JP2010269657A - 電子制御装置、及び車両制御システム - Google Patents

電子制御装置、及び車両制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】車両に固有のVINコードを記憶する電子制御装置、及び車両制御システムにおいて、VINコードの書き換えがなされた場合には故障情報が同時に消去されなければならないという法規に反しないようにする。
【解決手段】外部のスキャンツール90からVINコードの書き換え要求、及び故障情報の消去要求が入力されると、VINコードをEEPROM19に記憶するエンジンECU10は、自身のSRAM18に記憶された故障情報を消去するとともに、他のECU(例えばHVECU20、ECTECU30)にて故障情報の消去が完了したか否かを判定する。そして、自ECU(エンジンECU10)及び他のECUにて故障情報の消去が完了したと判定できたならば、VINコードの書き換えを実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に固有の車両識別情報を記憶する電子制御装置、及び車両制御システムに関する。
従来、車両の各部を制御する電子制御装置(以下、ECUと記載する)を備えた車両制御システムでは、車両に固有の車両識別番号(以下、VINコードと記載する)が、特定のECUにおける不揮発性メモリ(例えばEEPROM)に読み書き自在に記憶される(例えば、特許文献1参照)。そして、そのVINコードを記憶するECUが他の車両に載せ換えられるような場合には、そのECUにおけるVINコードも書き換えられる。尚、VINコードは、例えばディーラー等における修理作業などの際に、車両を特定するために用いられる。車両を特定するのは、車両の種類に合致したより最適な処置を実施できるようにするためである。
また、CARB(カリフォルニア州大気資源局)によるいわゆるOBD−II(車載診断装置規制ステージII)では、車両における故障を表す故障情報を不揮発性メモリ(例えば常時電源供給されるメモリ(スタンバイRAM或いはSRAMという)やEEPROM)に記憶させるべき旨が規定されている。このため、車両制御システムでは、故障情報が各ECUにおける不揮発性メモリに記憶される。
特開2001−301572号公報
ところで、OBD−IIでは、VINコードの書き換えがなされた場合にはエミッション関連の故障情報の全てが同時に消去されなければならない旨が規定される。
そのため、特定のECUにおいて記憶されるVINコードの書き換えに伴い、エミッション関連の故障情報が確実に消去される必要がある。
従来は、VINコードを書き換えた後に、例えば外部ツールを用いて各ECUに故障情報の消去指令を入力し、その各ECUにおいて故障情報が消去されるようにしていたが、故障情報の消去がなされている最中にECUの電源がオフされたり或いはリセットが生じたりしたような場合には、VINコードの書き換えが完了しているにもかかわらずECUにおいて故障情報は残ったままとなってしまう。つまりこの場合、上記OBD−IIの法規に反してしまう結果となる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、車両に固有のVINコードを記憶する電子制御装置、及び車両制御システムにおいて、VINコードの書き換えがなされた場合には故障情報が同時に消去されなければならないという法規に反しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の電子制御装置は、車両内のネットワークに接続されるものであり、車両に固有の車両識別情報を記憶する車両識別情報記憶手段と、車両識別情報の書換指令が入力されると、車両識別情報記憶手段により記憶された車両識別情報を書き換える書換手段と、を備えている。車両内のネットワークには、車両の故障情報を記憶する故障情報記憶手段と、故障情報の消去指令が入力されると、故障情報記憶手段により記憶された故障情報を消去する消去手段と、を備えた電子機器が接続される。
そして、本発明に係る電子制御装置は、書換指令及び消去指令を含む指令情報の入力を検出する指令検出手段と、指令検出手段により指令情報が検出されると、電子機器において消去手段により故障情報が消去されたか否かを判定する消去判定手段と、を備え、書換手段は、電子機器において故障情報が消去されたと消去判定手段により判定されると、車両識別情報の書き換えを行うようになっている。
つまり、この電子制御装置では、指令情報の入力が検出された場合には、消去手段により故障情報が消去された段階で(故障情報が消去されたと消去判定手段により判定された段階で)、車両識別情報の書き換えが実行されるようになっている。言い換えれば、故障情報が消去されない限り、車両識別情報の書き換えが実行されないようになっている。
このような構成によれば、例えば故障情報の消去の最中に車両のイグニションスイッチがオフされたり電子機器においてリセットが生じたりするなどしてその電子機器において故障情報が消去されずに残っている可能性がある状況下でも、イグニションスイッチのオフ動作や電子機器におけるリセットが発生した場合は消去判定手段が故障情報は消去されていないと判定するように構成することで、故障情報が残ったまま車両識別情報の書き換えが実行されてしまうようなことを回避することができる。
このように、本願発明の電子制御装置によれば、故障情報が消去された段階で車両識別情報の書き換えが実行され、言い換えれば車両識別情報の書き換えの際に故障情報が残っていることがないため、車両識別情報の書き換えがなされた場合には故障情報が同時に消去されなければならないという法規に反してしまうことを防止することができる。
尚、故障情報記憶手段及び消去手段は、本願発明の電子制御装置にも備えられていても良い。つまり、電子制御装置においても、故障情報が記憶及び消去されるように構成されていても良い。
そして、このような請求項1の電子制御装置では、具体的に、請求項2のように構成すると良い。
請求項2の電子制御装置は、請求項1の電子制御装置において、消去判定手段は、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過したか否かを判断し、その予め定められた時間が経過したと判断したならば電子機器において故障情報が消去されたと判定するようになっている。
このような電子制御装置では、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過すると故障情報が消去されたと判定され、これにより車両識別情報の書き換えが実行されるようになる。
ここで、「予め定められた時間」は、電子機器での故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きい時間とすると良い。このようにすれば、指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過した段階では故障情報が消去されているようにすることができる。つまり、故障情報の消去が完了した段階で車両識別情報の書き換えが実行されるようにすることができる。このように、予め定められた時間が経過したか否かを判断するという簡単な構成で、上述のように法規に反してしまうことを防止するという効果を得ることができるようになる。
また、請求項1の電子制御装置では、請求項3のように構成しても良い。
請求項3の電子制御装置は、請求項1の電子制御装置において、電子機器は、消去手段により故障情報が消去されると故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を出力する消去完了通知出力手段を備え、消去判定手段は、全ての電子機器から消去完了通知が出力されたか否かを判断し、全ての電子機器から消去完了通知が出力されたと判断したならば電子機器において故障情報が消去されたと判定するようになっている。
このように、電子機器において故障情報が消去された際にその電子機器から消去完了通知が出力され、電子制御装置においてその消去完了通知を検出するようにすることで、電子制御装置では、電子機器において故障情報が消去されたことを確実に把握することができる。言い換えれば、電子機器にて故障情報が消去されたと電子制御装置が判断する場合のその判断結果の信頼性を向上させることができる。このため、より確実に、故障情報の消去が完了した段階で車両識別情報の書き換えが実行されるようにすることができる。よって、上述のように法規に反してしまうことを防止するという効果をより確実に得ることができる。
ところで、故障情報の消去中に車両のイグニションスイッチがオフされてしまうと、故障情報の消去が中断され、その故障情報が残ってしまう可能性がある。そこで、請求項4のように構成すると良い。
請求項4の電子制御装置は、請求項2の電子制御装置において、消去判定手段は、車両のイグニションスイッチが、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過するまでの間にオフされたか否かを判断するオフ動作判断手段を備えている。そして、消去判定手段は、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過したと判断し、かつイグニションスイッチが予め定められた時間の経過中にオフされていないとオフ動作判断手段により判断されると、電子機器において故障情報が消去されたと判定するようになっている。
ここで、「予め定められた時間」は、前述のように電子機器での故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きい時間とすると良い。
このような請求項4の電子制御装置では、指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過し、かつその予め定められた時間の経過中(より具体的には故障情報の消去中)に車両のイグニションスイッチがオフされていないような場合に、故障情報が消去されたと消去判定手段により判定され、これにより書換手段が車両識別情報の書き換えを実行し得るようになる。言い換えれば、予め定められた時間の経過中(故障情報の消去中)に車両のイグニションスイッチがオフされたような場合には、消去判定手段は故障情報が消去されたと判定しないため、これにより書換手段において車両識別情報の書き換えが行われなくなる。
したがって、故障情報の消去中に車両のイグニションスイッチがオフされて故障情報が消去されずに残ってしまっている可能性のある状況下で、車両識別情報の書き換えが実行されないようになる。言い換えれば、故障情報の消去が完了した段階で車両識別情報の書き換えが実行されるようにすることができる。よって、上述のように法規に反してしまうことを防止するという効果をより確実に得ることができる。
このような請求項4の電子制御装置では、請求項5のように構成するとより好ましい。
請求項5の電子制御装置は、請求項4の電子制御装置において、自身の状態が、車両に備えられるバッテリからの動作電圧を当該電子制御装置に供給する供給状態と、その動作電圧の供給を遮断する遮断状態とに切り替わる動作電圧供給切換手段と、消去手段が故障情報の消去を開始する際に、動作電圧供給切換手段の状態を供給状態に保持する動作電圧供給制御手段と、を備えている。
そして、動作電圧供給制御手段は、車両のイグニションスイッチが、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過するまでの間にオフされたとオフ動作判断手段により判断されると、その予め定められた時間が経過した際に、動作電圧供給切換手段の状態を遮断状態にするようになっている。
予め定められた時間の経過中(故障情報の消去中)に車両のイグニションスイッチがオフされたような場合、故障情報の消去が中断し、故障情報が残ってしまう可能性もあるが、請求項5の電子制御装置では、そのような可能性のある場合、動作電圧供給切換手段の状態が遮断状態になり、これにより電子制御装置に動作電圧が供給されなくなる。そのため、車両識別情報の書き換えが行われなくなる。
このような請求項5の電子制御装置では、故障情報が消去されずに残っているにも関わらず車両識別情報の書き換えが実行されてしまうということを防止することができる。したがって、先に述べたような法規に反してしまうことをより確実に防止することができる。
次に、請求項6の発明は、車両に搭載される車両制御システムであって、車両に固有の車両識別情報を記憶する車両識別情報記憶手段と、車両の故障情報を記憶する故障情報記憶手段と、車両識別情報の書換指令が入力されると、車両識別情報記憶手段により記憶された車両識別情報を書き換える書換手段と、故障情報の消去指令が入力されると、故障情報記憶手段により記憶された故障情報を消去する消去手段と、を備えている。
そして、この車両制御システムは、書換指令及び消去指令を含む指令情報の入力を検出する指令検出手段と、指令検出手段により指令情報が検出されると、消去手段により故障情報が消去されたか否かを判定する消去判定手段と、を備えている。
消去手段は、指令検出手段により指令情報が検出されると、故障情報記憶手段により記憶された故障情報を消去するようになっており、書換手段は、故障情報が消去されたと消去判定手段により判定されると、車両識別情報の書き換えを行うようになっている。
このような車両制御システムでは、指令情報の入力が検出された場合には、消去手段により故障情報が消去された段階で(故障情報が消去されたと消去判定手段により判定された段階で)、車両識別情報の書き換えが実行される。言い換えれば、故障情報が消去されない限り、車両識別情報の書き換えが実行されないこととなる。
このため、車両識別情報の書き換えの段階で故障情報が残っていることがなく、車両識別情報の書き換えがなされた場合には故障情報が同時に消去されなければならないという法規に反してしまうことを防止することができる。
次に、請求項7の車両制御システムは、請求項6の車両制御システムにおいて、消去判定手段は、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過したか否かを判断し、その予め定められた時間が経過したと判断したならば故障情報が消去されたと判定するようになっている。
このような車両制御システムでは、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過すると、故障情報が消去されたと消去判定手段により判定され、これにより車両識別情報の書き換えが実行され得るようになる。そして、「予め定められた時間」を、電子機器での故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きい時間とすれば、指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過した段階では故障情報が消去されているようにすることができる。つまり、故障情報の消去が完了した段階で車両識別情報の書き換えが実行されるようにすることができる。よって、上述のように法規に反してしまうことを防止するという効果を得ることができる。
そして、このような請求項7の車両制御システムでは、請求項8のように構成すると尚良い。
請求項8の車両制御システムは、請求項7の車両制御システムにおいて、消去判定手段は、車両のイグニションスイッチが、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過するまでの間にオフされたか否かを判断するオフ動作判断手段を備え、指令検出手段により指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過したと判断し、かつイグニションスイッチが予め定められた時間の経過中にオフされていないとオフ動作判断手段により判断されると、故障情報が消去されたと判定するようになっている。
ここで、「予め定められた時間」は、前述のように電子機器での故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きい時間とすると良い。
このような車両制御システムでは、指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過し、その予め定められた時間の経過中(より具体的には故障情報の消去中)に車両のイグニションスイッチがオフされていないような場合に、故障情報が消去されたと消去判定手段により判定され、これにより書換手段が車両識別情報の書き換えを実行し得るようになる。言い換えれば、予め定められた時間の経過中(故障情報の消去中)に車両のイグニションスイッチがオフされたような場合には、消去判定手段は故障情報が消去されたと判定しないため、これにより書換手段において車両識別情報の書き換えが行われなくなる。
したがって、故障情報の消去中に車両のイグニションスイッチがオフされて故障情報が消去されずに残ってしまっている可能性のある状況下で、車両識別情報の書き換えが実行されないようになる。言い換えれば、故障情報の消去が完了した段階で車両識別情報の書き換えが実行されるようにすることができる。よって、上述のように法規に反してしまうことを防止するという効果をより確実に得ることができる。
次に、請求項9の車両制御システムは、請求項6の車両制御システムにおいて、故障情報記憶手段と、消去手段と、消去手段により故障情報が消去されると故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を出力する消去完了通知出力手段と、を有する電子制御装置を備え、消去判定手段は、全ての電子制御装置から消去完了通知が出力されたか否かを判断し、全ての電子制御装置から消去完了通知が出力されたと判断したならば故障情報が消去されたと判定するようになっている。
このような車両制御システムでは、電子制御装置において故障情報が消去された際にその電子制御装置から消去完了通知が出力されるため、その電子制御装置において故障情報が消去されたことを確実に把握することができる。このため、より確実に、故障情報の消去が完了した段階で車両識別情報の書き換えが実行されるようにすることができる。よって、上述のように法規に反してしまうことを防止するという効果をより確実に得ることができる。
請求項10の車両制御システムは、請求項9の車両制御システムにおいて、電子制御装置は、消去手段により故障情報の消去が開始されると、故障情報の消去が開始されたことを表す消去開始通知を出力する消去開始通知出力手段を備えている。
このような車両制御システムでは、各々の電子制御装置から消去開始通知が出力されることで、故障情報が記憶されている電子制御装置、或いは故障情報の消去が実行されるべき電子制御装置が予め登録(設定)されていなくてもそのような電子制御装置を把握できるようになる。このため、そのような電子制御装置(故障情報が記憶されている電子制御装置、或いは故障情報の消去が実行されるべき電子制御装置)を予め登録(設定)する必要がなく、電子制御装置の追加や変更を、例えばソフトウェアの変更等を伴うことなく行うことができる。また、車種毎に搭載される電子制御装置の種類や数が異なるような場合でも容易に対応することができる。
本実施形態の車両制御システム1の概略構成図である。 電圧供給システム2の概略構成を表す図である。 第1実施形態のエンジンECU10において実行される書換処理を表すフローチャートである。 第2実施形態のエンジンECU10において実行される書換処理を表すフローチャートである。 第3実施形態のエンジンECU10において実行される書換処理を表すフローチャートである。 第3実施形態の車両制御システム1にて、故障情報が消去されるべきECUにおいて実行される処理を表すフローチャートである。 第4実施形態のエンジンECU10において実行される書換処理を表すフローチャートである。 第4実施形態の車両制御システム1にて、故障情報が消去されるべきECUにおいて実行される処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の車両制御システム1の概略構成図である。尚、以下において、ECUは電子制御装置のことである。
図1に示すように、本第1実施形態の車両制御システム1は、車両のエンジン(図示省略)の駆動を制御するエンジンECU10、例えば車両のエンジンの出力に関する指令値を演算するHVECU20、車両の自動変速機の変速段を制御するECTECU30、等の各種ECUを備えている。それらエンジンECU10、HVECU20、及びECTECU30は、互いに通信可能に接続される。
エンジンECU10は、マイコン11と、不揮発性メモリ(以下、EEPROMと記載する)19とを備えている。EEPROM19には、車両に固有の車両識別番号(以下、VINコードとも記載する)が記憶される。VINコードは、例えば車両組み付け工程において決定され、その工程でVINコード書き換え用のツールがエンジンECU10に接続されてそのツールを介してEEPROM19に書き込まれる。
マイコン11は、プログラムに従い動作するCPU12と、そのCPU12によって実行されるプログラム及びそのプログラムの実行時に参照されるデータを格納するROM14と,CPU12の演算結果等を格納するRAM16と、車両に備えられるバッテリからの電源が常時供給されて車両のイグニションスイッチがオフされてもデータを保持可能なSRAM18と、を備えている。そして、車両の故障診断に用いられる故障情報が、例えばSRAM18に記憶されるようになっている。
尚、図示は省略するが、HVECU20、及びECTECU30もマイコン11と同様のマイコンを備えている。そして、そのHVECU20、及びECTECU30においても、故障診断に用いられる故障情報がそのHVECU20及びECTECU30におけるマイコンが備えるSRAMに記憶されるようになっている。
スキャンツール(SCANTOOL)90は、VINコードの書き換えを行ったり、故障情報を読み出すことで故障診断を行ったりするために、エンジンECU10、HVECU20、及びECTECU30等を備えた車両制御システム1に外部から接続されるものである。
図2は、エンジンECU10の周辺の構成を表すブロック図である。具体的には、エンジンECU10に電圧を供給する電圧供給システム2の構成を表す。この電圧供給システム2は、バッテリ51からの電圧をエンジンECU10に供給するためのものである。
まず、車両のイグニションスイッチ(IGSW)52がオンされると、そのオン信号が信号線S1を介してOR回路53に入力される。また、OR回路53には、マイコン11からの所定の保持信号が信号線S2を介して入力される場合もある。OR回路53は、イグニションスイッチのオン信号及びマイコン11からの保持信号の何れかが入力されることで信号を出力し、そのOR回路53からの信号はトランジスタ54のベース端子に入力される。トランジスタ54は、コレクタ端子がバッテリ電位に接続され、エミッタ端子がリレー55に接続される。OR回路53からの信号がトランジスタ54のベース端子に入力されると、トランジスタ54がオンし、そのトランジスタ54を介してバッテリからの電流がリレー55に流れてそのリレー55がオンする。リレー55におけるスイッチの一端はバッテリ電位に接続され、他端は電圧制御回路56に接続されており、リレー55がオンするとバッテリ電圧がそのリレー55を介して電圧制御回路56に供給される。電圧制御回路56は、バッテリ電圧を、エンジンECU10のマイコン11が動作するための所定の電圧に降圧してマイコン11に供給する。
次に、エンジンECU10のマイコン11において実行される処理について説明する。
図3は、マイコン11のCPU12が実行する書換処理の流れを表すフローチャートである。図3の書換処理は、VINコードの書き換えのために実行される処理であり、マイコン11が起動すると所定のタイミングで繰り返し実行される。
図3の書換処理では、まず、S110にて、VINコードの書き換え要求及び故障情報の消去要求(以下、指令情報と記載する)が入力されたか否かを判定する。この指令情報は、外部のスキャンツール90(図1参照)から入力されるものである。尚、スキャンツール90から入力される指令情報は、HVECU20、及びECTECU30にても検出される。
S110にて指令情報の入力がないと判定すると(S110:NO)、そのまま当該処理を終了する。
一方、S110にて指令情報が入力されたと判定すると(S110:YES)、S120に移行する。
S120では、自ECU(エンジンECU10)に記憶された故障情報を消去する。より具体的には、マイコン11におけるSRAM18に記憶された故障情報を消去する。また、S120では予め定められた時間(一例として、500[msec])待機する。この予め定められた時間は、例えば設計段階で設定されるものであり、故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きい時間となっている。ここで、故障情報の消去に要する時間は、故障情報の消去が実行されるべきECUの全てを対象とする趣旨である。例えば、エンジンECU10のみならず、HVECU20及びECTECU30にても故障情報が記憶されているような場合、故障情報の消去が開始されてからそのエンジンECU10、HVECU20、及びECTECU30のそれぞれにおいて故障情報が消去されるまでの時間(エンジンECU10、HVECU20、及びECTECU30の全てにおいて故障情報が消去されるまでの時間)を、ここでは「故障情報の消去に要する時間」としている。
S130では、予め定められた時間が経過したか否かを判定し、予め定められた時間が経過していないと判定すると(S130:NO)、再びS130の処理を実行する。
一方、S130にて予め定められた時間が経過したと判定すると(S130:YES)、S140に移行する。
S140では、リレー55の保持要求を出力する。具体的には、リレー55のオン状態を保持するための保持信号を出力する。保持信号は、図2にて前述したように、信号線S2を介してOR回路53に入力される。マイコン11から保持信号が出力されている間は、車両のイグニションスイッチ52がオフされたとしても、リレー55のオン状態が保持されてマイコン11への電圧供給が継続されることとなる。
次にS150に進み、VINコードの書き換えを実行する。書き換え対象の新たなVINコードは、外部のスキャンツール90から、VINコードの書き換え要求とともに入力される。S150の処理では、EEPROM19に記憶されたVINコードを、外部のスキャンツール90から入力された新たなVINコードに書き換える。
次にS160に進み、リレー55の保持要求を解除する。より具体的には、保持信号の出力を解除する。そしてその後、当該処理を終了する。
このような本第1実施形態の車両制御システム1では、外部のスキャンツール90から指令情報(VINコードの書き換え要求及び故障情報の消去要求)が入力されると(S110:YES)、故障情報の消去が開始されてからその故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きな時間が経過した後(S120、S130:YES)、VINコードの書き換えが実行される(S150)。
このように、故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きな時間が経過した段階でVINコードの書き換えが実行されるようにすることで、VINコードの書き換えが、故障情報が消去された段階で実行されるようにすることができる。逆に言えば、故障情報が消去されていない段階では、VINコードの書き換えが実行されないようにすることができる。
このような本第1実施形態の車両制御システム1では、VINコードの書き換えに伴って故障情報が消去されなくてはならないという要求(具体的には、CARB(カリフォルニア州大気資源局)によるいわゆるOBD−II(車載診断装置規制ステージII)に定められた規定)に反してしまうことを防止することができる。
また、本第1実施形態では、マイコン11は、VINコードを書き換え中は保持信号を出力するようになっており(S140)、VINコードの書き換え中に例えば車両のイグニションスイッチ52がオフされたとしても、リレー55のオン状態は保持されるためマイコン11への電圧供給が遮断されることがない。このため、イグニションスイッチ52がオフされることに起因してVINコードの書き換えが中断してしまうようなことを防止することができる。つまり、より確実にVINコードの書き換えが実行されるようにすることができる。
また、予め定められた時間が経過した段階でVINコードの書き換えが実行されるような構成によれば、エンジンECU10以外の他のECUであって故障情報の消去が実行されるべきECUのハード構成やソフトウェア構成を何ら変更する必要がなく、コストや工数の点で有利である。
尚、本実施形態において、EEPROM19が車両識別情報記憶手段に相当し、S150の処理が書換手段に相当し、例えばSRAM18が故障情報記憶手段に相当し、S120の処理が消去手段に相当し、S110の処理が指令検出手段に相当し、S130の処理が消去判定手段(本願請求項2の消去判定手段)に相当し、リレー55が動作電圧供給切換主手段に相当している。また、リレー55にてスイッチが閉じた状態が供給状態に相当し、リレー55にてスイッチが開いた状態が遮断状態に相当している。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の車両制御システム1について説明する。
第2実施形態の車両制御システム1は、第1実施形態の車両制御システム1と比較して、エンジンECU10のマイコン11において、図3の書換処理に代えて図4の書換処理が実行されるようになっている点が異なっている。以下、図4の書換処理について説明する。
図4の書換処理では、まず、S210にて、指令情報が入力されたか否かを判定する。尚、このS210の処理は図3のS110の処理と同じであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
S210にて指令情報の入力がないと判定すると(S210:NO)そのまま当該処理を終了し、S210にて指令情報が入力されたと判定すると(S210:YES)S220に移行する。
S220では、リレー55の保持要求を出力する。即ち、信号線S2(図2参照)を介して保持信号をOR回路53に出力する。
次に、S230に進み、自ECU(エンジンECU10)に記憶された故障情報を消去する。また、S230では予め定められた時間待機する。この予め定められた時間は、第1実施形態において前述したように、故障情報の消去に要する時間よりも充分に大きい時間となっている。
S230の後はS240に進み、予め定められた時間が経過したか否か判定するとともに、その予め定められた時間の経過中において車両のイグニションスイッチ52(図2参照)がオフされた履歴があるか否かを判定する。
そして、S240にて、予め定められた時間が経過し、かつその予め定められた時間の経過中において車両のイグニションスイッチ52(図2参照)がオフされた履歴がないと判定すると(S240:YES)、S250に移行する。
一方、S240にてイグニションスイッチ52がオフされた履歴があると判定すると(S240:NO)、S260に移行する。
S250では、VINコードの書き換えを実行する。書き換え対象の新たなVINコードは、外部のスキャンツール90から、VINコードの書き換え要求とともに入力される。S250の後はS260に進む。
S260では、リレー55の保持要求を解除する。より具体的には、保持信号の出力を解除する。そしてその後、当該処理を終了する。
このような本第2実施形態の車両制御システム1では、外部のスキャンツール90から指令情報(VINコードの書き換え要求及び故障情報の消去要求)が入力されると(S210:YES)、故障情報の消去が開始されてからその故障情報の消去に要するのに充分な時間が経過し、さらにその経過中(即ち、故障情報の消去が実行されている間)に車両のイグニションスイッチ52がオフされていない場合に(S240:YES)、VINコードの書き換えが実行される(S250)。例えば、故障情報の消去が実行されている間に車両のイグニションスイッチ52がオフされると、そのイグニションスイッチ52のオフによって電圧供給が遮断されてしまうようなECUにおいて、故障情報の消去が中断されて故障情報が消去されないまま残ってしまう可能性が生じる。
一方、故障情報の消去が開始されてからその故障情報の消去に要するのに充分な時間が経過し、さらにその経過中(即ち、故障情報の消去が実行されている間)に車両のイグニションスイッチ52がオフされていない場合では、特段の異常がない限り故障情報は消去されていることになる。
このような本第2実施形態の車両制御システム1では、VINコードの書き換えが、故障情報が消去された段階で実行されるようにすることができる。逆に言えば、故障情報が消去されていない可能性のある段階では、VINコードの書き換えが実行されないようにすることができる。
したがって、本第2実施形態の車両制御システム1によれば、前述したようなOBD−IIの要求に反してしまうことを防止することができる。また、本第2実施形態では、故障情報の消去及びVINコードの書き換えに際し、リレー55の保持要求を出力する(保持信号を出力する)ため(S220)、少なくとも保持信号の出力中においてはイグニションスイッチ52がオフされたとしてもエンジンECU10への電圧供給が継続されるようにすることができ、イグニションスイッチ52がオフされたとしても、少なくともエンジンECU10において故障情報の消去及びVINコードの書き換えが実行されるようにすることができる。
尚、本第2実施形態において、S220の処理及びS240:NO→S260の処理が動作電圧供給制御手段に相当し、S240の処理が消去判定手段(本願請求項4の消去判定手段)に相当している。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の車両制御システム1について説明する。
第3実施形態の車両制御システム1は、第1実施形態の車両制御システム1と比較して、エンジンECU10のマイコン11において、図3の書換処理に代えて図5の書換処理が実行されるようになっている点が異なっている。また、エンジンECU10以外の他のECU(例えばHVECU20、ECTECU30)において、図6の処理が実行されるようになっている点が異なっている。以下、図5,6の処理についてそれぞれ説明する。
図5の書換処理では、まず、S310にて、指令情報が入力されたか否かを判定する。尚、このS310の処理は図3のS110の処理と同じであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
S310にて指令情報の入力がないと判定すると(S310:NO)そのまま当該処理を終了し、S310にて指令情報が入力されたと判定すると(S310:YES)S320に移行する。
S320では、自ECU(エンジンECU10)に記憶された故障情報を消去する。
次に、S330に進み、他のECUから、その他のECUにて故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を受信したか否かを判定する。より具体的に、ここでは、故障情報の消去が実行されるべきECUの全てから消去完了通知を受信したか否かを判定する。この消去完了通知は、後述する図6のS430の処理で各ECUから出力されるものである。
S330で、故障情報の消去が実行されるべきECUの全てから消去完了通知を受信したわけではない(故障情報の消去が実行されるべきECUのうち、少なくとも何れかから消去完了通知を受信していない)と判定すると(S330:NO)、再びS330の処理を繰り返す。
一方、S330で、故障情報の消去が実行されるべきECUの全てから消去完了通知を受信したと判定すると(S330:YES)、S340に移行する。尚、以降の処理(S340〜S360の処理)は、図3のS140〜S160の処理と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
次に、図6の処理について説明する。
図6の処理は、エンジンECU10以外の他のECUであって、故障診断に用いられる故障情報を記憶するECUの全てにおいて定期的に実行される処理である。具体的には、図6の処理は、各ECUが備えるマイコンのCPUが実行する。
図6の処理では、まず、S410にて、指令情報が入力されたか否かを判定する。尚、このS410の処理は図3のS110の処理と同じであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
S410にて指令情報の入力がないと判定すると(S410:NO)そのまま当該処理を終了し、S410にて指令情報が入力されたと判定すると(S410:YES)S420に移行する。
S420では、自ECUに記憶された故障情報を消去する。
次に、S430に進み、故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を出力する。そしてその後、当該処理を終了する。
このような本第3実施形態の車両制御システム1では、故障情報の消去が完了したECUから消去完了通知が出力されるため(S430)、エンジンECU10は、他のECUにて故障情報が消去されたことを消去完了通知によってより確実に把握することができる(S330)。そして、エンジンECU10では、故障情報の消去が実行されるべきECUの全てにおいて故障情報が消去されたことが確認された後(S330:YES)、VINコードの書き換えが実行されるため(S360)、VINコードの書き換えの段階で故障情報が消去されずに残ってしまっているような状況が生じることを防止することができる。
このため、本第3実施形態の車両制御システム1では、前述したようなOBD−IIの要求に反してしまうことをより確実に防止することができる。
また、本第3実施形態では、マイコン11は、VINコードの書き換え(S350の処理)の直前に保持信号を出力するようになっており(S340)、VINコードの書き換えが開始された場合には少なくともそのVINコードの書き換えがイグニションスイッチ52のオフが発生した場合でも確実に実行されるようになっている。
尚、本第3実施形態において、S430の処理が消去完了通知出力手段に相当し、S330の処理が消去判定手段(本願請求項3の消去判定手段)に相当している。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態の車両制御システム1について説明する。
第4実施形態の車両制御システム1は、第1実施形態の車両制御システム1と比較して、エンジンECU10のマイコン11において、図3の書換処理に代えて図7の書換処理が実行されるようになっている点が異なっている。また、エンジンECU10以外の他のECU(例えばHVECU20、ECTECU30)において、図8の処理が実行されるようになっている点が異なっている。以下、図7,8の処理についてそれぞれ説明する。
図7の書換処理では、まず、S510にて、指令情報が入力されたか否かを判定する。尚、このS510の処理は図3のS110の処理と同じであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
S510にて指令情報の入力がないと判定すると(S510:NO)そのまま当該処理を終了し、S510にて指令情報が入力されたと判定すると(S510:YES)S520に移行する。
S520では、他のECUから送信される消去開始通知を受信する。この消去開始通知は、後述する図8のS620の処理で他のECUから出力されるものである。
次にS530に進み、自ECU(エンジンECU10)に記憶された故障情報を消去する。
続くS540では、他のECUから、その他のECUにて故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を受信したか否かを判定する。尚、このS540の処理については、前述のS330の処理と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
S540にて消去完了通知を受信した(故障情報の消去が実行されるべきECUの全てから消去完了通知を受信した)と判定すると(S540:YES)、S550に移行する。ここで、以降のS550〜S570の処理については、図3のS140〜S160の処理と同様であるため、詳しい説明を省略する。
次に図8の処理について説明する。
図8の処理は、エンジンECU10以外の他のECUであって、例えば故障診断に用いられる故障情報を記憶するECUの全てにおいて定期的に実行される処理である。具体的には、図8の処理は、各ECUが備えるマイコンのCPUが実行する。
図8の処理では、まず、S610にて、指令情報が入力されたか否かを判定する。尚、このS610の処理は図3のS110の処理と同じであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
S610にて指令情報の入力がないと判定すると(S610:NO)そのまま当該処理を終了し、S610にて指令情報が入力されたと判定すると(S610:YES)S620に移行する。
S620では、故障情報の消去を開始したことを表す消去開始通知を出力する。
次にS630に進み、自ECUに記憶された故障情報を消去する。
続くS640では、故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を出力する。そしてその後、当該処理を終了する。
このような本第4実施形態の車両制御システム1では、指令情報が入力されると(S510,S610)、故障情報の消去が実行されるべきECUのそれぞれから消去開始通知が出力されるため(S620)、故障情報の消去が実行されるべきECUの情報を予めエンジンECU10に登録(設定)しておかなくても、エンジンECU10では、指令情報が入力された段階で、故障情報の消去が実行されるべきECUを把握することができる。
このような構成は、エンジンECU10が異なる車種に用いられるような場合に有利である。具体的には、車種によって車両制御システム1を構成するECUの種類や数が異なる場合があるため、故障情報の消去が実行されるべきECUの情報を予めエンジンECU10に登録(設定)するような方法では、車種に応じてそのようなECUの情報(故障情報の消去が実行されるべきECUの情報)を登録(設定)するか、複数の車種についての情報を全て登録(設定)する必要性が生じてしまう。この点、本第4実施形態の構成では、そのような必要性が生じず、同一の仕様のエンジンECU10を、例えば仕様変更等を伴うことなく複数の車種に共通に用いることが容易となる。
また、本第4実施形態では、マイコン11は、VINコードの書き換え(S560の処理)の直前に保持信号を出力するようになっており(S550)、VINコードの書き換えが開始された場合には少なくともそのVINコードの書き換えがイグニションスイッチ52のオフが発生した場合でも確実に実行されるようになっている。
尚、本第4実施形態において、S620の処理が消去開始通知出力手段に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記第1実施形態において、S140の処理(リレー55の保持要求を出力する処理)は、S120の処理の直前に実行されるようにしても良い。そのようにすれば、S120での故障情報の消去中に例えばイグニションスイッチ52がオフされたとしても、マイコン11からの保持信号によってリレー55のオン状態は保持されるようになり、これによりマイコン11への電圧供給は継続されるため、故障情報の消去が中断されることがない。したがって、少なくともマイコン11において、故障情報がより確実に消去されるようにすることができる。
また、上記第2実施形態において、S220の処理は、S250の処理の直前に実行されるようにしても良い。
また、上記第3実施形態において、S340の処理は、S320の処理の直前に実行されるようにしても良い。
また、上記第4実施形態において、S550の処理は、S530の処理の直前、或いはS520の処理の直前に実行されるようにしても良い。
1…車両制御システム、2…電圧供給システム、10…エンジンECU、11…マイコン、12…CPU、14…ROM、16…RAM、18…SRAM、19…EEPROM、20…HVECU、30…ECTECU、51…バッテリ、52…イグニションスイッチ、53…OR回路、54…トランジスタ、55…リレー、56…電圧制御回路、90…スキャンツール。

Claims (10)

  1. 車両に固有の車両識別情報を記憶する車両識別情報記憶手段と、
    前記車両識別情報の書換指令が入力されると、前記車両識別情報記憶手段により記憶された前記車両識別情報を書き換える書換手段と、を備え、
    前記車両内のネットワークに接続される電子制御装置であって、
    前記ネットワークには、前記車両の故障情報を記憶する故障情報記憶手段と、前記故障情報の消去指令が入力されると、前記故障情報記憶手段により記憶された前記故障情報を消去する消去手段と、を備えた電子機器が接続され、
    前記書換指令及び前記消去指令を含む指令情報の入力を検出する指令検出手段と、
    前記指令検出手段により前記指令情報が検出されると、前記電子機器において前記消去手段により前記故障情報が消去されたか否かを判定する消去判定手段と、を備え、
    前記書換手段は、前記電子機器において前記故障情報が消去されたと前記消去判定手段により判定されると、前記車両識別情報の書き換えを行うようになっていることを特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記消去判定手段は、前記指令検出手段により前記指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過したか否かを判断し、その予め定められた時間が経過したと判断したならば前記電子機器において前記故障情報が消去されたと判定するようになっていることを特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記電子機器は、前記消去手段により前記故障情報が消去されると前記故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を出力する消去完了通知出力手段を備え、
    前記消去判定手段は、全ての前記電子機器から前記消去完了通知が出力されたか否かを判断し、全ての前記電子機器から前記消去完了通知が出力されたと判断したならば前記電子機器において前記故障情報が消去されたと判定するようになっていることを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項2に記載の電子制御装置において、
    前記消去判定手段は、
    前記車両のイグニションスイッチが、前記指令検出手段により前記指令情報が検出されてから前記予め定められた時間が経過するまでの間にオフされたか否かを判断するオフ動作判断手段を備え、
    前記指令検出手段により前記指令情報が検出されてから前記予め定められた時間が経過したと判断し、かつ前記イグニションスイッチが前記予め定められた時間の経過中にオフされていないと前記オフ動作判断手段により判断されると、前記電子機器において前記故障情報が消去されたと判定するようになっていることを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の電子制御装置において、
    自身の状態が、前記車両に備えられるバッテリからの動作電圧を当該電子制御装置に供給する供給状態と、その動作電圧の供給を遮断する遮断状態とに切り替わる動作電圧供給切換手段と、
    前記消去手段が前記故障情報の消去を開始する際に、前記動作電圧供給切換手段の状態を前記供給状態に保持する動作電圧供給制御手段と、を備え、
    前記動作電圧供給制御手段は、前記車両のイグニションスイッチが、前記指令検出手段により前記指令情報が検出されてから前記予め定められた時間が経過するまでの間にオフされたと前記オフ動作判断手段により判断されると、前記予め定められた時間が経過した際に、前記動作電圧供給切換手段の状態を前記遮断状態にするようになっていることを特徴とする電子制御装置。
  6. 車両に固有の車両識別情報を記憶する車両識別情報記憶手段と、
    前記車両の故障情報を記憶する故障情報記憶手段と、
    前記車両識別情報の書換指令が入力されると、前記車両識別情報記憶手段により記憶された前記車両識別情報を書き換える書換手段と、
    前記故障情報の消去指令が入力されると、前記故障情報記憶手段により記憶された前記故障情報を消去する消去手段と、
    を備え、前記車両に搭載される車両制御システムであって、
    前記書換指令及び前記消去指令を含む指令情報の入力を検出する指令検出手段と、
    前記指令検出手段により前記指令情報が検出されると、前記消去手段により前記故障情報が消去されたか否かを判定する消去判定手段と、を備え、
    前記消去手段は、前記指令検出手段により前記指令情報が検出されると、前記故障情報記憶手段により記憶された前記故障情報を消去するようになっており、
    前記書換手段は、前記故障情報が消去されたと前記消去判定手段により判定されると、前記車両識別情報の書き換えを行うようになっていることを特徴とする車両制御システム。
  7. 請求項6に記載の車両制御システムにおいて、
    前記消去判定手段は、前記指令検出手段により前記指令情報が検出されてから予め定められた時間が経過したか否かを判断し、その予め定められた時間が経過したと判断したならば前記故障情報が消去されたと判定するようになっていることを特徴とする車両制御システム。
  8. 請求項7に記載の車両制御システムにおいて、
    前記消去判定手段は、
    前記車両のイグニションスイッチが、前記指令検出手段により前記指令情報が検出されてから前記予め定められた時間が経過するまでの間にオフされたか否かを判断するオフ動作判断手段を備え、
    前記指令検出手段により前記指令情報が検出されてから前記予め定められた時間が経過したと判断し、かつ前記イグニションスイッチが前記予め定められた時間の経過中にオフされていないと前記オフ動作判断手段により判断されると、前記故障情報が消去されたと判定するようになっていることを特徴とする車両制御システム。
  9. 請求項6に記載の車両制御システムにおいて、
    前記故障情報記憶手段と、前記消去手段と、前記消去手段により前記故障情報が消去されると前記故障情報の消去が完了したことを表す消去完了通知を出力する消去完了通知出力手段と、を有する電子制御装置を備え、
    前記消去判定手段は、全ての前記電子制御装置から前記消去完了通知が出力されたか否かを判断し、全ての前記電子制御装置から前記消去完了通知が出力されたと判断したならば前記故障情報が消去されたと判定するようになっていることを特徴とする車両制御システム。
  10. 請求項9に記載の車両制御システムにおいて、
    前記電子制御装置は、前記消去手段により前記故障情報の消去が開始されると、前記故障情報の消去が開始されたことを表す消去開始通知を出力する消去開始通知出力手段を備えていることを特徴とする車両制御システム。
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