JP2010502031A - 炭化ケイ素mosfetの反転層移動度を改善する方法 - Google Patents

炭化ケイ素mosfetの反転層移動度を改善する方法 Download PDF

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Abstract

SiC基板(12)に基づいて半導体デバイスを製造する方法であって、5×1011cm−2未満の界面近傍トラップ密度を達成するのに十分に高い酸化速度でSiC基板(12)のSi終端面上に酸化物層(14)を形成するステップ(201)と、酸化物形成のステップで形成された深いトラップを不活性化し、それによって、改善された反転層移動度と低減された閾値電圧とを有するSiCベースMOSFET(10)の製造を可能にするために、酸化されたSiC基板を水素含有環境でアニールするステップ(202)とを備える方法。SiC基板のSi面が迅速な酸化を受けると、DTの密度は増加するが、NITの密度は減少することが本発明者等によって見いだされた。本発明によれば、迅速な酸化中に形成された深いトラップは水素アニーリングによって不活性化され、それにより、酸化物上に形成された半導体デバイスの閾値電圧は著しく低減され得る。

Description

本発明は、一般に、炭化ケイ素(SiC)金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)の反転層移動度を改善する方法に関する。特に、本発明は、改善された反転層移動度をもつMOSFETを製造するためにSiC基板のSi面上にゲート酸化膜を形成することに関する。
ケイ素(Si)は、過去30年間最も一般的で広く使用されている半導体材料である。この間に、Siデバイス技術は、絶え間ない洗練と改善とのために高度なレベルに達した。この絶え間ない改善の結果は、ケイ素パワー・デバイスを、この材料について予測されている理論的最大パワー限界に現在近づいている効率のレベルにした。これは、デバイス設計と処理とのさらなる洗練が性能の実質的な改善をもたらしそうにないことを意味する。しかし、この事態は、シリコン・パワー・デバイスが大きい動作損失を伴って作動する様々な現在又は将来の用途には受け入れられない。この状況を軽減するために、材料科学者は様々な広バンドギャップ半導体をケイ素に代わるものと見なしている。
炭化ケイ素(SiC)は、高電圧、高周波、及び高温の用途にとって理想的な半導体材料である。これは、主として、SiCの大きい臨界電界(Siよりも10倍高い)、大きいバンドギャップ(Siの3倍)、大きい熱伝導率(Siの4倍)、及び大きい電子飽和速度(Siの2倍)による。これらの性質により、MOSFETなどのデバイスを製作するのにSiCはSiの理想的な代替品になる。SiC nチャネル・エンハンスメント・モードMOSFET(本明細書ではSiC MOSFETと言う)は、高電圧、高速、及び高周波で動作する用途にとって理想的である。
炭化ケイ素を金属酸化物半導体電界効果トランジスタに使用するために、酸化物層がSiC基板上に形成される。酸化物はSiC結晶のC面又はSi面上に形成され得る。しかし、C面上に成長されたエピタキシャル層は現在市販されておらず、従ってSi面上にゲート酸化膜を形成することが望ましい。
しかし、SiC基板のSi面上に現在製作されているSiC MOSFETは非常に低い反転層移動度(約1cm/Vs)を示しており、それは予想される移動度値の100分の1である。これは大きい電力浪費と効率の損失とをもたらし、それがSi対応品と比較してSiC MOSFETを魅力のないものにしている。低い反転層移動度は、主として、電流電導が生じる、ゲート酸化膜と炭化ケイ素基板との間の低品質の界面に起因する。具体的には、ゲート酸化膜とSiC基板との間の界面が多数の界面トラップを有し、それが反転チャネルを通って移動する電子と様々な方法で相互作用する。
Eiichi Okuno及びShinji AmanoによるMaterials Science Forum、389〜393巻、2002年の「Reduction of Interface Trap Density in 4H−SiC MOS by High Temperature Oxidation」の論文に、この問題は酸化を迅速に行うことによって緩和され得ることが開示されている。これにより、伝導帯端の近くの界面エネルギーをもつトラップである界面近傍トラップ(near interface trap)が低密度になる。
しかし、SiCの迅速な酸化を実行すると、半導体素子の閾値電圧が増加するというマイナスの副作用がある。
本発明の目的は、前述の問題を緩和し、半導体デバイスの製造に使用されるとき改善された反転チャネル移動度をもたらすが、閾値電圧が十分に低いSiC基板のSi面上の酸化物層を提供することである。
この及び他の目的は、5×1011cm−2未満の界面近傍トラップ密度を達成するのに十分に高い酸化速度でSiC基板のSi終端面上に酸化物層を形成するステップと、酸化物形成のステップで形成された深いトラップを不活性化し、それによって、改善された反転層移動度と低減された閾値電圧とを有するSiCベースMOSFETの製造を可能にするために、酸化されたSiC基板を水素含有環境でアニールするステップとを備える、SiC基板に基づいて半導体デバイスを製造する方法によって達成される。
本出願の文脈では、「界面近傍トラップ」(NIT)はSiC基板の伝導帯端から0.1から0.8eVの距離にある界面トラップであると理解されるべきである。
酸化物−SiC界面のNITの密度を決定するのに好適な方法はよく知られている熱誘電緩和電流技法(thermal dielectric relaxation current technique、TDRC)であり、それは参考文献、T.E.Rudenko、I.N.Osiyuk,I.P.Tyagulski、H.O.Olafsson、E.O.Sveinbjornsson、Solid State Electr.、49巻(2005年)、545頁に説明されている。
前述の閾値電圧の増加はフラットバンド電圧の増加の結果であり、言い換えるとSiCバンドギャップの中間に近い界面エネルギー(一般に伝導帯端から0.8〜2eV)をもつトラップである「深いトラップ」(DT)の密度の増加によって引き起こされるという認識に本発明は基づく。SiC基板のSi面が迅速な酸化を受けると、DTの密度は増加するが、NITの密度は減少することが本発明者等によって見いだされた。本発明によれば、迅速な酸化中に形成された深いトラップは水素アニーリングによって不活性化することができ、それにより、酸化物上に形成された半導体デバイスの閾値電圧は著しく低減される。
SiC上に形成された酸化物の酸化後アニーリング(POA)が、従来技術で、例えば、Junji Senzaki等によるIEEE Electr.Dev.Lett.、23巻、2002年1月の「Excellent effects of Hydrogen Postoxidation Annealing on Inversion Channel Mobility of 4H−SiC MOSFET Fabricated on (1120) Face」で提案された。しかし、この論文は商業的に使用されるSiC面に垂直であるSiCのa面に関係しており、水素POAの効果が主としてチャネル移動度と関連して説明された。同論文は、SiCのSi面に関する初期の研究で著者等は、水素POAがNITの密度を低減することを報告したと述べている。従って、当業者は、水素POAがSi面の深い界面トラップを低減することを推測する根拠がないはずである。さらに、当業者は、半導体デバイスの閾値電圧を低下させるために深いトラップの数をほとんど減らそうとしないであろう。実際に、SiC−酸化物界面でのDTの発生は、本発明者等の知る限り、これまで知られていない。
酸化速度は、1150℃の温度で毎時少なくとも700オングストロームの最大値を有することができる。例えば、パラメータが1気圧で毎分30立方センチメートル(標準状態下)の流量の酸素ガスを使用する同じ温度での従来の酸化によって達成される最大酸化速度の少なくとも5倍、酸化速度が高いことが好ましい。
そのように高められた酸化速度では、反転層移動度は従来のプロセス・パラメータを使用する酸化と比較して10から100倍増加することが本発明者等によって実証された。
十分に高い酸化速度は、有利には、酸化速度増強剤によって達成され得る。
そのような酸化速度増強剤はSiC基板のSi面上の酸化の速度を増加させることができる任意の物質とすることができ、そのような物質は様々な方法で利用されてもよく、それらのうちのいくつかが以下で説明される。
酸化増強剤の使用なしに、例えば高温及び/又は高圧力で酸化を行うことによって「自然酸化速度」を十分に高い酸化速度に増加させることが可能かもしれない。しかし、これは非常に高い温度(1300〜1400℃)を必要とし、それが炉、保持具(いわゆる「ボート」)などのような使用可能な機器の範囲を厳しく制限することになる。さらに、そのように高められた温度でSiC基板のSi面に酸化物を形成するのは、プロセス許容範囲を非常に制限することになり、それは得られる構成要素歩留りに有害な影響があると予想される。
酸化速度増強剤は、SiC基板のSi終端面の酸化中に酸化チャンバに導入され得る。
酸化速度増強剤のそのような導入は、例えば、酸化中に酸化チャンバに酸化速度増強剤を含む固体を挿入すること、酸化速度増強剤が混入された蒸気(例えば水蒸気)を酸化チャンバに供給すること、又は酸化の前に酸化増強剤を含む溶液中にSiC基板を浸すことなどの様々な方法で行い得る。
酸化増強剤は酸化されるべきSiC基板の表面上へのイオン注入によるなどの他の方法で処理されることもあり得る。イオン注入の場合には、増強された酸化速度の主要な理由は注入による格子損傷である。場合によっては、注入された元素の存在がさらに酸化速度に影響を及ぼすこともあり得る。Siのような固有の元素を使用するのは、場合によってはさらなる処理によって除去される必要がある汚染物質が存在しないので特に有利となることがある。
酸化速度増強剤はアルカリ金属とすることができる。十分に高い酸化速度は、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムなどのアルカリ金属の存在下での酸化によって達成され得る。
さらに、Fe、Cr、Cu、Co、Ni、Tiなどの金属不純物の存在下での酸化が十分に高い酸化速度をもたらす可能性がある。
特に、ナトリウム(Na)は酸化プロセスを十分に高い酸化速度まで速めて、反転層移動度が従来の酸化手順によって達成され得るものと比較して10〜100倍改善されるレベル(<5×1011cm−2)まで界面近傍トラップ(NIT)の数を低減することが実証された。
本発明の一実施形態によれば、酸化物形成のステップは酸化チャンバにSiC基板を供給するステップと、SiC−基板のSi終端面の酸化中にナトリウムを酸化チャンバに導入し、それによって十分に高い酸化速度を達成し、5×1011cm−2未満に界面近傍トラップの密度を低減するステップとを備えることができる。
酸化チャンバにナトリウムを導入することによって、十分に高い酸化速度が達成され、それは前述の非常に改善された反転層移動度をもたらす。さらに、ナトリウム・イオンはSiC−酸化物界面で移動して、迅速な酸化中に形成された深いトラップ(DT)を取り消す。しかし、SiC MOSFETの安定動作を達成するには、移動性のナトリウム・イオンを酸化物−SiC界面から除去する必要がある。これは、例えば、本発明によるアニールするステップで適切な操作条件を選択することによって達成され得る。
代替として、アニールするステップは、酸化されたSiC基板中の移動性のナトリウムの量を低減するために、酸化されたSiC基板に対し、不活性ガス中で第1の酸化後アニールを行うステップと、深いトラップを不活性化するために、酸化されナトリウムが低減されたSiC基板に対し、水素含有環境で第2の酸化後アニールを行うステップとを備え得る。
第1の酸化後アニール(POA)は、Ar又はNベースの環境などの実質的な不活性雰囲気で行われ得る。この第1のPOAによって、ナトリウムは酸化物から外に拡散する。随意に、第1のPOAの後に、酸化物表面に蓄積されたナトリウムを除去するために数nmの酸化物のエッチングが続いてもよい。第1のPOAの後に、現在補償されていないDTを水素で不活性化するために第2のPOAが続く。
前述の第1のPOAの代替として、ナトリウムは以降の手順に従って電界によって除去され得る。酸化物層並びにSiC基板の裏面がアルミニウムなどの金属で覆われる。次に、このサンプルは加熱され、UV光にさらされながら、1〜2MV/cmの電界がパッド間に印加される。次に、このサンプルはバイアス下で室温まで冷却される。これにより、事実上、全てのナトリウムがアルミニウム/酸化物界面の方にドリフトする。次のステップで、Al最上層が除去され、50nmの酸化物が緩衝HF溶液で除去される。
本発明の第2の態様によれば、前述の目的は、Si終端面を有するSiC基板と、SiC基板のSi終端面上に形成された酸化物層とを備える半導体デバイスであって、SiC基板と酸化物との間の界面における界面近傍トラップの濃度が5×1011cm−2よりも低く、界面における不活性化された深いトラップの濃度が1012cm−2を超える半導体デバイスによって達成される。
この第2の態様の特徴及び利点は、本発明の第1の態様に関連して前述したものと大部分は類似している。
さらに、本発明による半導体デバイスは、有利には、SiCベースMOSFETに含まれ得る。
本発明のこれらの及び他の態様が、本発明の一般に好ましい実施形態を示す添付の図面を参照しながら、次により詳細に説明される。
本発明の図は必ずしも正しい縮尺ではないことに留意されたい。図は単なる概略表示であって、本発明の特定のパラメータを表現するものではない。図は、本発明の典型的な実施形態だけを示すものであり、従って、本発明の範囲を限定するものと見なされるべきでない。特に、本発明による方法は、酸化速度を十分に高いレベルに増加させるために、ここではナトリウムである酸化増強剤が酸化中に導入される実施形態を参照しながら説明される。水素不活性化との組み合わせにおける酸化速度が本発明の中心であることに留意されたい。従って、本発明は、カリウム又はルビジウムなどの他のアルカリ金属の導入、他の金属不純物の導入、酸化に先立つSiC基板へのイオン注入などの所望の酸化速度を達成する任意の他の方法を含むプロセスに、又は十分に高い酸化速度を達成するために酸化パラメータ(温度及び/又は圧力など)を調整する他の方法におけるプロセスに同様に適用可能である。図において、同様の番号付けは同様の要素を示す。
次に図1を参照すると、エンハンスメント型NMOSデバイス10が示される。NMOS10は一般にSiC p型ドープ基板12、酸化物層14(時にはゲート酸化膜と呼ばれる)、ソース・コンタクト16、ゲート・コンタクト18、ドレイン・コンタクト20、n+ドープ・ソース領域22、n+ドープ・ドレイン領域24、及び不活性化層26を備える。図示のように、ソース・コンタクト16及びドレイン・コンタクト20は、それぞれソース領域22及びドレイン領域24と電気的に接触する。領域22及び24並びにコンタクト16、18、及び20は当技術分野で知られている任意の手段を使用して形成することができ、本発明の特徴を限定するものではないことが理解されるべきである。例えば、コンタクト16、18、及び20は堆積された金属(例えばアルミニウム)とすることができる。代替として、ゲート・コンタクト18は化学気相成長(CVD)プロセスを使用して付けられた多結晶シリコンとすることができる。後者の場合には、追加の酸化物層もゲート・コンタクト18の上部表面及び側部表面上にCVDによって形成され得る。
前述のように、デバイス10などのSiC MOSFETはしばしば不十分な反転層移動度を示す。反転層移動度は、ソース領域22からドレイン領域24までの電子の移動度を指す。本発明は、高い酸化速度で酸化物層14を形成し、その後、迅速な酸化中に形成された深いトラップ(DT)を水素の存在下での酸化後アニール(POA)により不活性化することによって酸化物層14と基板12との間の界面を改善する。この結果は、図6に関連して以下でさらに示されるように反転層移動度における著しい改善となる。
従来の酸化手順では、酸化物層14の成長はチャンバ(例えば炉)内で所望の温度にSiC基板12を加熱することを必要とする。加熱された後、水素(H)と酸素(O)とのガス状混合物(すなわち、酸化雰囲気)がチャンバに導入される。チャンバ内で、ガス状混合物は発熱性蒸気を形成し、それがSiC基板12の上部表面を酸化させてゲート酸化膜14を形成する。これは湿式酸化として知られている。代替として、別の形態の湿式酸化は、熱い脱イオン水を通してバブリングされた窒素(N)又は酸素(O)を加熱された炉の中に導入することによって行われ得る。水素と酸素とのガス状混合物と同様に、水蒸気で飽和された窒素はSiC基板12の上部表面を酸化させてゲート酸化膜14を形成する。代替として、いわゆる乾式酸化を使用することができ、酸素(O)ガスだけがチャンバに導入されてSiC基板上に酸化物が形成される。
図2は、4H−SiCのSi面の従来の酸化の後の酸化物−SiC界面の状況を概略的に示す。
図2において、支配的な界面トラップ100はSiC基板の伝導帯端101の近くに示される。Si面の従来の酸化の後、界面近傍トラップ(NIT)100は一般に約1013cm−2の密度で存在する。NIT100はMOSFETの反転層で利用可能な電子の大部分をトラップし、低い移動度(1cm/Vs)が観察される。深いトラップ(DT)は低い1011cm−2範囲の密度を有し、図示されていない。
本発明による方法を概略的に示す流れ図である図3において、5×1011cm−2未満の界面近傍トラップ(NIT)の表面濃度を達成するために、第1のステップ201において十分に高い酸化速度(一般に1150℃で毎時少なくとも700オングストローム)でSiC基板のSi面上に酸化物が形成される。迅速な酸化はいわゆる深いトラップ(DT)の形成をもたらすことが本発明者等によって見いだされた。これらのDTは反転層移動度にわずかしか影響しないが、デバイスの閾値電圧を大きくする(約20〜40V)。高い反転層移動度と低い閾値電圧とを有する安定したSiC MOSFETの形成を可能にするために、酸化されたSiC基板は引き続きステップ202において水素含有環境でアニールされる。この水素アニールのために適切なアニール・パラメータを選択することによって、ステップ201における迅速な酸化で形成されたDTは、NITの濃度を著しく増加させることなく、又は例えば温度及び/又は光への露光に関してデバイスの安定性に有害な影響があるいかなる元素も導入することなしに不活性化され得る。
図4の流れ図及び図5a〜cの簡単化されたエネルギー準位図を参照しながら、本発明による方法の第1の実施形態が説明される。
図4に本発明による方法の第1の実施形態が示され、SiC基板が第1のステップ301において酸化チャンバに供給される。次のステップ302において、ここではナトリウムの形態の酸化速度増強剤が酸化チャンバに導入される。ナトリウムはいくつかの実績のある方法のうちのいずれかによって酸化中に酸化チャンバに導入され得る。
(i)1個の焼結アルミナ又はアルミナ・キャリア・ボートが酸化中に酸化チャンバに挿入される。ナトリウムは焼結アルミナ中に汚染として存在し、酸化中にSiC表面に拡散する。
(ii)ナトリウムはナトリウム汚染された水蒸気を酸化中に酸化チャンバに供給することによって導入される。これは、ナトリウムで故意に汚染された脱イオン水によって窒素をバブリングすることによって行われ得る。
(iii)SiCサンプルがナトリウム含有溶液中に浸され、その後、酸化のために酸化チャンバに装着される。
次に図5aを参照すると、前述の酸化プロセスの完了後の酸化物−SiC界面の状況が概略的に示される。図示のように、大多数の界面トラップ350は今や従来の酸化の後の場合(図2参照)よりもSiCの価電子帯351に近いエネルギー準位に存在する。図5aに示された界面トラップ350は、約1013cm−2の界面トラップ密度を有する深いトラップ(DT)である。界面近傍トラップ(NIT)は今も存在するが低い1011cm−2範囲の密度であり、図示されていない。酸化の後、DTは電子で充填され、次にナトリウム・イオン352によって補償される。補償は約200℃で始まるサンプルの冷却中に行われる。酸化物内のナトリウムの量は1次的にはDTの濃度に等しい。この手順がこの段階で終了する(ステップ302の後)場合、NIT密度はわずかであるので、この酸化物を使用して製作されたMOSFETは高いチャネル移動度を示すことになる。さらに、DTがナトリウムによって補償されているので、それらはデバイスの性能に影響しない(低い閾値電圧が達成される)。しかし、室温の負のゲート・バイアスは、ナトリウムを酸化物−SiC界面から離して金属−酸化物界面の方に転送することになるであろう。これは負に帯電したDTを残したままにすることになり、大きいフラットバンド電圧シフトがもたらされる。ナトリウムよりも低い移動度を有する他の酸化速度増強剤が使用される場合、酸化速度増強剤イオンは一般に酸化物層を通って拡散することができず、酸化物−SiC界面のDTにトラップされた電子を補償することができない。この場合、補償されないDTが非常に高い閾値電圧(約20〜40V)をもたらすので、デバイスの性能は厳しく影響される可能性がある。
再度図4を参照すると、酸化速度増強剤を導入するステップ302の後に、導入された酸化速度増強剤を除去し(必要な場合)、閾値電圧を低減するためにDTを不活性化するための水素含有環境での酸化後アニール(POA)のステップ303が続く。以下、POAの効果が、ナトリウムが酸化速度増強剤として使用される場合について図5b〜cを参照しながら説明される。
図5bは、ナトリウム汚染された酸化物をフォーミング・ガス(Ar/H)中で酸化後アニールした後の状況を概略的に示す。アニールは、ナトリウムがない清浄な炉(塩素洗浄後)で行われる。アニーリング中に、ナトリウム400は外に拡散し、一方、水素401は酸化物内に拡散する。水素401は界面403でナトリウムと入れ替わり、深いトラップ(DT)とパッシブ複合体を形成する。DTの水素不活性化は、正に帯電したナトリウムと負に帯電した深いトラップとの間のクーロン引力よりも安定である。サンプルの冷却中、酸化物−SiC界面403にナトリウムが利用できる場所はなく、残ったナトリウム400は酸化物の表面404の方に拡散する。ナトリウム400の残りの部分は、継続されるアニールによって、又は代わりに酸化物層の一部をエッチング除去することによって酸化物層から除去され得る。
フォーミング・ガス(Ar/H)中で酸化物を直接アニールする場合、深いトラップを不活性化するためにNaの外向き拡散と水素の内向き拡散とを確実にするようにアニールは十分に高い温度で行われるべきである。現在の第1の実施形態の例によれば、酸化されたSiC基板はAr/H中で18時間750℃でアニールされた。サンプルは窒素中で500℃から室温まで一定の割合で低減された。その後、サンプル表面近くのナトリウムをエッチング除去するために5nmの表面酸化物層が緩衝HF溶液中で除去された。C−V分析により、サンプルはナトリウムがなくなっており、深いトラップの約70%が水素によって不活性化されたことが示された。400℃でAr/H(Ar90%、H10%)中で30分間のさらなる酸化後アニールが深いトラップの不活性化を90%(DT<7×1011cm−2)に増加させた。フォーミング・ガス・アニーリングの最適温度を見つけるにはより多くの研究が必要であるが、400℃に近いように思われる。
図5cは、継続されたアニール又は酸化物の上部表面層(50〜100Å)のエッチングによって酸化物からナトリウム残留物を除去した後の状況を概略的に示す。ナトリウム濃度は検出限界未満であり、深いトラップの大部分は水素401によって不活性化されている。
得られるゲート酸化膜は、低濃度のナトリウム、界面近傍トラップ(NIT)、及び深いトラップ(DT)を含む。これらの酸化物の特性は、低い閾値電圧を有する安定した高いチャネル移動度デバイスをもたらす。
図6は、本発明による方法の第1の実施形態を使用して達成された界面近傍トラップの密度の低減を示す図である。
図6に、酸化物の両端間の電界の関数として界面近傍トラップ(NIT)にトラップされた電子の数密度が、それぞれ従来の酸化及び酸化後アニール(POA)、並びに本発明による方法を使用して4H−SiCのSi面上に成長された酸化物に対して示される。従来通りに成長された酸化物の曲線451は、MOSキャパシタが利用できる全蓄積電荷を示す点線曲線452と共に、蓄積層の電子のほとんど全てがNITの中にトラップされていることを示す。一方、本発明による方法を使用して成長された酸化物では、NITにトラップされた電子の密度は、曲線453によって示されるように、5×1011cm−2未満であり、酸化物の両端の電界にほとんど影響されない。これらの酸化物を使用して製作されたトランジスタの電界効果移動度(μFE)は、図6の曲線451、453によって示されたNIT密度と高度に関連する。従来通りに成長された酸化物を使用すると、約2cm/Vsの反転層移動度が達成され、一方、本発明の方法により製造された酸化物は約100cm/Vsの反転層移動度をもたらす。
図7に、5×1011cm−2未満のNITの密度を達成するために十分に高い酸化速度で酸化を達成する代替方法が示され、SiC基板を供給する第1のステップ500の後に、供給されたSiC基板のSi面上にイオン注入を行うステップ501が続く。次のステップ502において、イオン注入されたSiC基板は酸化チャンバで酸化される。最後に、ステップ503において、酸化物形成のステップ502で形成された深いトラップ(DT)を不活性化し、必要な場合、注入されたイオンを酸化物から除去するために、酸化されたSiC基板は水素含有環境でアニールされる。
本発明者等は、酸化の前にSiCに16種の異なる化学元素を注入するための実験を行った。全ての場合に、SiCの増強された酸化速度が確認され、深いトラップの形成が観察された。増強された酸化速度の主な理由は注入による格子損傷であると考えられる。場合によっては、異種元素(特にアルカリ・イオン及び遷移金属)の存在がさらに酸化速度に影響を及ぼすかもしれない。Siなどの固有の元素がこの方法で使用される場合、酸化後アニールの目的はDTを不活性化するためにサンプル中に水素を導入することだけである。
当業者は、本発明が好ましい実施形態に決して限定されないことを理解されよう。例えば、他のアニール温度、水素含有ガス混合物、及び前述のものよりも長い時間を使用して酸化で形成された深いトラップを不活性化することができる。
要約すれば、本発明は、5×1011cm−2未満の界面近傍トラップ密度を達成するのに十分に高い酸化速度でSiC基板(12)のSi終端面上に酸化物層(14)を形成するステップ(201)と、酸化物形成のステップで形成された深いトラップを不活性化し、それによって、改善された反転層移動度と低減された閾値電圧とを有するSiCベースMOSFET(10)の製造を可能にするために、酸化されたSiC基板を水素含有環境でアニールするステップ(202)とを備える、SiC基板(12)に基づいて半導体デバイスを製造する方法を提供する。SiC基板のSi面が迅速な酸化を受けると、DTの密度は増加するが、NITの密度は減少することが本発明者等によって見いだされた。本発明によれば、迅速な酸化中に形成された深いトラップは水素アニーリングによって不活性化され、それにより、酸化物上に形成された半導体デバイスの閾値電圧は著しく低減され得る。
本発明によるエンハンスメント・モードNMOS SiC−MOSFETを示す図である。 従来の酸化の後のSiC−酸化物界面の状況を概略的に示す簡単化されたエネルギー準位図である。 本発明による方法を概略的に示す流れ図である。 本発明による方法の第1の実施形態を概略的に示す流れ図である。 本発明による方法の第1の実施形態の一ステップ後のSiC−酸化物界面の状況を概略的に示す簡単化されたエネルギー準位図である。 本発明による方法の第1の実施形態の一ステップ後のSiC−酸化物界面の状況を概略的に示す簡単化されたエネルギー準位図である。 本発明による方法の第1の実施形態の一ステップ後の後のSiC−酸化物界面の状況を概略的に示す簡単化されたエネルギー準位図である。 本発明による方法によって達成された界面近傍トラップの密度の低減を示す図である。 本発明による方法の第2の実施形態を概略的に示す流れ図である。

Claims (10)

  1. SiC基板に基づいて半導体デバイスを製造する方法であって、
    5×1011cm−2未満の界面近傍トラップ密度を達成するのに十分に高い酸化速度で前記SiC基板のSi終端面上に酸化物層を形成するステップと、
    前記酸化物形成のステップで形成された複数の深いトラップを不活性化し、それによって、改善された反転層移動度と低減された閾値電圧とを有するSiCベースMOSFETの製造を可能にするために、前記酸化されたSiC基板を水素含有環境でアニールするステップと
    を備える方法。
  2. 前記酸化速度が、1150℃の温度で毎時少なくとも700オングストロームである最大値を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記十分に高い酸化速度が酸化速度増強剤によって達成される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記酸化速度増強剤が、前記SiC基板の前記Si終端面の酸化中に酸化チャンバに導入される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記酸化速度増強剤がアルカリ金属である、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記酸化速度増強剤がナトリウムである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記酸化物形成のステップが、
    前記SiC基板を酸化チャンバに供給するステップと、
    前記SiC基板のSi終端面の酸化中にナトリウムを前記酸化チャンバに導入し、それによって十分に高い酸化速度を達成し、界面近傍トラップの密度を5×1011cm−2未満に低減するステップと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記アニールするステップが、
    前記酸化されたSiC基板中の移動性のナトリウムの量を低減するために、酸化された前記SiC基板に対し、不活性ガス中で第1の酸化後アニールを行うステップと、
    前記深いトラップを不活性化するために、酸化されナトリウムが低減された前記SiC基板に対し、水素含有環境で第2の酸化後アニールを行うステップと
    を備える、請求項7に記載の方法。
  9. Si終端面を有するSiC基板と、
    前記SiC基板の前記Si終端面上に形成された酸化物層と
    を備える半導体デバイスであって、
    前記SiC基板と前記酸化物との間の界面における界面近傍トラップの濃度が5×1011cm−2よりも低く、
    前記界面における不活性化された深いトラップの濃度が1012cm−2を超える半導体デバイス。
  10. 請求項9に記載の半導体デバイスを備えるSiCベースMOSFET。
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