JP2009151102A - 画像形成装置及び画像処理方法 - Google Patents

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【課題】 本発明は、電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する画像形成装置において、消費電力の低減及び高速印刷を可能にする画像処理方法を提供する。
【解決手段】 電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する定着装置を備える画像形成装置であって、画像データを入力する画像入力手段と、定着温度及び定着速度を制御する定着装置制御手段と、定着温度及び定着速度に対応したトナー載り量値を算出する載り量算出手段と、トナー載り量値に対応した画像処理を画像データに施す画像処理手段と、画像処理を施された画像データを出力する画像出力手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する画像形成装置において、消費電力の低減及び高速印刷を可能にする画像処理方法に関するものである。
近年、プリンタ、複写機等のOA機器に対し、省エネルギー化や高速化への市場要求が高まってきている。電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する画像形成装置において、これらの要求性能を達成する為には、定着装置の消費電力や定着速度の改善が重要である。通常、定着装置の定着温度及び定着速度は、安定した定着性を得るために、転写紙上に載せることが可能な最大色材量(以下、トナー載り量と呼ぶ)を考慮して決定される。フルカラー複写機では、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)等の複数の色材を重ね合わせて画像形成を行うため、転写紙上に載せる色材量が多くなる傾向にある。またトナー載り量は、画像形成装置が色を表現できる領域(以下、色再現領域と呼ぶ)と密接な関係があるため、高画質を維持する為には十分なトナー載り量を必要とする。これにより、トナー載り量が多い場合は高い定着温度もしくは長い定着時間を必要とし、前者は消費電力が増加することになり、後者は印刷速度が低下するという問題があった。
これらの問題に対して従来、試しに印刷する場合や高い印刷品質を必要としない(数値リスト等)印刷に用いられるドラフト印刷機能を応用することにより、省エネルギー化及び高速化を達成することが可能である。例えば、入力画像データを単一色のみで印刷することにより、トナー消費量を節約し、高速印刷を可能にするというものがある(特許文献1参照)。また、入力画像データの文章データの種類に応じてドットを一部省略する(間引く)ことにより、トナー消費量を節約し、消費電力を低減するというものがある(特許文献2参照)。
特開平9−109463号公報 特開平7−314783号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、入力画像データを単一色(モノクロ等)のみで印刷するため、画像品位を著しく損なうという問題があった。特許文献2では、特定の文章データ(大きな文字やグラフィックコマンドのベタ黒など)に関してのみ、ドットの一部を省略する(間引く)ため、消費電力の低減は可能であるが、高速印刷はできないという問題があった。
本発明では、上記問題点に鑑みてなされたものであり、省エネ印刷や高生産性印刷の度合いに応じて、画像処理で最大トナー載り量を制御することにより、定着装置の定着温度及び定着速度を変更を可能にし、省エネ印刷や高生産性印刷を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、主として以下の構成を備えることを特徴とする。
本発明では、電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する定着装置を備える画像形成装置であって、画像データを入力する画像入力手段と、定着温度及び定着速度を制御する定着装置制御手段と、定着温度及び定着速度に対応したトナー載り量値を算出する載り量算出手段と、トナー載り量値に対応した画像処理を画像データに施す画像処理手段と、画像処理を施された画像データを出力する画像出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、最大トナー載り量を画像処理で制御することにより、定着装置の定着温度及び定着速度を変更し、画像品位を損なうことなく省エネ印刷や高生産性印刷を可能にする。
[実施例1]
図1は、本発明の一実施形態を示す画像形成装置の基本的な構成を説明するシステムブロック図である。装置例としては、例えばデジタル電子写真複写機、レーザープリンタ、ファクシミリといったトナーを用いた電子写真式のカラーまたはモノクロの画像形成装置に対応する。本発明の一実施形態を示す画像形成装置は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、表示部105、操作部106、エンジンI/F107、エンジン制御部108、ネットワークI/F109、スキャナI/F110、システムバス111を備えている。
上述構成を詳述すると、CPU101は、装置全体の制御及び演算処理等を行う中央処理装置であり、ROM102に格納されたプログラムに基づき後述に示す各処理を施す。
ROM102は、読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムやプリンタエンジンの制御を行うプログラム及び文字データや文字コード情報等の記憶領域である。
RAM103は、ランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域で、ダウンロードにより追加登録されたフォントデータが記憶したり、様々な処理毎にプログラムやデータがロードされ実行される。また、RAM103は、受信した画像ファイルのデータ記憶領域として利用することも可能である。
HDD104は、ハードディスクドライブであり、データのスプール、プログラムや各情報ファイル・画像データ等の格納、作業用領域、等に利用される。
表示部105は、例えば液晶等による表示を行うものであり、装置の設定状態や、現在の装置内部の処理、エラー状態などの表示に使用される。
操作部106は、印刷設定の変更やリセットを行うために使用される。
エンジンI/F107は、プリンタエンジンを制御するエンジン制御部108とデータの供給制御等を行う部分である。
エンジン制御部108は、エンジンの各装置(定着装置等)を制御する部分である。
ネットワークI/F109は、該ネットワークI/F109を介して本装置をネットワークに接続するためのものである。
スキャナI/F110は、パラレル(またはシリアル)などを介して画像データを読み込む為のリーダ(スキャナユニット等)と接続されるものである。
システムバス111は、上述の構造要素間のデータ通路となるものである。
図2は本発明の一実施形態を示す画像形成装置のコントローラソフトウェアの概略的な構成を説明するブロック図である。
201は画像データを入力する画像入力手段である。ここで、画像データの入力方法は、PC上でドライバ等を用いてネットワークI/F109を通じて送る方法であっても、スキャナユニット等を用いてスキャナI/F110を通じて得る方法であっても、その手段は問わない。これより入力された画像データはRAM103に保持される。
202はモード判定手段であり、省エネ/高生産性モードが指定されているか否か判定する。
203は設定読込手段であり、モード判定手段202でYesと判定された場合、ユーザーが印刷設定画面等で設定した設定値(省エネの場合は省エネ値、高生産性の場合はPPM値)を読み込む。
204は定着装置制御手段であり、設定読込手段203より読み込まれた設定値を元に、定着装置の定着温度/定着速度を制御する。実際には、エンジンI/F107を通じて、エンジン制御部108に対して、定着装置の定着温度/定着速度を設定値に対応するよう指示する。
205は載り量算出手段であり、設定読込手段203より読み込まれた設定値を元に、定着可能なトナー載り量値を算出する。
206は画像処理手段であり、載り量算出手段205より算出されたトナー載り量値を元に、画像処理を施し印刷データを作成する。画像処理手段206の構成に関しては複数考えられるため、詳細な説明は後述する。
207は画像出力手段であり、画像処理手段206で作成された印刷データをエンジンI/F107を通じて画像形成装置に送ることで出力する。
図3は本発明の一実施形態を示す画像処理手段206の詳細な構成を説明する一例のブロック図である。
301は色変換処理手段であり、ここでは入力画像データを、対象にしている画像形成装置に適したデータに変換する。例として、入力がRGBデータであり、画像形成装置が一般的なCMYKのトナーを用いたカラープリンタである場合、RGBからCMYKへの変換処理やマスキング処理、UCR(Under Color Removal)処理はここで行われる。
302は濃度調整手段であり、色変換処理手段301より画像形成装置に適したデータ(CMYK等)に変換された後、所望する濃度に画像データを調整する為、CMYKの信号値を一律に変更する。
303はγ補正処理手段であり、濃度調整手段302で処理されたデータに対して濃度特性の補正処理を施す。
304は擬似階調処理手段であり、濃度補正されたデータはここで疑似階調処理が施される。なお、疑似階調処理には濃度パターン法、組織的ディザ法、誤差拡散法等さまざまな手法が提案されているが、本発明ではその手法は問わない。
図4は本発明の一実施形態を示す画像処理手段206の詳細な構成を説明する別の例のブロック図である。
401は色変換処理手段であり、ここでは入力画像データを、対象にしている画像形成装置に適したデータに変換する。
402は色変換テーブル保持手段であり、色変換処理手段401で用いられる、トナー載り量値に応じた複数の異なる色変換テーブルを格納する。
403はγ補正処理手段であり、色変換処理手段401で処理されたデータに関して濃度特性の補正処理を施す。
404は擬似階調処理手段であり、濃度補正されたデータはここで疑似階調処理が施される。
図5は本発明の一実施形態を示す画像処理手段206の詳細な構成を説明する別の例のブロック図である。
501は色変換処理手段であり、ここでは入力画像データを、対象にしている画像形成装置に適したデータに変換する。
502は色変換テーブル保持手段であり、色変換処理手段501で用いられる、トナー載り量値に応じた複数の異なる色変換テーブルを格納する。
503は色変換合成手段であり、色変換手段501を用いて、ある載り量で色変換処理された画像データと、通常印刷時の載り量で色変換処理された画像データを組み合わせ、中間の載り量で抑えられた画像データを作成する。これにより、色変換テーブル保持手段に格納する色変換テーブルの個数を抑えることができ、色変換テーブルを格納する為に必要な容量を抑えることができる。また、組み合わせる画像データは複数でも良い。
504はγ補正処理手段であり、色変換合成手段503で処理されたデータに関して濃度特性の補正処理を施す。
505は擬似階調処理手段であり、濃度補正されたデータはここで疑似階調処理が施される。
図6は、画像形成装置により実行される実施例1の例示的な処理フローチャートである。これらの図に示した処理はCPU101で実行される。概略図を図7に示す。
ステップs11において、画像入力手段201を用いて、画像データを入力する。取り込んだ画像ファイルは図1のRAM103上に保持しておく。
ステップs12において、モード判定手段202を用いて、省エネ/高生産性モードが指定されているか否かを判定する。このステップで用いる判定材料は、画像形成装置内の表示部105を利用して、ユーザーが操作部106から入力した判定条件に対する設定値である。なおこの場合、実行タイミングとは関係なく印刷環境設定項目の一つとして、図8のように常に設定値を保持していても良いし、印刷ボタンを定められた方法で押した場合(2回押し等)に対話的に現れても良い。いずれにしても、この設定値はユーザーによって指定されるものである。
ステップs13において、モード判定手段202で省エネ/高生産性モードでないと判定された場合は、通常印刷時の画像処理を施し、印刷データをエンジンI/F107を通じてエンジン制御部108に送り出力する。
ステップs14において、設定読込手段203を用いて、図8のように印刷設定項目で指定された設定値(高生産性モードならばPPM値、省エネモードならば省エネ値とする)を読み込み、RAM103上に保持する。
ステップs15において、定着装置制御手段204を用いて、設定読込手段203で読み込まれた設定値を元に、省エネモードならば定着装置の定着温度を算出し、エンジンI/F107を通じてエンジン制御部108に制御する為の信号を送る。高生産性モードならば定着装置の定着速度を算出し、エンジンI/F107を通じてエンジン制御部108に制御する為の信号を送る。
ステップs16において、載り量算出手段205を用いて、設定読込手段203で読み込まれた設定値を元に、定着可能なトナー載り量値を算出する。算出方法としては、単純にリスト構造で保持しているデータから算出する方法や、1次元LUT(1次元ルックアップテーブル)により、温度データからトナー載り量データへ補間処理を用いながら算出する方法などがある。
ステップs17において、画像処理手段206を用いて、載り量算出手段205で算出された定着可能なトナー載り量値を元に、画像処理を変更し実行する。画像処理手段206の処理フローに関しては複数考えられるため後述する。
ステップs18において、画像出力手段207を用いて、画像処理手段206で作成された印刷データをエンジンI/F107を通じてエンジン制御部108に送り出力する。
図9は、画像処理手段206を用いて、ステップs17の内部で実行される処理フローチャートの一例である。これらの図に示した処理はCPU101で実行される。ここでは、濃度調整手段を用いた方式について説明する。この方式は、載り量制御がしやすいという利点がある。図9の処理フローに対応する画像処理手段206の詳細な構成は、図3で示した301〜304となる。
ステップd11において、色変換処理手段301を用いて、定着温度が設定温度に達している場合の処理と同様に、通常印刷時の載り量で設計された色変換テーブルを用いて、入力データを画像形成装置に適したデータ(CMYK等)に変換する。
Figure 2009151102
ステップd12において、濃度調整手段302を用いて、色変換処理手段301より色変換された後、載り量算出手段205より算出されたトナー載り量値で抑えられるように、以下の式でCMYKの信号値を変更する。
この時、入力をX、出力をYとし、OFFSET、GAIN、DIVはCMYKそれぞれについて独立に設定可能であり、パラメータテーブルをROM102に保持する。
ステップd13において、γ補正処理手段303と擬似階調処理手段304を用いて、濃度補正と擬似階調処理を施す。
図10は、画像処理手段206を用いて、ステップs17の内部で実行される処理フローチャートの一例である。これらの図に示した処理はCPU101で実行される。ここでは、予めトナー載り量に対応した色変換テーブルを複数の用意しておく方式について説明する。この方式は、トナー載り量に合わせて色変換テーブルを用意するため、色再現性が向上し、画質が良くなる利点がある。図10の処理フローに対応する画像処理手段206の詳細な構成は、図4で示した401〜404となる。
ステップd21において、色変換テーブル保持手段402を用いて、載り量算出手段205より算出されたトナー載り量値に応じて、色変換テーブルを取得する。
ステップd22において、色変換手段401を用いて、ステップd21で取得した色変換テーブルにより、画像データを画像形成装置に適したデータ(CMYK等)に変換する。ここで、取得した色変換テーブルは現在の定着温度でも定着可能なトナー載り量に対応したものとなっている。
ステップd23おいて、γ補正処理手段403と擬似階調処理手段404を用いて、濃度補正と擬似階調処理を施す。
図11は、画像処理手段206を用いて、ステップs17の内部で実行される処理フローチャートの一例である。これらの図に示した処理はCPU101で実行される。ここでは、複数の異なる色変換処理を施した画像データを組み合わせ、載り量を制御する方式を説明する。この方式は、載り量算出手段205で算出されたトナー載り量値に応じて、スケーラブルに色変換処理を施す事ができる利点がある。図11の処理フローに対応する画像処理手段206の詳細な構成は、図5で示す501〜505となる。
ステップd31において、色変換テーブル保持手段502を用いて、載り量算出手段205で算出されたトナー載り量値に応じて、あらかじめ用意されているトナー載り量値が異なる複数の色変換テーブルを取得する。
ステップd32において、色変換処理手段501を用いて、ステップd31で取得した複数の色変換テーブルにより、色変換処理を複数回実行し、トナー載り量値が異なる複数個の画像データを作成する。例えば、100%載り量と通常印刷時の載り量の2種類の画像データなどである。
ステップd33において、色変換合成手段503を用いて、色変換処理手段501で作成された複数個の画像データを、載り量算出手段205で算出されたトナー載り量値に応じて1画素単位で組み合わせる。例えば、ある載り量(100%等)で色変換処理が施された画像データと、通常印刷時の載り量(200%等)で色変換処理が施された画像データを、以下の式で組み合わせる。
算出した載量 [C,M,Y,K]= 100%載量[C,M,Y,K]*α+200%載量[C,M,Y,K]*β
(ただし、α+β=1)
ここで、αとβは載り量算出手段205で算出されたトナー載り量値に応じて決定される。これにより、算出されたトナー載り量値で抑えられた画像データを作成することができる。
ステップd34おいて、γ補正処理手段504と擬似階調処理手段505を用いて、濃度補正と擬似階調処理を施す。
これにより、実施例1の効果として、高生産性印刷または省エネ印刷の程度に応じて、画像処理で最大トナー載り量を制御することにより、定着装置の定着温度もしくは定着速度のどちらか一方を変更することで、画像品位を損なうことなく、省エネ印刷もしくは高生産性印刷を可能にする。
[実施例2]
本発明の一実施形態を示す画像形成装置の基本的な構成は実施例1と同様である(図1参照)。画像形成装置のコントローラソフトウェアの概略的な構成を説明するブロック図は実施例1と同様であるが(図2参照)、設定読込手段203、定着装置制御手段204、載り量算出手段205の詳細な内部構成が異なる。
203は設定読込手段であり、モード判定手段202でYesと判定された場合、省エネモードとして設定された設定値(省エネ値)と高生産性モードとして設定された設定値(PPM値)を両方読み込む。
204は定着装置制御手段であり、設定読込手段203より読み込まれた各々の設定値を元に、定着装置の定着温度と定着速度の両方を制御する。実際には、エンジンI/F107を通じて、エンジン制御部108に対して、定着装置の定着温度と定着速度を設定値に対応するよう指示する。
205は載り量算出手段であり、設定読込手段203より読み込まれた各々の設定値を元に、定着可能なトナー載り量値を算出する。
図12は、画像形成装置により実行される実施例2の例示的な処理フローチャートである。これらの図に示した処理はCPU101で実行される。主なる処理フローは実施例1と同様であるが(図6参照)、ステップ24〜ステップ26において省エネと高生産性の両方を設定できる点で異なる。以後、詳細を説明する。
ステップs21〜s23は、実施例1のステップs11〜s13と同様である。
ステップs24において、ステップ22でYesと判定された場合、設定読込手段203を用いて、図13のような印刷設定項目で指定された設定値(省エネ値とPPM値の両方)を読み込み、RAM103上に保持する。
ステップs25において、定着装置制御手段204を用いて、設定読込手段203で読み込まれた各々の設定値を元に、定着装置の定着温度と定着速度の両方を算出し、エンジンI/F107を通じてエンジン制御部108に制御する為の信号を送る。
ステップs26において、載り量算出手段205を用いて、設定読込手段203で読み込まれた各々の設定値を元に、定着可能なトナー載り量値を算出する。この場合実施例1とは異なり、省エネと高生産性の2つ設定値よりトナー載り量値を算出する。したがって算出方法としては、2次元のリスト構造で保持しているデータから算出する方法や、2次元LUT(2次元ルックアップテーブル)により、省エネと高生産性の2つ設定値からトナー載り量データへ補間処理を用いながら算出する方法などがある。
ステップs27〜s28は、実施例1のステップs17〜s18と同様である。
これにより、実施例2の効果として、高生産性印刷かつ省エネ印刷の程度に応じて、画像処理で最大トナー載り量を制御することにより、定着装置の定着温度と定着速度の両方を変更することで、画像品位を損なうことなく、省エネ印刷と高生産性印刷の両方を可能にする。
画像形成装置の構成を説明するシステムブロック図 コントローラソフトウェアの構成を説明するブロック図 画像処理手段206の内部構成を説明するブロック図(1) 画像処理手段206の内部構成を説明するブロック図(2) 画像処理手段206の内部構成を説明するブロック図(3) 実施例1の例示的な処理フローチャート 実施例1の例示的な概略図 実施例1で用いられる印刷設定項目を説明する図 画像処理手段206の内部で実行される処理フローチャート(1) 画像処理手段206の内部で実行される処理フローチャート(2) 画像処理手段206の内部で実行される処理フローチャート(3) 実施例2の例示的な処理フローチャート 実施例2で用いられる印刷設定項目を説明する図
符号の説明
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 表示部
106 操作部
107 エンジンI/F
108 エンジン制御部
109 ネットワークI/F
110 スキャナI/F
111 システムバス
201 画像入力手段
202 モード判定手段
203 設定読込手段
204 定着装置制御手段
205 載り量算出手段
206 画像処理手段
207 画像出力手段
301 色変換処理手段
302 濃度調整手段
303 γ補正処理手段
304 擬似階調処理手段
401 色変換処理手段
402 色変換テーブル保持手段
403 γ補正処理手段
404 擬似階調処理手段
501 色変換処理手段
502 色変換テーブル保持手段
503 色変換合成手段
504 γ補正処理手段
505 擬似階調処理手段

Claims (3)

  1. 電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する定着装置を備える画像形成装置であって、
    画像データを入力する画像入力手段と、
    定着温度及び定着速度を制御する定着装置制御手段と、
    前記定着装置制御手段により制御された定着温度及び定着速度を元に、トナー載り量値を算出する載り量算出手段と、
    前記載り量算出手段により算出されたトナー載り量値を元に、それに対応した画像処理を画像データに施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段より画像処理を施された画像データを出力する画像出力手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 通常印刷モードと省エネ/高印刷モードのどちらが指定されているかを判定する為のモード判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 定着装置の定着温度及び定着速度を操作者がスケーラブルに設定を行い、設定値を読み込む為の設定読込手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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