JP2010278586A - マルチバンド平面アンテナ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面アンテナにおける共振する周波数帯を複数にすることである。
【解決手段】マルチバンド平面アンテナ30は、第1の共振周波数に対応する長さの下辺を有するアンテナエレメント331,341と、アンテナエレメント332,342と、連結部333,343と、を備え、アンテナエレメント331,341とアンテナエレメント332,342との間のうち連結部333,343を除く隙間部35,36における前記下辺方向の長さは、前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数に対応する長さである。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチバンド平面アンテナ、及びマルチバンド平面アンテナを備える電子機器に関する。
従来、無線通信機能を有するハンディターミナル、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯機器が知られている。この携帯機器には、無線通信用のアンテナが搭載されている。
携帯機器に搭載される無線通信用のアンテナとして、シングルバンドの平面アンテナが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、シングルバンドの平面アンテナとして、平面板2枚を同一平面上に対向して配置した平面板アンテナが知られている。この平面板アンテナは、各平面板の長さにより決まる一つの共振周波数に共振する。
特開2004−356823号公報 特開2002−55733号公報
しかし、従来の平面アンテナは、共振周波数帯が一つであるシングルバンドであった。携帯電話通信等、共振周波数帯が複数ある無線通信に対応するため、平面アンテナのマルチバンド化の要請がある。
平面アンテナをマルチバンドにするには、平面アンテナに、異なる周波数に共振する異なる長さの複数の辺を有するアンテナエレメントを設ければよい。ここで、図18〜図20を参照して、平面アンテナ50を考える。図18に、異なる長さの2辺を有する平面アンテナ50の概略構成を示す。図19に、平面アンテナ50の電流分布を示す。図20に、平面アンテナ50の周波数に対するSパラメータを示す。
図18に示すように、異なる長さの2辺を有する平面アンテナ50を考える。平面アンテナ50は、平面板アンテナである。平面アンテナ50は、アンテナエレメント53,54を備える。アンテナエレメント53,54は、給電点Pで同軸ケーブルに接続されている。図18において、平面アンテナ50のアンテナエレメント53,54の基板、給電点Pの詳細は、省略されている。
アンテナエレメント53,54は、給電点Pを挟んで、互いに線対称のL字形で平面形状のアンテナエレメントであり、同一平面上に対向して設けられている。アンテナエレメント53は、下辺531と、上辺532と、を有する。アンテナエレメント54は、下辺541と、上辺542と、を有する。下辺531,541の長さは、同じ長さであり、その長さを長さL51とする。上辺532,542の長さは、同じ長さであり、その長さを長さL52とする。また、長さL51,L52は、L51>L52の関係を有する。
長さL51に対応する周波数f51と、長さL52に対応する周波数f52と、の電波を受信する場合の平面アンテナ50に流れるアンテナ電流をシミュレーションした。長さL51=λ51/4(λ51:電波の波長)とした場合の波長λ51に対応する周波数をf51とする。長さL52=λ52/4(λ52:電波の波長)とした場合の波長λ52に対応する周波数をf52とする。ここでは、f51=1.57[GHz]、f52=1.91[GHz]とした。
そのシミュレーション結果として、周波数f51と、周波数f52とで、図19に示す同じアンテナ電流の電流分布が得られた。図19において、アンテナ電流の値(Amps/m)が低い→高いとなるにつれて、黒→白となるよう表現されており、以下のアンテナ電流の電流分布の図でも同様である。
また、平面アンテナ50の周波数に対するSパラメータの特性をシミュレーションした。Sパラメータは、値が小さいほどアンテナが共振していることを示す。このシミュレーション結果は、図20に示すように、Sパラメータの落ち込みが1.57[GHz]の一つであるアンテナ特性を示した。Sパラメータの落ち込みが一つであるので、共振する周波数帯も一つであり、平面アンテナ50は、シングルバンドのアンテナ特性を有する。
以上のように、平面アンテナ50のように、単純に、異なる長さの2辺を有するアンテナエレメントを設けるだけでは、平面アンテナをマルチバンドにすることができなかった。
本発明の課題は、平面アンテナにおける共振する周波数帯を複数にすることである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明のマルチバンド平面アンテナは、
絶縁体のフィルムと、
前記フィルム上に形成された第1のアンテナ部と、
前記フィルム上に形成され、給電点を挟んで前記第1のアンテナ部に対向して配置された前記第2のアンテナ部と、を備え、
第1のアンテナ部は、
延在方向に第1の共振周波数に対応する長さの辺を有する帯状の第1のアンテナエレメントと、
前記第1のアンテナエレメントと所定距離をおいて平行に配置され、前記第1のアンテナエレメントよりも短い帯状の第2のアンテナエレメントと、
前記第1のアンテナエレメント及び前記2のアンテナエレメントを連結する第1の連結部と、を備え、
前記第1のアンテナエレメント及び前記第2のアンテナエレメントの間のうち、前記第2のアンテナエレメントの前記延在方向の長さに対応する部分から前記第1の連結部を除いた第1の隙間部の前記延在方向の長さは、前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数に対応する長さであり、
第2のアンテナ部は、
延在方向に前記第1の共振周波数に対応する長さの辺を有する帯状の第3のアンテナエレメントと、
前記第3のアンテナエレメントと所定距離をおいて平行に配置され、前記第3のアンテナエレメントよりも短い帯状の第4のアンテナエレメントと、
前記第3のアンテナエレメント及び前記4のアンテナエレメントを連結する第2の連結部と、を備え、
前記第3のアンテナエレメント及び前記第4のアンテナエレメントの間のうち、前記第4のアンテナエレメントの前記延在方向の長さに対応する部分から前記第2の連結部を除いた第2の隙間部の前記延在方向の長さは、前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数に対応する長さである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマルチバンド平面アンテナにおいて、
前記第1の隙間部の前記延在方向の長さと、前記第2の隙間部の前記延在方向の長さとは、同じ長さである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のマルチバンド平面アンテナにおいて、
前記第1の隙間部の前記延在方向の長さと、前記第2の隙間部の前記延在方向の長さとは、
前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数の周波数帯における適切なインピーダンスに対応する長さである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のマルチバンド平面アンテナにおいて、
前記第1のアンテナエレメントと、前記第3のアンテナエレメントとは、
前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数における適切な入力インピーダンスに対応する面積を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のマルチバンド平面アンテナにおいて、
前記第1の隙間部の前記延在方向の長さと、前記第2の隙間部の前記延在方向の長さとは、
異なる長さである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のマルチバンド平面アンテナにおいて、
前記第1の連結部は、
前記延在方向に対応する任意の長さの部分を切り取るための切り取り線を有する、前記第1のアンテナエレメント及び前記第2のアンテナエレメントを連結する連結部から、当該切り取り線を用いて一部分を切り取ることにより作製され、
前記第2の連結部は、
前記延在方向に対応する任意の長さの部分を切り取るための切り取り線を有する、前記第3のアンテナエレメント及び前記第4のアンテナエレメントを連結する連結部から、当該切り取り線を用いて一部分を切り取ることにより作製されている。
請求項7に記載の発明の電子機器は、
請求項1から6のいずれか一項に記載のマルチバンド平面アンテナと、
前記マルチバンド平面アンテナを介して外部機器と無線通信する通信手段と、
前記通信手段を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、第1、第3のアンテナエレメントの延在方向の長さに対応する第1の周波数と、第1、第2の隙間部の前記延在方向の長さに対応する共振周波数と、で共振するので、平面アンテナにおける共振する周波数帯を複数にすることができる。
本発明に係る実施の形態のマルチバンド平面アンテナの平面構成を示す図である。 (a)は、ハンディターミナルの外観構成を示す正面図である。(b)は、ハンディターミナルの外観構成を示す側面図である。 ハンディターミナルの機能構成を示すブロック図である。 連結部の一部分の除去前の平面アンテナを示す図である。 連結部の一部分の除去後のマルチバンド平面アンテナを示す図である。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナにおける電界の状態を示す図である。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナの共振周波数に対応する各部分の長さを示す図である。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナの低い方の共振周波数での電流分布を示す図である。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナの高い方の共振周波数での電流分布を示す図である。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナの周波数に対するSパラメータを示す図である。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナの隙間部の長さが20.5[mm]の場合のスミスチャートである。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナの隙間部の長さが20[mm]の場合のスミスチャートである。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナの隙間部の長さが16[mm]の場合のスミスチャートである。 実施の形態のマルチバンド平面アンテナに発生するコンデンサ成分を示す図である。 実施の形態の変形例のマルチバンド平面アンテナの平面構成を示す図である。 変形例のマルチバンド平面アンテナと等価のマルチバンドダイポールアンテナの構成を示す図である。 変形例のマルチバンド平面アンテナの周波数に対するSパラメータと、各共振周波数の電流分布と、を示す図である。 異なる長さの2辺を有する従来の平面アンテナの概略構成を示す図である。 従来の平面アンテナの電流分布を示す図である。 従来の平面アンテナの周波数に対するSパラメータを示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施の形態及びその変形例を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1〜図13を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1〜図3を参照して、本実施の形態のマルチバンド平面アンテナ30及びハンディターミナル1の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態のマルチバンド平面アンテナ30の構成を示す。
先ず、図1を参照して、本実施の形態のマルチバンド平面アンテナ30を説明する。マルチバンド平面アンテナ30は、2つの共振する周波数帯を有する平衡型アンテナとしてのマルチバンドアンテナである。平衡型アンテナとは、電位の分布が左右対称なアンテナである。
図1に示すように、マルチバンド平面アンテナ30は、フィルム31と、アンテナ導体部32と、を備える。フィルム31は、FPC(Flexible PrintCircuit)のフィルムであり、ポリイミド等の絶縁体により構成されている。アンテナ導体部32は、フィルム31上に形成されている銅箔等の平面状の導体により構成されている。
アンテナ導体部32は、第1のアンテナ部、第2のアンテナ部としてのアンテナ部33,34を有する。アンテナ部33,34は、それぞれ、半田付けパッド334a,344aを除き一体に形成されている導体のアンテナ部である。
アンテナ部33は、第1のアンテナエレメント、第2のアンテナエレメントとしてのアンテナエレメント331,332と、第1の連結部としての連結部333と、接続部334と、半田付けパッド334aと、を有する。アンテナ部34は、第3のアンテナエレメント、第4のアンテナエレメントとしてのアンテナエレメント341,342と、第2の連結部としての連結部343と、接続部344と、半田付けパッド344aと、を有する。
アンテナエレメント331は、帯状の導体のアンテナエレメントである。アンテナエレメント332は、アンテナエレメント331と所定距離をおいて、アンテナエレメント331の延在方向(長手方向、X方向)に平行に配置されている導体のアンテナエレメントである。連結部333は、アンテナエレメント331,332の間で、それらの延在方向と垂直な方向(Y方向)に配置され、アンテナエレメント331,332の端部を連結している導体部である。連結部333には、後述するように、切り取り線(ミシン線)が入れられている。接続部334は、アンテナエレメント331の連結部333側の延長上に配置されており、同軸ケーブル40を接続するための導体部である。半田付けパッド334aは、接続部334上に設けられた半田付け用の導体部であり、外部導体43が半田付けされている。
アンテナエレメント341は、帯状の導体のアンテナエレメントである。アンテナエレメント342は、アンテナエレメント341と所定距離をおいて、アンテナエレメント341の延在方向(長手方向、X方向)に平行に配置されている導体のアンテナエレメントである。連結部343は、アンテナエレメント341,342の間で、それらの延在方向と垂直な方向(Y方向)に配置され、アンテナエレメント341,342の端部を連結している導体部である。連結部343には、後述するように、切り取り線(ミシン線)が入れられている。接続部344は、アンテナエレメント342の連結部343側の延長上に配置されており、同軸ケーブル40を接続するための導体部である。半田付けパッド344aは、接続部344上に設けられた半田付け用の導体部であり、芯線41が半田付けされている。
アンテナエレメント331,341のX方向の長さは、同じである。アンテナエレメント332,342のX方向の長さは、同じである。また、アンテナエレメント331,332の間の平面において、アンテナエレメント332のX方向の長さに対応する部分から連結部333を除く矩形部分を、第1の隙間部としての隙間部35とする。同様に、アンテナエレメント341,342の間の平面において、アンテナエレメント342のX方向の長さに対応する部分から連結部343を除く矩形部分を、第2の隙間部としての隙間部36とする。隙間部35,36のX方向の長さは、同じである。また、アンテナエレメント331のX方向の長さは、隙間部35のX方向の長さよりも大きい。
同軸ケーブル40は、後述する無線通信部16及びGPS部17とマルチバンド平面アンテナ30との間を接続するケーブルである。同軸ケーブル40は、芯線41と、絶縁体42と、外部導体43と、保護被覆部44と、を有する。
芯線41は、軸方向に垂直な面が円形の銅線等の内部導体であり、半田付けパッド344aに半田付けされている。絶縁体42は、芯線41と同軸で芯線41を被覆するポリエチレン等の絶縁体部である。外部導体43は、芯線41と同軸で絶縁体42を被覆する網組み状の銅線等の導体部であり、半田付けパッド334aに半田付けされている。保護被覆部44は、芯線41と同軸で外部導体43を保護被覆するビニル等の絶縁体部である。
同軸ケーブル40の他端は、無線通信部16及びGPS部17に接続されている。具体的には、同軸ケーブル40の他端の芯線41が、無線通信部16及びGPS部17の端子に接続され、同じく外部導体43が無線通信部16及びGPS部17のグランドに接続されている。無線通信部16から同軸ケーブル40を介してマルチバンド平面アンテナ30に高周波電力が給電される。以下、同軸ケーブル40と接続部334,344との接続点を、給電点Pとする。
次いで、図2及び図3を参照して、マルチバンド平面アンテナ30が搭載される電子機器としてのハンディターミナル1を説明する。図2(a)に、ハンディターミナル1の正面の外観構成を示す。図2(b)に、ハンディターミナル1の側面の外観構成を示す。図3に、ハンディターミナル1の機能構成を示す。
ハンディターミナル1は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、個人商店等で使用される携帯端末である。ハンディターミナル1は、ユーザ操作による情報の入力機能、情報の記憶機能、バーコードのスキャン等の機能、無線LAN(Local Area Network)方式によりアクセスポイントを介して外部機器と無線通信を行う機能、携帯電話通信機能、GPS(Global Positioning System)信号を用いた自機の現在位置測定機能等を有する。
図2(a)に示すように、ハンディターミナル1は、ケース部2を備える。ハンディターミナル1は、ケース部2の正面に、表示部14と、各種キー12Aと、を備える。図2(b)に示すように、ハンディターミナル1は、ケース部2の両側面に、トリガキー12Bを備え、ケース部2の先端にスキャナ部21を備える。また、ハンディターミナル1は、ケース部2の内部に、マルチバンド平面アンテナ30を備える。
ケース部2は、ハンディターミナル1のケース部である。各種キー12Aは、数字、文字等の文字入力キー、各種機能キー等である。トリガキー12Bは、スキャナ部21のバーコードスキャンのトリガ操作入力を受け付けるキーである。各種キー12Aは、スキャナ部21のバーコードスキャンのためのトリガキーを含むこととしてもよい。スキャナ部21は、レーザ光等の光をバーコードに照射し、その反射光を受光及び二値化することにより、バーコードのデータを読み取る部品である。
図3に示すように、ハンディターミナル1は、内部に、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、ROM(Read Only Memory)15と、マルチバンド平面アンテナ30と、通信手段としての無線通信部16、GPS部17と、アンテナ18aと、無線LAN通信部18と、フラッシュメモリ19と、I/F(InterFace)部20と、スキャナ部21と、を備える。CPU11、操作部12、RAM13、表示部14、ROM15、無線通信部16、GPS部17、無線LAN通信部18、フラッシュメモリ19、I/F部20、スキャナ部21は、バス22を介して接続されている。
CPU11は、ハンディターミナル1の各部を制御する。CPU11は、ROM15に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU11は、各種プログラムとの協働により、操作部12を介する操作情報の入力を受け付け、ROM15から各種情報を読み出し、フラッシュメモリ19に各種情報の読み書きを行う。また、CPU11は、各種プログラムとの協働により、無線通信部16及びマルチバンド平面アンテナ30を介して、基地局(基地局で中継された外部機器)と通信を行い、マルチバンド平面アンテナ30及びGPS部17を用いて、ハンディターミナル1の現在位置の測定を行う。また、CPU11は、各種プログラムとの協働により、無線LAN通信部18及びアンテナ18aを介して、アクセスポイント(アクセスポイントで中継された外部機器)と通信を行い、スキャナ部21を用いてバーコードのデータを読み取り、I/F部20を介して外部機器と有線通信を行う。
操作部12は、各種キー12A、トリガキー12Bを含み、操作者から押下入力された各キーのキー入力信号をCPU11に出力する。また、操作部12は、表示部14と一体的にタッチパネルのタッチパッドとして構成されることとしてもよい。
RAM13は、情報を一時的に格納する揮発性のメモリであり、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(ElectroLuminescent Display)等で構成され、CPU11からの表示信号に従って各種表示を行う。
ROM15は、各種プログラム、各種データが記憶される読み出し専用の記憶部である。
無線通信部16は、マルチバンド平面アンテナ30と接続され、マルチバンド平面アンテナ30を用いた携帯電話通信方式の通信により基地局への情報の送信を行う。本実施の形態では、無線通信部16を、第三世代携帯電話通信方式であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の周波数分割複振(FDD(Frequency Division Duplex))の通信方式の上りで使用する周波数帯域としての1.9[GHz]帯の無線通信を行う無線通信部として説明する。無線通信部16は、マルチバンド平面アンテナ30から入力されるW−CDMAの受信電波の電気信号を復調してCPU11に出力する。マルチバンド平面アンテナ30は、GPS通信の1.57[GHz]と携帯電話通信方式の1.9[GHz]との2つの周波数帯域にマッチングされたマルチバンド平面アンテナである。しかし、これに限定されるものではなく、マルチバンド平面アンテナ30及び無線通信部16が、他の携帯電話の無線通信方式の周波数帯域や、携帯電話以外の無線通信方式の無線通信を行う構成としてもよい。
GPS部17は、マルチバンド平面アンテナ30と接続され、GPS通信方式の通信により、マルチバンド平面アンテナ30を介して、GPS衛星から送信される周波数1.575[GHz]のGPS信号の電波の受信を行う。また、GPS部17は、受信したGPS信号を復調してGPS情報を取得し、当該GPS情報から現在のハンディターミナル10の位置情報(緯度経度情報)を生成してCPU11に出力する。
無線LAN通信部18は、アンテナ18aと接続され、アンテナ18aを介して無線LAN通信方式によりアクセスポイントと情報の送受信を行う。
フラッシュメモリ19は、各種データ等の情報が読み出し及び書き込み可能な記憶部である。
I/F部20は、通信ケーブルを介して外部機器と情報を送受信する。I/F部20は、例えば、USB(Universal Serial Bus)方式の有線通信部である。
スキャナ部21は、レーザ光等の発光部、受光部、ゲイン回路、二値化回路等を備える。スキャナ部21において、発光部から出射された光がバーコードに照射され、その反射光が受光部により受光されて電気信号に変換され、その電気信号がゲイン回路により増幅され、二値化回路により白黒のバーコードイメージのデータに変換される。このように、スキャナ部21は、バーコードイメージを読み取り、そのバーコードイメージのデータをCPU11に出力する。
次に、図4及び図5を参照して、マルチバンド平面アンテナ30の作製時の共振周波数の調整方法を説明する。図4に、連結部の一部分の除去前の平面アンテナ30Aを示す。図5に、連結部の一部分の除去後のマルチバンド平面アンテナ30を示す。
図4及び図5においては、マルチバンド平面アンテナ(平面アンテナ)のフィルムと、同軸ケーブル40との接続部と、を省略しており、アンテナ導体部及び給電点Pのみを示しており、以下の図でも同様である。
マルチバンド平面アンテナ30の作製工程において、図4に示す平面アンテナ30Aが作製される。平面アンテナ30Aは、フィルム31上に形成されたアンテナ部33A,34Aを有する。なお、平面アンテナ30Aは、給電点P(同軸ケーブル40及びその接続部)を有するものとする。アンテナ部33Aは、アンテナエレメント331,332と、連結部333Aと、を有する。アンテナ部34Aは、アンテナエレメント341,342と、連結部343Aと、を有する。
連結部333Aは、全体的に切り取り線(ミシン線)が入れられており、アンテナエレメント331,332を連結している導体部である。連結部333AのX方向の長さ(幅)は、アンテナエレメント332のX方向(延在方向)の長さと同じである。連結部333Aの切り取り線は、アンテナエレメント331,332と連結部333Aとの境界に入れられているとともに、アンテナエレメント331,332の延在方向と垂直な方向(Y方向)に複数入れられている。連結部343Aも、連結部333Aと同様に、切り取り線が入れられている。
そして、図5に示すように、連結部333Aのうち、給電点Pと逆側のX方向の任意の長さ部分が切り取り線で切り取られる。同様に、連結部343Aのうち、給電点Pと逆側のX方向の任意の長さ部分が切り取り線で切り取られる。このようにして、マルチバンド平面アンテナ30が作製される。連結部333Aの切り取り部分は、隙間部35となる。連結部343Aの切り取り部分は、隙間部36となる。
次に、図6〜図14を参照して、マルチバンド平面アンテナ30の動作を説明する。先ず、図6を参照して、マルチバンド平面アンテナ30における2つの周波数帯での共振を説明する。図6に、マルチバンド平面アンテナ30における電界の状態を示す。
図6に示すように、平面アンテナ30Aは、図18に示す従来の平面アンテナ50での説明と同様に、アンテナエレメント331(341)のX方向の長さ(下辺の長さ)に対応する1つの周波数帯で共振するシングルバンドアンテナである。平面アンテナ30Aの共振周波数は、アンテナエレメント331(341)のX方向の長さ=λ1/4(λ1:電波の波長)となる波長λ1に対応する周波数となる。
そして、マルチバンド平面アンテナ30は、隙間部35及び36を有する。マルチバンド平面アンテナ30において、電波送受信の際に、アンテナエレメント331,332の間には、隙間部35を横切る電界Eができる。このため、マルチバンド平面アンテナ30において、隙間部35のX方向の長さをλ2/4とする波長λ2に対応する共振周波数での共振が現れる。同様に、マルチバンド平面アンテナ30において、隙間部36のX方向の長さをλ2/4とする波長λ2に対応する共振周波数での共振が現れる。このため、マルチバンド平面アンテナ30は、2つの周波数帯で共振するマルチバンドアンテナとなる。
次いで、図7〜図10を参照して、マルチバンド平面アンテナ30における共振を説明する。図7に、マルチバンド平面アンテナ30の共振周波数に対応する各部分の長さを示す。図8に、マルチバンド平面アンテナ30の低い方の共振周波数f1でのアンテナ電流の分布を示す。図9に、マルチバンド平面アンテナ30の高い方の共振周波数f2でのアンテナ電流の分布を示す。図10に、マルチバンド平面アンテナ30の周波数に対するSパラメータを示す。
図7に示すように、マルチバンド平面アンテナ30のアンテナエレメント331(341)のX方向の長さ(下辺の長さ)を長さL1とする。この長さL1=λ1/4(λ1:電波の波長)とした場合の波長λ1に対応する周波数を周波数f1とする。また、マルチバンド平面アンテナ30の隙間部35(36)のX方向の長さを長さL2とする。この長さL2=λ2/4(λ2:電波の波長)とした場合の波長λ2に対応する周波数を周波数f2とする。周波数f1,f2は、マルチバンド平面アンテナ30で共振する共振周波数f1,f2である。共振周波数f1=1.57[GHz]とし、共振周波数f2=1.9[GHz]とする。
また、マルチバンド平面アンテナ30のアンテナエレメント332(342)のX方向の長さを長さL3とする。長さL3は、共振には直接関係しない。
ここで、低い方の共振周波数f1の電波を受信した場合のマルチバンド平面アンテナ30に流れるアンテナ電流をシミュレーションした。そのシミュレーション結果は、図8に示すような電流分布となった。図8に示すように、マルチバンド平面アンテナ30のアンテナエレメント331,341に対応する部分に、高いアンテナ電流が流れて共振している。
また、高い方の共振周波数f2の電波を受信した場合のマルチバンド平面アンテナ30に流れるアンテナ電流をシミュレーションした。そのシミュレーション結果は、図9に示すような電流分布となった。図9に示すように、マルチバンド平面アンテナ30の隙間部35,36の周りに対応する部分に、高いアンテナ電流が流れて共振している。
そして、図10に示すように、マルチバンド平面アンテナ30のSパラメータは、1.57[GHz]と、1.9[GHz]との2つの周波数で、落ち込みが見られる。つまり、マルチバンド平面アンテナ30は、周波数f1,f2で共振するマルチバンドアンテナであることが確認された。
次いで、図11〜図13を参照して、マルチバンド平面アンテナ30における高い方の共振周波数f2のインピーダンス調整を説明する。図11に、マルチバンド平面アンテナ30の隙間部35(36)の長さL2が20.5[mm]の場合のスミスチャートを示す。図12に、マルチバンド平面アンテナ30の隙間部35(36)の長さL2が20[mm]の場合のスミスチャートを示す。図13に、マルチバンド平面アンテナ30の隙間部35(36)の長さL2が16[mm]の場合のスミスチャートを示す。
図11〜図13のスミスチャートのインピーダンス測定条件として、マルチバンド平面アンテナ30の受信電波の共振周波数を2[GHz]とした。図11〜図13において、マルチバンド平面アンテナ30において、周波数2[GHz]におけるインピーダンスの点をそれぞれ、S1,S2,S3で示す。また、図11〜図13のスミスチャートの円の中心点を50[Ω]とする。
周波数が2[GHz]の場合のマルチバンド平面アンテナ30のインピーダンスを最適なインピーダンス値としての50[Ω]に合せる。図11に示すように、長さL2が20.5[mm]の場合に、周波数2[GHz]の点S1において、マルチバンド平面アンテナ30のインピーダンスは、71.44[Ω]となった。図12に示すように、長さL2が20[mm]の場合に、周波数2[GHz]の点S2において、マルチバンド平面アンテナ30のインピーダンスは、54.03[Ω]となった。図13に示すように、長さL2が16[mm]の場合に、周波数2[GHz]の点S3において、マルチバンド平面アンテナ30のインピーダンスは、106.03[Ω]となった。
このように、長さL2を変化させることで、高い方の共振周波数f2aのインピーダンスを変化させることができる。そして、スミスチャートを用い、長さL2を20[mm]にすることで、マルチバンド平面アンテナ30のインピーダンスを、高い方の共振周波数2[GHz]の周波数帯において理想値としての50[Ω]付近に調整することができた。この共振周波数2[GHz]を、共振周波数f2としても、同様に、共振周波数f2の周波数帯におけるインピーダンスを適切に調整できる。
次いで、図14を参照して、マルチバンド平面アンテナ30における低い方の共振周波数f1の入力インピーダンス調整を説明する。図14に、マルチバンド平面アンテナ30に発生するコンデンサ成分を示す。
図14に示すように、マルチバンド平面アンテナ30におけるアンテナエレメント331,341には、グランドとの間に、見かけ上のコンデンサ成分としてのコンデンサ37が発生する。また、アンテナエレメント331,341の短手方向(Y方向)の長さを、長さL4とする。
長さL4を大きくすると、コンデンサ37の導体としてのアンテナエレメント331,341の面積も大きくなり、コンデンサ37の静電容量Cが大きくなる。コンデンサ37の静電容量Cが大きくなるほど、マルチバンド平面アンテナ30における共振周波数f1に対応する入力インピーダンスも下がる。
このように、長さL4を調整することで、マルチバンド平面アンテナ30における共振周波数f1の入力インピーダンスを、理想値としての50[Ω]に調整できる。
以上、本実施の形態によれば、マルチバンド平面アンテナ30は、フィルム31上に、給電点Pを挟んで対向されたアンテナ部33,34を備える。アンテナ部33は、共振周波数f1で共振するX方向の長さL1のアンテナエレメント331と、アンテナエレメント332と、連結部333と、を有する。アンテナ部34は、共振周波数f1で共振するX方向の長さL1のアンテナエレメント341と、アンテナエレメント342と、連結部343と、を有する。隙間部35のX方向の長さL2と、隙間部36のX方向の長さL2とは、共振周波数f1より高い共振周波数f2に対応する長さである。
このため、マルチバンド平面アンテナ30が、アンテナエレメント331,341の長さL1に対応する共振周波数f1と、隙間部35,36の長さL2に対応する共振周波数f2と、で共振するので、平面アンテナにおける共振する周波数帯を2つにすることができる。
また、隙間部35,36の長さL2は、共振周波数f2の周波数帯における最適なインピーダンス50Ω(付近)に対応する長さに調整される。このため、マルチバンド平面アンテナ30の高い方の共振周波数f2のインピーダンスを適切な値にできる。
また、アンテナエレメント331,341の面積は、長さL4の調整により、最適な入力インピーダンス50Ω(付近)に対応する面積に調整される。このため、マルチバンド平面アンテナ30の低い方の共振周波数f1の入力インピーダンスを適切な値にすることができる。
また、マルチバンド平面アンテナ30は、平面アンテナ30AにおけるX方向の任意の長さの一部分を切り取り可能な切り取り線を有する連結部333A,343Aから、当該切り取り線を用いて隙間部35,36に対応する部分を切り取ることにより作製されている。このため、高い方の共振周波数f2を所望の値に容易に調整できる。また、高い方の共振周波数f2のインピーダンスを適切な値に容易に調整できる。
また、ハンディターミナル1は、マルチバンド平面アンテナ30、無線通信部16、GPS部17及びCPU11を備える。このため、マルチバンド平面アンテナ30を用いて、共振する周波数帯を2つ(GPS信号の受信とW−CDMAの送信との周波数帯)にして通信することができる。
(変形例)
図15〜図17を参照して、上記実施の形態の変形例を説明する。先ず、図15及び図16を参照して、本変形例のマルチバンド平面アンテナ30Bの構成を説明する。図15に、マルチバンド平面アンテナ30Bの平面構成を示す。図16に、マルチバンド平面アンテナ30Bと等価のマルチバンドダイポールアンテナ30Cの構成を示す。
本変形例の装置構成は、ハンディターミナル1において、マルチバンド平面アンテナ30を、マルチバンド平面アンテナ30Bに代えた構成である。このため、主としてマルチバンド平面アンテナ30Bの説明を行う。マルチバンド平面アンテナ30Bは、3つの共振する周波数帯を有する不平衡型アンテナとしてのマルチバンドアンテナである。不平衡型アンテナとは、電位の分布が左右非対称なアンテナである。
上記実施の形態のマルチバンド平面アンテナ30は、2つの周波数帯で共振するマルチバンドアンテナであった。しかしながら、例えば、マルチバンド平面アンテナとして、GPS通信方式と、W−CDMA方式の上り及び下りとの組合せ等の通信を行うように、3つの周波数帯で共振するトライバンドアンテナの要請がある。このため、マルチバンド平面アンテナ30Bは、トライバンドアンテナとして構成されている。マルチバンド平面アンテナ30Bは、一例として、GPS通信の1.57[GHz]帯と、W−CDMA方式の上りの1.9[GHz]帯と、同じく下りの2.1[GHz]帯との3つの周波数帯で共振するマルチバンドアンテナとした。
なお、無線通信部16は、マルチバンド平面アンテナ30から入力されるW−CDMAの受信電波の電気信号を復調してCPU11に出力するとともに、CPU11等から入力される送信用データの電気信号を変調して、マルチバンド平面アンテナ30に出力し、W−CDMAの電波を送信させる。
図15に示すように、マルチバンド平面アンテナ30Bは、フィルム31(図示略)と、アンテナ導体部32Bと、を備える。アンテナ導体部32Bは、第1のアンテナ部、第2のアンテナ部としてのアンテナ部33B,34Bを有する。
アンテナ部33Bは、アンテナエレメント331,332と、第1の連結部としての連結部333Bと、接続部及び半田付けパッド(図示略)と、を有する。アンテナ部34Bは、アンテナエレメント341,342と、第2の連結部としての連結部343Bと、接続部及び半田付けパッド(図示略)と、を有する。また、アンテナエレメント331,332の間の平面において、アンテナエレメント332のX方向の長さに対応する部分から連結部333Bを除く矩形部分を、第1の隙間部としての隙間部35Bとする。同様に、アンテナエレメント341,342の間の平面において、アンテナエレメント342のX方向の長さに対応する部分から連結部343Bを除く矩形部分を、第2の隙間部としての隙間部36Bとする。
連結部333Bは、連結部333と同様であるが、X方向の長さが異なる。連結部343Bは、連結部343と同様であるが、X方向の長さが異なる。同様に、第1の隙間部としての隙間部35Bは、隙間部35と同様であるが、X方向の長さが異なる。第2の隙間部としての隙間部36Bは、隙間部36と同様であるが、X方向の長さが異なる。
つまり、マルチバンド平面アンテナ30Bは、マルチバンド平面アンテナ30と同様に、平面アンテナ30Aの連結部333A,343Aの一部分を切り取って作製される。隙間部35BのX方向の長さを、長さL22とする。隙間部36BのX方向の長さを、長さL23とする。また、L22≠L23であり、L1>L22>L23である。
図16に示すように、マルチバンド平面アンテナ30Bに等価なマルチバンドダイポールアンテナ30Cは、アンテナエレメント331C,332C,341C,342Cと、連結部333C,343Cと、を備える。アンテナエレメント331C(341C)のX方向の長さは、長さL1である。アンテナエレメント332CのX方向の長さは、長さL22である。アンテナエレメント342CのX方向の長さは、長さL23である。
長さL22=λ22/4(λ22:電波の波長)とした場合の波長λ22に対応する周波数を周波数f22とする。また、長さL23=λ23/4(λ23:電波の波長)とした場合の波長λ23に対応する周波数を周波数f23とする。周波数f1=1.57[GHz]とし、共振周波数f22=1.91[GHz]とし、共振周波数f23=2.12[GHz]とした。
次いで、図17を参照して、マルチバンド平面アンテナ30Bの動作を説明する。図17に、マルチバンド平面アンテナ30Bの周波数に対するSパラメータと、各共振周波数のアンテナ電流分布と、を示す。
図17に示すように、マルチバンド平面アンテナ30BのSパラメータは、1.57[GHz]と、1.91[GHz]と、2.12[GHz]と、の3つの周波数で、落ち込みが見られる。つまり、マルチバンド平面アンテナ30Bは、周波数f1,f22,f23で共振するマルチバンドアンテナであることが確認された。
また、共振周波数f1,f22,f23の電波を受信(又は送信)した場合のマルチバンド平面アンテナ30Bに流れるアンテナ電流をシミュレーションした。そのシミュレーション結果は、図17に示すような電流分布となった。
図17に示すように、マルチバンド平面アンテナ30Bの共振周波数f1に対応して、アンテナエレメント331,341に対応する部分に、高いアンテナ電流が流れて共振している。また、マルチバンド平面アンテナ30Bの共振周波数f22に対応して、隙間部35Bの周りに対応する部分に、高いアンテナ電流が流れて共振している。また、マルチバンド平面アンテナ30Bの共振周波数f23に対応して、隙間部36Bの周りに対応する部分に、高いアンテナ電流が流れて共振している。
以上、本変形例によれば、マルチバンド平面アンテナ30Bは、アンテナエレメント331,341のX方向の長さL1が、共振周波数f1に対応する長さであり、隙間部35BのX方向の長さL22が、共振周波数f1より高い共振周波数f22に対応する長さであり、隙間部36BのX方向の長さL23が、共振周波数f1,f22より高い共振周波数f23に対応する長さである。
このため、マルチバンド平面アンテナ30Bが、アンテナエレメント331,341の長さL1に対応する共振周波数f1と、隙間部35Bの長さL22に対応する共振周波数f22と、隙間部36Bの長さL23に対応する共振周波数f23と、で共振するので、平面アンテナにおける共振する周波数帯を3つにすることができる。
マルチバンド平面アンテナの3つの共振周波数の周波数帯の組合せは、GPS通信の1.57[GHz]、W−CDMAの通信の上り1.91[GHz]、下り2.1[GHz]の周波数帯の組合せに限定されるものではなく、他の周波数帯の組み合わせとしてもよい。例えば、マルチバンド平面アンテナが海外の携帯電話通信方式のアンテナとして、GSM(Global System for Mobile Communications)の850[MHz]、900[MHz]、1.8[GHz]、1.9[GHz]の周波数帯のうちの3つの周波数帯で共振する構成としてもよい。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係るマルチバンド平面アンテナ及び電子機器の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態(インピーダンス調整等)及び変形例を組合せる構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、電子機器としてハンディターミナルを用いる構成としたが、これに限定されるものではない。電子機器としては、PDA、携帯電話機、ラップトップPC(Personal Computer)等、他の電子機器としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、ハンディターミナル1が、マルチバンド平面アンテナ30及び無線通信部16を用いた携帯電話通信によるデータ通信機能を有する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ハンディターミナル1が、スピーカ及びマイクを含む通話部を備え、マルチバンド平面アンテナ30及び通話部を用いた携帯電話通信による通話機能を有する構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、ケース部2側に、マルチバンド平面アンテナ30のアンテナ導体部32が面するように配置される構成こととしたが、これに限定されるものではない。例えば、ケース部2側に、マルチバンド平面アンテナ30のフィルム31が面するように配置される構成としてもよい。また、フィルム31の上に設けられたアンテナ導体部32の上にさらに絶縁体の絶縁層を設ける構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例におけるマルチバンド平面アンテナ30,30Bと、ハンディターミナル1との各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
1 ハンディターミナル
2 ケース部
11 CPU
12 操作部
12A 各種キー
12B トリガキー
13 RAM
14 表示部
15 ROM
16 無線通信部
17 GPS部
18a アンテナ
18 無線LAN通信部
19 フラッシュメモリ
20 I/F部
21 スキャナ部
22 バス
30,30B マルチバンド平面アンテナ
30A 平面アンテナ
30C マルチバンドダイポールアンテナ
31 フィルム
32,32B アンテナ導体部
33,34,33A,34A,33B,34B アンテナ部
331,332,341,342,331C,332C,341C,342C アンテナエレメント
333,343,333A,343A,333B,343B,333C,343C 連結部
334,344 接続部
37 コンデンサ
P 給電点
40 同軸ケーブル
41 芯線
42 絶縁体
43 外部導体
44 保護被覆部
50 平面アンテナ
53,54 アンテナエレメント
531,541 下辺
532,542 上辺

Claims (7)

  1. 絶縁体のフィルムと、
    前記フィルム上に形成された第1のアンテナ部と、
    前記フィルム上に形成され、給電点を挟んで前記第1のアンテナ部に対向して配置された前記第2のアンテナ部と、を備え、
    第1のアンテナ部は、
    延在方向に第1の共振周波数に対応する長さの辺を有する帯状の第1のアンテナエレメントと、
    前記第1のアンテナエレメントと所定距離をおいて平行に配置され、前記第1のアンテナエレメントよりも短い帯状の第2のアンテナエレメントと、
    前記第1のアンテナエレメント及び前記2のアンテナエレメントを連結する第1の連結部と、を備え、
    前記第1のアンテナエレメント及び前記第2のアンテナエレメントの間のうち、前記第2のアンテナエレメントの前記延在方向の長さに対応する部分から前記第1の連結部を除いた第1の隙間部の前記延在方向の長さは、前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数に対応する長さであり、
    第2のアンテナ部は、
    延在方向に前記第1の共振周波数に対応する長さの辺を有する帯状の第3のアンテナエレメントと、
    前記第3のアンテナエレメントと所定距離をおいて平行に配置され、前記第3のアンテナエレメントよりも短い帯状の第4のアンテナエレメントと、
    前記第3のアンテナエレメント及び前記4のアンテナエレメントを連結する第2の連結部と、を備え、
    前記第3のアンテナエレメント及び前記第4のアンテナエレメントの間のうち、前記第4のアンテナエレメントの前記延在方向の長さに対応する部分から前記第2の連結部を除いた第2の隙間部の前記延在方向の長さは、前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数に対応する長さであるマルチバンド平面アンテナ。
  2. 前記第1の隙間部の前記延在方向の長さと、前記第2の隙間部の前記延在方向の長さとは、同じ長さである請求項1に記載のマルチバンド平面アンテナ。
  3. 前記第1の隙間部の前記延在方向の長さと、前記第2の隙間部の前記延在方向の長さとは、
    前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数の周波数帯における適切なインピーダンスに対応する長さである請求項1又は2に記載のマルチバンド平面アンテナ。
  4. 前記第1のアンテナエレメントと、前記第3のアンテナエレメントとは、
    前記第1の共振周波数よりも高い共振周波数における適切な入力インピーダンスに対応する面積を有する請求項1から3のいずれか一項に記載のマルチバンド平面アンテナ。
  5. 前記第1の隙間部の前記延在方向の長さと、前記第2の隙間部の前記延在方向の長さとは、
    異なる長さである請求項1に記載のマルチバンド平面アンテナ。
  6. 前記第1の連結部は、
    前記延在方向に対応する任意の長さの部分を切り取るための切り取り線を有する、前記第1のアンテナエレメント及び前記第2のアンテナエレメントを連結する連結部から、当該切り取り線を用いて一部分を切り取ることにより作製され、
    前記第2の連結部は、
    前記延在方向に対応する任意の長さの部分を切り取るための切り取り線を有する、前記第3のアンテナエレメント及び前記第4のアンテナエレメントを連結する連結部から、当該切り取り線を用いて一部分を切り取ることにより作製されている請求項1から5のいずれか一項に記載のマルチバンド平面アンテナ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のマルチバンド平面アンテナと、
    前記マルチバンド平面アンテナを介して外部機器と無線通信する通信手段と、
    前記通信手段を制御する制御手段と、を備える電子機器。
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