JP2010285836A - 引き戸 - Google Patents
引き戸 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010285836A JP2010285836A JP2009141896A JP2009141896A JP2010285836A JP 2010285836 A JP2010285836 A JP 2010285836A JP 2009141896 A JP2009141896 A JP 2009141896A JP 2009141896 A JP2009141896 A JP 2009141896A JP 2010285836 A JP2010285836 A JP 2010285836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- door
- handle
- glass panel
- sliding door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 建物開口部に沿って設けられた枠体と、枠体の見付方向内側に配置される障子とを備え、障子が、ガラスパネルと、ガラスパネルの外縁を覆うように設けられた框と、を備えるとともに、該框のうち戸先框には別体に引手が設けられ、引手には、当該引手を障子に取り付け可能に形成された取り付け片と、引手の前記戸先框側とは反対側に形成された指掛け部と、該指掛け部よりも前記戸先框側に指挟み防止可能に形成された傾斜部と、が備えられる、引き戸とする。
【選択図】図6
Description
枠体10は、上下のそれぞれに水平に配置される長尺部材である横枠11、12、及び当該横枠11、12の端部を渡して設けられる長尺部材である縦枠14、15を備え、これらが枠状に形成されている。
障子20は、外障子に相当する障子で、上横框21、下横框22、戸先框23、外召し合わせ框24、ガラスパネル25、及び引手50が備えられている。
上横框21は、図2に表される断面において、見込み方向室内側に面する室内側片21aと、見込み方向室外側に面する室外側片21bと、ガラスパネル25の外縁を覆うように略コ字状に形成されたコ字状被覆片21cとを有して、紙面奥手前に延在している。また、コ字状被覆片21cとガラスパネル25とは接着手段60を介して直接接着され、上横框21とガラスパネル25とが一体とされている。上横框21とガラスパネル25とが直接接着されることで、上横框21の見付け幅を縮小することができ、ガラスパネル25の採光面積を拡大することができる。また、外観視において框の与える影響が少なくなり、シンプルで意匠性に優れた引き戸とすることができる。さらに、ガラスパネル部分をより大きくとることができるので、断熱性に優れる引き戸とすることができる。
下横框22は、図2で示される断面において、見込み方向室内側に面する室内側片22aと、見込み方向室外側に面する室外側片22bと、ガラスパネル25の外縁を覆うように略コ字状に形成されたコ字状被覆片22cとを有して、紙面奥手前に延在している。また、コ字状被覆片22cとガラスパネル25とは接着手段60を介して直接接着され、下横框22とガラスパネル25とが一体とされている。下横框22とガラスパネル25とが直接接着されることで、下横框22の見付け幅を縮小することができ、ガラスパネル25の採光面積を拡大することができる。また、外観視において框の与える影響が少なくなり、シンプルで意匠性に優れた引き戸とすることができる。さらに、ガラスパネル部分をより大きくとることができるので、断熱性に優れる引き戸とすることができる。一方、下横框22の、片22a〜22cによって囲まれる空間には戸車28が備えられ、当該戸車28は、下横枠12の片12dに載置されることで障子20がスライド可能とされている。また、片22bの見込み方向室内側面にはフィンが設けられ、下横枠12の片12dと接することで障子20下縁の水密気密が保たれている。
戸先框23は、図4で示される断面において、室内側片23a、室外側片23b、及びコ字状被覆片23cで示される形状を有して、紙面奥手前に延在している。これら片23a〜23cは一体に形成されており、コ字状被覆片23cとガラスパネル25とが、接着剤等の接着手段60により直接接着されることで、戸先框23とガラスパネル25とが一体とされている。戸先框23とガラスパネル25とが直接接着されることで、戸先框23の見付け幅を縮小することができ、ガラスパネル25の採光面積を拡大することができる。また、外観視において框の与える影響が少なくなり、シンプルで意匠性に優れた引き戸100とすることができる。戸先框23の片23bの見込み方向室内側面にはフィンが設けられ、縦枠15の片15cと接することで障子20横縁の水密気密が保たれている。また、図1に示されるように、戸先框23の略中央部には引手50が設けられ、障子20を見付け方向に容易にスライド可能としている。引手50の構成については後述する。
外召し合わせ框24は、外召し合わせ部に用いられる縦框である。外召し合わせ框24は、図4で示される断面において、略矩形状の矩形部24aと略コ字状のコ字状被覆片24cとを有して、紙面奥手前に延在している。矩形部24aは障子20の見付け方向外側に面して形成されている。また、矩形部24aの見込み方向室内側面には、爪部24eが設けられており、内召し合わせ框34の爪部34eと係合可能とされている。コ字状被覆片24cは、障子20において矩形部24aの見付け方向内側に形成され、当該コ字状内部にガラスパネル25の外縁が挿入されている。これら矩形部24a及びコ字状被覆片24cは一体に形成されており、コ字状被覆片24cとガラスパネル25とが接着剤等の接着手段60により直接接着されることで、外召し合わせ框24とガラスパネル25とが一体とされている。外召し合わせ框24とガラスパネル25とが直接接着されることで、外召し合わせ框24の見付け幅を縮小することができ、ガラスパネル25の採光面積を拡大することができる。また、外観視において框の与える影響が少なくなり、シンプルで意匠性に優れた引き戸とすることができる。また、外召し合わせ框24の略中央部には施錠装置40が設けられ、障子20、30の施錠及び開錠を可能としている。
ガラスパネル25は、いわゆる複層ガラスパネルであり、矩形板状である2枚の板ガラスが室内外方向に所定の間隔を有して並列されている。当該2枚の板ガラスの間隙により形成される空間のうち、その外周端部には該外周端部に沿ってスペーサ26a〜26dが配置されている。スペーサ26a〜26dは、シール部材を備え、これにより、2枚の板ガラスを一体に保持して水密気密を得ることができる。また、スペーサ26a〜26dに乾燥剤を含ませれば、空間内側を適切な湿度に保つことも可能となる。
図1、4に示すように、引手50は、障子20の戸先框23に設けられている。以下、図5〜7を参照しつつ、本実施形態の引手50について説明する。
障子30は、内障子であり、上横框31、下横框32、戸先框33、内召し合わせ框34、ガラスパネル35、スペーサ36a〜36d、及び引手50を有している。図3、4に示されるように、障子30は、障子20とほぼ同様の構成を有するため、説明を省略する。但し、障子30においても、上記障子20と同様、框(上横框31、下横框32、戸先框33、内召し合わせ框34)のコ字状被覆片31c〜34cにガラスパネル35が接着剤等の接着手段60により直接接着されている。框とガラスパネル35とを直接接着することで、框の見付け幅を縮小でき、ガラスパネル35の採光面積を拡大することができる。さらに、好ましくは、障子20、30のすべての框とガラスパネルとを直接接着する形態とすることで、引き戸100全体としての採光面積に与える影響が極めて大きくなるとともに、引き戸100全体の外観視が極めてシンプルとなるため、従来よりも採光性、意匠性に優れる引き戸100とすることができる。また、本実施形態においては、内障子30の戸先框33にも、上記と同様の引手50が設けられている。内障子30に引手50を設けることで、簡易な構造で採光性、断熱性を向上させることができ、且つ、安全性に優れる引き戸とすることができる。
11 上横枠
12 下横枠
14、15 縦枠
20 障子
21 上横框
21c 被覆片
22 下横框
22c 被覆片
23 戸先框
24 外召し合わせ框
25 ガラスパネル
26 スペーサ
30 障子
40 施錠装置
50 引手
60 接着手段
70、71 カバー部材
100 引き戸
Claims (5)
- 建物開口部に沿って設けられた枠体と、該枠体の見付方向内側に配置される障子とを備え、
前記障子が、ガラスパネルと、該ガラスパネルの外縁を覆うように設けられた框と、を備えるとともに、該框のうち戸先框には別体に引手が設けられ、
前記引手には、該引手を前記障子に取り付け可能に形成された取り付け片と、該引手の前記戸先框側とは反対側に形成された指掛け部と、該指掛け部よりも前記戸先框側に指挟み防止可能に形成された傾斜部と、が備えられる、引き戸。 - 前記框には断面形状がコ字状の被覆片が備えられ、前記引手の前記取り付け片が、前記コ字状の被覆片のうち見込み方向室内側に面する室内側片の見込み方向室外側面に配置されている、請求項1に記載の引き戸。
- 前記コ字状の被覆片と前記ガラスパネルとが接着手段により接着されるとともに、該接着手段により、前記引手の前記取り付け片が、前記コ字状の被覆片のうち見込み方向室内側に面する室内側片の見込み方向室外側面に接着されている、請求項2に記載の引き戸。
- 前記引手の前記取り付け片が、前記コ字状の被覆片のうち見込み方向室内側に面する室内側片の見込み方向室外側面に配置されるとともに、前記コ字状の被覆片のうち見込み方向に延在する片の見付け方向内側面と前記ガラスパネル端部の見込み面との間に延在するように配置されている、請求項2又は3に記載の引き戸。
- 引き戸が閉鎖された姿勢において、室内側正面視で、前記戸先框の見付け幅の50%以上が隠蔽されている、請求項1〜4のいずれかに記載の引き戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009141896A JP5586879B2 (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 引き戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009141896A JP5586879B2 (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 引き戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010285836A true JP2010285836A (ja) | 2010-12-24 |
JP5586879B2 JP5586879B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=43541737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009141896A Active JP5586879B2 (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 引き戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5586879B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101579526B1 (ko) * | 2015-09-30 | 2015-12-22 | (주)태양광창호 | 창호용 손잡이 |
JP2018105042A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 大建工業株式会社 | 引戸の引き込み構造 |
JP2019178501A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP2020122348A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920356Y1 (ja) * | 1969-10-01 | 1974-05-31 | ||
JPS58142246U (ja) * | 1982-03-23 | 1983-09-26 | ワイケイケイ株式会社 | ガラス戸 |
JPS62115470U (ja) * | 1986-01-14 | 1987-07-22 | ||
JP2008150925A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Wood One:Kk | 引戸 |
JP2009007856A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Tostem Corp | 安全性及び操作性に優れる戸先框を備える開口部装置 |
-
2009
- 2009-06-15 JP JP2009141896A patent/JP5586879B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920356Y1 (ja) * | 1969-10-01 | 1974-05-31 | ||
JPS58142246U (ja) * | 1982-03-23 | 1983-09-26 | ワイケイケイ株式会社 | ガラス戸 |
JPS62115470U (ja) * | 1986-01-14 | 1987-07-22 | ||
JP2008150925A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Wood One:Kk | 引戸 |
JP2009007856A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Tostem Corp | 安全性及び操作性に優れる戸先框を備える開口部装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101579526B1 (ko) * | 2015-09-30 | 2015-12-22 | (주)태양광창호 | 창호용 손잡이 |
JP2018105042A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 大建工業株式会社 | 引戸の引き込み構造 |
JP2019178501A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP7145633B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-10-03 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP2020122348A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP7179631B2 (ja) | 2019-01-31 | 2022-11-29 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5586879B2 (ja) | 2014-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5946869B2 (ja) | 外壁取付部材及び外壁構造 | |
JP5394295B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP5586879B2 (ja) | 引き戸 | |
JP6285250B2 (ja) | 引違サッシの構造 | |
JP5465054B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP5689650B2 (ja) | 網戸用自走防止装置 | |
JP2023027353A (ja) | 断熱建具 | |
JP5863228B2 (ja) | 開口部装置及びその製造方法 | |
JP5174744B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP5424409B2 (ja) | 網戸付サッシ | |
KR101194338B1 (ko) | 복합 여닫이 창호 | |
JP6491500B2 (ja) | 網戸 | |
JP6297422B2 (ja) | サッシ | |
JP2016108830A (ja) | 戸 | |
JP6031135B2 (ja) | 網戸およびサッシ | |
JP5654423B2 (ja) | 建具 | |
JP2016108831A (ja) | 建具 | |
JP2009280999A (ja) | 断熱性に優れる開口部装置 | |
JP2007040101A (ja) | サッシ窓 | |
JP6423299B2 (ja) | 網戸付きサッシ | |
JP2007107341A (ja) | 建具 | |
JP5705438B2 (ja) | 窓サッシ | |
JP2009007856A (ja) | 安全性及び操作性に優れる戸先框を備える開口部装置 | |
JP2009228350A (ja) | 樹脂サッシ | |
JP2007040102A (ja) | サッシ窓 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20101101 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140701 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5586879 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |