JP2000185606A - 車載電子制御ユニットと同電子制御ユニットの交換方法 - Google Patents

車載電子制御ユニットと同電子制御ユニットの交換方法

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JP2000185606A
JP2000185606A JP10366945A JP36694598A JP2000185606A JP 2000185606 A JP2000185606 A JP 2000185606A JP 10366945 A JP10366945 A JP 10366945A JP 36694598 A JP36694598 A JP 36694598A JP 2000185606 A JP2000185606 A JP 2000185606A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交換の必要が生じた際において、その交換時の
作業性を向上させることができる車載電子制御ユニット
を提供する。 【解決手段】車両には各種の車載電子制御ユニットとし
て、例えばエンジンECU100、ブレーキECU20
0、トランスミッションECU300が搭載され、各E
CU100〜300で記憶保持される種々の情報はチェ
ッカ500により読み出される。交換前及び交換後のエ
ンジンECU100,600はエンジンの制御を司るも
のであって、内部のEEPROMには車両固有情報とし
てのVINコードが予め記憶される。エンジンECU1
00からエンジンECU600への交換に際し、交換後
のエンジンECU600は、チェッカ500を介して交
換前のエンジンECU100から読み出されたVINコ
ードをEEPROMに新規に書き込むと共に、それに引
き続いてECU交換の履歴を同EEPROMに書き込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
電子制御ユニット、特に車両固有情報を不揮発性メモリ
に記憶している車載電子制御ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、個々の識別を図る目的で車両
固有情報としてのVINコード(VINは、Vehicle Id
entification Number の略)が付けられており、このV
INコードを電子制御ユニット(ECU)に電子情報と
して記憶したいという要望がある。そこで一般には、車
両メーカでの車両組み付け工程において車両個々にVI
Nコードが付与され、そのVINコードが電子制御ユニ
ット内の不揮発性メモリに書き込まれる。また、VIN
コードと併せて車両の故障・修理履歴等の情報を同じく
不揮発性メモリに書き込むことも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両が市場
に出てから例えば故障などの原因でVINコード(車両
固有情報)を記憶していた電子制御ユニットを交換する
場合には、その交換作業時において、当然、交換後の電
子制御ユニットにVINコードやその他、故障履歴等を
記憶させる必要が生ずる。このとき、例えば交換前の車
両故障の履歴を残しても、それだけではECU交換前の
故障情報と交換後のECUに記憶される情報とのつじつ
まが合わなくなるおそれがある。従って、ECU交換の
事実を作業者が作業票に別途記録しておくか、或いは作
業者が交換後のECUに記憶させなければならず、EC
U交換の作業性が悪化するという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、交換の必要が生
じた際において、その交換時の作業性を向上させること
ができる車載電子制御ユニットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、電子制御ユニットの交
換に際し、交換前の電子制御ユニットから読み出された
車両固有情報を、不揮発性メモリに新規に書き込む手段
と、その車両固有情報の書き込みに引き続き、電子制御
ユニットの交換の履歴を同不揮発性メモリに書き込む手
段とを備える。
【0006】本発明は、電子制御ユニットの交換時に車
両固有情報を不揮発性メモリに書き込み直すという要求
があることを受けて、その書き込み時に当該電子制御ユ
ニットが交換されたと判断し、その交換の事実を履歴に
残すものである。上記構成によれば、電子制御ユニット
の交換時に、車両固有情報と交換履歴とが同時に新しい
電子制御ユニットの不揮発性メモリに書き込まれるた
め、別途煩わしい作業が強いられることもなく、速やか
にこれらの情報を記憶保持することができる。その結
果、車載電子制御ユニットの交換の必要が生じた際にお
いて、その交換時の作業性を向上させることができる。
かかる場合、電子制御ユニットの交換前の故障情報と交
換後の記憶内容とのつじつまが合わなくなるといった不
都合も回避される。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、通信ラ
インを介して他の車載電子制御ユニットと相互にデータ
通信が可能であり、前記他の電子制御ユニットと同様に
車両固有情報を不揮発性メモリに記憶する車載電子制御
ユニットにおいて、電子制御ユニットの交換に際し、交
換前の電子制御ユニットから読み出された車両固有情報
と、前記他の車載電子制御ユニットの不揮発性メモリに
記憶されている車両固有情報とを比較し、両者が一致し
た場合にのみ、車両固有情報を不揮発性メモリに新規に
書き込む手段と、その車両固有情報の書き込みに引き続
き、電子制御ユニットの交換の履歴を同不揮発性メモリ
に書き込む手段とを備える。
【0008】上記構成によれば、電子制御ユニットの交
換時に、前記の如く車両固有情報が比較されるため、車
両の不正改造が行われていないことを前提に車両固有情
報の書き込みが行われるようになる。従って、不正改造
が抑止できる。また、車両固有情報と交換履歴とが同時
に新しい電子制御ユニットの不揮発性メモリに書き込ま
れるため、別途煩わしい作業が強いられることもなく、
速やかにこれらの情報を記憶保持することができる。本
請求項2の構成においても、請求項1と同様に、車載電
子制御ユニットの交換の必要が生じた際において、その
交換時の作業性を向上させることができる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記交換前の電子制御ユニットから
読み出された車両固有情報と、前記他の車載電子制御ユ
ニットの不揮発性メモリに記憶されている車両固有情報
とが不一致の場合、車両エンジンの始動を禁止する。
【0010】仮に、認可されていない修理工場等で電子
制御ユニットの交換が行われ、車両固有情報が正規に書
き込まれなかった場合、車両固有情報の不一致の状態が
生じ、エンジンの始動が禁止される。本構成によれば、
不正改造を抑止したいという要望に応えることができ
る。
【0011】請求項4に記載の発明では、通信ラインを
介して他の車載電子制御ユニットと相互にデータ通信が
可能であり、前記他の電子制御ユニットと同様に車両固
有情報を不揮発性メモリに記憶する車載電子制御ユニッ
トにおいて、電子制御ユニットが交換された後、前記他
の車載電子制御ユニットの不揮発性メモリから車両固有
情報を読み出して不揮発性メモリに新規に書き込む手段
と、その車両固有情報の書き込みに引き続き、電子制御
ユニットの交換の履歴を同不揮発性メモリに書き込む手
段とを備える。
【0012】上記構成によれば、電子制御ユニットの交
換後に、車両固有情報と交換履歴とが同時に新しい電子
制御ユニットの不揮発性メモリに書き込まれるため、別
途煩わしい作業が強いられることもなく、速やかにこれ
らの情報を記憶保持することができる。本請求項4の構
成においても、請求項1,2と同様に、車載電子制御ユ
ニットの交換の必要が生じた際において、その交換時の
作業性を向上させることができる。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、電子制御ユニットが交換された後、
電源投入時において不揮発性メモリに記憶されている車
両固有情報と、前記他の車載電子制御ユニットの不揮発
性メモリに記憶されている車両固有情報とを比較し、両
者が不一致の場合、前記他の車載電子制御ユニットの不
揮発性メモリに記憶されている車両固有情報を所定回
数、不揮発性メモリに書き込み、それでも上記不一致が
解消されないと、当該不揮発性メモリの異常と判断す
る。
【0014】交換前後の車載電子制御ユニットについて
車両固有情報が正しく受け渡しされたとしても、仮に不
揮発性メモリが故障していれば車両固有情報は正規の情
報とならない。こうした事態に対し、上記の通り電子制
御ユニットへの電源投入時に不揮発性メモリの異常の有
無が判断されることで、当該不揮発性メモリを原因とす
る異常が正しく検出できる。
【0015】またここで、車載電子制御ユニットの不揮
発性メモリには、車両の異常診断情報や作業者若しくは
修理工場固有のコードを記憶させておくことが考えられ
る。そこで、請求項6に記載の発明では、電子制御ユニ
ットの交換に際し、交換前の電子制御ユニットから読み
出された車両の異常診断情報を、不揮発性メモリに新規
に書き込む手段を更に備える。また、請求項7に記載の
発明では、電子制御ユニットの交換に際し、作業者若し
くは修理工場固有のコードを読み込むと共に、当該コー
ドを不揮発性メモリに書き込む手段を更に備える。請求
項6,7によれば、前記の如く不揮発性メモリに書き込
まれる各種情報を交換以後の解析等に役立てることが可
能となる。
【0016】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載の発明において、作業者若しくは修理工場固有のコー
ドが不正である時と判断される時、車両エンジンの始動
を禁止する。
【0017】仮に、認可されていない作業者若しくは修
理工場等で電子制御ユニットの交換が行われた場合、エ
ンジンの始動が禁止される。本構成によれば、不正改造
を抑止したいという要望に応えることができる。
【0018】請求項9に記載の発明は、車載電子制御ユ
ニットの交換方法の発明であり、電子制御ユニットの交
換に際し、同電子制御ユニットに接続されてその内部情
報を読み出すことのできる外部診断装置に、交換前の電
子制御ユニットから車両固有情報を読み出して一旦記憶
し、その後、別の電子制御ユニットと外部診断装置とを
接続して前記記憶した車両固有情報を当該電子制御ユニ
ットの不揮発性メモリに新規に書き込み、その車両固有
情報の書き込みに引き続き、電子制御ユニットの交換の
履歴を同不揮発性メモリに書き込む。
【0019】上記発明によれば、電子制御ユニットの交
換時に、外部診断装置を介して車両固有情報が受け渡さ
れると共に、車両固有情報と交換履歴とが同時に新しい
電子制御ユニットの不揮発性メモリに書き込まれる。そ
のため、別途煩わしい作業が強いられることもなく、速
やかにこれらの情報を記憶保持することができる。本請
求項9の発明においても、車載電子制御ユニットの交換
の必要が生じた際において、その交換時の作業性を向上
させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。
【0021】図1は、本実施の形態における車両制御シ
ステムの概要を示す構成図である。車両には各種の車載
電子制御ユニットとして、例えばエンジンECU10
0、ブレーキECU200、トランスミッションECU
300が搭載され、各ECUは通信ライン400により
接続されている。通信ライン400上にはコネクタC1
が設けられており、このコネクタC1とチェッカ500
側のコネクタC2とが接続されることで、各ECU10
0〜300で記憶保持される種々の情報が外部診断装置
としてのチェッカ500により適宜読み出されるように
なっている。
【0022】エンジンECU100はエンジンの制御を
司るものであって、その基本構成を図2(a)に示す。
図2(a)において、エンジンECU100内のマイコ
ン110は、CPU120、ROM130、RAM14
0及びI/O150を備える。マイコン110には、不
揮発性メモリとしてのEEPROM160が接続されて
おり、同EEPROM160には車両固有情報としての
VINコードが予め記憶されている。また、マイコン1
10には、入出力回路170を介して回転センサ10、
エアフロメータ20、水温センサ30等による各種検出
信号が逐次入力される。マイコン110は、これら各種
センサ信号に基づいてエンジンが最適状態で運転される
ようインジェクタ40による燃料噴射量やイグナイタ5
0による点火時期を制御する。
【0023】他のECU200,300も基本構成はエ
ンジンECU100と同様であるためその図示及び説明
を省略するが、ブレーキECU200は、ABS(アン
チロックブレーキシステム)機能を備え、車輪への制動
力を調整することにより車輪スリップを抑制する。ま
た、トランスミッションECU300は、エンジン回転
数やスロットル弁開度等の情報に基づいて図示しないオ
ートマチックトランスミッションのシフト位置を電子制
御する。ブレーキECU200のEEPROM(図示
略)には前記エンジンECU100と同様、車両固有情
報としてのVINコードが予め記憶されている。
【0024】上記図1の構成の車両制御システムにおい
て、各ECU100〜300は、異常診断処理をそれぞ
れ実施し、同処理により得られたダイアグ情報(故障履
歴のデータ)を各自のEEPROMに随時記憶する。
【0025】そして、例えば上記異常診断に基づく警告
に従いエンジンECU100の交換が必要であると判断
される場合、同ECU100は、別のエンジンECU6
00に付け替えられる。エンジンECU600は図2
(b)に示す通り、エンジンECU100と同様の構成
を有する(図では、部品番号のみが相違する)。つま
り、エンジンECU600は、CPU620、ROM6
30、RAM640及びI/O650からなるマイコン
610と、不揮発性メモリとしてのEEPROM660
と、入出力回路670とを備える。新旧のエンジンEC
U100,600間では、図1のチェッカ500を介し
てVINコード及び故障履歴の受け渡しが行われる。
【0026】次に、本実施の形態における特徴的な作用
を説明する。先ずは、図3を用いてECU交換過程の概
要を説明する。図3において、エンジンECU100の
交換前に車両が修理工場に持ち込まれると、同ECU1
00とチェッカ500とが接続され、エンジンECU1
00のEEPROM160からVINコードと故障履歴
とが読み出され、それらがチェッカ500に書き込まれ
る。このとき、正規な修理工場(修理担当者)による修
理作業が行われたことを表す、ディーラコードがチェッ
カ500に入力される。このディーラコードは主に不正
改造防止を目的として設けられる。
【0027】ディーラコード、VINコード及び故障履
歴がチェッカ500に書き込まれると、ECU交換可能
な状態となり、その状態でエンジンECU100が別の
エンジンECU600に交換される。
【0028】ECU交換後、エンジンECU600はデ
ィーラコード、VINコード、故障履歴の送信を要求
し、それに応えてチェッカ500はディーラコード、V
INコード、故障履歴を各々送信する。エンジンECU
600はチェッカ500から受信した前記各データをE
EPROM660に書き込み、その書き込みが正常に行
われると、ECUの交換履歴をEEPROM660に書
き込む。そしてその後、エンジンの始動が許可される。
【0029】上記図3を実現するためのチェッカ50
0,エンジンECU600の処理を以下に説明する。こ
こで、チェッカ500側の処理を図4〜図7のフローチ
ャートに示し、エンジンECU600側の処理を図8〜
図12のフローチャートに示す。
【0030】エンジンECUの交換前、チェッカ500
の通信ポートにエンジンECU100が接続され、通信
可能な状態になると、当該チェッカ500は図4の処理
を実行する。すなわち、図4のステップS100では、
エンジンECU100より過去の故障履歴を読み込んで
記憶し、続くステップS110ではVINコードを読み
込んで記憶する。
【0031】また、エンジンECUの交換後において、
チェッカ500は図5〜図7の処理を逐次実行する。す
なわち、交換後のエンジンECU600からのディーラ
コード送信要求に応えて図5がスタートすると、ステッ
プS120では、ディーラコードを同エンジンECU6
00に送信する。
【0032】また、エンジンECU600からのVIN
コード送信要求に応えて図6がスタートすると、ステッ
プS130では、交換前のエンジンECU100から読
み取ったVINコードを交換後のエンジンECU600
に送信する。
【0033】さらに、エンジンECU600からの故障
履歴送信要求に応えて図7がスタートすると、ステップ
S140では、交換前のエンジンECU100から読み
込んだ故障履歴を交換後のエンジンECU600に送信
する。
【0034】次に、交換後のエンジンECU600によ
り実施される処理を図8のフローチャートに従い説明す
る。VINコードの書き込み要求に応えて図8がスター
トすると、先ずステップS200では、ディーラコード
送信要求をチェッカ500に出すと共に、同チェッカ5
00から返信されてきたディーラコードをEEPROM
660に記憶する。なお、ディーラコードを受け取るこ
とで、正規な修理工場(修理担当者)によりECU交換
並びにVINコード書き換えが行われたか否かが判断さ
れる。また、ディーラコードと修理工場での修理情報と
を共に記憶しておき(加えて修理内容を記憶しても良
い)、後日これらの情報を解析することで、修理工場の
修理能力を採点評価することが可能となる。
【0035】続くステップS220では、VINコード
送信要求をチェッカ500に出すと共に、同チェッカ5
00から返信されてきたVINコードをEEPROM6
60に記憶する。また、ステップS240では、故障履
歴送信要求をチェッカ500に出すと共に、同チェッカ
500から返信されてきた故障履歴をEEPROM66
0に記憶する。但し、ステップS200,S220,S
240の詳細は後述する。
【0036】最後に、ステップS260では、VINコ
ードが書き込まれたことを受けてエンジンECUが交換
されたと判断し、エンジンECUの交換履歴をEEPR
OM660に記憶する。ここで、交換履歴として記憶さ
れる情報は、ECU交換の累積回数、交換日時、交換場
所、交換内容等の少なくとも一つを含むものであればよ
い。
【0037】次に、前記図8のステップS200の処理
を図9を用いて詳細に説明する。図9において、ステッ
プS201では、カウンタC1,C2を「0」にクリア
する。カウンタC1は、図10に示されるように、4m
s周期で「1」ずつインクリメントされるカウンタであ
る(ステップS210)。
【0038】その後、ステップS202では、ディーラ
コードの送信要求をチェッカ500に出し、続くステッ
プS203では、ECU自身を受信可能な状態とする。
ステップS204では受信の有無を判別し、受信有りな
らば、ステップS205でチェッカ500から送信され
るディーラコードをEEPROM660に書き込む。ま
た、受信がなければ、ステップS206〜S208でデ
ィーラコードの送信待ち処理を行う。
【0039】詳細には、ステップS206では、カウン
タC1が所定値K1に達したか否かを判別し、C1≠K
1であればステップS203に戻る。すなわち、受信可
能状態を持続し、受信の有無を再び判別する。また、C
1=K1であれば、カウンタC2を「1」インクリメン
トすると共に、カウンタC2が所定値K2に達したか否
かを判別する(ステップS207,S208)。このと
き、C2≠K2であればステップS202に戻る。ま
た、受信のないままC2=K2になると、ステップS2
09に進み、認可されていない修理工場等で不正改造さ
れた可能性があるとしてインジェクタ40による燃料噴
射を禁止する。つまり、エンジンを始動させないことと
する。またこのとき、不正改造の可能性があることを表
す表示などを行い、作業者にその旨を警告する。
【0040】要するに、チェッカ500からの受信が無
い場合(S204がNOの場合)、「K1・4ms」毎
にディーラコードの送信要求を出し、その送信要求がK
2回実施されてもチェッカ500からディーラコードが
送信されないと、不正改造と判断する。
【0041】次に、前記図8のステップS220の処理
を図11を用いて詳細に説明する。図11において、ス
テップS221では、カウンタC3,C4,C5,C6
を「0」にクリアする。カウンタC3,C5は、前記カ
ウンタC1と同様、4ms周期で「1」ずつインクリメ
ントされるカウンタである(図10参照)。
【0042】その後、ステップS222では、VINコ
ードの送信要求をチェッカ500に出し、続くステップ
S223では、ECU自身を受信可能な状態とする。ス
テップS224では受信の有無を判別し、受信がなけれ
ばステップS230〜S232でチェッカ500からの
VINコードの送信待ち処理を行う。
【0043】詳細には、ステップS230では、カウン
タC3が所定値K3に達したか否かを判別し、C3≠K
3であればステップS223に戻る。また、C3=K3
であれば、カウンタC4を「1」インクリメントすると
共に、カウンタC4が所定値K4に達したか否かを判別
する(ステップS231,S232)。このとき、C4
≠K4であればステップS222に戻る。また、受信の
ないままC4=K4になると、ステップS233に進
み、不正改造された可能性があるとしてインジェクタ4
0による燃料噴射を禁止する。つまり、エンジンを始動
させないこととする。またこのとき、不正改造の可能性
があることを表す表示などを行い、作業者にその旨を警
告する。
【0044】チェッカ500からのVINコードの受信
があると、ステップS225に進む。ステップS225
では、VINコードの送信要求を別のECU(本実施の
形態では、ブレーキECU200)に出し、続くステッ
プS226では、ECU自身を受信可能な状態とする。
また、ステップS227では受信の有無を判別し、受信
がなければステップS234〜S236でブレーキEC
U200からのVINコードの送信待ち処理を行う。
【0045】詳細には、ステップS234では、カウン
タC5が所定値K5に達したか否かを判別し、C5≠K
5であればステップS226に戻る。また、C5=K5
であれば、カウンタC6を「1」インクリメントすると
共に、カウンタC6が所定値K6に達したか否かを判別
する(ステップS235,S236)。このとき、C6
≠K6であればステップS225に戻る。また、受信の
ないままC6=K6になると、ステップS237に進
み、ブレーキECU200との通信に異常があると判断
し、エラー情報をチェッカ500に送信する。
【0046】また、ブレーキECU200からの受信が
あると、ステップS228に進み、チェッカ500から
受信したVINコードと、ブレーキECU200から受
信したVINコードとが一致するか否かを判別する。V
INコードが一致すれば、正規なECU交換が行われた
とみなされ、ステップS229に進んで当該VINコー
ドをEEPROM660に書き込む。また、VINコー
ドが不一致であればステップS233に進み、不正改造
された可能性があるとしてインジェクタ40による燃料
噴射を禁止する。
【0047】要するに、チェッカ500からの受信が無
い場合(S224がNOの場合)、「K3・4ms」毎
にVINコードの送信要求を出し、その送信要求がK4
回実施されてもチェッカ500からVINコードが送信
されないと、不正改造と判断する。また、ブレーキEC
U200からの受信が無い場合(S227がNOの場
合)、「K5・4ms」毎にVINコードの送信要求を
出し、その送信要求がK6回実施されてもブレーキEC
U200からVINコードが送信されないと、通信異常
と判断する。
【0048】次に、前記図8のステップS240の処理
を図12を用いて詳細に説明する。図12において、ス
テップS241では、カウンタC7,C8を「0」にク
リアする。カウンタC7は、前記カウンタC1と同様、
4ms周期で「1」ずつインクリメントされるカウンタ
である(図10参照)。
【0049】その後、ステップS242では、故障履歴
の送信要求をチェッカ500に出し、続くステップS2
43では、ECU自身を受信可能な状態とする。ステッ
プS244では受信の有無を判別し、受信有りならば、
ステップS245で故障履歴をEEPROM660に書
き込む。また、受信がなければステップS246〜S2
48でチェッカ500からの故障履歴の送信待ち処理を
行う。
【0050】詳細には、ステップS246では、カウン
タC7が所定値K7に達したか否かを判別し、C7≠K
7であればステップS243に戻る。また、C7=K7
であれば、カウンタC8を「1」インクリメントすると
共に、カウンタC8が所定値K8に達したか否かを判別
する(ステップS247,S248)。このとき、C8
≠K8であればステップS242に戻る。また、受信の
ないままC8=K8になると、ステップS249に進
み、エラー情報をチェッカ500に送信する。
【0051】要するに、チェッカ500からの受信が無
い場合(S244がNOの場合)、「K7・4ms」毎
に故障履歴の送信要求を出し、その送信要求がK8回実
施されてもチェッカ500から故障履歴が送信されない
と、エラー情報をチェッカ500に送信する。
【0052】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。 (a)ECUの交換に際し、交換前のECUから読み出
されたVINコード(車両固有情報)をEEPROMに
新規に書き込むと共に、それに引き続いてECU交換の
履歴を同EEPROMに書き込むこととした。本構成に
よれば、ECUの交換時に、VINコードと交換履歴と
が同時に新しいECUのEEPROMに書き込まれるた
め、別途煩わしい作業が強いられることもなく、速やか
にこれらの情報を記憶保持することができる。その結
果、ECUの交換の必要が生じた際において、その交換
時の作業性を向上させることができる。かかる場合、E
CUの交換前の故障情報と交換後の記憶内容とのつじつ
まが合わなくなるといった不都合も回避される。
【0053】(b)ECUの交換に際し、交換前のEC
Uから読み出されたVINコードと、前記他のECUの
EEPROMに記憶されているVINコードとを比較
し、両者が一致した場合にのみ、VINコードをEEP
ROMに新規に書き込むこととした。本構成によれば、
ECUの交換時に、前記の如くVINコードが比較され
るため、車両の不正改造が行われていないことを前提に
VINコードの書き込みが行われる。従って、不正改造
が抑止できる。
【0054】(c)交換前のECUから読み出されたV
INコードと、他のECUのEEPROMに記憶されて
いるVINコードとが不一致の場合、車両エンジンの始
動を禁止するようにした。本構成によれば、不正改造を
抑止したいという要望に応えることができる。
【0055】(d)ECUの交換に際し、交換前のEC
Uから読み出された車両の故障履歴(異常診断情報)
と、ECU交換時に付与されるディーラコード(作業者
若しくは修理工場固有のコード)とをEEPROMに書
き込むようにした。本構成によれば、これらの各種情報
をEEPROMから必要に応じて読み出すことで、交換
以後の解析等に役立てることが可能となる。
【0056】(e)ディーラコードが不正である時と判
断される時、車両エンジンの始動を禁止するようにした
ため、不正改造を抑止したいという要望に応えることが
できる。
【0057】次に、本発明における第2,第3の実施の
形態を説明する。但し、以下の各実施の形態の構成にお
いて、上述した第1の実施の形態と同等であるものにつ
いては図面に同一の記号を付すと共にその説明を簡略化
する。そして、以下には第1の実施の形態との相違点を
中心に説明する。
【0058】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、チェッカ500からのディーラコードが受信で
きない場合に不正改造と判断したが(前記図9のフロー
参照)、本実施の形態ではこれに加えて、ディーラコー
ドに所定の規則性を持たせこの規則性に合わない場合に
不正改造と判断する。
【0059】図13は、前記図8のステップS200の
処理を詳細に示すフローチャートであり、同処理は前記
図9の処理に置き換えて実行される。図13では、前記
図9との相違点として、ステップS204でディーラコ
ードの受信有りと判別された時に、ステップS210に
進み、前記受信したディーラコードが所定の規則性に合
致するか否かを判別する。そして、この規則性に合致し
ない場合に不正改造と判断する(ステップS209)。
【0060】より具体的には、例えば数値化されたディ
ーラコードにおいて修理工場を特定する部分の各桁の和
を求め、その和を特定部分の下位の桁に持たせる。そし
て、特定部分の和の値が不一致となる場合、不正改造と
判断する。或いは、正規ディーラを表すディーラコード
の一覧をEEPROM660内に持たせておき、この一
覧のどのコードにも合致しない場合に不正改造と判断す
る。
【0061】以上第2の実施の形態によれば、第1の実
施の形態で既述した効果に加えて次の効果が得られる。
つまり、所定の規則性を持たせてディーラコードの適否
を判断するようにしたため、不正改造かどうかを判断す
る際、その信頼性を高めることができる。
【0062】(第3の実施の形態)上記各実施の形態で
は、エンジンECUの交換時においてチェッカ500を
介してVINコードを受け渡しする構成であったが、本
実施の形態ではこれを変更し、VINコードを他のEC
Uより読み出す構成とする。
【0063】図14は、交換後のエンジンECU600
により実施される処理を示すフローチャートであり、本
処理は前記図8に置き換えて実行される。前記図8との
相違点として、図14では前記図8のステップS22
0,S260を省略し、同図8のステップS200,S
240のみを実施するものとなっている。
【0064】すなわち、図14において、ECU交換に
際して本処理がスタートすると、ステップS200で
は、ディーラコード送信要求をチェッカ500に出すと
共に、同チェッカ500から返信されてきたディーラコ
ードをEEPROM660に記憶する。また、続くステ
ップS240では、故障履歴送信要求をチェッカ500
に出すと共に、同チェッカ500から返信されてきた故
障履歴をEEPROM660に記憶する。但し、ステッ
プS200,S240は前記図8の処理(前記図9,図
12の処理)に等しく、ここではその詳細な説明を省略
する。
【0065】図15は、エンジンECU600のベース
ルーチンを示すフローチャートである。イグニッション
キー(IGキー)のON操作に伴い図15が起動される
と、先ずステップS301では、他のECU(本実施の
形態ではブレーキECU200)のEEPROMに記憶
されているVINコードを読み出す。ステップS302
ではカウンタBを「0」にクリアし、続くステップS3
03ではカウンタAを「1」インクリメントする。ここ
で、カウンタAは、エンジンECUの交換後におけるI
GキーのON回数を計数するためのカウンタであり、カ
ウンタBは、後述するEEPROM660の異常診断時
に用いられるカウンタである。
【0066】その後、ステップS304では、前記読み
出した他のECUのVINコードとそれ以前にEEPR
OM660に書き込まれたVINコードとを比較し、両
者が一致するか否かを判別する。エンジンECU600
の交換直後においてはVINコードが書き込まれていな
いため、ステップS304がNOとなり、ステップS3
05に進んで他のECUのVINコードをEEPROM
660に書き込む。
【0067】ステップS306では、ECU交換後にお
けるIGキーのON回数(カウンタA)が5回未満であ
るか否かを判別し、A<5であればステップS307に
進み、エンジンECUが交換されたとしエンジンECU
の交換情報をEEPROM660に書き込む。その後、
ステップS308に進むと、エンジンの運転に係わる通
常の制御を実施する。
【0068】VINコードが正規に書き込まれると、そ
れ以降(例えば2回目以降)のIG−ON時において、
ステップS304がYESとなり、そのままステップS
308に進み、エンジンの運転に係わる通常の制御を実
施する。
【0069】また、ECU交換後におけるIGキーのO
N回数(カウンタA)が5回以上となっても、VINコ
ードが不一致の場合(ステップS304,S306が共
にNOの場合)、ステップS309に進んでカウンタB
を「1」インクリメントし、続くステップS310で
は、B=Kであるか否かを判別する。そして、B=Kと
なるまではステップS304,S305等の処理を繰り
返し行い、VINコードが一致しないままB=Kになる
と、ステップS311でEEPROM660の異常発生
であると判断する。つまり、ECU交換後、IGキーの
ON操作の度に他のECUからVINコードを書き込
み、それが5回以上となってもVINコードが不一致で
あるならば、ECU交換に不備があったのではなくEE
PROM660等、VINコードを記憶する構成の異常
とみなす。
【0070】以上第3の実施の形態では、以下の効果が
得られる。 (A)交換後のECUにおいて、他のECUのEEPR
OMからVINコードを読み出してEEPROMに新規
に書き込むと共に、それに引き続いてECU交換の履歴
を同EEPROMに書き込むこととした。本構成によれ
ば、VINコードと交換履歴とが同時に新しいECUの
EEPROMに書き込まれるため、別途煩わしい作業が
強いられることもなく、速やかにこれらの情報を記憶保
持することができる。本実施の形態においても、上記第
1の実施の形態と同様に、ECUの交換の必要が生じた
際において、その交換時の作業性を向上させることがで
きる。
【0071】(B)ECUが交換された後、電源投入時
においてEEPROMに記憶されているVINコード
と、他のECUのEEPROMに記憶されているVIN
コードとを比較し、両者が不一致の場合、他のECUの
EEPROMに記憶されているVINコードを所定回数
だけ、EEPROMに書き込み、それでも上記不一致が
解消されないと、当該EEPROMの異常と判断するよ
うにした。
【0072】交換前後のECUについてVINコードが
正しく受け渡しされたとしても、仮にEEPROMが故
障していればVINコードは正規の情報とならない。こ
うした事態に対し、上記の通りECUへの電源投入時に
EEPROMの異常の有無が判断されることで、当該E
EPROMを原因とする異常が正しく検出できる。
【0073】なお、本発明の実施の形態は、上記以外に
次の形態にて具体化できる。上記第1の実施の形態(図
11の処理)では、チェッカ500からVINコードを
受信した際、該受信したVINコードを他のECUのV
INコードと比較し、コード一致の場合のみ、VINコ
ードの書き込みを許可したが、同構成においてVINコ
ードの比較の処理(図11のステップS225〜S22
8,S234〜S237の処理)を省略してもよい。こ
の場合、チェッカ500からのVINコードの受信確認
がなされれば、直ちにVINコードがEEPROMに書
き込まれる。
【0074】上記実施の形態では、交換前のエンジンE
CU100が保持する故障履歴(異常診断情報)をチェ
ッカ500に一旦記憶させてその後、新しいエンジンE
CU600に書き込んだが、この構成を変更する。例え
ば交換前のエンジンECU100が保持する故障履歴
(異常診断情報)をブレーキECU200又はトランス
ミッションECU等、他のECUに一旦移し、その後、
新しいエンジンECU600に書き込むようにしてもよ
い。
【0075】他のECUからVINコードを読み出し、
該VINコードとチェッカ500から受信したVINコ
ードとを比較してその適否を判断する場合(図11)、
或いは当該他のECUのVINコードをそのままEEP
ROMに書き込む場合(図15)、他のECUのVIN
コードそのものが正しいか否かの審査を行うとよい。つ
まり、他のECU側に問題がある場合も考えられるの
で、その際の不都合を排除する。具体的には、3つ以上
の他のECUにVINコードを記憶させておき、各EC
UからVINコードを回収して該回収したVINコード
の多数決を取る。そして、必要とするVINコードがそ
の過半数を占めるコードと同一であるかを審査し、過半
数コードと同一であれば当該VINコードが正しいもの
であると判断して前記図11や図15の処理に採用す
る。かかる構成によれば、より一層信頼性の高いECU
交換作業が実現できる。
【0076】上記各実施の形態では、ECUの交換に際
し、VINコード、故障履歴、ディーラコードを全て受
け渡す構成としたが、これらのうち、故障履歴及びディ
ーラコードの一方又は両方を要件から削除してもよい。
要は、少なくともVINコードを受け渡す装置(車両制
御システム)であれば、本発明の特徴的な効果が得られ
る。
【0077】上記各実施の形態では、VINコードが実
際に書き込まれた時にECU交換と判断して交換履歴を
交換後のECUの不揮発性メモリに書き込んだが、過去
の車両故障情報(故障履歴)又はディーラコードが書き
込まれた時にECU交換と判断して交換履歴を交換後の
ECUの不揮発性メモリに書き込んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における車両制御システムの
概要を示す構成図。
【図2】エンジンECUの構成を示すブロック図。
【図3】エンジンECUの交換の過程を説明するための
タイムチャート。
【図4】チェッカの処理を示すフローチャート。
【図5】チェッカの処理を示すフローチャート。
【図6】チェッカの処理を示すフローチャート。
【図7】チェッカの処理を示すフローチャート。
【図8】エンジンECUの処理を示すフローチャート。
【図9】エンジンECUの処理を示すフローチャート。
【図10】エンジンECUの処理を示すフローチャー
ト。
【図11】エンジンECUの処理を示すフローチャー
ト。
【図12】エンジンECUの処理を示すフローチャー
ト。
【図13】エンジンECUの処理を示すフローチャー
ト。
【図14】エンジンECUの処理を示すフローチャー
ト。
【図15】エンジンECUの処理を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
100…エンジンECU、160…不揮発性メモリとし
てのEEPROM、200…ブレーキECU、300…
トランスミッションECU、400…通信ライン、50
0…外部診断装置としてのチェッカ、600…エンジン
ECU、660…不揮発性メモリとしてのEEPRO
M。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両固有情報を不揮発性メモリに記憶する
    車載電子制御ユニットにおいて、 電子制御ユニットの交換に際し、交換前の電子制御ユニ
    ットから読み出された車両固有情報を、不揮発性メモリ
    に新規に書き込む手段と、 その車両固有情報の書き込みに引き続き、電子制御ユニ
    ットの交換の履歴を同不揮発性メモリに書き込む手段と
    を備えることを特徴とする車載電子制御ユニット。
  2. 【請求項2】通信ラインを介して他の車載電子制御ユニ
    ットと相互にデータ通信が可能であり、前記他の電子制
    御ユニットと同様に車両固有情報を不揮発性メモリに記
    憶する車載電子制御ユニットにおいて、 電子制御ユニットの交換に際し、交換前の電子制御ユニ
    ットから読み出された車両固有情報と、前記他の車載電
    子制御ユニットの不揮発性メモリに記憶されている車両
    固有情報とを比較し、両者が一致した場合にのみ、車両
    固有情報を不揮発性メモリに新規に書き込む手段と、 その車両固有情報の書き込みに引き続き、電子制御ユニ
    ットの交換の履歴を同不揮発性メモリに書き込む手段と
    を備えることを特徴とする車載電子制御ユニット。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車載電子制御ユニットに
    おいて、 前記交換前の電子制御ユニットから読み出された車両固
    有情報と、前記他の車載電子制御ユニットの不揮発性メ
    モリに記憶されている車両固有情報とが不一致の場合、
    車両エンジンの始動を禁止する車載電子制御ユニット。
  4. 【請求項4】通信ラインを介して他の車載電子制御ユニ
    ットと相互にデータ通信が可能であり、前記他の電子制
    御ユニットと同様に車両固有情報を不揮発性メモリに記
    憶する車載電子制御ユニットにおいて、 電子制御ユニットが交換された後、前記他の車載電子制
    御ユニットの不揮発性メモリから車両固有情報を読み出
    して不揮発性メモリに新規に書き込む手段と、 その車両固有情報の書き込みに引き続き、電子制御ユニ
    ットの交換の履歴を同不揮発性メモリに書き込む手段と
    を備えることを特徴とする車載電子制御ユニット。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の車載電子制御ユニットに
    おいて、 電子制御ユニットが交換された後、電源投入時において
    不揮発性メモリに記憶されている車両固有情報と、前記
    他の車載電子制御ユニットの不揮発性メモリに記憶され
    ている車両固有情報とを比較し、両者が不一致の場合、
    前記他の車載電子制御ユニットの不揮発性メモリに記憶
    されている車両固有情報を所定回数、不揮発性メモリに
    書き込み、それでも上記不一致が解消されないと、当該
    不揮発性メモリの異常と判断する車載電子制御ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】車両の異常診断を行い、その診断結果を不
    揮発性メモリに随時書き込む車載電子制御ユニットにお
    いて、 電子制御ユニットの交換に際し、交換前の電子制御ユニ
    ットから読み出された車両の異常診断情報を、不揮発性
    メモリに新規に書き込む手段を更に備える請求項1〜請
    求項5の何れかに記載の車載電子制御ユニット。
  7. 【請求項7】電子制御ユニットの交換に際し、作業者若
    しくは修理工場固有のコードを読み込むと共に、当該コ
    ードを不揮発性メモリに書き込む手段を更に備える請求
    項1〜請求項6の何れかに記載の車載電子制御ユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の車載電子制御ユニットに
    おいて、 作業者若しくは修理工場固有のコードが不正である時と
    判断される時、車両エンジンの始動を禁止する車載電子
    制御ユニット。
  9. 【請求項9】車両固有情報を不揮発性メモリに記憶する
    車載電子制御ユニットの交換方法において、 電子制御ユニットの交換に際し、同電子制御ユニットに
    接続されてその内部情報を読み出すことのできる外部診
    断装置に、交換前の電子制御ユニットから車両固有情報
    を読み出して一旦記憶し、その後、別の電子制御ユニッ
    トと外部診断装置とを接続して前記記憶した車両固有情
    報を当該電子制御ユニットの不揮発性メモリに新規に書
    き込み、その車両固有情報の書き込みに引き続き、電子
    制御ユニットの交換の履歴を同不揮発性メモリに書き込
    むことを特徴とする車載電子制御ユニットの交換方法。
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