JP2010286610A - トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010286610A JP2010286610A JP2009139395A JP2009139395A JP2010286610A JP 2010286610 A JP2010286610 A JP 2010286610A JP 2009139395 A JP2009139395 A JP 2009139395A JP 2009139395 A JP2009139395 A JP 2009139395A JP 2010286610 A JP2010286610 A JP 2010286610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- acid
- image
- resin
- polyester resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G21/00—Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
- G03G21/16—Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
- G03G21/18—Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit
- G03G21/1803—Arrangements or disposition of the complete process cartridge or parts thereof
- G03G21/1814—Details of parts of process cartridge, e.g. for charging, transfer, cleaning, developing
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/0804—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0819—Developers with toner particles characterised by the dimensions of the particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0827—Developers with toner particles characterised by their shape, e.g. degree of sphericity
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08746—Condensation polymers of aldehydes or ketones
- G03G9/08748—Phenoplasts
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08755—Polyesters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08784—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
- G03G9/08791—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by the presence of specified groups or side chains
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】トナーは、樹脂微粒子を含む水性溶媒に、ポリエステル系樹脂を含むトナー材料が有機溶媒に溶解乃至分散されたトナー材料液を分散して製造されるトナーであって、ポリエステル系樹脂がアルコール成分と、変性されたロジンを含有するカルボン酸成分とが縮重合されたポリエステル樹脂を含有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
(1)樹脂微粒子を含む水性溶媒に、ポリエステル系樹脂を含むトナー材料が有機溶媒に溶解乃至分散されたトナー材料液を分散して製造されるトナーであって、前記ポリエステル系樹脂がアルコール成分と、変性された精製ロジンを含有するカルボン酸成分との縮重合によるポリエステル樹脂であることを特徴とするトナーである。
(2)前記アルコール成分が、1,2−プロパンジオールを2価のアルコール成分中65モル%以上含有する前記(1)記載のトナーである。
(3)前記変性された精製ロジンがアクリル酸、フマル酸、及びマレイン酸の少なくともいずれかで変性されている前記(1)または(2)に記載のトナーである。
(4)前記ポリエステル系樹脂を含むトナー材料液のポリエステル系樹脂の一部は、官能基を含有する官能基含有ポリエステル系樹脂であり、該ポリエステル系樹脂が溶解されている有機溶媒相と、活性水素含有化合物と、着色剤とを、樹脂微粒子が分散されている水系媒体相中に分散させて、前記官能基含有ポリエステル系樹脂と前記活性水素含有化合物との伸長反応および/または架橋反応を起こさせて得られた分散液からトナーを形成することを特徴とする前記(1)から(3)のいずれかに記載のトナーである。
(5)前記トナーの円形度が、0.94〜0.98の範囲にあることを特徴とする前記(1)から(4)のいずれかに記載のトナーである。
(6)前記トナーの体積平均粒径(Dv)が3〜8μmであることを特徴とする前記(1)から(5)のいずれかに記載のトナーである。
(7)前記トナーの体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)の比(Dv/Dn)が1.25以下であることを特徴とする前記(1)から(6)のいずれかに記載のトナーである。
(8)少なくとも前記(1)から(7)のいずれかに記載のトナーと磁性粒子からなるキャリアとを含むことを特徴とする二成分系の現像剤である。
(9)前記(1)〜(7)のいずれかに記載のトナーが収容されてなることを特徴とするトナー入り容器である。
(10)静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、トナーを用いて現像した可視像を形成する現像手段とを少なくとも有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、前記トナーが、前記(1)〜(7)のいずれかに記載のトナーであることを特徴とするプロセスカートリッジである。
(11)静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを少なくとも含む画像形成方法であって、前記トナーが、前記(1)〜(7)のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法である。
(12)電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、前記帯電された電子写真感光体上に静電潜像を形成する露光手段と、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて可視像化しトナー像を形成する現像手段と、前記電子写真感光体上に形成されたトナー像を直接又は中間転写体を介して記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、前記トナーが、前記(1)〜(7)のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成装置である。
本発明のトナーの第一の実施形態は、ポリエステル系樹脂を含むトナー材料が有機溶媒に溶解乃至分散されたトナー材料液を、樹脂微粒子を含む水性溶媒に分散し、その水性溶媒中で乳化、造粒させた後、得られた乳化分散液の溶媒を除去し、トナーの表面に付着した樹脂粒子を洗浄・脱離することにより製造される。ポリエステル系樹脂は、アルコール成分と、変性された精製ロジンを含有するカルボン酸成分とを縮重合させてなる、ポリエステル樹脂を含有する。
本発明のトナーの第二の実施形態は、有機溶媒にポリエステル系樹脂及びポリエステル系樹脂前駆体を含むトナー材料を溶解又は分散させたトナー材料液を、樹脂粒子を含む水性溶媒に分散し、その中で乳化、造粒させた後、ポリエステル系樹脂前駆体を反応させることにより得られた乳化分散液の溶媒を除去し、トナーの表面に付着した樹脂粒子を洗浄・脱離することにより製造される。ポリエステル系樹脂及ポリエステル系樹脂前駆体は、アルコール成分と、変性された精製ロジンを含有するカルボン酸成分とを縮重合させてなる、ポリエステル樹脂を含有する。
なお、上記トナー材料は、ポリエステル系樹脂またはこれとポリエステル系樹脂前駆体の他に、後述する着色剤、離型剤、荷電制御剤等を含有することができる。
本発明において、樹脂粒子を構成する樹脂は、水性分散液を形成することが可能な樹脂であれば特に限定されず、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であってもよいが、例えば、ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ケイ素系樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。樹脂粒子を構成する樹脂は、上記樹脂の1種でもよく、また二種以上を併用しても差し支えない。なお、微細球状樹脂粒子の水性分散体が得られやすいという観点から、ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂及びそれらの併用が好ましい。
(1−1)以下に記載の脂肪族ビニル炭化水素:
炭素数2〜12のアルケン(例えば、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセン、オクタデセン、炭素数3〜24のα−オレフィン等)の一価のビニル基を有する炭化水素;炭素数4〜12のアルカジエン(例えば、ブタジエン、イソプレン、1,4−ペンタジエン、1,6−ヘキサジエン等)などの二価のビニル基を有する炭化水素。
炭素数6〜15のシクロアルケン又はジシクロアルケン(例えば、シクロヘキセン、ビニルシクロヘキセン、エチリデンビシクロヘプテン等);炭素数5〜12のシクロアルカジエン又はジシクロアルカジエン(例えば、(ジ)シクロペンタジエン等);テルペン(例えば、ピネン、リモネン、インデン等)等。
スチレン;スチレンのハイドロカルビル(炭素数1〜24のアルキル、シクロアルキル、アラルキル及び/又はアルケニル)置換体(例えば、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、シクロヘキシルスチレン、ベンジルスチレン、クロチルベンゼン、ジビニルベンゼン等);ビニルナフタレン等。
炭素数3〜30の不飽和モノカルボン酸(例えば、(メタ)アクリル酸(アクリル酸及び/又はメタクリル酸を表す。以下同様に表現する。)、クロトン酸、イソクロトン酸、桂皮酸等);炭素数3〜30の不飽和ジカルボン酸又はその無水物(例えば、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(無水)シトラコン酸、メサコン酸等);炭素数3〜30の不飽和ジカルボン酸のモノアルキル(炭素数1〜24)エステル(例えば、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノオクタデシル、フマル酸モノエチル、イタコン酸モノブチル等)等。
炭素数2〜14のアルケンスルホン酸(例えば、ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、メチルビニルスルホン酸等);スチレンスルホン酸及びアルキル(炭素数2〜24)誘導体(例えば、α−メチルスチレンスルホン酸等;炭素数5〜18のスルホ(ヒドロキシ)アルキル(メタ)アクリレート(例えば、スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロキシプロピルスルホン酸等);炭素数5〜18のスルホ(ヒドロキシ)アルキル(メタ)アクリルアミド(例えば、2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸);アルキル(炭素数3〜18)アリルスルホコハク酸(例えば、プロピルアリルスルホコハク酸、ブチルアリルスルホコハク酸);ポリ(n=2〜30)オキシアルキレン(オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレン:単独、ランダム、ブロックでもよい)モノ(メタ)アクリレートの硫酸エステル(例えば、ポリ(n=5〜15)オキシエチレンモノメタクリレート硫酸エステル等);下記一般式(3−1)〜(3−3)で表される化合物あるいはこれらの塩等が挙げられる。
(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸モノエステル(アルキル基の炭素数1〜24)(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルホスフェート、フェニル−2−アクリロイルオキシエチルホスフェート等)、(メタ)アクリロイルオキシアルキルホスホン酸(アルキル基の炭素数1〜24)(例えば、2−アクリロイルオキシエチルホスホン酸等)。
なお、塩としては、(2)カルボキシル基を有するビニルモノマー及びその塩で示した対イオン等が用いられる。
ヒドロキシスチレン、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アリルアルコール、クロチルアルコール、イソクロチルアルコール、1−ブテン−3−オール、プロパルギルアルコール、2−ヒドロキシエチルプロペニルエーテル、ショ糖アリルエーテル等。
(6−1)アミノ基を有するビニルモノマー:
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、N−アミノエチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アリルアミン、モルホリノエチル(メタ)アクリレート、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、クロチルアミン、N,N−ジメチルアミノスチレン、α−アセトアミノアクリル酸メチル、ビニルイミダゾール、N−ビニルピロール、N−ビニルチオピロリドン、N−アリールフェニレンジアミン、アミノカルバゾール、これらの塩等。
(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、桂皮酸アミド、N,N−ジメチルアクリルアミド等。
(メタ)アクリロニトリル、シアノスチレン、シアノアクリレート等。
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等の3級アミノ基を有するビニルモノマーの4級化物(塩化メチル、ジメチル硫酸、塩化ベンジル、ジメチルカーボネート等の4級化剤を用いて4級化したもの。例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、トリメチルアリルアンモニウムクロリド等)。
ニトロスチレン等。
グルシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、p−ビニルフェニルフェニルオキシド等。
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、塩化アリル、クロロスチレン、ブロモスチレン、ジクロロスチレン、クロロメチルスチレン、テトラフルオロスチレン、クロロプレン等。
(9−1)炭素数4〜16のビニルエステル:
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ジアリルフタレート、ジアリルアジペート、イソプロペニルアセテート、ビニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ビニルメトキシアセテート、安息香酸ビニル、炭素数1〜50のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート(メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレート等)、ジアルキルフマレート(2個のアルキル基は、炭素数2〜8の直鎖、分枝鎖又は脂環式の基である)、ジアルキルマレエート(2個のアルキル基は、炭素数2〜8の直鎖、分枝鎖又は脂環式の基である)、ポリ(メタ)アリルオキシアルカン類(ジアリルオキシエタン、トリアリルオキシエタン、テトラアリルオキシプロパン等)等、ポリアルキレングリコール鎖を有するビニル系モノマー(ポリエチレングリコール(分子量300)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(分子量500)モノアクリレート、メチルアルコールエチレンオキシド(以下、エチレンオキシドをEOと記載する)10モル付加物(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールEO 30モル付加物(メタ)アクリレート等)、ポリ(メタ)アクリレート類(多価アルコール類のポリ(メタ)アクリレート:エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等)等。
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル、ビニル2−エチルヘキシルエーテル、ビニルフェニルエーテル、ビニル2−メトキシエチルエーテル、メトキシブタジエン、フェノキシスチレン等。
ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルフェニルケトン等。
ジビニルスルフィド、p−ビニルジフェニルスルフィド、ビニルエチルスルフィド、ビニルエチルスルホン、ジビニルスルホン、ジビニルスルホキシド等。
イソシアナトエチル(メタ)アクリレート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート等。
溶解懸濁法を用いてトナーを得る場合、樹脂粒子を構成する樹脂は、水性樹脂分散体中で樹脂粒子を形成する必要があることから、少なくともトナーの水性分散体を形成する条件下(通常、5〜90℃)で水に完全に溶解しないことが必要である。このため、ビニル系樹脂が共重合体である場合には、ビニル系樹脂を構成する疎水性モノマーと親水性モノマーの比率は、選ばれるモノマーの種類によるが、一般に疎水性モノマーが10%以上であることが好ましく、30%以上であることがより好ましい。疎水性モノマーの比率が、10%未満になると、ビニル系樹脂が水溶性になりやすく、トナーの粒径均一性が低下することがある。なお、上記および以下において、%は、特に断りの無い限り、重量%を意味する。
ここで、親水性モノマーとは、25℃の水100gに100g以上溶解するモノマーを意味し、疎水性モノマーとは、それ以外のモノマー(25℃の水100gに100g以上溶解しないモノマー)を意味する(以下の樹脂についても同じ。)。
これらのうち、アルキレングリコール及びビスフェノール類のAO付加物が好ましく、ビスフェノール類のAO付加物及びこれとアルキレングリコールとの混合物がさらに好ましい。
これらのうち、脂肪族多価アルコール及びノボラック樹脂のAO付加物が好ましく、ノボラック樹脂のAO付加物がさらに好ましい。
これらのうち、アルケンジカルボン酸及び芳香族ジカルボン酸が好ましく、芳香族ジカルボン酸がさらに好ましい。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、m−又はp−キシリレンジイソシアネート(XDI)、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、これらの混合物等が挙げられる。
炭素数2〜18の脂肪族ポリアミンとしては、脂肪族ポリアミン、脂肪族ポリアミンのアルキル(炭素数1〜4)又はヒドロキシアルキル(炭素数2〜4)置換体、脂環式ポリアミン又は複素環を有する脂肪族ポリアミン、芳香環を有する脂肪族ポリアミン(炭素数8〜15)等が用いられる。
ジチオールとしては、例えば、エチレンジチオール、1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール等が挙げられる。
ポリチオールとしては、例えば、カプキュア3800(ジャパンエポキシレジン社製)、ポリビニルチオール等が挙げられる。
これらのうち、好ましいのは、脂肪族系ポリエポキシ化合物及び芳香族系ポリエポキシ化合物である。
本発明において、ポリエポキシドは、2種以上併用しても差し支えない。
一方、後述するように、トナーに付着している樹脂粒子を溶解させ、トナーの水性分散体を形成させたい場合は、架橋構造を導入しない方が好ましい。
樹脂粒子の水性分散液を製造する方法は、特に限定されないが、以下の〔1〕〜〔8〕が挙げられる。
上記〔1〕〜〔8〕の方法において、併用する乳化剤又は分散剤としては、公知の界面活性剤(S)、水溶性ポリマー(T)等を用いることができる。また、乳化又は分散の助剤として有機溶媒(U)、可塑剤(V)等を併用することができる。
例えば、第1級アミン塩型のものとしては、脂肪族高級アミン(ラウリルアミン、ステアリルアミン、セチルアミン、硬化牛脂アミン、ロジンアミン等の高級アミン)の無機酸塩又は有機酸塩;低級アミン類の高級脂肪酸(ステアリン酸、オレイン酸等)塩等が挙げられる。
樹脂粒子の体積平均粒径は、0.005〜2μmであることが好ましい。樹脂粒子の体積平均粒径の上限は、1μmがさらに好ましく、0.5μmが特に好ましい。また、下限は、0.01μmがさらに好ましく、0.02μmが特に好ましく、0.04μmが最も好ましい。ただし、例えば、体積平均粒径1μmのトナーを得たい場合には、樹脂粒子の体積平均粒径は、0.005〜0.3μmが好ましく、0.001〜0.2μmが特に好ましい。また、体積平均粒径が10μmのトナーを得たい場合には、樹脂粒子の体積平均粒径は、0.005〜3μmが好ましく、0.05〜2μmが特に好ましい。なお、体積平均粒径は、レーザー式粒度分布測定装置LA−920(堀場製作所社製)やコールターカウンター(例えば、マルチサイザーIII(コールター社製))、光学系として、レーザードップラー法を用いるELS−800(大塚電子社製)等を用いて測定することができる。
前記ポリエステル系樹脂としては、アルコール成分とカルボン酸成分とを、好ましくはエステル化触媒の存在下で縮重合させて得られるポリエステル系樹脂である。
カルボン酸成分中に変性された精製ロジンが含有されている点に大きな特徴を有する。変性された精製ロジンを用いることにより、極めて低い温度で定着が可能となり、保存性が向上する。アクリル酸、フマル酸及びマレイン酸により変性された精製ロジンが好ましい。
アルコール成分には、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物などの芳香族アルコールが含有されていてもよいが、脂肪族アルコールのみからなるものが好ましい。ここで、本発明において、「実質的に脂肪族アルコールのみからなるアルコール成分」とは、脂肪族アルコールの含有量が、アルコール成分中90モル%以上であることを意味する。
耐オフセット性の観点から、1,3−プロパンジオールが含有されていることが好ましい。
前記ポリエステル樹脂のアルコール成分とカルボン酸成分との縮重合は、エステル化触媒の存在下で行うことが好ましい。
前記エステル化触媒の例としては、p−トルエンスルホン酸等のルイス酸類、チタン化合物、Sn−C結合を有していない錫(II)化合物等が挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は両者を併用できる。本発明においては、チタン化合物及び/又はSn−C結合を有していない錫(II)化合物が好ましい。
本発明では、定着時のオフセット防止を目的として離型剤としてワックス類を含有させることができる。
前記ワックス又はトナーのDSC測定機器としては、高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計で測定することが好ましい。測定方法としては、ASTM D3418−82に準じて行う。本発明に用いられるDSC曲線は、1回昇温、降温させ前履歴を取った後、温度速度10℃/minで、昇温させた時に測定されるものを用いる。
着色剤としては、特に制限はなく、通常使用される着色剤を適宜選択して使用することができるが、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミウムレッド、カドミウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びこれらの混合物、などが挙げられる。
マスターバッチとともに混練されるバインダー樹脂としては、ポリエステル樹脂やポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
本発明においては、樹脂粒子の水性分散液中で、ポリエステル系樹脂又はその溶液を分散させて、着色剤、ポリエステル系樹脂及び必要に応じて添加される離型剤からなるトナーを形成させることにより、トナーの表面に樹脂粒子が付着してなる構造のトナーの水性分散体を得ることができる。または、樹脂粒子の水性分散液中に、さらに、後述するポリエステル系樹脂前駆体又はその溶液を分散させて、ポリエステル系樹脂前駆体を重付加反応させて、トナーを形成させることにより、トナーの表面に樹脂粒子が付着してなる構造のトナーの水性分散体を得ることができる。
1〕反応性基を有するプレポリマー(α)が有する反応性基が、活性水素基に対する反応性を有する官能基(α1)であり、硬化剤(β)が活性水素基を有する化合物(β1)の組み合わせ。
2〕反応性基を有するプレポリマー(α)が有する反応性基が活性水素基(α2)であり、硬化剤(β)が活性水素基に対する反応性を有する化合物(β2)の組み合わせ。
〔2〕二以上の構成成分のうちの一つを過剰に用いることで構成成分の官能基を末端に残存させ、さらに残存した官能基に対する反応性を有する官能基を有する化合物を反応させる方法。
反応性基を有するプレポリマー(α)のMw(重量平均分子量)は、通常、1000〜50000であり、2000〜40000が好ましく、4000〜20000がさらに好ましい。
さらに、必要に応じて、ポリカルボン酸(β2)と共に反応停止剤(βs)を用いることができる。
本発明において、乳化分散液から溶媒を除去するために、系全体を徐々に減圧及び/又は加熱する方法を用いることができる。
また、乳化分散液を乾燥雰囲気中に噴霧して、液滴中の有機溶媒を完全に除去してトナーを形成し、併せて分散剤を蒸発除去することもできる。乳化分散液が噴霧される乾燥雰囲気としては、空気、窒素、炭酸ガス、燃焼ガス等を加熱した気体、特に使用される最高沸点溶媒の沸点以上の温度に加熱された各種気流が一般に用いられる。スプレイドライアー、ベルトドライアー、ロータリーキルン等の処理により、短時間で有機溶媒を除去することができる。
また、乳化分散液から水性溶媒を除去するには、濾過することが好ましい。
液中でサイクロン、デカンター、遠心分離等の分級操作により、微粒子部分を取り除くことができる。なお、乾燥後に粉体の状態で分級を行ってもよいが、効率の面で、液体中で行うことが好ましい。得られた不要の微粒子又は粗粒子は、再び混練工程に戻して粒子の形成に用いることができる。その際、微粒子又は粗粒子は、ウェットの状態でも構わない。
本発明において、樹脂粒子は、後述するトナー形状(円形度、粒度分布等)を制御するために、製造工程で添加されるが、トナーの表面に偏在する樹脂粒子のトナーに対する残存率が2.5%以下にすることが重要である。このため、トナーの表面に付着した樹脂粒子は、洗浄・脱離することが好ましい。樹脂粒子の残存率が2.5%を超えると、樹脂粒子が定着紙との接着性を阻害して、定着下限温度が上がることがある。この結果、十分な定着温度幅を確保できなくなり、低温定着システムの複写機では定着できなくなったり、定着画像を擦ると剥がれたりすることがある。また樹脂粒子により摩擦帯電性が阻害されてトナーの帯電不良となり、得られる画像の地汚れや現像部でのトナー飛散が発生し、各部材・部位にトナー汚染が生じることがある。
本発明のトナーは、体積平均粒径(Dv)が4〜8μmであることが好ましく、個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.25以下であることが好ましく、1.00〜1.25であることがより好ましく、1.10〜1.25がさらに好ましい。これにより、耐熱保存性、低温定着性、耐ホットオフセット性のいずれにも優れ、とりわけフルカラー複写機等に用いた場合に画像の光沢性に優れる。さらに、二成分現像剤においては、長期にわたるトナーの収支が行われても、現像剤中のトナーの粒子径の変動が少なくなり、現像装置における長期の攪拌においても、良好で安定した現像性が得られる。また、一成分現像剤として用いた場合においても、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なくなると共に、現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化するためのブレード等の部材へのトナーの融着が少なくなり、現像装置の長期の使用(攪拌)においても、良好で安定した現像性及び画像を得ることができる。
逆に、トナーのDvが8μmより大きい場合には、高解像で高画質の画像を得ることが難しくなると共に、現像剤中のトナーの収支が行われた場合にトナーの粒子径の変動が大きくなることがある。
本発明のトナーは、平均円形度が0.94以上0.96以下であることが好ましい。円形度は、フロー式粒子像分析装置FPIA−2100(東亜医用電子社製)を用いて測定することができる。具体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜0.5ml加え、さらに測定試料を0.1〜0.5g程度加える。試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、分散液濃度を3000〜10000個/μlとして上記装置によりトナーの形状を測定する。
本発明のトナーは、必要に応じて、帯電制御剤を含有することができる。帯電制御剤としては、公知のものを使用することができ、例えば、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、リンの単体又は化合物、タングステンの単体又は化合物、フッ素系界面活性剤、サリチル酸金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩等が挙げられる。
本発明のトナーの流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤としては、無機粒子を用いることが好ましい。無機粒子の一次粒子径は、5nm〜2μmであることが好ましく、5nm〜500nmが特に好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。無機粒子の添加量は、トナーに対して、0.01〜5重量%であることが好ましく、0.01〜2.0重量%が特に好ましい。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、流動性向上剤、クリーニング性向上剤、磁性材料、金属石鹸、等が挙げられる。
本発明のトナーは、キャリアを使用しない一成分系の磁性トナー又は非磁性トナーとしても用いることができる。また、キャリアを使用する二成分系現像剤として用いることができる。
本発明のトナーを二成分系現像剤に用いる場合には、磁性キャリアと混合して用いればよく、現像剤中のキャリアとトナーの含有比は、磁性キャリア100質量部に対して、トナー1〜10質量部であることが好ましい。磁性キャリアとしては、粒子径20〜200μm程度の鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉、磁性樹脂キャリア等の公知のものを使用することができる。
本発明のトナー入り容器は、本発明のトナーが収容されているが、容器としては、特に限定されず、公知のものの中から適宜選択することができるが、容器本体とキャップとを有するもの等が挙げられる。
本発明のトナーを用いた画像形成方法は、静電潜像形成工程と、現像工程と、転写工程と、定着工程を少なくとも有することが好ましく、クリーニング工程を有することが更に好ましく、必要に応じて、例えば、除電工程、リサイクル工程、制御工程等を有してもよい。
また、本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、静電潜像形成手段と、現像手段と、転写手段と、定着手段を少なくとも有することが好ましく、クリーニング手段を有することが更に好ましく、必要に応じて、例えば、除電手段、リサイクル手段、制御手段等を有してもよい。
静電潜像形成工程は、光導電性絶縁体、感光体等の静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程である。前記静電潜像担持体の材質、形状、構造、大きさ等は、特に限定されず、公知のものの中から適宜選択することができるが、形状は、ドラム状であることが好ましい。また、前記感光体としては、例えば、アモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体等が挙げられる。中でも、長寿命である点で、アモルファスシリコン感光体等が好ましい。
前記露光器としては、帯電器により帯電された静電潜像担持体の表面に形成すべき像様に露光することができれば、特に限定されないが、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系等の各種露光器が挙げられる。なお、静電潜像担持体の裏面側から像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
前記転写器としては、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器等が挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、特に限定されず、公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することができる。
支持ローラ15の近傍には、中間転写体50上に残留したトナーを除去するためのクリーニング装置17が配置されている。また、支持ローラ14と支持ローラ15により張架された中間転写体50には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの4個の画像形成手段18が対向して並置されたタンデム型現像器120が配置されている。
また、二次転写装置22及び定着装置25の近傍に、記録紙の両面に画像を形成するために記録紙を反転させる反転装置28が配置されている。
複合トナー像が転写された記録紙は、二次転写装置22により搬送されて、定着装置25に送り出される。そして、定着装置25において、定着ベルト26及び加圧ローラ27により、加熱加圧されて複合トナー像が記録紙上に定着される。その後、記録紙は、切換爪55で切り換えて排出ローラ56により排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。あるいは、切換爪55で切り換えて反転装置28により反転されて再び転写位置へと導かれて、裏面にも画像を形成した後、排出ローラ56により排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。
なお、複合トナー像が転写された後に中間転写体50上に残留したトナーは、クリーニング装置17により除去される。
本発明のプロセスカートリッジは、各種の画像形成装置に着脱可能に成型されており、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、静電潜像担持体上に担持された静電潜像を本発明の現像剤で現像してトナー像を形成する現像手段を少なくとも有する。なお、本発明のプロセスカートリッジは、必要に応じて、他の手段を更に有していてもよい。
現像手段としては、本発明の現像剤を収容する現像剤収容容器と、現像剤収容容器内に収容された現像剤を担持すると共に搬送する現像剤担持体を少なくとも有する。なお、現像手段は、担持する現像剤の厚さを規制するため規制部材等を更に有してもよい。
下記実施例及び比較例において、「ポリエステル樹脂の軟化点」、「ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)」、「ロジンの軟化点」、「ポリエステル樹脂 及びロジンの酸価」、「ポリエステル樹脂の水酸基価」以下のようにして測定を行った。
フローテスター(島津製作所製、CFT−500D)を用い、試料として1gの各ポリエステル系結着樹脂を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出し、温度に対するフローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とした。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて、試料として0.01〜0.02gの各ポリエステル系結着樹脂をアルミニウムパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却した試料を昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度とした。
(1)試料の調製
ロジン10gを、170℃にて2時間ホットプレートで溶融した。その後、開封状態で温度25℃、相対湿度50%の環境下で1時間自然冷却させ、コーヒーミル(National MK−61M)で10秒間粉砕し、試料を調製した。
(2)測定
フローテスター(島津製作所社製、CFT−500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出し、温度に対するフローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とした。
JIS K0070の方法に基づき測定した。ただし、測定溶媒のみJIS K0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更した。
JIS K0070の方法に基づき測定した。
本発明のトナーの重量平均粒径(Dv)及び個数平均粒径(Dn)は、粒度測定器(「マルチサイザーIII」、ベックマンコールター社製)を用い、アパーチャー径100μmで測定し、解析ソフト(Beckman Coulter Mutlisizer 3 Version3.51)にて解析を行った。具体的にはガラス製100mlビーカーに10wt%界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩ネオゲンSC−A;第一工業製薬性)を0.5ml添加し、各トナー0.5g添加しミクロスパーテルでかき混ぜ、次いでイオン交換水80mlを添加した。得られた分散液を超音波分散器(W−113MK−II本多電子社製)で10分間分散処理した。
前記分散液を前記マルチサイザーIIIを用い、測定用溶液としてアイソトンIII(ベックマンコールター製)を用いて測定を行った。測定は装置が示す濃度が8±2%に成るように前記トナーサンプル分散液を滴下した。本測定法は粒径の測定再現性の点から前記濃度を8±2%にすることが重要である。この濃度範囲であれば粒径に誤差は生じない。チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とした。トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定後、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(Dv)、個数平均粒径(Dn)を求めることができる。粒度分布の指標としては、トナーの重量平均粒径(Dv)を個数平均粒径(Dn)で除したDv/Dnを用いる。完全に単分散であれば1となり、数値が大きいほど分布が広いことを意味する。
フロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子社製)により平均円形度として計測できる。具体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜0.5ml加え、更に測定試料を0.1〜0.5g程度加える。試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、分散液濃度を3000〜1万個/μlとして前記装置によりトナーの形状及び分布を測定することによって得られる。真球であれば円形度は1となる。
(常温常湿品の帯電量の測定)
トナー母体粒子4質量部に対して、磁性キャリア96質量部を20℃/50%RHの環境に24時間暴露した後、その環境内でトナー及びキャリアをボールミル内に投入し、30秒間、10分間、及び30分間ボールミルで混合し、二成分現像剤常温常湿30秒撹拌品及び10分撹拌品、30分撹拌品を作成し、後述するブローオフ法にて帯電量を測定した。
30秒撹拌品の帯電量が10分撹拌品の帯電量に近いほど帯電の立ち上がり性が良いといえ、30分撹拌品の帯電量が10分撹拌品の帯電量に近いほど帯電の安定性がよいといえる。
また、トナー母体粒子4質量部と、磁性キャリア96質量部とを30℃/90%RHの環境に24時間暴露した後、その環境内でトナー及びキャリアをボールミル内に投入し、10分間ボールミルで混合し、二成分現像剤高温高湿品を作成し、ブローオフ法にて帯電量を測定した。
高温高湿品の帯電量と常温常湿10分撹拌品の帯電量の差が小さい方が耐環境安定性に優れているといえる。
現像剤6gを、両底面に目開き20μmのステンレス製メッシュを設けた金属性円柱容器に入れ、窒素ガスを吹き付けてトナーのみを除去し、残ったキャリアの電荷qを計測し、除去されたトナーの質量mで除したq/mとして帯電量を求めた。
次に、実施例及び比較例のトナー1〜20について、以下のようにして画像安定性、クリーニング性、耐熱保存性、耐コールドオフセット性、耐ホットオフセット性、現像ローラ防汚染性、臭気を評価した。結果を表6に示す。
現像剤を、リコー社製の複写機(Imagio Neo C285)に入れ、リコー社製タイプ6000ペーパーを用いて、30℃/90%RH及び10℃/30%RHの環境にて、画像の面積率が2%、10%、50%の画像を連続して各100枚出力し、画像を評価した結果を表1に示した。なお、いずれの環境及び画像面積率でも100枚目の画像が初期画像と同等の良好な画像であった場合は○、いずれかの環境及び画像面積率で100枚目の画像が初期画像より明らかな変化を生じた場合は×で示した。
各現像剤を、市販の複写機(イマジオネオC325、リコー社製)に入れ、画像面積率30%の画像を現像し、転写紙に転写後、感光体に残存する転写残のトナーをクリーニングブレードでクリーニングしている最中に複写機を停止させ、クリーニング工程を通過した感光体上の転写残トナーをスコッチテープ(住友スリーエム社製)で白紙に移し、それをマクベス反射濃度計RD514型で10箇所測定し、その平均値と単にテープを白紙に貼った時の測定結果との差を求め、下記基準により評価した。なお、クリーニングブレードは2万枚クリーニング後のものを用いた。
◎(極めて良好):差が0.01以下
○(良好) :差が0.015以下
×(不良) :差が0.015を超える
耐熱保存性は、針入度試験器(日科エンジニアリング社製)を用いて測定した。具体的には、各トナーを10g計量し、温度20〜25℃、40〜60%RHの環境下で30mlのガラス容器(スクリューバイアル)に入れ、蓋を閉めた。トナーを入れたガラス容器を200回タッピングした後、温度を50℃にセットした恒温槽に48時間放置した後、針入度試験器で針入度を測定し、下記の評価基準により耐熱保存性を評価した。針入度の値が大きいほど、耐熱保存性に優れる。
◎:針入度が30mm以上
○:針入度が20mm〜29mm
△:針入度が15mm〜19mm(従来のトナー並)
×:針入度が8mm〜14mm
××:針入度が7mm以下
各現像剤を超高速デジタルレーザープリンターIPSiO SP9500Pro改造機に装填し、厚紙の転写紙(NBSリコー社製、複写印刷用紙<135>)に、トナー付着量0.20±0.1mg/cm2の1cm角ベタ画像を作成し、スコッチ メンディングテープ 810(幅24mm、3M社製)をベタ画像上に添付し、テープ上から重さ1kgの金属ローラ(φ50、SUS製)を10mm/sの速度で転がしながら10往復させた。テープを10mm/sの速度で一定方向に剥がし、テープ剥離前後での画像濃度から、下記式(ii)を用いて画像残像率を求め、下記の評価基準により耐コールドオフセット性を評価した。
式(ii):
画像残存率(%)=(剥離後の画像濃度/剥離前の画像濃度)×100
◎:画像残存率が97%以上
○:画像残存率が92%以上97%未満
△:画像残存率が85%以上92%未満
×:画像残存率が80%以上85%未満(従来のトナー並)
××:画像残存率が80%未満
各現像剤を超高速デジタルレーザープリンターIPSiO SP9500Pro改造機に装填し、薄紙の転写紙(NBSリコー社製、複写印刷用紙<55>)に、トナー付着量0.40±0.1mg/cm2の1cm角ベタ画像を作成し、定着ローラ温度を変化させて定着を行い、ホットオフセットの有無を目視評価し、ホットオフセットが発生しない上限温度を定着上限温度とし、下記基準で耐ホットオフセット性を評価した。
◎:定着上限温度が240℃以上
○:定着上限温度が220℃以上240℃未満
△:定着上限温度が200℃以上220℃未満
×:定着上限温度が180℃以上200℃未満(従来のトナー並)
××:定着上限温度が180℃未満
各現像剤を超高速デジタルレーザープリンターIPSiO SP9500Pro改造機に装填し、5%画像面積のチャートでの10万枚印刷後に、現像ローラ上の現像剤、トナーを除去し、白紙通紙部の現像ローラの汚れを目視評価し、現像ローラ防汚染性を評価した。
◎:全く現像ローラが汚れない
○:目視では殆ど判別できない程の汚れが発生
△:僅かに気になる程度の汚れが発生
×:明らかに問題となる汚れが発生(従来のトナー並)
××:明らかに問題となり使用が難しい程の汚れが発生
各トナー20gをアルミニウムカップに測り取り、150℃に過熱したホットプレートの上に30分間静置し、トナーから発生する臭気を以下の評価基準に従って評価した。
◎:臭気は全く感じられない
○:臭気はほとんど感じられない
△:臭気が若干感じられるが、実用上問題ない
×:臭気が強く感じられる
−ロジンの精製例−
分留管、還流冷却器、及び受器を装備した2,000mL容の蒸留フラスコに1,000gのトールロジンを加え、1kPaの減圧下で蒸留を行い、195℃〜250℃での留出分を主留分として採取した。以下、精製に供したトールロジンを未精製ロジン、主留分として採取したロジンを精製ロジンとする。
各ロジン20gをコーヒーミル(National MK−61M)で5秒間粉砕し、目開き1mmの篩いを通したものをヘッドスペース用バイアル(20mL)に0.5g測りとった。ヘッドスペースガスをサン プリングして、未精製ロジン及び精製ロジン中の不純物を、以下のようにして、ヘッドスペースGC−MS法により分析した。結果を表1に示す。
A. ヘッドスペースサンプラー(Agilent社製、HP7694)
サンプル温度: 200℃
ループ温度: 200℃
トランスファーライン温度: 200℃
サンプル加熱平衡時間: 30 min
バイヤル加圧ガス: ヘリウム(He)
バイヤル加圧時間: 0.3 min
ループ充填時間: 0.03 min
ループ平衡時間: 0.3 min
注入時間: 1 min
B. GC(ガスクロマトグラフィー)(Agilent社製、HP6890)
分析カラム: DB−1(60m−320μm−5μm)
キャリア: ヘリウム(He)
流量条件: 1 ml/min
注入口温度: 210℃
カラムヘッド圧: 34.2 kPa
注入モード: split
スプリット比: 10:1
オーブン温度条件: 45℃(3min)−10℃/min−280℃(15min)
C. MS(質量分析法)(Agilent社製、HP5973)
イオン化法: EI(電子衝撃)法
インターフェイス温度: 280℃
イオン源温度: 230℃
四重極温度: 150℃
検出モード: Scan 29−350m/s
分留管、還流冷却器、及び受器を装備した10L容積のフラスコ内に、精製ロジン6,084g(18モル)、及びアクリル酸 907.9g(12.6モル)を加え、160℃から220℃に8時間かけて昇温し、220℃にて2時間反応させた後、更に5.3kPaの減圧下で蒸留を行い、アクリル酸変性ロジンを得た。
分留管、還流冷却器、及び受器を装備した10L容のフラスコ内に、精製ロジン5,408g(16モル)、フマル酸928g(8モ ル)、及びt−ブチルカテコール0.4gを加え、160℃から200℃に2時間かけて昇温し、200℃にて2時間反応させた後、更に5.3kPaの減圧下で蒸留を行い、フマル酸変性ロジンを得た。
分留管、還流冷却器及び受器を装備した10L容のフラスコに精製ロジン6,084g(18モル)と無水マレイン酸1,323g(13.5モル)を加え、160℃から220℃に8時間かけて昇温し、220℃にて2時間反応させた後、さらに、220℃、5.3kPaの減圧下で蒸留を行い、マレイン酸変性ロジンを得た。
表2に示すアルコール成分、無水トリメリット酸以外のカルボン酸成分及びエステル化触媒を、窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、230℃で10時間縮重合反応させた後、230℃、8.0kPaにて1時間反応を行った。220℃まで冷却した後、無水トリメリット酸を投入し、1時間常圧で反応させた後に、220℃、20kPaにて所望の軟化点に達するまで反応を行ってポリエステルを得た。
*BPA−PO:ビスフェノールAプロピレンオキシド付加物、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、水683質量部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩エレミノールRS−30(三洋化成工業社製)11質量部、スチレン139質量部、メタクリル酸138質量部及び過硫酸アンモニウム1質量部を仕込み、400rpmで15分間撹拌したところ、白色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度を75℃まで昇温させ、5時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニウム水溶液30質量部を加え、75℃で5時間熟成してビニル系樹脂(スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液(樹脂粒子分散液A2)を得た。樹脂粒子分散液A2をLA−920で測定した体積平均粒径は、0.15μmであった。次に、樹脂粒子分散液A2の一部を乾燥して樹脂分を単離した。得られた樹脂分のTgは、154℃であった。
水784質量部、136質量部の樹脂粒子分散液A2及びドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液エレミノールMON−7(三洋化成工業社製)80質量部を混合攪拌し、乳白色の液体(樹脂粒子分散液)を得た。
合成例1〜7のポリエステル1000質量部を酢酸エチル2000質量部に溶解、混合し、ポリエステル樹脂溶液1〜7を得た。
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、水酸基価が56mgKOH/gのポリエステル樹脂(1,2−プロパンジオール及びアクリル酸変性ロジンを脱水縮合して合成)2000質量部を仕込み、3mmHgの減圧下、110℃に加熱して1時間脱水を行った。次に、イソホロンジイソシアネート(IPDI)457質量部を投入し、110℃で10時間反応を行い、末端にイソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー1を得た。ポリエステルプレポリマー1の遊離イソシアネート含量は3.6%であった。
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、水酸基価が53mgKOH/gのポリエステル樹脂(1,2−プロパンジオール及びフマル酸変性ロジンを脱水縮合して合成)2000質量部を仕込み、3mmHgの減圧下、110℃に加熱して1時間脱水を行った。次に、イソホロンジイソシアネート(IPDI)457質量部を投入し、110℃で10時間反応を行い、末端にイソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー2を得た。ポリエステルプレポリマー2の遊離イソシアネート含量は3.8%であった。
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、水酸基価が54mgKOH/gのポリエステル樹脂(1,2−プロパンジオール及びマレイン酸変性ロジンを脱水縮合して合成)2000質量部を仕込み、3mmHgの減圧下、110℃に加熱して1時間脱水を行った。次に、イソホロンジイソシアネート(IPDI)457質量部を投入し、110℃で10時間反応を行い、末端にイソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー3を得た。ポリエステルプレポリマー2の遊離イソシアネート含量は3.7%であった。
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、水酸基価が55mgKOH/gのポリエステル樹脂(ビスフェノールAのEO 2モル付加物及びテレフタル酸の脱水縮合による合成)2000質量部を仕込み、3mmHgの減圧下、110℃に加熱して1時間脱水を行った。次に、イソホロンジイソシアネート(IPDI)457質量部を投入し、110℃で10時間反応を行い、末端にイソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー4を得た。ポリエステルプレポリマー1の遊離イソシアネート含量は3.7%であった。
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、水酸基価が58mgKOH/gのポリエステル樹脂(1,2−プロパンジオール及びテレフタル酸、未精製ロジンを脱水縮合して合成)2000質量部を仕込み、3mmHgの減圧下、110℃に加熱して1時間脱水を行った。次に、イソホロンジイソシアネート(IPDI)457質量部を投入し、110℃で10時間反応を行い、末端にイソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー5を得た。ポリエステルプレポリマー2の遊離イソシアネート含量は3.9%であった。
撹拌棒及び温度計をセットした反応容器に、エチレンジアミン50部及びメチルイソブチルケトン(MIBK)50質量部を仕込み、50℃で5時間反応を行い、ケチミン化合物(硬化剤)を得た。
ビーカーに、240質量部のポリエステル樹脂溶液1、カルナウバワックス(離型剤)5質量部及び銅フタロシアニン(着色剤)4質量部を入れ、TK式ホモミキサー(特殊機化社製)を用いて、50℃、12000rpmで撹拌し、均一に分散させて着色剤分散液1を得た。ビーカーに、イオン交換水500質量部、500質量部の樹脂粒子分散液及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2質量部を入れ、均一に溶解させた。次に、50℃まで昇温させ、TK式ホモミキサーを用いて、12000rpmで撹拌しながら、300質量部の着色剤分散液1を投入し、10分間撹拌した。次に、得られた混合液を撹拌棒及び温度計付きのコルベンに移し、昇温して酢酸エチルを留去し、着色粒子分散液を得た。次に、濾別、乾燥を行って着色粒子を得た。得られた着色粒子100質量部、疎水性シリカ0.7質量部及び疎水化酸化チタン0.3質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、トナー1を得た。
実施例1のポリエステル樹脂溶液1をポリエステル樹脂溶液2に変えた以外は実施例1と同様にしてトナー2を得た。
実施例1のポリエステル樹脂溶液1をポリエステル樹脂溶液3に変えた以外は実施例1と同様にしてトナー3を得た。
実施例1のポリエステル樹脂溶液1をポリエステル樹脂溶液4に変えた以外は実施例1と同様にしてトナー4を得た。
実施例1のポリエステル樹脂溶液1をポリエステル樹脂溶液5に変えた以外は実施例1と同様にしてトナー5を得た。
ビーカーに、240質量部のポリエステル樹脂溶液1、20質量部のポリエステルプレポリマー1、酢酸エチル40質量部、カルナウバワックス(離型剤)5質量部及び銅フタロシアニン4質量部を入れ、TK式ホモミキサーを用いて、50℃、12000rpmで撹拌し、均一に分散させて着色剤分散液2を得た。ビーカーに、500質量部の樹脂粒子分散液を入れ、50℃まで昇温させ、TK式ホモミキサーを用いて、12000rpmで撹拌しながら、1質量部の硬化剤及び214質量部の着色剤分散液2を直前に混合した混合液を投入し、10分間撹拌した。次に、得られた混合液を撹拌棒及び温度計付きのコルベンに移し、昇温して酢酸エチルを留去し、さらに98℃まで昇温して5時間反応させて、着色粒子分散液を得た。
着色粒子分散液100質量部に、5%水酸化ナトリウム水溶液100質量部を加え、TK式ホモミキサーを用いて、40℃、12000rpmで10分間攪拌して、着色粒子の表面に付着した樹脂粒子を溶解させた。次に、遠心分離により上澄みを除去し、さらに水100質量部を加えて遠心分離する工程を2回繰り返した後、乾燥して着色粒子を得た。得られた着色粒子100質量部、疎水性シリカ0.7質量部及び疎水化酸化チタン0.3質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、トナー6を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1及びポリエステルプレポリマー1の代わりに、それぞれポリエステル樹脂溶液2及びポリエステルプレポリマー2を用いた以外は、実施例6と同様にしてトナー7を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1及びポリエステルプレポリマー1の代わりに、それぞれポリエステル樹脂溶液3及びポリエステルプレポリマー3を用いた以外は、実施例6と同様にしてトナー8を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1の代わりに、ポリエステル樹脂溶液4を用いた以外は実施例6と同様にしてトナー9を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1及びポリエステルプレポリマー1の代わりに、それぞれポリエステル樹脂溶液4及びポリエステルプレポリマー2を用いた以外は、実施例6と同様にしてトナー10を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1及びポリエステルプレポリマー1の代わりに、それぞれポリエステル樹脂溶液4及びポリエステルプレポリマー3を用いた以外は、実施例6と同様にしてトナー11を得た。
実施例1のポリエステル樹脂溶液1をポリエステル樹脂溶液6に変えた以外は実施例1と同様にしてトナー12を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1の代わりに、ポリエステル樹脂溶液6を用いた以外は実施例6と同様にしてトナー13を得た。
実施例1のポリエステル樹脂溶液1をポリエステル樹脂溶液7に変えた以外は実施例1と同様にしてトナー14を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1の代わりに、ポリエステル樹脂溶液7を用いた以外は実施例6と同様にしてトナー15を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1及びポリエステルプレポリマー1の代わりに、それぞれポリエステル樹脂溶液4及びポリエステルプレポリマー4を用いた以外は実施例6と同様にしてトナー16を得た。
実施例6のポリエステル樹脂溶液1及びポリエステルプレポリマー1の代わりに、それぞれポリエステル樹脂溶液4及びポリエステルプレポリマー5を用いた以外は実施例6と同様にしてトナー17を得た。
表2に示す合成例1のポリエステル樹脂100質量部、カルナウバワックス(離型剤)5質量部、及び銅フタロシアニン(着色剤)4質量部を、へンシェルミキサー(三井三池化工機社製、FM10B)を用いて予備混合した後、二軸混練機(池貝社製、PCM−30)で100℃〜130℃の温度で溶融、混練した。得られた混練物は室温まで冷却後、ハンマーミルにて200μm〜300μmに粗粉砕した。次いで、超音速ジェット粉砕機ラボジェット(日本ニューマチック工業社製)を用いて、質量平均粒径が6.2±0.3μmとなるように粉砕エアー圧を適宜調整しながら微粉砕した後、気流分級機(日本ニューマチック工業社製、MDS−I)で、質量平均粒径が7.0±0.2μm、4μm以下の微粉量が10個数%以下となるようにルーバー開度を適宜調整しながら分級し、着色粒子を得た。得られた着色粒子100質量部、疎水性シリカ0.7質量部及び疎水化酸化チタン0.3質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、トナー18を製造した。
上記、実施例及び比較例で示したトナー1〜18の評価結果を、表3〜表4に示す。
10K ブラック用感光体
10Y イエロー用感光体
10M マゼンタ用感光体
10C シアン用感光体
14 支持ローラ
15 支持ローラ
16 支持ローラ
17 中間転写クリーニング装置
18 画像形成手段
20 帯電ローラ
21 露光装置
22 二次転写装置
23 ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
30 露光装置
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読取りセンサ
40 現像装置
41 現像ベルト
42K 現像剤収容部
42Y 現像剤収容部
42M 現像剤収容部
42C 現像剤収容部
43K 現像剤供給ローラ
43Y 現像剤供給ローラ
43M 現像剤供給ローラ
43C 現像剤供給ローラ
44K 現像ローラ
44Y 現像ローラ
44M 現像ローラ
44C 現像ローラ
45K ブラック用現像器
45Y イエロー用現像器
45M マゼンタ用現像器
45C シアン用現像器
49 レジストローラ
50 中間転写体
51 ローラ
52 コロナ帯電器
56 排出ローラ
57 排出トレイ
60 クリーニング装置
61 現像器
62 転写帯電器
63 感光体クリーニング装置
64 除電器
70 除電ランプ
80 転写ローラ
90 クリーニング装置
95 転写紙
100 画像形成装置
110 プロセスカートリッジ
120 タンデム型現像器
130 原稿台
142 給紙ローラ
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラ
146 給紙路
147 搬送ローラ
148 給紙路
150 複写装置本体
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
Claims (12)
- 樹脂微粒子を含む水性溶媒に、ポリエステル系樹脂を含むトナー材料が有機溶媒に溶解乃至分散されたトナー材料液を分散して製造されるトナーであって、前記ポリエステル系樹脂がアルコール成分と、変性された精製ロジンを含有するカルボン酸成分との縮重合によるポリエステル樹脂であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 前記アルコール成分が、1,2−プロパンジオールを2価のアルコール成分中65モル%以上含有する請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記変性された精製ロジンがアクリル酸、フマル酸、及びマレイン酸の少なくともいずれかで変性された精製ロジンである請求項1または2のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記ポリエステル系樹脂を含む組成物のポリエステル系樹脂の一部は、官能基を含有する官能基含有ポリエステル系樹脂であり、該ポリエステル系樹脂が溶解されている有機溶媒相と、活性水素含有化合物と、着色剤とを、樹脂微粒子が分散されている水系媒体中に分散させて、前記官能基含有ポリエステル系樹脂と前記活性水素含有化合物との伸長反応および/または架橋反応を起こさせて得られた分散液からトナーを形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーの円形度が、0.94〜0.98の範囲にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーの体積平均粒径が3〜8μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーの体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)の比(Dv/Dn)が1.25以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のトナーと磁性粒子からなるキャリアを含むことを特徴とする二成分系の現像剤。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のトナーが収容されてなることを特徴とするトナー入り容器。
- 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、トナーを用いて現像した可視像を形成する現像手段とを少なくとも有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、
前記トナーが、請求項1〜7のいずれかに記載のトナーであることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体に転写する転写工程と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着工程とを少なくとも含む画像形成方法であって、
前記トナーが、請求項1〜7のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。 - 電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、前記帯電された電子写真感光体上に静電潜像を形成する露光手段と、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて可視像化しトナー像を形成する現像手段と、前記電子写真感光体上に形成されたトナー像を直接又は中間転写体を介して記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、
前記トナーが、請求項1〜7のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009139395A JP5494922B2 (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 |
US12/795,064 US9012117B2 (en) | 2009-06-10 | 2010-06-07 | Toner, developer, toner container, process cartridge, image forming method, and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009139395A JP5494922B2 (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010286610A true JP2010286610A (ja) | 2010-12-24 |
JP5494922B2 JP5494922B2 (ja) | 2014-05-21 |
Family
ID=43306720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009139395A Active JP5494922B2 (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9012117B2 (ja) |
JP (1) | JP5494922B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012150464A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-08-09 | Canon Inc | トナー |
JP2013140344A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-07-18 | Konica Minolta Inc | 画像形成方法 |
WO2014088097A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-12 | 三菱レイヨン株式会社 | トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法、およびトナー |
US9005860B2 (en) | 2012-09-18 | 2015-04-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrostatic-image developing toner, electrostatic image developer, toner cartridge, process cartridge, image-forming apparatus, and method for forming image |
US9057987B2 (en) | 2012-03-23 | 2015-06-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2016004203A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
US9290615B2 (en) | 2012-06-13 | 2016-03-22 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Toner polyester resin, method for producing same, and toner |
JP2016080861A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 花王株式会社 | 電子写真用トナー |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5515909B2 (ja) | 2010-03-18 | 2014-06-11 | 株式会社リコー | トナー、並びに現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び画像形成装置 |
US8808958B2 (en) | 2010-10-27 | 2014-08-19 | Lg Chem, Ltd. | Process for preparing polymerized toner |
US8546057B2 (en) | 2011-01-31 | 2013-10-01 | Eastman Kodak Company | Carbon based black toners prepared via limited coalescence process |
JP2013015739A (ja) | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー、トナーの製造方法、前記トナーを有する現像剤及び画像形成装置 |
US20130202998A1 (en) * | 2012-02-06 | 2013-08-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for producing aqueous dispersion of resin fine particles and method for producing toner |
JP5605516B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2014-10-15 | Dic株式会社 | 導電性インキ組成物、導電性パターンの製造方法及び導電性回路 |
JP6160133B2 (ja) | 2012-04-03 | 2017-07-12 | 株式会社リコー | 電子写真画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
TWI586751B (zh) | 2014-11-10 | 2017-06-11 | 財團法人工業技術研究院 | 熱塑性聚酯彈性體與其形成方法 |
JP7131154B2 (ja) * | 2018-07-18 | 2022-09-06 | 株式会社リコー | トナー、トナー収容ユニット、及び画像形成装置 |
JP2022036534A (ja) | 2020-08-24 | 2022-03-08 | 株式会社リコー | トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置及び画像形成方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005037901A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-02-10 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー |
JP2007292873A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP2007292869A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP2008281884A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2009003135A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | 二成分現像剤、並びにこれを用いた画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP2009003116A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Kao Corp | トナー |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0470765A (ja) | 1990-07-11 | 1992-03-05 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 電子写真用トナー組成物 |
JPH0782254A (ja) | 1993-09-14 | 1995-03-28 | Tokuyama Corp | エーテル結合を有する複素環化合物の製造方法 |
US20060210903A1 (en) * | 2005-03-16 | 2006-09-21 | Masahiro Ohki | Toner, developer, toner container, process cartridge, image forming apparatus and image forming method |
JP4806596B2 (ja) | 2005-07-15 | 2011-11-02 | 株式会社リコー | トナー及びその製造方法、現像剤、画像形成方法並びにトナー収納容器 |
JP4986107B2 (ja) | 2005-11-14 | 2012-07-25 | 花王株式会社 | トナー用ポリエステル |
US7862973B2 (en) * | 2006-11-22 | 2011-01-04 | Ricoh Company, Ltd. | Toner and developer, and image forming apparatus, image forming method and process cartridge |
JP4749925B2 (ja) | 2006-04-21 | 2011-08-17 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
US7892718B2 (en) | 2006-04-21 | 2011-02-22 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, image forming method and process cartridge |
JP4749937B2 (ja) | 2006-06-02 | 2011-08-17 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP4749939B2 (ja) * | 2006-06-02 | 2011-08-17 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
US7824832B2 (en) * | 2006-06-02 | 2010-11-02 | Kao Corporation | Toner for electrophotography |
JP4668887B2 (ja) | 2006-11-22 | 2011-04-13 | 株式会社リコー | トナー、並びにこれを用いた画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
KR101317195B1 (ko) * | 2007-01-26 | 2013-10-15 | 캐논 가부시끼가이샤 | 자성 토너 |
US8114560B2 (en) | 2007-05-11 | 2012-02-14 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, image forming apparatus, image forming method, and process cartridge using the toner |
JP5090057B2 (ja) | 2007-05-11 | 2012-12-05 | 株式会社リコー | トナー、並びにこれを用いた画像形成装置及び画像形成方法 |
JP5054443B2 (ja) | 2007-06-20 | 2012-10-24 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP5159239B2 (ja) * | 2007-10-15 | 2013-03-06 | キヤノン株式会社 | トナー |
EP2051142B1 (en) | 2007-10-19 | 2016-10-05 | Ricoh Company, Ltd. | Toner and image forming apparatus using it |
JP2009265311A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Ricoh Co Ltd | トナーの製造方法 |
JP5100583B2 (ja) | 2008-09-12 | 2012-12-19 | 株式会社リコー | トナー及び現像剤 |
US20100068644A1 (en) | 2008-09-12 | 2010-03-18 | Hisashi Nakajima | Toner, and developer |
JP5369691B2 (ja) | 2008-11-28 | 2013-12-18 | 株式会社リコー | トナー及び現像剤 |
-
2009
- 2009-06-10 JP JP2009139395A patent/JP5494922B2/ja active Active
-
2010
- 2010-06-07 US US12/795,064 patent/US9012117B2/en active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005037901A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-02-10 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー |
JP2007292873A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP2007292869A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP2008281884A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2009003135A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | 二成分現像剤、並びにこれを用いた画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP2009003116A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Kao Corp | トナー |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012150464A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-08-09 | Canon Inc | トナー |
JP2013140344A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-07-18 | Konica Minolta Inc | 画像形成方法 |
US9057987B2 (en) | 2012-03-23 | 2015-06-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus |
US9290615B2 (en) | 2012-06-13 | 2016-03-22 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Toner polyester resin, method for producing same, and toner |
US9005860B2 (en) | 2012-09-18 | 2015-04-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrostatic-image developing toner, electrostatic image developer, toner cartridge, process cartridge, image-forming apparatus, and method for forming image |
WO2014088097A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-12 | 三菱レイヨン株式会社 | トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法、およびトナー |
US9434813B2 (en) | 2012-12-07 | 2016-09-06 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Polyester resin for toners, method for producing same, and toner |
JPWO2014088097A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2017-01-05 | 三菱レイヨン株式会社 | トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法、およびトナー |
JP2016004203A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
JP2016080861A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 花王株式会社 | 電子写真用トナー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100316944A1 (en) | 2010-12-16 |
US9012117B2 (en) | 2015-04-21 |
JP5494922B2 (ja) | 2014-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5494922B2 (ja) | トナー、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 | |
US7629099B2 (en) | Toner, developer, image forming method, and toner container | |
JP4806596B2 (ja) | トナー及びその製造方法、現像剤、画像形成方法並びにトナー収納容器 | |
JP4625386B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP6375625B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4660402B2 (ja) | 静電荷像現像用非磁性トナー | |
JP5582393B2 (ja) | トナー、並びに現像剤、現像剤収容容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP5042889B2 (ja) | トナー及び現像剤、並びにこれを用いた画像形成方法 | |
JP6132455B2 (ja) | トナー | |
US8741520B2 (en) | Image forming toner, image forming apparatus, image forming method, and process cartridge | |
US20030162112A1 (en) | Electrophotographic toner and method of producing same | |
JP5146670B2 (ja) | トナー | |
JP2007219003A (ja) | トナー、現像剤、画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP2013152415A (ja) | トナー並びにこれを用いた画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2013101264A (ja) | 乾式静電荷像現像用トナー、および画像形成装置 | |
JP2007279685A (ja) | トナー、トナーの製造方法、画像形成装置 | |
JP2006085094A (ja) | トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法 | |
JP2013228679A (ja) | トナー、現像剤、及び画像形成装置 | |
JP2017107138A (ja) | トナー、トナー収容ユニット及び画像形成装置 | |
JP2006259460A (ja) | 静電荷像現像用非磁性一成分トナー及び該トナーを用いる画像形成方法 | |
JP2009244871A (ja) | 画像形成用トナー、画像形成用トナーの製造方法、トナー入り容器、二成分現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP4440155B2 (ja) | 静電荷現像用トナー、現像剤、画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2014106446A (ja) | トナー | |
JP5288328B2 (ja) | トナー | |
JP2014142407A (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120328 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130508 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130514 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131008 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140218 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5494922 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |