv−80.0)は、2%以上5%未満の近似関数(Te=1.14Tv−41.6)よりも右側に位置していた。そのため、同一のTvで比較すると、MgO含有量が0%以上、2%未満のものは、2%以上、5%未満のものよりもTeが低くなっており、熱線吸収性に優れていた。また、MgO含有量が2%以上、3%未満のもの、3%以上、4%未満のもの、4%以上、5%未満のものとの間に差は見られないため、MgOの含有量が少なくなる程、熱線吸収性が向上する単純な傾向は有していなかった。
上記のことから、MgO含有量を0%以上、2%未満にすることによって、可視光透過性を損なわずに熱線吸収性を容易に向上させることができることがわかった。
本発明の熱線吸収ガラス板は、低い日射透過率および高い可視光透過率を同時に満足しつつ透過光がグリーンの色調を有し、かつ含まれる着色成分の種類が少ないという特徴を有しているので、車両用、建築用のガラス板として有用であり、特に自動車用のガラス板として好適である。
なお、2011年1月25日に出願された日本特許出願2011−012847号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の開示として取り入れるものである。

Claims (6)

  1. JIS R 3106(1998)規定の日射透過率が、ガラス板の4mm厚さ換算値で42%以下であり、
    JIS R 3106(1998)規定の可視光透過率(A光源、2度視野)が、ガラス板の4mm厚さ換算値で70%以上であり、
    JIS Z 8701(1982)規定の透過光の主波長が、492〜520nmであり、
    酸化物基準の質量百分率表示で、実質的に下記の組成のソーダライムシリカガラスからなる、熱線吸収ガラス板。
    SiO :65〜75%、
    Al :3%を超え、6%以下、
    MgO :0%以上、2%未満、
    CaO :7〜10%、
    Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
    TiO :0.2〜0.8%、
    SrO :0〜5%、
    BaO :0〜5%、
    SnO :0〜0.5%、
    SO :0〜1%、
    Na OとK Oを合計で10〜18%含み、
    CoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まず、
    全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合が42%を超え、60%以下である。
  2. JIS R 3106(1998)規定の日射透過率が、ガラス板の4mm厚さ換算値で42%以下であり、
    JIS R 3106(1998)規定の可視光透過率(A光源、2度視野)が、ガラス板の4mm厚さ換算値で70%以上であり、
    JIS Z 8701(1982)規定の透過光の主波長が、492〜520nmであり、
    下記酸化物基準の質量百分率表示で、
    SiO :65〜75%、
    Al :3%を超え、6%以下、
    MgO :0%以上、2%未満、
    CaO :7〜10%、
    NaO :5〜18%
    O :0〜5%
    Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
    TiO :0.2〜0.8%、
    を含有し、CoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まず、全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合が42%を超え、60%以下であることを特徴とする熱線吸収ガラス板。
  3. CeOを、酸化物基準の質量百分率表示で0%を超え3%以下の範囲で含み、ISO−9050規定の紫外線透過率が12%以下である、請求項1、または2に記載の熱線吸収ガラス板。
  4. Feに換算した全鉄の含有量が、0.47〜0.60%である、請求項3に記載の熱線吸収ガラス板。
  5. β−OHが0.20〜0.35mm-1である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱線吸収ガラス板。
  6. ガラス原料を溶融し、成形するソーダライムシリカガラスの製造において、
    成形後の該ガラスが、酸化物基準の質量百分率表示で、
    SiO :65〜75%、
    Al :3%を超え、6%以下、
    MgO :0%以上、2%未満、
    CaO :7〜10%、
    NaO :5〜18%
    O :0〜5%
    Feに換算した全鉄:0.45〜0.65%、
    TiO :0.2〜0.8%、
    を含有し、CoO、Cr、VおよびMnOからなる群から選ばれるいずれの1種も実質的に含まず、全鉄量をFeに換算した全鉄質量と2価のFeO質量の割合が42%を超え、60%以下であり、
    成形後の該ガラスが、
    JIS R 3106(1998)規定の日射透過率が、ガラス板の4mm厚さ換算値で42%以下であり、
    JIS R 3106(1998)規定の可視光透過率(A光源2度視野)が、ガラス板の4mm厚さ換算値で70%以上であり、
    JIS Z 8701(1982)規定の透過光の主波長が、492〜520nmである熱線吸収ガラス板を得る、
    熱線吸収ガラス板の製造方法。
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