JP2010508104A - センサハンドルを有する医療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手術要素の操作可能性を改良するために、一般的な医療装置を改良する。
【解決手段】キャリア部(2)と、手術要素(3,4)と、該キャリア部(2)上の前記手術要素(3,4)を保持するための保持アーム(5)と、該手術要素(3,4)に備えられたグリップ要素(6,7)であって、前記グリップ要素(6,7)の手動の動きによって、前記手術要素(3,4)を前記キャリア部(2)に対して異なる位置に動かすことができる、グリップ要素と、電気的に非作動とすることができ、前記保持アーム(5)の動きが制動される、少なくとも一つのブレーキ要素(8)と、を有する医療、特に歯科治療装置であって、上記グリップ要素(6,7)に接触センサー(9)が設けられ、そこに接触されたとき、上記ブレーキ要素(8)を非作動にトリガーさせることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前段に基づく医療、特に歯科治療装置に関する。
そのような、治療装置は従来技術から知られている。そのような治療装置1が、説明の目的のための図5に略図されている。治療装置1のベース部ないしキャリア部2、いわゆる「手術要素」ないし「医者要素」3及びキャリア部2上の医者要素3を保持する保持アーム5が見える。医者要素3は、複数のジョイント8,8´,8´´,8´´´が保持アーム5内に組み込まれているので、キャリア部2に対して異なった位置に動かされる。
このようにして、歯科医がそれぞれ所望の手術位置に医者要素3を移動させることができる。医者要素3の位置を調整するために、そこにハンドル6が設けられている。さらに、保持アーム5内にブレーキ装置が、備えられ、電気的に作動および非作動とすることができることで、保持アーム5の動きが制動される。ブレーキ装置は、前に設定された位置での医者要素3を固定し、及び/もしくは、保持し、その位置が不意に変更することを回避する役割をする。
そのため、歯科医が、医者要素3を異なった位置に調整することを所望する場合、従来技術では、ブレーキ装置を非作動とさせるための、特定の操作工程が最初に要求される。
図5に、医者要素3に加えて、いわゆる(もしくは類似の)「補助要素」4が表されており、補助要素は、類似の機構、すなわち保持アーム5に類似、によりキャリア部2に固定されている。
図6に、一般的な医療装置1の更なる例が示されている。図5の例では医者要素が吊り下げれた状態で固定されているのに対して、この例では医者要素3が保持アーム5によって下から保持されている。さらに、しばしば「トレーホルダー」と意味するトレー10が見え、トレーも類似の保持アーム5によりキャリア部2に固定されている。
対応している保持アーム5によってキャリア部2に固定されている全ての要素を一つの用語に統一するために、以降、この目的のための「手術要素」という用語を選択する。こうして、手術要素は特に、医者要素3、補助要素4、もしくはトレーホルダー10、もしくは、医療装置のキャリア部2に、対応する保持アーム5によって可動的に固定されているすべての要素となる。さらなる例は、スクリーン要素、例えばX線画像を見るための、X線発生装置、照明器具、当該要素を組み合わせ、又は当該要素の一部など、として引用される。
本発明の目的は、手術要素の操作可能性を改良するために、一般的な医療装置を改良することである。
この目的は、独立請求項で引用された医療装置による本発明により達成される。本発明の特定の実施形態は、従属請求項で提供される。
本発明では、手術要素とキャリア部上の手術要素を保持するための保持アームとともに、キャリア部を有する、医療、特に、歯科治療装置が提供される。グリップ要素が手術要素に備えられており、グリップ要素の手動の動きによって、手術要素がキャリア部に対して異なる位置に動かすことができる。本発明の治療装置はさらに、電気的に非作動とすることができ、保持アームの動きが制動される、少なくとも一つのブレーキ要素を有する。本発明では、グリップ要素に接触センサーが設けられ、そこに接触されたとき、接触センサーは上記ブレーキ要素を非作動にトリガーさせる。
上述したように、グリップ要素に接触センサーが設けられており、ブレーキ要素を解除するために、特定の操作をするための動きがもはや要求されない。そのため、グリップ要素が接触すると、手術要素は、直ちにかつ容易に、異なる位置に動かされる。こうして、本発明の治療装置の手術要素の操作は単純化され、さらに、手術要素の異なる位置への移動が一層迅速に開始され、ブレーキ装置を非作動とするための特定の操作工程の余計な時間が必要とされない。
本文の状況の下では、「接触センサー」の用語は、直接触って接触して作動するか、接近したときすなわち、センサーの周囲に到達したときに作動するセンサーと理解する事を意図している。したがって例えば、手が接触センサーの接近周囲に移動すると直ちに作動する接触センサーが設けられる。「接近周囲」とは例えば、周囲の領域とすることができ、これは、接触センサーのセンサー面の数ミリの深さとなっている、したがって、「接触する」、および/もしくは、「接触している」ことにより、とは以降、引用が明らかに異なる意味とするものでなければ、接触センサーに直接接触もしくは接触センサーの接近周囲に対応して接近しているかのいずれかを意図することとする。
ブレーキ要素は利益的には電気的に作動することができ、治療装置は、もはや接触がされていないとき、ブレーキ要素が作動される。こうして、手術者の手がグリップ要素から離れたとき、ブレーキ要素による単純なやり方で、手術要素の新たな位置が対応するように固定され、および/もしくは、保持される。
したがって、接触センサーが、作動しており、かつ、もはや接触しなくなるまでの時間の間非作動となったままのとき、ブレーキ要素が非作動となるように本発明の治療装置が設計される。さらに、接触センサーが、もはや接触しておらず、かつ、再度接触するまで作動となったまま迄のとき、ブレーキ要素が作動となるように供される。
利益的には、接触センサーは静電センサーである。静電センサーは、異なった形式の従来技術で知られているようなものである。例えば、接触センサーとして、静電圧力センサーもしくは静電型近接スイッチが提供される。
接触センサーを静電センサーの形式で設けると、この形式ではグリップ要素に組み込まれるので、有利である。したがって、接触センサーのための特定の場所を設ける必要性がなくなる。グリップ要素は、ヒトの手のありふれた大きさで決定される、所定の寸法を有しているので、静電センサーを通常の状態に完全に集約することが容易にできるようになる。したがって言い換えれば、静電センサーの形式をした接触センサーは、特に空間節約設計の可能性を提供する。
本接続では、静電圧力センサーの形式をした形態の利益は、例えば、ブレーキ要素を非作動とさせるための、実際には任意に調整できる所定の圧力、すなわち「強固な」握りが要求されることに見られる。結果として、ブレーキ要素が、グリップ要素に不意に接触したときであっても、非作動となる可能性を減らすことができる。
利益的にはさらに、接触センサーは、互いに空間的に離れている2つのセンサー面を有するようにしてもよい。この場合、両方のセンサー面が同時に接触したときにだけ接触センサーが作動する事を容易に実現できる。したがって例えば、接触センサーを作動させてブレーキ要素を、非作動、および/もしくは、解除するためには、グリップ要素が互いに空間的に離れた2つの特定の領域に接触されなければならない事をもたらすことができる。
したがって、このことは、グリップ要素への不意の接触による制動の解除の可能性を減らすことができる。特に利益的には、この接続では、異なる方向の2つの面がセンサー面として選択される。例えばこの目的のため、グリップ要素の面が、グリップ要素のグリップパターンが設けられる人差し指と中指で覆われる第1のセンサー面として、グリップパターンに親指が覆われるグリップ要素の第2の面、すなわち第2のセンサー面として、設けられる。
棒の形をしたグリップ要素を設けることができ、例えば、棒の面の側に対して互いに対向する、2つのこのようなセンサー面を設けることができる。結果として、接触センサーの不意の接触による接触センサーの望まない作動の可能性を、実際上排除することができる。
さらに利益的には、接触センサーが、例えば、プラスチックで製造された保護膜によって覆われているセンサー面を有するようにできる。こういったような保護膜は所定の厚さを有しており、この場合は、利益的には接触センサーがセンサー面の周囲に接近したとき作動し、この周囲の深さが少なくとも保護膜の厚さに対応している。例えば、静電型近接スイッチの形式をした接触センサーの上述した形態の結果として、これが特に単純なやり方で可能となる。
グリップ要素は、例えば、グリップ、および/または、棒、もしくはグリップ棒であってもよい。この場合は、保護膜として、例えば、プラスチックでできているグリップスリーブを用いることができる。
利益的には、保持アームは少なくとも一つの旋回軸を有し、旋回軸により手術要素がキャリア部に対して旋回、特に実質的に垂直軸の周りで旋回できる。この場合、保持アームの旋回動が、少なくとも一つのブレーキ要素によって制動される。
利益的には、保持アームは少なくとも一つのスプリングアームを有していることによって、手術要素をキャリア部に対して調整できる。
利益的には保持アームは、複数の、例えば4個の、ジョイントを有する。この場合、ブレーキ要素が、少なくとも一つの上記ジョイントに作用する。
利益的には、少なくとも一つの容器、例えば、歯科器具 および/もしくは、歯科器具のトレー、たとえば、器具トレー、および/もしくは、「トレーホルダー」の保持体を、手術要素は有する。
利益的には、手術要素は、医者要素(Arzt-Element)もしくは補助要素(Helferinnen-Element)を有する。
手術要素の操作可能性を改良するために、一般的な医療装置を改良することができる。
本発明に関するハンドルの概略図を示している。 グリップホルダーとグリップスリーブを取り除いた図1に対応している図を示している。 異なった視点からの図1及び図2に対応する2つの図を示している。 異なった視点からの図1及び図2に対応する2つの図を示している。 代表的な要素を有する一般的な治療装置の例を示している。 代表的な要素を有する一般的な治療装置の例を示している。 代表的な要素を有する一般的な治療装置の例を示している。 ハンドルが付いた医者要素を示している。 グリップ棒が付いた医者要素を示している。 本発明および分解した状態の対応するベースに関する歯科グリップ棒の略図を示している。
以降、本発明を、実施形態の参照と図面の参照によって、より詳細に記載する。
ここで、
図1は、本発明に関するハンドルの概略図を示している。
図2は、グリップホルダーとグリップスリーブを取り除いた図1に対応している図を示している。
図3及び図4は、異なった視点からの図1及び図2に対応する2つの図を示している。
図5から図7は、代表的な要素を有する一般的な治療装置の例を示している。
図8は、ハンドルが付いた医者要素を示している。
図9は、グリップ棒が付いた医者要素を示している。
図10は、本発明および分解した状態の対応するベースに関する歯科グリップ棒の略図を示している。
図5から図7に、歯科治療装置1が、いくつかの代表的な要素とともに示されている。図5の図面には、歯科治療装置1が、キャリア部2、医者要素3および保持アーム5とともに示されている。保持アーム5は、キャリア部2上の医者要素3を保持する役割をする。
図5の図面に示されているように、キャリア部2はいくらかコンパクトな感じのベースに設けられても良い。しかしまた、例えば円柱状のキャリア部といった、異なる形を有するキャリア部が設けられていてもよい。キャリア部2は必ずしも、患者椅子13や治療装置1の異なる要素に接続されていなくてもよい。したがって、キャリア部は別途に設けられた部品でも良い。
保持アーム5は、4つのジョイント8,8´,8´´,8´´´すなわち、キャリア部2から旋回アーム28の境い目の第1のジョイント、スプリングアーム28と医者要素3との間の第4のジョイント8´´´とともに、旋回アーム28とスプリングアーム29の間の第2のジョイント8´と第3のジョイント8´´とともに、旋回アーム28とスプリングアーム29を有している。
医者要素3は、キャリア部2に対して水平な面で、旋回アーム28によって旋回させられる。この旋回動は、2つの垂直軸、第1のジョイント8へ延びる第1の垂直軸と第2のジョイント8´へ延びる第2の垂直軸によって、可能にされる。スプリングアーム29の手段によって、すなわち、2つの水平軸の周りの(さらなる)旋回動によって、医者要素3のキャリア部2に対する高さが調整される。第1の水平軸は、第3のジョイント8´´に延び、第2の水平軸は第4のジョイント8´´´に延びる。この接続では、2つの水平軸により、医者要素3の高さを調整するとき、医者要素3の水平方向を保つことが可能となる。
スプリングアーム29には、医者要素3が手動で動かされたとき、重力に抗する作用を引き起こすバネが組み込まれている。
上述した要素は、従来技術から、知られており、更なる詳細についてはここでは言及しない。
さらに、図5において、ハンドル6の形をしたグリップ要素が、見え、医者要素3をキャリア部2に対して動かす役割をする。
さらに、ジョイント8,8´,8´´,8´´´にはそれぞれ、以降単にブレーキ31,31´,31´´,31´´´に短縮する、ブレーキ要素が備えられていることで、それぞれのジョイント8,8´,8´´,8´´´での動きが制動される。そして、これらは全体として制動システムを形成する。ブレーキ31,31´,31´´,31´´´は電気的に作動および非作動となる。例えば、ブレーキは電気空気式(elektropneumatische)ブレーキであってもよい。
ブレーキ31,31´,31´´,31´´´が作動したとき、医者要素3は、キャリア部2に対して固定された態様で固定される。ブレーキ31,31´,31´´,31´´´が非作動のときは、医者要素3は、キャリア部2に対する位置で調整される。
第1のブレーキ要素31は第1のジョイント8に作用し、第2のブレーキ要素31´は第2のジョイント8´などに作用する。第1の2つのブレーキ31,31´が作動していて、第3および第4のブレーキ31´´,31´´´が作動していないときは、医者要素3の高さの調節が可能であるが、水平面での旋回動は可能でない。したがって、第1の2つのブレーキ31,31´が作動していなくて、第3および第4のブレーキ31´´,31´´´が作動しているときは、医者要素3は水平的に旋回できるが、高さを調整できない。
さらに、図5において、補助要素4が見える。これも、保持アーム5によってキャリア部2に固定されている。
スピットン部12、既に簡単に述べた患者椅子13、ヘッドレスト14、器材ベース11も見える。
また、図6および図7に示されている治療装置1はそれぞれ、対応するキャリア部2、医者要素3の保持アーム5、旋回アーム28とスプリングアームが付いた保持アーム5を有している。
しかしながら、図6に略図された実施形態に係る保持アーム5は、図5に示された装置と異なるように設計される。図5では、医者要素3が保持アーム5上に吊り下げられた態様で固定されているのに対して、図6では、保持アーム5は医者要素3を下から保持する。また、図6の図によるスプリングアーム29´は、図5による装置のものと異なる設計となっている。
この場合、水平軸に対する旋回動は、医者要素3の高さ調整のためには、供されないが、純粋な並進動、すなわちスプリングアーム29´の主軸に沿う、には供される。
図6に示された装置では、図5による医者要素3に類似したトレーホルダー10も見え、旋回軸28とスプリングアーム29がある保持アーム5によって保持される。図6では、踏み板15、椅子16の足踏み要素、多機能足踏み要素17も見える。
図7において、医者要素3は例えば、トレーホルダー10と一緒に設けられているのがわかる。図5による医者要素は、とりわけスクリーンを有している。
また、いわゆる補助要素4のためのそれぞれ対応している保持アーム5が設けられているが、これは図5から7にはより詳細には示されていない。補助要素4の保持器の機構は医者要素3の保持器の機構に対応している。
本発明は、上に示された保持アームの機構が付いた治療装置への応用に限定されない。例えば、本発明は、キャリア部2に対して移動できる、もしくは、追加的に移動できるすなわち、水平軸に対して移動と旋回ができる保持アームが付いた治療装置にも適用できる。
図8および9では、医者要素3の例がより詳細に示される。図4による医者要素3が、グリップ棒あるいは、すなわち、棒7を、有しているのに対して、図8の医者要素3はハンドル6を有していることがわかる。
図8および9に、様々な手動装置19とともに制御ボタンと表示要素18がそれぞれ見える。これらの手動装置19は例えば、電気外科的装置、歯石除去装置、タービン、多機能ハンドピースのようなものが含まれる。手動装置19を医者要素3に保持する支えが設けられる。
本発明は、上述した医療装置の変形態様のすべてに適している。以降、保持アームの選択された変形を参照して第1の実施形態が示される。当業者はこの実施形態を他の保持アームの変形に適用できる事を直ちに理解する。したがって例えば、本発明を、図6に略図されたような保持アームが設けられる治療装置に適用できる。特に、以下の実施形態も、医者要素を参照して説明されるが、本発明は上述した意味の「手術要素」を有する治療装置に一般的に適用できよう。
図1に略図されているように、本発明では、それゆえに、接触センサー9を、例えば、ハンドル6の形をし、もしくはグリップ棒7の形をして、存在するグリップ要素に設けることができる。接触センサー9は、少なくとも一つのブレーキ要素31,31´,31´´,31´´´に接続され、いわゆる接触センサーの作動のような形式によって、少なくとも一つのブレーキ要素が非作動、すなわち、対応するブレーキ31,31´,31´´,31´´´が解除される。
図1では、上から斜めに見た、ハンドル6がより詳細に略図されている。この実施形態の接触センサー9は、静電センサーの形式で設計されている。点線で示されている、グリップスリーブ20が見え、グリップホルダー21にかぶせるように備えられている。グリップホルダー21は、グリップベース26によって、医者要素3に固定的に接続されている。グリップスリーブ20とグリップホルダー21は、例えば、プラスチックで製造されていても良い。
グリップスリーブ20とグリップホルダー21を取り除いたあとの接触センサー9の略図が図2にある。第1のセンサー面22と第2のセンサー面23が見え、とりわけ、これらは互いに空間的に離れており、バネ24によって接続されている。この2つのセンサー面は22,23は、ねじ25によってグリップベース26に接続されている。センサー面22,23は、静電面を形成し、バネ24の手段によって互いに動かすことができ、静電圧力センサーのような形態がつくられる。こうして、接触センサー9は、ハンドル6内に組み込まれており、静電変化によってハンドル6の対応する接触を検出できるように設計される。
しかし、静電型近接スイッチの形式の接触センサー9を設けることもできる。いずれの場合でも、接触センサー9をグリップ要素に集約することができることにより、一般的にコンパクトな設計が可能である。
接触センサー9の信号は、対応するセンサー電子機器に送り込まれ、少なくとも一つのブレーキ31,31´,31´´,31´´´に作用する。
図3および4は図1および2に対応する略図が示されており、視点が下から斜めになるように選択されている。接触センサー9に属しているセンサー電子機器は、引用番号27によって示されている。センサー電子機器は、医者要素3の本体内のグリップベース26の近くもしくは隣接して組み込まれている。静電センサーの形態は、対応する電子機器とブレーキ要素への接続が当業者に周知の手段としてみなされているので、したがって、ここではより詳細には示さない。
こうして、本形態による治療装置は、このようにして設計されているので、静電圧力センサー形式の接触センサーの設計の場合には、以下の機能が満足される。手術者の手によってハンドル6が握られると、センサー面22と23が互いに最小限にまで接近し、接触センサー9が作動する。既に述べたように、接触センサー9は、少なくとも一つのブレーキが非作動、すなわちそのブレーキが解放されるように、少なくとも一つのブレーキ31,31´,31´´,31´´´に接続される。
静電型近接スイッチのような接触センサー9の形態の場合には、接触センサー9を作動させるためにハンドル6への圧力が要求されない接触センサー9の設計の可能性がある。近接スイッチの対応する設計により、手術者の手がハンドル6の表面の近接付近に、例えば約1mmの距離の領域に、移動すると直ぐに接触センサー9が作動するようにもできる。このような形態では、利益的には、ハンドル6はお互いに離れている2つの領域に接触されなければならない、および/もしくは、ハンドルが、接触センサー9を作動させるために、対応して接近しなければならない、とすることができる。このようにして。実際上、不意に接触したとき、接触センサー9が作動することが排除される。
利益的な変形態様によれば、接触センサー9が作動しているとき、医者要素9の水平的な回転運動を制動できるブレーキが、この例の形態では第1および第2のブレーキ31,31´が、非作動となるようにすることができる。
さらに、接触が解放されるとき、すなわち、ハンドル6が解放されるとき、対応するブレーキ要素、上述した場合ではブレーキ31,31´が、再び自動的に作動し、医者要素3の勝手な旋回動が、ハンドル6の解放後再び阻止されるように、接触センサー9が設計される。
この形態によれば、スプリングアーム29を参照すると、接触センサー9が作動しているとき、スプリングアームに作用するブレーキ、したがってこの場合はブレーキ31´´および31´´´が作動するようにすることができる。また、対応するジョイント8´´,8´´´の可動性、および/もしくは、対応するブレーキ31´´,31´´´の作動は、接触センサー9の作動と独立に設計されるようにすることができる。すなわち例えば、ハンドル6が対応して接触しているとき、水平の旋回動は阻止されるが、医者要素3の高さは調整される。
第2の実施形態によれば、治療装置に医者要素3が設けられ、医者要素には「U字形のグリップ」や「グリップ棒」が、手動位置合わせのために設けられている。そのようなグリップ棒7は図9に略図されており、より詳細には図10に略図される。図10では、グリップ棒7の近くに、グリップ棒の一部を形成しているブリップ棒ベース33が、略図されており、医者要素3(この略図には示されていない)にはまるように設けられている。グリップ棒ベース33の中もしくは上には、接触センサーに属しているセンサー電子機器28が備えられる。図10は、分解した状態の部品を示している。グリップ棒7をグリップ棒ベース33に接続するために、ラッチ接続が設けられ、グリップ棒7のラッチ接続のラッチ要素34が示されている。
また、この実施形態によれば、静電センサー形式の、すなわち静電型近接スイッチ形式の接触センサーが設けられている。この場合は、金属管がセンサー面32として設けられる。この金属管は、例えば、スプレーで施されたプラスチック膜で包まれている。
またこの場合は、接触センサーを作動させるために、接触センサーの2つの空間的に離れた領域が接触されなければならないとすることができる。例えば図9および10に略図されているようなグリップ棒7の場合の例のように、ロッド形のグリップ領域がある グリップ要素の場合は、ロッド形のグリップ領域が、ロッドの中心から互いに対向する2つの領域で接触されなければならないようにすることができる。この形式で、例えば不意のカスメ動による接触センサー9の不意の作動を実際上排除することができる。
逆に、第1の実施形態を参照した説明を、対応するように、第2の実施形態に適用する。
それぞれの場合でも、接触センサーに接触しているときは、一つだけのブレーキ要素が非作動となっているだけでなく、付加的に更なる機能がトリガーされる。例えば、手術要素がスクリーンあるいは表示要素を有する場合には、スクリーン、および/または、表示要素が、「待機モード」から「オンモード」のようなものに切替えられる。
したがって要約すると、本発明に係る治療装置では、医者要素もしくは対応する要素を調整しているとき、対応するブレーキ要素を非作動とする特定の操作工程が不要となる。その結果、医者による、より一般的に表現される手術者による、医者要素(もしくは対応する要素)の操作が著しく容易となる。さらに、従来技術による対応しているブレーキ要素の特定の非作動に要求される時間が、もはやこの新しい治療装置では要求されないので、 関係する要素の再位置合わせをより迅速に開始させることができる。この関係により、本発明は、一般的にコンパクトな設計で実施することができる。
1…治療装置、2…キャリア部、3…医者要素、4…補助要素、5…保持アーム、6…ハンドル、7…グリップ棒、8…ブレーキ要素、9…接触センサー、10…トレーホルダー、11…器材ベース、12…スピットン部、13…患者椅子、14…ヘッドレスト、15…踏み板、16…椅子の足踏み要素、17…多機能足踏み要素、18…制御ボタンおよび表示要素、19…様々の手動装置、20…グリップスリーブ、21…グリップホルダー、22…第1のセンサー面、23…第2のセンサー面、24…バネ、25…ねじ、26…グリップベース、27…センサー電子機器、28…旋回軸、29…スプリングアーム、31…ブレーキ要素、32…センサー面、33…グリップ棒ベース、34…ラッチ要素

Claims (14)

  1. キャリア部(2)と、
    手術要素(3,4)と、
    該キャリア部(2)上の前記手術要素(3,4)を保持するための保持アーム(5)と、
    該手術要素(3,4)に備えられたグリップ要素(6,7)であって、前記グリップ要素(6,7)の手動の動きによって、前記手術要素(3,4)を前記キャリア部(2)に対して異なる位置に動かすことができる、グリップ要素と、
    電気的に非作動とすることができ、前記保持アーム(5)の動きが制動される、少なくとも一つのブレーキ要素(8)と、
    を有する医療、特に、歯科治療装置において、
    上記グリップ要素(6,7)に接触センサー(9)が設けられ、そこに接触されたとき、上記ブレーキ要素(8)を非作動にトリガーさせる
    ことを特徴とする歯科治療装置。
  2. 請求項1に基づく治療装置であって、上記ブレーキ要素は電気的に作動することができ、当該治療装置は、もはや接触がされていないとき、上記ブレーキ要素(8)が作動される、治療装置。
  3. 請求項1もしくは請求項2に基づく治療装置であって、上記接触センサー(9)は静電センサーである、治療装置。
  4. 請求項3に基づく治療装置であって、上記接触センサー(9)は、静電圧力センサーもしくは静電型近接スイッチである、治療装置。
  5. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記接触センサー(9)は、互いに空間的に離れている2つのセンサー面を有する、治療装置。
  6. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記接触センサー(9)は、例えば、プラスチックで製造された保護膜によって覆われているセンサー面を有する、治療装置。
  7. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記グリップ要素(6,7)は、グリップ(6)、および/または、棒(7)である、治療装置。
  8. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記保持アーム(5)は少なくとも一つの旋回軸(28)を有し、該旋回軸により上記手術要素(3,4)が上記キャリア部(2)に対して旋回、特に実質的に垂直軸の周りで旋回できる、治療装置。
  9. 請求項8に基づく治療装置であって、上記保持アーム(5)の旋回動は、少なくとも一つの上記ブレーキ要素(8)によって制動される、治療装置。
  10. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記保持アーム(5)は少なくとも一つのスプリングアーム(29)を有し、これによって上記手術要素(3,4)が上記キャリア部(2)に対して調整できる、治療装置。
  11. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記保持アーム(5)は、複数の、例えば4つの、ジョイントを有する、治療装置。
  12. 請求項11に基づく治療装置であって、少なくとも一つのブレーキ要素(8)が少なくとも一つの上記ジョイントに作用する、治療装置。
  13. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記手術要素(3,4)は、少なくとも一つの容器、例えば歯科器具の保持、および/もしくは、歯科器具のトレー(10)、例えば、器具トレーを有する、治療装置。
  14. 上記の請求項のいずれか一つの治療装置であって、上記手術要素(3,4)は、医者要素(3)もしくは補助要素(4)を有する、治療装置。
JP2009535021A 2006-10-31 2007-10-30 センサハンドルを有する医療装置 Pending JP2010508104A (ja)

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