JP2010267703A - 結晶系半導体基板用保護フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 結晶系半導体基板をエッチング液に接触させてエッチングする工程において、結晶系半導体基板をエッチング液から部分的に保護するための表面保護部材であって、該表面保護部材が基材とその上に積層された粘着性樹脂組成物を含み、該粘着性樹脂組成物が、ポリブタジエン骨格及び/又はポリイソプレン骨格を有するウレタン樹脂及びラジカル重合開始剤を含有することを特徴とする表面保護部材。
【選択図】 なし
Description
これらの光起電力装置においては、結晶系半導体基板の光入射側の面にテクスチャ構造の凹凸が形成されており、光閉じ込め構造により反射損失が低減する。表面にテクスチャ構造の凹凸を形成する方法としては、アルカリ性溶液を用いて結晶系半導体基板の表面をエッチングする方法が一般的である(特許文献1)。
1. 結晶系半導体基板をエッチング液に接触させてエッチングする工程において、結晶系半導体基板をエッチング液から部分的に保護するための表面保護部材であって、該表面保護部材が基材とその上に積層された粘着性樹脂組成物を含み、該粘着性樹脂組成物が、ポリブタジエン骨格及び/又はポリイソプレン骨格を有するウレタン樹脂及びラジカル重合開始剤を含有することを特徴とする表面保護部材。
2. ラジカル重合開始剤が、光重合開始剤又は熱重合開始剤である項1記載の表面保護部材。
3. 前記粘着性樹脂組成物が、さらに分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物〔ただし、(A)成分を除く〕含有する項1又は2のいずれかに記載の表面保護部材。
4. 分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物が、分子内に2つ以上の不飽和基を有するウレタンオリゴマーである項3記載の表面保護部材。
5. 分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物が、ポリカーボネート骨格を含むウレタン樹脂である項3記載の表面保護部材。
6. 基材がポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリアミド又はポリアミドイミドからなるフィルムである項1〜5のいずれかに記載の表面保護部材。
7. 結晶系半導体基板のエッチング液から保護したい部分に項1〜5のいずれかに記載の表面保護部材を貼り合わせる工程、表面保護部材を貼り合わせた結晶系半導体基板をエッチング液に接触させてエッチングする工程及びエッチング後に結晶系半導体基板から表面保護部材をはく離する工程を含むエッチングされた結晶系半導体基板の製造法。
8. エッチング後に結晶系半導体基板から表面保護部材をはく離する工程において、表面保護部材の粘着性樹脂組成物に活性光線を照射するか又は加熱する項7記載のエッチングされた結晶系半導体基板の製造法。
本発明に係る表面保護部材は、結晶系半導体基板に対して強固な接着力を発現し、結晶系半導体基板に密着させたときに優れた耐アルカリ性を示し、また、紫外線等の活性光線の照射したとき又は加熱したときには粘着性樹脂組成物の硬化により剥離しやすいように接着力を低下させることができ、優れた接着性と剥離性を兼ね備えている。
本発明に係る表面保護部材において、粘着性樹脂組成物が、分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物としてウレタン結合オリゴマー含有することにより、耐薬品性、耐水性をより一層向上することができる。
本発明の粘着性樹脂組成物は、硬化性樹脂組成物であり、(A)ポリブタジエン骨格及び/又はポリイソプレン骨格を有するウレタン樹脂(以下、場合により「(A)成分」という。)、(B)分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物(ただし、(A)成分を除く。以下、場合により「(B)成分」という。)及び(C)ラジカル重合開始剤(以下、場合により「(C)成分」という。)を含むものであるが、(B)成分は、場合により、含まなくてもよい。以下、各成分について詳細に説明する。
前記ポリブタジエンジオール及びポリイソプレンジオールの数平均分子量は、それぞれ、800〜5000が好ましく、1000〜4000がより好ましく、1200〜3200が特に好ましい。
(a)数平均分子量(Mn)
また、(A)ウレタン樹脂は、また、活性光線照射前又は加熱前に高い接着性を維持しつつ、生成した(A)ウレタン樹脂の有機溶剤への更なる溶解性、活性光線照射後の剥離性、耐薬品性及び耐水性をより向上できる観点から、ポリカーボネート骨格を有していてもよい。そのためには原料であるポリオールとしてポリカーボネートジオールを併用することが好ましい。
ポリカーボネートジオールの数平均分子量は100〜10000が好ましく、200〜6000がより好ましく、400〜4000が特に好ましい。
一般式(3)で表されるポリカーボネートジオールとしては、例えば、α,ω−ポリ(ヘキサメチレンカーボネート)ジオール、α,ω−ポリ(3−メチル−ペンタメチレンカーボネート)ジオール等が挙げられ、市販されているものとしては、ダイセル化学(株)製のPLACCEL CD−205,205PL,205HL,210,210PL,210HL,220,220PL,220HL(商品名)、旭化成ケミカルズ(株)製のPCDL T−5651,T−5652,T−6001,T−6002(商品名)、宇部興産(株)製のUM−CARB90(1/1)(商品名)等が挙げられる。が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、ポリブタジエンジオール、ポリイソプレンジオール及びポリカーボネートジオール以外のジオール化合物を併用することもできる。ポリブタジエンジオール、ポリイソプレンジオール及びポリカーボネートジオール以外のジオール化合物としては、例えば、ポリエーテルジオール類、ポリエステルジオール類、ポリカプロラクトンジオール類、シリコーンジオール類が挙げられる。
ポリブタジエンジオール、ポリイソプレンジオール及びポリカーボネートジオール以外のジオール化合物は、本発明の効果を阻害しない程度内で使用される。
一般式(5)で表されるジイソシアネート類は、前記したようなXが芳香環を有する基である芳香族ジイソシアネートを使用することが好ましく、ジイソシアネート化合物全体に対して50モル%以上使用することが好ましい。
また、ウレタン樹脂として反応に対しより安定化させるために、イソシアネート基を適当なブロック剤で封鎖(ブロック)してもよい。
イソシアネート基と反応可能な化合物としては、モノヒドロキシ化合物、酸無水物基を有する3価のポリカルボン酸及びその誘導体、酸無水物基を有する4価のポリカルボン酸、ジカルボン酸等のカルボキシル基を有する化合物、並びにカルボキシル基を有するジヒドロキシ化合物等が挙げられ、アミド結合、イミド結合等の耐熱性向上結合基などを導入することもできる。
また、同様に、前記ウレタン樹脂のうち末端水酸基を有するもの(以下、場合により「(a−1’)成分」という)は、酢酸、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸類、2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレート等のモノイソシアネート化合物、酸無水物類などの、水酸基と反応可能な化合物と反応させて、結果として上記ウレタン樹脂に特定の骨格を導入したものを(A)成分(「ポリブタジエン骨格及び/又はポリイソプレン骨格を有するウレタン樹脂」)として用いることができる。
これらのモノヒドロキシ化合物は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記モノヒドロキシ化合物としては、活性光線照射したとき又は加熱したときに樹脂組成物の剥離性を向上できる観点からは、エチレン性不飽和基を有するモノヒドロキシ化合物を用いることが好ましい。
上記酸無水物基を有する3価のポリカルボン酸としては、コスト面等から、トリメリット酸無水物が特に好ましい。
また、合成終了後に、樹脂末端のイソシアネート基をアルコール類、ラクタム類、オキシム類、カルボン酸類、酸無水物類のブロック剤でブロックすることもできる。
2,2−ビス(4−(メタクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタクリロキシポリプロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタクリロキシポリブトキシ)フェニル)プロパン及び2,2−ビス(4−(メタクリロキシポリエトキシポリプロポキシ)フェニル)プロパン等のメタクリレート化合物が挙げられる。
2,2−ビス(4−(アクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(アクリロキシポリプロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(アクリロキシポリブトキシ)フェニル)プロパン及び2,2−ビス(4−(アクリロキシポリエトキシポリプロポキシ)フェニル)プロパンが挙げられる。
これらのうち、2,2−ビス(4−(メタクリロキシペンタエトキシ)フェニル)プロパンは、BPE−500(新中村化学工業製、商品名)として商業的に入手可能であり、2,2−ビス(4−(メタクリロキシペンタデカエトキシ)フェニル)プロパンは、BPE−1300(新中村化学工業製、商品名)として商業的に入手可能である。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
エチレン基の数が2〜14であるポリエチレングリコールジメタクリレートプロピレン基の数が2〜14であるポリプロピレングリコールジメタクリレート、エチレン基の数が2〜14でありプロピレン基の数が2〜14であるポリエチレン・ポリプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリメタクリレート、PO変性トリメチロールプロパントリメタクリレート、EO・PO変性トリメチロールプロパントリメタクリレート、テトラメチロールメタントリメタクリレート、テトラメチロールメタンテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート及びジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート等のメタクリレート化合物などが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、「EO」とは「エチレンオキシド」のことをいい、「PO」とは「プロピレンオキシド」のことをいう。また、「EO変性」とはエチレンオキシドユニット(−CH2CH2O−)のブロック構造を有することを意味し、「PO変性」とはプロピレンオキシドユニット(−CH2CH(CH3)O−)のブロック構造を有することを意味する。
(ただし、一般式(10)中、複数個のRは、それぞれ独立に炭素数1〜18のアルキレン基であり、R2は、水素原子又はメチル基であり、X及びZは、それぞれ独立に二価の有機基であり、m及びnは、それぞれ独立に1〜100の整数である。)
前記一般式(10)で表される化合物は、一般式(5)で表される化合物の末端のイソシアネート基を2−ヒドロキエチルアクリレート、2−ヒドロキエチルメタクリレート等で変性することにより得ることができる。ピール強度の観点からは、一般式(10)で表される化合物を用いることが好ましい。
これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、(B)成分は、硬化膜の剥離性をより向上できる観点から、分子内に2つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物がより好ましく、分子内に5つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物が特に好ましい。
本発明の粘着性樹脂組成物における(B)成分の含有量は、(A)成分に対して、0〜200質量%であることが好ましく、5〜100質量%であることがより好ましく、15〜80質量%であることが特に好ましい。(B)成分が200質量%を超えると、粘着性樹脂組成物への光照射前又は加熱前の接着性が低下する傾向がある。また、粘着性樹脂組成物の硬化性を向上させ、結果として光照射したとき又は加熱したときに粘着性樹脂組成物の剥離性を向上させるためには、(B)成分を5質量部以上使用することが好ましい。
また、同じく(C)成分であるラジカル重合開始剤のうち熱重合開始剤の具体例としては、過酸化物系熱重合開始剤、アゾ系熱重合開始剤等を使用することができる。これらの開始剤は単独で用いても良く、2種類以上を併用しても良く、また、ナフテン酸コバルトやジメチルアニリンなど分解促進剤の併用も可能である。過酸化物系熱重合開始剤としては、イソブチルパーオキサイド、クミルパーオキシネオデカネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ2エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ターシャリーブチルパーオキシネオデカネート、355−トリメチルヘキサノールパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、1133−テトラメチルブチルパーオキシ2エチルヘキサネート、t−ヘキシルパーオキシ2エチルヘキサネート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ブチルパーオキシベンゾエート等を挙げることができる。アゾ系熱重合開始剤としては、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、アゾビスシアノ吉草酸、1,1’−アゾビス−(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、アゾビスメチルブチロニトリル、2,2’−アゾビス−(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等を挙げることができる。
エポキシ樹脂としては、特に限定されないが、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビフェニル型、脂肪族アルキル型、ノボラック型等のエポキシ樹脂を用いることできる。上記エポキシ樹脂として、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製の商品名エピコート828等)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(東都化成(株)製の商品名YDF−170等)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)性の商品名エピコート152、154;日本化薬(株)製の商品名EPPN−201;ダウケミカル社製の商品名DEN−438等)、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製の商品名EOCN−125S、103S、104S等)、多官能エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製の商品名Epon1031S;チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製の商品名アラルダイト0163;ナガセ化成(株)製の商品名デナコールEX−611、EX−614、EX−614B、EX−622、EX−512、EX−521、EX−421、EX−411、EX−321等)、アミン型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製の商品名エピコート604;東都化成(株)製の商品名YH434;三菱ガス化学(株)製の商品名TETRAD−X、TERRAD−C;日本化薬(株)製の商品名GAN;住友化学(株)製の商品名ELM−120等)、複素環含有エポキシ樹脂(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製の商品名アラルダイトPT810等)、脂環式エポキシ樹脂(UCC社製のERL4234、4299、4221、4206等)、ポリブタジエンを部分的にエポキシ化したエポキシ化ポリブダジエン((ダイセル化学社製の商品PB−3600、日本曹達社製の商品名BF−1000等)、ビフェニル骨格を有するノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族アルキル型エポキシ樹脂が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、有機溶媒に可溶であるものが、硬化性樹脂組成物の透明性の保持の点から好ましく、ポリブタジエンを部分的にエポキシ化したエポキシ化ポリブダジエンがより好ましい。
エポキシ樹脂硬化剤としては、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、スルホニウム塩、アミンイミド、ポリアミンの塩、ジシアンジアミドや、これらの硬化剤をポリウレタン系、ポリエステル系の高分子物質等で被覆してマイクロカプセル化したもの挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、硬化性樹脂組成物を塗布した際の乾燥工程の加温によるエポキシ樹脂熱重合の抑制、また熱圧着工程のエポキシ樹脂熱硬化時のラジカル重合性化合物の熱重合を抑制するため、反応開始温度としては80℃〜150℃であるものが好ましく、110〜130℃であるものがより好ましい。このようなエポキシ樹脂硬化剤としては、マイクロカプセル型、加熱溶解型等の潜在性硬化剤が挙げられ、マイクロカプセル型の代表的な製品として、ノバキュアシリーズ(旭化成ケミカルズ社製)が、過熱溶解型の代表的な製品として、アミキュアシリーズ(味の素ファインテクノ社製)が挙げられる。
本発明の表面保護材は、基材上に粘着性樹脂組成物の層(粘着層)を形成したものである。粘着性樹脂組成物の厚みは、1〜70μmが好ましく、5〜50μmがより好ましく、10〜40μmがさらに好ましい。1μm未満の厚みでは密着性が不足し、70μm以上の厚みは耐薬品性や軽剥離性の向上に寄与しない。粘着層を基材上に形成するために、例えば、上述した粘着性樹脂組成物に溶媒を加えて液状とし、それを基材上に塗布し、乾燥して溶媒を除去する。
まず、表面保護材の結晶系半導体基板への貼り合わせは、フィルムマウンターやラミネーター等を用いて公知の方法により行うことができる。結晶系半導体基板の光入射面には表面テクスチャーを形成するためにアルカリエッチングが必要であり、光入射の反対面には光が入射しないために表面テクスチャーは不要となる。そのため、結晶系半導体基板の光入射面とは反対面全面に保護フィルムを貼り合せる。貼り合わせは熱圧着が好ましく、温度は80〜150℃で行うことが好ましく、100〜130℃がより好ましい。150℃を超えるとラジカル重合性成分の熱重合が開始し、接着力が低下する恐れがあり、また80℃未満では、硬化性樹脂組成物の濡れ性が悪く、接着力が低下する可能性がある。圧着温度は、(A)成分又は(A)成分と(B)成分の反応が進みすぎて、粘着力が低下しすぎない温度に調整されることが好ましい。熱圧着時の圧力及び時間は、(D)及び(E)成分を選択し、添加すること又は無添加とすることによっても調整が可能である。
攪拌機、油分分離機付冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた3Lの四つ口フラスコに、ポリブタジエンジオール(日本曹達株式会社製、商品名「G−1000」)120g、ナフタレンジイソシアネート40g、シクロヘキサノン300gを反応容器に仕込み、窒素ガス気流下で攪拌しながら80℃〜90℃に加熱して、9時間反応させた。次いで、アクリル酸2−ヒドロキシエチル6gを加え、赤外分光分析でイソシアネートの吸収が消失するまで反応を行い、数平均分子量18,000のポリウレタンアクリレート樹脂を得た。得られた樹脂をシクロヘキサノンで希釈し、不揮発分50質量%のポリウレタンアクリレート樹脂溶液を得た。
ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名「PCDL T−6001」を100g、m−キシリレンジイソシアネート38.6g、シクロヘキサノン70.0gを反応容器に仕込み、窒素ガス気流下で攪拌しながら90℃〜100℃に加熱して、1時間反応させた。次いで、アクリル酸2−ヒドロキシエチル23.8gを加え、赤外分光分析でイソシアネートの吸収が消失するまで反応を行い、数平均分子量2,000のポリウレタンアクリレート溶液を得た。
(A−1)ポリウレタン樹脂溶液12.6g(固形分:6.3g)及び(B−1)ポリウレタンアクリレート溶液3.9g(固形分:2.7g)に、10官能のウレタンアクリレート(根上工業株式会社製、商品名「UN904」、重量平均分子量4,900、数平均分子量2,000;構造的情報があれば追加)1.0g、(C)成分として2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名「I−907」)及び2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフェリノフェニル)−ブタノン−1(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名「I−369」)をそれぞれ0.1gずつ加え、全体の固形分が50質量%になるように酢酸エチルを加えて40℃で1時間撹拌し、光硬化性樹脂組成物溶液を得た。
粘着性樹脂組成物溶液に膜厚調整用のトルエンを加えて、それを基材フィルム上に塗布した。その後、100℃、15分間加熱乾燥させ、保護フィルムを得た。膜厚調整用のトルエンは乾燥後の粘着剤の厚みが30μmになるように加えた。基材フィルムとして厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡績株式会社製、商品名A−4100)を用い、粘着性樹脂組成物は易接着面に塗布した。
保護フィルムを100mm×20mmに裁断し、6インチの単結晶シリコンウエハ(株式会社SUMCO製6PW、面方位<100>、625μm厚)のミラー面に(保護フィルム)を0.2MPa、80℃にて貼合した。その後、保護フィルムを貼り合せたシリコンウエハを120℃10分間追加熱した。オートグラフ(株式会社島津製作所製、商品名「AGS−H 100N」)を用いて、保護フィルムの常温での180°ピール強度(UV照射前)を測定した。
6インチの単結晶シリコンウエハ(株式会社SUMCO製6PW、面方位<100>、625μm厚)を125mm×125mmのサイズにカットし、カットしたシリコンウエハのミラー面に(保護フィルム)を0.2MPa、80℃にて貼合した。その後、保護フィルムを貼り合せたシリコンウエハを120℃10分間追加熱した。保護フィルムをカッターでシリコンウエハと同じサイズにカットした。
保護フィルムを貼合したシリコンウエハを85℃のエッチング液に30分浸漬した。エッチング液は5重量%の水酸化ナトリウム水溶液である。次に、シリコンウエハと保護フィルムを水洗、乾燥した。
保護フィルムに高圧水銀灯による紫外線(波長365nm)を1000mJ/cm2照射し、粘着層を光硬化させた。オートグラフ(株式会社島津製作所製、商品名「AGS−H 100N」)を用いて、保護フィルムの常温での180°ピール強度を測定した。また、剥離後(ピール強度測定後)のシリコンウエハ表面上の付着物の有無について目視で観察した。その結果を表2に示した。
保護フィルムを剥離した後、保護フィルムが貼られた面のシリコンのエッチング範囲を観察した。その結果を表2に示した。
ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名「PCDL T−5651」)108.26g、ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名「PCDL T−5652」)129.01g、ポリブタジエンジオール(日本曹達株式会社製、商品名「G−1000」)70.49g、ナフタレンジイソシアネート38.6g、シクロヘキサノン300gを反応容器に仕込み、窒素ガス気流下で攪拌しながら80℃〜90℃に加熱して、9時間反応させた。次いで、アクリル酸2−ヒドロキシエチル5.10gを加え、赤外分光分析でイソシアネートの吸収が消失するまで反応を行い、数平均分子量20,000のポリウレタンアクリレート樹脂を得た。得られた樹脂をシクロヘキサノンで希釈し、不揮発分50質量%のポリウレタンアクリレート樹脂溶液を得た。
ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名「PCDL T−6001」)100g、イソホロンジイソシアネート44.4g、シクロヘキサノン70.0gを反応容器に仕込み、窒素ガス気流下で攪拌しながら90℃〜100℃に加熱して、2時間反応させた。次いで、アクリル酸2−ヒドロキシエチル23.2gを加え、赤外分光分析でイソシアネートの吸収が消失するまで反応を行い、ポリウレタンアクリレート樹脂溶液((B−2)成分)を得た。
(A)成分に(A−1)に代えて(A−2)を使用し、(B)成分である(B−1)に代えて、(B−2)を使用したこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、保護フィルムを得た。実施例1と同様にUV照射前ピール強度評価、アルカリエッチング、UV照射後ピール強度評価、エッチング保護性評価を行った。その結果を表2に示した。
(A−1)を(B−1)に置き換えたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、保護フィルムを得た。実施例1と同様にUV照射前ピール強度評価、アルカリエッチング、UV照射後ピール強度評価、エッチング保護性評価を行った。その結果を表2に示した。
<代替(A)成分:(A−3)成分の作製>
攪拌機、温度計、窒素導入管及びリンスタックトラップを備えた300mLの4つ口セパラブルフラスコにデカメチレンビストリメリテート二無水物(黒金化成株式会社製、商品名「DBTA−KU」)7.3g(0.014mol)、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)18.05g(0.056mol)、[3,4−ビス(1−アミノヘプチル)−6−ヘキシル−5−(1−オクテニル)]シクロヘキセン(コグニスジャパン株式会社商品名「バーサミン551」)38.86g(0.07mol)及びシクロヘキサノン164gを加えて40℃で15分攪拌した。添加終了後、150℃まで昇温し、3時間加熱還流を行った後、脱溶した。脱溶後、40℃で攪拌しながら固形分を30%に調整し、数平均分子量20,000ポリイミド樹脂のシクロヘキサノン溶液を得た。
(A−1)を(A−3)に置き換えた以外は、実施例1と同様の操作を行い、保護フィルムを得た。実施例1と同様にUV照射前ピール強度評価、アルカリエッチング、UV照射後ピール強度評価、エッチング保護性評価を行った。その結果を表2に示した。
Claims (8)
- 結晶系半導体基板をエッチング液に接触させてエッチングする工程において、結晶系半導体基板をエッチング液から部分的に保護するための表面保護部材であって、該表面保護部材が基材とその上に積層された粘着性樹脂組成物を含み、該粘着性樹脂組成物が、ポリブタジエン骨格及び/又はポリイソプレン骨格を有するウレタン樹脂及びラジカル重合開始剤を含有することを特徴とする表面保護部材。
- ラジカル重合開始剤が、光重合開始剤又は熱重合開始剤である請求項1記載の表面保護部材。
- 前記粘着性樹脂組成物が、さらに分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物〔(A)成分を除く〕含有する請求項1又は2のいずれかに記載の表面保護部材。
- 分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物が、分子内に2つ以上の不飽和基を有するウレタンオリゴマーである請求項3記載の表面保護部材。
- 分子内に1つ以上の不飽和基を有するラジカル重合性化合物が、ポリカーボネート骨格を含むウレタン樹脂である請求項3記載の表面保護部材。
- 基材がポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリアミド又はポリアミドイミドからなるフィルムである請求項1〜5のいずれかに記載の表面保護部材。
- 結晶系半導体基板のエッチング液から保護したい部分に請求項1〜5のいずれかに記載の表面保護部材を貼り合わせる工程、表面保護部材を貼り合わせた結晶系半導体基板をエッチング液に接触させてエッチングする工程及びエッチング後に結晶系半導体基板から表面保護部材をはく離する工程を含むエッチングされた結晶系半導体基板の製造法。
- エッチング後に結晶系半導体基板から表面保護部材をはく離する工程において、表面保護部材の粘着性樹脂組成物に活性光線を照射するか又は加熱する請求項7記載のエッチングされた結晶系半導体基板の製造法。
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