JP2010264981A - 梱包箱用吊り具及びそれを用いて梱包箱を移送する方法 - Google Patents

梱包箱用吊り具及びそれを用いて梱包箱を移送する方法 Download PDF

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謙次 増井
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Abstract

【課題】新たな投資をできるだけ抑えながら、簡単な構成で梱包箱を人力で持ち上げることなく簡単に移動させる。
【解決手段】梱包箱用吊り具1に、フォークリフトの一対のフォーク50aにそれぞれ引っ掛けられる少なくとも一対の吊りロープ2を設け、左右中央寄りに各吊りロープ2が掛けられる滑車5を有すると共に滑車5よりも左右方向外側へ伸びるガイドレール7を有する吊り具本体3を設ける。吊りロープ2の先端を左右一対のスライドフレーム8に接続し、吊りロープ2を引き上げることでスライドフレーム8をガイドレール7に沿って吊り具本体3に対して左右内側へスライド移動可能にする。そして、各スライドフレーム8に設けた引っ掛け爪部10で左右外側から梱包箱51の底面をすくい上げるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォークリフトを用いて梱包箱を吊り上げる梱包箱用吊り具に関するものである。
従来より、液晶TVが利用されているが、近年、特に画面の大型化が進み、この液晶TVに使用するパネルを梱包する梱包箱の質量が大きくなってきている。積み重ねられた梱包箱から人手により梱包箱を移動させるのは大変な重労働であり、安全上も問題となる。そこで、例えば、図5に示すように、質量の大きい梱包箱を移送するために、ハンドリングロボット100を有する移動式移載機101が用いられている。この移動式移載機101は、車両部分102にハンドリングロボット100を有し、梱包箱のあるところに移動して図示しないジャッキシリンダ等を伸ばした状態で固定され、梱包箱を移載することが知られている。この移動式移載機101は、電動モータを利用して車両部分102を駆動したり、ハンドリングロボット100を駆動させたりすると共に、ハンドリングロボット100の先端に設けたエアーロック103に高圧エアーを送り込んで梱包箱を掴んだり離したりできるようにしている。
なお、特許文献1には、フォークリフトを利用した荷降ろし治具が開示されている。
特開2004−359291号公報
しかしながら、従来の移動式移載機101を導入するには、移動式移載機101だけでなく、ハンドリングロボット100を駆動させるための電力や、エアーロック103に使用する高圧エアーを送り込むための設備の導入が必要となり、新たな投資が必要となるという問題があった。
そこで、工場内で一般的に用いられていることから特に新たな投資を必要としないフォークリフトを使用することが考えられる。
しかし、上記特許文献1の荷降ろし治具だけでは、フォークリフトのフォークが抜き差し可能なパレットを引き寄せることはできるものの、複数個積み上げられた梱包箱から1つずつ積み降ろす作業は人手で行わなければならない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、新たな投資をできるだけ抑えながら、簡単な構成で梱包箱を人力で持ち上げることなく簡単に移動させることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、フォークリフトのフォークの先端に吊り具を取り付けて、この吊り具で梱包箱を掴むようにした。
具体的には、第1の発明では、
フォークリフトを用いて梱包箱を吊り上げる梱包箱用吊り具を前提とし、
上記梱包箱用吊り具は、
上記フォークリフトの一対のフォークにそれぞれ引っ掛けられる少なくとも一対の吊りロープと、
左右中央寄りに上記各吊りロープが掛けられる滑車を有すると共に該滑車よりも左右方向外側へ伸びるガイドレールを有する吊り具本体と、
上記吊りロープの先端が接続され、該吊りロープを引き上げることで上記ガイドレールに沿って上記吊り具本体に対して左右内側へスライド移動可能な少なくとも左右一対のスライドフレームと、
上記各スライドフレームに設けられ、左右外側から上記梱包箱の底面をすくい上げる引っ掛け爪部とを備えている。
上記の構成によると、スライドフレームに設けた引っ掛け爪部で左右外側から梱包箱の底面をすくい上げ、フォークリフトのフォークを持ち上げると、吊りロープの張力により、スライドフレームが左右内側へ移動する力が発生する。このため、引っ掛け爪部が外れない状態で梱包箱が持ち上げられる。梱包箱を所定場所に降ろすと、吊りロープの張力が弱まるので、スライドフレームを左右外側へ移動させれば、引っ掛け爪部が梱包箱から離れ、人力で梱包箱を持ち上げることなく梱包箱の移動が完了する。
第2の発明では、第1の発明において、
上記吊り具本体に設けられた第1係止部と、
上記各スライドフレームに設けられ、上記吊りロープを引き上げたときに上記第1係止部に自動でロックされる第2係止部とを備えている。
上記の構成によると、吊りロープを引き上げたときにスライドフレームの第2係止部が吊り具本体の第1係止部に自動でロックされるので、フォークリフトによる梱包箱の移動時に引っ掛け爪部から梱包箱が離れることはない。
第3の発明では、第2の発明において、
上記第1係止部の先端には、第1傾斜面及び第1鉤部が形成され、
上記第2係止部の先端には、上記第1傾斜面に対応する第2傾斜面と、上記第1鉤部に対応する第2鉤部とが形成され、
上記第2係止部が上記第1係止部に近付いたときに、上記第1傾斜面及び上記第2傾斜面の一方が該第1傾斜面及び上記第2傾斜面の他方を押し上げ、上記第1鉤部と上記第2鉤部とが自動的にロックされるように構成されている。
上記の構成によると、吊りロープを引き上げたときにスライドフレームが左右内側へ移動し、第2係止部が第1係止部に近付いて第1傾斜面及び第2傾斜面の一方が他方を押し上げる。そして、第1鉤部が第2鉤部に自動的にロックされるので、引っ掛け爪部が左右外側へ広がることはない。
第4の発明では、第3の発明において、
上記第1係止部及び第2係止部の一方の先端には、衝突したときの衝撃を緩和するクッション部材が取り付けられ、
上記第1係止部及び第2係止部の他方には、上記クッション部材が当接する被当接部が形成されており、
上記クッション部材が上記被当接部に当接することで、上記スライドフレームの左右内側への移動が規制されるように構成されている。
上記の構成によると、クッション部材と被当接部との当接によるスライドフレームの左右内側への移動規制により、梱包箱用吊り具の吊り上げが可能となると共に、梱包箱を吊り上げたときに引っ掛け爪部が梱包箱を締め付けすぎるのが防止される。
第5の発明では、第2乃至第4のいずれか1つ発明において、
上記第1係止部には、上記フォークリフトのフォークで押し下げ可能なロック解除用突起が設けられ、該ロック解除用突起を押し下げることで上記第1係止部と第2係止部とのロックを解除可能に構成されている。
上記の構成によると、フォークリフトで梱包箱を載置した後にさらにそのフォークを下降させてロック解除用突起を押し下げることにより、人でロックを解除する手間が省けて作業効率が向上する。
第6の発明では、第2乃至第4のいずれか1つ発明において、
上記第1係止部には、該第1係止部を回動させるロック解除用ハンドルが設けられ、該ロック解除用ハンドルを回動させることで上記第1係止部と第2係止部とのロックを解除可能に構成されている。
上記の構成によると、簡単な構成で容易かつ確実に第1係止部及び第2係止部のロックが解除される。
第7の発明では、フォークリフトに取り付けた梱包箱用吊り具を用いて梱包箱を移送する方法を対象とする。
そして、上記方法は、
一対の吊りロープと、左右中央寄りに該各吊りロープが掛けられる滑車を有すると共に該滑車よりも左右方向外側へ伸びるガイドレールを有する吊り具本体と、上記吊りロープの先端が接続され、該吊りロープを引き上げることで上記ガイドレールに沿って上記吊り具本体に対して左右内側へスライド移動可能な左右一対のスライドフレームと、上記各スライドフレームに設けられ、左右外側から上記梱包箱の底面をすくい上げる引っ掛け爪部とを備えた梱包箱用吊り具を用意し、
上記フォークリフトの一対のフォークに上記一対の吊りロープをそれぞれ引っ掛けて上記梱包用吊り具を吊り下げた状態で上記梱包箱までフォークリフトを移動させ、
上記一対のフォークを降下させて上記梱包箱用吊り具を上記梱包箱の上に降ろし、
上記スライドフレームを左右外側へ上記スライドフレームに沿ってスライド移動させ、
上記引っ掛け爪部を上記梱包箱の底面に引っ掛け、
上記一対のフォークを引き上げて上記梱包箱を吊り上げる構成とする。
上記の構成によると、スライドフレームに設けた引っ掛け爪部で左右外側から梱包箱の底面をすくい上げ、フォークリフトのフォークを持ち上げると、吊りロープの張力により、スライドフレームが左右内側へ移動する力が発生する。このため、引っ掛け爪部が外れない状態で梱包箱が持ち上げられる。梱包箱を所定場所に降ろすと、吊りロープの張力が弱まるので、スライドフレームを左右外側へ移動させれば、引っ掛けフォーク部が梱包箱から離れ、人力で梱包箱を持ち上げることなく梱包箱の移動が完了する。
第8の発明では、フォークリフトに取り付けた梱包箱用吊り具を用いて梱包箱を移送する方法を対象とする。
そして、上記方法は、
一対の吊りロープと、左右中央寄りに該各吊りロープが掛けられる滑車を有すると共に該滑車よりも左右方向外側へ伸びるガイドレールを有する吊り具本体と、上記吊りロープの先端が接続され、該吊りロープを引き上げることで上記ガイドレールに沿って上記吊り具本体に対して左右内側へスライド移動可能な左右一対のスライドフレームと、上記各スライドフレームに設けられ、左右外側から上記梱包箱の底面をすくい上げる引っ掛けフォーク部と、上記吊り具本体に設けられ、先端に第1傾斜面及び第1鉤部が形成された第1係止部と、上記各スライドフレームに設けられ、上記吊りロープを引き上げたときに上記第1係止部に自動でロックされる第2係止部と、上記第1係止部に設けられ、上記フォークリフトのフォークで押し下げ可能なロック解除用突起とを備えた梱包箱用吊り具を用意し、
上記フォークリフトの一対のフォークに上記一対の吊りロープをそれぞれ引っ掛けて上記梱包用吊り具を吊り下げた状態で上記梱包箱までフォークリフトを移動させ、
上記一対のフォークを降下させて上記梱包箱用吊り具を上記梱包箱の上に降ろし、さらに上記ロック解除用突起を押し下げ、上記第1係止部と第2係止部とのロックを解除し、
上記スライドフレームを左右外側へ上記スライドフレームに沿ってスライド移動させ、
上記引っ掛け爪部を上記梱包箱の底面に引っ掛け、
上記一対のフォークを引き上げて上記梱包箱を吊り上げる。
上記の構成によると、スライドフレームに設けた引っ掛け爪部で左右外側から梱包箱の底面をすくい上げ、フォークリフトのフォークを持ち上げると、吊りロープの張力により、スライドフレームが左右内側へ移動する力が発生する。このため、引っ掛け爪部が外れない状態で梱包箱が持ち上げられる。梱包箱を所定場所に降ろすと、吊りロープの張力が弱まるので、スライドフレームを左右外側へ移動させれば、引っ掛け爪部が梱包箱から離れ、人力で梱包箱を持ち上げることなく梱包箱の移動が完了する。吊りロープを引き上げたときにスライドフレームの第2係止部が吊り具本体の第1係止部に自動でロックされるので、フォークリフトによる梱包箱の移動時に引っ掛け爪部から梱包箱が離れることはない。
以上説明したように、本発明による梱包箱用吊り具をフォークリフトに使用することにより、新たな投資をできるだけ抑えながら、簡単な構成で梱包箱を人力で持ち上げることなく簡単に移動させることができる。
本発明の実施形態にかかる梱包箱用吊り具を示す斜視図である。 梱包箱用吊り具を吊り上げた状態の電動式フォークリフトを示す側面図である。 第1係止部と第2係止部とをロックする様子を示す正面図である。 その他の実施形態にかかる梱包箱用吊り具における第1係止部と第2係止部とのロックを解除する様子を示す正面図である。 従来のハンドリングロボットを備えた移載機を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態の梱包箱用吊り具1を示し、この梱包箱用吊り具1は、図2に示すように、フォークリフト50を用いて梱包箱51を吊り上げるのに使用される。梱包箱用吊り具1の各構成部材は、鋼板、木材、樹脂材料等のいずれで構成されていてもよい。本実施形態では、例えば、梱包箱51は、図示しない液晶ディスプレイのパネルが梱包されているものとする。
上記梱包箱用吊り具1は、フォークリフト50の一対のフォーク50aにそれぞれ引っ掛けられる2本の吊りロープ2を備えている。吊りロープ2の中間部2aは、例えば環状に巻かれている。
また、梱包箱用吊り具1は、略矩形枠状の吊り具本体3を備えている。この吊り具本体3は、左右に伸びる一対の前後フレーム3a,3bと、これら前後フレーム3a,3bを連結する一対の連結フレーム3cとを備えている。一対の前後フレーム3a,3bの中央寄りには、4本の棒材4,4,11,11が設けられ、そのうち左右外側一対のロープ支持棒4のそれぞれには、一対の滑車5が間隔をあけて回転可能に取り付けられている。これら一対の滑車5には、フォーク50aに中間部2aが引っ掛けられた上記各吊りロープ2が掛けられている。
上記前後フレーム3a,3bにおけるロープ支持棒4よりも左右方向外側には、ガイドレール7が形成されている。ガイドレール7は、左右に伸びる開口の周縁で構成されている。
そして、上記吊り具本体3の左右外側には、それぞれスライドフレーム8がスライド移動可能に設けられている。各スライドフレーム8は、前後フレーム3a,3bを外側から覆う前後一対の矩形板状のスライドフレーム本体8aとこれらスライドフレーム本体8aを連結する底板8bとを備えている。前後のスライドフレーム本体8aは、前後に延びる2本の連結棒8c,8dで連結されている。そして、左右外側の連結棒8cには、上記吊りロープ2の先端が連結されている。また、左右内側の連結棒8dには、上記滑車5に対向する位置に補助滑車9が回転可能に連結され、上記左右外側の連結棒8cと上記滑車5との間の吊りロープ2が掛けられている。そして、各連結棒8c,8dが上記ガイドレール7に挿入された状態で、各スライドフレーム8が吊り具本体3に嵌め込まれている。また、底板8bには、前後に間隔をあけ、そり状の引っ掛け爪部10が設けられている。引っ掛け爪部10の先端10aを左右内側に向かって先細となるように構成すれば、梱包箱51の下面に挿入しやすくなる。また、図示しないが、各連結棒8c,8dは、スライドフレーム本体8aに対して脱着可能に構成すると、ガイドレール7に挿入しやすくなる。
このように構成することで、吊りロープ2を引き上げれば、左右一対のスライドフレーム8がガイドレール7に沿って吊り具本体3に対し、左右内側へスライド移動可能となる。そして、上記引っ掛け爪部10が、左右外側から梱包箱51の底面をすくい上げるようになっている。
一方、上記吊り具本体3の内側一対の第1係止部支持棒11の手前側には、それぞれ第1係止部12が回動可能に取り付けられている。各第1係止部12の先端は、左右外側へ伸び、図3に拡大して示すように、先端下側には、左右外側に向けて上方へ傾斜する第1傾斜面12aが形成されている。第1傾斜面12aの左右内側には、第1鉤部12bが形成されている。第1係止部12の上端には、この第1係止部12を回動させるロック解除用ハンドル13が設けられている。ロック解除用ハンドル13を操作することで、第1係止部12が上方へ回動するようになっている。そして、この第1係止部12は、図示しない弾性部材やストッパーにより、回動範囲が規制されると共に、通常時には上面が水平になるように下方へ付勢されている。
一方、上記各スライドフレーム8の内側連結棒8dの手前側には、上記第1係止部12に対向する位置に第2係止部14が回動不能に設けられている。第2係止部14の先端上側には、左右内側に向けて下方へ傾斜する第2傾斜面14aが形成されている。第2傾斜面14aの左右外側には、第2鉤部14bが形成されている。第2係止部14の先端には、上記第1係止部12に衝突したときの衝撃を緩和するゴム製等のクッション部材14cが取り付けられている。一方、第1係止部12の下端には、このクッション部材14cの当接する部分が延長された被当接部12cが形成されている。クッション部材14cが被当接部12cに当接することにより、スライドフレーム8がそれ以上左右内側へ移動しないようになっている
このように構成することで、吊りロープ2を引き上げると、第2係止部14が第1係止部12に近付き、第2傾斜面14aが第1傾斜面12aを押し上げ、第1鉤部12bと第2鉤部14bとが自動的にロックされるようになっている。一方、上記ロック解除用ハンドル13を回動させることで、第1係止部12と第2係止部14とのロックが解除可能に構成されている。
−梱包箱用吊り具を用いて梱包箱を移送する方法−
次に、本実施形態にかかる梱包箱用吊り具1を用いて梱包箱51を移送する方法について説明する。
まず、図1及び図2に示すように、上記実施形態の梱包箱用吊り具1をフォークリフト50の一対のフォーク50aに取り付ける。具体的には、一対のフォーク50aに一対の吊りロープ2の中間部2aをそれぞれ引っ掛けて梱包用吊り具1を吊り下げる。吊りロープ2を引き上げたときに、スライドフレーム8が左右内側へ移動し、第2係止部14が第1係止部12に近付いて第2傾斜面14aが第1傾斜面12aを押し上げる。そして、第1鉤部12bが第2鉤部14bに自動的にロックされ、クッション部材14cが被当接部12cに当接する。このことで、スライドフレーム8がそれ以上左右内側へ移動しない状態で梱包箱用吊り具1が吊り上げられる。
次いで、この状態で梱包箱51の手前までフォークリフト50を移動させる。
次いで、一対のフォーク50aを降下させて梱包箱用吊り具1を梱包箱51の上に降ろす。
次いで、ロック解除用ハンドル13を回動させて第1係止部12及び第2係止部14のロックを解除させた後、人力でスライドフレーム8を左右外側へスライドフレーム8に沿ってスライド移動させ、手で引っ掛け爪部10を梱包箱51の底面に引っ掛ける。なお、このときリミットスイッチなどを利用して自動でスライドフレーム8が開いて引っ掛け爪部10を梱包箱51の底面に引っ掛けるように構成してもよい。
次いで、一対のフォーク50aを引き上げて梱包箱51を吊り上げる。このとき、吊りロープ2には張力が発生し、その張力によってスライドフレーム8が左右内側へ移動する力が発生する。このため、引っ掛け爪部10が外れない状態で梱包箱51が持ち上げられる。このとき、クッション部材14cが被当接部12cに当接することで、スライドフレーム8がそれ以上左右内側へ移動せず、梱包箱51の過剰な締付が防止される。
次いで、梱包箱51を所定場所に降ろすと、吊りロープ2の張力が弱まる。
次いで、ロック解除用ハンドル13を回動させ、第1係止部12を上方へ回動させ、第1鉤部12b及び第2鉤部14bのロックを解除する。
次いで、スライドフレーム8を左右外側へ移動させれば、引っ掛け爪部10が梱包箱51から離れる。このようにして、人力で梱包箱51を持ち上げることなく梱包箱51の移動が完了する。
したがって、本実施形態にかかる梱包箱用吊り具1を使用することにより、新たな投資をできるだけ抑えながら、簡単な構成で梱包箱51を人力で持ち上げることなく簡単に移動させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、図4に示すように、第1係止部12の左右内側端部に、フォークリフト50のフォーク50aで押し下げ可能なロック解除用突起20を設けてもよい。このロック解除用突起20をフォーク50aで押し下げることで、第1係止部12を回動させ、第1係止部12と第2係止部14とのロックを解除可能に構成してもよい。
つまり、この場合には、フォークリフト50で梱包箱51を載置した後にさらにそのフォーク50aを下降させてロック解除用突起20を押し下げることにより、人でロックを解除する手間が省けて作業効率が向上する。
また、上記実施形態では、一対の吊りロープ2を中間部2aにおいてフォーク50aに連結したが、4本の吊りロープ2をそれぞれフォーク50aに連結してもよく、さらにロープ2の本数を増やしてもよい。その場合には、滑車5や補助滑車9の数を増やせばよい。
さらに、上記実施形態では、一対のスライドフレームを設けたが、二対以上設けてもよい。
また、上記実施形態では、第2係止部14が第1係止部12に近付いたときに、第2傾斜面14aが第1傾斜面12aを押し上げ、第1鉤部12bと第2鉤部14bとが自動的にロックされるように構成したが、第2傾斜面14aが第1傾斜面12aを押し上げるように構成してもよい。
さらには、第1傾斜面12aが第2傾斜面14aを押し上げ、第1鉤部12bと第2鉤部14bとが自動的にロックされるように構成してもよい。この場合には、第1係止部12側ではなく、第2係止部14を回動可能にして弾性部材やストッパーにより、回動範囲を規制すると共に、通常時には上面が水平になるように付勢するとよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 梱包箱用吊り具
2 吊りロープ
3 吊り具本体
5 滑車
7 ガイドレール
8 スライドフレーム
10 引っ掛け爪部
12 第1係止部
12a 第1傾斜面
12b 第1鉤部
13 ロック解除用ハンドル
14 第2係止部
14a 第2傾斜面
14b 第2鉤部
20 ロック解除用突起
50 フォークリフト
50a フォーク
51 梱包箱

Claims (8)

  1. フォークリフトに取り付けられて梱包箱を吊り上げる梱包箱用吊り具であって、
    上記フォークリフトの一対の爪にそれぞれ引っ掛けられる少なくとも一対の吊りロープと、
    左右中央寄りに上記各吊りロープが掛けられる滑車を有すると共に該滑車よりも左右方向外側へ伸びるガイドレールを有する吊り具本体と、
    上記吊りロープの先端が接続され、該吊りロープを引き上げることで上記ガイドレールに沿って上記吊り具本体に対して左右内側へスライド移動可能な少なくとも左右一対のスライドフレームと、
    上記各スライドフレームに設けられ、左右外側から上記梱包箱の底面をすくい上げる引っ掛け爪部と、
    を備えていることを特徴とする梱包箱用吊り具。
  2. 請求項1に記載の梱包箱用吊り具において、
    上記吊り具本体に設けられた第1係止部と、
    上記各スライドフレームに設けられ、上記吊りロープを引き上げたときに上記第1係止部に自動でロックされる第2係止部と、
    を備えていることを特徴とする梱包箱用吊り具。
  3. 請求項2に記載の梱包箱用吊り具において、
    上記第1係止部の先端には、第1傾斜面及び第1鉤部が形成され、
    上記第2係止部の先端には、上記第1傾斜面に対応する第2傾斜面と、上記第1鉤部に対応する第2鉤部とが形成され、
    上記第2係止部が上記第1係止部に近付いたときに、上記第1傾斜面及び上記第2傾斜面の一方が該第1傾斜面及び上記第2傾斜面の他方を押し上げ、上記第1鉤部と上記第2鉤部とが自動的にロックされるように構成されている
    ことを特徴とする梱包箱用吊り具。
  4. 請求項3に記載の梱包箱用吊り具において、
    上記第1係止部及び第2係止部の一方の先端には、衝突したときの衝撃を緩和するクッション部材が取り付けられ、
    上記第1係止部及び第2係止部の他方には、上記クッション部材が当接する被当接部が形成されており、
    上記クッション部材が上記被当接部に当接することで、上記スライドフレームの左右内側への移動が規制されるように構成されている
    ことを特徴とする梱包箱用吊り具。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1つに記載の梱包箱用吊り具において、
    上記第1係止部には、上記フォークリフトの爪で押し下げ可能なロック解除用突起が設けられ、該ロック解除用突起を押し下げることで上記第1係止部と第2係止部とのロックを解除可能に構成されている
    ことを特徴とする梱包箱用吊り具。
  6. 請求項2乃至4のいずれか1つに記載の梱包箱用吊り具において、
    上記第1係止部には、該第1係止部を回動させるロック解除用ハンドルが設けられ、該ロック解除用ハンドルを回動させることで上記第1係止部と第2係止部とのロックを解除可能に構成されている
    ことを特徴とする梱包箱用吊り具。
  7. フォークリフトに取り付けた梱包箱用吊り具を用いて梱包箱を移送する方法であって、
    一対の吊りロープと、左右中央寄りに該各吊りロープが掛けられる滑車を有すると共に該滑車よりも左右方向外側へ伸びるガイドレールを有する吊り具本体と、上記吊りロープの先端が接続され、該吊りロープを引き上げることで上記ガイドレールに沿って上記吊り具本体に対して左右内側へスライド移動可能な左右一対のスライドフレームと、上記各スライドフレームに設けられ、左右外側から上記梱包箱の底面をすくい上げる引っ掛け爪部とを備えた梱包箱用吊り具を用意し、
    上記フォークリフトの一対の爪に上記一対の吊りロープをそれぞれ引っ掛けて上記梱包用吊り具を吊り下げた状態で上記梱包箱までフォークリフトを移動させ、
    上記一対の爪を降下させて上記梱包箱用吊り具を上記梱包箱の上に降ろし、
    上記スライドフレームを左右外側へ上記スライドフレームに沿ってスライド移動させ、
    上記引っ掛け爪部を上記梱包箱の底面に引っ掛け、
    上記一対の爪を引き上げて上記梱包箱を吊り上げる
    ことを特徴とする梱包箱用吊り具を用いて梱包箱を移送する方法。
  8. フォークリフトに取り付けた梱包箱用吊り具を用いて梱包箱を移送する方法であって、
    一対の吊りロープと、左右中央寄りに該各吊りロープが掛けられる滑車を有すると共に該滑車よりも左右方向外側へ伸びるガイドレールを有する吊り具本体と、上記吊りロープの先端が接続され、該吊りロープを引き上げることで上記ガイドレールに沿って上記吊り具本体に対して左右内側へスライド移動可能な左右一対のスライドフレームと、上記各スライドフレームに設けられ、左右外側から上記梱包箱の底面をすくい上げる引っ掛け爪部と、上記吊り具本体に設けられ、先端に第1傾斜面及び第1鉤部が形成された第1係止部と、上記各スライドフレームに設けられ、上記吊りロープを引き上げたときに上記第1係止部に自動でロックされる第2係止部と、上記第1係止部に設けられ、上記フォークリフトの爪で押し下げ可能なロック解除用突起とを備えた梱包箱用吊り具を用意し、
    上記フォークリフトの一対の爪に上記一対の吊りロープをそれぞれ引っ掛けて上記梱包用吊り具を吊り下げた状態で上記梱包箱までフォークリフトを移動させ、
    上記一対の爪を降下させて上記梱包箱用吊り具を上記梱包箱の上に降ろし、さらに上記ロック解除用突起を押し下げ、上記第1係止部と第2係止部とのロックを解除し、
    上記スライドフレームを左右外側へ上記スライドフレームに沿ってスライド移動させ、
    上記引っ掛け爪部を上記梱包箱の底面に引っ掛け、
    上記一対の爪を引き上げて上記梱包箱を吊り上げる
    ことを特徴とする梱包箱用吊り具を用いて梱包箱を移送する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101410863B1 (ko) 2013-08-26 2014-07-01 주식회사 삼덕티엘에스 물류운반용 자동반출입식 안전곤돌라

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