JP2010288250A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】文字のコントラストが適度な値となるように文字の濃度、明度を調整することにより、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供する。
【解決手段】印刷モード選択手段103は、印刷設定データを参照し、目に優しい印刷モードが選択されているか否かを判定し、目に優しいモードが選択されている場合は、文字色調整手段104にCMYK画像データを送る。文字色調整手段104は、色変換処理手段102によりCMYKデータに変換されたデータのうち、文字データに対して色調整を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、文字、図形、画像などからなる文書を印刷する画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体に関し、カラープリンタ、カラーファクス、カラーハードコピーなどの画像処理装置や、パソコン、ワークステーション上で稼動するカラープリンタ用ソフトウェア等に適用される。
カラー複写機やカラープリンタなどの画像記録装置では、文字を印刷する際には、読みやすさを考慮して、コントラストを高く、はっきりと印刷するようにしている。これにより、十分な読みやすさは確保されているものの、長時間読み続けると、コントラストが高すぎて目が疲れることがある。
現に、世の中に広く出版されている印刷物の中には、それほど文字コントラストの高くない物も多い。特に、長時間継続して読むことが想定されるような印刷物、例えば小説等の出版印刷物では、一般的なカラー複写機やカラープリンタでの出力物に比べて文字コントラストが低い場合がある。このような低コントラストの出版印刷物は、目が感じる刺激が比較的弱いために、長時間読む場合に目が疲れにくいと考えられる。かといって、読みやすさを損ねるほどコントラストが低いわけでもなく、ちょうど良いコントラストで印刷されている。このように、読みやすく、かつ目が疲れにくいためには、コントラストが高すぎず、低すぎず、適度なレベルに調整する必要がある。
従来、コントラストを調整する発明としては、特許文献1において、印刷用紙の光透過率に応じて、印刷濃度を調整することで、裏うつりを防止する技術がある。これは、裏写り防止という観点から、紙に応じて裏写りしないレベルに文字濃度を低下させるという発明であり、コントラストを適度なレベルに調整するというものではない。
また、特許文献2、3においても、読みやすさのためのコントラスト調整を行う発明が開示されているが、いずれも、コントラストを適度なレベルに調整する仕組みはない。
本発明は上記した課題を解決するためになされたもので、
本発明の目的は、文字のコントラストが適度な値となるように文字の濃度、明度を調整することにより、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することにある。
また、従来、コントラストを調整する他の発明としては、特許文献4がある。特許文献4では、記録媒体の明度と画像の明度の比が略一定となるように調整することで、目の疲労感を抑えている。
しかし、一方で、人間が感じるコントラストの強さは、空間周波数に依存するということが分かっている。人間の視覚におけるコントラスト感度の空間周波数特性は、コントラスト感度関数と呼ばれ、様々な研究者により測定されている(例えば、非特許文献1を参照)。コントラスト感度関数は、一般的に、高周波域、低周波域ともに感度が低下し、特定の周波域で最も感度が良くなる傾向がある。
このことから、人間が感じるコントラストの強さは、文字のフォントサイズ、さらにはフォントタイプやスタイルによって異なる。例えば、フォントサイズが小さすぎても、大きすぎても、感じるコントラストは弱くなり、適度なフォントサイズの文字に対し、最もコントラストを強く感じる。
しかし、上記した従来技術においては、文字のフォントサイズ、さらにはフォントタイプやスタイルによってコントラスト感度が異なることを考慮しておらず、一定の明度差もしくは明度比としている。
本発明は上記した課題を解決するためになされたもので、
本発明の他の目的は、文字のフォントサイズ、さらにはフォントタイプやスタイルに応じて文字の明度もしくは濃度を調整することにより、人間の視覚にとって適切なコントラストになり、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することにある。
すなわち、請求項1の発明は、文字、図形、画像などからなる文書画像を印刷する画像処理装置であって、通常の第1の印刷モードまたは前記第1の印刷モードとは異なる第2の印刷モードのいずれかを選択する印刷モード選択手段と、文字の色を調整する文字色調整手段とを備え、前記文字色調整手段は、前記印刷モード選択手段により前記第2の印刷モードが選択された場合には、文字と印刷用紙とのコントラストが所定の値、もしくは所定の範囲内の値となるように、文字の色を調整することにより、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、文書画像を印刷する用紙の種類を取得する用紙種類取得手段を備え、前記文字色調整手段は、前記用紙種類取得手段により取得された用紙の種類に応じて文字の色を調整することにより、どのような用紙に印刷した場合にも文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、印刷された文書画像をユーザが見る際に想定される照明の情報を取得する照明情報取得手段を備え、前記文字色調整手段は、前記照明情報取得手段により取得された照明の情報に応じて文字の色を調整することにより、印刷した文書画像がどのような照明下で見られる場合にも文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項4の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、ユーザが前記第2の印刷モードを選択した場合に、前記印刷モード選択手段は、前記第2の印刷モードを選択することにより、ユーザが目に優しい印刷を欲した文書に対して、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項5の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、前記印刷モード選択手段は、印刷する文書画像の一部当たりの枚数が所定枚数を超える場合に、前記第2の印刷モードを選択することにより、読むのに時間がかかると予想される複数枚の文書に対して、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至3に記載の画像処理装置であって、前記文字色調整手段は、黒文字のみを調整対象とすることにより、コントラストが強くなりやすく、また、長文を記述するのに使われやすい黒文字に対して、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項7の発明は、文字、図形、画像などからなる文書画像を印刷する画像処理方法であって、通常の第1の印刷モードまたは前記第1の印刷モードとは異なる第2の印刷モードのいずれかを選択する印刷モード選択ステップと、文字の色を調整する文字色調整ステップとを備え、前記文字色調整ステップは、前記印刷モード選択ステップにより前記第2の印刷モードが選択された場合には、文字と印刷用紙とのコントラストが所定の値、もしくは所定の範囲内の値となるように、文字の色を調整することにより、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の画像処理方法であって、文書画像を印刷する用紙の種類を取得する用紙種類取得ステップを備え、前記文字色調整ステップは、前記用紙種類取得ステップにより取得された用紙の種類に応じて文字の色を調整することにより、どのような用紙に印刷した場合にも文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項9、17の発明は、文字の特性に応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)に応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項10、18の発明は、文字の特性と用紙の種類とに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)と用紙の種類の組み合わせに応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項11、19の発明は、文字の特性と文字オブジェクトの背景色とに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)と背景色の組み合わせに応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項12、20の発明は、文字オブジェクトを同一色もしくは同系統色でグループ化し、各グループ内で文字数が最大である文字オブジェクトの文字特性を取得し、各グループ内の文字オブジェクトに対して、同一のコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することにより、同一文書内で、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)を異ならせることによる強調効果等を損なうことなく、多くの文字オブジェクトに対して最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項13の発明は、文字のフォントサイズに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字のフォントサイズに応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項14の発明は、文字のフォントタイプに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字のフォントタイプに応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項15の発明は、文字のスタイルに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字のスタイルに応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
請求項16の発明は、黒文字オブジェクトに対して、文字の特性に応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、黒文字オブジェクトに対して、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)に応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することを目的とする。
本発明は、文字、図形、画像などからなる文書画像を印刷する画像処理装置であって、通常の第1の印刷モードまたは前記第1の印刷モードとは異なる第2の印刷モードのいずれかを選択する印刷モード選択手段と、文字の色を調整する文字色調整手段とを備え、前記文字色調整手段は、前記印刷モード選択手段により前記第2の印刷モードが選択された場合には、文字と印刷用紙とのコントラストが所定の値、もしくは所定の範囲内の値となるように、文字の色を調整することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、通常の第1の印刷モードまたは前記第1の印刷モードとは異なる第2の印刷モードのいずれかを選択する印刷モード選択手段と、文字の色を調整する文字色調整手段とを備え、前記印刷モード選択手段により前記第2の印刷モードが選択された場合には、前記文字色調整手段は、文字と印刷用紙とのコントラストが所定の値、もしくは所定の範囲内の値となるように、文字の色を調整し、文字のコントラストが適度な値となるようにしているので、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
また、本発明によれば、文字の特性に応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)に応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
本発明のハードウェア構成例を示す。 実施例1の画像処理部の構成を示す。 実施例1の処理フローチャートを示す。 実施例2の処理フローチャートを示す。 実施例3の画像処理部の構成を示す。 実施例3の処理フローチャートを示す。 実施例4の画像処理部の構成を示す。 実施例4の処理フローチャートを示す。 実施例5の画像処理部の構成を示す。 実施例5の処理フローチャートを示す。 フォントサイズと文字の明度との対応関係を示す。 Kデジタル値と文字の明度との対応関係を示す。 フォントサイズとK単色調整値との対応関係を示す。 実施例6の画像処理部の構成を示す。 実施例6の処理フローチャートを示す。 実施例7の画像処理部の構成を示す。 実施例7の処理フローチャートを示す。 CMYKを各5分割した値に対応するL*a*b*値のテーブルを示す。 フォントサイズと明度差との対応関係を示す。 実施例8の画像処理部の構成を示す。 実施例8の処理フローチャートを示す。
以下、発明の実施の形態について図面により詳細に説明する。
実施例1は、紙によらずにコントラストが一定となるように調整する実施例である。
図1は、本発明のハードウェア構成の一例として、プリンタ20の内部構成を示す。プリンタ20は、主に、CPU201と、NVRAM202と、プログラムROM203と、RAM204と、エンジンインターフェース205と、エンジン206と、パネルインターフェース207と、パネル装置208と、ホストインターフェース209と、ディスクインターフェース210と、ディスク装置211とから構成されている。
CPU201は、プログラムROM204のプログラム、パネル装置208からのユーザによる指示、あるいはホスト装置(ホストコンピュータ)10からのコマンドによってコントローラ全体を制御する。NVRAM202は、パネル装置208からのユーザによる指示の内容等のデータを記憶する不揮発性記憶装置であり、プログラムROM203は、コントローラの制御プログラムが格納されている。RAM204は、CPU201のワークメモリ、入力データのインプットバッファ、プリントデータのページバッファ、あるいはダウンロードフォント用のメモリとして使用される。エンジンインターフェース205は、エンジン206とコマンドおよびステータスや、印字データの通信を行うインターフェースで、実際の印字動作はエンジン206が行う。パネルインターフェース207は、パネル装置208とコマンドおよびステータスの通信を行うインターフェースで、パネル装置208はタッチパネル等の入出力装置であり、プリンタ等の状態が表示され、またユーザからの指示が入力される。ホストインターフェース209はRS232Cなどが使用され、ホストコンピュータ10と通信を行うインターフェースである。また、ディスクインターフェース210は、ディスク装置211と通信を行うためのインターフェースである。ディスク装置211は、フォントデータ、プログラム、あるいは印字データ等種々のデータを記憶しておくディスク装置で、ハードディスク装置などで構成されている。
ここで、本実施例におけるプリンタ20の動作を簡単に説明する。ホストコンピュータ10においてユーザが印刷コマンドを入力すると、RGB画像データ、および印刷設定データがプリンタ20へ送られる。ホストコンピュータ10からホストインターフェース209を通して送られてくる入力RGB画像データは、文字、グラフィックス、イメージの3種類のオブジェクトに分かれており、プリンタが解釈可能なデータ形式となっている。これらのRGBオブジェクトデータは、後述する画像処理プログラムに従った画像処理を施され、CMYK信号から成るオブジェクトデータに変換される。なお、印刷設定データは、ユーザが指定、もしくは自動で設定された様々な印刷条件に関する情報を含み、画像処理を施される際に、印刷設定データは参照され、処理内容が切り替えられる。
次に、各オブジェクトのデータ形式が解釈され、まとめて1ページのCMYKビットマップイメージに展開される。CMYKビットマップイメージは、RAM(ページバッファ)204に格納される。これらの処理はCPU201によって実施される。最後に、CPU201によって、エンジンに対応した中間調処理等を施され、エンジンインターフェース205に送出される。
本発明は、CPU201によって実行される画像処理機能に特徴がある。以下、画像処理機能の詳細を説明する。図2は、前記画像処理機能を実現する、実施例1の画像処理部の構成を示し、画像受信手段101、色変換処理手段102、印刷モード選択手段103、文字色調整手段104、画像送信手段105からなる。図3は、実施例1の処理フローチャートを示す。
画像受信手段101は、一つもしくは複数のRGBオブジェクトデータで構成されるRGB画像データを受信する(S301)。色変換処理手段102は、各オブジェクトデータのRGB色信号を、出力色信号であるCMYK色信号に変換することにより、RGBオブジェクトデータで構成されるRGB画像データを、CMYKオブジェクトデータで構成されるCMYK画像データに変換する(S302)。また、オブジェクトの種類に応じて、色変換のパラメータを切り替える場合もある。
印刷モード選択手段103は、印刷設定データを参照し(S303)、目に優しい印刷モード(第2の印刷モード)が選択されているか否かを判定する(S304)。目に優しいモードが選択されている場合は、文字色調整手段104にCMYK画像データを送り、そうでない場合は(通常の第1の印刷モードが選択)、文字色調整手段104を飛ばして、画像送信手段105にCMYK画像データを送る。
文字色調整手段104は、CMYK画像データを構成するCMYKオブジェクトデータのうち、文字であるオブジェクトデータに対し、色調整を行う(S305)。ここでは、簡単のため、CMYK色信号がK単色である黒文字のみを色調整対象とする。CMYK色信号は、0〜255の整数値を取る8bit信号であるとし、黒文字補正値を224とする。黒文字補正値とは、紙白上の黒文字が適切なコントラストとなるためのK信号値である。よって、例えばK=255の黒文字オブジェクトデータが入力されると、K信号を黒文字補正値224にまで減らすような調整を行い、K=224の黒文字オブジェクトデータに変換する。画像送信手段105は、CMYK画像データを次の処理へ送信し(S306)、処理を終える。
このような処理により、従来はコントラストが最大となるようにK=255で再現されていた黒文字オブジェクトが、適切なコントラストで再現されるようになり、読みやすく、かつ目が疲れにくい文書画像を出力することができる。
ここで、適切なコントラストとは、読みやすく、かつ目が疲れにくいコントラストであることを意味する。すなわち、適切なコントラストより低いコントラストでは読みにくくなり、適切なコントラストより高いコントラストでは目が疲れやすくなる。よって、例えば、K=192の黒文字オブジェクトデータがあったとすると、上記の例とは逆に、K信号を黒文字補正値224にまで増やす調整を行う。
なお、ここでは、黒文字補正値はK=224という特定の値と決めているが、特定の範囲内の値として決めておいてもかまわない。例えば黒文字補正値を208以上240以下とし、文字色調整手段104による調整前の黒文字オブジェクトデータがK>240であれば、K=240となるように調整し、K<208であれば、K=208となるように調整しても良い。
また、例えば、黒文字補正値を上回る場合のみ調整し、下回る場合は調整しないようにしても良い。逆に、黒文字補正値を下回る場合のみ調整するようにしても良い。また、補正する文字は黒文字に限る必要はない。赤文字や、その他任意の色文字についても、CMYK値で文字補正値を決めておくことで、補正することができる。
本実施例によれば、ユーザが目に優しい印刷モードを選択した場合に、印刷モード選択手段が目に優しい印刷モードを選択することにより、ユーザが目に優しい印刷を欲した文書に対して、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
また、文字色調整手段が、黒文字のみを調整対象とすることにより、コントラストが強くなりやすく、また、長文を記述するのに使われやすい黒文字に対して、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
実施例2は、条件に応じて、コントラスト調整を行うか否かを選択する実施例である。例えば、枚数が多いジョブには自動で適用する。
本実施例は、印刷モード選択手段の処理内容が実施例1と異なり、他の処理は実施例1と同様である。図4は、実施例2の処理フローチャートを示す。実施例1と異なる印刷モード選択手段の動作(S403、S404)について説明する。
本実施例では、印刷モード選択手段103は、印刷設定データを参照し(S403)、ユーザからの印刷コマンドで設定された一部当たりの印刷枚数が所定枚数以上であるかを判定し(S404)、所定枚数以上である場合には、文字色調整手段104にCMYK画像データを送る。すなわち、一部当たりの印刷枚数が所定枚数以上の場合は、自動的に目に優しい印刷モード(第2の印刷モード)を選択するような動作となる。これは、一部当たりの印刷枚数が多い場合は、印刷された文書を長時間読み続ける可能性があり、目の疲れが問題となりやすいからである。所定枚数は、例えば10枚程度に設定しておけば良い。
本実施例によれば、印刷モード選択手段は、印刷する文書画像の一部当たりの枚数が所定枚数を超える場合に、目に優しい印刷モードを選択することにより、読むのに時間がかかると予想される複数枚の文書に対して、文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
実施例3は、紙種に応じて文字濃度を変更し、コントラストを一定にする実施例である。
本実施例は、画像出力用紙として、様々な種類の用紙が使用されるような場合に対応する。すなわち、用紙が変わっても常に適切なコントラストを保つために、用紙に応じて黒文字補正値を異ならせる。
図5は、実施例3の画像処理部の構成を示す。実施例1の構成に、用紙種類取得手段106と補正値算出手段107が追加されている。図6は、実施例3の処理フローチャートを示し、実施例1の処理フローチャートに、ステップS605、S606が追加されている。以下、実施例1と異なる部分について説明する。
用紙種類取得手段106は、印刷設定データを参照して用紙の種類を取得する(S605)。なお、このようなことを可能とするために、ユーザが印刷コマンドで用紙種類を設定できるようにし、設定した用紙種類を印刷設定データに含めるような構成にしておく。
補正値算出手段107は、用紙の種類に対応した黒文字補正値を算出する(S606)。具体的には、用紙種類毎の黒文字補正値を保存しておき、印刷設定データで設定されている用紙種類に対応して黒文字補正値を呼び出す。呼び出された黒文字補正値は、文字色調整手段104に渡される。
本実施例によれば、文書画像を印刷する用紙の種類を取得する用紙種類取得手段を備え、文字色調整手段は、前記用紙種類取得手段により取得された用紙の種類に応じて文字の色を調整することにより、どのような用紙に印刷した場合にも文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
実施例4は、照明を検出し、コントラストを調整する実施例である。本実施例は、出力した画像を見るときの照明を考慮して、より適切なコントラストとする。
図7は、実施例4の画像処理部の構成を示す。実施例4では、実施例3の用紙種類取得手段106を、照明情報取得手段108に置き換えて構成されている。図8は、実施例4の処理フローチャートを示し、ステップS805、S806の処理が実施例3の処理と異なる。以下、実施例3と異なる部分について説明する。
照明情報取得手段108は、印刷設定データを参照して照明の種類や強さ等の照明情報を取得する(S805)。なお、このようなことを可能とするために、ユーザが印刷コマンドで照明情報を設定できるようにし、設定した照明情報を印刷設定データに含めるような構成にしておく。ここでの照明とは、出力予定の印刷物を見ると想定される環境における照明を意味する。
補正値算出手段107は、照明情報に対応した黒文字補正値を算出する(S806)。具体的には、照明の種類や強さ毎の黒文字補正値を保存しておき、印刷設定データで設定されている照明情報に対応して黒文字補正値を呼び出す。呼び出された黒文字補正値は、文字色調整手段104に渡される。
本実施例によれば、印刷された文書画像をユーザが見る際に想定される照明の情報を取得する照明情報取得手段を備え、文字色調整手段は、前記照明情報取得手段により取得された照明の情報に応じて文字の色を調整することにより、印刷した文書画像がどのような照明下で見られる場合にも文字のコントラストが適度な値となるようにし、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
図9は、実施例5の画像処理部の構成を示す。実施例5の画像処理部は、画像受信手段101、色変換処理手段102、印刷モード選択手段103、文字色調整手段104、画像送信手段105、文字特性取得手段109、コントラスト調整値設定手段110からなる。画像受信手段101、色変換処理手段102、印刷モード選択手段103、文字色調整手段104、画像送信手段105は、前述した実施例と同様である。図10は、実施例5の処理フローチャートを示す。
画像受信手段101は、一つもしくは複数のRGBオブジェクトデータで構成されるRGB画像データを受信する(S1001)。色変換処理手段102は、各オブジェクトデータのRGB色信号を、出力色信号であるCMYK色信号に変換することにより、RGBオブジェクトデータで構成されるRGB画像データを、CMYKオブジェクトデータで構成されるCMYK画像データに変換する(S1002)。また、オブジェクトの種類に応じて、色変換のパラメータを切り替える場合もある。
印刷モード選択手段103は、印刷設定データを参照し(S1003)、文字コントラスト調整モードが選択されているかを判定する(S1004)。文字コントラスト調整モードが選択されている場合は(S1004でYes)、文字特性取得手段109および文字色調整手段104にCMYK画像データを送り、そうでない場合は(S1004でNo)、画像送信手段105にCMYK画像データを送る。
文字特性取得手段109は、文字のフォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等の文字特性を取得する(S1005)。コントラスト調整値設定手段110は、文字のフォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等の文字特性に基づき、最適なコントラスト調整値を設定する(S1006)。具体的には、フォントサイズに応じた最適コントラストを満たす文字の明度を求める対応表(図11)と、文字の明度とデジタル値との対応表(図12)を保持し、これら2つの対応表を参照することで、フォントサイズに対応したコントラスト調整値を求める。ここでは、簡単のため、文字特性はフォントサイズのみとし、CMYK色信号がK単色である黒文字を調整対象としている。例えば、フォントサイズが10であったとすると、図11の対応表により、最適コントラストを満たす文字の明度がL*=40と算出され、次に、図12の対応表により、L*=40となるKデジタル値は、192であると算出される。よって、フォントサイズ10のK単色文字に対するコントラスト調整値はCMYK=(0,0,0,192)となる。なお、図11、図12の対応表は、前もって作成しておく必要がある。
文字色調整手段104は、CMYK画像データを構成するCMYKオブジェクトデータのうち、文字であるオブジェクトデータに対し、色調整を行う(S1007)。具体的には、前記コントラスト調整値設定手段110により設定された値を受け取り、その値に調整する。例えば、上記の例のようにコントラスト調整値がCMYK=(0,0,0,192)であるとすると、色信号がCMYK=(0,0,0,255)となっているK単色の文字オブジェクトに対し、CMYK=(0,0,0,192)に変更する。画像送信手段105は、CMYK画像データを次の処理へ送信し(S1008)、処理を終える。
次に、コントラスト調整値設定手段110において使用される、最適コントラストを満たす文字の明度を求める対応表(図11)と、文字の明度とデジタル値との対応表(図12)の作成方法について説明する。
図11の対応表については、まず、基準となるフォントサイズの文字について、最適なコントラストとなるようなコントラスト調整値を求めておく。ここでは、簡単のため、CMYK色信号がK単色である黒文字を調整対象とする。例えば、10ポイントを基準のフォントサイズとし、このフォントサイズで、実験により求めた最適コントラストは、紙の白色の明度がL*=94のときに、黒文字の明度がL*=40であった。
次に、基準となるフォントサイズの文字の最適コントラストを満たす文字サンプルと、基準サイズとは異なるフォントサイズのK単色文字の明度を振った文字サンプルを用意し、基準フォントサイズの最適コントラストと最も近いコントラストと感じる文字サンプルを選択していく。これを、多くのフォントサイズで実施することにより、フォントサイズに応じた最適コントラストを満たす文字の明度を求めることができる。このようにして、図11のような結果が得られる。
図12の対応表については、これは、実際にK単色デジタル値を振ってパッチ画像を作成して出力し、測色器によってL*a*b*信号値を測定することで、明度L*との関係を求めることができる。
図11、図12に示すデータの数値テーブルをコントラスト調整値設定手段110において保持しておくことで、特定のフォントサイズに対し、最適コントラストを満たすためのK単色文字調整値を求めることができる。これは、図13のように、前もって、図11、図12から換算表を作成しておいても良い。
このような処理により、従来はK=255で再現されていた黒文字オブジェクトが、適切なコントラストで再現されるようになり、読みやすく、かつ目が疲れにくい文書画像を出力することができる。
ここで、適切なコントラストとは、読みやすく、かつ目が疲れにくいコントラストであることを意味する。すなわち、適切なコントラストより低いコントラストでは読みにくくなり、適切なコントラストより高いコントラストでは目が疲れやすくなる。
よって、例えば、K=128の黒文字オブジェクトデータがあったとすると、これについても同様の処理を行うことで、コントラストが向上し、読みにくかった文字が適切なコントラストで再現されることになる。
なお、ここではコントラスト調整値をK=192という特定の値と決めているが、特定の範囲内の値として決めておいてもかまわない。例えばコントラスト調整値を192以上240以下とし、文字色調整手段104による調整前の黒文字オブジェクトデータがK>240であれば、K=240となるように調整し、K<192であれば、K=192となるように調整しても良い。また、例えば、コントラスト調整値を上回る場合のみ調整し、下回る場合は調整しないようにしても良い。逆に、コントラスト調整値を下回る場合のみ調整するようにしても良い。また、コントラスト調整する文字は黒文字に限る必要はない。赤文字や、その他任意の色文字についても、CMYK値でコントラスト調整値を決めることで、補正することができる。
また、上記説明では、コントラスト調整値を決めるに当たって影響を与える文字の特性としてフォントサイズを用いたが、フォントサイズに限らず、フォントタイプや、スタイルによってコントラスト調整値を異ならせても良い。例えば、スタイルとして、太文字、斜体文字等があるが、特に、フォントサイズが小さく、かつ太文字の場合は、標準スタイルよりもコントラストが強く感じられると予想される。よって、スタイル毎に、コントラスト調整値を求めるための対応表を用意しておけば良い。同様に、フォントタイプによっても、太さや形状が異なるため、同様の対応を行うことは、効果的である。
本実施例によれば、文字の特性に応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)に応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
また、文字のフォントサイズに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字のフォントサイズに応じた最適なコントラストを実現し、文字のフォントタイプに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字のフォントタイプに応じた最適なコントラストを実現し、文字のスタイルに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字のスタイルに応じた最適なコントラストを実現し、黒文字オブジェクトに対して、文字の特性に応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、黒文字オブジェクトに対して、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)に応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
実施例6は、用紙を検知し、用紙とフォントサイズに応じて文字濃度を変更する実施例である。
本実施例では、画像出力用紙として、様々な種類の用紙が使用されるような場合に対応する。すなわち、用紙が変わっても常に適切なコントラストを保つために、用紙に応じてコントラスト調整値を異ならせる。
図14は、実施例6の画像処理部の構成を示す。実施例6では、実施例5の構成に、実施例3の用紙種類取得手段106が追加されている。図15は、実施例6の処理フローチャートを示し、実施例5のフローチャートに、用紙の種類を取得するステップS1506が追加されている。以下、実施例5と異なる部分について説明する。
用紙種類取得手段106は、印刷設定データを参照して用紙の種類を取得する(S1506)。なお、このようなことを可能とするために、ユーザが印刷コマンドで用紙種類を設定できるようにし、設定した用紙種類を印刷設定データに含めるような構成にしておく。
コントラスト調整値設定手段110は、文字特性、および用紙の種類に対応したコントラスト調整値を算出する(S1507)。具体的には、最適コントラストを満たす文字の明度を求める対応表(図11)と、文字の明度とデジタル値との対応表(図12)を、用紙種類毎に保持しておき、用紙の種類に対応して適した対応表を用い、コントラスト調整値を算出する。
ただし、多くの用紙種類に対応しようとすると、それだけ対応表も多くなり、作成も容易ではない。ここで、コントラストに影響が大きい要因としては、紙の白色の明度である。よって、紙の白色の明度が異なる、代表的な数種類の用紙の対応表を用意しておき、その他の用紙に対しては、紙の白色の明度に応じて、コントラスト調整値の補間等を実施することで、対応する構成にすることも可能である。
本実施例によれば、文字の特性と用紙の種類とに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)と用紙の種類の組み合わせに応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
実施例7は、文字色および文字背景色を検出し、検出結果に応じて文字色を調整する実施例である。
実施例5、6においては、文字の背景が紙の白色であることを前提としていたが、構成の複雑な文書においては、文字の背景が特定色で塗られている場合や、もしくは、写真画像のようなものが背景となっている場合もある。本実施例は、このような文書にも対応可能な構成としたものである。
図16は、実施例7の画像処理部の構成を示す。実施例7では、実施例5の構成に、文字背景色取得手段111が追加されている。図17は、実施例7の処理フローチャートを示し、実施例5のフローチャートに、文字背景色を取得するステップS1706が追加されている。以下、実施例5と異なる部分について説明する。
文字背景色取得手段111は、画像データを解析して文字背景色を取得する(S1706)。具体的には、画像データを構成する複数のオブジェクトデータの位置情報と色情報を参照し、コントラスト調整対象となる文字オブジェクトの背景に位置するグラフィックスオブジェクト、もしくはイメージオブジェクトの色を背景色として取得する。ただし、背景に位置するオブジェクトは一つとは限らず、また、一つであっても、写真画像や、グラデーション画像のように、一色ではなく多数の色を含む場合もある。このような場合には、背景となるすべての色のうち、最も暗い明度となる色を抽出することとする。
ただし、オブジェクトの色はCMYK値で定義されており、ここから直接明度を算出することはできない。よって、任意のCMYKが再現するL*a*b*値を予測する仕組みを用意しておく必要がある。例えば、図18のようなCMYKを各5分割した値に対応するL*a*b*値を記載したテーブルを用意しておき、任意のCMYKに対して補間演算することで、再現するL*a*b*を予測するような方法を用いることができる。
コントラスト調整値設定手段110は、文字特性、および文字背景色に対応したコントラスト調整値を算出する(S1707)。ここでは、任意の文字背景色に対応するため、実施例5の最適コントラストを満たす文字の明度を求める対応表(図11)の代わりに、最適コントラストを満たす文字と背景との明度差を求める対応表(図19)を保持しておく。また、実施例5と同じであるが、文字の明度とデジタル値との対応表(図12)も保持しておく。コントラスト調整値の算出方法としては、まず、図19の対応表により、フォントサイズに応じた明度差ΔL*を求める。次に、この明度差と文字背景色の明度を足し合わせることにより、文字が再現すべき明度を求める。最後に、図12の対応表より、再現すべき明度に対応するデジタル値を求め、コントラスト調整値として設定する。
すなわち、最適コントラストを満たす文字と背景との明度差を求める対応表を用いることにより、任意の文字背景色の明度に対応したコントラスト調整値を求めることが可能となっている。この構成は、実施例6の、用紙の種類に対応する場合にも有効である。すなわち、背景色の明度を用紙の種類から算出することで、同様にコントラスト調整値を求めることができる。
本実施例によれば、文字の特性と文字オブジェクトの背景色とに応じて最適なコントラスト調整値を設定することにより、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)と背景色の組み合わせに応じた最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
実施例8は、複数のフォントサイズが混在する文書において、最も文字数の多いフォントサイズのコントラスト調整値に合わせて全体を処理する実施例である。
本実施例は、文書中に異なる文字特性を持つ文字オブジェクトが混在している場合に対応する。実施例5では、文字オブジェクト毎にコントラスト調整値を求め、調整を実施することになるが、混在の仕方によっては、見た目に不自然になる場合もある。特に、同色でフォントサイズの異なる文字オブジェクトが混在している場合には、フォントサイズを大きくすることで特定の文字列を強調するというようなユーザの意図に反し、フォントサイズによらずにユーザが感じるコントラストが等しくなるように調整されてしまう。よって、本実施例では、同色の文字オブジェクトをグループ化し、グループ内で最も文字数の多いフォントサイズに従ってコントラスト調整値を求め、グループ内の文字オブジェクトは同一のコントラスト調整値に調整することで、このような課題を解決する。
図20は、実施例8の画像処理部の構成を示す。実施例5の構成に、文字オブジェクトグループ化手段112が追加されている。図21は、実施例8の処理フローチャートを示し、実施例5のフローチャートに、色毎に文字オブジェクトをグループ化するステップS2105が追加され、実施例5の文字特性を取得するステップS1005が、グループ毎に最大文字数の文字特性を取得するステップS2106に置き換わっている。以下、実施例5と異なる部分について説明する。
文字オブジェクトグループ化手段112は、色毎に文字オブジェクトをグループ化する(S2105)。すなわち、同じ色で、かつフォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等の文字特性が異なる文字オブジェクトが同一グループとされる。
文字特性取得手段109は、グループ毎に最大文字数のオブジェクトの文字特性を取得する(S2106)。ここで、文字特性が同じものは、同じオブジェクトとして文字数をカウントする。コントラスト調整値設定手段110は、文字特性に応じた最適なコントラスト調整値を設定する(S2107)。本実施例では、グループ毎に文字特性が取得されているため、グループ毎にコントラスト調整値が設定されることになる。
このような処理により、例えば、文書画像において、フォントサイズが10ポイントの黒文字で書かれた文書の中に、一部キーワードのみ14ポイントの黒文字となっていたとすると、これらは同一のグループとされ、フォントサイズが10ポイントの黒文字の文字特性に応じたコントラスト調整値を用いて、10ポイント文字と14ポイント文字の双方が調整されることになる。
本実施例では、同色の文字オブジェクトをグループ化したが、グループ化する条件は異なっていてもかまわない。例えば、同色である必要はなく、同系統の色であれば同一グループと分類しても良い。
本実施例によれば、文字オブジェクトを同一色もしくは同系統色でグループ化し、各グループ内で文字数が最大である文字オブジェクトの文字特性を取得し、各グループ内の文字オブジェクトに対して、同一のコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することにより、同一文書内で、文字の特性(フォントサイズ、フォントタイプ、スタイル等)を異ならせることによる強調効果等を損なうことなく、多くの文字オブジェクトに対して最適なコントラストを実現し、読みやすく、かつ目が疲れにくい印刷物を提供することができる。
本発明は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した各実施例の機能を実現することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施例の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施例の機能が実現される場合も含まれる。また、本発明の実施例の機能等を実現するためのプログラムは、ネットワークを介した通信によってサーバから提供されるものでも良い。
101 画像受信手段
102 色変換処理手段
103 印刷モード選択手段
104 文字色調整手段
105 画像送信手段
特開平5−32024号公報 特開2005−92317号公報 特開2004−259021号公報 特開2002−19189号公報
論文「視覚の空間周波数特性」(テレビ会誌、20,11,pp.730−738(1966))

Claims (22)

  1. 文字、図形、画像などからなる文書画像を印刷する画像処理装置であって、通常の第1の印刷モードまたは前記第1の印刷モードとは異なる第2の印刷モードのいずれかを選択する印刷モード選択手段と、文字の色を調整する文字色調整手段とを備え、前記文字色調整手段は、前記印刷モード選択手段により前記第2の印刷モードが選択された場合には、文字と印刷用紙とのコントラストが所定の値、もしくは所定の範囲内の値となるように、文字の色を調整することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって、前記文書画像を印刷する用紙の種類を取得する用紙種類取得手段を備え、前記文字色調整手段は、前記用紙種類取得手段により取得された用紙の種類に応じて文字の色を調整することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1記載の画像処理装置であって、印刷された文書画像をユーザが見る際に想定される照明の情報を取得する照明情報取得手段を備え、前記文字色調整手段は、前記照明情報取得手段により取得された照明の情報に応じて文字の色を調整することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1記載の画像処理装置であって、ユーザが前記第2の印刷モードを選択した場合に、前記印刷モード選択手段は、前記第2の印刷モードを選択することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1記載の画像処理装置であって、前記印刷モード選択手段は、印刷する文書画像の一部当たりの枚数が所定枚数を超える場合に、前記第2の印刷モードを選択することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、前記文字色調整手段は、黒文字のみを調整対象とすることを特徴とする画像処理装置。
  7. 文字、図形、画像などからなる文書画像を印刷する画像処理方法であって、通常の第1の印刷モードまたは前記第1の印刷モードとは異なる第2の印刷モードのいずれかを選択する印刷モード選択ステップと、文字の色を調整する文字色調整ステップとを備え、前記文字色調整ステップは、前記印刷モード選択ステップにより前記第2の印刷モードが選択された場合には、文字と印刷用紙とのコントラストが所定の値、もしくは所定の範囲内の値となるように、文字の色を調整することを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7記載の画像処理方法であって、前記文書画像を印刷する用紙の種類を取得する用紙種類取得ステップを備え、前記文字色調整ステップは、前記用紙種類取得ステップにより取得された用紙の種類に応じて文字の色を調整することを特徴とする画像処理方法。
  9. 文字、図形、画像などからなる文書画像を印刷する画像処理装置であって、通常印刷モードと、文字のコントラスト調整を行う文字コントラスト調整モードとのいずれかの印刷モードを選択する印刷モード選択手段と、文字の特性を取得する文字特性取得手段と、前記文字の特性に応じて最適なコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定するコントラスト調整値設定手段と、前記印刷モード選択手段により前記文字コントラスト調整モードが選択された場合に、前記コントラスト調整値設定手段により設定されたコントラスト調整値に文字の値を調整する文字色調整手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9記載の画像処理装置であって、前記文書画像を印刷する用紙の種類を取得する用紙種類取得手段を備え、前記コントラスト調整値設定手段は、前記文字の特性と、前記用紙の種類とに応じて最適なコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項9または10記載の画像処理装置であって、文字オブジェクトの背景色を取得する文字背景色取得手段を備え、前記コントラスト調整値設定手段は、前記文字の特性と、前記背景色とに応じて最適なコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項9、10または11記載の画像処理装置であって、文字オブジェクトを同一色もしくは同系統色でグループ化する文字オブジェクトグループ化手段を備え、前記文字特性取得手段は、前記文字オブジェクトグループ化手段においてグループ化された各グループ内で文字数が最大である文字オブジェクトの文字特性を取得し、前記コントラスト調整値設定手段は、各グループ内の文字オブジェクトに対して、同一のコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、前記文字の特性は、フォントサイズであることを特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、前記文字の特性は、フォントタイプであることを特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、前記文字の特性は、スタイルであることを特徴とする画像処理装置。
  16. 請求項9乃至15のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、前記文字色調整手段は、黒文字オブジェクトに対してのみ適用されることを特徴とする画像処理装置。
  17. 文字、図形、画像などからなる文書画像を印刷する画像処理方法であって、通常印刷モードと、文字のコントラスト調整を行う文字コントラスト調整モードとのいずれかの印刷モードを選択する印刷モード選択ステップと、文字の特性を取得する文字特性取得ステップと、前記文字の特性に応じて最適なコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定するコントラスト調整値設定ステップと、前記印刷モード選択ステップにより文字コントラスト調整モードが選択された場合に、前記コントラスト調整値設定ステップにより設定されたコントラスト調整値に文字の値を調整する文字色調整ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
  18. 請求項17記載の画像処理方法であって、文書画像を印刷する用紙の種類を取得する用紙種類取得ステップを備え、前記コントラスト調整値設定ステップは、前記文字の特性と、前記用紙の種類とに応じて最適なコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することを特徴とする画像処理方法。
  19. 請求項17または18記載の画像処理方法であって、文字オブジェクトの背景色を取得する文字背景色取得ステップを備え、前記コントラスト調整値設定ステップは、前記文字の特性と、前記背景色とに応じて最適なコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することを特徴とする画像処理方法。
  20. 請求項17、18または19記載の画像処理方法であって、文字オブジェクトを同一色もしくは同系統色でグループ化する文字オブジェクトグループ化ステップを備え、前記文字特性取得ステップは、前記文字オブジェクトグループ化ステップにおいてグループ化された各グループ内で文字数が最大である文字オブジェクトの文字特性を取得し、前記コントラスト調整値設定ステップは、各グループ内の文字オブジェクトに対して、同一のコントラスト調整値もしくはコントラスト調整値の範囲を設定することを特徴とする画像処理方法。
  21. 請求項7、8、17乃至20のいずれか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  22. 請求項7、8、17乃至20のいずれか1項記載の画像処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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