JP5896158B2 - コンテナ移載用把持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主としてパレタイズされた複数のコンテナを1つずつ別の場所に移載するデパレタイズに活用出来るコンテナ移載用把持装置に関するものである。
この種のコンテナ移載用把持装置は、学習により設定されたプログラムに従って三次元方向に移動するロボットハンドの先端に取り付けて使用することが出来るもので、移載対象コンテナ(以下、移載コンテナという)の巾に対応する間隔で垂下する左右一対の把持具を備えている。従来のこの種のコンテナ移載用把持装置は、特許文献1にも記載されるように、左右一対の把持具を移載コンテナの左右両側辺に隣接する位置で下向きに降下させ、この把持具の側面に対して起伏自在に設けられた係止片を、当該移載コンテナの外周に突設されている補強用リブより下側位置でバネ力により突出させ、この後の左右一対の把持具の上昇移動により、各把持具の前記係止片を移載コンテナの前記補強用リブの下側面に係合させて、移載コンテナを各把持具の前記係止片を介して吊り上げるように構成したものである。
実開平4−65219号公報
上記構成の特許文献1に記載のコンテナ移載用把持装置によれば、移載コンテナが横方向に接するように並列しているとき、少なくとも片側の把持具をその隣り合うコンテナ間に上から差し込む必要がある。一方、コンテナの上面と側面との間の出隅部には、極小さな半径の面取りしか施されていないのが普通であるから、上記のように横方向に接するように並列しているコンテナ間に把持具を確実に差し込むには、コンテナ間に適当な隙間を確保しなければ、把持具そのものの厚さを十分に薄くしても非常に困難である。しかも、特許文献1に記載のコンテナ移載用把持装置の構成では、把持具に起伏自在の係止片を内蔵させなければならないので、この把持具を薄くすることも非常に困難である。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできるコンテナ移載用把持装置を提案するものであって、第1発明(請求項1)に係るコンテナ移載用把持装置は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、基台(1)から移載コンテナ(C)の巾に対応する間隔で垂下する左右一対の把持具(4A,4B)を備えたコンテナ移載用把持装置であって、前記左右一対の把持具(4A,4B)は、その全体が、両把持具(4A,4B)の並列する左右方向に対して直角前後方向と平行な板面を有する板材から成るもので、垂直板部(18a)とその下端から後方に延出する水平板部(18b)とを備えると共に、垂直板部(18a)の前側辺(18c)の横断面形状は尖端から横巾が漸増する形状に形成され、これら左右一対の各把持具(4A,4B)を、その垂直板部(18a)内を通る垂直軸心の周りに水平揺動させて、把持具全体が前記前後方向と平行な水平出退姿勢と前記水平板部(18b)が内側へ所定角度傾動したコンテナ支持姿勢とに切り換える、把持具姿勢切換え手段(25)が併設された構成になっている。
上記本発明を実施する場合、具体的には第2発明(請求項2)のように、各把持具(4A,4B)の水平板部(18b)には、その先端部に一段高くなったコンテナ支持部(18e)を形成することが出来る。又、第3発明(請求項3)のように、各把持具(4A,4B)の垂直板部(18a)の後側辺(18d)も、その横断面形状を、前側辺(18c)とは前後逆向きで、尖端から横巾が漸増する形状に形成することが出来る。
又、第4発明(請求項4)のように、各把持具(4A,4B)を各別に支持する基台(1)側の左右一対の支持台部(2A,2B)には、左右水平方向に一定範囲内で横動自在に支持されると共にその横動範囲内の中央位置に付勢保持された把持具支持部材(3A,3B)と、この把持具支持部材(3A,3B)を前記支持台部(2A,2B)に対してロックするロック手段(12a,12b)とを設け、これら左右一対の支持台部(2A,2B)の前記把持具支持部材(3A,3B)に各把持具(4A,4B)を支持させることが出来る。
更に、第5発明(請求項5)のように、各把持具(4A,4B)は、基台(1)側の把持具支持部材(3A,3B)に対して一定範囲内で昇降自在に支持すると共に上昇位置に付勢保持し、把持具(4A,4B)がコンテナ(C)を支持したとき、前記把持具支持部材(3A,3B)に対して下降位置に降下した把持具(4A,4B)を受け止める受け座(34)を前記把持具支持部材(3A,3B)に設けることが出来る。この第5発明を実施する場合、第6発明(請求項6)のように、各把持具(4A,4B)には、その垂直板部(18a)の上端から水平方向に延出する駆動用アーム部(19)を設け、この把持具(4A,4B)の水平揺動時の垂直軸心と同心状の垂直支軸(21)を前記垂直板部(18a)の上端から上向きに突設し、この垂直支軸(21)を基台(1)側の前記把持具支持部材(3A,3B)に対して一定範囲内で昇降自在に支持すると共にスプリング(24)により上昇位置に付勢保持し、前記受け座(34)は、前記駆動用アーム部(19)の下側位置で前記把持具支持部材(3A,3B)に設け、前記把持具姿勢切換え手段(25)は、前記駆動用アーム部(19)の先端に垂直軸により軸支されたローラー(26)を一端二股部(28a)で挟む中間揺動アーム(28)と、この中間揺動アーム(28)の他端部に連結された押引き用シリンダーユニット(29)によって構成することが出来る。
又、第7発明(請求項7)のように、各把持具(4A,4B)は、その水平板部(18b)の先端部で移載コンテナ(C)の左右両側辺の前後奥行き方向のほぼ中央位置を支持するように配設し、前記基台(1)には、前記左右一対の把持具(4A,4B)間の位置においてコンテナ押え具(5A,5B)を昇降自在に設け、当該コンテナ押え具(5A,5B)は、下降位置にあるときに前記左右一対の把持具(4A,4B)が支持する移載コンテナ(C)の上面に接近した位置にあって、当該移載コンテナ(C)の前後両側辺の上下移動を伴う揺動を阻止出来る前後方向長さを有するものとすることが出来る。
前記第1発明に係るコンテナ移載用把持装置は、その基台をロボットハンドなどの三次元移動装置に取り付けることによって、少なくとも左右両側壁の上端部に外側に張り出すように補強用リブを備えたコンテナの移載に利用できるもので、当該移載コンテナの補強用リブより把持具の水平板部が下になる高さに、前記水平出退姿勢にある左右一対の把持具を位置させた状態で、当該左右一対の把持具を、前記水平板部が後方に延出する向きで前進移動させ、各把持具の垂直板部を前記移載コンテナの左右両側壁の前記補強用リブに沿わせて前進移動させる。そして各把持具の水平板部の先端部が前記移載コンテナの前後奥行き方向の所定位置に達したときに左右一対の把持具の前進移動を停止し、各把持具をその垂直板部内を通る垂直軸心の周りに水平揺動させて、各把持具を前記コンテナ支持姿勢に切り換え、その水平板部の先端部を前記移載コンテナの補強用リブの下側に入り込ませる。係る状態で左右一対の把持具を上昇移動させることにより、左右一対の把持具の水平板部の先端部で、移載コンテナの左右両側壁の上端部で外側に張り出す補強用リブを介して当該移載コンテナを支持して持ち上げることが出来る。
上記使用方法は、後述する実施例で説明する一例であって、状況によっては、左右一対の把持具を、前記水平板部が前方に延出する向きで前進移動させ、各把持具の垂直板部を前記移載コンテナの左右両側壁の前記補強用リブに沿わせて前進移動させることも可能である。又、左右一対の把持具を前後二組、基台に取り付けて実施するときは、1つの移載コンテナの左右両側辺それぞれの前後2箇所の把持具で支持して持ち上げることも可能である。
上記のように第1発明に係るコンテナ移載用把持装置によれば、左右一対の把持具の間隔を移載コンテナの左右横巾に合わせた状態で、当該左右一対の把持具を水平出退姿勢において水平に前進移動させた後、各把持具を水平出退姿勢からコンテナ支持姿勢に切り換え、この状態で左右一対の把持具を上昇させるだけで、移載コンテナを、その左右両側壁の上端部で外側に張り出す補強用リブを介して吊り上げて他の場所へ移動させることが出来る。
しかもその把持具は、垂直板部と水平板部の全体が、両把持具の並列する左右方向に対して直角前後方向と平行な板面を有する板材から構成されたものであって、従来のような起伏自在な係止片を内蔵させるものと比較して、薄板状に形成することが容易である。一方、この種のコンテナは、上面と側面との間の出隅部は殆ど直角であるのに対し、平面視における四隅は比較的大きな半径の突曲面で形成されているのが普通であるから、仮にコンテナが左右横方向に接して並列しているような状況でも、隣り合うコンテナ間の接触面(補強用リブの外側面どうしの接触面)はその前後奥行き方向の両端が平面視においてラッパ状に開いているので、このラッパ状に開いた開口内に把持具を押し進めるように水平移動させるだけで、薄板状の把持具を確実にコンテナ間に進入させることが出来る。勿論、把持具の垂直板部の下端部から水平に延出する水平板部が後方に延出する向きで把持具を前進移動させる場合には、垂直板部の前側辺の尖端から横巾が漸増する横断面形状により、コンテナ間への割り込み進入が容易であると共に、水平板部が多少左右横方向に傾いていたとしても、コンテナ側の側面の出っ張り部に突き当たって把持具の円滑な進入を不能にする恐れもない。
更に、コンテナの補強用リブを介して移載コンテナを吊り上げるときの把持具のコンテナ支持部は、側面形状がL形の把持具の水平板部がコンテナ側へ水平に傾動することによりコンテナの補強用リブの下側に係合し得る作用状態になるものであって、下端部が最初から内側にL形に折曲されてコンテナ支持部を形成しているものと比較して、コンテナ側面に干渉されずに把持具をコンテナ側面に沿って侵入させることが容易であり、しかもコンテナ支持段階では、把持具の水平板部をコンテナ側へその先端がコンテナ側面に当接する程に水平に傾動させることにより、コンテナの補強用リブの張出し量一杯の大きな引っ掛かり量を持つコンテナ支持部として安全確実にコンテナを吊り上げることが出来る。
尚、第2発明によれば、仮にコンテナ側の荷重を受けて把持具の水平板部が多少下に垂れるように変形しても、前記把持具の水平板部におけるコンテナ支持部によってコンテナの補強用リブの下側面の奥端側を確実に支持させることが出来る。又、第3発明によれば、別の場所へ移載したコンテナから左右一対の把持具を、その水平板部が先行する方向に水平移動させて抜き取るとき、その把持具の垂直板部の後側辺がコンテナ側の側面の出っ張り部に突き当たって把持具の円滑な進入を不能にする恐れもない。
又、第4発明によれば、左右一対の把持具間の間隔が移載コンテナの左右横巾と多少異なっていても、把持具をコンテナ側面に沿って進入させるときに前記ロック手段のロックを解除しておくことにより、左右一対の把持具が定位置に対して左右横方向に横動出来るので、実際のコンテナの左右横巾に応じて左右一対の把持具の間隔が自動的に調整されることになり、コンテナと把持具との間に無理な摺接を生じさせないで済む。しかも把持具をコンテナ支持姿勢に切り換えたときに前記ロック手段をロック状態に切り換えておくことにより、把持具の不測の横動を無くして安全確実なコンテナ吊り上げが可能になる。
又、第5発明によれば、把持具がコンテナを支持していない状況では、把持具を上昇位置に保持して垂直軸心の周りでの水平揺動に対する抵抗を小さくし、当該把持具の水平出退姿勢とコンテナ支持姿勢との間の切り換えを小さな操作力でも確実に行わせることが出来るが、把持具がコンテナを支持した状態では、当該把持具が荷重により自動的に降下して受け座で支持されるので、把持具のコンテナ支持姿勢が安定的に保持されると共に、この把持具を垂直軸心の周りで揺動させるための軸支部などに不当な外力を作用させないで済む。この第5発明を実施する場合に第6発明の構成を採用することにより、第5発明を容易に簡単且つ実施することが出来る。
尚、本発明に係る左右一対の把持具は、先に説明したように、これを前後二組並設して、移載コンテナの左右両側辺それぞれを前後2箇所で安定的に支持させることも可能であるが、第7発明によれば、一組の左右一対の把持具で移載コンテナの左右両側辺の前後奥行き方向の中央部を支持させる場合、コンテナ内の在荷状況によりコンテナの重心位置が偏っている場合でも、移載コンテナを左右一対の把持具で吊り上げたときに当該移載コンテナの前後両側辺の上下移動を伴う揺動を、下降位置に切り換えたコンテナ押え具により確実に抑えることが出来、移載時の安全性を高めることが出来る。勿論、把持具とは切り離してコンテナ押え具を単独で昇降させるように構成しているので、把持具を上昇させて移載コンテナを支持させたとき、逆にコンテナ押え具は下降させて、コンテナ上面とコンテナ押え具との間隔を十分に狭めて初期の機能を確実に発揮させることが出来る。
図1は、コンテナ移載用把持装置全体を示す背面図である。 図2は、同上側面図である。 図3は、基台側の支持台部に対する把持具支持部材の支持構造を示す縦断正面図である。 図4は、同上支持構造を示す横断平面図である。 図5は、同上支持構造を示す縦断側面図である。 図6は、右側把持具を内側から見た側面図である。 図7Aは、把持具姿勢切換え手段を示す横断平面図、図7Bは、把持具の横断平面図である。 図8は、降下した把持具を受ける受け座を示す縦断正面図である。 図9は、移載コンテナの移載動作の第一段階を説明する側面図である。 図10は、同上第一段階を説明する一部縦断背面図である。 図11は、同上第一段階を説明する横断平面図である。 図12は、同上第二段階を説明する要部の横断拡大平面図である。 図13は、同上第三段階を説明する側面図である。 図14は、同上第三段階を説明する一部縦断背面図である。 図15A及びBは、把持具の変形例を示す側面図である。
図1及び図2において、1は基台であって、上端の取付け座1aを介してロボットハンドなどの三次元駆動手段に取り付けられる。この基台1は左右横長の下側解放の箱形のものであって、左右一対の支持台部2A,2Bが下向きに突設されている。この左右一対の支持台部2A,2Bは、図示していないが、従来周知の通り、モーター駆動のスクリューシャフトなどの駆動手段により左右対称に互に接近離間移動させることが出来るように構成されており、取り扱う移載コンテナの左右横巾に応じて左右一対の支持台部2A,2B間の間隔を自在に調整し得るものである。
左右一対の支持台部2A,2Bには、把持具支持部材3A,3Bが取り付けられ、これら各把持具支持部材3A,3Bに把持具4A,4Bが取り付けられている。又、両把持具支持部材3A,3Bの内側に隣り合うように、各支持台部2A,2Bにコンテナ押え具5A,5Bが、昇降ガイドロッドと昇降駆動用シリンダーユニットから成る昇降駆動手段6A,6Bを介して取り付けられている。
支持台部2A,2Bに対する把持具支持部材3A,3Bの取付け構造を、図3〜図5に基づいて説明すると、支持台部2A,2Bの下端に架設された水平板部7上には、当該水平板部7上に敷設された前後一対のスライドガイドレール8a,8bと各スライドガイドレール8a,8b上に嵌合するスライドブロック9a,9bとを介して、把持具支持部材取付け座板10が一定範囲内で左右横方向に横動自在に支持され、この把持具支持部材取付け座板10を左右両側から押圧付勢して横動範囲の中央位置に保持する左右一対のスプリングプランジャー11a,11bが水平板部7上に配設されている。又、把持具支持部材取付け座板10には、流体圧又は電力により各スライドガイドレール8a,8bを挟み付けて、当該把持具支持部材取付け座板10を両スライドガイドレール8a,8bに固定するロック手段12a,12bが取り付けられている。
把持具支持部材3A,3Bは、図2〜図8に示すように前後一対の垂直側板13a,13bと、この垂直側板13a,13bを下半部領域で一体化する垂直連結板13c及び水平連結板13dによって構成されたもので、垂直側板13a,13bの上半部が、把持具支持部材3A,3Bの左右横動を許すために前記水平板部7に設けられた長孔14a,14bを上向きに貫通し、更に把持具支持部材取付け座板10を上向きに貫通した状態で、当該垂直側板13a,13bの上端部と把持具支持部材取付け座板10上に突設された取付け板15a,15bとがボルトナット16a,16bにより互に固定されている。
把持具支持部材3A,3Bの下端部には、垂直側板12a,12bに形成された切欠き凹部内に嵌合するように、内側が解放されたコ形部材17が水平連結板14の上側面に取り付けられ、このコ形部材17の前方に延出する上側板17aの先端部下に把持具4A,4Bが軸支されている。把持具4A,4Bは、全体が前後方向と平行な板面を有する板材から成る把持具本体18と、この把持具本体18の上端部から後方に延出する駆動用アーム部19とから構成され、把持具本体18は、垂直板部18aとその下端から後方に延出する水平板部18bとを備えると共に、垂直板部18aの前後両側辺18c,18dの横断面形状は尖端から横巾が漸増する両刃形状に形成され、水平板部18bの先端部上側には一段高くなったコンテナ支持部18eが設けられている。このコンテナ支持部18eの上側辺には、刃先が前方に向く鋸歯状の滑り止めが施されている。上記の把持具本体18が、駆動用アーム部19の前端部の下向きに折曲連設された取付け部19aに押え板20aとボルトナット20bとで着脱交換自在に取り付けられている。
駆動用アーム部19の前端部上側には垂直支軸21の下端部が固着され、この垂直支軸21がコ形部材17の前方に延出する上側板17aの先端部を上下に貫通する状態で、当該上側板17aの先端部に取り付けられた軸受け22に自転と昇降自在に支承され、垂直支軸21の上半螺軸部21aに螺嵌されたナット23と前記軸受け22との間で垂直支軸21に圧縮コイルスプリング24が介装され、この把持具4A,4Bが上昇位置に付勢保持されている。又、駆動用アーム部19には把持具姿勢切換え手段25が連動連結されている。この把持具姿勢切換え手段25は、駆動用アーム部19の先端に垂直支軸で軸支されたローラー26と、前記コ形部材17の後方に延出する下側板17bの延出端部上に垂直支軸27により水平揺動自在に軸支されて、一端二股部28aが前記ローラー26を挟む中間揺動アーム28と、この中間揺動アーム28の他端部にピストンロッド29aの先端が垂直支軸29bにより連結されたシリンダーユニット29から構成され、シリンダーユニット29は、把持具支持部材3A,3Bの垂直連結板13cの内側にボルト30aにより取り付けられたブラケット30に垂直支軸31により水平揺動自在に軸支されている。
把持具4A,4Bを軸支するコ形部材17は、把持具支持部材3A,3B側の水平連結板14に、当該水平連結板14に設けられた複数の左右方向に長い長孔32と、これら各長孔32を貫通してコ形部材17の下側板17bのネジ孔に螺合する複数のボルト33によって、左右方向に位置調整自在に取り付けられている。そしてこのコ形部材17の下側板17bの上に、前記圧縮コイルスプリング24の付勢力に抗して降下した把持具4A,4Bの駆動用アーム部19を受け止める受け座34が取り付けられ、当該コ形部材17の上側板17aの下側には、前記圧縮コイルスプリング24の付勢力によって上昇位置に保持されている把持具4A,4Bの駆動用アーム部19の上側面に隣接する上側ストッパー板35が取り付けられている。
以上のように構成されたコンテナ移載用把持装置の使用方法について説明すると、先に説明したように、基台1は、その上端の取付け座1aを介してロボットハンドなどの三次元駆動手段に取り付けられると共に、左右一対の把持具4A,4B間の間隔、即ち、図10及び図11に示すように、左右一対の把持具4A,4Bそれぞれの把持具本体18の全体が前後移動方向と平行になる水平出退姿勢にあるときの把持具本体18間の間隔が、移載コンテナCの左右横巾(左右両側の補強用リブLの外側辺間の左右横巾)と同一程度になるように調整されている。移載コンテナCは、平面形状が矩形の上側解放の箱形で、合成樹脂の一体成型品であって、その周側壁の上端外側には、上下二段の水平張出し板Caで形成された補強用リブLが一体成型されている。尚、補強用リブLを形成する上下二段の水平張出し板Ca間には、この上下二段の水平張出し板Caを一体化する垂直壁部が周方向適当位置に一体成型されている。又、図11に示すように、補強用リブLの四隅の出隅部は、比較的大きな半径の曲面に面取りされている。
上記のように間隔が調整された左右一対の把持具4A,4Bは、把持具支持部材3A,3Bを各別に支持している把持具支持部材取付け座板10の左右横方向の位置が左右一対のスプリングプランジャー11a,11bによって左右両側から挟み付けられて定位置に保持されているが、ロック手段12a,12bをロック解除状態にしておくことにより、スプリングプランジャー11a,11bの付勢力に抗して左右方向に一定範囲内で横動可能である。又、左右一対の把持具4A,4Bには荷重が作用していないので、図6に示すように、各把持具4A,4Bは、圧縮コイルスプリング24の付勢力で上側ストッパー板35に駆動用アーム部19が近接する上昇限位置に保持されている。
複数のコンテナCが水平方向と垂直方向とに隣接するように積載された状態のパレットが所定のデパレタイズ作業位置に搬入されたならば、最上段の端にあるデパレタイズ対象の移載コンテナCに対して上記コンテナ移載用把持装置を作用させる。即ち、基台1を取り付けた三次元駆動手段を稼働させ、左右一対の水平出退姿勢にある把持具4A,4Bを、その把持具本体18における水平板部18bが移載コンテナCの左右両側辺の補強用リブLより低くなる進入レベルで、当該把持具本体18における垂直板部18aが移載コンテナCの左右両側辺の補強用リブLに沿って移動するように水平に前進移動させる。このとき、左右一対のコンテナ押え具5A,5Bは、昇降駆動手段6A,6Bによって上昇限高さに保持されており、移載コンテナCの上側面(周囲の補強用リブLの上面)より少し高いレベルで当該移載コンテナCの上側を水平に前進移動することになる。
水平に前進移動する左右一対の水平出退姿勢にある把持具4A,4Bは、その垂直板部18aの前側辺18cが横断面両刃形状であること、移載コンテナCの補強用リブLの出隅部が比較的大きな半径の曲面に面取りされていること、及び把持具本体18の全体が薄い平板状であることにより、仮に移載コンテナCの片側に別のコンテナCが補強用リブLどうし接するように隣接しているとしても、左右一対の水平出退姿勢にある把持具4A,4Bの各把持具本体18を確実に移載コンテナCの左右両側辺の補強用リブLに沿って進入させることが出来る。又、移載コンテナCの位置と左右一対の把持具4A,4Bの位置との間に許容範囲内の左右横方向のずれがある場合、ロック手段12a,12bがロック解除状態にあれば各把持具4A,4Bがスプリングプランジャー11a,11bの付勢力に抗して左右方向に一定範囲内で横動可能であるから、移載コンテナCの側面に沿って進入する際に補強用リブLの出隅部の曲面に突き当たる側の把持具4A/4Bが、スプリングプランジャー11a/11bの付勢力に抗して把持具支持部材取付け座板10及び把持具支持部材3A/3Bと一体に、補強用リブLの出隅部の曲面に沿って横動し、最終的に補強用リブLの側面に沿って進入することが出来る。
左右一対の水平出退姿勢にある把持具4A,4Bを、図9及び図11に示すように、その把持具本体18の水平板部18bにおけるコンテナ支持部18eが移載コンテナCの前後奥行き方向のほぼ中央位置に達する位置まで、前進移動させたならば、基台1の前進移動を停止し、次に、両把持具4A,4Bに併設されている把持具姿勢切換え手段25を起動する。即ち、図7に仮想線で示すように、シリンダーユニット29のピストンロッド29aを退入動作させ、中間揺動アーム28を垂直支軸27の周りに所要角度回動させて、その一端二股部28aとローラー26を介して把持具4A,4Bの駆動用アーム部19を垂直支軸21の周りに、各把持具4A,4Bの把持具本体18の水平板部18bにおけるコンテナ支持部18eが移載コンテナCの側面に接近する方向に所要角度水平揺動させる。このときの水平揺動角度は、前記把持具本体18の水平板部18bの先端が移載コンテナCの側面に近接する程度に設定される。而して、左右一対の把持具4A,4Bは、図12に示すように、水平出退姿勢から、前記コンテナ支持部18eが移載コンテナCの補強用リブLの下側に入り込んだコンテナ支持姿勢に切り換えられる。
上記動作に際して、各把持具4A,4Bの把持具本体18における垂直板部18aが、その巾方向の中央位置を通る垂直支軸21の回転軸心の周りに回転することになるが、移載コンテナCの側壁の前後奥行き方向のほぼ中央部分は、比較的容易に内側へ弾性的に撓むことが出来るので、各把持具4A,4Bの水平出退姿勢からコンテナ支持姿勢への切り換えは問題なく実行される。又、この時点で各把持具4A,4Bの水平移動を阻止するロック手段12a,12bがロック解除状態にあるときは、移載コンテナCの補強用リブLに圧接した状態で垂直支軸21の周りに回転する各把持具4A,4Bの垂直板部18aが補強用リブLに対する圧接反力で外側に押し出される状況になっても、各把持具4A,4Bを支持する把持具支持部材3A,3Bの左右横方向の横動許容範囲内、即ち、把持具支持部材取付け座板10の左右横方向の横動許容範囲内において、各把持具4A,4Bが移載コンテナCから離れる方向に横動することが出来るので、この点でも各把持具4A,4Bの水平出退姿勢からコンテナ支持姿勢への切り換えは円滑に実行される。
又、上記の各把持具4A,4Bの姿勢切換え時には、各把持具4A,4Bが圧縮コイルスプリング24の付勢力で上昇位置にあって、受け座34から上方に離間しているので、姿勢切換え時の水平揺動抵抗は小さく、従って、シリンダーユニット29による操作力が小さくとも確実に各把持具4A,4Bを水平出退姿勢からコンテナ支持姿勢へ切り換えることが出来る。
以上のようにして左右一対の把持具4A,4Bを、図12に示すように、水平出退姿勢から、そのコンテナ支持部18eが移載コンテナCの補強用リブLの下側に入り込んだコンテナ支持姿勢に切り換えたならば、この時点で(又は水平出退姿勢からコンテナ支持姿勢に切り換える直前に)各把持具4A,4Bの水平移動を阻止するロック手段12a,12bをロック状態に切り換えて、把持具支持部材3A,3Bを支持する把持具支持部材取付け座板10をその時の位置でロックし、次に基台1を上昇移動させて各把持具4A,4Bを所定高さまで上昇移動させる。この結果、コンテナ支持姿勢にある左右一対の把持具4A,4Bのコンテナ支持部18eが移載コンテナCの左右両側の補強用リブLを介して当該移載コンテナCを持ち上げることになる。左右一対の把持具4A,4Bに移載コンテナCの荷重が掛かると、当該把持具4A,4Bは、上昇移動する基台1側の把持具支持部材3A,3Bに対して圧縮コイルスプリング24の付勢力に抗して相対的に降下し、受け座34上で駆動用アーム部19が支持されることになる。このとき、駆動用アーム部19の先端のローラー26は、中間揺動アーム28の一端二股部28aに対して相対的に降下するので、この基台1に対する把持具4A,4Bの降下は、シリンダーユニット29側に影響しない。
即ち、受け座34で支持された状態の各把持具4A,4Bが移載コンテナCを持ち上げることになるので、移載コンテナCの荷重は、各把持具4A,4Bの駆動用アーム部19から受け座34を介して基台1側の把持具支持部材3A,3Bで受け持たせることが出来るので、各把持具4A,4Bを水平揺動自在に軸支する軸支部などに移載コンテナCの荷重を作用させないで済む。又、コンテナ支持姿勢に切り換わった各把持具4A,4Bは、移載コンテナCの荷重を受けて受け座34上に圧接することになるので、各把持具4A,4Bの水平揺動抵抗が非常に大きくなり、シリンダーユニット29側にロック機能が無くとも各把持具4A,4Bを確実にコンテナ支持姿勢に保持することが出来、各把持具4A,4Bがコンテナ支持姿勢から外向きに不測に揺動して、移載コンテナCの補強用リブLからコンテナ支持部18eが外れるような恐れが無くなる。
尚、基台1と共に左右一対の把持具4A,4Bが上昇移動するのに伴って左右一対のコンテナ押え具5A,5Bも一体に上昇移動するので、これら両コンテナ押え具5A,5Bが移載コンテナCの上面から上方に離れることになるので、図13に示すように、基台1(左右一対の把持具4A,4B)を上昇移動させると同時に昇降駆動手段6A,6Bを作動させて左右一対のコンテナ押え具5A,5Bを基台1に対して降下させることにより、図14に示すように、コンテナ支持姿勢にある左右一対の把持具4A,4Bが移載コンテナCを持ち上げたとき、左右一対のコンテナ押え具5A,5Bを当該移載コンテナCの左右両側辺に近い上面に接近させることが出来る。
コンテナ押え具5A,5Bは、その前後方向長さが移載コンテナCの前後両側辺から前後外側に張出す程度の長さを有する棒状体で構成することが出来るが、その前後両端は、図示のように上向きに傾斜させておくのが望ましい。勿論、移載コンテナCの左右巾方向の中央付近一か所において当該移載コンテナCの上面に接近させるように、1つのコンテナ押え具を設けることも出来るし、蓋付きのコンテナであれば、当該コンテナの前後方向の巾より短い長さのものであっても良い。
上記のようにコンテナ支持姿勢にある左右一対の把持具4A,4Bが移載コンテナCを持ち上げたとき、コンテナ押え具5A,5Bを当該移載コンテナCの左右両側辺に近い上面に接近させることにより、移載コンテナCが左右一対の把持具4A,4Bのコンテナ支持部18eで支持される箇所を支点にして前後上下に揺動運動するのを、コンテナ押え具5A,5Bと当該移載コンテナCの上面との当接により防止することが出来る。従って、左右一対の把持具4A,4Bにより移載コンテナCを吊り上げた状態の基台1を所定経路上で移動させることにより、当該移載コンテナCを所定場所まで吊り上げ状態のまま搬送することが出来る。移載コンテナCを所定場所に降ろすときは、移載コンテナCが荷台上や他のコンテナC上に乗り移った後、昇降駆動手段6A,6Bによりコンテナ押え具5A,5Bを上昇限高さまで上昇させると共に、所定高さだけ基台1を降下させて、コンテナ支持姿勢にある左右一対の把持具4A,4Bのコンテナ支持部18eを移載コンテナCの補強用リブLから下方に降下させる。このとき把持具4A,4Bは、受け座34上から圧縮コイルスプリング24の付勢力で元の上昇限高さまで浮上し、垂直軸心周りの水平揺動抵抗が小さくなる。この後、移載コンテナCの吊り上げ時とは逆の手順で、各把持具4A,4Bをコンテナ支持姿勢から水平出退姿勢に戻し、基台1を移動させて左右一対の把持具4A,4Bを移載コンテナCから後方(垂直板部18aに対する水平板部18bの延出方向)に離脱させれば良い。勿論、状況によっては、左右一対の把持具4A,4Bを移載コンテナCから前方に移動させて離脱させることも可能である。
尚、図示のコンテナCの補強リブLの構造は一例であって、その断面構造は限定されるものではなく、勿論、図示のような補強リブLが上下複数段に一体成型されているコンテナCに対しても、本発明のコンテナ移載用把持装置を使用することが出来る。この場合、最下段の補強用リブLを左右一対の把持具4A,4Bで支持させることも出来るし、その最下段の補強用リブLの高さが低ければ、それより上方の補強用リブLを支持するように、把持具4A,4Bの水平板部18bを上下に隣り合う補強用リブLの中間位置に入り込ませるようにすれば良い。
又、把持具4A,4Bを構成する把持具本体18における垂直板部18aの前側辺18cは、図15Aに示すように、側面視で前方に突曲する曲線状に形成し、或いは図15Bに示すように、側面視で下側ほど後退する向きに傾斜した直線状に形成することが出来る。これらの構成を採用することにより、前記前側辺18cの横断面形状が尖端から横巾が漸増する両刃形状に形成されていることと相俟って、互に接するように隣接するコンテナの補強用リブ間に円滑且つ確実に把持具本体18を進入させることが出来る。
本発明のコンテナ移載用把持装置は、主としてパレタイズされた複数のコンテナを1つずつ別の場所に移載するデパレタイズ手段として、ロボットハンドなどの三次元駆動手段に取り付けて活用出来るものである。
1 基台
2A,2B 支持台部
3A,3B 把持具支持部材
4A,4B 把持具
5A,5B コンテナ押え具
6A,6B コンテナ押え具の昇降駆動手段
8a,8b スライドガイドレール
9a,9b スライドブロック
10 把持具支持部材取付け座板
11a,11b スプリングプランジャー
12a,12b ロック手段
17 コ形部材
18 把持具本体
18a 把持具本体の垂直板部
18b 把持具本体の水平板部
18c,18d 垂直板部の前後両側辺
18e 水平板部のコンテナ支持部
19 駆動用アーム部
21,27 垂直支軸
22 軸受け
24 圧縮コイルスプリング
25 把持具姿勢切換え手段
26 ローラー
28 中間揺動アーム
28a 中間揺動アームの一端二股部
29 シリンダーユニット
34 受け座
35 上側ストッパー板
C 移載コンテナ
Ca 上下二段の水平張出し板
L 補強用リブ

Claims (7)

  1. 基台から移載コンテナの巾に対応する間隔で垂下する左右一対の把持具を備えたコンテナ移載用把持装置であって、前記左右一対の把持具は、その全体が、両把持具の並列する左右方向に対して直角前後方向と平行な板面を有する板材から成るもので、垂直板部とその下端から後方に延出する水平板部とを備えると共に、垂直板部の前側辺の横断面形状は尖端から横巾が漸増する形状に形成され、これら左右一対の各把持具を、その垂直板部内を通る垂直軸心の周りに水平揺動させて、把持具全体が前記前後方向と平行な水平出退姿勢と前記水平板部が内側へ所定角度傾動したコンテナ支持姿勢とに切り換える、把持具姿勢切換え手段が併設されている、コンテナ移載用把持装置。
  2. 前記把持具の水平板部には、その先端部に一段高くなったコンテナ支持部が形成されている、請求項1に記載のコンテナ移載用把持装置。
  3. 前記把持具の垂直板部の後側辺の横断面形状は、前側辺とは前後逆向きで、尖端から横巾が漸増する形状に形成されている、請求項1又は2に記載のコンテナ移載用把持装置。
  4. 前記把持具を各別に支持する基台側の左右一対の支持台部には、前記左右方向に一定範囲内で横動自在に支持されると共にその横動範囲内の中央位置に付勢保持された把持具支持部材と、この把持具支持部材を前記支持台部に対してロックするロック手段とが設けられ、これら左右一対の支持台部の前記把持具支持部材に前記各把持具が支持されている、請求項1〜3の何れか1項に記載のコンテナ移載用把持装置。
  5. 前記各把持具は、基台側の把持具支持部材に対して一定範囲内で昇降自在に支持されると共に上昇位置に付勢保持され、把持具がコンテナを支持したとき、前記把持具支持部材に対して下降位置に降下した把持具を受け止める受け座が前記把持具支持部材に設けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載のコンテナ移載用把持装置。
  6. 前記各把持具は、その垂直板部の上端から水平方向に延出する駆動用アーム部を備え、各把持具の水平揺動時の垂直軸心と同心状の垂直支軸が前記垂直板部の上端から上向きに突設され、この垂直支軸が前記基台側の把持具支持部材に対して一定範囲内で昇降自在に支持されると共にスプリングにより上昇位置に付勢保持され、前記受け座は、前記駆動用アーム部の下側位置で前記把持具支持部材に設けられ、前記把持具姿勢切換え手段は、前記駆動用アーム部の先端に垂直軸により軸支されたローラーを一端二股部で挟む中間揺動アームと、この中間揺動アームの他端部に連結された押引き用シリンダーユニットによって構成されている、請求項5に記載のコンテナ移載用把持装置。
  7. 前記各把持具は、その水平板部の先端部で移載コンテナの左右両側辺の前後奥行き方向のほぼ中央位置を支持するように配設され、前記基台には、前記左右一対の把持具間の位置においてコンテナ押え具が昇降自在に設けられ、当該コンテナ押え具は、下降位置にあるときに前記左右一対の把持具が支持する移載コンテナの上面に接近した位置にあって、当該移載コンテナの前後両側辺の上下移動を伴う揺動を阻止出来る前後方向長さを有する、請求項1〜6の何れか1項に記載のコンテナ移載用把持装置。
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