JP2010516775A5 - - Google Patents

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Claims (24)

  1. 式IIの第1化合物を式IIIの第2化合物と接触させて、式Iのフルオロキノロンを生成することを含む、式Iのフルオロキノロンの単一エナンチオマーまたはその塩を調製する方法であって、前記フルオロキノロン、前記第1化合物および前記第2化合物は以下の式で表される、方法。
    Figure 2010516775
    Figure 2010516775
    Figure 2010516775
    (式中、 1 は、水素、置換および非置換のC 1 −C 5 アルキル基、C 3 −C 10 シクロアルキル基、置換および非置換のC 6 −C 14 アリール基、置換および非置換のC 5 −C 14 ヘテロアリール基、ならびに生体内で加水分解可能な基からなる群から選択され;R 2 は、非置換のアミノ基、および1または2のC 1 −C 5 アルキル基で置換されたアミノ基からなる群から選択され;R 3 は、水素、置換および非置換のC 1 −C 5 アルキル基、C 3 −C 10 シクロアルキル基、置換および非置換のC 1 −C 5 アルコキシ基、置換および非置換のC 5 −C 14 アリール基、置換および非置換のC 5 −C 14 ヘテロアリール基、ならびに置換および非置換のC 5 −C 14 アリールオキシ基からなる群から選択され;XはCl、FおよびBrからなる群から選択され;Yは、CH2、O、S、SO、SO2およびNR4からなる群から選択され(式中、R4は、水素、非置換の低級アルキル基、置換された低級アルキル基、およびシクロアルキル基からなる群から選択される。);ならびにZは、酸素原子および2つの水素原子からなる群から選択される。)
  2. 1が、水素、ならびに置換および非置換のC1−C5アルキル基からなる群から選択され;R2が、非置換のアミノ基、および1または2のC1−C5アルキル基で置換されたアミノ基からなる群から選択され;R3が、C3−C10シクロアルキル基からなる群から選択され;XがClおよびFからなる群から選択され;YがCH2であり;Zが2つの水素原子であり、接触させる工程が、室温近辺から約100℃の範囲の温度で行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 式IVのフルオロキノロンの単一エナンチオマーまたはその塩を調製する方法であって、
    (a)式IIの第1化合物を式Vの第3化合物と接触させて、式VIの第4化合物を生成すること、ここで、式IVの前記フルオロキノロン、前記第1化合物、前記第3化合物および前記第4化合物は以下の式で表される:
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    Figure 2010516775
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    Figure 2010516775
    (式中、 1 は、水素、置換および非置換のC 1 −C 5 アルキル基、C 3 −C 10 シクロアルキル基、置換および非置換のC 6 −C 14 アリール基、置換および非置換のC 6 −C 14 ヘテロアリール基、ならびに生体内で加水分解可能な基からなる群から選択され;R 3 は、水素、置換および非置換のC 1 −C 5 アルキル基、C 3 −C 10 シクロアルキル基、置換および非置換のC 1 −C 5 アルコキシ基、置換および非置換のC 5 −C 14 アリール基、置換および非置換のC 5 −C 14 ヘテロアリール基、ならびに置換および非置換のC 5 −C 14 アリールオキシ基からなる群から選択され;R 6 は、ニトロフェニルアルキリデン、t−BocおよびFmocからなる群から選択され;Xは、Cl、FおよびBrからなる群から選択され;Yは、CH2、O、S、SO、SO2およびNR4からなる群から選択され(式中、R4は、水素、非置換の低級アルキル基、置換された低級アルキル基、およびシクロアルキル基からなる群から選択される。);Zは、酸素原子および2つの水素原子からなる群から選択され;R5は、式−NR6の保護されたアミノ基を含み(式中、R6は保護されたアミノ基−NR6を残すことが可能な保護基を含む。));および
    (b)前記第4化合物を、酸および塩基からなる群から選択される十分な量の触媒と、室温から100℃の範囲の温度で、基−NR6から保護基R6を開裂させるのに十分な条件で接触させて、式IVのフルオロキノロンを生成すること
    を含む、方法。
  4. 1が、水素、ならびに置換および非置換のC1−C5アルキル基からなる群から選択され;R3が、C3−C10シクロアルキル基からなる群から選択され;R6がニトロフェニルアルキリデン基であり;XがClおよびFからなる群から選択され;YがCH2であり;Zが2つの水素原子である、請求項に記載の方法。
  5. 前記触媒が塩酸である、請求項に記載の方法。
  6. 式Iaのフルオロキノロンカルボン酸の単一エナンチオマーまたはその塩を調製する方法であって、
    (a)式IIaの化合物を式VIIaの化合物と、室温近辺から約100℃の範囲の温度で約10分から約7日接触させて、式VIaの化合物を生成すること、ここで、式Iaの前記フルオロキノロン、式IIa、VIaおよびVIIaの前記化合物は以下の式で表される;
    Figure 2010516775
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    (b)式VIaの前記化合物を、式VIIaの前記化合物1モル当たり約0.1〜約5モルに等しい量のHClと、室温近辺から約100℃の範囲の温度で、メタノールの存在下で接触させて、式Iaの前記フルオロキノロンカルボン酸を生成すること;および
    (c)式Iaの前記フルオロキノロンカルボン酸を回収すること
    を含む、方法。
  7. 式Iのフルオロキノロンの単一エナンチオマーを調製する方法であって、(a)式XIIIの化合物を式IIIの化合物と接触させて、式XIVの化合物を生成すること;および(b)ハロゲン化剤を用いて式XIVの化合物をハロゲン化して、式Iのフルオロキノロンを生成することを含む、方法。
    Figure 2010516775
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    (式中、 1 は、水素、置換および非置換のC 1 −C 5 アルキル基、C 3 −C 10 シクロアルキル基、置換および非置換のC 6 −C 14 アリール基、置換および非置換のC 5 −C 14 ヘテロアリール基、ならびに生体内で加水分解可能な基からなる群から選択され;R 2 は、非置換のアミノ基、および1または2のC 1 −C 5 アルキル基で置換されたアミノ基からなる群から選択され;R 3 は、水素、置換および非置換のC 1 −C 5 アルキル基、C 3 −C 10 シクロアルキル基、置換および非置換のC 1 −C 5 アルコキシ基、置換および非置換のC 5 −C 14 アリール基、置換および非置換のC 5 −C 14 ヘテロアリール基、ならびに置換および非置換のC 5 −C 14 アリールオキシ基からなる群から選択され;XがCl、FおよびBrからなる群から選択され;Yは、CH2、O、S、SO、SO2およびNR4からなる群から選択され(式中、R4は、水素、非置換の低級アルキル基、置換された低級アルキル基、およびシクロアルキル基からなる群から選択される。);ならびにZは、酸素原子および2つの水素原子からなる群から選択される。)
  8. 1が、水素、ならびに置換および非置換のC1−C5アルキル基からなる群から選択され;R2が、非置換のアミノ基、および1または2のC1−C5アルキル基で置換されたアミノ基からなる群から選択され;R3が、C3−C10シクロアルキル基からなる群から選択され;XがClおよびFからなる群から選択され;YがCH2であり;Zが2つの水素原子である、請求項に記載の方法。
  9. 前記ハロゲン化剤が塩素化剤であり、XがClである、請求項に記載の方法。
  10. 式Iaのフルオロキノロンカルボン酸の単一エナンチオマーを調製する方法であって、(a)式XVの化合物を、式VIIaの化合物と、室温近辺から約100℃の範囲の温度で約10分から約7日接触させて、式XVIの化合物を生成すること;(b)塩素化剤を用いて式XVIの化合物を塩素化して、式XVIIのフルオロキノロンを生成すること;(c)式XVIIの化合物を、式VIIaの化合物1モル当たり約0.1〜約5モルに等しい量のHClと、室温近辺から約100℃の範囲の温度で、メタノールの存在下で接触させて、式Iaのフルオロキノロンカルボン酸を生成すること;および(d)式Iaのフルオロキノロンカルボン酸を回収することを含む、方法。
    Figure 2010516775
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  11. 請求項に記載の方法によって調製された、式Iのフルオロキノロンのエナンチオマー。
  12. 請求項に記載の方法によって調製された、式Iaのフルオロキノロンのエナンチオマー。
  13. 請求項10に記載の方法によって調製された、式Iaのフルオロキノロンのエナンチオマー。
  14. 微生物感染症を治療するための、請求項11に記載のフルオロキノロンのエナンチオマー。
  15. 微生物感染症を治療するための、請求項12に記載のフルオロキノロンのエナンチオマー。
  16. 微生物感染症を治療するための、請求項13に記載のフルオロキノロンのエナンチオマー。
  17. 前記感染症が、眼、耳、鼻、咽頭、または呼吸器系の感染症である、請求項14に記載のエナンチオマー
  18. 前記感染症が、眼、耳、鼻、咽頭、または呼吸器系の感染症である、請求項15に記載のエナンチオマー
  19. 前記感染症が、眼、耳、鼻、咽頭、または呼吸器系の感染症である、請求項16に記載のエナンチオマー
  20. 前記感染症が、眼、耳、鼻、咽頭、または呼吸器系の感染症である、請求項17に記載のエナンチオマー
  21. 請求項に記載の方法によって調製された式Iのフルオロキノロンのエナンチオマーを含む、組成物。
  22. 請求項に記載の方法によって調製された式IVのフルオロキノロンのエナンチオマーを含む、組成物。
  23. 請求項に記載の方法によって調製された式Iaのフルオロキノロンのエナンチオマーを含む、組成物。
  24. 請求項10に記載の方法によって調製された式Iaのフルオロキノロンのエナンチオマーを含む、組成物。
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