JP2010507672A5 - - Google Patents

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JP2010507672A5
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(顕著な医学的必要性)
アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるための、さらなる治療または代替的な治療の必要性に対する関心は、依然として大きなままである。好ましくは、この治療薬は、疾患の原因となるプロセスおよび/または経路を変えることができるか、あるいは生活の質を高め、ならびに/あるいはアルツハイマー病患者の生存期間を延ばすことができる。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
アルツハイマー病の治療を必要とする個体におけるアルツハイマー病を治療する方法であって、(i)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬との有効量の組み合わせを、個体に投与する工程を含む、方法。
(項目2)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
Figure 2010507672

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、項目1に記載の方法。
(項目5)
アラルキルはPhCH −であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH −3−Py−(CH −である、項目4に記載の方法。
(項目6)
が、CH −、CH CH −またはPhCH −から選択され、
が、H−、PhCH −または6−CH −3−Py−(CH −から選択され、
が、H−、CH −またはBr−から選択される、項目4に記載の方法。
(項目7)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、項目1または8に記載の方法。
(項目10)
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、項目1に記載の方法。
(項目12)
がCH −であり、R がHであり、R がCH −である、項目6に記載の方法。
(項目13)
がCH CH −またはPhCH −であり、R がH−であり、R がCH −である、項目6に記載の方法。
(項目14)
がCH −であり、R がPhCH −であり、R がCH −である、項目6に記載の方法。
(項目15)
がCH −であり、R が6−CH −3−Py−(CH −であり、R がH−である、項目6に記載の方法。
(項目16)
が6−CH −3−Py−(CH −である、項目6に記載の方法。
(項目17)
がCH −であり、R がH−であり、R がH−またはCH −である、項目6に記載の方法。
(項目18)
がCH −であり、R がH−であり、R がBr−である、項目6に記載の方法。
(項目19)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、項目1に記載の方法。
(項目20)
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、項目19に記載の方法。
(項目23)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、項目1に記載の方法。
(項目24)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、項目1に記載の方法。
(項目25)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、項目1に記載の方法。
(項目26)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、項目1に記載の方法。
(項目27)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、項目1に記載の方法。
(項目28)
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、項目1に記載の方法。
(項目29)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、項目1に記載の方法。
(項目30)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、項目29に記載の方法。
(項目31)
アルツハイマー病に関連する変異遺伝子または異常遺伝子を有するか、またはアルツマイマー病と診断された個体における、アルツハイマー病の進行(アルツハイマー病)を遅らせる方法であって、(i)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬との有効量のを組み合わせを、個体に投与する工程を含む、方法。
(項目32)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
Figure 2010507672

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、項目31に記載の方法。
(項目35)
アラルキルはPhCH −であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH −3−Py−(CH −である、項目34に記載の方法。
(項目36)
が、CH −、CH CH −またはPhCH −から選択され、
が、H−、PhCH −または6−CH −3−Py−(CH −から選択され、
が、H−、CH −またはBr−から選択される、項目34に記載の方法。
(項目37)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、項目31に記載の方法。
(項目38)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、項目31または38に記載の方法。
(項目40)
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、項目31に記載の方法。
(項目42)
がCH −であり、R がHであり、R がCH −である、項目36に記載の方法。
(項目43)
がCH CH −またはPhCH −であり、R がH−であり、R がCH −である、項目36に記載の方法。
(項目44)
がCH −であり、R がPhCH −であり、R がCH −である、項目36に記載の方法。
(項目45)
がCH −であり、R が6−CH −3−Py−(CH −であり、R がH−である、項目36に記載の方法。
(項目46)
が6−CH −3−Py−(CH −である、項目36に記載の方法。
(項目47)
がCH −であり、R がH−であり、R がH−またはCH −である、項目36に記載の方法。
(項目48)
がCH −であり、R がH−であり、R がBr−である、項目36に記載の方法。
(項目49)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、項目31に記載の方法。
(項目50)
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、項目49に記載の方法。
(項目53)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、項目31に記載の方法。
(項目54)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、項目31に記載の方法。
(項目55)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、項目31に記載の方法。
(項目56)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、項目31に記載の方法。
(項目57)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、項目31に記載の方法。
(項目58)
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、項目31に記載の方法。
(項目59)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、項目31に記載の方法。
(項目60)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、項目59に記載の方法。
(項目61)
アルツハイマー病のリスクがある個体における、アルツハイマー病を予防するか、またはアルツハイマー病の進行を遅らせる方法であって、(i)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬との有効量のを組み合わせを、個体に投与する工程を含む、方法。
(項目62)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目61に記載の方法。
(項目64)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
Figure 2010507672

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、項目61に記載の方法。
(項目65)
アラルキルはPhCH −であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH −3−Py−(CH −である、項目64に記載の方法。
(項目66)
が、CH −、CH CH −またはPhCH −から選択され、
が、H−、PhCH −または6−CH −3−Py−(CH −から選択され、
が、H−、CH −またはBr−から選択される、項目46に記載の方法。
(項目67)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、項目61に記載の方法。
(項目68)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、項目61または68に記載の方法。
(項目70)
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、項目61に記載の方法。
(項目72)
がCH −であり、R がHであり、R がCH −である、項目66に記載の方法。
(項目73)
がCH CH −またはPhCH −であり、R がH−であり、R がCH −である、項目66に記載の方法。
(項目74)
がCH −であり、R がPhCH −であり、R がCH −である、項目66に記載の方法。
(項目75)
がCH −であり、R が6−CH −3−Py−(CH −であり、R がH−である、項目66に記載の方法。
(項目76)
が6−CH −3−Py−(CH −である、項目66に記載の方法。
(項目77)
がCH −であり、R がH−であり、R がH−またはCH −である、項目66に記載の方法。
(項目78)
がCH −であり、R がH−であり、R がBr−である、項目66に記載の方法。
(項目79)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、項目61に記載の方法。
(項目80)
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、項目79に記載の方法。
(項目81)
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、項目80に記載の方法。
(項目82)
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、項目79に記載の方法。
(項目83)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、項目61に記載の方法。
(項目84)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、項目61に記載の方法。
(項目85)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、項目61に記載の方法。
(項目86)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、項目61に記載の方法。
(項目87)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、項目61に記載の方法。
(項目88)
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、項目61に記載の方法。
(項目89)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、項目61に記載の方法。
(項目90)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、項目89に記載の方法。
(項目91)
(a)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(b)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬と、(c)アルツハイマー病を治療し、予防し、進行を遅らせるか、または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるための使用指示書とを含む、キット。
(項目92)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目91に記載のキット。
(項目93)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目91に記載のキット。
(項目94)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
Figure 2010507672
を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、項目91に記載のキット。
(項目95)
アラルキルはPhCH −であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH −3−Py−(CH −である、項目94に記載のキット。
(項目96)
が、CH −、CH CH −またはPhCH −から選択され、
が、H−、PhCH −または6−CH −3−Py−(CH −から選択され、
が、H−、CH −またはBr−から選択される、項目94に記載のキット。
(項目97)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、項目91に記載のキット。
(項目98)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、項目97に記載のキット。
(項目99)
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、項目91または98に記載のキット。
(項目100)
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、項目99に記載のキット。
(項目101)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、項目91に記載のキット。
(項目102)
がCH −であり、R がHであり、R がCH −である、項目96に記載のキット。
(項目103)
がCH CH −またはPhCH −であり、R がH−であり、R がCH −である、項目96に記載のキット。
(項目104)
がCH −であり、R がPhCH −であり、R がCH −である、項目96に記載のキット。
(項目105)
がCH −であり、R が6−CH −3−Py−(CH −であり、R がH−である、項目96に記載のキット。
(項目106)
が6−CH −3−Py−(CH −である、項目96に記載のキット。
(項目107)
がCH −であり、R がH−であり、R がH−またはCH −である、項目96に記載のキット。
(項目108)
がCH −であり、R がH−であり、R がBr−である、項目96に記載のキット。
(項目109)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、項目91に記載のキット。
(項目110)
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、項目109に記載のキット。
(項目111)
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、項目110に記載のキット。
(項目112)
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、項目109に記載のキット。
(項目113)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、項目91に記載のキット。
(項目114)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、項目91に記載のキット。
(項目115)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、項目91に記載のキット。
(項目116)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、項目91に記載のキット。
(項目117)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、項目91に記載のキット。
(項目118)
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、項目91に記載のキット。
(項目119)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、項目91に記載のキット。
(項目120)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、項目119に記載のキット。
(項目121)
(a)水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(b)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬と、(c)医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
(項目122)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、テトラヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目121に記載の医薬組成物。
(項目123)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、ヘキサヒドロピリド(4,3−b)インドールである、項目121に記載の医薬組成物。
(項目124)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、以下の式
Figure 2010507672

を有し、式中、
は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される、項目121に記載の医薬組成物。
(項目125)
アラルキルはPhCH −であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH −3−Py−(CH −である、項目124に記載の医薬組成物。
(項目126)
が、CH −、CH CH −またはPhCH −から選択され、
が、H−、PhCH −または6−CH −3−Py−(CH −から選択され、
が、H−、CH −またはBr−から選択される、項目124に記載の医薬組成物。
(項目127)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、項目121に記載の医薬組成物。
(項目128)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、項目127に記載の医薬組成物。
(項目129)
前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、項目121または128に記載の医薬組成物。
(項目130)
前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、項目129に記載の医薬組成物。
(項目131)
前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、項目121に記載の医薬組成物。
(項目132)
がCH −であり、R がHであり、R がCH −である、項目126に記載の医薬組成物。
(項目133)
がCH CH −またはPhCH −であり、R がH−であり、R がCH −である、項目126に記載の医薬組成物。
(項目134)
がCH −であり、R がPhCH −であり、R がCH −である、項目126に記載の医薬組成物。
(項目135)
がCH −であり、R が6−CH −3−Py−(CH −であり、R がH−である、項目126に記載の医薬組成物。
(項目136)
が6−CH −3−Py−(CH −である、項目126に記載の医薬組成物。
(項目137)
がCH −であり、R がH−であり、R がH−またはCH −である、項目126に記載の医薬組成物。
(項目138)
がCH −であり、R がH−であり、R がBr−である、項目126に記載の医薬組成物。
(項目139)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、項目121に記載の医薬組成物。
(項目140)
前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、項目139に記載の医薬組成物。
(項目141)
前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、Aricept、ExelonまたはRazadyneである、項目140に記載の医薬組成物。
(項目142)
前記NMDA受容体アンタゴニストがNamendaである、項目139に記載の医薬組成物。
(項目143)
前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、項目121に記載の医薬組成物。
(項目144)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、項目121に記載の医薬組成物。
(項目145)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、項目121に記載の医薬組成物。
(項目146)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、項目121に記載の医薬組成物。
(項目147)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、項目121に記載の医薬組成物。
(項目148)
前記第1の治療薬の量、前記第2の治療薬の量、または前記第1の治療薬と第2の治療薬とを組み合わせた量が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高め、アセチルコリンエステラーゼまたはブチリルコリンエステラーゼの活性を低下させ、アセチルコリン受容体の活性を高め、NMDA受容体の活性を低下させ、アミロイドAβペプチドの活性を低下させ、アミロイド斑の量を減らし、PDE5またはPDE4の活性を低下させ、モノアミンオキシダーゼの活性を低下させ、VEGFタンパク質の活性を高めるか、または量を増やし、栄養成長因子の活性を高めるか、または量を増やし、HIFの活性を高め、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼの活性を低下させ、ADNPの活性を高めるか、または量を増やし、ADNFの活性を高めるか、または量を増やし、AMPA型グルタミン酸受容体の活性を高め、セロトニン5−HT1A受容体の活性を高め、セロトニン1A受容体の活性を低下させ、ニコチン性α−7受容体の活性を高め、ニューロン性L型カルシウムチャネルの活性を調節し、5−HT4受容体の活性を高め、炎症の量を減らすか、または神経保護効果を有するのに充分な量である、項目121に記載の医薬組成物。
(項目149)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、少なくとも相加効果を有する、項目121に記載の医薬組成物。
(項目150)
前記第1の治療薬および第2の治療薬が、相乗効果を有する、項目149に記載の医薬組成物。

Claims (41)

  1. ルツハイマー病を治療するための組み合わせであって、(i)以下の式:
    Figure 2010507672
    (式中、
    は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
    は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
    は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される)
    水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬とを含む、組み合わせ
  2. アラルキルはPhCH−であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH−3−Py−(CH−である、請求項に記載の組み合わせ
  3. が、CH−、CHCH−またはPhCH−から選択され、
    が、H−、PhCH−または6−CH−3−Py−(CH−から選択され、
    が、H−、CH−またはBr−から選択される、請求項に記載の組み合わせ
  4. 前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
    cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;および
    2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項1に記載の組み合わせ
  5. 前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、請求項に記載の組み合わせ
  6. 前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、請求項1またはに記載の組み合わせ
  7. 前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、請求項に記載の組み合わせ
  8. 前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項1に記載の組み合わせ
  9. 前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項1に記載の組み合わせ
  10. 前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項に記載の組み合わせ
  11. 前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、ドネペジル、リバスティグミンもしくはガランタミン、あるいはその医薬的に許容される塩である、請求項0に記載の組み合わせ
  12. 前記NMDA受容体アンタゴニストがメマンチンまたはその医薬的に許容される塩である、請求項に記載の組み合わせ
  13. 前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、請求項1に記載の組み合わせ
  14. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、請求項1に記載の組み合わせ
  15. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、請求項1に記載の組み合わせ
  16. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、請求項1に記載の組み合わせ
  17. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、請求項1に記載の組み合わせ
  18. (a)以下の式:
    Figure 2010507672
    (式中、
    は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
    は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
    は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される)
    水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(b)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬と、(c)アルツハイマー病を治療し、予防し、進行を遅らせるか、または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるための使用指示書とを含む、キット。
  19. 前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項18に記載のキット。
  20. 前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項18に記載のキット。
  21. 前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項20に記載のキット。
  22. 前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、ドネペジル、リバスティグミンもしくはガランタミン、あるいはその医薬的に許容される塩である、請求項21に記載のキット。
  23. 前記NMDA受容体アンタゴニストがメマンチンまたはその医薬的に許容される塩である、請求項20に記載のキット。
  24. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、順に投与される、請求項18に記載のキット。
  25. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同時に投与される、請求項18に記載のキット。
  26. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、同じ医薬組成物中に含まれる、請求項18に記載のキット。
  27. 前記第1の治療薬および第2の治療薬が、別個の医薬組成物に含まれる、請求項18に記載のキット。
  28. (a)以下の式:
    Figure 2010507672
    (式中、
    は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
    は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
    は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される)
    水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(b)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬と、(c)医薬的に許容される担体とを含む、医薬組み合わせ。
  29. アルツハイマー病を治療し、予防し、進行を遅らせるか、あるいは兆候および/または発症を遅らせることにおける同時の、別個の、または連続した使用のための組み合わせた調製物としての、
    (i)以下の式:
    Figure 2010507672
    (式中、
    は、低級アルキルまたはアラルキルから選択され、
    は、水素、アラルキルまたは置換ヘテロアラルキルから選択され、
    は、水素、低級アルキルまたはハロから選択される)
    の水素化ピリド(4,3−b)インドールまたはその医薬的に許容される塩を含む第1の治療薬と、(ii)アルツハイマー病を治療し、予防し、および/または兆候を遅らせ、および/または発症を遅らせるのに有用な別の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む第2の治療薬とを含む、産物。
  30. アラルキルはPhCH−であり、置換ヘテロアラルキルは、6−CH−3−Py−(CH−である、請求項28に記載の医薬組み合わせまたは請求項29に記載の産物
  31. が、CH−、CHCH−またはPhCH−から選択され、
    が、H−、PhCH−または6−CH−3−Py−(CH−から選択され、
    が、H−、CH−またはBr−から選択される、請求項28に記載の医薬組み合わせまたは請求項29に記載の産物
  32. 前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、
    cis(±)2,8−ジメチル−2,3,4,4a,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2,8−ジメチル−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−メチル−5−(2−メチル−3−ピリジル)エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;
    2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール;および
    2−メチル−8−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項28に記載の医薬組み合わせまたは請求項29に記載の産物
  33. 前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドールである、請求項32に記載の医薬組み合わせまたは産物
  34. 前記医薬的に許容される塩が、医薬的に許容される酸性塩である、請求項28に記載の医薬組み合わせ、あるいは請求項33に記載の医薬組み合わせまたは産物
  35. 前記医薬的に許容される塩が塩酸塩である、請求項34に記載の医薬組み合わせまたは産物
  36. 前記水素化ピリド(4,3−b)インドールが、2,8−ジメチル−5−(2−(6−メチル−3−ピリジル)エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール二塩酸塩である、請求項28に記載の医薬組み合わせまたは請求項29に記載の産物
  37. 前記第2の治療薬が、アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物、NMDA受容体アンタゴニスト、アミロイドAβペプチドまたはアミロイド斑の阻害剤、PDE5阻害剤、PDE4阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、VEGFタンパク質、栄養成長因子、HIFアクチベーター、HIFプロリル4−ヒドロキシラーゼ阻害剤、抗アポトーシス化合物、ADNPアゴニストまたはアナログ、ADNFアゴニストまたはアナログ、AMPA型グルタミン酸受容体のアクチベーター、セロトニン5−HT1A受容体アゴニスト、セロトニン1A受容体アンタゴニスト、ニコチン性α−7受容体アゴニスト、ニューロン性L型カルシウムチャネルモジュレーター、5−HT4受容体アゴニスト、抗炎症剤またはその医薬的に許容される塩を含む、請求項28に記載の医薬組み合わせまたは請求項29に記載の産物
  38. 前記アセチルコリンの量を増やすか、または活性を高める化合物が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ブチリルコリンエステラーゼ阻害剤またはアセチルコリン受容体アゴニストである、請求項37に記載の医薬組み合わせまたは産物
  39. 前記アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が、ドネペジル、リバスティグミンもしくはガランタミン、あるいはその医薬的に許容される塩である、請求項38に記載の医薬組み合わせまたは産物
  40. 前記NMDA受容体アンタゴニストがメマンチンまたはその医薬的に許容される塩である、、請求項37に記載の医薬組み合わせまたは産物
  41. 前記第2の治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤およびNMDA受容体アンタゴニストを含む、請求項28に記載の医薬組み合わせまたは請求項29に記載の産物
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