JP2011174688A - 燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発生した凝縮水を効率良く回収する。
【解決手段】燃焼装置100は、燃焼ガス流路11を通じて燃焼ガスを供給する燃焼部10と、燃焼ガスから主として顕熱を回収する熱交換部20と、熱交換部20を通過した燃焼ガスの通路である通過燃焼ガス流路31乃至33と、通過した燃焼ガスから潜熱を回収する潜熱回収熱交換部40とを備える。潜熱回収熱交換部40は、通過燃焼ガス流路32中に設けられており、通過した燃焼ガスが潜熱回収熱交換部40の上方から下方に流れるような態様で設けられている。また、潜熱回収熱交換部40は、水等の流体を通す伝熱管41のみで構成させ、その伝熱管41の外周表面はその伝熱管41に付着した凝縮水が下方に滴下することを妨げる凸部または凹部を有しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、凝縮水を効率良く回収する燃焼装置に関する。
従来、図5に示すような温水機器500が提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。この温水機器500は、燃焼室510内で燃料を燃焼するバーナ520と、上記バーナ520の燃焼排気から顕熱を回収して主伝熱管531内の通水を加熱する主熱交換器530と、上記主熱交換器530より上流の通水路に設けられ、上記主熱交換器530を通過した燃焼排気から潜熱と上記主熱交換器530で回収しきれなかった顕熱とを回収して副伝熱管内541の通水を加熱する副熱交換器540と、上記副熱交換器540で発生した凝縮水を受けて蒸発させる蒸発皿550とを備えている。
特開2005−180778号公報
上述の温水機器500は、副熱交換器540において発生した凝縮水を副熱交換器540の下方にある蒸発皿550に回収する機構になっている。そして、燃焼排気は副熱交換器540の下方から上方に向かって流れている。したがって、副熱交換器540において発生した凝縮水の滴下方向と燃焼排気の向かう方向とが反対方向になっている。
これでは、副熱交換器540において発生した凝縮水の滴下は、下方から上方へ流れる燃焼排気により妨げられてしまう。また、凝縮水の滴下方向と燃焼排気の向かう方向が反対であると、燃焼排気の熱を凝縮水が奪い易くなり、副熱交換器540が効率良く熱交換を行うことを妨げる結果となる。
そこで、本発明は、発生した凝縮水が再び排気の熱を奪うことを妨げることにより、効率良く熱交換を行う燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の燃焼装置は、燃焼ガスを供給する燃焼手段から燃焼ガス流路を通じて供給された燃焼ガスと熱交換を行う熱交換手段と、上記熱交換手段を通過した通過燃焼ガスの流路である通過燃焼ガス流路と、上記通過燃焼ガス流路中に設けられており、上記通過燃焼ガスにおける潜熱および上記熱交換手段において回収しきれなかった顕熱を回収する潜熱回収熱交換手段とを備えた燃焼装置であって、上記通過燃焼ガスが上記潜熱回収熱交換手段の上方から下方に向かって流れるように上記潜熱回収熱交換手段を上記通過燃焼ガス流路中に設け、上記潜熱回収熱交換手段は、流体を通す伝熱管で構成され、その伝熱管の外周表面はその伝熱管に付着した凝縮水が下方に滴下することを妨げる凸部または凹部を有しないことを特徴とするものである。これにより、燃焼装置において発生した凝縮水を効率良く滴下させるという作用をもたらす。
また、本発明の燃焼装置において、上記伝熱管の外周表面は、平滑面であることを特徴とする。これにより、伝熱管に付着した凝縮水を効率良く滴下させるという作用をもたらす。
また、本発明の燃焼装置において、上記伝熱管は、上記通過燃焼ガスが流れる方向に沿って伸びていることを特徴とする。これにより、伝熱管に付着した凝縮水をさらに効率良く滴下させるという作用をもたらす。
また、本発明の燃焼装置において、上記伝熱管を通る流体の向かう方向が上記通過燃焼ガスの向かう方向の反対方向である下方から上方であることを特徴とする。これにより、伝熱管を通る流体を効率良く熱を伝えるという作用をもたらす。
また、本発明の燃焼装置において、上記通過燃焼ガス流路壁面と上記通過燃焼ガス流路壁面に近接する上記伝熱管との間を通る上記通過燃焼ガスを上記伝熱管に誘導する通過燃焼ガス誘導手段をさらに備えたことを特徴する。これにより、排気ガスにおける潜熱や顕熱を効率良く回収させるという作用をもたらす。
本発明によれば、発生した凝縮水が再び排気の熱を奪うことを妨げることにより、効率の良い熱交換を実現できるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態における燃焼装置100を示す図である。 図1におけるA方向から見た際の本発明の実施の形態における燃焼装置100の断面図である。 本発明の他の実施の形態における燃焼装置200および300を示す図である。 本発明の他の実施の形態における燃焼装置400を示す図である。 従来の温水機器500を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における燃焼装置100を示す図である。本発明の実施の形態における燃焼装置100は、燃焼部10と、燃焼ガス流路11と、熱交換部20と、通過燃焼ガス流路30と、潜熱回収熱交換部40とを備える。
燃焼部10は、燃焼ガス流路11を通じて燃焼ガスを熱交換部20に供給するものである。燃焼部10は、例えば石油やガス等を燃焼させるバーナ等が想定されるが、これに限るものではなく、その他のものであってもよい。
熱交換部20は、燃焼ガス流路11中に設けられ、燃焼部10から供給された燃焼ガスと熱交換を行うものであり、燃焼ガスから主として顕熱を回収して熱交換部20中を流れる水等の流体に熱を与えるものである。熱交換部20として、例えば整列した複数の(図示しない)熱交換フィンと、その複数の熱交換フィンを貫通した水等の流体を通す(図示しない)伝熱管とにより構成させることが想定されるが、これに限るものではなく、その他の構成(例えば、伝熱管のみの構成)であってもよい。
通過燃焼ガス流路30は、熱交換部20を通過した燃焼ガス(以下において、この燃焼ガスを通過燃焼ガスと呼ぶ。)の流路であり、通過燃焼ガス流路31乃至33と、排気口34とにより構成されている。なお、上記説明した燃焼ガス流路11と通過燃焼ガス流路30とは一体的になった態様の流路であってもよい。
通過燃焼ガス流路31は、熱交換部20を通過した直後に下方から上方へ通過燃焼ガスを導く流路である。通過燃焼ガス流路31により上方に導かれた通過燃焼ガスは、通過燃焼ガス流路31の終端部31aに当たる等して自身の進行方向を上方から下方へ変える。
通過燃焼ガス流路32は、通過燃焼ガス流路31から導かれてきた通過燃焼ガスを上方から下方へ導く流路である。通過燃焼ガス流路32によって下方に導かれた通過燃焼ガスは、通過燃焼ガス流路32の終端部32aに当たる等して自身の進行方向を下方から上方へ変える。
そして、通過燃焼ガス流路32の終端部32aには、凝縮水を回収する凝縮水回収部35が設けられている。凝縮水回収部35は、例えば通過燃焼ガス流路32の終端部32aに傾斜をつけ、傾斜の先に凝縮水回収管35aを設けた構成が想定されるが、これに限るものではなく、その他の構成であってもよい。通過燃焼ガス流路32の終端部32aに滴下した凝縮水は、傾斜に沿って凝縮水回収管35aに誘導され、凝縮水回収管35aに流れていく。そして、この凝縮水は、凝縮水回収管35aを通って凝縮水に対して中和処理を行う(図示しない)凝縮水中和部に送られて所定の処理を施された後に、外部に排出される。
ここで、通過燃焼ガスが凝縮水回収管35aを通って(図示しない)凝縮水中和部に入り込まないように凝縮水回収管35aには(図示しない)水封部が設けられている。水封部において通過燃焼ガスは堰止められ(図示しない)凝縮水中和部に入り込まないようになっている。
通過燃焼ガス流路33は、通過燃焼ガス流路32から導かれてきた通過燃焼ガスを下方から上方へ導く流路である。通過燃焼ガス流路33によって上方に導かれた通過燃焼ガスは、排気口34から排出される。
なお、通過燃焼ガス流路31乃至33は、例えば後述する潜熱回収熱交換部40を収めたケーシング50の内部において全体としてS字形状の流路が形成されるように仕切りを設けた構成が具体的一例として挙げられるが、これに限るものではなく、その他の構成であってもよい。
潜熱回収熱交換部40は、通過燃焼ガス流路32中に設けられており、主として通過燃焼ガスにおける潜熱を回収して潜熱回収熱交換部40中を流れる水等の流体に熱を与えるものである。すなわち、潜熱回収熱交換部40は、通過燃焼ガスにおける潜熱および熱交換部20において回収しきれなかった顕熱を回収する。そして、通過燃焼ガス流路32中おいて潜熱回収熱交換部40は、通過燃焼ガスが潜熱回収熱交換部40の上方から下方に流れるような態様で設けられる。
通過燃焼ガスが潜熱回収熱交換部40の上方から下方に流れるようにすると、潜熱回収熱交換部40において発生した凝縮水の滴下方向と通過燃焼ガスの流れる方向とが同方向となるため、凝縮水は通過燃焼ガスにより吹き飛ばされて滴下が促進される。これにより、通過燃焼ガスにおける潜熱が凝縮水の蒸発に使われる割合を低減することができる。
また、潜熱回収熱交換部40は、水等の流体を通す伝熱管41のみで構成させ、熱交換フィンを構成に含めない構成が好ましい。潜熱回収熱交換部40に熱交換フィンを設けない構成が好ましいのは、熱交換フィンが伝熱管41に付着した凝縮水の滴下を妨げる障害になり得るからである。
伝熱管41の態様として、例えば図1に示すように入口管42から概ね水平に左方向へ伸びていき、通過燃焼ガス流路32左側面付近で上方にU字型に屈曲して概ね水平に右方向へ通過燃焼ガス流路32右側面付近まで伸びていき、さらに通過燃焼ガス流路32右側面付近で上方にU字型に屈曲して概ね水平に左方向へ伸びていくという態様を複数段(図1においては10段)繰り返した態様が想定されるが、これに限るものではなく、その他の態様であってもよい。そして、伝熱管41の終端は、出口管43に接続されている。
なお、入口管42は水等の流体が入ってくる入口であり、出口管43は入口管42から伝熱管41を通じて流れてきた水(湯)等の流体が出ていく出口である。このように燃焼装置100を構成すると、伝熱管41を流れる水等の流体が向かう方向は潜熱回収熱交換部40の下方から上方になる。したがって、伝熱管41を流れる水等の流体が向かう方向は、通過燃焼ガスの向かう方向と反対方向になる。
伝熱管41を流れる水等の流体が向かう方向が通過燃焼ガスの向かう方向と反対方向となると、水等の流体を効率良く加熱することができる。すなわち、通過燃焼ガスは通過燃焼ガス流路32の入口付近(終端部31a付近)が一番熱エネルギーの高い状態にあるが、通過燃焼ガス流路32の入口付近にある出口管43から水等の流体が入ってくる構成にすると、通過燃焼ガス流路32の入口付近において通過燃焼ガスは、出口管43から入ってくる未だ温度の低い水等の流体に多量に潜熱を奪われてしまう。こうなると、通過燃焼ガス流路32の下方を流れる通過燃焼ガスは、伝熱管41の下流を流れる水等の流体に与える潜熱が少ない状態になると考えられる。これでは、潜熱回収熱交換部40は水等の流体を効率良く加熱することができない。
一方、これとは逆に入口管42から水等の流体が入ってくる構成にすると、水等の流体の温度分布は通過燃焼ガス流路32の出口から上に上がっていくほど高くなるため、通過燃焼ガスは上記のように通過燃焼ガス流路32の入口付近というような特定の位置で多量の潜熱を奪われることはない。このため、上記後者のような構成にすると、潜熱回収熱交換部40は水等の流体を効率良く加熱することができる。
そして、伝熱管41の外周表面はその伝熱管41に付着した凝縮水が下方(凝縮水回収部35に向かう方向)に滴下することを妨げる凸部または凹部を有しない。このような伝熱管41として、例えば外周表面に凸部または凹部を有しない平滑な面を備えた筒型(例えば、円筒型や四角筒型)の伝熱管が想定されるが、これに限るものではなく、その他の形態であってもよい。
伝熱管41の外周表面を上記のようにした理由は、伝熱管41に付着した凝縮水が下方に滴下することを妨げないためである。凸部または凹部を有すると、この部分に表面張力により凝縮水が滞留しやすく、さらに排気ガスの通過の際に凸部または凹部に渦流が発生することによっても凝縮水が伝熱パイプにまとわりついて滴下を妨げる。したがって、伝熱管41の態様は、そのことを達成できる範囲で例えば、伝熱管41の上側半分外周表面が凸部または凹部を有して下側半分が凸部または凹部を有しない平滑な面であってもよい。
すなわち、「伝熱管41に付着した凝縮水が下方(凝縮水回収部35に向かう方向)に滴下することを妨げる凸部または凹部」とは、凝縮水が下方に滴下することを妨げる凸部または凹部を指すのであって、全ての凸部または凹部を指すものではない。これに該当しない凸部または凹部は、伝熱管41の外周表面に設けられていても設けられていなくてもどちらも本発明の範囲に含まれる。
図2は、図1におけるA方向から見た際の本発明の実施の形態における燃焼装置100の断面図である。燃焼装置100における伝熱管41は、図2から明らかなように複数個(9個)並列に並んだ構造をしている。これは図1において見ると、図1における紙面奥方向に向かって複数個並んだ態様である。
また、燃焼装置100における伝熱管41の両端に位置する伝熱管41aおよび41bに図2に示すように通過燃焼ガス誘導部44a乃至44fを設けるようにしてもよい。この通過燃焼ガス誘導部44a乃至44fは、伝熱管41aおよび41bと、通過燃焼ガス流路32の両側面との間にある隙間を通る通過燃焼ガスを伝熱管41がある内側に誘導するものである。なお、通過燃焼ガス誘導部44a乃至44fは図1においては図示していない。
通過燃焼ガス誘導部44a乃至44fとして、例えば伝熱管41aおよび41bと、通過燃焼ガス流路32の両側面との間にある隙間を概ね遮り、通過燃焼ガス流路32の両側面に対して所定の角度を成すような態様で設けられた板状の部材が想定されるが、これに限るものではなく、その他のもので通過燃焼ガス誘導部44a乃至44fを構成してもよい。
図3は、本発明の他の実施の形態における燃焼装置200および300を示す図である。図3(a)は、本発明の他の実施の形態における燃焼装置200を示す図である。本発明の他の実施の形態における燃焼装置200は、燃焼部210と、燃焼ガス流路211と、熱交換部220と、通過燃焼ガス流路230と、潜熱回収熱交換部240とを備える。燃焼部210と、燃焼ガス流路211と、熱交換部220と、通過燃焼ガス流路230と、潜熱回収熱交換部240は、燃焼装置100における燃焼部10と、燃焼ガス流路11と、熱交換部20と、通過燃焼ガス流路30と、潜熱回収熱交換部40と同様の機能を有するため、個々の機能の説明は省略する。
また、通過燃焼ガスの向かう方向や、潜熱回収熱交換部240において水等の流体が向かう方向については燃焼装置100において説明したことが燃焼装置200においてもそのまま当てはまる。
一方、燃焼装置200と燃焼装置100との相違点は、燃焼部および熱交換部と、通過燃焼ガス流路および潜熱回収熱交換部との位置関係である。燃焼装置100においては、燃焼部10および熱交換部20の上方に通過燃焼ガス流路30および潜熱回収熱交換部40が位置していたが、燃焼装置200においては、燃焼部210および熱交換部220の下方に通過燃焼ガス流路230および潜熱回収熱交換部240が位置している。これに伴い、燃焼装置100における通過燃焼ガス流路31に相当するものが、燃焼装置200においてはない。
なお、通過燃焼ガス流路230は、例えば潜熱回収熱交換部240を収めたケーシング250の内部において全体としてU字形状の流路が形成されるように仕切りを設けた構成が具体的一例として挙げられるが、これに限るものではなく、その他の構成であってもよい。
図3(b)は、本発明の他の実施の形態における燃焼装置300を示す図である。本発明の他の実施の形態における燃焼装置300は、燃焼部310と、燃焼ガス流路311と、熱交換部320と、通過燃焼ガス流路330と、潜熱回収熱交換部340とを備える。燃焼部310と、燃焼ガス流路311と、熱交換部320と、通過燃焼ガス流路330と、潜熱回収熱交換部340は、燃焼装置100における燃焼部10と、燃焼ガス流路11と、熱交換部20と、通過燃焼ガス流路30と、潜熱回収熱交換部40と同様の機能を有するため、個々の機能の説明は省略する。
また、通過燃焼ガスの向かう方向や、潜熱回収熱交換部340において水等の流体が向かう方向については燃焼装置100において説明したことが燃焼装置300においてもそのまま当てはまる。
一方、燃焼装置300と燃焼装置100との相違点は、通過燃焼ガス流路の構成である。燃焼装置100において通過燃焼ガス流路30は、ケーシング50内部においてS字形状の流路が形成されるように仕切りを設けた構成となっていた。一方、燃焼装置300において通過燃焼ガス流路330は、ケーシング350内部においてU字形状の流路が形成されるように仕切りを設けた構成に、燃焼装置100における通過燃焼ガス流路31に相当する通過燃焼ガス流路331を別途付加した構成になっている。燃焼装置300のような構成にすると、図3(b)において燃焼部310および熱交換部320は、通過燃焼ガス流路330および潜熱回収熱交換部340の下方に位置しているが、これ以外の位置(例えば横、上)であってもよい。すなわち、燃焼装置300のような構成にすると、燃焼部310および熱交換部320と、通過燃焼ガス流路330および潜熱回収熱交換部340との位置関係はどのような位置関係であってもよいというメリットがある。
以上から明らかなように、本発明の燃焼装置においては、通過燃焼ガスが潜熱回収熱交換部の上方から下方へ向かって流れる構成であれば燃焼部および熱交換部と、通過燃焼ガス流路および潜熱回収熱交換部とはどのような位置構成であってもよい。
図4は、本発明の他の実施の形態における燃焼装置400を示す図である。本発明の他の実施の形態における燃焼装置400は、燃焼部410と、燃焼ガス流路411と、熱交換部420と、通過燃焼ガス流路430と、潜熱回収熱交換部440とを備える。燃焼部410と、燃焼ガス流路411と、熱交換部420と、通過燃焼ガス流路430と、潜熱回収熱交換部440は、燃焼装置100における燃焼部10と、熱交換部20と、通過燃焼ガス流路30と、潜熱回収熱交換部40と同様の機能を有するため、個々の機能の説明は省略する。
また、通過燃焼ガスの向かう方向や、潜熱回収熱交換部440において水等の流体が向かう方向については燃焼装置100において説明したことが燃焼装置400においてもそのまま当てはまる。
一方、燃焼装置400と燃焼装置100との相違点は、潜熱回収熱交換部の態様である。潜熱回収熱交換部440も潜熱回収熱交換部40と同様に伝熱管441のみで構成されているが、伝熱管441は、入口管442から概ね水平に左方向へ伸びていき、通過燃焼ガス流路432左側面付近で上方にU字型に屈曲して概ね水平に右方向へ伸びていく伝熱管441aと、伝熱管441aから伝熱管441aと概ね直角を成して上方へ伸びる伝熱管441b乃至441fと、伝熱管441b乃至441fと接続された概ね水平に伸びていき、上方にU字型に屈曲して出口管443に接続された伝熱管441gとにより構成されている。なお、伝熱管441aから縦に伸びる伝熱管は5本以上でも5本以下であってもよい。
なお、伝熱管441の態様は、上記のような態様に限るものではなく、その他の態様であってもよい。すなわち、潜熱回収熱交換部440における伝熱管441は、入口管442付近から出口管443付近まで通過燃焼ガス流路432における通過燃焼ガスの流れる方向に沿って伸びた構成であればよい。そして、入口管442付近から出口管443付近まで通過燃焼ガス流路432における通過燃焼ガスの流れる方向に沿って伸びた伝熱管が、入口管442および出口管443と接続する態様はどのようなものであってもよく、設計事項である。なお、伝熱管441が伸びる通過燃焼ガス流路432における通過燃焼ガスの流れる方向とは、厳密な意味で方向が一致しなくてはならないものではなく、概ね通過燃焼ガス流路432における通過燃焼ガスの流れる方向に伝熱管441が伸びていればよい。
そして、伝熱管441の外周表面も伝熱管41と同様にその伝熱管441に付着した凝縮水が下方に滴下することを妨げる凸部または凹部を有しない。このような伝熱管441として、例えば外周表面に凸部または凹部を有しない平滑な面である筒型の伝熱管が想定されるが、これに限るものではなく、その他の態様であってもよい。
伝熱管441を以上のような態様とした理由は、伝熱管41において説明した理由と同様で伝熱管441に付着した凝縮水が下方に滴下することを妨げないためである。凸部または凹部を有すると、この部分に表面張力により凝縮水が滞留しやすく、さらに排気ガスの通過の際に凸部または凹部に渦流が発生することによっても凝縮水が伝熱パイプにまとわりついて滴下を妨げる。したがって、伝熱管441の態様として、そのことを達成できる範囲の様々な態様が挙げられるが、それらの態様も本発明に含まれる。
伝熱管441を上記のように構成することにより、特に伝熱管441gから伝熱管441b乃至441fを伝って凝縮水を効率良く下方へ滴下させることができる。
このように、本発明の実施の形態によれば、潜熱回収熱交換部において発生した凝縮水を効率良く回収することができる。これにより、燃焼ガスにおける潜熱等が効率良く水等の流体の加熱に用いることができる。
なお、燃焼装置100乃至400における様々な特徴ある部分を任意に組み合わせた燃焼装置も本発明の範囲に含まれる。また、燃焼装置100乃至400において潜熱回収熱交換部を通過して下方に移動した通過燃焼ガスをさらに上方の排気口に導くように通過燃焼ガス流路は形成されているが、これに限るものではない。すなわち、本発明の燃焼装置においては、潜熱回収熱交換部を通過して下方に移動した通過燃焼ガスをそのまま下方のいずれかに設けた排気口から排出する構成であってもよい。通過燃焼ガスの流れが潜熱回収熱交換部における凝縮水の滴下方向である潜熱回収熱交換部の上方から下方に流れるということを満たす範囲で通過燃焼ガス流路は様々な形態をとることができ、そのようなものも本発明の範囲に含まれる。
また、以上説明した複数の本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
10、210、310、410 燃焼部
20、220、320、420 熱交換部(熱交換手段)
30、31、32、33、230、330、430 通過燃焼ガス流路
34 排気口
35 凝縮水回収部
35a 凝縮水回収管
40、240、340、440 潜熱回収熱交換部(潜熱回収熱交換手段)
41、41a、441、441a、441b、441c、441d、441e、441f、441g 伝熱管
42 入口管
43 出口管
44a、44b、44c、44d、44e、44f 通過燃焼ガス誘導部
100、200、300、400 燃焼装置

Claims (5)

  1. 燃焼ガスを供給する燃焼手段から燃焼ガス流路を通じて供給された燃焼ガスと熱交換を行う熱交換手段と、
    前記熱交換手段を通過した通過燃焼ガスの流路である通過燃焼ガス流路と、
    前記通過燃焼ガス流路中に設けられており、前記通過燃焼ガスにおける潜熱および前記熱交換手段において回収しきれなかった顕熱を回収する潜熱回収熱交換手段とを備えた燃焼装置であって、
    前記通過燃焼ガスが前記潜熱回収熱交換手段の上方から下方に向かって流れるように前記潜熱回収熱交換手段を前記通過燃焼ガス流路中に設け、
    前記潜熱回収熱交換手段は、流体を通す伝熱管で構成され、その伝熱管の外周表面はその伝熱管に付着した凝縮水が下方に滴下することを妨げる凸部または凹部を有しないことを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記伝熱管の外周表面は、平滑面であることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記伝熱管は、前記通過燃焼ガスが流れる方向に沿って伸びていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃焼装置。
  4. 前記伝熱管を通る流体が向かう方向が前記通過燃焼ガスの向かう方向の反対方向である下方から上方であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の燃焼装置。
  5. 前記通過燃焼ガス流路壁面と前記通過燃焼ガス流路壁面に近接する前記伝熱管との間を通る前記通過燃焼ガスを前記伝熱管に誘導する通過燃焼ガス誘導手段をさらに備えたことを特徴する請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の燃焼装置。
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