JP2010520161A - 生理冷却剤を含む組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、特定の生理冷却剤含有組成物、例えば局所適用される化粧品、トイレタリーまたは医薬製品の冷却効果における増強に関し、ここで生理冷却剤の冷却効果は、式(I)による物質またはその皮膚科学的に許容し得る塩を加えることにより増強される:R−CR(OR)−CO−NR−CR−X−OR (I)。式(I)により表される物質が、生理冷却剤自体として振舞わずに、低い濃度の生理冷却剤からより大きい冷却効果をもたらすことができ、これにより、メントール含有製品の特徴的なミント様臭気を必ずしも有するわけではない組成物を調製することが可能になり、かつ/または芳香を付与された製品を作製するにあたってのより大きい自由度が可能になることが見出された。

Description

発明の分野
本発明は、局所適用される化粧品、トイレタリーおよび医薬などの組成物の冷却効果における改善に関する。
発明の背景
生理冷却剤が、冷却感(cooling sensation)を皮膚に付与するために、局所用製剤において用いられる。これらは、実際には皮膚温度を冷却せず、皮膚中に存在する低温および高温の受容体と相互作用して、人に冷涼感または温感を与える。冷却剤と神経の受容体との間の相互作用の正確なメカニズムは、完全には理解されていないが、理論に縛られることなく、生理冷却剤は、皮膚において見出される多数の受容体と関連したカルシウムチャネルまたはカルシウム輸送に影響すると考えられている。この相互作用により、冷たいまたは熱いとの知覚を生じさせる神経の受容体のより大きな刺激を引き起こす。
メントールはおそらく、すべての生理冷却剤の中で最も知られており、ミント植物(例えば、Mentha arvensis)の様々な種から得られる。メントールは比較的安価で、有効であるが、これが強力なミント様臭気を有するという欠点を有する。加えて、冷却または加温は、皮膚に局所適用した場合、典型的には1〜2時間の比較的短い期間しか継続しない。
メントールの構造に基づいて、または新規な冷却化合物を合成するための指針としてメントールの構造および/または冷却効果を用いて、多数の化合物が開発された。かかる合成生理冷却剤には、メントールエステル、メントールエーテル、メントン誘導体、メンタン誘導体などが含まれる。これらの化合物は、これらがミント様臭気を有する傾向がないので、より用いやすい、局所適用される製品および皮膚にミントのにおいをつける必要なく、冷却感を提供するとの利点がある。
多数の最近の記事には、皮膚冷却感を付与すると主張されている成分が概説されている:
“Progress in Physiological Cooling agents”, Mark Ermann, Perfumery & Flavourist, 第29巻、2004年11月/12月
“Cool Without Menthol & Cooler than Menthol and Cooling Compounds as Insect Repellents”, John C. Leffingwell, Leffingwell & Associates, 2006
皮膚に対する強力な冷却効果を得るために、極めて高いレベルの生理冷却剤を、局所適用される配合物中に包含させる必要がある。より効果的な冷却剤の1種であるメントールは、しばしば製剤中で約0.01%w/w以上で用いられる。メントールの活性をベースとする合成冷却剤、例えば前述のものは、より高いレベル、典型的には0.05%w/w以上、しばしば2%までで用いられている。これらの合成冷却剤が高価であるため、皮膚に対するこれらの知覚された冷却効果を増強するための方法を見出す必要がある。
本発明者らは、驚くべきことに、以下の式(I)により表される物質を有利に用いて、組成物、例えば化粧品、トイレタリーおよび医薬製品の冷却効果を改善することができることを見出した:
−CR(OR)−CO−NR−CR−X−OR (I)
分離して用いた際にこれらの物質が生理冷却剤として作用しない場合には、これは驚くべきことである。
本発明者らは、本発明の冷却剤増強物質が多種多様な局所的用途において特に有用であることを見出し、この中で、皮膚クリーム、ローション、ジェル、デオドラントスティックおよび脱臭スプレーは、非限定的な例である。
したがって、本発明は、少なくとも1種の式(I)で表される物質および少なくとも1種の生理冷却剤を含む、局所適用される化粧品組成物、トイレタリーおよび医薬製品に関する。
さらに、本発明は、式(I)で表される物質の、局所適用される化粧品、トイレタリーおよび医薬製品の冷却効果を改善するための使用に関する。
発明の概要
したがって、第1の観点において、本発明は、生理冷却剤および式(I)による1種または2種以上の冷却剤増強物質および/またはこれらの生理学的に、または皮膚科学的に許容し得る塩を含む組成物を提供する:
−CR(OR)−CO−NR−CR−X−OR (I)
式中:
Xは、C〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルを含む群から選択される共有結合したラジカルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、C〜CアルキルおよびC2〜Cアルケニルから選択される1〜4個の置換基で置換されており、
およびRは、独立して、水素、またはC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cシクロアルキルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、オキソ、C〜Cアルキル、C〜CアルケニルおよびC〜Cカルボキシルから選択される1〜8個、好ましくは1〜6個の置換基で置換されており、
は、水素、C〜CアシルまたはC〜Cアルキルであり、
は、水素、またはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cシクロアルキル、C〜CシクロアルケニルまたはC〜Cアシルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、C〜CアルキルおよびC〜Cアルケニルから選択される1〜6個の置換基で置換されており、
およびRは、独立して、水素、ヒドロキシル、またはC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cシクロアルキルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、C〜CアルキルおよびC〜Cアルケニルから選択される1〜8個の置換基で置換されており、
は、水素、C〜Cアシル、C〜Cアルキル、一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基またはC〜Cカルボキシアシルであり、任意にさらにヒドロキシル、オキソ、C〜Cカルボキシルから選択される1〜3個の置換基で置換されている。ただし、R−CR(OR)−CO−は、4つより多いヒドロキシル基を含むヘキソースまたはヘプトース糖酸残基を表さない。
第2の観点において、本発明は、冷却感を皮膚に付与する方法を提供し、当該方法は、本発明の組成物を皮膚に局所適用することを含む。
第3の観点において、本発明は、生理冷却剤含有組成物の冷却効果を増強するための、式(I)による物質またはその皮膚科学的に許容し得る塩の使用を提供する。
式(I)において、Rは、好ましくは水素、C〜Cアシル、C〜Cアルキルまたは一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基、より好ましくは上記で定義したように水素またはリン酸基である。
より好ましくは、Xは、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニルであり、各々は、任意に1〜4個のヒドロキシル基で置換されている、RおよびRは、独立して水素、またはC〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルであり、各々は、任意にヒドロキシル、オキソおよびC〜Cカルボキシルから選択される1〜5個の置換基で置換されており、Rは、水素であり、Rは、水素、またはC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cアシルであり、各々は、任意に1〜6個のヒドロキシル基で置換されており、RおよびRは、独立して水素、ヒドロキシルまたはC〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルであり、各々は、1〜8個のヒドロキシル基で置換されており、Rは、水素、一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基またはC〜Cカルボキシアシルであり、任意にさらにヒドロキシル、オキソまたはC〜Cカルボキシルから選択される1〜3個の置換基で置換されている。
なお一層好ましくは、Xは、任意にヒドロキシル基で置換されているC〜Cアルキルであり、RおよびRは、独立して水素またはヒドロキシル、オキソおよびC〜Cカルボキシルから選択される1〜5個の置換基で置換されているC〜Cアルキルであり、Rは、水素、またはC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cアシルであり、各々は、任意に1〜6個のヒドロキシル基で置換されており、RおよびRは、独立して水素またはヒドロキシル基で置換されているCアルキルであり、Rは、水素であり、Rは、水素、一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基またはC〜Cカルボキシアシルであり、任意にさらにヒドロキシル、オキソ、C〜Cカルボキシルから選択される1〜3個の置換基で置換されている。
本発明者らは、上記で定義した物質が極めて有用な成分であり、これが、1種または2種以上の生理学的冷却物質の存在下で、高評価の冷却感をこれらが包含される製品に付与することができ、一方分離して用いる場合、生理冷却剤として振舞わないことを見出した。
本発明の冷却剤増強物質が特に揮発性ではないため、これらは、強力なフレグランス影響をもたらさない。しかし、本発明の物質を含む組成物において観察される増強された冷却剤の効果により、より低い濃度の生理冷却剤を用いることが可能になり、これにより熟練した考案者は、メントール含有製品の特徴的なミント様臭気を有しない組成物を調製するのが自由になり、かつ/または芳香を付与された製品を作成するにあたってのより大きい自由度が可能になり、または費用の低減を、より高価な他の生理冷却剤の濃度を低下させることによりもたらすことが可能になる。
式(I)で表され、式中Xが共有結合したC〜CアルキルまたはC〜Cアルケニル鎖であり、各々が任意にヒドロキシルおよびC〜Cアルキルから選択される1〜2個の置換基で置換されている冷却剤増強物質を用いて、特に満足な結果を得ることができることが見出された。より好ましくは、Xは、任意にヒドロキシルまたはメチルで置換されているC〜Cアルキル鎖である。なお一層好ましくは、XはC〜Cアルキル鎖である。最も好ましくは、メチルである。
あるいはまた、RおよびRは、独立して、水素またはヒドロキシルおよびオキソから選択される1〜5個の置換基で任意に置換されているC〜Cアルキルであり、なお一層好ましくは、Rは、水素、メチル、−CH−COOHまたは−CHOH−COOHであり、Rは、水素またはCH−COOHであり、冷却剤増強物質が有機食品酸、好ましくは乳酸、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸および酒石酸から選択される有機酸、より好ましくは酒石酸および乳酸の第一アミン誘導体を含むようになっている。
なお他の好ましい態様において、Rは、C〜Cアルキル、より好ましくはC〜Cアルキル、最も好ましくはメチルである。
特に好ましい組み合わせは、Rが水素であり、Rがメチルである場合である。
前述の式(I)において、Rは、好ましくは水素またはC〜Cアルキル、最も好ましくは水素である。同様に、Rは、好ましくは水素またはC〜Cアルキルである。最も好ましくは、水素である。
あるいはまた、Rが、1〜3個のヒドロキシル基で置換されているC〜Cアルキルであるのが好ましく、より好ましくは、Rは2−ヒドロキシエチルである。特に好ましい態様において、Rは2−ヒドロキシエチルであり、Xはメチルであり、RおよびRは水素であり、冷却剤増強物質が、ジエタノールアミンの1種または2種以上のα−ヒドロキシカルボン酸誘導体を含むようになっている。
なお他の同等に好ましい態様において、式(I)が2つの同一のα−ヒドロキシカルボン酸残基を含む第三アミンであるように、R、R、RおよびRを選択する。
が水素またはC〜Cアルキル、好ましくは水素であるのが、一般的に好ましい。
本発明のなお他の好ましい態様において、Xは、メチレン、−CHOH−CHまたはエチレンであり、RおよびRは、独立してメチル、ヒドロキシメチルまたは水素である。好ましくは、Xはメチレンであり、RおよびRは水素である。なお一層好ましい態様において、R、RおよびXは一緒に、2個の炭素原子を含み、冷却剤増強物質が、アミノプロパノール類およびアミノ−プロパンジオール類のα−ヒドロキシカルボン酸誘導体を含むようになっている。
が水性媒体中で容易に脱プロトン化される置換基である本発明の冷却剤増強物質が、特に満足な結果を提供することが見出された。したがって、代替の態様において、Rは、ヒドロキシル、オキソ、C〜Cカルボキシルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されているC〜Cカルボキシアシルであり、ジカルボン酸およびトリカルボン酸のモノエステルが得られるようになっており、好ましくはジカルボン酸またはトリカルボン酸は、フマル酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸およびアコニット酸から選択される。
他の好ましい態様において、Rおよび/またはRは水素である。最も好ましくは、RおよびRは共に水素である。
好ましい冷却剤増強物質は、N−ラクトイルエタノールアミド、リン酸N−ラクトイルエタノールアミド、N−α−ヒドロキシ−ブタノイルエタノールアミド、リン酸N−α−ヒドロキシ−ブタノイルエタノールアミド、N−ラクトイルジエタノールアミド、N−ラクトイル−2−アミノ−1,3−プロパンジオール、N−ラクトイル−3−アミノ−1,2−プロパンジオール、N−ラクトイル−3−アミノ−1−プロパノール、N−グルコニル−2−アミノ−1,3−プロパンジオール、N−グルコニル−3−アミノ−1,2−プロパンジオール、N−マンノニルエタノールアミド、N−グリコイルエタノールアミド、2−ヒドロキシエチル−N−タータルアミド、2−ヒドロキシエチル−N−マラミドまたは2−ヒドロキシエチル−N−シトラミドからなる群から選択される。
好ましくは、本発明の冷却剤増強物質は、N−ラクトイルエタノールアミド、N−ラクトイルエタノールアミドリン酸塩およびN−α−ヒドロキシ−ブタノイルエタノールアミド、より好ましくはN−ラクトイルエタノールアミドからなる群から選択される。
好適な生理冷却剤には、以下のものが含まれるが、これらには限定されない:メントール、メンチルピロリドンカルボン酸塩、乳酸メンチル、イソプレゴール、メントン、N−エチルp−メンタンカルボキサミド(WS−3)、N,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタナミド(WS−23)、2−(2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサンカルボキサミド)−酢酸エチル(WS−5)、メントングリセリンアセタール(Frescolat(登録商標)MGA)、コハク酸モノ−メンチル(Physcool(登録商標))、グルタル酸モノ−メンチル、O−メンチルグリセリン(CoolAct(登録商標)10)および2−sec−ブチルシクロヘキサノン(Freskomenthe(登録商標))、メンタン、樟脳、プレゴール、シネオール、ミント油、ペパーミント油、スペアミント油、ユーカリ油、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、3−l−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、2−l−メントキシエタン−1−オール、3−l−メントキシプロパン−1−オールおよび4−l−メントキシブタン−1−オール、またはこれらの混合物。
冷却化合物の他の例は、例えばWO2005/049553(US2006/0276667A1)(例えば2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキサンカルボン酸(4−シアノメチル−フェニル)−アミドおよび2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキサンカルボン酸(4−シアノ−フェニル)−アミド)、WO2006/125334(例えば4−[(2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキサンカルボニル)−アミノ]−ベンズアミド、3−[(2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキサンカルボニル)−アミノ]ベンズアミドおよび(2−イソプロピル−5−メチル−N−(4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)シクロヘキサンカルボキサミド)ならびにWO2007/019719(例えば2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキサンカルボン酸ピリジン−2−イルアミドおよび2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキサンカルボン酸(2−ピリジン−2−イル−エチル)−アミド)中に見出すことができ、これらを参照により本明細書中に包含する。
好ましくは、生理冷却剤は、メンチルピロリドンカルボン酸塩、乳酸メンチル、メントキシプロパンジオール、メントロングリセロールケタール、イソプレゴール、メチルジイソプロピルプロピオンアミドおよびエチルメンタンカルボキサミドならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される。
本発明の組成物は、好ましくは局所適用される化粧品、トイレタリーまたは医薬品組成物、より好ましくは化粧品組成物である。好ましくは、組成物がヒトの口において用いるには適さない。
本発明のために、用語「医薬」は、温暖さまたは冷涼さを、例えば関節または筋肉の不快の領域に付与するか、または発熱、鼻閉などの症状の軽減を付与するために用いられるものなどの製品であるが、すべての全身的な製剤を除外する。
組成物は、好適には、少なくとも0.01重量%の1種または2種以上の生理冷却剤および1種または2種以上の本明細書中で定義した冷却剤増強物質を少なくとも0.005重量%、より好ましくは少なくとも0.05重量%の量で含む。好ましくは、本発明の冷却剤増強物質の量は、20重量%を超えず、より好ましくは、10重量%を超えず、最も好ましくは、5%を超えない。
典型的には、本発明の組成物において、上記で定義した冷却剤増強物質および生理冷却剤物質を、2000:1〜1:200の重量比において、より好ましくは20:1〜1:2の重量比において、および最も好ましくは20:1〜2:5の重量比において用いる。
本発明の組成物を、すべての好都合な形態で好適に調製することができる。1つの好ましい態様において、N−ラクトイルエタノールアミドおよび、メンチルPCAとしても知られているメンチルピロリドンカルボン酸塩を含む組成物を提供する。メンチルPCAは、商品名Questice(登録商標)の下でQuest Internationalから入手できる。
本発明の他の好ましい態様において、N−ラクトイルエタノールアミドおよびメントールを含む組成物を提供する。
なお他の好ましい態様において、N−ラクトイルエタノールアミドおよび、他の生理冷却剤、例えば乳酸メンチル、メンチルグリセリルエーテル、メントングリセリルケタールなどを含む組成物を提供する。
これらの例は、例示のみの目的のためであり、変化および修正が、本発明の精神および範囲を逸脱せずに当業者によってなされ得ることが理解される。記載した態様が代替にあるのみならず、組み合わせることができることを理解すべきである。
例1
1重量%のラクトイルエタノールアミドを含む単純な水性エタノール溶液(50:50)を、一方の前腕に適用した。次に、水性エタノール溶液のみ(対照)を、同様の薬用量において他方の前腕に適用し、各々の腕からの冷却の知覚を記録した。これを、全部で10人のボランティアについて繰り返した。
結果は、ラクトイルエタノールアミドを含む試験溶液とプラセボ溶液との間で冷却知覚の差異がないことを示した。
例2
0.2重量%のL−メントールおよび1重量%のラクトイルエタノールアミドを含む単純な水性エタノール溶液(50:50)を、一方の前腕に、10平方センチメートルの皮膚あたり2滴の濃度で適用した。次に、0.2重量%のL−メントールのみを含む水性エタノール溶液を、同一の用量において他方の前腕に適用し、各々の腕からの冷却の知覚を記録した。これを、10人のボランティアについて繰り返した。
結果は、ラクトイルエタノールアミドを含む溶液から一層高い冷却知覚が感じられることを示した。
例3
0.2重量%のL−メントールおよび0.5重量%のラクトイルエタノールアミドを含む単純な水性エタノール溶液(50:50)を、一方の前腕に、10平方センチメートルの皮膚あたり2滴の濃度で適用した。次に、0.2重量%のL−メントールを含む水性エタノール溶液を、同一の用量において他方の前腕に適用し、各々の腕からの冷却の知覚を、4時間にわたり30分間隔で記録した。これを、12人のボランティアについて繰り返した。
結果は、L−メントールおよびラクトイルエタノールアミドを含む溶液から一層高い冷却知覚が感じられることを示した。加えて、冷却は、L−メントールおよびラクトイルエタノールアミドを含む溶液について、より長い時間(3時間を超える)にわたって感じられた。L−メントールのみを含む溶液は、冷却感を約2時間提供したに過ぎなかった。
例4
1重量%の乳酸メンチルおよび1重量%のラクトイルエタノールアミドを含む単純な水性エタノール溶液(50:50)を、一方の前腕に、10平方センチメートルの皮膚あたり2滴の濃度で適用した。次に、1重量%の乳酸メンチルを含む水性エタノール溶液を、同一の用量において他方の前腕に適用し、各々の腕からの冷却の知覚を、4時間にわたり30分間隔で記録した。これを、12人のボランティアについて繰り返した。
結果は、乳酸メンチルおよびラクトイルエタノールアミドを含む溶液から一層高い冷却知覚が感じられることを示した。加えて、冷却は、乳酸メンチルおよびラクトイルエタノールアミドを含む溶液について、より長い時間(3時間を超える)にわたって感じられた。乳酸メンチルのみを含む溶液は、冷却感を約2時間提供したに過ぎなかった。
例5
1.0重量%のメントングリセリルケタールおよび0.5重量%のラクトイルエタノールアミドを含む単純な水性エタノール溶液(50:50)を、一方の前腕に、10平方センチメートルの皮膚あたり2滴の濃度で適用した。次に、1重量%のメントングリセリルケタールを含む水性エタノール溶液を、同一の用量において他方の前腕に適用し、各々の腕からの冷却の知覚を、4時間にわたり1時間間隔で記録した。これを、10人のボランティアについて繰り返した。
結果は、メントングリセリルケタールおよびラクトイルエタノールアミドを含む溶液から一層高い冷却知覚が感じられることを示した。加えて、冷却は、メントングリセリルケタールおよびラクトイルエタノールアミドを含む溶液について、より長い時間(4時間を超える)にわたって感じられた。メントングリセリルケタールのみを含む溶液は、冷却感を約3時間提供したに過ぎなかった。
例6
0.75重量%のメンチルグリセリルエーテルおよび0.5重量%のラクトイルエタノールアミドを含む単純な水性エタノール溶液(50:50)を、一方の前腕に、10平方センチメートルの皮膚あたり2滴の濃度で適用した。次に、1重量%のメンチルグリセリルエーテルを含む水性エタノール溶液を、同一の用量において他方の前腕に適用し、各々の腕からの冷却の知覚を、4時間の期間にわたり記録した。これを、12人のボランティアについて繰り返した。
結果は、同様の冷却知覚が2種の溶液から感じられることを示した、ラクトイルエタノールアミンを加えることにより、高価な生理冷却剤、この場合においてはメンチルグリセリルエーテルを減少させることが可能になる。
例7
1重量%のメンチルピロリドンカルボン酸塩および0.5重量%のラクトイルエタノールアミドを含む単純な水性エタノール溶液(50:50)を、一方の前腕に、10平方センチメートルの皮膚あたり2滴の濃度で適用した。次に、1重量%のメンチルピロリドンカルボン酸塩を含む水性エタノール溶液を、同一の用量において他方の前腕に適用し、各々の腕からの冷却の知覚を、6時間の期間にわたり記録した。これを、33人のボランティアについて繰り返した。
結果は、一層高いレベルの冷却がラクトイルエタノールアミンの存在で得られ、改善された冷却知覚が少なくとも6時間持続することを示した。
例8
冷却液体タルク
タルクおよび生理冷却剤を含む、一日中乾燥および新鮮さを保持するための光、保湿液。
Figure 2010520161
方法:
カルボマーを水に加え、放置して湿潤させる。65℃に加熱する。
残りの成分を混ぜ合わせ、65℃に加熱する。
油を水相に、高い剪断を伴って加える。
冷涼で撹拌し、所要に応じて保存料およびフレグランスを加える。
例9
脱臭足スプレー
足を冷却し、リフレッシュさせるための脱臭スプレー。これは、生理学的冷却および柔軟さ(emolliency)を提供して、来るべき何時間にもわたり皮膚を新鮮かつ柔軟であるままにする。
Figure 2010520161
方法:
トリクロサン、メントールおよび乳酸メチルを順次エタノールに溶解する。残りの成分を撹拌しながら加える。
この生成物を、ポンプスプレー中に直接充填するか、またはブタンプロペラントと共にエアゾールとして充填することができる。
例10
日焼け手入れ用クリームゼリー
敏感な領域を過度にこすることを伴わずに吸収する光クリームジェル。この冷却効果は、メンチルPCAおよびラクトイルエタノールアミンによるものであり、日光により刺激を受けた皮膚に快適な感触をもたらす。
Figure 2010520161
方法
ヒドロキシプロピルセルロースと水とを混ぜ合わせ、高い剪断の下で1時間混合して、これが完全に水和する(即ち、水は透明でなければならない)のが可能になるようにする。カルボマーを加え、混合する。
別個の容器中に、メンチルピロリドンカルボン酸塩、ラクトイルエタノールアミドおよびテトラヒドロキシプロピルエチレンジアミンを加える。これを混合した後に、保存料、イソステアリルアルコールおよび香料を加える。この混合物が均質になった際に、平滑になるまでこれを相Aおよび高い剪断に加える。得られたクリームゼリーは、6.0〜6.5の範囲内のpHを有しなければならない。
例11
リフレッシュさせる足ジェル
リフレッシュさせる冷涼な感覚を「疲れた」足に付与する光ジェル。
Figure 2010520161
方法
カルボマーを水に混ぜ合わせ、カルボマーが分散するまで混合する。エタノールを加え、気泡をすべて分離させる。
次に、メンチルグリセリルエーテル、続いてラクトイルエタノールアミド、保存料およびフレグランス中で撹拌する。最後に、トリエタノールアミンを加え、ジェルが透明になるまで撹拌する。
得られたジェルは、6.0〜6.5の範囲内のpHを有しなければならない。

Claims (20)

  1. 生理冷却剤および1種または2種以上の式(I)の冷却剤増強物質および/またはこれらの生理的または皮膚科学的に許容し得る塩を含む、組成物。
    CR(OR)−CO−NR−CR−X−OR (I)
    (式中、
    Xは、C〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルを含む群から選択される共有結合したラジカルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、C〜CアルキルおよびC〜Cアルケニルから選択される1〜4個の置換基で置換されており、
    およびRは、独立して、水素、またはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cシクロアルキルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、オキソ、C〜CアルキルおよびC〜CアルケニルおよびC〜Cカルボキシルから選択される1〜8個の置換基で置換されており、
    は、水素、C〜CアシルまたはC〜Cアルキルであり、
    は、水素、またはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、またはC〜Cアシルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、C〜CアルキルおよびC〜Cアルケニルから選択される1〜6個の置換基で置換されており、
    およびRは、独立して、水素、ヒドロキシル、またはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cシクロアルキルであり、各々は、任意に、ヒドロキシル、C〜CアルキルおよびC〜Cアルケニルから選択される1〜8個の置換基で置換されており、
    は、水素、C〜Cアシル、C〜Cアルキル、一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基、またはC〜Cカルボキシアシルであり、任意にさらにヒドロキシル、オキソ、C〜Cカルボキシルから選択される1〜3個の置換基で置換されている。
    ただし、R−CR(OR)−CO−は、4つより多いヒドロキシル基を含むヘキソースまたはヘプトース糖酸残基ではない)。
  2. が、水素、C〜Cアシル、C〜Cアルキルまたは一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基である、請求項1に記載の組成物。
  3. Xが、C〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルを含む群から選択される共有結合したラジカルであり、各々が、任意に1〜4個のヒドロキシル基で置換されており、
    およびRが、独立して水素、C〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルであり、各々が、任意にヒドロキシル、オキソおよびC〜Cカルボキシルから選択される1〜5個の置換基で置換されており、
    が、水素であり、
    が、水素、またはC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cアシルであり、各々が、任意に1〜6個のヒドロキシル基で置換されており、
    およびRが、独立して、水素、ヒドロキシル、またはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニルであり、各々が、1〜8個のヒドロキシル基で置換されており、
    が、水素、一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基、または、C〜Cカルボキシアシルを表し、任意にさらにヒドロキシル、オキソ、C〜Cカルボキシルから選択される1〜3個の置換基で置換されている、
    請求項1または2に記載の組成物。
  4. Xが、任意にヒドロキシル基で置換されている、共有結合したC〜Cアルキルラジカルであり、
    およびRが、独立して、水素または、ヒドロキシル、オキソおよびC〜Cカルボキシルから選択される1〜5個の置換基で置換されているC〜Cアルキルであり、
    が、水素であり、
    が、水素、またはC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cアシルであり、各々が、任意に1〜6個のヒドロキシル基で置換されており、
    およびRが、独立して、水素または1個のヒドロキシル基で置換されているCアルキルであり、
    が、水素、一リン酸、二リン酸および三リン酸から選択されるリン酸基、または、C〜Cカルボキシアシルを表し、任意にさらにヒドロキシル、オキソ、C〜Cカルボキシルから選択される1〜3個の置換基で置換されている、
    請求項3に記載の組成物。
  5. Xが、任意にヒドロキシルまたはメチルで置換されている、共有結合したC〜Cアルキルである、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. およびRが、独立して、水素、または任意にヒドロキシルおよびオキソから選択される1〜5個の置換基で置換されているC〜Cアルキルである、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. が水素であり、Rがメチルである、請求項6に記載の組成物。
  8. が、水素または1〜3個のヒドロキシル基で置換されているC〜Cアルキルである、請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. が、水素またはC〜Cアルキル、好ましくは水素である、請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. Xがメチレンであり、RおよびRが水素である、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 化粧品組成物である、請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。
  12. 少なくとも0.01重量%の生理冷却剤を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
  13. 少なくとも0.005重量%の式(I)による1種または2種以上の冷却剤増強物質を含む、請求項1〜12のいずれかに記載の組成物。
  14. 生理冷却剤が、メントール、メンチルピロリドンカルボン酸塩、乳酸メンチル、メントキシプロパンジオール、メントングリセロールケタール、イソプレゴール、メチルジイソプロピルプロピオンアミドおよびエチルメンタンカルボキサミドならびにこれらの組み合わせからからなる群から選択される、請求項1〜13のいずれかに記載の組成物。
  15. 生理冷却剤が、メンチルピロリドンカルボン酸塩、乳酸メンチル、メントキシプロパンジオール、メントングリセロールケタール、イソプレゴール、メチルジイソプロピルプロピオンアミドおよびエチルメンタンカルボキサミドならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜13のいずれかに記載の組成物。
  16. 冷却増強物質が、N−ラクトイルエタノールアミド、リン酸N−ラクトイルエタノールアミド、リン酸N−α−ヒドロキシ−ブタノイルエタノールアミド、N−ラクトイルジエタノールアミド、N−ラクトイル−2−アミノ−1,3−プロパンジオール、N−ラクトイル−3−アミノ−1,2−プロパンジオール、N−ラクトイル−3−アミノ−1−プロパノール、N−グルコニル−2−アミノ−1,3−プロパンジオール、N−グルコニル−3−アミノ−1,2−プロパンジオール、N−マンノニルエタノールアミド、N−グリコイルエタノールアミド、2−ヒドロキシエチル−N−タータルアミド、2−ヒドロキシエチル−N−マラミド、2−ヒドロキシエチル−N−シトラミドまたはこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜15のいずれかに記載の組成物。
  17. 冷却増強物質が、N−ラクトイルエタノールアミド、N−ラクトイルエタノールアミドリン酸塩およびN−α−ヒドロキシ−ブタノイルエタノールアミドからなる群から選択される、請求項16に記載の組成物。
  18. 冷却増強物質がN−ラクトイルエタノールアミドである、請求項17に記載の組成物。
  19. ヒトの口における使用には適さない、請求項1〜18のいずれかに記載の組成物。
  20. 冷却感を皮膚に付与する方法であって、該方法が、請求項1〜19のいずれかに記載の組成物を皮膚に局所適用することを含む、前記方法。
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