JP2010273061A - スピーカー用フレーム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のスピーカー用フレームは、ポリ乳酸樹脂(A)と非晶質のポリカーボネート樹脂(B)および/または非晶質のポリサルフォン樹脂(C)とを混練して得られるアロイ化樹脂を含有する複合材料から形成される。
【選択図】なし
Description
好ましい実施形態においては、上記ポリ乳酸樹脂(A)が植物由来のポリ乳酸樹脂である。
好ましい実施形態においては、上記ポリ乳酸樹脂(A)の配合割合が50重量%以下である。
好ましい実施形態においては、上記ポリ乳酸樹脂(A)と上記非晶質のポリカーボネート樹脂(B)および/または非晶質のポリサルフォン樹脂(C)との配合比が20:80〜30:70である。
好ましい実施形態においては、上記ポリカーボネート樹脂(B)がリサイクル品である。
好ましい実施形態においては、上記複合材料がフィラーを含む。
好ましい実施形態においては、上記フィラーがバサルト繊維である。
好ましい実施形態においては、上記アロイ化樹脂に対する上記バサルト繊維の含有割合が20重量%以下である。
好ましい実施形態においては、上記バサルト繊維が、長さ1〜3mmのチョップドファイバーである。
実施例および比較例で得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を以下のように行った。
(比重)
ISO規格1183に準じた試験方法に従って測定した。
(曲げ弾性率)
ISO規格178に準じた試験方法に従って測定した。
(衝撃強度)
ISO規格179に準じた試験方法に従って測定した。
(荷重たわみ温度)
ISO規格75に準じた試験方法に従って測定した。
(MFR)
ISO規格1133に準じた試験方法に従って測定した。
ポリ乳酸樹脂(レイシアH−100J:三井化学(株)製)と非晶質ポリカーボネート樹脂(100%リサイクル品、タフロンA1900:出光興産(株)製)とを、配合比30:70で混合し、相溶化剤(メタクリル樹脂(メタクリル酸メチル、アクリル酸メチルの共重合体とメタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、スチレンの共重合体との混合物((株)クラレ製のパラペットGR)))を樹脂合計量に対して10重量%の割合で添加し、混合機(ヘンシェルミキサー)を用いて十分に攪拌して、溶融温度230℃で押出機の口金よりストランド状に押出し、水冷後ペレタイザーで切断し、アロイ化樹脂ペレットを得た。
得られたアロイ化樹脂ペレットを、口径16cmの車載用スピーカー用フレーム形状を有するインジェクション金型にて、成形温度250℃、金型温度90℃、冷却時間30secの条件下で、インジェクション成形を行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
ポリ乳酸樹脂と非晶質ポリカーボネート樹脂との配合比を20:80にした以外は、実施例1と同様に行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
ポリ乳酸樹脂と非晶質ポリカーボネート樹脂との配合比を50:50にした以外は、実施例1と同様に行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
非晶質ポリカーボネート樹脂に代えて、非晶質ポリサルフォン樹脂(ユーデル:ソルベイアドバンストポリマーズ(株))を用いた以外は、実施例1と同様に行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
ポリ乳酸樹脂と非晶質ポリサルフォン樹脂との配合比を50:50にした以外は、実施例4と同様に行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、天然の玄武岩100%を溶融炉で溶かして紡糸させて得たバサルト繊維を3mmの長さにチョップドファイバー化したものを、ポリ乳酸樹脂と非晶質ポリカーボネート樹脂との合計量に対して20重量%添加した以外は、実施例1と同様にして溶融混練、ペレット化、インジェクション成形を行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
天然の玄武岩100%を溶融炉で溶かして紡糸させて得たバサルト繊維を3mmの長さにチョップドファイバー化したものを、ポリ乳酸樹脂と非晶質ポリカーボネート樹脂との合計量に対して5重量%添加した以外は、実施例6と同様に行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
非晶質ポリカーボネート樹脂を用いず、ポリ乳酸樹脂のみを用いた以外は、実施例1と同様に行い、スピーカー用フレームを作製した。
得られたスピーカー用フレームについて、各種物性の評価を行った。結果を表1に示す。
Claims (9)
- ポリ乳酸樹脂(A)と非晶質のポリカーボネート樹脂(B)および/または非晶質のポリサルフォン樹脂(C)とを混練して得られるアロイ化樹脂を含有する複合材料から形成される、スピーカー用フレーム。
- 前記ポリ乳酸樹脂(A)が植物由来のポリ乳酸樹脂である、請求項1に記載のスピーカー用フレーム。
- 前記ポリ乳酸樹脂(A)の配合割合が50重量%以下である、請求項1または2に記載のスピーカー用フレーム。
- 前記ポリ乳酸樹脂(A)と前記非晶質のポリカーボネート樹脂(B)および/または非晶質のポリサルフォン樹脂(C)との配合比が20:80〜30:70である、請求項1から3のいずれかに記載のスピーカー用フレーム。
- 前記ポリカーボネート樹脂(B)がリサイクル品である、請求項1から4までのいずれかに記載のスピーカー用フレーム。
- 前記複合材料がフィラーを含む、請求項1から5までのいずれかに記載のスピーカー用フレーム。
- 前記フィラーがバサルト繊維である、請求項6に記載のスピーカー用フレーム。
- 前記アロイ化樹脂に対する前記バサルト繊維の含有割合が20重量%以下である、請求項7に記載のスピーカー用フレーム。
- 前記バサルト繊維が、長さ1〜3mmのチョップドファイバーである、請求項7または8に記載のスピーカー用フレーム。
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