JP2005229174A - ドライバプログラム、印刷システム、及びプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷要求を行なうホスト装置と当該印刷要求に基づいて印刷を行うプリンタとからなる印刷システムにおいて、ホスト装置からプリンタへの片方向の通信のみが可能な場合に、有効な濃度補正を、ユーザの手間をあまりかけずに効率的に行なうことのできるドライバプログラム等を提供する。
【解決手段】印刷データをプリンタに送信するホスト装置に、印刷データの生成処理を実行させるドライバプログラムが、印刷データの生成時にホスト装置に格納された濃度補正関数に従って濃度補正処理を行うステップと、ホスト装置に濃度補正関数の係数が入力された際に前記格納された濃度補正関数を入力された係数に基づいて修正し、ホスト装置に複数格納された、経年指標の各値に対応して濃度補正関数の係数が定められているテーブルの中から、前記係数が入力された時点の経年指標の値と前記入力された係数から適切なテーブルを選択するステップと、当該ステップの後に、経年指標の値と選択したテーブルに基づいて、適宜、濃度補正関数を修正するステップとをホスト装置に実行させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、印刷装置に対して印刷要求を行なうホスト装置のドライバプログラム等に関し、特に、ユーザの手間をかけずに有効な濃度補正をすることのできるドライバプログラム等に関する。
通常、パーソナルコンピュータなどのホスト装置からプリンタに対して印刷データを送信して印刷を実行する過程においては、オブジェクト単位で示された画像データを画素単位の画像データに変換する処理、RGBの色形式をCMYKの色形式に変換する処理、及び多値のデータを2値化する処理などが行われる。ホスト装置とプリンタからなる印刷システムにおいて、これらの処理をホスト装置側で行うか、あるいはプリンタ側で行なうかの選択は、プリンタの種類や用途等に応じて適宜選択されるが、ページ単位で印刷を実行するレーザプリンタ等においては、プリンタ側の印刷動作の開始を早くできるなどの理由から、ホスト装置側で上記2値化の処理までを行ってしまう所謂ホストベースシステム(プリンタ)が普及してきている。
また、一般に、上記印刷の実行までのデータ処理においては、印刷媒体に印刷した際に所望の色が実現されるように、各色の濃度値を印刷前に補正する濃度補正の処理が行われる。かかる処理は、プリンタのエンジン特性等により、印刷時に理論値よりも濃度が濃くなったり薄くなったりする現象があり、これらの濃度のずれを事前に補正してできるだけ理論値どおりの正しい印刷を行うためのものである。具体的には、通常、プリンタにおいてパッチの出力と測定から実際の濃度値を取得し、理論濃度値とその実測濃度値とから補正テーブルが作成され、そのテーブルに基づいて前記濃度補正の処理が行われる。
前述したホストベースシステムにおいて、従来、この濃度補正の処理をプリンタ側で行う装置及びホスト装置側で行なう装置の双方がそれぞれ提案されている。プリンタ側で行う装置としては、例えば、下記特許文献1に記載の装置があり、かかる装置では、ホスト装置がプリンタへ印刷ジョブを送る際に濃度補正が必要である旨の情報を付加し、それを受けてプリンタ側で濃度補正が行なわれる。
一方、濃度補正をホスト装置側で行なう装置としては、例えば、下記特許文献2に示された装置があり、この装置では、ホスト装置がパッチテストの結果など補正に必要な情報をプリンタからオンラインで受信し、その情報に基づいて濃度補正を行なう。また、下記特許文献3に記載の装置では、プリンタ側で得られた濃度値情報がユーザによってホスト装置側に入力され、ホスト装置がその情報に基づいて濃度補正の処理を実行する。
特開2000−156783号公報 特開2000−155653号公報 特開平11−161463号公報
しかしながら、上述したホストベースシステムで濃度補正の処理をプリンタ側で行う従来装置においては、2値化後のデータを濃度補正することとなり、所定領域内のドットパターンを比較して変更するという処理が必要となって、多値のデータにおいてその濃度値を変更する通常の濃度補正よりもプリンタのメモリを多く使用し、処理時間が長くかかってしまうという課題があった。また、2値化後の濃度補正では、多値のデータにおける濃度補正と厳密には一致しない処理結果となってしまう。
一方、上記ホスト装置がオンラインでプリンタから濃度補正情報を取得する方式は、ホスト装置からプリンタへの片方向の通信しか可能でないシステムにおいては採用できなかった。
また、プリンタ側で得られた濃度値情報がユーザによってホスト装置側に入力されてホスト装置が濃度補正を行なう前記従来装置では、濃度補正の内容(補正テーブル)を変更する必要がある度ごとに、ユーザによる実濃度値の入力操作が発生し、また、その入力値の数も多く、ユーザにとって手間のかかるものであった。
そこで、本発明の目的は、印刷要求を行なうホスト装置と当該印刷要求に基づいて印刷を行うプリンタとからなる印刷システムにおいて、ホスト装置からプリンタへの片方向の通信のみが可能な場合に、有効な濃度補正を、ユーザの手間をあまりかけずに効率的に行なうことのできるドライバプログラム等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、濃度補正後の印刷データをプリンタに送信して印刷の要求を行うホスト装置に、前記印刷データの生成処理を実行させるドライバプログラムが、前記印刷データの生成処理時に、前記ホスト装置に格納された、多項式で表現される濃度補正関数に従って、前記濃度補正処理を行う濃度補正ステップと、前記ホスト装置に前記濃度補正関数の係数が入力された際には、前記格納された濃度補正関数を当該入力された係数に基づいて修正し、当該ホスト装置に複数格納された、経年指標の各値に対応して前記濃度補正関数の係数が定められているテーブルの中から、前記係数が入力された時点の前記経年指標の値に対応する前記係数による濃度補正関数が、前記入力された係数による濃度補正関数に最も近いテーブルを選択する第一の濃度補正関数修正ステップと、前記第一の濃度補正関数修正ステップの後に、前記プリンタにおける前記経年指標の値と前記選択したテーブルに基づいて、適宜、前記格納された濃度補正関数を修正する第二の濃度補正関数修正ステップとを、前記ホスト装置に実行させることである。
従って、本発明によれば、ホスト装置からプリンタへの片方向だけの通信が可能な場合であっても、ホスト装置側でプリンタにおける実測値に基づく適正な濃度補正を行うことができる。更に、濃度補正のための情報が、多項式で表現された濃度補正関数であり、ユーザがホスト装置に入力すべきデータ数は限られたものであるので、ユーザの手間を軽減することができる。また、上記ユーザの入力に基づく濃度補正関数の更新のほかに、予め格納されている予想データに基づいて適宜自動的に濃度補正関数が更新されるので、濃度補正に必要な情報を更新する度にユーザの手間がかかるということはなく、従来よりも効率的に有効な濃度補正を行うことができる。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記経年指標が、前記プリンタにおける印刷枚数であることを特徴とする。これにより、プリンタの濃度補正に関する経年劣化を精度良く予想することができ、有効な濃度補正を実現できる。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、濃度補正後の印刷データを送信して印刷要求を行うホスト装置と、前記印刷データを受信して印刷を実行するプリンタとを有する印刷システムにおいて、前記プリンタが、実測した濃度値に基づいて前記濃度補正のための多項式で表現される濃度補正関数を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された濃度補正関数の係数を当該プリンタのユーザに提供する提供手段とを備え、前記ホスト装置が、経年指標の各値に対応して前記濃度補正関数の係数を定めた複数のテーブルと、最新の濃度補正関数とを納めた格納手段と、前記提供手段によって提供された前記濃度補正関数の係数が入力される入力手段と、前記入力手段によって前記濃度補正関数の係数が入力された際に、当該入力された係数に基づいて前記格納手段に格納された最新の濃度補正関数を修正すると共に、前記格納手段に格納されたテーブルの中から、前記係数が入力された時点の前記経年指標の値に対応する前記係数による濃度補正関数が、前記入力された係数による濃度補正関数に最も近いテーブルを選択し、その後、前記プリンタにおける前記経年指標の値と前記選択したテーブルに基づいて、適宜、前記最新の濃度補正関数を修正する修正手段と、前記印刷データの生成時に、前記格納手段に格納された最新の濃度補正関数に従って、前記濃度補正を行なう生成手段とを備えることである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、ホスト装置から送信される濃
度補正後の印刷データを受信して印刷を実行するプリンタが、ユーザからの要求時に、あるいは、消耗品の交換時に、前記濃度補正のための多項式で表現される濃度補正関数を決定する決定手段と、前記決定手段が決定した濃度補正関数の係数を当該プリンタのユーザに提供する提供手段とを備えることである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用したドライバプログラム、印刷システム、及びプリンタの実施の形態例に係る構成図である。図1に示す印刷システム1が本実施の形態例に係る所謂ホストベースのシステムであり、印刷要求を行なうホストコンピュータ2(ホスト装置)と当該要求に基づいて印刷を実行するプリンタ3とから構成されている。本印刷システム1は、印刷の実行前に必要な濃度補正の処理を多項式で表した濃度補正関数に従って行なうと共に、当該濃度補正関数をユーザ5の入力操作及び複数用意された予想パターンに基づいて修正することを特徴とし、有効な濃度補正処理を効率的に行おうとするものである。
前述の通り、印刷システム1は、ネットワーク4で接続されるホストコンピュータ2とプリンタ3から構成される。ホストコンピュータ2側では、濃度補正を含む2値化までの処理を行なって印刷データを生成し、当該印刷データがプリンタ3側に送信されてプリンタ3による印刷が実行される。なお、ネットワーク4は、ホストコンピュータ2からプリンタ3への片方向の通信が可能であるものとする。
図1に示すように、プリンタ3は、コントローラ31とエンジン32を備えている。コントローラ31は、プリンタ3の各部の動作を制御する部分であり、ホストコンピュータ2から印刷データを受信し、当該データに対して所定の処理を実行した後に所定のタイミングでエンジン32に転送していく。但し、色空間の変換処理、濃度補正処理、2値化処理等はホストコンピュータ2側で行われているので本コントローラ31では行なわない。また、エンジン32は、コントローラ31から転送される印刷データに基づいて印刷媒体への印刷を実行する部分である。
プリンタ3は、また、濃度補正処理に関連して指示部33、濃度補正関数決定部34、及び表示部35を備えている。指示部33は、本印刷システム1のユーザ5がプリンタ3に濃度補正に必要な情報を出力させる指示を行なう部分である。具体的には、プリンタ3にパッチテスト等を実行させて、その時点での適切な濃度補正関数を決定させ、その濃度補正関数の係数を表示部35に表示させるあるいはエンジン32によって印刷させるという処理を指示する。なお、本指示部33は、プリンタ3の筐体に設けられる所謂操作パネル等によって構成され、当該操作パネルでは前記濃度補正に関する処理以外についての指示を行えるようにしても構わない。
次に、濃度補正関数決定部34(決定手段)は、前記指示部33を介したユーザ5の指示により、あるいはプリンタ3で使用されるトナーや感光体などの消耗品が交換された時に、その時点での適切な濃度補正関数を決定する部分である。ここで、濃度補正関数とは、濃度補正処理前の濃度値を入力として濃度補正処理後の濃度値を出力する関数であり、濃度補正処理前の濃度値をxとするとF(x)で表せるものである。そして、本印刷システム1では、従来の濃度補正テーブルに代わってこの濃度補正関数F(x)に従って濃度補正処理を行い、後述するが、この濃度補正関数を多項式で表現する。以下、濃度補正関数決定部34が行なう処理について具体的に説明する。
図2は、濃度補正関数を説明するための図である。濃度補正関数決定部34は、前述のような濃度補正関数を決定すべき事由が発生すると、コントローラ31に対してパッチテストの実行を指示する。これを受けてコントローラ31は、エンジン32にパッチの出力を命じ、出力されたパッチの濃度がセンサ(図示せず)により光学的に測定される。当該測定された値は、その時点での濃度の実測値としてコントローラ31から濃度補正関数決定部34に通知される。
図2の(A)は、上記濃度の実測値と濃度補正の関係を例示した図である。この図では、まず、理論濃度値(データ値、横軸)とそれに基づいて実際に印刷され測定された実測濃度値(実測値、縦軸)との関係が示されている。図中の×で示した点が、上記測定された各パッチの実測濃度値を表しており、これらの点から当該プリンタ3の現時点での濃度特性を実測値曲線Aとして推定することができる。例えば、印刷データがCMYKの色形式で表され各色の濃度が0〜255の256階調で表現されている場合に、図に示された実測値になっている色では、データ値が100であっても印刷される実際のドットはそれよりも薄い例えば50とか60の濃度値となってしまう。従って、図の矢印で示すように、前記実測値曲線Aを反転させたような形状の濃度補正曲線Bというものに従って印刷データの各濃度値を印刷前に補正する必要がある。
この濃度補正曲線Bは、印刷データの濃度値(IN(x))を横軸とし、補正後の濃度値(OUT(F(x)))を縦軸として表現したものであり、この曲線に基づいて濃度値を変換して印刷を実行することにより、当初の濃度値に近い濃度値で印刷が行われることになる。即ち、この濃度補正曲線Bは、前述した濃度補正関数を図示したものである。
濃度補正関数決定部34は、コントローラ31から前記実測値を取得すると、それらの実測値に対応する前記濃度補正曲線Bを求める。即ち、その時点で相応しい濃度補正関数F(x)を決定する。図2の(B)は、濃度補正関数F(x)の一例を示した図である。このように、濃度補正関数F(x)は、一般に、3次多項式などの多項式で表現することができ、本濃度補正関数決定部34が行なう濃度補正関数F(x)の決定とは、この多項式を決定することである。本実施の形態例では、濃度補正関数F(x)を3次多項式(ax3+bx2+cx+d)で表現するものとしており、濃度補正関数決定部34では、具体的には、この3次多項式の各係数a、b、c、d(濃度補正係数)を決定することとなる。
次に、濃度補正関数決定部34は、上記決定した濃度補正係数を表示部35に送る。あるいは、コントローラ31に対して当該濃度補正係数を印刷するように指示する。なお、濃度補正関数決定部34は、上述した処理の手順を指示するプログラムと、当該プログラムに従って処理を実行する制御装置等で構成することができる。
次に、表示部35(提供手段)は、前記濃度補正関数決定部34で決定された濃度補正係数をユーザ5に対して表示する部分である。図3は、表示部35が濃度補正係数を表示している状態を例示した図である。図に示す例は、前述の通り濃度補正関数を3次多項式で表現する場合であり、この例では、濃度補正関数F(x)が3x3+5x2+x+12であることが示されている。ユーザ5は、この表示部35に示された係数をホストコンピュータ2に入力することとなる。なお、表示部35は、液晶パネルなどによって構成され、前述した指示部33と共に操作ユニットとして一体に構成されても良い。また、本表示部35は、前記濃度補正係数だけでなく他の情報の表示にも用いられて構わない。
次に、ホストコンピュータ2側の構成について説明する。まず、アプリケーション21は、印刷しようとする文字や画像などのデータを作成するソフトウェアであり、ホストコンピュータ2のCPU(図示せず)によって実行されることにより処理が行われる。印刷データ生成部22(生成手段)は、前記アプリケーション21から送られるデータに基づいてプログラム3で印刷するための印刷データを生成する部分である。具体的な処理内容は後述するが、この印刷データ生成部22において色空間変換処理、濃度補正処理、2値化処理などが行われる。
I/F部23は、プリンタ3とのインタフェースを司る部分であり、前記印刷データ生成部22で生成された印刷データをネットワーク4を介してプリンタ3に送信する。次に、濃度補正係数入力部24(入力手段)は、プリンタ3から出力される濃度補正のための情報である、前述した濃度補正係数をユーザ5が入力する部分である。具体的には、前述した濃度補正係数a、b、c、dがここから入力される。本濃度補正係数入力部24は、コンピュータに備えられる所謂キーボード、マウス、モニタ等で構成される。
次に、濃度補正関数修正部25(修正手段)は、前記濃度補正係数入力部24からの濃度補正係数の入力によって、また、本印刷システム1での印刷枚数によって濃度補正関数を適宜修正する部分である。具体的な処理内容については後述するが、当該濃度補正関数修正部25による濃度補正関数の修正により、常に濃度補正関数がその時点で相応しいものに保たれ、その濃度補正関数に基づいて前記印刷データ生成部22による適正な濃度補正が行なわれることになる。なお、前述した印刷データ生成部22とこの濃度補正関数修正部25は、これらの部分で行なわれる処理を指示するプログラムと当該プログラムに従って処理を実行する制御装置等で構成されるが、当該プログラムは、所謂ドライバと称されるものである。また、印刷データ生成部22に係るプログラムをドライバと称し、濃度補正関数修正部25に係るプログラムをユーティリティと称する場合もある。ここでは、双方をまとめてドライバ(プログラム)と呼ぶこととする。
次に、データ格納部26(格納手段)は、濃度補正及び濃度補正関数の修正を行なうために必要なデータを格納する部分である。具体的には、図1に示すように、濃度補正関数261、印刷枚数262、及び濃度補正パターンテーブル263等を格納する。濃度補正関数261は、その時点で濃度補正をする際に使用されるべき濃度補正関数であり、前記印刷データ生成部22はこの関数に基づいて濃度補正処理を実行する。従って、濃度補正関数261は、前記濃度補正関数修正部25によって随時更新されている。
印刷枚数262は、本印刷システム1(プリンタ3)で実行された印刷の累積枚数(図7の“実印刷枚数”)であり、印刷データ生成部22によって印刷データが生成される度に更新される。このデータは、後述する濃度補正関数の修正処理に用いられるものであり、プリンタ3の経年劣化を表す一つの指標(経年指標)として用いられている。また、印刷枚数262には、次回の濃度補正関数の修正時期を累計の印刷枚数で示すデータ(図7の“修正印刷枚数”)やその時点におけるプリンタ3の濃度補正に関する経年劣化のパターンを表したデータ(図7の“パターン”)を含めてもよい。
次に、濃度補正パターンテーブル263は、印刷枚数(S)と濃度補正係数(a、b、c、d)の関係を示したテーブルであり、当該プリンタ3の機種に対して予め複数用意されているものである。図4は、濃度補正パターンテーブル263を説明するための図である。図4の(A)は、プリンタ3における印刷枚数(S)が増加するにつれて前述した濃度補正関数F(x)がどのように変化して行くかを例示している。プリンタ3の機種が同じであっても、個体差や使用状況等により濃度変化の傾向(パターン)は異なってくることが知られており、従って、同機種であっても、例えば図4の(A)に示す3つのパターン((イ)、(ロ)、(ハ))のように、異なる濃度補正関数で濃度補正を行なわなくてはならない場合がある。しかしながら、同機種でのそれらの相異は限られた範囲内のものであり、経年と共に、即ち、印刷枚数(S)の増加と共に変わる濃度変化の傾向は、幾つかのパターンに集約することができる。従って、プリンタの機種毎に出荷前に実験を行い、即ち、所定枚数の印刷とその後のパッチテストによる濃度特性の把握を繰り返し行い、事前に濃度変化のパターン数と各パターンにおける予想される印刷枚数(S)と濃度補正関数の関係を定めておくことができる。
図4に示す例では、プリンタ3の機種について、使用前に、濃度変化のパターンが3つであると定められ、各パターンについて、それぞれ、印刷枚数(S)の増加と共に図に示すように濃度補正関数F(x)が変化すると定められている。なお、図中のF100(x)は、印刷枚数(S)が100枚の時点での予想濃度補正関数である。通常、印刷枚数(S)の増加につれて経年劣化が大きくなるので、図に示すように、濃度補正関数が膨らんでいく傾向にある。
図4の(B)は、上記3つのパターンが定められている時の濃度補正パターンテーブル263を例示している。ここでは、3つのパターンが定められているのでそれぞれのパターンに対応して3つの濃度補正パターンテーブルが予め作成される。各テーブルは、対応する図4の(A)に示すグラフ(曲線)を表形式で示したものであり、印刷枚数(S)とその時点での予想濃度補正関数FS(x)の濃度補正係数a、b、c、dを、印刷枚数(S)の所定間隔毎に納めている。例えば、濃度変化が(イ)パターンの場合には、累計の印刷枚数が100枚の時点で、F(x)=3x3+5x2+x+12という濃度補正関数で濃度補正すべきことを示している。
このように、データ格納部26には、プリンタ3の機種によって事前に定められた複数の濃度補正パターンテーブル263が納められている。
図5は、印刷データ生成部22における処理内容を例示したフローチャートである。以下、図5に基づいて、前記印刷データ生成部22が行なう処理について具体的に説明する。まず、印刷データ生成部22は、アプリケーション21から印刷の要求を受信する(ステップS10)。印刷データ生成部22は、その際に受け取るデータに対して色空間を変換する処理を行う(ステップS20)。例えば、RGBの色形式で表されたデータをプリンタ3で用いられるCMYKの色形式に変換する。ここで、各画素の色(CMYK)毎の濃度値(例えば、0〜255の値)が決定される。
次に、印刷データ生成部22は、決定された濃度値に対して濃度補正処理を実行する(ステップS30)。ここでは、前述したとおり、データ格納部26の濃度補正関数261が参照されて、その関数に基づいて各画素の濃度値が変換される(CMYK→C'M'Y'K')。かかる図5の(A)に示すS30の処理について詳細に示したものが、図5の(B)に示すフローチャートである。
色空間の変換処理後、まず、印刷データ生成部22は、濃度補正関数修正部25に対してこれから濃度補正をして印刷データを生成する旨を通知する(ステップS31)。その後、濃度補正関数修正部25において、その時点で濃度補正関数を修正すべきであるか否かが判断され(ステップS32)、修正しない場合には(ステップS32のNo)、印刷データ生成部22は、データ格納部26に納められていた濃度補正関数をそのまま用いて濃度補正処理を実行する(ステップS34)。
一方、濃度補正関数を修正する場合には(ステップS32のYes)、濃度補正関数修正部25による修正処理後、濃度補正関数修正部25から濃度補正関数の修正が完了した旨の通知を受け(ステップS33)、その後に、データ格納部26に納められている更新された濃度補正関数を用いて濃度補正処理を実行する(ステップS34)。なお、濃度補正関数修正部25における具体的な処理内容については後述する。
なお、前記濃度補正関数を用いた濃度補正処理とは、処理前の各画素の濃度値をxとしてF(x)の値を求め、濃度値を当該F(x)の値に変換することである。従って、例えば処理前に150であったシアンの濃度値が200に変換されるというような処理が行われる(C=150→C'=200)。
次に、印刷データ生成部22は、今回生成している印刷データによる印刷の枚数を前述したデータ格納部26の印刷枚数262に加え、累計の実印刷枚数(印刷枚数262)の値を更新する(ステップS35)。なお、この実印刷枚数のカウントアップの処理は、この時点で行わずに、印刷データの生成が終了した時点(ステップS40の後)や生成した印刷データのプリンタ3への送信が終了した時点(ステップS50の後)で行っても良い。
このように、濃度補正の処理が終了すると、印刷データ生成部22は、2値化の処理を実行する(ステップS40)。当該処理により、多値の濃度値で表されていたデータが2値のドットのデータに変換され、変換後のデータが制御用のデータと共に印刷データとしてプリンタ3に送信される(ステップS50)。以上、説明したような処理手順で印刷データ生成部22における一連の処理が実行される。
図6は、濃度補正関数修正部25における処理内容を例示したフローチャートである。以下、図6に基づいて、濃度補正関数修正部25における処理を具体的に説明する。まず、プリンタ3が出荷される時点では、予め標準的な濃度補正関数が決められており、それがデータ格納部26に納められている。例えば、図4に示した例では、(ロ)パターンの印刷枚数(S)が“0”の時の濃度補正係数(図4のAAで示す部分)による濃度補正関数が納められている。そして、濃度補正関数修正部25による濃度補正関数の修正が行なわれるまで当該濃度補正関数が用いられる。
その後、濃度補正関数修正部25がユーザ5によって入力された濃度補正係数を濃度補正係数入力部24から受け取ると(ステップS61)、濃度補正関数修正部25は、データ格納部26の濃度補正関数261を、当該受け取った濃度補正係数を有する濃度補正関数に更新することによって、濃度補正関数261の修正処理を行なう(ステップS62)。ここで、ユーザ5によって入力される濃度補正係数は、前述したプリンタ3から出力される濃度補正係数である。例えば、プリンタ3の表示部35に図3に例示した濃度補正係数は表示された場合には、ユーザ5はこれらのa、b、c、dの値を濃度補正係数入力部24に入力し、濃度補正関数修正部25により濃度補正関数261がF(x)=3x3+5x2+x+12に更新される。
当該濃度補正関数の修正処理に引き続いて、濃度補正関数修正部25は、プリンタ3の濃度変化のパターンがどれであるかを決定する(ステップS63)。言い換えれば、現在の濃度補正関数が、前述した複数の濃度補正パターンテーブル263のうちのどのテーブルの濃度補正関数に近く、今後どのテーブルのパターンで濃度補正関数を修正していくべきであるかを決定する。具体的には、複数の濃度補正パターンテーブル263で予想されていた、現時点での印刷枚数262(実印刷枚数)に対応する濃度補正関数のうちの何れが前記入力された濃度補正係数による濃度補正関数、即ち、現在の濃度補正関数261に最も近似しているかを判断し、最も近似している濃度補正関数(正確には、濃度補正係数)を示している濃度補正パターンテーブル263を選択する。
例えば、図4に示す例の場合には、現在の濃度補正関数261の係数がa=3、b=5、c=1、d=12であり、印刷枚数262が100枚であれば、(イ)パターンの示す濃度補正関数(図4のBBで示す部分)が最も近似していると判断され、(イ)パターンの濃度補正パターンテーブル263が選択される。なの、この例では、設定されている濃度補正関数と濃度補正パターンテーブル263の示す濃度補正関数が一致したが、何れのテーブルの関数とも一致していない場合には、数学的な手法により最も近似しているものが選ばれる。例えば、濃度補正関数が3次多項式で表されている場合には、当該関数を表す曲線の接線方向や極点の位置などに基づいて近似の判断を行なう。
次に、濃度補正関数修正部25は、前記選択したパターン(濃度補正パターンテーブル263)と次に濃度補正関数の修正をすべき時期を記録する(ステップS64)。次回の濃度補正関数の修正時期は、具体的には、累計の印刷枚数で示される。図7は、当該記録処理を説明するための図である。図に示す例は、前述したように、データ格納部26の印刷枚数262に、現在の印刷枚数(“実印刷枚数”)と次回濃度補正関数を修正すべき印刷枚数(“修正印刷枚数”)と前記選択された濃度補正パターンテーブル(“パターン”)を記憶しておく場合である。
図7の(A)は、プリンタ3の出荷時における印刷枚数262の状態を例示している。また、図7の(B)は、プリンタ3において累計50枚の印刷を行った時点での印刷枚数262の状態を示している。更に、図7の(C)は、その後時間が経過し印刷枚数が100枚に達した時点で、前述したユーザ5の入力に基づく濃度補正関数の修正が行なわれた際の印刷枚数262の状態を例示している。ここで、“実印刷枚数”は、前述の通り、印刷データ生成部22によって随時更新されているデータである。そして、“修正印刷枚数”と“パターン”が、上述の濃度補正関数修正部25が記録する修正時期とパターンのデータである。ここに示された例では、(イ)パターンの濃度補正パターンテーブル263が選択されており、印刷枚数(実印刷枚数)が200枚に達した時点で濃度補正関数を修正すべきことが表されている。
図6に戻って、これらの処理でユーザ5の入力に基づく一連の修正処理が完了するので、濃度補正関数修正部25は、待機状態となり、再度ユーザ5によって濃度補正係数が入力されるか、あるいは、図5のステップS31に示した印刷データ生成部22からの印刷データを生成する旨の通知を受け取るまで待機する(ステップS65のNo及びステップS66のNo)。
その後、ユーザ5による濃度補正係数の入力があった場合には(ステップS65のYes)、前述したステップS62からの処理を実行して、再度待機状態となる。
一方、印刷データ生成部22から印刷データを生成する旨の通知を受け取った際は(ステップS66のYes)、濃度補正関数修正部25は、データ格納部26の印刷枚数262の“実印刷枚数”と“修正印刷枚数”の値をチェックし、その時点で、実印刷枚数が修正印刷枚数に達しているか否かを判断する(ステップS67)。その結果、実印刷枚数が修正印刷枚数に達していなければ(ステップS67のNo)、前述の待機状態に戻る。
一方、実印刷枚数が修正印刷枚数に達している場合には(ステップS67のYes)、印刷枚数262の“パターン”に記録されている濃度補正パターンテーブル263に基づいて濃度補正関数261を修正する(ステップS68)。具体的には、上記記憶されていたパターンの濃度補正パターンテーブル263を参照し、そのテーブルの、その時点での印刷枚数、即ち、印刷枚数262の“実印刷枚数”に記録されている枚数に対応して納められている濃度補正係数を取得して、濃度補正関数261をその係数に従った濃度補正関数に更新する。例えば、図7の(C)に示した状態から更に100枚の印刷が実行され、“実印刷枚数”が印刷データ生成部22により200に更新されると、実印刷枚数が修正印刷枚数に達するので、濃度補正関数修正部25は、(イ)パターンの濃度補正パターンテーブル263の“印刷枚数(S)”が200の部分(例えば図4のCCで示す部分)を参照して濃度補正係数a、b、c、dを取得し濃度補正関数261を修正する。
かかる濃度補正関数の修正処理が終了すると、濃度補正関数修正部25は、印刷データ生成部22に対して、濃度補正関数の修正が済んだ旨の通知を送る(ステップS69)。なお、かかる通知は、図5のステップS33に示した通知に相当する。
その後、濃度補正関数修正部25は、印刷枚数262の“修正印刷枚数”を次に濃度補正関数の修正をすべき印刷枚数に更新する(ステップS70)。例えば、図7の例では、図7の(C)の状態から“実印刷枚数”が200となり上記濃度補正関数の修正が実行された後に、図7の(D)に示すように、“修正印刷枚数”が400にカウントアップされる。従って、この例では、ユーザ5からの濃度補正係数の入力がなければ、次回の濃度補正関数の修正は、更に200枚の印刷を実行した後の“実印刷枚数”が400枚となった時点で行なわれることとなる。
このように、印刷枚数に基づく一連の濃度補正関数の修正処理が終了すると、濃度補正関数修正部25は、図6に示すように前述の待機状態に戻る。
以上説明したように、濃度補正関数修正部25は、適正な濃度補正が行なわれるように、ユーザ5から濃度補正係数が入力されること、及びプリンタ3での印刷枚数が所定の値に達することにより、随時、濃度補正関数の修正処理を実行する。
以上説明したように、本実施の形態例に係る印刷システム1では、濃度補正に必要な情報が多項式の濃度補正関数として表現され、実測に基づく当該濃度補正関数の係数がプリンタ3からユーザ5を介してホストコンピュータ2側に提供される。ホストコンピュータ2側では、当該提供された濃度補正係数に基づいて、濃度補正関数の修正を行なうと共に、プリンタ3の濃度特性の変化パターンを把握し、その後は、当該把握したパターンに従って濃度特性が変化すると予想して、印刷枚数に基づいて自動的に濃度補正関数を修正していく。
従って、ホストコンピュータ2側で2値化処理まで行なうホストベースシステムにおいて、ホストコンピュータ2からプリンタ3への片方向の通信だけが可能な場合であっても、2値化処理前の適正な濃度補正処理を実行することができる。また、ユーザ5によってホストコンピュータ2に入力されるべき情報は、限られた数の濃度補正係数であり、プリンタ3でのテスト結果である実測濃度値を全て入力する場合よりも入力の手間を軽減することができる。更に、ホストコンピュータ2における濃度補正のための情報の更新、即ち、本実施の形態例においては濃度補正関数の更新が、全てユーザ5の入力に基づいて行なわれるのではなく、プリンタ3の経年によって予想される濃度特性の変化に基づいて自動的に行われるので、その点においてもユーザ5の手間を省くことができる。また、濃度補正は、プリンタ3のハードウェアに依存するものであり、使用する濃度補正関数の経年変化を、プリンタ3の機種毎に事前に幾つかのパターンで予想しておくことが可能であるので、本実施の形態例による方法で十分に有効な濃度補正が可能である。
なお、本実施の形態例においては、プリンタの濃度補正に関する経年劣化の指標として印刷枚数を用いたが、当該指標としてトナー消費量等を用いることもでき、また、印刷枚数とトナー消費量の両方を用いてもよい。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明を適用した印刷システム等の実施の形態例に係る構成図である。 濃度補正関数を説明するための図である。 表示部35が濃度補正係数を表示している状態を例示した図である。 濃度補正パターンテーブル263を説明するための図である。 印刷データ生成部22における処理内容を例示したフローチャートである。 濃度補正関数修正部25における処理内容を例示したフローチャートである。 濃度補正関数修正部25による記録処理を説明するための図である。
符号の説明
1 印刷システム、 2 ホストコンピュータ(ホスト装置)、 3 プリンタ、 4 ネットワーク、 5 ユーザ、 21 アプリケーション、 22 印刷データ生成部(生成手段)、 23 I/F部、 24 濃度補正係数入力部(入力手段)、 25 濃度補正関数修正部(修正手段)、 26 データ格納部(格納手段)、 31 コントローラ、 32 エンジン(提供手段)、 33 指示部、 34 濃度補正関数決定部(決定手段)、 35 表示部(提供手段)、 261 濃度補正関数、 262 印刷枚数、 263 濃度補正パターンテーブル

Claims (4)

  1. 濃度補正後の印刷データをプリンタに送信して印刷の要求を行うホスト装置に、前記印刷データの生成処理を実行させるドライバプログラムであって、
    前記印刷データの生成処理時に、前記ホスト装置に格納された、多項式で表現される濃度補正関数に従って、前記濃度補正処理を行う濃度補正ステップと、
    前記ホスト装置に前記濃度補正関数の係数が入力された際には、前記格納された濃度補正関数を当該入力された係数に基づいて修正し、当該ホスト装置に複数格納された、経年指標の各値に対応して前記濃度補正関数の係数が定められているテーブルの中から、前記係数が入力された時点の前記経年指標の値に対応する前記係数による濃度補正関数が、前記入力された係数による濃度補正関数に最も近いテーブルを選択する第一の濃度補正関数修正ステップと、
    前記第一の濃度補正関数修正ステップの後に、前記プリンタにおける前記経年指標の値と前記選択したテーブルに基づいて、適宜、前記格納された濃度補正関数を修正する第二の濃度補正関数修正ステップとを、前記ホスト装置に実行させる
    ことを特徴とするドライバプログラム。
  2. 請求項1において、
    前記経年指標が、前記プリンタにおける印刷枚数である
    ことを特徴とするドライバプログラム。
  3. 濃度補正後の印刷データを送信して印刷要求を行うホスト装置と、前記印刷データを受信して印刷を実行するプリンタとを有する印刷システムであって、
    前記プリンタが、
    実測した濃度値に基づいて前記濃度補正のための多項式で表現される濃度補正関数を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された濃度補正関数の係数を当該プリンタのユーザに提供する提供手段とを備え、
    前記ホスト装置が、
    経年指標の各値に対応して前記濃度補正関数の係数を定めた複数のテーブルと、最新の濃度補正関数とを納めた格納手段と、
    前記提供手段によって提供された前記濃度補正関数の係数が入力される入力手段と、
    前記入力手段によって前記濃度補正関数の係数が入力された際に、当該入力された係数に基づいて前記格納手段に格納された最新の濃度補正関数を修正すると共に、前記格納手段に格納されたテーブルの中から、前記係数が入力された時点の前記経年指標の値に対応する前記係数による濃度補正関数が、前記入力された係数による濃度補正関数に最も近いテーブルを選択し、その後、前記プリンタにおける前記経年指標の値と前記選択したテーブルに基づいて、適宜、前記最新の濃度補正関数を修正する修正手段と、
    前記印刷データの生成時に、前記格納手段に格納された最新の濃度補正関数に従って、前記濃度補正を行なう生成手段とを備える
    ことを特徴とする印刷システム。
  4. ホスト装置から送信される濃度補正後の印刷データを受信して印刷を実行するプリンタであって、
    ユーザからの要求時に、あるいは、消耗品の交換時に、前記濃度補正のための多項式で表現される濃度補正関数を決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した濃度補正関数の係数を当該プリンタのユーザに提供する提供手段とを備える
    ことを特徴とするプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010288250A (ja) * 2009-05-12 2010-12-24 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2019124972A (ja) * 2018-01-11 2019-07-25 株式会社リコー 情報処理装置、画像形成システム、制御方法、及びプログラム

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