JP2018004119A - 潜熱回収用熱交換器 - Google Patents

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【課題】ドレン水排出の際の燃焼ガス流の影響を軽減可能な潜熱回収用熱交換器を提供すること。【解決手段】ケース(21)と、前記ケース(21)の内部に配設された複数の伝熱管(22a) と、前記ケース(21)の一端部側に設けられた燃焼ガスの導入開口部(33)と、前記ケースの他端部側に設けられた燃焼ガスの排出開口部(35)と、前記複数の伝熱管(22a) で生じたドレン水を外部に排出するために前記ケース(21)の底部に設けられた排水口(38)とを備えた潜熱回収用熱交換器(20)において、前記複数の伝熱管(22a) は、平面視長円状または長方形状に積層され且つその所定部分に伝熱管(22a) の上下方向の間隔を規制するスペーサ(30)を有し、前記排水口(38)は、前記スペーサ(30)の下部近傍に設けられた。【選択図】図5

Description

本発明は、給湯装置の熱交換器に関し、特に燃焼ガスの潜熱を回収して伝熱管内を流れる液体を加熱する潜熱回収用熱交換器に関する。
従来から、都市ガスや石油を燃焼させて発生させた燃焼ガスの顕熱を回収して伝熱管内を流れる湯水を加熱する顕熱回収用熱交換器と、顕熱回収後の燃焼ガスの潜熱を回収して伝熱管内を流れる上水を加熱する潜熱回収用熱交換器を備えた給湯装置が広く使用されている。このような給湯装置は燃焼用の空気を送る送風機を備えており、燃焼により発生した燃焼ガスは、送風機の送風圧によって顕熱回収用熱交換器及び潜熱回収用熱交換器に順に導入されて伝熱管内の液体を加熱した後、排気口から排出される。
燃焼ガスには燃料の燃焼によって発生する水分が含まれており、この水分は潜熱回収用熱交換器において凝縮し、ドレン水となる。このドレン水は潜熱回収用熱交換器の底部のドレンパンに落下し、ドレンパンに設けられた排水口から潜熱回収用熱交換器の外部へ排出される。このときドレン水を排水口へ導くために、例えば特許文献1に示すように、ドレンパンにキャピラリを設けて毛細管現象を利用してドレン水を引き込み、排水口の方へ誘導するように構成したものが知られている。尚、ドレン水は強酸性のため、排水口から排出されたドレン水は、中和処理を行う中和器を通って給湯装置の外部に排出される。
特開2014−214977号公報
しかし、石油を燃料とする石油給湯装置は、一般的に送風機の送風圧が高く、燃焼ガスの流速が速いので、ドレンパンに落下したドレン水が燃焼ガス流の影響を受けて排水口へ向かって流れることが妨げられることがある。また、特許文献1のようにキャピラリを設けても、燃焼ガス流の影響によりドレン水が排水口へ向かって流れない場合がある。このときドレンパンに溜まったドレン水が燃焼ガス流に煽られ、排気口からドレン水の飛沫が飛散する虞がある。また、ドレン水の排出が妨げられると、ドレン水に含まれるタール成分が排水口を詰まらせる虞がある。
本発明の目的は、ドレン水排出の際の燃焼ガス流の影響を軽減可能な潜熱回収用熱交換器を提供することである。
請求項1の発明は、ケースと、前記ケースの内部に配設された複数の伝熱管と、前記ケースの一端部側に設けられた燃焼ガスの導入開口部と、前記ケースの他端部側に設けられた燃焼ガスの排出開口部と、前記複数の伝熱管で生じたドレン水を外部に排出するために前記ケースの底部に設けられた排水口とを備えた潜熱回収用熱交換器において、前記複数の伝熱管は、平面視長円状または長方形状に積層され且つその所定部分に伝熱管の上下方向の間隔を規制するスペーサを有し、前記排水口は、前記スペーサの下部近傍に設けられたことを特徴としている。
この構成により、積層された複数の伝熱管の所定部分において伝熱管の上下方向の隙間にはスペーサが配置されているので、燃焼ガスがスペーサを通り抜けるようには流れ難くなり、大部分の燃焼ガスはスペーサを迂回するように向きを変えて流れるのでスペーサ近傍では燃焼ガス流の流速が低下する。また、排水口がスペーサの下部近傍に設けられたので、ドレンパンに落下したドレン水は燃焼ガス流の影響が軽減されて排水口へ向かって流れる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記複数の伝熱管が、螺旋状に積層されたことを特徴としている。この構成により、積層された伝熱管がコンパクトになって燃焼ガス流路が短くなり燃焼ガスの流速が速い場合でも、ドレン水は燃焼ガス流の影響が軽減されて排水口へ向かって流れる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記スペーサは、平面視長円状または長方形状に積層された前記複数の伝熱管の長手方向に延びる部分に夫々設けられ、それらスペーサは前記長円状または長方形状の中心に対して略対称に配置され、前記排水口は、前記排出開口部に近い側のスペーサの下部近傍に設けられたことを特徴としている。
この構成により、燃焼ガスが複数のスペーサを迂回するように流れ、排出開口部に近い燃焼ガス流下流側のスペーサ近傍では流速が一層低下するので、ドレン水は燃焼ガス流の影響が軽減されて排水口へ向かって流れる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記排水口は、前記スペーサの下部近傍のうちの前記スペーサの直下または燃焼ガス流の下流側部位に設けられていることを特徴としている。
この構成により、スペーサの燃焼ガス流の上流側で流速が低下した燃焼ガスがスペーサを迂回して流れて到達する燃焼ガス流下流側部位では一層流速が低下しているので、燃焼ガス流の影響を最も受け難い位置に排水口が位置することとなり、ドレン水は燃焼ガス流の影響が軽減されて排水口へ向かって流れる。
本発明によれば、ドレンパンに落下したドレン水に対する燃焼ガス流の影響を軽減することができる。また、ドレン水に対する燃焼ガス流の影響が軽減されるので、ドレン水の飛沫の発生を防ぐことができ、ドレン水の排水口へ向かう流れが妨げられないので、タール成分による詰まりを防ぐことができる。
本発明の実施例に係る給湯装置の内部機器を示す正面図である。 熱交換器の外観斜視図である。 天面板を取り外した状態の熱交換器の斜視図である。 伝熱管ユニットの要部斜視図である。 天面板を取り外した状態の熱交換器の平面図である。 前面板を取り外した状態の熱交換器の正面図である。 右側面板を取り外した状態の熱交換器の右側面図である。 スペーサとセット金具の分解斜視図である。 伝熱管に装着したスペーサを示す図4のIX−IX線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、図1に基づいて給湯装置1について説明する。
給湯装置1は、石油等の液体燃料を燃焼させて上水を加熱し、給湯栓や風呂等に給湯するものである。
この給湯装置1は、外装ケース2内の中段部に配設されたバーナ装着部3と、このバーナ装着部3の下側に配設された燃焼ケース4と、この燃焼ケース4の下側に接続された顕熱回収用熱交換器5と、顕熱回収用熱交換器5から下方へ排出される燃焼ガスを集合する排気集合部6と、この排気集合部6の左端部から上方へ延びる消音機能を有する排気通路7と、外装ケース2内の頂部付近に配設された潜熱回収用熱交換器20と、潜熱回収用熱交換器20の底部から流下するドレン水を中和剤で処理する中和器8と、外装ケース2の頂部上面側の中央部に設けられた排気筒10と、この排気筒10の隣に配設された吸気筒9と、送風ファン(図示略)と、上水系統に接続されて上水を加圧して潜熱回収用熱交換器20及び顕熱回収用熱交換器5に圧送する循環ポンプ12と、制御部13等を備えている。
バーナ装着部3には、図示を省略するが、複数の燃料噴霧ノズルやバーナが設けられている。バーナは炎孔を下方へ向けた下向き燃焼式のバーナであり、複数のバーナで発生した下向きの火炎は燃焼ケース4内へ導入され、燃焼ケース4から顕熱回収用熱交換器5へ導入された燃焼ガスは、顕熱回収用熱交換器5の伝熱管内を流れる湯水を加熱する。その後、燃焼ガスは、排気集合部6から排気通路7を通って潜熱回収用熱交換器20の左端部へ導入され、潜熱回収用熱交換器20の伝熱管ユニット22内を流れる上水を加熱した後、排気筒10から放出される。潜熱回収用熱交換器20で加熱された湯水は、顕熱回収用熱交換器5へ供給されて加熱された後、出湯配管へ供給される。尚、バーナは下向き燃焼式のものに限定されず、上向き燃焼式のバーナであってもよい。
次に、潜熱回収用熱交換器20について説明する。
図2〜図7に示すように、潜熱回収用熱交換器20(以下、熱交換器20という)は、略直方体形状のケース21と、このケース21の内部に配設された複数の伝熱管22aから構成された伝熱管ユニット22と、ケース21の一端部側、例えば左端部側に設けられた燃焼ガスの導入開口部33と、ケース21の他端部側、例えば右端部側に設けられた燃焼ガスの排出開口部35と、前記伝熱管ユニット22で発生したドレン水を外部に排出するために前記ケース21の底部に設けられた排水口38とを備えている。
ケース21は、ドレンパンである底面板21a、前面側板21b、後面側板21c、左面側板21d、右面側板21e、ケース21内の左端部分の導入空間23の右端上半部を仕切る仕切り板24、前面側仕切り板25、天面板26等を備えている。また、天面板26の上方近傍には、天面板26と協働して燃焼ガスの排出通路を形成するカバー板(図示略)が配設され、排出通路の下流端が排気筒10に接続されている。
図4に示すように、伝熱管ユニット22は、複数(例えば6本)のステンレス製の伝熱管22aが水平方向に接近状に並べられ、鉛直方向の中心軸周りに螺旋状に複数段(例えば5段)積層されて、平面視長円状または長方形状を有する。図2,図3に示すように、伝熱管ユニット22の複数の伝熱管22aの両端部は、ケース21の右面側板21eを貫通してケース21の外側に突出し、入水ヘッダ27と出湯ヘッダ28が接続されている。
図3〜図5に示すように、平面視長円状または長方形状の螺旋状に積層された伝熱管ユニット22の所定部分、例えば伝熱管ユニット22の前端側の伝熱管22Aが長手方向に延びる部分の一部にスペーサ30が設けられ、スペーサ30の下部近傍に排水口38が設けられている。また、スペーサ32が、伝熱管ユニット22の平面視長円状または長方形状の中心に対してスペーサ30と対称位置に設けられている。スペーサ30は、スペーサ32よりケース21の排出開口部35に近い位置に設けられている。尚、排水口38の下流側は中和器8に接続されている。
図7に示すように、排水口38は底面板21aの前端側に設けられている。この排水口38の周りには、排水口38に向かってドレン水が集まるように下方に膨出状に形成された底面凹部40が形成されている。一方、底面板21aの後端側には、上方に膨出状に形成された底面凸部41が形成されている。この底面凸部41により、底面板21aと伝熱管ユニット22の下端との隙間を小さくして燃焼ガスの大部分が伝熱管22aの間を通過するように構成されている。尚、底面板21aは、排水口38に向かって緩やかに下方に傾斜するように構成されていてもよい。
図8、図9に示すように、スペーサ30は、例えば直径が3〜4mmの円柱状のステンレス製の線材を折り曲げて形成され、伝熱管ユニット22の複数の伝熱管の上下方向の間隔を規制するように伝熱管の間に装着される。スペーサ32も同様に形成されている。セット金具31は、ステンレス製の帯板の上下両端部に伝熱管ユニット22の上下両端の伝熱管に係合する係合部31a,31bを形成したものである。図9は、図4のIX−IX線断面図であり、スペーサ30,32およびセット金具31の装着状態が示されている。
図5、図6に示すように、ケース21の左端側の底面板21aには、燃焼ケース4内で発生した燃焼ガスをケース21内に導入する平面視長円形状の導入開口部33が形成されている。この導入開口部33から導入された燃焼ガスを伝熱管ユニット22へ供給するため、導入開口部33の上側空間には伝熱管が存在しない導入空間23が形成されている。尚、導入開口部33の形成部位は、ケースの底面板21aに限定されるものではなく、天面板26の左端側、前面側板21bの左端側、または左面側板21dに設けられ、導入された燃焼ガスが導入空間23で流れる向きを調整して伝熱管ユニット22に向かうように構成してもよい。
導入空間23の右端には、その導入空間23から伝熱管ユニット22の方へ導入される燃焼ガスを伝熱管ユニット22の下半部側へ誘導するための鉛直の仕切り板24が設けられ、この仕切り板24の下側には燃焼ガスが通過可能な開口通路34が形成されている。仕切り板24は、その上端部に設けられたフランジ24aが天面板の下面にビス等により固定されている。
図2に示すように、天面板26の右端側部分には、熱交換後の燃焼ガスを上方へ排出するための排出開口部35が形成されている。この排出開口部35は伝熱管ユニット22の前後幅と同等の前後幅と、この前後幅の約1/3程度の左右幅を有する平面視略長方形状の開口部である。尚、排出開口部35の位置は天面板26に限定されるものではなく、前面側板21bの右端側部分に設けて給湯装置1の前面側から排気するようにしてもよい。
天面板26の排出開口部35の右側には平板部26aが設けられ、排出開口部35の左側には下方に膨出状に形成された第1天面凹部37aと第1天面凹部37aの前端側にさらに下方に膨出状に形成された第2天面凹部37bが設けられている。これら第1,第2天面凹部37a,37bにより、天面板26と伝熱管ユニット22の上端の間の隙間を小さくして、燃焼ガスの大部分が伝熱管22aの間を通過するように構成されている。
次に、上記の熱交換器20の作用、効果について説明する。
燃焼ケース4内の燃焼ガスは、顕熱回収用熱交換器5において湯水を加熱した後排気集合部6を経て排気通路7へ流れ、排気通路7の上端から熱交換器20の導入開口部33を通って導入空間23へ流入する。熱交換器20に流入した燃焼ガスにより伝熱管ユニット22内を流れる水が加熱されて湯水となり、その湯水が顕熱回収用熱交換器5へ供給され、顕熱回収用熱交換器5において一層高温の湯水に加熱される。
導入空間23に流入した燃焼ガスは、導入空間23の下半部に連通した開口通路34を通って伝熱管ユニット22の方へ流動する。図5、図6に示すように、燃焼ガスは伝熱管ユニット22の下半部側を右方へ流動しながら、その一部は伝熱管ユニット22の上半部側へ流動する。熱交換器20の後端側に設けられたガス流路上流側のスペーサ32の方へ流れた燃焼ガスの大半は、スペーサ32により前方へ誘導されてから右方へスペーサ32を迂回するように流動し、その後、熱交換器20の前端側に設けられたガス流路下流側のスペーサ30により熱交換器20の後端側へ誘導される。
熱交換器20の後端側へ誘導された燃焼ガスの一部は熱交換器20の後端部上層側を流れ、燃焼ガスの残りの部分は熱交換器20の後端部中層及び後端部下層側を流動して天面板26の平板部26aの下方へ流動する。前記上層側を流れた燃焼ガスは排出開口部35から上方へ流れ、天面板26とカバー板の間の排出通路へ流れ、排気筒10から放出される。
平板部26aの下方へ流動した燃焼ガスは、右面側板21eにより前方へ誘導され、伝熱管の間及び平板部26aと伝熱管ユニット22の間を前方へ流動してから排出開口部35の前半部から上方へ流動して天面板26とカバー板の間の排出通路へ流れ、排気筒10から放出される。
伝熱管ユニット22には、伝熱管22aの上下方向の隙間を規制するスペーサ30が設けられているので、燃焼ガスがスペーサ30を通り抜けるようには流れ難くなり、上述のように燃焼ガスはスペーサ30を迂回するように向きを変えて流れるのでスペーサ30近傍では燃焼ガス流の流速が低下する。また、排水口38がスペーサ30の下部近傍に設けられたので、排水口38にドレン水が流れる際に燃焼ガス流の影響が軽減される。従って、底面板21aに落下したドレン水に対する燃焼ガス流の影響を軽減することができ、ドレン水は排水口38へ向かって流れる。
また、螺旋状に積層することにより伝熱管ユニット22がコンパクトになり、燃焼ガス流路が短くなり、燃焼ガスの流速が低下し難くなる。この場合でも、スペーサ30により燃焼ガス流の影響を軽減することができ、ドレン水は排水口38へ向かって流れる。
さらに、燃焼ガス流の上流側にスペーサ32を設けたことにより燃焼ガスが複数のスペーサ30,32を迂回するように流れ、排出開口部35に近い燃焼ガス流の下流側のスペーサ30近傍では流速が一層低下するので、ドレン水に対する燃焼ガス流の影響を軽減することができ、ドレン水は排水口38へ向かって流れる。
その上、スペーサ30の燃焼ガス流の上流側で流速が低下した燃焼ガスが、このスペーサ30を迂回して流れて到達する燃焼ガス流の下流側部位では一層流速が低下しているので、燃焼ガス流の影響を最も受け難い位置に排水口38が位置することとなり、ドレン水に対する燃焼ガス流の影響を軽減することができ、ドレン水は排水口38へ向かって流れる。
しかも、排水口38へ向かうドレン水が燃焼ガス流により妨げられずに流れるので、ドレン水の飛沫の発生を防ぐことができ、ドレン水のタール成分による排水口38の詰まりを防止することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
[1]熱交換器20は、入水ヘッダ27、出湯ヘッダ28のある側を左側とし、導入開口部33のある側を右側とするように左右を反転させた構造や、前後を反転させた構造であってもよい。
[2]伝熱管ユニット22の伝熱管22aの本数や段数は前記実施例のものに限定されるものではない。
[3]水平方向に延びた伝熱管が上下に複数並べられ、平面視長方形状を有するように蛇行状に曲げられて伝熱管ユニット22が形成されてもよい。
[4]スペーサ30,32は線材や板材等により櫛状に形成されていてもよい。
[5]導入開口部33や排出開口部35の形状は実施例のものに限定されるものではなく、種々の形状を採用可能である。
[6]その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 給湯装置
8 中和器
10 排気筒
13 制御部
20 潜熱回収用熱交換器(熱交換器)
21 ケース
21a 底面板
22 伝熱管ユニット
22a 伝熱管
26 天面板
27 入水ヘッダ
28 出湯ヘッダ
30,32 スペーサ
33 導入開口部
35 排出開口部
38 排水口

Claims (4)

  1. ケースと、前記ケースの内部に配設された複数の伝熱管と、前記ケースの一端部側に設けられた燃焼ガスの導入開口部と、前記ケースの他端部側に設けられた燃焼ガスの排出開口部と、前記複数の伝熱管で生じたドレン水を外部に排出するために前記ケースの底部に設けられた排水口とを備えた潜熱回収用熱交換器において、
    前記複数の伝熱管は、平面視長円状または長方形状に積層され且つその所定部分に伝熱管の上下方向の間隔を規制するスペーサを有し、
    前記排水口は、前記スペーサの下部近傍に設けられたことを特徴とする潜熱回収用熱交換器。
  2. 前記複数の伝熱管は、螺旋状に積層されたことを特徴とする請求項1に記載の潜熱回収用熱交換器。
  3. 前記スペーサは、前記平面視長円状または長方形状に積層された複数の伝熱管の長手方向に延びる部分に夫々設けられ、それらスペーサは前記長円状または長方形状の中心に対して略対称に配置され、
    前記排水口は、前記排出開口部に近い側のスペーサの下部近傍に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の潜熱回収用熱交換器。
  4. 前記排水口は、前記スペーサの下部近傍のうちの前記スペーサの直下または燃焼ガス流の下流側部位に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の潜熱回収用熱交換器。
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