JP2010276282A - 給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給湯装置1は、一次熱交換器と二次熱交換器30とを有する。二次熱交換器30は排気部6に収容されている。排気部6には、燃焼ガスの流入を許す導入口6eが設けられ、当該導入口6は、二次熱交換器30よりも下方に配され、排気集合部5から通過してきた燃焼ガスが水平方向に通過するものである。これにより、排気部6内に発生したドレンが落下しても、導入口6eを通じて予期せぬ領域に流入することがなく、適切に回収できる。また、排気部6内には、燃焼ガスに通気抵抗が作用することなくスムーズに導入されるため、内部圧が上昇することがない。
【選択図】図2
Description
ここで、所謂潜熱回収型の給湯装置では、一次熱交換器の下流側に位置する二次熱交換器において、熱交換時に燃焼ガスに含まれる水蒸気が凝縮されドレンが発生することが知られている。また、ドレンは、燃焼ガスに晒されることで酸化され、金属等に対する腐食性が増大する。そのため、従来技術の給湯装置ように、燃焼ガスの導入を許す導入口を、燃焼ガスが垂直方向上方に通過するように、排気部の底部に設けた場合、当該導入口を通じてドレンが下方側に落下する場合があった。これにより、排気集合部等にドレンが滞留して、壁面等を腐食する問題が生じていた。
即ち、本発明の給湯装置によれば、燃焼ガスが導入口を通過しても、邪魔板等で燃焼ガスの通気抵抗が上昇することがないため、排気部内の圧力上昇の問題を排除できる。また、本発明の給湯装置は、排気集合部等に耐腐食性の部材を採用する必要がないため、生産コストを増加させることがない。さらに、排気部内で発生したドレンは、導入口を通じて燃焼ガスの流れ方向上流側に流入することがないため、適切にドレンを回収することが可能である。
ここで、従来の給湯装置に採用された排気部は、主に燃焼ガスが上方に向かって流れる本発明に採用された熱交室に相当する領域のみで構成されており、燃焼ガスは当該熱交室を通過した後、殆ど迂回することなく排気されていた。そのため、燃焼手段で発生する音波の振動エネルギーの減衰が不十分な状態で排気部を通過するため、閑静な住宅地域などにおいては、燃焼時の騒音が目立つ不都合が生じていた。
これに対し、本発明の給湯装置は、排気部において、熱交室を通過した燃焼ガスが下方に向けて流れる第一流路部を通じて排気されるため、少なくとも第一流路部の長さ分、燃焼ガスが流れる排気部の流路を長くすることができる。これにより、本発明の給湯装置は、従来技術よりも燃焼手段から発生する音波の振動エネルギーを減衰させることが可能となるため、燃焼時の騒音を低減できる。さらに、熱交室を通過した燃焼ガスは、水蒸気を殆ど含んでいないため、湿度の低い気体である。これにより、第一流路部を通過する燃焼ガスは、通路内に殆ど水滴を発生させない。ここで、一般的に排気部には、内壁側に消音性を高めるためにグラスウール等からなる吸音材が設けられている。この種の吸音材は、水分を含むと、防音効果が低減されることが知られている。即ち、本発明によれば、第一流路内に吸音材が取り付けられていた場合であっても、吸音材を濡らすことがないため、高い防音効果を維持でき、燃焼時の騒音をより効果的に低減できる。
また、熱交室を通過した燃焼ガスは、方向転換して第一流路部に導入されるため、排気部の高さを大きくする必要がない。例えば、熱交室の側方側が配置することで、装置全体をコンパクト化できる。従って、本発明の給湯装置によれば、全高を高くすることなく、燃焼時の騒音を抑制できる。
なお、熱交室の上流側に第一流路を配置する構成も勘案されるが、燃焼ガスと二次熱交換器の熱交換効率を考慮すると、熱交室を第一流路の上流側に配置させる方が好ましい。
空間6bは、仕切部材6hによって2つの領域に仕切られている。具体的には、仕切部材6hは、排気部6を縦断するように取り付けられている。これにより、空間6bは、後述する二次熱交換器30が設けられる熱交室17と、排気流路18とに分割されている。
給湯装置1は、図示しない流量センサ等により外部の給水源から二次熱交換器30に向けて湯水が供給されてきたことが検知されると、燃焼部2が燃焼作動を開始する。燃焼部2における燃焼作動に伴って発生した燃焼ガスは、図2に示す燃焼ケース3内を下方に向けて流れる。その後、燃焼ガスは、給湯装置1の底側に設けられた排気集合部5を通過し、排気集合部5の凸空間5aに流入する。そして、燃焼ガスは、排気部6の側面に設けられた導入口6eを水平方向に通過して、排気部6側に抜ける。このようにして排気部6内に流入した燃焼ガスは、熱交室17の上流側領域6yで上向きに進行方向が転換され、熱交配置領域6xに設けられた二次熱交換器30の各受熱管31の間を縫うようにして流れた後、下流側領域6zに至り、さらに進行方向が方向転換される。
排気流路18は、2つの仕切板18u1,18u2を用いて2つのU字状流路が形成されている。具体的には、排気流路18は仕切板18u1を基準に、給湯装置1の正面側に仕切板18u2により形成された下方流路形成部18s1と上方流路形成部18t1が配され、さらに、仕切板18u1を基準に、給湯装置1の背面側に仕切板18uにより形成された下方流路形成部18s2と上方流路形成部18t2が配されている。これにより、熱交室17を通過した燃焼ガスが、連通口6iを介して排気流路18に導入されると、最初のU字状流路である下方流路形成部18s1と上方流路形成部18t1を通過する。そして、最初のU字状流路を通過した燃焼ガスは、2つめのU字状流路である下方流路形成部18s2と上方流路形成部18t2を通過して、連通口18wから上部に抜ける。従って、本実施形態の給湯装置1によれば、排気流路18の大きさを変えることなく、燃焼ガスが通過する流路をさらに長くすることができるため、コンパクト化しつつ騒音をより低減することが可能となる。
また、受熱管31は、中途に複数設けられた折返部31bにおいて、ほぼ「く」の字型に折り曲げられた形状とされている。そのため、二次熱交換器30は、受熱管31が燃焼ガスに晒され高温となっても、受熱管31の膨張に伴って発生するひずみが最小限となるように緩和することができる。
2 燃焼部(燃焼手段)
5 排気集合部
6 排気部
6d 排気口
6e 導入口
7 中和器
17 熱交室
17a 受皿部
18 排気流路
18s,18s1,18s2 下方流路形成部(第一流路部)
18t,18t1,18t2 上方流路形成部(第二流路部)
19 変換流路形成部
20 一次熱交換器
30 二次熱交換器
31 受熱管
31a 横断部
31b 折返部
Claims (7)
- 燃料を燃焼する燃焼手段と、
当該燃焼手段における燃焼作動に伴って発生した燃焼ガスが下方に向けて流れる燃焼ガス通路と、
当該燃焼ガス通路に対して燃焼ガスの流れ方向下流側に存在し、燃焼ガス通路を通過してきた燃焼ガスを受け入れて通過させ、上方に向けて流れ方向を変化させる排気集合部と、
当該排気集合部から送られてきた燃焼ガスを受け入れて通過させ、上方に向けて流すことが可能な排気部と、
当該排気部に対する燃焼ガスの流入を許す導入口と、
前記燃焼ガス通路を流れる燃焼ガスとの熱交換により湯水を加熱可能な一次熱交換器と、
前記排気部内に配された二次熱交換器と、
当該二次熱交換器における熱交換に伴って発生したドレンを中和可能な中和器と、
排出すべきドレンを受ける受皿部と、
当該受皿部に落下したドレンを前記排気集合部を迂回して、直接前記中和器に導くドレン排出系統とを有し、
前記導入口は、前記二次熱交換器よりも下方、且つ前記受皿部よりも上方に配され、前記排気集合部から通過してきた燃焼ガスが水平方向に通過するものであることを特徴とする給湯装置。 - 排気部は、二次熱交換器が設けられ上方に向けて燃焼ガスが流れる熱交室と、少なくとも下方に向けて燃焼ガスが流れる第一流路部を有する排気流路とを備え、
前記排気流路には、前記熱交室を通過してきた燃焼ガスが方向転換されて導入され、前記第一流路部を通じて排気されることを特徴とした請求項1に記載の給湯装置。 - 排気流路は、前記第一流路部を通過してきた燃焼ガスが上方に向かって流れる第二流路部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯装置。
- 排気流路は、第一流路部と第二流路部とが交互に並べられて形成されたU字状流路を複数有していることを特徴とする請求項3に記載の給湯装置。
- 排気部から燃焼ガスの排気を許す排気口を有し、
当該排気口では、前記排気部を通過してきた燃焼ガスが熱交室における燃焼ガスの流れ方向に対して交差する方向に通過することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の給湯装置。 - 二次熱交換器は、排気部内に配された複数の受熱管と、入水側ヘッダと、出水側ヘッダとを有し、
当該入水側ヘッダ及び出水側ヘッダに対して、複数の受熱管がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給湯装置。 - 受熱管が、排気部内を横断する複数の横断部と、湯水の流れ方向上流側に位置する横断部と下流側に位置する横断部との間を接続する折辺部とを有し、
当該折辺部において上流側の横断部から供給されてきた湯水の流れを折り返し、下流側の横断部に供給できるものであることを特徴とする請求項6に記載の給湯装置。
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US11359837B2 (en) | 2016-02-01 | 2022-06-14 | Intergas Heating Assets B.V. | Hot water appliance, flue gas discharge therefor and method for heating a fluid |
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