JP2010288398A - 電動機の固定子 - Google Patents

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Junji Okada
順二 岡田
Takashi Tsubouchi
剛史 坪内
Naoki Kawasugi
直喜 川杉
Ryohei Ogawa
良平 小河
Takayuki Onihashi
隆之 鬼橋
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Abstract

【課題】巻線部のデッドスペースを削減し、絶縁部品の部品点数を低減した電動機の固定子を得ること。
【解決手段】積層鋼板により形成され、外周磁路となる継鉄部1bと該継鉄部1bから内方へ突出し磁極となる歯部1aとを有する略T字形の複数の鉄心ブロック1が、前記継鉄部1bの薄肉連結部1cにより互いに連結された固定子鉄心71と、前記歯部1aと歯部1aの間のスロット1sの前記継鉄部1bの内側面1dを覆うように挿入される複数の絶縁凸片が形成された帯鋸状の絶縁フィルム4と、前記継鉄部1bの内側面1dとの間に前記絶縁フィルム4を挟み込むとともに前記歯部1aを覆うように歯部1aに装着された絶縁体5と、前記絶縁体5を介して前記歯部1aに巻装された巻線6と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、扇風機や換気扇等の電動機の固定子に関する。
従来、外周から内周に向け幅狭になるテーパ形状の磁極を成す歯部と、この歯部の外周で磁路を形成する継鉄部で略T字に分割し必要枚数積層された分割鉄心と、前記歯部のスロットを絶縁する一対の絶縁フィルムと、この絶縁フィルムを介し前記分割鉄心に積層方向の両側から装着される一対の絶縁体と、主巻線または補助巻線を巻回した分割鉄心を周方向に複数個接合する箇所に挿入するウェッジとからなり、前記一対の絶縁体は樹脂を成型した同一形状を成し、歯部の上下端面に当接する平面部と、前記絶縁フィルムを挟持する延設部と、歯部の外周側および内周側に巻線の倒れを防止する鍔状の外壁部と内壁部とを有し、この内壁部両端に積層方向に一方に凹部を、他方に凸部を設けてなる電動機の固定子が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この電動機の固定子は、一対の絶縁フィルムと一対の絶縁体を装着した分割鉄心への巻線の巻回において、絶縁体の外壁部の両端に薄肉のガイドを挿入した状態で巻回し、巻回後に前記ガイドを取り外しウェッジ挿入スペースを形成していた。
特開2001−008395号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、巻線部に挿入されるウエッジ分のデッドスペースが生じる、という問題があった。また、各スロットへ挿入される絶縁部品の部品点数が多い、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、巻線部のデッドスペースを削減し、絶縁部品の部品点数を低減した電動機の固定子を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、積層鋼板により形成され、外周磁路となる継鉄部と該継鉄部から内方へ突出し磁極となる歯部とを有する略T字形の複数の鉄心ブロックが、前記継鉄部の薄肉連結部により互いに連結された固定子鉄心と、前記歯部と歯部の間のスロットの前記継鉄部の内側面を覆うように挿入される複数の絶縁凸片が形成された帯鋸状の絶縁フィルムと、前記継鉄部の内側面との間に前記絶縁フィルムを挟み込むとともに前記歯部を覆うように歯部に装着された絶縁体と、前記絶縁体を介して前記歯部に巻装された巻線と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、巻線部のデッドスペースを削減し、絶縁部品の部品点数を低減した電動機の固定子が得られる。また、絶縁フィルムが、継鉄部の内側面と絶縁体の間に配置されるので、絶縁フィルムが巻線に接触するおそれがなく、巻線の劣化を防ぎ、製品品質を向上させることができる。
図1は、本発明の電動機の固定子の実施の形態1の巻線時の状態を示す正面図である。 図2は、図1の部分拡大図である。 図3は、実施の形態1の絶縁フィルムを示す平面図である。 図4は、実施の形態1の固定子の成形後の状態を示す正面図である。 図5は、図4の部分拡大図である。 図6は、実施の形態1の固定子を組込んだ電動機を示す断面図である。 図7は、本発明の電動機の固定子の実施の形態2の絶縁フィルムを示す正面図である。 図8は、本発明の電動機の固定子の実施の形態2の巻線時の状態を示す部分拡大図である。 図9は、図8のB部拡大図である。 図10は、実施の形態2の固定子の成形後の状態を示す部分拡大正面図である。 図11は、本発明の電動機の固定子の実施の形態3の巻線時の状態を示す正面図である。
以下に、本発明にかかる電動機の固定子の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の電動機の固定子の実施の形態1の巻線時の状態を示す正面図であり、図2は、図1の部分拡大図であり、図3は、実施の形態1の絶縁フィルムを示す平面図であり、図4は、実施の形態1の固定子の成形後の状態を示す正面図であり、図5は、図4の部分拡大図であり、図6は、実施の形態1の固定子を組込んだ電動機を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、電動機90(図6参照)の実施の形態1の固定子81は、12個の略T字形の鉄心ブロック1が、薄肉連結部1cで連結されて直線状に展開(製造時)された固定子鉄心71を備えている。固定子鉄心71は、複数枚の鋼板を積層した積層鋼板により形成されている。
鉄心ブロック1は、固定子鉄心71の外周磁路となる継鉄部1bと、継鉄部1bの中央部から内方へ突出し磁極となる歯部1aとを有している。図3に示す帯鋸状の絶縁フィルム4の絶縁凸片4aが、歯部1aと歯部1aの間のスロット1sの継鉄部1bの内側面1dを覆うように挿入される。このとき、歯部1aは、絶縁フィルム4の切欠き部4cに差込まれる。絶縁凸片4aが挿入し易いように、絶縁凸片4aには、テーパ4bが設けられている。絶縁凸片4aの突出長さは、固定子鉄心71の積層厚さ以上の長さとなっている。
固定子鉄心71の継鉄部1bの内側面1dを覆うように絶縁フィルム4を装着後、固定子鉄心71の正面側及び裏面側から、歯部1aを覆うように、絶縁体5を装着する。絶縁フィルム4は、継鉄部1bの内側面1dと絶縁体5の間に挟み込まれる。絶縁体5が装着された歯部1aに巻線6を施す。
図4及び図5に示すように、巻線6が巻装された固定子81を、薄肉連結部1cを折り曲げて、円環状に形成する。巻線6と鉄心ブロック1との絶縁距離は、絶縁フィルム4により確保されている。実施の形態1の固定子81によれば、絶縁フィルム4を、絶縁体5の内部に配置しないので、巻線6のスペースを広くとることができる。
また、実施の形態1の固定子81によれば、巻線6の巻装後に、巻線6と鉄心ブロック1との絶縁処理を行う必要がなく、絶縁フィルム4の挿入による巻線6へのダメージもない。また、絶縁フィルム4を挿入するため設備は、簡易なもので足りる。
図6に示すように、実施の形態1の電動機90は、固定子81を保持する前ケーシング8及び後ケーシング9と、円環状の固定子81内に配置された回転子12と、前ケーシング8及び後ケーシング9の中心部に保持されたベアリング10に支持され、回転子12を固定子81内に支持する回転軸11と、を備えている。
前ケーシング8及び後ケーシング9は金属製であり、固定子81に巻装された巻線6の次スロットへの渡り線13が、絶縁体5の外周部に配置されるため、渡り線13と前ケーシング8との絶縁が必要となるが、渡り線13を、絶縁体5と絶縁フィルム4の間に配置することにより、絶縁距離を確保することができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の電動機の固定子の実施の形態2の絶縁フィルムを示す正面図であり、図8は、本発明の電動機の固定子の実施の形態2の巻線時の状態を示す部分拡大図であり、図9は、図8のB部拡大図であり、図10は、実施の形態2の固定子の成形後の状態を示す部分拡大正面図である。
図7〜図10に示すように、実施の形態2の絶縁フィルム24は、固定子鉄心71の薄肉連結部1cに対向する、鋸歯状の絶縁凸片24aの中央部に、三角溝状の折り曲げ部24dが形成されている。絶縁凸片24aは、歯部1aと隣の歯部1aの間に挿入しやすいように、テーパ24bが形成されている。歯部1aは、絶縁フィルム24の切欠き部24cに差込まれる。
絶縁凸片24aの突出長さは、固定子鉄心71の積層厚さ以上の長さとなっている。絶縁フィルム24の全長Lは、展開された固定子鉄心71と同じ長さとし、重ね代Kは、固定子81を円環状に形成するときに、互いに重ねられて巻線6の絶縁を行う。図9に示すように、折り曲げ部24dの折り曲げ幅Wは、固定子鉄心71の展開幅Tよりも大きくし、折り曲げ角度αは、90°以下となるようにする。
以上説明した実施の形態2の絶縁フィルム24を用いれば、実施の形態1の絶縁フィルム4と同等の効果が得られるとともに、図10に示すように、固定子鉄心71を円環状に形成するときに、絶縁フィルム24の折り曲げ部24dが、固定子鉄心71の展開部の溝に挟まることがなく、折り曲げ負荷を解消する効果が得られ、絶縁フィルム24の反り、破れが発生せず、品質が安定する。
実施の形態3.
図11は、本発明の電動機の固定子の実施の形態3の巻線時の状態を示す正面図である。実施の形態3の固定子鉄心73は、薄肉連結部1cにより一つに連結された実施の形態1の固定子鉄心71を、分割箇所1xで4分割したものである。
このように、固定子鉄心73が1箇所以上で複数に分割されていても、製造時に、帯鋸状の絶縁フィルム4、24が、複数に分割された固定子鉄心73を一体的に保持することができるので、実施の形態1及び2の固定子鉄心71と同様に取り扱うことができる。実施の形態3の固定子鉄心73は、小型の金型やプレス機で製造することができる。
以上のように、本発明にかかる電動機の固定子は、扇風機や換気扇等の電動機に有用である。
1 鉄心ブロック
1a 歯部
1b 継鉄部
1c 薄肉連結部
1d 内側面
1s スロット
1x 分割箇所
4、24 絶縁フィルム
4a、24a 絶縁凸片
4b、24b テーパ
4c、24c 切欠き部
24d 折り曲げ部
5 絶縁体
6 巻線
8 前ケーシング
9 後ケーシング
10 ベアリング
11 回転軸
12 回転子
13 渡り線
71、73 固定子鉄心
81 固定子
90 電動機

Claims (4)

  1. 積層鋼板により形成され、外周磁路となる継鉄部と該継鉄部から内方へ突出し磁極となる歯部とを有する略T字形の複数の鉄心ブロックが、前記継鉄部の薄肉連結部により互いに連結された固定子鉄心と、
    前記歯部と歯部の間のスロットの前記継鉄部の内側面を覆うように挿入される複数の絶縁凸片が形成された帯鋸状の絶縁フィルムと、
    前記継鉄部の内側面との間に前記絶縁フィルムを挟み込むとともに前記歯部を覆うように歯部に装着された絶縁体と、
    前記絶縁体を介して前記歯部に巻装された巻線と、
    を備えることを特徴とする電動機の固定子。
  2. 前記絶縁フィルムの絶縁凸片の中央部に、三角溝状の折り曲げ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電動機の固定子。
  3. 前記固定子鉄心は、製造時は直線状に展開されており、前記絶縁フィルムを装着後に、前記絶縁体の装着と巻線の巻装が行なわれ、その後に円環状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動機の固定子。
  4. 前記固定子鉄心は、前記継鉄部の薄肉連結部の1箇所以上で分割されており、製造時は、前記絶縁フィルムにより一体的に保持されることを特徴とする請求項3に記載の電動機の固定子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023162357A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 三菱電機株式会社 回転電機のステーターおよび回転電機のステーターの製造方法

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