JP3725961B2 - 検体分析システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は検体分析システムにおけるシステム構成法及び検体分析システム、特に検体を搬送ラインから複数の分析ユニットのうちの所望の分析ユニットに取り込んで分析し、そしてその分析済みの検体を元の搬送ラインに戻すタイプの検体分析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
検体の効率的分析の観点から、複数の分析ユニットを備え、分析項目等に応じて検体を所望の分析ユニットに自動的に振り分けて搬送し、分析する検体分析システムが提案されている。具体的には、そのような検体分析システムは、搬送ラインと、搬送ラインに沿って配置された複数の分析ユニットと、検体を、搬送ライン上をその一方側から他方側に搬送する搬送装置と、検体を分析するように搬送ラインから分析ユニットに移動し、そしてその分析済の検体を搬送ラインに移動する検体移動装置とを備えている。これに関連する技術はたとえば特開平7−92171号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、複数の分析ユニットはそれぞれ搬送ラインに対して位置が固定されているためシステム構成のフレキシビリティに欠けており、したがって、今までに提案されている検体分析システムは、処理する検体数が多くなったり、依頼分析項目の数や種類が多くなったりした場合、効率が極端に低下するという問題がある。
【0004】
また、一般に、緊急検査(分析)の場合も一般検査(分析)の場合と同様に検体分析システムをフル稼働させているため、ランニングコストの増大が大きな問題である。
【0005】
本発明の目的はシステム構成のフレキシビリティの増大化が図られ、かつ緊急検査の場合のランニングコストを低減させるのに適した検体分析システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、検体を搬送する搬送ラインと、該搬送ラインに沿って互いに入替え可能なるように配置された複数の分析ユニットと、前記検体を分析するように前記検体を前記搬送ラインから前記分析ユニットに移動し、その分析済みの検体を前記搬送ラインに移動する検体移動装置とを備え、前記複数の分析ユニットの組み合わせを一般分析用として設定し、その組み合わせとは異なる予め定められた分析ユニットを緊急分析用として設定し、前記複数の分析ユニットの組み合わせ及び前記予め定められた分析ユニットを分析の緊急度に応じて選択して使用するようにした検体分析システムにその特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1〜図4を参照して説明する。図1は、検体種として血清,血漿及び尿の検体を分析することが可能な多検体分析システムの概略構成図である。図1の検体分析システムは、図2に示すようなディスペンサ方式で試薬を供給する分析ユニットと、図3に示すようなピペッタ方式で試薬を供給する分析ユニットとを混在して含む。図1の分析ユニット3A,3F及び3Gは固定された分析チャンネルを有し、複数の試薬吐出ノズルのそれぞれが試薬毎に専用化されているディスペンサ方式の分析ユニットである。分析ユニット3B,3C,3D及び3Eは分析チャンネルが固定されずにランダムアクセスされ、1本の試薬ピペッティングノズルで次々と分析項目に応じた試薬を分注するピペッタ方式の分析ユニットである。
【0008】
図1において、分析ユニット3A,3B及び3Cは、検体種が血清である検体を分析処理するように分析条件が設定され、分析ユニット3D及び3Eは血漿検体を分析処理するように、また、分析ユニット3F及び3Gは尿検体を分析処理するようにそれぞれ分析条件が設定される。分析ユニット3A〜3Gは主搬送ライン20から取り込まれた検体ラック1をサンプリング位置に位置づけた後に主搬送ライン20に戻す機能を有する搬送路であるサンプリングライン4A〜4Gと、各サンプリングラインに対応して設けられており、検体ラック1の識別情報又はその検体ラック上の各検体容器の識別情報を読取るための識別情報読取装置51〜57と、検体と試薬との分析項目に応じた反応を反応容器内で進め、反応した液を光学的に測定する反応部5A〜5Gと、試薬供給部とをそれぞれ備えている。それぞれの分析ユニットの試薬供給部の内、26,27,28,29がピペッタ方式のものであり、32,33,34がディスペンサ方式のものである。
【0009】
ラック送出部17は多数の検体ラック1をセットできるエリアを有し、主搬送ライン20の方へ検体ラック1を1個ずつ送り出す送出機構を有する。ラック回収部18はそれぞれの分析ユニットで分析処理された検体を収容している検体ラック1を回収するエリアを有し、検体ラックを整然と並べて配列する整列機構を有する。一時格納部22は分析ユニットによって検体採取された検体ラック1を測定結果が出力されるまで一時的に格納し、再検査が必要な場合は再検査ラック搬送ライン25を介して検体ラックを再び主搬送ライン20により搬送するように送り出し、再検査が不要な場合は検体ラックをラック回収部18へ送り出す。
【0010】
制御装置は、全体制御用コンピュータ40と、それぞれの分析ユニットに対応して設けられて、それぞれの分析ユニット内の必要な処理及び制御を行う分析ユニット側コンピュータ6A〜6Gと、フロッピーディスクメモリ41を有する。それぞれの分析ユニットの光度計からの出力信号の処理は分析ユニット側コンピュータ6A〜6Gによって分担され、それらに接続された全体制御用コンピュータ40は各分析部の動作,ラック搬送系の動作及びシステム内の必要部分の動作制御をすると共に、各種情報処理に必要な演算及び制御を実行する。コンピュータ間の役割分担はこのようなものに限られず、構成上の必要性に応じて種々の態様に変更でき、あるいは全体制御用コンピュータ40のみを用いて分析ユニット側コンピュータを不要にすることも可能である。全体制御用コンピュータ40には、記憶部45が具備され、データ入力用の操作部42,情報を画面表示するためのCRT43及び測定結果を出力できるプリンタ44が接続されている。
【0011】
検体ラック1は、例えば図2の例に示すように、検体を収容した検体容器2が複数本、例えば5本ずつ装填される箱状の容器保持体からなるが、この形状以外に種々のものを使用してもよい。検体ラック1の外壁にはラック識別情報を示す識別情報媒体が設けられ、検体容器2の外壁には検体識別情報を示す識別情報媒体が設けられる。これらの識別情報媒体としては、バーコードラベルや磁気記録媒体等が用いられる。検体ラック1に設けられたバーコードは、ラック番号及び検体種別の情報を有する。検体容器2に設けられたバーコードは、それぞれの検体に関する情報、例えば、受付番号,受付年月日,患者氏名,患者番号,検体種別,検体依頼分析項目などの情報を有する。
【0012】
図1における識別情報読取装置50は主搬送ライン20によって搬送される前の検体ラック1又は検体容器2の識別情報(バーコード)を読取った結果をコンピュータ40に入力する。また、一時格納部22に設けられた識別情報読取装置58は検体ラック1が一時格納部22に入るとき及び出るときに検体ラック又は検体容器のバーコードを読取り全体用コンピュータ40に伝達する。
【0013】
それぞれの分析ユニット3A〜3Gの試薬供給部に収納される各種分析項目用の試薬ボトル12,12A,12Bには、その外壁に試薬識別情報がバーコードなどで表示されている。試薬識別情報としては、試薬製造ロット番号,試薬ボトルのサイズ,使用可能な試薬液量,有効期限,ボトル毎に異なっているシーケンス番号,分析項目コードなどが含まれる。このような試薬識別情報はバーコード読取装置によって読取られ、それぞれの分析ユニット3A〜3Gに対応づけられ、試薬供給部における試薬ボトルのセット位置,使用可能な液量と1回の分注量から計算される試薬の分析可能回数,分析項目の種類,その試薬が収納された分析装置番号などが記憶部45に登録される。
【0014】
主搬送ライン20は検体ラック1を載せる搬送ベルトとベルト駆動用モータを具備し、検体ラックを所望位置まで連続移送するよう制御部により制御される。各サンプリングライン4A〜4Gはラック引込位置,分注位置及びラック送出位置にラックを停止するように搬送ベルトを間欠的に移動することができる。主搬送ライン20によって搬送される検体ラック1は分析ユニットの列に沿って移動され、制御装置によって指定された分析ユニットの前で停止され、直ちにラック移載機構(後述)によりその指定された分析ユニットのサンプリングラインのラック引込位置に移される。分注位置にて検体分注操作の終了した検体ラック1はサンプリングラインのラック送出位置から主搬送ライン20上へラック移載機構によって引き渡される。
【0015】
ディスペンサ方式の分析装置の構成例を、図2を参照して説明する。分析装置3Aの反応部5Aは透光性の反応容器46aを有する反応容器列を同心円状に2列備え、各反応容器列毎に光源14aから反応容器46Aを透過した光を分光して複数波長を受光する多波長光度計15aを備える。各反応容器列に作用するように、反応部5Aの近傍には、検体用ピペッタポンプ47aに接続されたピペットノズルを有する検体分注器48aと、試薬用ディスペンサポンプ60に接続された第1試薬ノズル群保持部64及び第2試薬ノズル群保持部66と、第1撹拌機構65及び第2撹拌機構67と、反応容器洗浄機構19aとが配置されている。試薬保冷庫62内には、複数の分析項目のための第1試薬及び第2試薬(必要な分析項目用のみ)の試薬ボトル12が配列されており、所定温度に冷却される。それぞれの試薬ボトル12内の試薬液はチューブを介して試薬用ディスペンサポンプ60により反応容器列上の対応する試薬吐出ノズルに供給される。この場合、図1に示す分析装置3Aのディスペンサ方式試薬供給部32は図2の試薬用ディスペンサポンプ60,多数の試薬ボトル12を備えた試薬保冷庫62,第1試薬ノズル群保持部64,第2試薬ノズル群保持部66などを含む。
【0016】
ラック送出部17から供給される個々の検体ラック1は主搬送ライン20によって搬送され、分析ユニット3Aによる分析処理が必要な場合には、分析ユニット3Aのサンプリングライン4Aに移載される。分注位置にきた検体ラック1上の検体は検体分注器48aのピペットノズルによって反応容器46aに所定量ピペッティング分注される。この反応容器には、反応容器列上の所定の位置で分析項目に対応する試薬が吐出され、反応が進行される。所定時間後、反応容器46a内の反応した液は多波長光度計15aによって光学的特性が測定される。多波長光度計15aから出力された信号は分析ユニット側コンピュータ6Aによる制御下で対数変換器30a及びアナログ・ディジタル変換器31aの処理を受け、全体制御用コンピュータ40に送信される。ディスペンサ方式の分析ユニット3F及び3Gも分析ユニット3Aと同様の構成である。
【0017】
次に、ピペッタ方式の分析ユニットの構成例を、図3を参照して説明する。分析ユニット3Bの反応部5Bに配列された反応容器46b内では、所定の分析項目に関する検体と試薬の反応が進められる。主搬送ライン20からサンプリングライン4B(図1)に移された検体ラック1は、分注位置に位置づけられ、検体分注器48bのピペットノズルにより指示されている検体が採取され、反応容器46bへ検体の所定量が吐出される。検体分注器48bは検体用ピペッタポンプ47bを有する。反応部5Bは恒温槽10から供給される恒温液によって一定温度(例えば37℃)に保たれる。
【0018】
図3の分析ユニットのピペッタ方式試薬供給部26は第1試薬用と第2試薬用の二つの試薬ディスク26A及び26Bを具備する。多数の分析項目のために準備された各種の試薬を含む試薬ボトル12A及び12Bには、それらの外壁面に試薬識別情報がバーコードによって表示されており、試薬ボトル12A及び12Bが試薬ディスク26A及び26Bに載置された後、各試薬ボトルの試薬識別情報がバーコード読取装置23A及び23Bによって読取られ、その情報が該試薬ボトルの試薬ディスク上のセット位置,対応分析項目,該試薬ボトルがセットされた分析ユニット番号などと共に記憶部45に登録される。試薬分注器8A及び8Bは旋回及び上下動可能な各ピペットノズルに接続された試薬用ピペットポンプ11を具備する。
【0019】
検体を分注された反応容器46bの列は回転移動され、分析項目に応じて試薬吸入位置に位置づけられた試薬ボトル12Aから試薬分注器8Aにより所定量の試薬液が吸入され、その第1試薬が試薬添加位置にある反応容器46bに吐出される。撹拌位置にて撹拌機構13Aにより内容物が撹拌された後、反応容器列は複数回移送され、反応容器46bが第2試薬添加位置に達すると、試薬分注器8Bは分析項目に応じて試薬吸入位置に位置づけられた試薬ボトル12Bから試薬液を吸入し、該反応容器にその試薬を吐出する。次いで、反応容器の内容物は撹拌機構13Bによって撹拌される。その後、反応容器列の回転移送に伴って反応容器46bは光源14bからの光束を通過し、反応容器46bの反応液を透過した光が多波長光度計15bによって検出される。分析項目に対応する波長の信号は分析装置側コンピュータ6Bによって制御される対数変換器30b及びアナログ・ディジタル変換器31bによって処理され、ディジタル信号が全体制御用コンピュータ40へ送信される。測定済の反応容器46bは洗浄機構19bによって洗浄され、再使用される。分析ユニット3C,3D及び3Eは、分析ユニット3Bと同様の構成を有する。
【0020】
次に、図1の実施例の動作を説明する。
【0021】
検体ラック1がラック送出部17にセットされる前に、各検体に対して依頼元から検査指示依頼された分析項目が各検体番号と共に予め操作部42から全体制御用コンピュータ40に登録される。それぞれの分析項目の分析条件情報は、フロッピーディスクメモリ41に記憶されている。その分析条件の内、分析項目コードは5桁の数字からなる。同種の分析項目のために複数の分析ユニットで共通に使用されるべき分析条件パラメータは光度計における測定波長,検体採取量,検量線校正方法,標準液濃度,標準液の本数,分析値異常のチェック限界値などである。分析条件パラメータのうち、各試薬ボトルに対応して記憶されているパラメータは、第1試薬から第4試薬までの必要な試薬数,5桁の数字からなる試薬ボトルのコード,試薬の分注量,1つの試薬ボトル当りの分析可能なテスト数などである。分析ユニット3A,3B及び3Cは血清検体を、分析ユニット3D及び3Eは血漿検体を、分析ユニット3F及び3Gは尿検体をそれぞれ受け入れ可能に各ユニット条件が設定されており、全体制御用コンピュータに分析ユニット番号と共に受け入れ可能検体種別が登録されている。
【0022】
各分析ユニット3A〜3Gの試薬供給部に試薬ボトルが収納されるのに伴って各試薬ボトルの試薬識別情報が分析ユニット番号と対応づけられて全体制御用コンピュータ40に登録される。この場合、同じ検体種を扱う同じグループの複数の分析ユニットに同一種の分析項目用の試薬が収納される。例えば、血清検体の場合には3A,3B,3Cの分析ユニットが同じグループとして扱われるが、その内、分析ユニット3Aの試薬供給部32には、例えば検体依頼数の多い肝機能検査項目であるGOT,GPT及び緊急検査項目であるカルシウム,UA,BUNのための試薬ボトルが収納され、分析ユニット3Bの試薬供給部26には、例えば肝機能検査項目であるGOT,GPT及び検査依頼数の少ない他の分析項目のための試薬ボトルが収納され、分析ユニット3Cの試薬供給部27には、例えば緊急検査項目であるカルシウム,UA,BUN及び検査依頼数の少ない他の分析装置のための試薬ボトルが収納される。従って、肝機能検査項目は2台の分析装置3A及び3Bによって分析処理可能になり、緊急検査項目は2台の分析装置3A及び3Cによって分析処理可能になる。何台の分析装置にどのような分析項目用の試薬を重複させて収納するかは、それぞれの施設の検査室の実情に応じて操作者により決定される。
【0023】
各試薬ボトル12,12A,12Bが各試薬供給部に収納されるのに伴って、試薬ボトルに設けられた試薬識別情報が読取られ、試薬ボトルコードをキーとして、分析条件パラメータとして既に登録されている情報が検索され、その試薬ボトルに対応する分析項目,ボトルの大きさ,分析可能なテスト回数,試薬ボトルのセット位置などがそれぞれ関係づけられて全体制御用コンピュータ40に登録される。同時に、同種の分析項目の分析処理が可能な複数の分析ユニットにおける同種の分析項目用の試薬ボトル全数に基づく最大分析可能回数も登録され、必要に応じてCRT43に表示される。
【0024】
各分析ユニットにとって必要な分析項目用の対応試薬が収納された後、検体の分析処理に先立って各分析ユニット毎に、その分析ユニットによって分析処理可能な全分析項目のための検量線校正操作がそれぞれ実行される。各分析ユニットにセットされた試薬ボトルの違いによって検量線の校正値が相違するので、分析項目毎に個々の分析ユニットで得た検量線校正結果を全体制御コンピュータ40の記憶部45に記憶せしめる。これらの校正結果は、各分析ユニットにおいて該当する分析項目が分析処理されたときの濃度演算に使用される。
【0025】
ラック送出部17上に置かれた検体ラック1の内の1つが主搬送ライン20の方へ押し出されると、それに伴って、その検体ラック1の識別情報又は検体容器2の識別情報が識別情報読取装置50によって読取られる。読取られた情報に基づいて該検体ラック1上の検体種別が全体制御用コンピュータ40によって判定され、その検体種のために予め条件設定されている分析ユニットグループが選定され、その後の判断結果によりその分析ユニットグループの内の1つが検体搬送先として決定される。ここでは、例えば血清検体が判定され、その検体ラックが搬送されるべき分析ユニット3A,3B,3Cのグループが選定されるものとする。
【0026】
さらに、検体識別情報の読取りに伴って検体番号及び分析項目の登録状況が照合され、検体ラック1上の各検体のために測定指示されている分析項目が判定され、各検体の各分析項目が分析ユニット3A,3B及び3Cの内のいずれかによって分析処理すべきかが、全体制御用コンピュータ40によって判断される。この場合、全体制御用コンピュータ40は、各分析装置に対して既に分析処理が指示されている分析項目数及びそれらの検体の分注終了までにどの程度の時間を要するかを監視している。特に、複数の分析ユニットによる分析処理が可能な特定の分析項目に関しては、いずれの分析ユニットによって該分析項目を分析処理させるのが効率的であるかが判断される。例えば、特定分析項目であるGOT及びGPTに関し、その時点で処理待ち検体数が最も少ない分析ユニットは3Aと3Bのいずれであるかが判断され、待ち時間の少ない方が指定分析ユニットとされる。このような複数の分析ユニット同士の多忙度の程度に応じて特定分析項目を分析処理すべき分析ユニットを自動的に指定する方法以外に、操作者が予め操作部42から各分析項目の処理に使用すべき分析ユニットの優先順位を入力しておく指定方法も可能である。
【0027】
特定分析項目を分析すべき検体を有し搬送先(例えば分析装置3B)が決定された検体ラック1は、指定された分析装置3Bまで主搬送ライン20によって連続搬送され、分析ユニット3Bのサンプリングライン4Bへの搬入口前で停止される。次いで、検体ラック1はサンプリングライン4Bに移され、分注位置にて所定の検体が検体分注器48bによって反応部5Bに分注された後、主搬送ライン20に戻される。検体ラック1上の検体に他の分析ユニットによって分析処理されるべき分析項目が残っている場合には、検体ラック1は主搬送ライン20により分析ユニット3Cまで搬送され、サンプリングライン4Cに移されて検体分注される。各分析ユニットにおける各分析項目用の試薬ボトル内の試薬残量は、全体制御用コンピュータ40によって監視されている。試薬残量の監視方法としては、試薬ピペットノズルに設けられた液面検出器により当該試薬の分注の際に試薬ボトル内の試薬液面を検知することに基づく方法や、当該試薬の分注の都度、予め入力されている分析可能回数を減算していく方法が採用される。いずれの方法による場合も、その分析項目用の試薬量が不足するか否かは、分析可能回数の残数が所定値に達したか否かを全体制御用コンピュータ40によって判定することによって判断される。この場合の所定値は、残数がゼロ回,1回,2回など少ない回数が設定される。また、例えば、指定分析ユニット3BのGOT試薬が不足であると判断された場合、分析ユニット3BによるGOTの分析処理が停止され、同時にGOT試薬が充分に残っている分析ユニット3AによるGOTの分析処理が可能になるように分析装置の切替動作が制御される。よって、その後にGOTを分析処理すべき検体は、次の優先順位である別の分析ユニット3Aへ搬送されてGOTの分析処理がなされる。
【0028】
図1の実施例における制御装置は各分析項目の分析処理をいずれの分析ユニットに指示しているかを把握しており、それらのデータは記憶部45に格納されている。全体制御用コンピュータ40は各分析項目がどの分析ユニットによって処理されているかという情報をメモリテーブルに記憶しており、操作者からの要求があったときにその情報を一覧表にしてCRT43に画面表示せしめる。
【0029】
図1の実施例装置では、各分析ユニット3A〜3Gに対し、それぞれの運転の起動及び停止を操作部42のキー操作によって指示することができ、このような操作部からの指示情報に基づいて全体制御用コンピュータ40は、運転停止された分析ユニットを除く残りの分析ユニットだけにラック送出部17からの検体ラック1を主搬送ライン20を介して搬送せしめる。特に、夜間のように、依頼検体数が少なく緊急を要する検体の検査業務が主となる時間帯の場合には、例えば、血清検体用の分析ユニット3Cと尿検体用の分析装置3Gだけを運転状態にし、残りの分析ユニットを停止せしめるように運用できる。依頼検体数が増大する時間帯には、停止していた複数の分析ユニットが再稼働される。
【0030】
また、図1の実施例装置では、いずれかの分析ユニットに異常事態が発生して当該分析ユニットによる分析処理が不能になった場合に、同じ分析処理を別の分析ユニットによって肩代わりするように制御装置が別の分析ユニットへの検体ラックの搬送と別の分析ユニットによる分析処理を指示する。例えば、2台の分析ユニット3Bと3Cに複数の分析項目用の試薬を重複してセットしておくことにより、複数の分析項目に対する分析操作を中断せずに分析処理をすることができる。
【0031】
図4はラック移載機構の一実施例を示す。ラック移載機構としては、ラック把持アームを有する移動用ロボットや、主搬送ラインとサンプリングラインの一方から他方へ検体ラックを押し出す押出用レバーを有する機構などが使用される。図4は前者のタイプに属するものである。
【0032】
主搬送ライン20とサンプリングライン75(図1の4A〜4G)の間には検体ラック1が移動できる幅をもつ接続通路70が形成されている。ラック移載機構は接続通路70の上方に設けられ、モ−タの駆動軸に取り付けられた主動プ−リ71,従動プ−リ72,これらのプ−リ間にかけられたにベルト73,ベルト73に取り付けられた開閉可能な一対のフィンガからなる把持装置74を有する。図4において、接続通路70、サンプリングライン75,モ−タ及び該モ−タの駆動軸に取り付けられた主動プ−リ71,従動プ−リ72,ベルト73並びに把持装置74は主ラインではなく、それぞれの分析ユニットに備えられている。
【0033】
図4は把持装置74が主搬送ライン上で検体ラック1が到着するのを待っている状態を示している。この状態で、把持装置74で検体ラック1を把持し、モ−タを回転させることによってその把持装置74を接続通路70を介してサンプリングライン75の位置まで移動させ、そして検体ラック1を把持装置74の把持から開放すると、検体ラック1をサンプリングライン75上に移すことができる。もちろん、そのようにしてサンプリングライン75上に移された検体ラック1を主搬送ライン20に戻す場合は、その逆の動作を行えばよい。
【0034】
以上は分析(検査)動作の説明であるが、本発明の実施例では、分析に先だってシステム構成の設定がなされる。すなわち、使用される分析ユニットと該分析ユニットが配置される位置との関係、すなわちどの位置にどういう分析ユニットを配置するかという分析ユニットの設定,配置された分析ユニットをどういう組み合わせで用いるかという分析経路の設定,それぞれの分析ユニットにどういう分析項目を分析させるかというそれぞれの分析ユニットごとの分析項目の設定の内容が全体制御用コンピュ−タ40の記憶部45に記憶される。このシステム設定の説明の前に、その理解に役立つ事項を以下に簡単に説明する。
【0035】
用いられる分析ユニットの数は任意でよいが、この数をnとすると、2のn乗通りの分析ユニットの組み合わせ、すなわち分析経路が設定可能である。分かりやすくするため、用いられる分析ユニットは4台で、そのうちの2台は試薬供給方式としてピペッタ方式を用いた分析ユニットP1,P2であり、残りの2台は試薬供給方式としてディスペンサ方式を用いた分析ユニットD1,D2であるものとする。
【0036】
分かりやすくするため、図5(1),(2),(3)に示されるように、大別して3つの分析経路があるものとする。図5(1)は、検体ラックがどの分析ユニットにどういう順序で立ち寄るべきかは依頼される分析項目にしたがって全体制御用コンピュ−タによって自動的に選択され、決定されるタイプのもので、この観点から図5(1)に示される分析経路を「自動」形の分析経路と呼ぶ。
【0037】
図5(2)はパラレル形で、これにおいては、分析ユニットP1,D1及びP2,D2がそれぞれ直列に接続され、さらにその2つの直列の組が並列に接続されている。図5(3)はハイブリッド形で、これにおいては、分析ユニットP1,P2及びD1,D2がそれぞれ並列に接続され、さらにその2つの並列の組が直列に接続されている。
【0038】
分析ユニットP1,P2,D1,D2によって分析されるべき分析項目は後述の項目設定によって決定されるが、分かりやくするため、分析ユニットP1とP2によって分析可能な分析項目は互いに同じであるとし、さらに分析ユニットD1とD2によって分析されるべき分析項目も互いに同じであるとする。そうすると、図5(2)では、分析ユニットP1とD1が直列接続されて形成された第1の分析経路と、分析ユニットP2とD2が直列接続されて形成された第2の分析経路とは互いに同じであることになる。つまり、同じ分析経路が2つ存在することになる。同様の考え方によれば、図5(3)では、4つの同じ分析経路が存在することになる。
【0039】
図5(2)及び(3)のいずれの場合でも、いくつかの固定的な同じ分析経路のうちのどの分析経路を選択して用いるかは全体制御用コンピュ−タによって決定される。また、その選択、決定は、例えば分析経路が空いているかどうかとか、試薬が十分あるかどうかとか、すべての分析経路が受入れ可能である場合は、分析経路は若番号の順に用いられるべきであるといったような、予め定められた選定基準にしたがって行われる。図6(2)、(3)の分析経路をここでは「固定」形の分析経路と呼ぶ。
【0040】
そこで、システム設定を図6に示されるフロ−チャ−トにしたがって説明するに、まず、分析ユニットの設定が行われる(1)。これはどの位置にどういう分析ユニットが配置されるかを決めて登録するステップである。次に、検体ラックをどういう順序でどういう分析ユニットに立ち寄らせるか、すなわち分析経路を決めて登録する。そのためには、まず設定されるべき分析ユニットの組み合わせ(分析経路)が「自動」形か「固定」形かの決定がなされ(2)、その決定が「自動」である場合は、それぞれの分析ユニットによって分析されるべき分析項目がそれぞれの分析ユニット毎に設定される(3)。具体的には、分析ユニットP1,P2については、たとえばそれぞれ同じ分析項目を分析し得るように共にBUN,CRE,Ca,CREといったような分析項目の設定が行われる。これらの分析項目は一般に緊急に分析を要する分析項目として知られるものである。同様に、分析ユニットD1,D2についても、例えばそれぞれ同じ分析項目を分析し得るように共にAST,ALT,LD,ALP,TP,ALBといったような分析項目の設定が行われる。これらの分析項目は一般に前述の分析項目を含めて一般分析用の分析項目として知られるものである。
【0041】
ステップ(2)において、「固定」形に決定がなされた場合は、分析経路がパラレル形か、それともハイブリッド形かの指定が行われ(4)、その後、ステップ(3)におけると同様にそれぞれの分析ユニット毎に分析項目の設定が行われる(5)。
【0042】
ステップ(1)〜(5)の設定については、これらをそれぞれ全体制御用コンピュ−タによって生成されCRT43に表示される設定画面の観察を通して行うことができる。この設定画面の生成及び表示それ自体は知られている通常の技術の範囲内で実現可能である。
【0043】
まずはじめに、図7の設定画面が表示される。ただし、同図中破線で示される部分は初期の段階では表示されないものとする。この設定画面において、「分析ユニット設定」というボタンをクリックすると、図8の設定画面が表示される。この表示は図8の設定画面上の一部に行われてもよいし、図8の設定画面と全体的に置き換えられて表示されてもよいし、あるいは図8の設定画面とはまったく独立した場所に表示されてもよい。分かりやすくするため、図8の設定画面は図7の設定画面4とは独立に表示されるものとする。この後出てくる他の設定画面も同様であるとする。
【0044】
今、分かりやすくするため、図5(2)に示される分析経路が指定され、設定されるべきものとする。図8において、分析ユニットの設置位置(配置位置)表示部(分析ユニットを特定する記号表示部の左側)にその番号1,2,3,4をそれぞれ図のように表示し、さらに分析ユニットを特定する記号P1,P2,D1,D2をその記号表示部にそれぞれ図のように表示する。これによって、設置位置1,2,3,4には分析ユニットP1,P2,D1,D2がそれぞれ設置(配置)されたことが全体制御用コンピュ−タの記憶部に記憶され、登録される。このステップがステップ(1)である。
【0045】
次に、図7において、「分析経路指定」というボタンをクリックすると、図9に示される設定画面が表示される。ここで、分析経路が「固定」か「自動」かの選択がそのどちらかのボタンをクリックすることによって行われる。図の場合は「固定」形の分析経路が選択されたことを示す。このステップがステップ(2)である。「固定」が選択されると、図10に示される設定画面が表示される。指定されるべき分析経路は図5(2)に示される「固定」形の分析経路であるから、図10において第1の分析経路番号1においては分析ユニットP1,D1が、第2の分析経路番号2については分析ユニットP2,D2がそれぞれ指定され、それによってそれらの分析経路が全体制御用コンピュ−タの記憶部に記憶され、登録される。このステップがステップ(4)である。このステップが終了すると、図7の画面表示は破線で示される部分を含む画面表示に変わる。
【0046】
最後に、図7において、「項目設定」というボタンをクリックすると、図11に示される設定画面が表示される。図11は分析ユニット番号としてD1を指定した場合の分析項目設定画面で、この場合は図6に関連して説明した例にしたがえば、試薬位置番号1,2,3,4,5,6に対応してそれぞれAST,ALT,LD,ALP,TP,ALBという分析項目が操作部から入力され、これが全体制御用コンピュ−タの記憶部に記憶され、登録される。他の分析ユニットについても、全く同様にして分析項目の設定が行われる。すなわち、分析ユニットD2については分析ユニットD1の場合と全く同様の分析番号の登録が行われ、また、分析ユニットP1,P2については試薬位置番号1,2,3,4に対応してBUN,CRE,Ca,CRPという分析項目が入力され、登録される。このステップがステップ(5)である。このステップはもちろんステップ(3)にもそのまま当てはまる。
【0047】
分析ユニットP1,P2によって分析されるべき分析項目として設定されたBUN,CRE,Ca,CRPといった分析項目は前述したように一般(検査)分析用の分析項目の中で緊急検査(分析)項目に属する。夜間は一般検査(分析)項目の中の緊急検査(分析)項目のみの分析が行われるのが普通である。本発明の実施例では、このような場合、用いられている分析ユニットの組み合わせ全部を稼働させるのに代えて、分析ユニットP1又はP2だけを用いることができるように分析に先だってその分析ユニットだけを、使用される分析ユニットして記憶し、登録することができる。すなわち、図7の「分析ユニット」というボタンをクリックすると、図8に示される設定画面が生成され、表示される。この図において、例えば分析ユニットP2,D1,D2を使用せず、分析ユニットP1だけを使用できるようにするために分析ユニットを特定する記号表示部の右側にあるボックスのうちの、分析ユニットP2,D1,D2に対応するボックスをクリックしてこれらに×印を付けると、設定画面は図12のようになる。これによって、分析ユニットP1だけが緊急分析項目の分析用として全体制御用コンピュ−タの記憶部に記憶され、登録される。したがって、分析が開始されると、分析ユニットP1だけが作動し、その分析ユニットによって緊急分析項目の分析が行われる。
【0048】
なお、×印を解除すれば、システムを元の状態に戻すことができる。
【0049】
以上の説明から、本発明の実施例によれば、分析ユニットが入替え可能になっていることから、システム構成のフレキシビリティの増大化が図られ、かつ、緊急検査の場合はそれ専用の分析ユニットだけが稼働されることから、緊急検査時のランニングコストの低減化が図られることが理解される。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、システム構成のフレキシビリティの増大化が図られ、かつ緊急検査の場合のランニングコストを低減させるのに適した検体分析システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく一実施例を示す検体分析システムの概念図。
【図2】図1の実施例におけるディスペンサ方式の分析装置の概念図。
【図3】図1に実施例におけるピペッタ方式の分析方式の概念図。
【図4】図1の実施例における検体移載機構の概念図。
【図5】本発明の理解を助けるための、分析ユニットの組み合わせ例を示す図。
【図6】本発明に基づくシステム設定の例を示すフロ−チャ−ト図。
【図7】本発明に基づくシステム構成を行うに当たってのシステム設定用画面表示例を示す図。
【図8】本発明に基づくシステム構成を行うに当たっての分析ユニット設定用画面の表示例を示す図。
【図9】本発明に基づくシステム構成を行うに当たっての分析経路指定用画面の表示例を示す図。
【図10】本発明に基づくシステム構成を行うに当たっての分析経路設定用画面の表示例を示す図。
【図11】本発明に基づくシステム構成を行うに当たっての分析項目設定用画面の表示例を示す図。
【図12】本発明に基づくシステム構成を行うに当たっての緊急検査を行う場合の分析ユニット設定画面の表示例を示す図。
【符号の説明】
1:検体ラック、2:検体容器、3A〜3G:分析ユニット、4A〜4G:サンプリングライン、5A〜5G:反応部、12,12A,12B:試薬ボトル、15A,15B:多波長光度計、17:ラック送出部、18ラック回収部、20:主搬送ライン、、26A,26B:試薬ディスク、26〜29,32〜34:試薬供給部、40:全体制御用コンピュ−タ、45:記憶部、50〜58:識別情報読取装置、70:接続通路、71:主動プ−リ、72:従動プ−リ、73:ベルト、74:把持装置。

Claims (4)

  1. 検体を搬送する搬送ラインと、
    該搬送ラインに沿って配置された複数の分析ユニットと、
    分析に先立って、予め前記複数の分析ユニットのうちから分析に使用する分析ユニットを選択して複数の分析経路として登録する登録記憶部と、
    該登録記憶部に登録された複数の分析経路の中から選択された分析経路に対応した分析ユニットのみを作動させ分析するように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする検体分析システム。
  2. 検体を搬送する搬送ラインと、
    該搬送ラインに沿って配置された複数の分析ユニットと、
    分析に先立って、予め前記複数の分析ユニットのうちから一般分析用に使用する分析ユニットの組み合わせを一般分析用分析経路として設定し、更に該一般分析用の組み合わせとは異なる分析ユニットの組み合わせを緊急分析用分析経路として登録する登録記憶部と、
    該登録記憶部に登録された分析ユニットの組み合わせから分析の緊急度に応じて分析経路を選択できる機能を備えたことを特徴とする検体分析システム。
  3. 請求項1または2記載の検体分析システムにおいて、
    前記登録記憶部における分析ユニットの登録方法が、
    設定画面に複数の分析ユニットを表示し、表示された分析ユニットのうち選択する分析ユニットを該設定画面上で指定するようにしたことを特徴とする検体分析システム。
  4. 請求項3記載の検体分析システムにおいて、
    前記設定画面は前記分析ユニットの配置位置を設定するための画面を表示する機能をもつことを特徴とする検体分析システム。
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