JP2010506416A5

JP2010506416A5 -

Info

Publication number: JP2010506416A5
Application number: JP2009531893A
Authority: JP
Filing date: 2007-10-03
Publication date: 2010-11-25
Anticipated expiration: 2027-10-03

Description

燐光材料からの発光が同一色の蛍光材料によって消光されてしまうのではないかと考えられる。しかしながら、意外にもこのような現象は起こらないことが分かった。組成物中の同一色の燐光材料及び蛍光材料の濃度は低いことが好ましく、例えば、更なる発光材料に対して、好ましくは５重量％未満、より好ましくは１重量％未満である。赤色又は黄色の燐光材料と赤色又は黄色の蛍光材料とを、青色発光材料に対して低濃度で用いると、組成物の主成分である青色発光材料は赤色燐光材料よりも高い三重項エネルギーを示すため、消光の問題が低減又は除去されると考えられる。

アノード２とカソード４の間に、電荷輸送層、電荷注入層、及び／又は電荷ブロック層といった更なる層を配置してもよい。

Claims

有機発光素子に用いられる組成物であって、同一色の有機蛍光発光材料及び有機燐光発光材料を含有することを特徴とする組成物。
前記有機蛍光発光材料がポリマーであることを特徴とする請求項１に記載の組成物。
前記有機蛍光発光材料が赤色蛍光発光材料であることを特徴とする請求項１又は２に記載の組成物。
前記赤色蛍光発光材料が、下記式（８）：
（式中、Ｘ^１、Ｙ^１、及びＺ^１はそれぞれ独立にＯ、Ｓ、ＣＲ_２、ＳｉＲ_２、又はＮＲであり、Ｒはそれぞれ独立にアルキル、アリール、又はＨである）により表される任意に置換された繰り返し単位を含むポリマーを含有することを特徴とする請求項３に記載の組成物。
前記式（８）中、Ｘ ^１、Ｙ ^１、及びＺ ^１はそれぞれ独立にＯ又はＳであることを特徴とする請求項４に記載の組成物。
前記式（８）中、Ｘ ^１、Ｙ ^１、及びＺ ^１はＳであることを特徴とする請求項５に記載の組成物。
前記有機燐光発光材料が有機金属錯体であることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の組成物。
前記有機燐光発光材料が赤色燐光発光材料であることを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載の組成物。
前記赤色燐光発光材料が、１つ以上の可溶化基が置換したトリス（フェニルイソキノリン）イリジウム（ＩＩＩ）であることを特徴とする請求項８に記載の組成物。
前記有機蛍光発光材料及び前記有機燐光発光材料が別個の材料として混合物中で混合されているか、或いは化学的に結合していることを特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載の組成物。
異なる色の更なる有機発光材料を含有することを特徴とする請求項１〜１０のいずれかに記載の組成物。
前記更なる有機発光材料が別個の材料として混合物中で前記同一色の有機蛍光発光材料及び有機燐光発光材料と混合されているか、或いは前記同一色の有機蛍光発光材料及び有機燐光発光材料の一方又は両方に化学的に結合していることを特徴とする請求項１１に記載の組成物。
前記更なる有機発光材料が青色蛍光材料であることを特徴とする請求項１１又は１２に記載の組成物。
前記青色蛍光材料が、下記式１〜６：
（式中、Ｘ、Ｙ、Ａ、Ｂ、Ｃ、及びＤはそれぞれ独立にＨ及び置換基から選ばれ、繰り返し単位１〜６中の任意の２つのフェニル基はいずれも直接結合又は２価部位によって連結されていてよい）により表される任意に置換された繰り返し単位を１種以上含むポリマーを含有することを特徴とする請求項１３に記載の組成物。
前記二価部位がヘテロ原子であることを特徴とする請求項１４に記載の組成物。
前記ヘテロ原子がＯ又はＳであることを特徴とする請求項１５に記載の組成物。
前記組成物中、前記更なる発光材料に対して、前記同一色の有機蛍光発光材料及び有機燐光発光材料の濃度が５重量％未満であることを特徴とする請求項１１〜１６のいずれか一項に記載の組成物。
前記組成物中、前記更なる発光材料に対して、前記同一色の有機蛍光発光材料及び有機燐光発光材料の濃度が１重量％未満であることを特徴とする請求項１７に記載の組成物。
前記組成物が白色発光組成物であることを特徴とする請求項１〜１８のいずれかに記載の組成物。
前記白色発光組成物が、３０００〜９０００Ｋの黒体による発光に等価なＣＩＥ−ｘ座標を示し、且つ前記黒体による発光の０．０５の範囲内のＣＩＥ−ｙ座標を示すことを特徴とする請求項１９に記載の組成物。
更に有機正孔輸送材料及び／又は有機電子輸送材料を含有することを特徴とする請求項１〜２０のいずれかに記載の組成物。
アノード、カソード、及び前記アノードと前記カソードの間に配置される有機発光領域を有する有機発光素子であって、前記有機発光領域が同一色の有機蛍光発光材料及び有機燐光発光材料を含有することを特徴とする有機発光素子。
前記同一色の有機蛍光発光材料及び有機燐光発光材料が同一の層に含まれることを特徴とする請求項２２に記載の有機発光素子。
前記有機発光領域が請求項１〜２１のいずれか一項に記載の組成物を含有することを特徴とする請求項２２又は２３に記載の有機発光素子。
白色光を発することが可能な有機発光素子であって、前記有機発光素子を駆動した際にその発光輝度が当初の半分に低下するまでの期間にわたって、色変化がＣＩＥ座標で０．０２未満であることを特徴とする有機発光素子。
前記有機発光素子を駆動した際にその発光輝度が当初の半分に低下するまでの期間にわたって、色変化がＣＩＥ座標で０．０１５未満であることを特徴とする請求項２５に記載の有機発光素子。
前記有機発光素子を駆動した際にその発光輝度が当初の半分に低下するまでの期間にわたって、色変化がＣＩＥ座標で０．０１３未満であることを特徴とする請求項２６に記載の有機発光素子。