JP2010276514A - 検体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの操作を簡略化しつつ消費電力を抑制することが可能な検体処理装置を提供する。
【解決手段】検体処理装置は、検体を収容した検体容器を吸引位置に搬送する搬送装置30と、前記吸引位置に搬送された前記検体容器から前記検体を吸引し、吸引した前記検体を測定する測定装置10とを備える。測定装置10が休止状態にあるとき、制御部117は、前記吸引位置に至る搬送経路上の所定位置に前記検体容器が存在することがセンサ部132により検知されたことに基づいて、測定装置10を前記休止状態から解除する。これにより、ユーザは、休止状態を解除するために、別途、特別な指示入力を行う必要がなく、ユーザの操作を簡便なものとすることができる。また、休止状態の解除の後、装置を検査工程へと円滑に移行させることができるため、無駄に電力が消費されるのを回避することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、尿や血液等の検体に対し、検査・分析等の所定の処理を行う検体処理装置に関する。
尿や血液等の検体を処理するための検体処理装置が、病院等の医療機関において用いられている。かかる検体処理装置には、空圧源を用いて、検体容器から吸引された検体を各部に移送するものもある。
この種の検体処理装置には、消費電力を抑制するために、装置を非活動状態に移行させる機能を有するものがある(たとえば、特許文献1)。非活動状態では、たとえば、試薬保冷庫や制御部等、通電を維持する必要のある構成部以外への通電が停止される。非活動状態の解除は、操作部に対するユーザからの起動指示の入力、もしくは、上位システムに対する患者情報の登録によって実行される。検体の分析は、非活動状態が解除され、検体処理装置の準備動作が完了した後に、ユーザがスタートボタンを選択することによって開始される。
特開2003−121449号公報
上記2つの解除形態のうち、操作部に対する起動指示の入力により非活動状態を解除する場合には、ユーザは、起動指示の入力を行い、検体処理装置の所定位置に検体を投入し、更にスタートボタンを選択することによって検体の処理開始を指示する必要があり、操作が煩雑になるとの課題があった。
他方、上位システムに対する患者情報の登録により休止状態を解除する場合には、患者情報が登録されてから、実際に検体処理装置における処理が行われるまでに長時間を要すると、その間に、無駄な電力消費が生じてしまうとの課題が生じる。上位システムに患者情報が登録された後には、採血や遠心分離等の工程が行われる場合が多く、検体処理装置における処理が行われるまでに長期を要する場合が少なくない。よって、このように患者情報の登録により休止状態が解除されると、検体に対して処理が開始されるまでに、無駄な電力消費が生じる結果となってしまう。
本発明は、これらの課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作を簡略化しつつ消費電力を抑制することが可能な検体処理装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る検体処理装置は、検体を収容した検体容器を吸引位置に搬送する搬送部と、前記吸引位置に搬送された前記検体容器から前記検体を吸引し、吸引した前記検体を処理する処理部と、前記処理部を休止状態に移行させる休止移行手段と、前記吸引位置に至る搬送経路上の所定位置で前記検体容器の存在を検知する検知手段と、前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されたことに基づいて、前記処理部を前記休止状態から解除する休止解除手段とを備える。
本態様に係る検体処理装置によれば、検知手段により検体容器の存在が検知されたことに基づいて、処理部が休止状態から解除されるため、ユーザは、休止状態を解除するために、別途、特別な指示入力を行う必要がなく、ユーザの操作を簡便なものとすることができる。また、搬送経路上に検体容器が存在し、検体容器が吸引位置に搬送され得る状態となったときに、休止状態が解除されるため、休止状態の解除の後、装置を処理工程へと円滑に移行させることができ、よって、休止状態の解除の後に、無駄に電力が消費されるのを回避することができる。
本態様に係る検体処理装置は、前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されたことに基づいて、前記検体容器を前記吸引位置に搬送するよう前記搬送部を制御する搬送制御手段をさらに備える構成とされ得る。こうすると、ユーザは、処理部が休止状態から処理可能状態になるのを待つ必要がなく、開始指示を行うだけで、検体容器を吸引位置に搬送し、検体に対する処理を行うことができる。
また、本態様に係る検体処理装置において、前記搬送制御手段は、前記検知手段により前記検体容器の存在が検知され、且つ、前記処理部の前記休止状態からの解除が完了したときに、前記検体容器を前記吸引位置に搬送するよう前記搬送部を制御するよう構成され得る。こうすると、処理部の休止状態からの解除が完了する前に検体を吸引してしまうことによる不具合の発生を確実に防止することができる。
また、本態様に係る検体処理装置において、前記搬送制御手段は、前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されると、前記処理部の前記休止状態からの解除の完了前に、前記検体容器を前記吸引位置に搬送するよう前記搬送部を制御するよう構成され得る。こうすると、休止状態が解除された後、処理部が処理可能状態となるまでの期間を利用して、検体容器を吸引位置へと搬送することができ、処理部が処理可能状態となった後、速やかに、検体の処理を行うことができる。
また、本態様に係る検体処理装置は、前記処理部の前記休止状態からの解除が完了したか否かを判定する解除判定手段をさらに備え、前記処理部は、前記検体容器が前記吸引位置に搬送されたときに、前記解除判定手段により前記休止状態からの解除が完了していないと判定された場合、前記検体の吸引を待機するよう構成され得る。こうすると、処理部が動作状態になった後、速やかに、検体の処理を行うことができるとともに、処理部の休止状態からの解除が完了する前に検体を吸引してしまうことによる不具合の発生を確実に防止することができる。
また、本態様に係る検体処理装置は、前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されたことに基づいて、前記検体に対する処理が自動で行われることを報知するための報知手段をさらに備える構成とされ得る。こうすると、操作に不慣れなユーザであっても、検体処理装置の前から離れてもよいことを容易に把握することができる。
また、本態様に係る検体処理装置は、前記搬送部の制御を、前記所定位置に前記検体容器が存在すると当該検体容器を前記吸引位置に搬送する自動搬送モードと、前記所定位置に前記検体容器が存在しても当該検体容器を前記吸引位置に搬送しない搬送停止モードとに設定する搬送制御設定手段をさらに備える構成とすることができる。この場合、前記休止解除手段は、前記搬送部の制御が前記搬送停止モードに設定されているとき、前記検知手段による検知結果に拘わらず、前記処理部を前記休止状態から解除しないよう構成される。こうすると、たとえば処理部の調整作業中に、不意に処理部が休止状態から解除されるのを防止することができる。
なお、このように搬送部の制御が搬送停止モードに設定されている場合、前記検知手段は、前記所定位置における検体容器の検知を行わないよう構成され得る。こうすると、検知手段における無駄な検知動作を抑制することができる。
また、このように搬送部の制御が搬送停止モードに設定されている場合には、開始指示受付手段によって処理の開示指示が受け付けられたことに応じて、搬送部の制御を自動搬送モードに設定するよう構成することができる。さらに、搬送部の制御が自動搬送モードに設定されているときに、中止指示受付手段によって処理の中止指示が受け付けられると、搬送部の制御を搬送停止モードに設定するよう構成することもできる。こうすると、ユーザは、任意に、搬送部の制御を自動搬送モードと搬送停止モードとの間で切り替えることができる。特に、中止指示受付手段によって処理の中止指示が受け付けられると、搬送部の制御を搬送停止モードに設定するよう構成すると、ユーザに検体を処理する意志がないにもかかわらず休止状態が解除されてしまい、無駄な電力が消費されるのを回避することができる。
また、本態様に係る検体処理装置は、前記処理部の動作状況を監視する動作状況監視手段さらに備え、前記休止移行手段は、前記動作状況監視手段により、前記処理部が所定期間動作していないことが検知されると、前記処理部を前記休止状態に移行させる構成とされ得る。こうすると、処理部を、適正に休止状態に設定することができる。なお、処理部を休止状態に移行させるために設定された上記所定期間は、ユーザにおいて任意に設定できるようにするのが望ましい。こうすると、ユーザは、たとえば、患者数ないし処理装置の使用頻度に応じて、適正に、検体処理装置を休止状態に移行させることができる。
本態様に係る検体処理装置において、前記処理部は、吸引した前記検体を移送するための圧力を生成する圧力生成部を備え、前記休止移行手段は、前記圧力生成部への電力の供給を停止する設定処理を含むよう構成され得る。こうすると、消費電力を効果的に抑制することができる。
また、本態様に係る検体処理装置において、前記処理部は、前記検体容器から吸引された前記検体に対し所定の測定処理を行うよう構成され得る。こうすると、ユーザは、特別な指示入力を行うことなく、検体に対する測定を行うことができる。
以上のとおり、本発明によれば、ユーザの操作を簡略化しつつ消費電力を抑制することが可能な検体処理装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態により何ら制限されるものではない。
第1の実施形態に係る検体検査システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る測定装置と搬送装置の外観構成を示す図である。 第1の実施形態に係る搬送装置の構成を説明するための図である。 第1の実施形態に係る検体容器の搬送動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る流体ユニットの構成を示す流体ブロック図である。 第1の実施形態に係る測定装置と搬送装置の回路ブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る休止状態への移行処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る再開処理1を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る再開処理2を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る再開処理3を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る再開処理4を示すフローチャートである。 再開処理1を変形した再開処理5を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る検体検査システムの構成を示す図である。
本実施の形態は、尿中に含まれる赤血球、白血球、上皮細胞等の検査(尿沈査の検査)を行う臨床検体検査装置に本発明を適用したものである。これらの検査は、他の検査装置によって尿蛋白、尿糖等の検査(尿定性の検査)が行われた結果、さらに尿沈査の検査が必要であるとされた検体について行われる。本実施の形態では、異なる検体を収容する複数の検体容器がラックにセットされ、このラックが検体検査装置にセットされて各検体の検査が行われる。
1.第1の実施形態
以下、第1の実施形態に係る検体検査装置について、図面を参照して説明する。本実施の形態では、ラックが、ユーザの手によって検体検査装置にセットされる。
図1は、検体検査装置1を含むシステム全体の構成を示す図である。本実施の形態に係る検体検査装置1は、測定装置10、情報処理装置20および搬送装置30からなっている。なお、同図の実施の形態では、測定装置10と情報処理装置20がケーブル40で接続されるよう構成されているが、情報処理装置20が測定装置10に組み込まれるように構成することもできる。
図2は、測定装置10および搬送装置30の外観斜視図である。測定装置10は、ノズル11と、回転器12a、12bと、回転支持器13と、バーコードリーダ14を備えている。搬送装置30は、測定装置10の前面に装着されており、搬送路31を備えている。ラック50は、複数の検体容器51を収容している。各検体容器51の側面には、検体を特定するためのバーコードラベルが貼付されている。
搬送路31の底面は、金属製の平板によって構成されている。ラック50に収容された複数の検体容器51は、搬送装置30のラック押出し機構部およびラック横送り機構部によって、搬送路31上を搬送される。なお、搬送装置30のラック押出し機構部およびラック横送り機構部については、追って図3および図4を参照して説明する。
ノズル11は、搬送路31上の吸引位置にある検体容器51から検体を吸引する。ノズル11は、吸引動作時に、測定装置10内から同図破線で示す位置に移動され、この位置で上下方向に駆動されることにより、吸引位置にある検体容器51に対して挿脱される。回転器12a、12bおよび回転支持器13は、円柱形の滑り止め部材を有する。回転器12a、12bと回転支持器13は、バーコードリーダ14と対向する位置の検体容器51を側面方向から挟み込み、かかる検体容器51をラック50内で周方向に回転させる。これにより、検体容器の側面に付されたバーコードが、バーコードリーダ14に対して向かい合わせにされる。バーコードリーダ14は、検体容器51の側面に付されたバーコードを読み込む。回転器12a、12b、回転支持器13およびバーコードリーダ14については、追って図3および図4を参照して説明する。
図3は、搬送装置30を示す図である。同図(a)および(b)は、それぞれ、搬送路31および搬送装置30を上方から見た場合の平面図であり、同図(c)は、ラック50およびセンサ32の部分を上方から見た場合の平面図である。同図(d)ないし(f)は、ラック押出し機構部33の構成を示す図である。
同図(a)を参照して、搬送路31は、右槽領域31aと左槽領域31bを有し、右槽領域31aと左槽領域31bとは、連結領域31cによって連結されている。連結領域31c中央の、ノズル11に対向する位置(吸引位置)において、検体容器51から検体が吸引される。また、右槽領域31aの最手前位置(Y軸負方向の端部位置)には、検体容器51をセットするための位置(以下、「受入位置」という)が設定されている。なお、ラック50は横方向(X軸方向)に複数の検体容器51を収容しているため、個々の検体容器51の受入位置は、横方向(X軸方向)に一列に並ぶこととなる。
次に、同図(b)を参照して、搬送装置30の構成について説明する。
搬送装置30は、搬送路31に加えて、センサ32と、ラック押出し機構部33と、フォトインタラプタ34と、スイッチ35と、横送り機構部36と、スイッチ37と、ラック押出し機構部38を備えている。なお、同図には、便宜上、ノズル11と、回転器12a、12bと、回転支持器13と、バーコードリーダ14が、併せて図示されている。
センサ32は、検体容器51が受入位置にセットされているかどうかを判別する。センサ32は、同図(c)に示す如く、発光部32aと受光部32bを有する。受入位置にラック50がセットされると、発光部32aからの光が、ラック50の側面によって反射され、受光部32bによって受光される。受入位置にラック50がセットされていないとき、発光部32aからの光は受光部32bによって受光されない。これにより、受入位置におけるラック50(検体容器51)の存在が検知される。なお、ラック50(検体容器51)の検知には、上記のような光学的なセンサを用いてもよいし、ラック50の到着を通電により検知するマイクロスイッチを用いてもよい。
同図(b)に戻って、ラック押出し機構部33は、搬送路31の裏側に位置し、Y軸正方向に駆動する。また、ラック押出し機構部33は、ラック50をY軸正方向に押すためのツメ33a、33bを有する。さらに、ラック押出し機構33は、同図の位置においてフォトインタラプタ34の発光部と受光部の間の隙間(検出ギャップ)に挿入される遮蔽部(図示せず)を有する。ラック押出し機構部33がY軸正方向に駆動することにより、ラック50がツメ33a、33bに押されて右槽領域31aをY軸正方向に移動される。なお、ラック押出し機構部33の構成については、追って同図(d)ないし(f)を参照して説明する。
フォトインタラプタ34は、ラック押出し機構部33が、最手前位置(図示のラック押出し機構部33の位置)にあるかどうかを判別する。すなわち、フォトインタラプタ34の検出ギャップに、ラック押出し機構部33の遮蔽部が入ることにより、ラック押出し機構部33が、最手前位置にあることが検出される。フォトインタラプタ34については、追って同図(f)を参照して説明する。
スイッチ35は、ラック50が右槽領域31aの最奥にあるかどうかを検出する。すなわち、ラック押出し機構部33により、Y軸正方向に押出されたラック50は、右槽領域31aの最奥まで移動されると、ラック50のY軸正方向の側面によりスイッチ35が押される。これにより、右槽領域31aの最奥にラック50が到達したことが検出される。
横送り機構部36は、Y軸に平行な軸の周りに回転するツメ36a、36bを有している。これらのツメ36a、36bは、所定の回転ストロークにおいて、搬送路31の上面から僅かに突出し、搬送路31に沿って、右方向から左方向(X軸正方向)へと移動する。このとき、ラック50の底面部にツメが掛かることにより、右槽領域31aの最奥にあるラック50が、左方向(X軸正方向)へと送られ、連結領域31cを通って左槽領域31bの最奥に移動される。
スイッチ37は、ラック50が左槽領域31bの最奥にあるかどうかを検出する。すなわち、横送り機構部36によって、ラック50が左槽領域31bの最奥まで移動すると、ラック50のX軸正方向の側面によってスイッチ37が押される。これにより、左槽領域31bの最奥にラック50が到達したことが検出される。
ラック押出し機構部38は、搬送路31の左槽領域31b内を、Y軸方向に駆動する。ラック押出し機構部38がY軸正方向に駆動されることにより、左槽領域31bの最奥にあるラック50が、Y軸負方向に押出される。
次に、ラック押出し機構部33の構成について説明する。
同図(d)を参照して、ラック押出し機構部33は、上記ツメ33a、33bに加えて、回転軸33c、33dと、バネ33e、33fと、ストッパ33g、33hと、遮蔽部33iと、ベース板33jを有する。
ベース板33jには、回転軸33c、33dを介して、ツメ33a、33bが回転可能に装着されている。ツメ33a、33bは、それぞれ、バネ33e、33fによって、反時計方向および時計方向に付勢され、ストッパ33g、33hに押し付けられている。
同図の状態からツメ33a、33bにY軸負方向の力が加わっても、ツメ33a、33bは回転することはない。逆に、同図の状態からツメ33a、33bにY軸正方向へ力が加わると、同図(e)の如く、ツメ33a、33bは、それぞれ、バネ33e、33fの付勢に抗して、時計回りおよび反時計回りに回転する。
同図(f)は、ラック押出し機構部33をY軸負方向から見た図である。ツメ33a、33bは、搬送路31の底面よりも上側(Z軸正方向)に位置しており、ベース板33jは、搬送路31の底面よりも下側(Z軸負方向)に位置している。
遮蔽部33iは、ベース板33jの下面に配されている。上記のとおり、遮蔽部33iは、ラック押出し機構部33が最手前位置にあるときに、フォトインタラプタ34の検出ギャップ内に位置づけられる。こうして、ラック押出し機構部33が、最手前位置にあることが、フォトインタラプタ34からの出力から検出される。
図4は、ラック50の搬送動作を示す図である。同図(a)ないし(c)は、それぞれ、右槽領域31a、連結領域31c、左槽領域31bにおけるラック50の移動動作を示す平面図である。
同図(a)を参照して、ラック50は、ラック押出し機構部33のツメ33a、33bにより、手前側の側面を押され、Y軸正方向に移動される。ラック押出し機構部33は、ラック50を右槽領域31aの最奥まで押出した後、再び最手前位置に戻される。このとき、右槽領域31aに他のラック50が存在すると、移動の途中でツメ33a、33bに他のラック50に当接する。しかし、この場合には、図3(e)に示す如く、ツメ33a、33bがバネ33e、33fに抗して回動するため、ラック押出し機構部33は、最手前位置まで円滑に戻ることができる。
同図(b)を参照して、このように搬送されたラック50は、次に、横送り機構部36(同図には図示せず)のツメ36a、36bにより、連結領域31c上を左方向(X軸正方向)に移動される。検体容器51が、バーコードリーダ14に対向する位置に来ると、検体容器51の側面に付されたバーコードがバーコードリーダ14によって読み取られる。このとき、まず、回転器12a、12bが、検体容器51と接する位置までY軸負方向に移動され、その後、回転される。これにより、検体容器51が、回転器12a、12bと回転支持器13に支えられながら、周方向に回転する。検体容器51に付されたバーコードがバーコードリーダ14に正対するときに、バーコードがバーコードリーダ14によって読み取られる。
なお、バーコードリーダ14にて読み取られた情報は、図1で示した情報処理装置20に送信される。情報処理装置20は、受信したバーコード情報とともに、当該検体に対する検査の要否と検査項目の問い合わせを、ホストコンピュータ2に送信する。これを受けて、ホストコンピュータ2から検査の要否と検査項目が情報処理装置20に送信される。当該検体に対する検査が必要である場合、情報処理装置20から測定装置10に、検査の実行と測定項目が送信される。これを受けて、検査装置10は、当該検体を収容した検体容器51が吸引位置に来たところで、ノズル11による検体の吸引を行い、当該検体の測定を行う。この動作は、ラック50内の全ての検体容器51に対して行われる。
こうして、ラック50が横送り機構部36によって左槽領域31bの最奥に送られると、最後に、ラック50は、同図(c)に示す如く、ラック押出し機構部38により、Y軸負方向に押出される。これにより、右槽領域31aから左槽領域31bに移動されたラック50が左槽領域31bの最奥で停留することがないため、次のラック50を横送り機構部36によって円滑に送ることができる。
図5は、測定装置10内の流体ユニットの構成を示す流体回路図である。図示の如く、流体ユニットは、チャンバ、複数の電磁弁、ダイヤフラムポンプ等を備えている。チャンバ15は、測定試料の調製に使用される。上記ノズル11で吸引された検体は、チャンバ15に送られる。
チャンバ15は、希釈液を収容する試薬容器RC1と、染色液を収容する試薬容器RC2とにチューブ等の流体通流路P1、P2を介して接続されている。チャンバ15と試薬容器RC1とを繋ぐ流体通流路P1の途中には、電磁弁SV19、SV20が設けられており、また電磁弁SV19、SV20の間には、ダイヤフラムポンプDP4が設けられている。ダイヤフラムポンプDP4は、陽圧源Pおよび陰圧源V(陽圧源Pおよび陰圧源Vにより空圧源(図6参照)が構成される)が接続されており、ダイヤフラムポンプDP4を陽圧駆動および陰圧駆動することができるようになっている。また、チャンバ15と試薬容器RC2とを繋ぐ流体通流路P2の途中には、電磁弁SV40、SV41が設けられており、また電磁弁SV40、SV41の間には、ダイヤフラムポンプDP5が設けられている。
これら電磁弁SV19、SV20、SV40、SV41およびダイヤフラムポンプDP4、DP5を測定装置10内の制御部が次のように制御して、希釈液および染色液がチャンバ15に供給される。なお、制御部については、追って図6を参照して説明する。
まず、ダイヤフラムポンプDP4よりも試薬容器RC1側に配されている電磁弁SV19を開放し、ダイヤフラムポンプDP4よりもチャンバ15側に配されている電磁弁SV20を閉止した状態で、ダイヤフラムポンプDP4を陰圧駆動することにより、試薬容器RC1から希釈液が定量分取される。その後、電磁弁SV19を閉止し、電磁弁SV20を開放させ、ダイヤフラムポンプDP4を陽圧駆動することにより、定量された希釈液がチャンバ15に供給される。
同様に、ダイヤフラムポンプDP5よりも試薬容器RC2側に配されている電磁弁SV40を開放し、ダイヤフラムポンプDP5よりもチャンバ15側に配されている電磁弁SV41を閉止した状態で、ダイヤフラムポンプDP5を陰圧駆動することにより、試薬容器RC2から染色液が定量分取される。その後、電磁弁SV40を閉止し、電磁弁SV41を開放させ、ダイヤフラムポンプDP5を陽圧駆動することにより、定量された染色液がチャンバ15に供給される。このようにして、検体と試薬(希釈液、染色液)が混合され、尿の試料が調製される。
また、チャンバ15は、チューブおよび電磁弁SV4を含む流体通流路P3を介してフローセル16に接続されている。この流体通流路P3は途中で分岐しており、その分岐先に電磁弁SV1、SV3が直列接続されている。また、電磁弁SV1、SV3の間には、シリンジポンプSP2が設けられている。シリンジポンプSP2にはステッピングモータM2が接続されており、このステッピングモータM2の動作によってシリンジポンプSP2が駆動される。
また、チャンバ15とフローセル16とを繋ぐ流体通流路P3は、更に分岐しており、この分岐先には電磁弁SV29およびダイヤフラムポンプDP6が接続されている。フローセル16により尿を測定する場合には、電磁弁SV4、SV29を開放した状態でダイヤフラムポンプDP6を陰圧駆動して、チャンバ15から試料を吸引することにより、流体通流路P3に当該試料がチャージングされる。試料のチャージングが終了すると、電磁弁SV4、SV29が閉止される。その後、電磁弁SV3を開放し、シリンジポンプSP2を駆動することにより、チャージングした試料がフローセル16へと供給される。
図5に示すように、流体ユニットにはシース液チャンバ17が設けられており、このシース液チャンバ17がフローセル16に流体通流路P4を介して接続されている。この流体通流路P4には、電磁弁SV31が設けられている。かかるシース液チャンバ17は、フローセル16に供給されるシース液を貯留するためのチャンバであり、チューブ、電磁弁SV33を含む流体通流路P5を介して、シース液が収容されたシース液容器EPKに接続されている。なお、試薬容器RC1に収容されている希釈液をシース液として用いることも可能である。
尿の測定の開始前には、電磁弁SV33が開放されてシース液がシース液チャンバ17に供給され、予めシース液チャンバ17にシース液が貯留される。そして、尿の測定が開始されるときには、前述したフローセル16への試料の供給と同期して、電磁弁SV31が開放され、シース液チャンバ17に貯留されたシース液がフローセル16へ供給される。
フローセル16は、光学式のフローサイトメータ内にあり、尿を、半導体レーザによるフローサイトメトリー法によって測定することが可能である。すなわち、レーザ光がフローセル16に照射され、その前方散乱光、側方散乱光、側方蛍光がそれぞれ光検出器によって検出される。各光検出器からの信号(アナログ粒子信号)を処理することにより、波高値やパルス幅を表す粒子データが生成される。
図6は、測定装置10および搬送装置30を含めた回路構成を示す図である。
測定装置10は、検体信号処理部111と、バーコード信号処理部112と、センサ信号処理部113と、通信部114と、駆動部制御ドライバ115と、記憶部116と、制御部117を有する。搬送装置30は、搬送駆動部131と、センサ部132と、中継基板133を有する。
検体信号処理部111は、上記フローセル16にレーザ光を照射して検出された信号を処理して粒子データを生成する。生成された粒子データは、制御部117を介して、一旦、記憶部116に記憶される。バーコード信号処理部112は、バーコードリーダ14の出力信号を処理してバーコードデータを生成する。センサ信号処理部113は、測定装置10内のセンサ系と、搬送装置30内のセンサ部132の出力信号を処理し、処理結果を制御部117に出力する。なお、測定装置10内のセンサ系には、測定装置10の電源スイッチ等が含まれる。
通信部114は、情報処理装置20の信号を処理して制御部117に出力するとともに、制御部117からの信号を処理して情報処理装置20に出力する。上記のように、バーコード信号処理部112にて生成されたバーコードデータは、通信部114から情報処理装置20に送信される。これを受けて、情報処理装置20から通信部114に対し、当該バーコードデータに対応する検体の測定要否および測定項目が送信される。これに応じて、検体の測定が行われると、その測定結果(粒子データ)が、記憶部116に一旦格納された後、通信部114から情報処理装置20に送信される。
駆動部制御ドライバ115は、制御部117からの信号をもとに、測定装置10内の空圧源および駆動系を駆動させ、また、搬送装置30内の搬送駆動部131を駆動させる。なお、測定装置10内の空圧源は、図2で示した、ノズル11や、図5で示した、ダイヤフラムポンプ等に圧力供給を行う。また、測定装置10内の駆動系には、図2で示した、ノズル11、回転器12a、12bを駆動するための駆動機構や、図5で示した、電磁弁、ステッピングモータ等を駆動させるための駆動機構が含まれる。
記憶部116は、検体信号処理部111にて生成された粒子データや、バーコード信号処理部112にて生成されたバーコードデータ等を記憶する。また、記憶部116は、制御部117の作業領域としても用いられる。制御部117は、ROMとCPUから構成され、ROMに格納された制御プログラムに従って各部を制御する。
搬送駆動部131は、駆動部制御ドライバ115からの指令をもとに駆動される。なお、搬送駆動部131には、図3で示した、ラック押出し機構部33、横送り機構部36、ラック押出し機構部38が含まれる。センサ部132は、各種センサからの出力信号を、中継基板133と、測定装置10のセンサ信号処理部113に出力する。なお、センサ部132には、図3で示した、センサ32、フォトインタラプタ34、スイッチ35、37が含まれている。中継基板133は、搬送装置30に他の搬送装置が連結され、ラック50が他の測定装置から測定装置10に搬送される場合に、センサ部132からの出力信号を、他の測定装置に出力する。
なお、情報処理装置20では、測定装置10から送信された測定結果(粒子データ)に基づいて、特徴パラメータ(粒径、粒子体積)が生成され、さらに粒度分布図およびスキャッタグラムの生成等が行われる。
図7は、情報処理装置20の回路構成を示す図である。
情報処理装置20は、パーソナルコンピュータよりなっており、本体120と、入力部128と、表示部129から構成されている。本体120は、CPU121と、ROM122と、RAM123と、ハードディスク124と、読み出し装置125と、I/Oインターフェイス126と、画像出力インターフェイス128を有する。
CPU121は、ROM122に記憶されているコンピュータプログラムおよびRAM122にロードされたコンピュータプログラムを実行する。RAM123は、ROM122およびハードディスク124に記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU121の作業領域としても利用される。
ハードディスク124には、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムなど、CPU121に実行させるための種々のコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。すなわち、ハードディスク124には、測定装置10への測定オーダ(動作命令)の送信、測定装置10で測定した測定結果の受信および処理、処理した分析結果の表示等を行う操作プログラムがインストールされている。
読出装置125は、CDドライブまたはDVDドライブ等によって構成されており、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムおよびデータを読み出すことができる。I/Oインターフェイス126には、マウスやキーボードからなる入力部128が接続されており、ユーザが入力部128を使用することにより、情報処理装置20にデータが入力される。また、I/Oインターフェイス126により、図1で示したように、測定装置10およびホストコンピュータ2に対して、データの送受信が可能となる。
画像出力インターフェイス127は、液晶ディスプレイ等で構成された表示部129に接続されており、画像データに応じた映像信号を、表示部129に出力する。表示部129は、入力された映像信号をもとに、画像を表示する。
図8は、本実施の形態に係る休止状態への移行の処理フローを示す図である。
S1では、図6で示した制御部117により、測定装置10および搬送装置30の動作状況が監視される。
S2では、動作状況の監視において、所定の条件に合致してから、所定時間(15分)経過したかが判断される。所定時間(15分)が経過したと判断されると(S2:YES)、S3に進む。所定時間(15分)が経過していないと判断されると(S2:NO)、S1に戻って動作状況の監視が継続される。
ここで、所定の条件とは、センサ32、スイッチ35、37によって、ラック50が検知されない状態とされる。なお、かかる所定の条件は、ユーザが利用形態に合わせて設定を変更することができる。例えば、所定の条件を、センサ32、スイッチ35、37の何れかによって、ラック50が検知されない状態としても良い。また、所定時間についても、ここでは15分としたが、ユーザは利用形態に合わせて変更することができる。この変更は、情報処理装置20の入力部128から行われる。
S3では、測定装置10が休止状態となるよう移行処理が行われる。ここで、休止状態とは、図6に示した空圧源に対する電力供給が停止される状態をいう。具体的には、休止状態への移行処理が開始されると、試料等が混ざり合わないように流体ユニットの電磁弁の閉止等が行なわれ、その後、空圧源に対する電源供給が停止される。
次に、休止状態が解除され、測定が再開される場合の処理フローについて、図9ないし12を参照して説明する。
図9は、再開処理1の処理フローを示す図である。
制御部117は、搬送装置30のセンサ32からの信号により、受入位置に検体容器51(ラック50)が存在するかを判別する(S101)。検体容器51が受入位置にセットされると(S101:YES)、制御部117は、現在の状態が休止状態かどうかを判断する(S102)。現在の状態が休止状態である場合(S102:YES)、制御部117は、S103の処理を行い、現在の状態が休止状態ではなければ(S102:NO)、S105の処理を行う。
S103において、制御部117は、情報処理装置20の表示部129に、“自動的に休止状態が解除され、検体の吸引作業が開始される”旨の表示を行わせるための信号を、通信部114を介して情報処理装置20に送信する。これを受けて、情報処理装置20は、表示部129に、上記表示を行う。これにより、装置の操作に不慣れなユーザであっても、休止状態の解除後、自動的に吸引動作が開始されることが分かり、装置の前から離れても良いことが分かる。
制御部117は、続くS104にて、休止状態の解除を開始する。これにより、空圧源の駆動等の準備動作が行われる。S105では、休止状態の解除が完了したかどうか判断される。制御部117は、休止状態の解除が完了したと判断すると(S105:YES)、検体容器51内の検体を吸引できるよう、ラック50の搬送を実行する。すなわち、制御部117は、搬送装置30のセンサ部132からの信号をもとに、駆動部制御ドライバ115を介して、搬送装置30の搬送駆動部131を制御する。これにより、ラック50が移動され、検体容器51が吸引位置に位置付けられる。
その後、制御部117は、駆動部制御ドライバ115を介して、吸引位置に搬送された検体容器51から検体を吸引し、吸引した検体を、流体ユニット(図5)のチャンバ15に送液する(S107)。しかる後、制御部117は、上記の如く、フローサイトメータを用いて検体の測定を行い、さらに、測定結果を検体信号処理部111で処理して粒子データを生成する(S108)。そして、制御部117は、生成された粒子データを、通信部114を介して、情報処理装置20に送信する。
図10は、上記再開処理1の一部を変更した再開処理2の処理フローを示す図である。同図のS201〜S204は、図9で示した再開処理1のS101〜S104と同じであるため、ここでは説明を省略し、S205以降について説明する。
S204において、休止状態の解除が開始されると、制御部117は、休止状態の解除が完了する前に、ラック50の搬送を実行する、これにより、検体容器51が吸引位置に位置付けられる。こうして、検体容器51の搬送を行った後、制御部117は、休止状態の解除が完了したかどうかを判断する(S206)。休止状態の解除が完了していなければ(S206:NO)、制御部117は、休止状態の解除が完了するのを待機する(S208)。その後、休止状態の解除が完了すると(S206:YES)、制御部117は、ノズル11によって検体容器51内の検体を吸引し(S207)、検体の測定を実行する(S209)。
このように、再開処理2によれば、休止状態の完了を待たずに検体容器51が吸引位置へ搬送されるため、休止状態が解除されると直ちに検体の吸引が開始され得る。このため、再開処理2では、再開処理1に比べ、検体の測定および分析をより早く実行することができる。また、再開処理2によれば、休止状態の解除が完了するまで検体の吸引を待機するので、休止状態の解除が完了する前に検体を吸引してしまうことによる不具合の発生を確実に防止することができる。
図11は、再開処理3の処理フローを示す図である。
再開処理3は、検体容器51がセンサ32により検知された場合に、自動的に休止状態を解除し検体の吸引を開始する処理モード(以下、「自動搬送モード」という)と、検体容器51がセンサ32により検知された場合に、自動的に休止状態を解除せず、且つ検体の吸引も開始されない処理モード(以下、「搬送停止モード」という)を備えている。これらの処理モードは、情報処理装置20を介して設定可能となっている。
制御部117は、S301において、現在の処理モードが、搬送停止モードであるかどうかを判断する。搬送停止モードである場合(S301:YES)、制御部117は、次に、測定装置10が開始指示を受け付けたかを判断する(S302)。ユーザが情報処理装置20を操作することにより、情報処理装置20から測定装置10が開始指示を受け付けた場合(S302:YES)、制御部117は、処理モードを、搬送停止モードから自動搬送モードに処理モードを変更する(S304)。
一方、S301において、現在の処理モードが自動搬送モードであると判断されると(S301:NO)、制御部117は、次に、測定装置10が中止指示を受け付けたかを判断する(S303)。ユーザが情報処理装置20を操作することにより、情報処理装置20から測定装置10が中止指示を受け付けた場合(S303:YES)、制御部117は、処理モードを、自動搬送モードから搬送停止モードに変更する(S305)。
処理モードが自動搬送モードにあるときに(S303:NO、S304)、センサ32により検体容器51が検知ると(S306:YES)、制御部117は、S307に進んで、休止状態の解除を行う。以下、S307〜S313については、図9で示した再開処理1のS101〜S108と同様の処理フローであるため、ここでは説明を省略する。
なお、S303の中止指示受付は、S301〜S313の何れの処理フローの実行中であっても、実行できるように設定される。すなわち、処理途中であっても、中止指示受付があれば、直ちに現在の処理モードが搬送停止モードに変更されるようにする。この場合、既に処理実行中の検体51は、滞りなく最終処理フロー(S313)まで実行される。
このように、再開処理3によれば、現在の処理モードが搬送停止モードの場合、開始指示受付がない限り、S306以降の処理は行われない。よって、たとえば測定部の調整作業中に、不意に測定装置10が休止状態から解除されるのを防止することができる。また、再開処理3では、測定装置10に対して開始指示または中止指示を出すことにより、ユーザは、処理モードを自動搬送モードと搬送停止モードに任意に切り替えることができる。特に、再開処理3では、中止指示を出すことにより、処理モードが搬送停止モードに自動的に切り替えられるので、ユーザに検体を処理する意志がないにもかかわらず休止状態が解除されてしまい、無駄な電力が消費されるのを回避することができる。
なお、処理モードが搬送停止モードである場合、センサ32による検知が一切停止されてもよい。こうすると、受入位置に検体容器51があっても、検体容器51はセンサ32により検知されないため、センサ32における無駄な検出動作を抑制することができる。
図12は、上記再開処理3の一部を変更した再開処理4の処理フローを示す図である。同図のS406〜S414とS401〜S406は、それぞれ、図10で示した再開処理2のS201〜S209と、図11で示した再開処理3のS301〜S306と同じである。こうすると、再開処理3による効果に加え、再開処理2の効果を奏することができる。
以上、本実施形態によれば、測定装置が非動作状態となった後所定時間が経過すると、測定装置10が休止状態となる。これにより、消費電力の大きい空圧源において不要な電力供給が低減され、検体検査装置の消費電力が低く抑えられ得る。また、測定装置10が休止状態になると、空圧源の駆動による騒音が低減され得る。
また、本実施形態によれば、センサ32により検体容器51が受入位置にあることが検知されると、測定装置10および搬送装置30の休止状態が解除され、さらに検体容器51が吸引位置まで搬送され、測定が開始される。これにより、ユーザは、休止状態が解除された後に、再度検査開始の指示をする必要がなくなるため、操作ステップが簡略化され得る。
また、本実施形態によれば、処理モードが自動搬送モードおよび搬送停止モードの何れかに設定され得る。これにより、処理モードが搬送停止モードの場合に、不意に測定部が休止状態から解除されるのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、情報処理装置20を介して、測定装置30に開始指示および中止指示を出すことができる。これにより、処理モードが自動搬送モードの場合は搬送停止モードに、処理モードが搬送停止モードの場合は自動搬送モードに、それぞれ変更することができる。
なお、上記第1の実施の形態の検体検査装置は、センサにより検体容器を検知すると、自動的に、休止状態を解除するとともに検体を測定するように構成されているが、センサにより検体容器を検知すると、休止状態では無効化されていたスタートボタンを有効化し、測定開始の指示を受け付けると、休止状態を解除するとともに検体を測定するように構成してもよい。
図13は、再開処理5の処理フローを示す図である。
再開処理5は、図9に示した再開処理1の処理フローにおいて、S501およびS502がS102とS103の間に配置され、さらに、S503が、図示の如く、配置された場合のフローである。
この場合、制御部117は、センサにより検体容器が検知され(S101:YES),かつ、休止状態であると判定されると(S102:YES)、情報処理装置20の表示部129に表示されるスタートボタンを有効化する(S501)。具体的には、検体検査装置1が休止状態にあるときには、情報処理装置20のCPU121は、ユーザから表示されたスタートボタンの選択を受けても、測定装置10の制御部117に対して何も信号を送信せず、スタートボタンを無効化している。これに対し、S501の有効化処理により、情報処理装置20のCPU121は、ユーザから表示されたスタートボタンの選択を受けると、制御部117に測定開始の指示を示す信号を送信するようになる。次に、制御部117は、情報処理装置20からの信号により、ユーザが、情報処理装置20に対して、測定開始の指示をしたかを判別する(S502)。制御部117は、測定開始の指示を受け付けた場合(S502:YES)、S103の処理を実行する。S103以降の処理は再開処理1と同様であるので説明を省略する。一方、S102において休止状態ではないと判定された場合(S102:NO)、制御部117は、ユーザが、情報処理装置20に対して、測定開始の指示をしたかを判別する(S503)。なお、この場合は休止状態ではないので、スタートボタンは有効な状態である。制御部117は、測定開始の指示を受け付けた場合(S503:YES)、S105以降の処理を実行する。
2.第2の実施形態
第2の実施形態に係る検体検査装置について、図面を参照して説明する。本実施の形態では、検体ラックが、自動的に検体検査装置にセットされる。なお、本実施形態では、第1の実施形態で示した構成については、説明を省略する。
図14は、検体検査装置1を含むシステム全体の構成を示す図である。本実施の形態に係る検査システムは、第1の実施形態に係る検体検査装置1に加え、測定装置60と搬送装置70からなる他の検体検査装置を含んでいる。
測定装置60は、検体容器内に収容された検体を吸引し、吸引した検体について、定性分析(尿蛋白、尿糖等の検査)による測定を行う。個々の検体の測定結果は、ホストコンピュータ2に送信される。搬送装置70は、ラックを搬送し、ラックに保持された各検体容器を、測定装置60により吸引が可能となる位置に設置する。さらに、ラックに保持された全ての検体容器に対する検体の吸引が終了すると、ラックを、排出位置へと搬送する。排出位置に排出されたラックは、ミニブリッジ80を介して、搬送装置30の受入位置まで搬送される。
検体検査装置1の制御部117は、上記の再開処理1または2を実行する。すなわち、搬送装置70から搬送装置30の受入位置までラックが搬送されると、検体容器51(ラック50)の存在を検知し(S101(S201):YES)、S102(S202)以降の処理が実行される。これにより、ユーザは、測定装置60を介して開始指示入力を行った後、搬送装置70に検体容器51(ラック50)をセットして測定を開始させるだけで、検体検査装置1による測定を実行することができるとともに、検体検査装置1による消費電力を抑えることができる。
なお、上記2つの実施の形態では、測定対象として尿を例示したが、血液についても測定対象とされ得る。すなわち、血液を検査する検体検査装置にも本発明を適用することができ、さらに、他の検体を検査する検体検査装置に本発明を適用することができる。
さらに、本発明は、上記の臨床検体検査装置の他、臨床検体を吸引して処理する他の臨床検体処理装置にも適用することができる。たとえば、血液を吸引および送液してプレパラート上に塗布し、顕微鏡観察用の標本を作成する塗抹標本作成装置に、本発明を適用することもできる。
また、上記2つの実施の形態において、休止状態は、空圧源に対する電力供給が停止される状態とされたが、測定装置10および搬送装置30において、他の構成部に対する電力供給を停止されるようにしても良く、通常の使用状態よりも電力の消費が低減される状態であれば良い。他の構成部としては、検体および試薬等を加温する加温機構、検体および試薬等を冷却する冷却機構などが挙げられる。
また、上記2つの実施の形態において、休止状態の解除後、自動的に吸引動作が開始される場合に、情報処理装置20の表示部129に、“自動的に休止状態が解除され、検体の吸引作業が開始される”旨の表示が行われたが、かかる旨は、表示によってユーザに通知されなくても良く、例えば、音声によって通知されても良い。こうすると、他に目が離せない作業中であっても、ユーザは、かかる旨を音声によって知ることができる。
また、上記2つの実施の形態では、検体容器の存在は、センサ32によりラック50の存在を検知することによって間接的に検知しているが、センサ32により検体容器51の存在を直接検知してもよい。この場合、ラック50にセットされ得る検体容器の数だけセンサ32を設けてもよいし、センサ32を1つだけ設け、ラック50が搬送されるのに伴って検体容器の存在を検知してもよい。
さらに、上記再開処理1〜4では、検体容器51(ラック50)が受入位置に存在することに応じて休止状態が解除されるよう構成されたが、検体容器51(ラック50)が受入位置から吸引位置までの搬送経路上の何れかに到来したときに、休止状態を解除するようにしても良い。たとえば、検体容器51(ラック50)が右槽領域31aの最奥位置に到達したことがスイッチ35により検知されたときに、休止状態を解除するようにしても良い。この場合、検体容器51(ラック50)は、受入位置へのセットがセンサ32により検知されたことにより搬送され、その後、スイッチ35により、検体容器51(ラック50)が右槽領域31aの最奥位置に到達したことが検知されたことに応じて、休止状態が解除される。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 検体検査装置(検体処理装置)
10 … 測定装置(処理部)
20 … 情報処理装置(開始指示受付手段、中止指示受付手段)
30 … 搬送装置(搬送部)
32 … センサ(検知手段)
33 … ラック押出し機構部(搬送部)
36 … ラック横送り機構部(搬送部)
115 … 駆動部制御ドライバ(圧力生成部)
117 … 制御部(休止移行手段、休止解除手段、搬送制御設定手段、解除判定手段、動作状況監視手段)
129 … 表示部(報知手段)
131 … 搬送駆動部(搬送制御手段)
132 … センサ部(検知手段)

Claims (13)

  1. 検体を収容した検体容器を吸引位置に搬送する搬送部と、
    前記吸引位置に搬送された前記検体容器から前記検体を吸引し、吸引した前記検体を処理する処理部と、
    前記処理部を休止状態に移行させる休止移行手段と、
    前記吸引位置に至る搬送経路上の所定位置で前記検体容器の存在を検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されたことに基づいて、前記処理部を前記休止状態から解除する休止解除手段と、
    を備える検体処理装置。
  2. 前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されたことに基づいて、前記検体容器を前記吸引位置に搬送するよう前記搬送部を制御する搬送制御手段をさらに備える、
    請求項1記載の検体処理装置。
  3. 前記搬送制御手段は、前記検知手段により前記検体容器の存在が検知され、且つ、前記処理部の前記休止状態からの解除が完了したときに、前記検体容器を前記吸引位置に搬送するよう前記搬送部を制御する、
    請求項2記載の検体処理装置。
  4. 前記搬送制御手段は、前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されると、前記処理部の前記休止状態からの解除の完了前に、前記検体容器を前記吸引位置に搬送するよう前記搬送部を制御する、
    請求項2記載の検体処理装置。
  5. 前記処理部の前記休止状態からの解除が完了したか否かを判定する解除判定手段をさらに備え、
    前記処理部は、前記検体容器が前記吸引位置に搬送されたときに、前記解除判定手段により前記休止状態からの解除が完了していないと判定された場合、前記検体の吸引を待機する、
    請求項4記載の検体処理装置。
  6. 前記検知手段により前記検体容器の存在が検知されたことに基づいて、前記検体に対する処理が自動で行われることを報知するための報知手段をさらに備える、
    請求項1ないし5の何れか一項に記載の検体処理装置。
  7. 前記搬送部の制御を、前記所定位置に前記検体容器が存在すると当該検体容器を前記吸引位置に搬送する自動搬送モードと、前記所定位置に前記検体容器が存在しても当該検体容器を前記吸引位置に搬送しない搬送停止モードとに設定する搬送制御設定手段をさらに備え、
    前記休止解除手段は、前記搬送部の制御が前記搬送停止モードに設定されているとき、前記検知手段による検知結果に拘わらず、前記処理部を前記休止状態から解除しない、
    請求項1ないし6の何れか一項に記載の検体処理装置。
  8. 前記搬送部の制御が前記搬送停止モードに設定されているとき、前記検知手段は、前記所定位置における前記検体容器の検知を行わない、
    請求項7記載の検体処理装置。
  9. 検体の処理の開始指示を受け付ける開始指示受付手段をさらに備え、
    前記搬送部の制御が前記搬送停止モードに設定されているときに、前記開始指示受付手段によって処理の開示指示が受け付けられると、前記搬送制御設定手段は、前記搬送部の制御を前記自動搬送モードに設定する、
    請求項7または8記載の検体処理装置。
  10. 処理が開始された前記検体の処理の中止指示を受け付ける中止指示受付手段をさらに備え、
    前記搬送部の制御が前記自動搬送モードに設定されているときに、前記中止指示受付手段によって処理の中止指示が受け付けられると、前記搬送制御設定手段は、前記搬送部の制御を前記搬送停止モードに設定する、
    請求項7ないし9の何れか一項に記載の検体処理装置。
  11. 前記処理部の動作状況を監視する動作状況監視手段さらに備え、
    前記休止移行手段は、前記動作状況監視手段により、前記処理部が所定期間動作していないことが検知されると、前記処理部を前記休止状態に移行させる、
    請求項1ないし10の何れか一項に記載の検体処理装置。
  12. 前記処理部は、吸引した前記検体を移送するための圧力を生成する圧力生成部を備え、
    前記休止移行手段は、前記圧力生成部への電力の供給を停止する設定処理を含む、
    請求項1ないし11の何れか一項に記載の検体処理装置。
  13. 前記処理部は、前記検体容器から吸引された前記検体に対し所定の測定処理を行う、
    請求項1ないし12の何れか一項に記載の検体処理装置。
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