JP2010507698A - 熱安定性のカプセル化顔料 - Google Patents

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Abstract

架橋(メタ)アクリル酸樹脂またはそのコポリマーを全体に塗布された有機顔料を含む顔料組成物を用いて、改善された堅牢度および安定性を備えたエンジニアリングプラスチック、特にポリアミドが着色される。好ましいのは、ジケトピロロピロール、アゾ、プテリジン、イソインドリンおよびイソインドリノン顔料の使用である。顔料組成物の製造方法も、請求される。

Description

本発明は、新規な顔料組成物、その製造方法および着色されたエンジニアリングプラスチック(100℃超または0℃未満で立体安定性およびほとんどの機械的性質を保持する熱可塑性物質)、特にポリアミドに基づくものを製造するためのその使用に関する。
高温で加工されるポリマー(たとえば、エンジニアリングプラスチックおよび特にポリアミド)の内部着色(mass-colouring)は、通常、高い加工温度のポリアミド体(polyamide mass)に可溶性であり、加えて、必要条件である高い耐熱性を有し、例えばポリアミド溶融体の高還元性媒体に関して、適切な化学的安定性も有する、いわゆる溶媒染料を用いて実行される。しかし、可溶性染料は、一般に、顔料に比較してかなり低い耐光性を有する。
そのようなポリマー中での顔料の使用は、ほぼ専ら、ほとんどが重金属を含有する無機顔料、および主にフタロシアニンまたはキナクリドン類から得られ、非常に少ない選択肢の特殊な有機顔料に制限される。しかし無機顔料は、一般に、低い彩度および低い色強度(colour strength)を有する。有機顔料は、結晶相および色変化、移染、着色された材料を蛍光にする傾向が高いこと、そして多くの場合ポリマーとの反応的相互作用などの欠点を有し、顔料の分解および/またはポリマーの機械的性質の損耗をまねく。
それゆえ、高温で加工される内部着色されたエンジニアプラスチック中で、耐光性があり高温安定性を有し、良好な全体的堅牢性を示し、ポリマー材料の物理的性質に負の影響を与えない、高飽和性で強く着色された非蛍光着色が得られる新規な着色剤が求められている。
FR1551400およびEP0046729には、アゾピリミジン着色剤が開示されている。EP0061426には、ジケトピロロピロール顔料が開示されている。WO98/18866には、プテリジン顔料が開示されている。
US3,826,670には、中間体であるイオン架橋性ポリマー塩と、主としてケイ素、チタンまたはジルコニウムの高密で非晶質の水和酸化物または水酸化物からなる表皮と、を備えたカプセル化顔料が開示されている。
EP0744448には、ポリイソシアナートとポリオールとの反応から得られるポリマーマトリックス中にカプセル化された、ステンシルインクに適した顔料が開示されている。
WO2006/089933には、少なくとも部分的に放射線硬化性ポリウレタンに包装された顔料を含む水性分散体、その製造そして特にインクジェットプリントのためのその使用が開示されている。
US5,905,111には、アクリラート系顔料調製物を製造するための連続法が開示されている。しかしそのような顔料調製物は、エンジニアリングプラスチック中では十分な結果が得られない。
US6,800127には、平均寸法が50μm未満で、平均顔料寸法が0.2μm未満のポリアミド粒子を含む顔料調製物が開示されている。しかし、特に堅牢性が、完全には満たされていない。
WO06/111493は、Art.54(3) EPCおよびRule64.3 PCTによる特許出願であり、架橋されていないポリマーにカプセル化された顔料に関する。
ここに、本発明の顔料組成物が、意外にも上述の基準をより大きく満たすことが見出された。
したがって本発明は、固体粒子を含む顔料組成物に関し、その粒子は、それぞれ固体粒子の総重量に基づいて、有機顔料を20〜75重量%および架橋ポリマーを80〜25重量%、好ましくは有機顔料を25〜60重量%および架橋ポリマーを75〜40重量%含み、その固体粒子の表面は、主として架橋ポリマーからなり、その架橋ポリマーは、架橋剤と、平均分子量:Mが2000〜200000、好ましくは25000〜150000、最も好ましくは80000〜125000のプレポリマーとから得られ、そのプレポリマーは、(a)式(I):
Figure 2010507698
(式中、Rは、Hであり、C〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはCOORであり、RおよびRは、互いに独立して、H、OR、NHR、C〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルであり、R、RおよびRは、互いに独立して、H、非置換C〜CアルキルもしくはC〜Cアルケニル、またはそれぞれがヒドロキシおよび/もしくはエポキシ基1個以上で置換されたC〜CアルキルもしくはC〜Cアルケニルであり、nは、2〜2000、好ましくは5〜1500の数である)で示される反復ブロックと、(b1)ヒドロキシ、エポキシまたは第一級もしくは第二級アミノ基あるいは(b2)不飽和結合と、を含む。
有機顔料、架橋ポリマーに直接埋込まれるか、またはそれは、例えば、顔料誘導体、ポリマーまたはその表面に吸着もしくは結合された1種以上の遷移金属酸化物の層で、化学的もしくは物理的表面改質もしくはカプセル化されている。しかし、所望の性質を得るために、固体粒子の表面が主として架橋ポリマーからならなければないため、顔料および任意の更なる成分は、架橋ポリマーにより完全に取り囲まれていなければならない。
プレポリマーは、最も適切には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸およびその誘導体(例えば、そのエステルおよびアミドならびにマレイン酸無水物)からなる群から選択される不飽和モノマーに基づくホモ−またはコポリマーであり、そのモノマーは、極性の低いモノマー(例えば、塩化ビニル、ビニルアルコールまたは好ましくはスチレン)で共重合されていてもよい。好ましくはプレポリマーは、式(I)で示される反復ブロックを少なくとも30重量%含む。
これらのプレポリマーを、公知の架橋剤、例えば反応性架橋剤(例えば、ポリイソシアナート、ポリヒドラジド、ポリカルボン酸、ポリオキサゾリン、ポリアジリジン、ポリエポキシド、ポリスルホンアジド、ポリケチミン、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂)と、または例えばプレポリマーのカルボキシ基と塩を形成する架橋剤(例えば、ポリアミンまたは金属イオン)と架橋させる。多官能性架橋剤は、一般に、官能基を2〜10個、好ましくは2、3または4個、特に2個含む。
しかし、本発明の特に好ましい態様は、例えば先に記載された架橋性基および架橋基の両方を含む自己架橋プレポリマーの使用である。架橋性基および架橋基は、場合によりコポリマーのブロックとして、同じバックボーン上にあってもよく、または互いに重なり合った異なるバックボーン上にあってもよい。
適切なプレポリマーは、公知であり、その広い選択肢は、市販もされている。適切なプレポリマーは、例えば、WO01/74735に開示されている。市販の自己架橋プレポリマーは、例えば、Acronal(登録商標)LR8977、Acronal(登録商標)S760na(両者ともBASF AG, Ludwigshafen/DE)およびGlascol(登録商標)C44(CIBA Specialty Chemicals Inc.)である。
架橋剤の量は、プレポリマーの量に基づいて、一般に1〜25重量%である。架橋剤が、プレポリマーに別々に添加される場合、その量は、プレポリマーの量に基づいて、好ましくは2〜20重量%、最も好ましくは3〜10重量%である。架橋剤が、自己架橋性プレポリマーを物理的に含む場合、その量は、プレポリマーの量に基づいて、好ましくは1〜20重量%、最も好ましくは4〜10重量%である。架橋剤が、自己架橋プレポリマーバックボーンの一部である場合、プレポリマーの製造に用いられる自己架橋基を含むモノマーの量は、プレポリマーの製造に用いられるモノマーの総量に基づいて、好ましくは1〜20重量%、最も好ましくは4〜10重量%である。
架橋反応は、コーティングの分野で公知である(例えば、Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Paints and Coating, 2. Types of Paints and Coatings(Binders), Wiley-VCH Verlag GmbH & Co. KGaA, 6th Edition 2002を参照)。架橋反応は、簡便に室温で(例えば、水性アクリル酸プレポリマー分散体の場合、次にビスヒドラジドまたはアジリジンを添加する)、または高温(例えば、50〜300℃、特に130〜200℃)で、場合により適切な触媒(例えば、酸、金属化合物、アミン、アンモニウムまたはヒドロキシイオン、例えば塩酸、ジブチルスズラウリラート、トリエチルアミンまたはヨウ化テトラブチルアンモニウム)の存在下で実施することができる。
本発明の顔料組成物は、一般に、0.01〜10μm、好ましくは5μmまで、最も好ましくは0.05〜2μm、特に0.1〜1μmの寸法を有する顔料粒子を含む。その顔料を含むカプセルは、好ましくは平均容積10−20〜10−8、特に10−18〜10−10を有する。
本発明の顔料組成物は、全での顔料組成物に基づいて、適宜、他の成分を0〜20重量%、好ましくは揮発性成分を0〜3重量%、最も好ましくは揮発性成分を2重量%まで含む。揮発性成分は、好ましくは有機溶媒または水、最も好ましくは水からなる。
有機顔料(例えば、ジケトピロロピロール、キナクリドン、アゾ、キノフタロン、フタロシアニン、インダントロン、フラバントロン、ピラントロン、アントラキノン、ペリレン、ジオキサジン、ペリノン、チオインジゴ、イソインドリノン、イソインドリン、プテリジンおよび金属錯体顔料)のいずれも用いることができる。
しかし、好ましいのは、ジケトピロロピロール、アゾ、プテリジン、イソインドリンおよびイソインドリノン顔料の使用、特に
式(II):
Figure 2010507698
(式中、RおよびRは、それぞれ他から独立して、式:
Figure 2010507698
で示される基であり、
およびR10は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲン、C〜C24アルキル、トリフルオロメチル、C〜Cシクロアルキル、C〜C18アルコキシ、C〜C18アルキルチオ、C〜C18アルキルアミノ、シアノ、カルバモイル、ニトロ、フェニル、…C=N−C〜C24アルキル、
Figure 2010507698
イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピペラジニル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、モルホリニル、ピペリジニルまたはピロリジニルであり、好ましくは、水素、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、ニトロ、トリフルオロメチル、フェニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cアルキルアミノであり;
11およびR12は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;
13は、−CH−、−CH(CH)−、−C(CH−、−CH=N−、−N=N−、−O−、−S−、−SO−、−SO−、NHまたは−NC〜Cアルキル−であり;
14およびR15は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはCNである)で示されるピロロ[3,4−c]ピロール;
式(III):
Figure 2010507698
(式中、R16、R17およびR18は、互いに独立して、水素;それぞれ非置換であるか、またはハロゲン、OH、OR26、COR26、SR26、SO26、SO26、CN、COOH、COO−+、COOR26、CONH、CONHR26もしくはCONR2627により置換されたC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ベンジルまたはフェニルであり、好ましくはR16、R17またはR18は、水素であり、最も好ましくはR16、R17およびR18は、全て水素であり;
19は、式:
Figure 2010507698
であり;
20、R21、R22、R23およびR24は、互いに独立して、水素、ハロゲン、SOH、SO −+、SO26、SO26、SONH、SONHR26、SONR2627、COOH、COO−+、COOR26、CONH、CONHR26、CONR2627、CN、NO、OCOR26、NHCOR27、NR26COR27、R26、OH、OR26、SR26、NH、NHR26またはNR2627であるか;
あるいはR20とR21、またはR21とR22が、対として一緒になって、非置換であるか、またはR26および/もしくはR27により置換されたNHCONH、CONHCOまたはブタジエニレンとなっており;
25は、HもしくはR26であるか;またはR25は、R22もしくはR24と一緒になって、5−もしくは6−員飽和もしくは不飽和環を形成しており;
26およびR27は、それぞれ他のR26またはR27から独立して、それぞれ非置換であるか、または1種以上のハロゲン、OH、OC〜Cアルキル、COC〜Cアルキル、CN、NO、COOC〜Cアルキル、COOH、COO−+、CONH、CONHC〜Cアルキル、CON(C〜Cアルキル)、SO〜Cアルキル、SOHもしくはSO −+により置換されたC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ベンジルまたはフェニルであり;
は、Li、Na、K、1/2Ca2+、1/2Sr2+、1/2Ba2+、1/2Co2+、1/2Cu2+、1/2Ni2+、1/2Mn2+、1/2Mg2+、1/2Zn2+、1/3Al3+、1/2TiO2+、1/2ZrO2+、またはNR28293031であり、ここでR28〜R31は、それぞれ他から独立して、水素;それぞれ非置換であるか、もしくは場合によりヒドロキシにより置換されたベンジルもしくはC〜C24アルケニル;[C〜Cアルキレン−O]Hもしくは[C〜Cアルキレン−O]26であり、ここでmは、1〜8の数であるか、またはR31は、同一もしくは異なる…NR282930基2個をつなぐC〜C12アルキレンであり;
、YおよびYは、互いに独立して、Oまたは好ましくはNHであり、最も好ましくはY、YおよびYの2個または3個全てが、NHである)で示されるアゾピリミジン;
式(IV)または(V):
Figure 2010507698
(式中、R32、R33、R34およびR35は、それぞれ互いに独立して、NH、OH、水素、C〜Cアルキル、NHR36、N(R36または
Figure 2010507698
あるいはそれぞれが非置換であるか、またはハロゲン、OH、NH、C〜CアルキルもしくはC〜Cアルコキシにより置換されたフェニル、ビフェニルまたはナフチルであり、好ましくはNH、OH、水素、メチル、エチル、NHCOR37、NHCOOR37、NHCONHR37、NHCONR3637あるいは非置換であるか、またはOHもしくはNHで置換されたフェニルであり、最も好ましくは、NH、OH、水素、メチル、NHCOR37または非置換であるか、もしくはNHで置換されたフェニルであり、ここで
36は、C〜Cアルキル;非置換であるか、またはハロゲン、C〜CアルキルもしくはC〜Cアルコキシで置換されたフェニル、COR37、COOR37あるいはCONHR37であり;
37は、C〜Cアルキルあるいは非置換であるか、またはハロゲン、C〜CアルキルもしくはC〜Cアルコキシで置換されたフェニルであり、好ましくはC〜Cアルキルあるいは非置換であるか、またはクロロ、メチル、エチル、メトキシもしくはエトキシで置換されたフェニルであり、最も好ましくはメチル、エチルまたはフェニルであるが、基:R32、R33、R34およびR35のうちの少なくとも2個が、NHまたはOHであることが前提であり、最も好ましくはR32およびR35が、同一であり、R33およびR34が、同一であり、対:R32とR35またはR33とR34の少なくとも一方が、NHまたはOHである)示されるピリミドプテリジン;
式(VI)、(VII)または(VIII):
Figure 2010507698
(式中、R38は、基:
Figure 2010507698
であり;
39は、水素、C〜Cアルキル、ベンジルまたは基:
Figure 2010507698
であり;
40は、水素またはR38であり;
41、R42、R43およびR44は、それぞれ他から独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルである)で示されるイソインドリン;
式(IX)または(X):
Figure 2010507698
(式中、R45およびR46は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルである)で示されるイソインドリノン、
ならびに式(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)および/または(X)で示される化合物2種以上の混合物の使用である。
好ましくはR20、R21、R22、R23およびR24の一つ以上が、COOH、COO−+、SOHまたはSO −+であり、特にR16、R17およびR18の少なくとも1つと一緒になって、それぞれベタインまたはスルホベタインを形成している。
好ましくは、M は、Li、1/2Ca2+、1/2Sr2+、1/2Ba2+、1/2Mn2+、1/2Mg2+または1/2Zn2+である。
特に好ましいのは、式:
Figure 2010507698

Figure 2010507698
で示される顔料および
Figure 2010507698
で示されるM塩である。
ハロゲンは、代表的には、フルオロ、ブロモまたはクロロであり、好ましくはアリールまたはヘテロアリール上のブロモまたは特にクロロ、およびアルキル上のフルオロである。
〜C12アルキルは、代表的には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2,2−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、n−オクチル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシルまたはドデシルである。C〜C12シクロアルキルは、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、トリメチルシクロヘキシル、メンチル、ツジル、ボルニル、1−アダマンチルまたは2−アダマンチルである。
〜C12アルケニルまたはC〜C12シクロアルケニルは、それぞれ、一価または多価不飽和であり、2個以上の二重結合が分離または共役していてもよいC〜C12アルキルまたはC〜C12シクロアルキルであり、例えば、ビニル、アリル、2−プロペン−2−イル、2−ブテン−1−イル、3−ブテン−1−イル、1,3−ブタジエン−2−イル、2−シクロブテン−1−イル、2−ペンテン−1−イル、3−ペンテン−2−イル、2−メチル−1−ブテン−3−イル、2−メチル−3−ブテン−2−イル、3−メチル−2−ブテン−1−イル、1,4−ペンタジエン−3−イル、2−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、1−p−メンテン−8−イル、4(10)−ツジェン−10−イル、2−ノルボルネン−1−イル、2,5−ノルボルナジエン−1−イル、7,7−ジメチル−2,4−ノルカラジエン−3−イルまたはヘキセニル、オクテニル、ノネニル、デセニルもしくはドデセニルの様々な異性体である。
顔料は、好ましくは、10〜150m/gの比表面積を有する。特に好ましいのは、12〜50m/gの比表面積を有する不透明顔料および50〜100m/gの比表面積を有する透明顔料である。
本発明の顔料組成物を、不活性液体媒体(例えば、有機溶媒または好ましくは水)に顔料およびプレポリマーを分散させ、その後、架橋剤を添加し、架橋触媒を添加し、そして/または加熱してプレポリマーを架橋させることにより、適切に製造される。その後、本発明の顔料組成物を、好ましくはろ過により単離し、乾燥させる。
あるいは、プレポリマー中の顔料の分散体を単離し、場合により乾燥させ、場合により熱架橋剤も含ませ、その後、加熱することのみにより架橋を実施することも可能である。
架橋、または場合により架橋の最終的部分は、着色されるエンジニアリングプラスチックの最終的な加工の際に実施することもできる。
顔料およびプレポリマーを一緒に分散させることができ、または顔料をプレポリマーの分散体もしくは溶液に分散させることができ、またはプレポリマーを顔料の分散体に分散もしくは溶解させることができ、またはプレポリマーを顔料の存在下での乳化もしくは懸濁重合により(例えば、顔料を重合性モノマーまたはモノマーの混合物に添加し、その後、引き続き重合反応を行うことにより)製造することができる。
本発明は、着色されたエンジニアプラスチックを製造する方法にも関するが、ここでエンジニアリングプラスチックおよび着色に効果的な量の少なくとも1種の本発明の顔料組成物は、200℃以上、好ましくは220〜350℃、最も好ましくは240〜330℃の温度で一緒に加工される。
一般に、本発明の顔料組成物の量は、エンジニアリングプラスチックおよび本発明の顔料組成物の総量に基づいて、0.001〜70重量%であろう。好ましくは、それぞれエンジニアリングプラスチックおよび本発明の顔料組成物の総量に基づいて、着色物の場合には0.01〜10重量%、マスターバッチの場合には30〜60重量%である。本発明の顔料組成物で着色されるエンジニアリングプラスチックは、一般に、10〜10g/molの範囲の分子量を有するポリマーである。
本発明の顔料組成物でのエンジニアリングプラスチックの着色は、例えば、ロールミルまたは混合もしくは粉砕装置を用いてそのような顔料組成物を下地に混合することにより実施され、その結果、顔料組成物は、エンジニアリングプラスチックに微細分布される。その後、混和された顔料組成物を含む高エンジニアリングプラスチックは、それ自体が公知の方法、例えば、カレンダリング、圧縮成形、押出し、引き、溶融紡糸、鋳込みまたは射出成形により加工され、それにより着色された材料は、最終的な形状になる。実際の加工ステップの直前に、例えば、固体(例えば、粉状の顔料組成物)と同時に粉砕または粉末化されたエンジニアリングプラスチック、そして場合により更なる成分(例えば、添加剤)を、加工装置の取入れ部分に直接、連続供給し、そこで加工の直前に混合を行うことにより、顔料組成物の混和を実施することもできる。架橋を、この段階で実行するか、または終了してもよい。しかし一般には、顔料組成物を事前にエンジニアリングプラスチックに混合するのが、より均一に着色された生成物が得られることから好ましい。
注目すべきことに、本発明の顔料組成物は、加工の際に構造の大部分を保持するため、本発明の架橋ポリマーは、顔料の周辺に残存し、このため顔料とエンジニアリングプラスチックとの直接の接触が防止される。本発明の顔料組成物は、エンジニアリングプラスチックとの優れた適合性も有する。
非剛性成形体を製造するため、またはその脆性を低減するために、成形の前にいわゆる可塑化剤をエンジニアリングプラスチックに組み込むことが可能である。可塑化剤として、例えば、リン酸、フタル酸またはセバシン酸のエステルを用いてもよい。本発明の方法では、可塑化剤は、着色剤を組み込む前または後にポリマーに組み込まれてもよい。異なる色合いを得るために、本発明の顔料組成物に加え、更なる顔料または他の着色剤を所望の量で、場合により更なる成分(例えば、重点剤またはドライヤー(乾燥剤))と一緒に、エンジニアリングプラスチックに添加することも可能である。
その一方で、場合により、例えば、ガラス繊維または他の公知の強化剤を組み込むことにより、剛性および/または固体性を上昇させることが望ましい。
本発明の着色に適した好ましいエンジニアリングプラスチックは、20℃での比誘電率2.5以上を有する非常に一般的なポリマー、好ましくは、ポリエステル(例えば、PET)、ポリカーボナート(PC)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン/アクリロニトリル(SAN)またはアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)である。
特に好ましいのは、ポリエステルであり、非常に特別に好ましいのは、ポリアミド(例えば、ポリアミド6、ポリアミド6.6、ポリアミド12およびアラミド)である。
本発明の顔料組成物は、前述の材料(特にポリアミド)に良好に分散させることができ、着色が強く、むらのない色相および使用堅牢度、特に熱安定性、耐光性、耐移染性および洗濯堅牢度をそれらに提供し、蛍光および機械的性質の劣化を提供しない。
以下の実施例は、本発明を例示しており、それを限定するものではない(他に断りがなければ、部および「%」は、重量についてである)。重量部と容積部との関係は、gとcmとの関係と同様である。
実施例1:式:
Figure 2010507698
で示される顔料の35.2%湿性プレスケーキ28.5gを、水200mlに分散させた。Acronal(登録商標)S760(50±1%固体、BASF)40gをそれに添加し、その懸濁液を2時間撹拌した。その後、HClの添加によりポリマーを沈殿させ、固体をろ過し、60℃/10Paで乾燥させた。
実施例2:式:
Figure 2010507698
で示される顔料の55%湿性プレスケーキ18.2gを、Acronal(登録商標)LR8977(50±1%固体、BASF)を20g含む水250mlに分散させた。その後、HClの添加によりポリマーを沈殿させ、固体をろ過し、60℃/10Paで乾燥させた。
実施例3:式:
Figure 2010507698
で示される顔料の42.2%湿性プレスケーキ23.7gを、Glascol(登録商標)C44(〜40%固体、CIBA Specialty Chemicals Inc.)を23.8g含む水250mlに分散させた。その後、ポリマーをHClで沈殿させ、黄色の懸濁液を100℃で18時間加熱した。ろ過して50℃/10Paで乾燥させ、黄色粒状物を20g得た。
実施例4〜6:実施例1〜3のカプセル化顔料を0.2%含むポリアミド6(Ultramid(登録商標)B3K, BASF)で構成されたたテストプレートを、二軸押出機で配合された予備濃縮物から射出成形することにより製造した。加工温度は、240〜300℃であった。そうして生成されたテストプレートは、優れた温度および光安定性、ならびに優れた洗浄安定性を示し、色移りおよび蛍光を示さなかった。

Claims (12)

  1. 固体粒子を含む顔料組成物であって、その粒子が、それぞれ固体粒子の総重量に基づいて、有機顔料を20〜75重量%および架橋ポリマーを80〜25重量%、好ましくは有機顔料を25〜60重量%および架橋ポリマーを75〜40重量%を含み、その固体粒子の表面が、主として架橋ポリマーからなり、その架橋ポリマーが、架橋剤と、平均分子量:Mが2000〜200000、好ましくは25000〜150000、最も好ましくは80000〜125000のプレポリマーとから得られ、そのプレポリマーが、(a)式(I):
    Figure 2010507698

    (式中、Rは、Hであり、C〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはCOORであり、RおよびRは、互いに独立して、H、OR、NHR、C〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルであり、R、RおよびRは、互いに独立して、H、非置換C〜CアルキルもしくはC〜Cアルケニル、またはそれぞれがヒドロキシおよび/もしくはエポキシ基1個以上で置換されたC〜CアルキルもしくはC〜Cアルケニルであり、nは、2〜2000、好ましくは5〜1500の数である)で示される反復ブロックと、(b1)ヒドロキシ、エポキシまたは第一級もしくは第二級アミノ基あるいは(b2)不飽和結合と、を含む顔料組成物。
  2. 有機顔料が、式(II):
    Figure 2010507698

    (式中、RおよびRは、それぞれ他から独立して、式:
    Figure 2010507698

    で示される基であり、
    およびR10は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲン、C〜C24アルキル、トリフルオロメチル、C〜Cシクロアルキル、C〜C18アルコキシ、C〜C18アルキルチオ、C〜C18アルキルアミノ、シアノ、カルバモイル、ニトロ、フェニル、…C=N−C〜C24アルキル、
    Figure 2010507698

    イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピペラジニル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、モルホリニル、ピペリジニルまたはピロリジニルであり、好ましくは、水素、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、ニトロ、トリフルオロメチル、フェニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cアルキルアミノであり;
    11およびR12は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;
    13は、−CH−、−CH(CH)−、−C(CH−、−CH=N−、−N=N−、−O−、−S−、−SO−、−SO−、NHまたは−NC〜Cアルキル−であり;
    14およびR15は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはCNである)で示されるピロロ[3,4−c]ピロール;
    式(III):
    Figure 2010507698

    (式中、R16、R17およびR18は、互いに独立して、水素;それぞれ非置換であるか、またはハロゲン、OH、OR26、COR26、SR26、SO26、SO26、CN、COOH、COO−+、COOR26、CONH、CONHR26もしくはCONR2627により置換されたC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ベンジルまたはフェニルであり、好ましくはR16、R17またはR18は、水素であり、最も好ましくはR16、R17およびR18は、全て水素であり;
    19は、式:
    Figure 2010507698

    であり;
    20、R21、R22、R23およびR24は、互いに独立して、水素、ハロゲン、SOH、SO −+、SO26、SO26、SONH、SONHR26、SONR2627、COOH、COO−+、COOR26、CONH、CONHR26、CONR2627、CN、NO、OCOR26、NHCOR27、NR26COR27、R26、OH、OR26、SR26、NH、NHR26またはNR2627であるか;
    あるいはR20とR21、またはR21とR22が、対として一緒になって、非置換であるか、またはR26および/もしくはR27により置換されたNHCONH、CONHCOまたはブタジエニレンとなっており;
    25は、HもしくはR26であるか;またはR25は、R22もしくはR24と一緒になって、5−もしくは6−員飽和もしくは不飽和環を形成しており;
    26およびR27は、それぞれ他のR26またはR27から独立して、それぞれ非置換であるか、または1種以上のハロゲン、OH、OC〜Cアルキル、COC〜Cアルキル、CN、NO、COOC〜Cアルキル、COOH、COO−+、CONH、CONHC〜Cアルキル、CON(C〜Cアルキル)、SO〜Cアルキル、SOHもしくはSO −+により置換されたC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ベンジルまたはフェニルであり;
    は、Li、Na、K、1/2Ca2+、1/2Sr2+、1/2Ba2+、1/2Co2+、1/2Cu2+、1/2Ni2+、1/2Mn2+、1/2Mg2+、1/2Zn2+、1/3Al3+、1/2TiO2+、1/2ZrO2+、またはNR28293031であり、ここでR28〜R31は、それぞれ他から独立して、水素;それぞれ非置換であるか、もしくは場合によりヒドロキシにより置換されたベンジルもしくはC〜C24アルケニル;[C〜Cアルキレン−O]Hもしくは[C〜Cアルキレン−O]26であり、ここでmは、1〜8の数であるか、またはR31は、同一もしくは異なる…NR282930基2個をつなぐC〜C12アルキレンであり;
    、YおよびYは、互いに独立して、Oまたは好ましくはNHであり、最も好ましくはY、YおよびYの2個または3個全てが、NHである)で示されるアゾピリミジン;
    式(IV)または(V):
    Figure 2010507698

    (式中、R32、R33、R34およびR35は、それぞれ互いに独立して、NH、OH、水素、C〜Cアルキル、NHR36、N(R36または
    Figure 2010507698

    あるいはそれぞれが非置換であるか、またはハロゲン、OH、NH、C〜CアルキルもしくはC〜Cアルコキシにより置換されたフェニル、ビフェニルまたはナフチルであり、好ましくはNH、OH、水素、メチル、エチル、NHCOR37、NHCOOR37、NHCONHR37、NHCONR3637あるいは非置換であるか、またはOHもしくはNHで置換されたフェニルであり、最も好ましくは、NH、OH、水素、メチル、NHCOR37または非置換であるか、もしくはNHで置換されたフェニルであり、ここで
    36は、C〜Cアルキル;非置換であるか、またはハロゲン、C〜CアルキルもしくはC〜Cアルコキシで置換されたフェニル、COR37、COOR37あるいはCONHR37であり;
    37は、C〜Cアルキルあるいは非置換であるか、またはハロゲン、C〜CアルキルもしくはC〜Cアルコキシで置換されたフェニルであり、好ましくはC〜Cアルキルあるいは非置換であるか、またはクロロ、メチル、エチル、メトキシもしくはエトキシで置換されたフェニルであり、最も好ましくはメチル、エチルまたはフェニルであるが、基:R32、R33、R34およびR35のうちの少なくとも2個が、NHまたはOHであることが前提であり、最も好ましくはR32およびR35が、同一であり、R33およびR34が、同一であり、対:R32とR35またはR33とR34の少なくとも一方が、NHまたはOHである)示されるピリミドプテリジン;
    式(VI)、(VII)または(VIII):
    Figure 2010507698

    (式中、R38は、基:
    Figure 2010507698

    であり;
    39は、水素、C〜Cアルキル、ベンジルまたは基:
    Figure 2010507698

    であり;
    40は、水素またはR38であり;
    41、R42、R43およびR44は、それぞれ他から独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルである)で示されるイソインドリン;
    式(IX)または(X):
    Figure 2010507698

    (式中、R45およびR46は、それぞれ他から独立して、水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルである)で示されるイソインドリノン、
    ならびに式(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)および/または(X)で示される化合物2種以上の混合物から選択される、請求項1記載の顔料組成物。
  3. プレポリマーが、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸およびその誘導体(例えば、そのエステルおよびアミドならびにマレイン酸無水物)からなる群から選択され、極性の低いモノマー(例えば、塩化ビニル、ビニルアルコールまたは好ましくはスチレン)と共重合されていてもよい不飽和モノマーに基づくホモ−またはコポリマーからなる群から選択され、式(I)で示される反復ブロックを少なくとも30重量%含む、請求項1または2記載の顔料組成物。
  4. 架橋剤の量が、プレポリマーの量に基づいて、1〜25重量%である、請求項1、2または3記載の顔料組成物。
  5. 0.01〜10μm、好ましくは5μmまで、最も好ましくは0.05〜2μm、特に0.1〜1μmの寸法を有する顔料粒子を含む、請求項1、2、3または4記載の顔料組成物。
  6. 全顔料組成物に基づいて、他の成分を0〜20重量%、好ましくは揮発性成分を0〜3重量%、最も好ましくは揮発性成分を2重量%まで含む、請求項1、2、3、4または5記載の顔料組成物。
  7. エンジニアリングプラスチックおよび着色に効果的な量の少なくとも1種の請求項1、2、3、4、5または6記載の顔料組成物を含む組成物。
  8. エンジニアリングプラスチックが、20℃での比誘電率2.5以上のポリマー、好ましくは、ポリエステル(PETなど)、ポリカーボナート(PC)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン/アクリロニトリル(SAN)またはアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)である、請求項7記載の組成物。
  9. エンジニアリングプラスチックおよび着色に効果的な量の少なくとも1種の本発明の顔料組成物が、200℃以上、好ましくは220〜350℃、最も好ましくは240〜330℃の温度で一緒に加工される、着色されたエンジニアリングプラスチックの製造方法。
  10. 顔料およびプレポリマーを一緒に分散させるか、または顔料をプレポリマーの分散体もしくは溶液に分散させるか、またはプレポリマーを顔料の分散体に分散もしくは溶解させるか、またはプレポリマーを顔料の存在下での乳化もしくは懸濁重合により製造する、請求項1、2、3、4、5または6記載の顔料組成物の調製物。
  11. エンジニアリングプラスチックを着色するための、請求項1、2、3、4、5または6記載の顔料組成物の使用。
  12. 請求項1、2、3、4、5または6記載の顔料組成物を含むエンジニアリングプラスチック。
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