JP2010262064A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係わる電源装置は、電源(10)を備え、該電源から得られる電力を、照明光を発光する照明装置(2)に対して供給する電源装置(1)であって、前記電源の電源電圧を昇圧することにより、前記照明装置に対して供給する充電電圧を出力する昇圧回路(13)と、前記照明装置から発せられた照明光を検知すると検知信号を発する光検知部から、前記検知信号が発せられると、前記昇圧回路へ前記電源電圧を供給して前記昇圧の動作を開始させる昇圧制御回路(16)と、を備える。
【選択図】図1
Description
請求項1に記載の発明は、電源(10)を備え、該電源から得られる電力を、照明光を発光する照明装置(2)に対して供給する電源装置(1)であって、前記電源の電源電圧を昇圧することにより、前記照明装置に対して供給する充電電圧を出力する昇圧回路(13)と、前記照明装置から発せられた照明光を検知すると検知信号を発する光検知部から、前記検知信号が発せられると、前記昇圧回路へ前記電源電圧を供給して前記昇圧の動作を開始させる昇圧制御回路(16)と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置(1)であって、前記昇圧回路(13)から出力された充電電圧の電圧レベルを検出する充電電圧検出回路(17)を備え、前記昇圧制御回路(16)は、前記充電電圧検出回路で充電電圧が所定電圧レベルに達したことが検出されると、前記昇圧回路(13)への前記電源電圧の供給を停止することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電源装置であって、前記光検知部は、所定レベル以上の発光量を検知したときに前記検知信号を発することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電源装置(1)であって、前記昇圧制御回路(16)は発振回路(16a)を含み、且つ前記光検知部から前記検知信号が出力されないときには、前記発振回路での発振動作を停止することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の電源装置(1)であって、前記光検知部で前記検知信号が発せられたときから所定時間内に前記充電電圧検出回路(17)において前記充電電圧が前記所定電圧レベルに達したことが検出されない場合は、前記電源(10)から前記昇圧制御回路(16)への前記電源電圧の供給を停止させるワンショット回路を、更に備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電源装置(1)であって、前記光検知部(18)を具備することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電源装置(1A)であって、前記光検知部(18)は前記照明装置(2)に設けられており、前記検知信号を受信する受信部(19)を具備することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の電源装置(1,1A)であって、前記光検知部は、外部からの入射光を遮光する遮光手段(7,7A)を備えることを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
(第1実施形態)
(1)電源装置1の昇圧制御回路16は、照明装置2の発光を検知するとHレベルの光検知信号s1を発する光検知回路18から、当該光検知信号s1が発せられると、昇圧回路13へ電源電圧Vccを供給して昇圧動作を実行させる。このため、図示しないカメラからのシンクロ信号が使えない場合においても、照明装置2が発光した場合には、光検知回路18から発せられた光検知信号s1により、主コンデンサC1の充電を開始することができる。また、電源装置1に、シンクロ端子やカメラと電源装置1との間を接続するケーブルが不要となる。
(2)電源装置1は、照明装置2が発光しない場合には主コンデンサC1の充電を開始せず、照明装置2が発光した場合のみ充電を開始する。このため、発光の有無にかかわらず昇圧動作を繰り返し行う従来の電源装置に比べて、電池の消耗を最小限に抑えることができる。この場合、電源スイッチをオンしたままでも電池の消耗が抑えられるため、ユーザは使用頻度に応じて電源スイッチをオンオフする必要がない。また、電源装置1の電源スイッチを省いた構成とすることもできる。
(3)昇圧制御回路16は、充電電圧検出回路17において充電電圧が所定電圧レベルに達したことが検出されると、昇圧回路13への電源電圧Vccの供給を停止する。このため、主コンデンサC1の充電後における電池の余計な消耗を抑えることができる。
(4)光検知回路18は、所定レベル以上の発光量を検知したときだけHレベルの光検知信号s1を出力する。このため、例えば、モニタ発光や赤目軽減発光などの所定レベル未満の小光量の発光では昇圧動作は行われない。なお、モニタ発光とは、照明装置2が本発光前に被写体反射率を測定するために発光させる小光量の発光である。また、赤目軽減発光とは、被写体となる人物の瞳が赤目状態で撮影されるのを軽減するために本発光前に複数回行う小光量の発光である。本実施形態では、本発光よりも発光量が少ないこれらの発光に対しては、照明装置2の内部で昇圧した充電電圧により主コンデンサC1が充電される。このように、電源装置1では、本来の本発光が行われたときの発光に対してのみ昇圧動作を行うので、本発光でない発光が行われたときの昇圧動作により電池が消耗するのを防止することができる。
(5)昇圧制御回路16は、光検知回路18で所定レベル以上の発光量を検知しないときは、発振回路16aの発振動作を停止する。このため、昇圧制御回路16における電力消費を抑えることができる。また、発振回路16aとともに制御回路16bの動作も停止するようにした場合は、昇圧制御回路16における電力消費をほぼゼロとすることができる。
(6)ワンショット回路12は、光検知回路18で所定レベル以上の発光量を検知したときから所定時間内に、充電電圧検出回路17において充電電圧が所定電圧レベルに達したことが検知されない場合は、昇圧回路13への電源電圧Vccの供給を停止する。このため、容量の少なくなった電池の無駄な消費を抑えるとともに、電池の過放電を防ぐことができる。また、上記のように昇圧回路13への電源電圧Vccの供給を停止した場合は、ランプL2が点灯するので、ユーザは電池消耗による昇圧動作の強制的な停止を知ることができる。従って、ユーザは電池交換することで速やかに撮影を継続することが可能となる。
(7)光検知回路18は、電源装置1に設けられている。このため、光検知回路18の受光センサPDが、不図示のカメラのレンズと同じ被写体側に向くように電源装置1を配置することにより、光検知回路18において、被写体からの反射光を確実に検知することができる。
(8)光検知回路18は、外部からの入射光を遮光する遮光カバー7を備えている。このため、照明装置2を非発光とするときは、遮光カバー7により光検知回路18の受光センサPDを遮光することにより、不要な昇圧動作が行われないようにすることができる。また、照明装置2を発光させるときには、遮光カバー7を開いて受光センサPDを外部に露出させることにより、速やかに昇圧動作を行わせることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、光検知回路18が照明装置2に設けられている。このため、光検知回路18の受光センサPDは、被写体に対して電源装置1Aがどのような位置にあっても、被写体からの反射光を検知することができる。これによれば、ユーザは、電源装置1Aを被写体に向けて保持する必要がないので、撮影状況に応じて所望の位置に電源装置1Aを保持することができる。また、光検知回路18は、照明装置2の発光部2aの近傍に設けられるため、照明装置2から照射された照明光を確実に検知することができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上記実施形態では、所定レベル以上の発光量を検知したときだけ昇圧動作を行う例について示したが、モニタ発光や赤目軽減発光などの所定レベル未満の発光量を検知したときにも昇圧動作を行うようにしてもよい。また、光検知回路18のAGC回路において、ゲイン調整が可能となるように構成して、光検知回路18がHレベルの光検知信号s1を発する際の判定レベルを切り替え可能としてもよい。これによれば、ユーザは、撮影状況に応じて、本発光のときのみ昇圧動作を行う、又は、モニタ発光や赤目軽減発光などの小光量の発光でも昇圧動作を行う、という切り替えを行うことができる。
(2)光検知回路18の受光センサPDは、上記実施形態に示すフォトダイオードに限らず、光が当たると電気的な特性が変化する素子全般を用いることができる。例えば、光が当たると抵抗値が低くなるCds素子を用いることができる。
(3)第2実施形態では、光検知回路18を照明装置2に設けた例について示したが、光検知回路18は、照明装置2から発せられる照明光を受光することができれば、どこに設けてもよい。また、光検知回路18において、受光センサPDのみが照明装置2に配置され、それ以外の増幅回路18aなどは電源装置1Aに配置されていてもよい。
Claims (8)
- 電源を備え、該電源から得られる電力を、照明光を発光する照明装置に対して供給する電源装置であって、
前記電源の電源電圧を昇圧することにより、前記照明装置に対して供給する充電電圧を出力する昇圧回路と、
前記照明装置から発せられた照明光を検知すると検知信号を発する光検知部から、前記検知信号が発せられると、前記昇圧回路へ前記電源電圧を供給して前記昇圧の動作を開始させる昇圧制御回路と、
を備えることを特徴とする電源装置。 - 請求項1に記載の電源装置であって、
前記昇圧回路から出力された充電電圧の電圧レベルを検出する充電電圧検出回路を備え、
前記昇圧制御回路は、前記充電電圧検出回路で充電電圧が所定電圧レベルに達したことが検出されると、前記昇圧回路への前記電源電圧の供給を停止することを特徴とする電源装置。 - 請求項1又は2に記載の電源装置であって、
前記光検知部は、所定レベル以上の発光量を検知したときに前記検知信号を発することを特徴とする電源装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電源装置であって、
前記昇圧制御回路は発振回路を含み、且つ前記光検知部から前記検知信号が出力されないときには、前記発振回路での発振動作を停止することを特徴とする電源装置。 - 請求項2に記載の電源装置であって、
前記光検知部で前記検知信号が発せられたときから所定時間内に前記充電電圧検出回路において前記充電電圧が前記所定電圧レベルに達したことが検出されない場合は、前記電源から前記昇圧制御回路への前記電源電圧の供給を停止させるワンショット回路、を更に備えることを特徴とする電源装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電源装置であって、
前記光検知部を具備することを特徴とする電源装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電源装置であって、
前記光検知部は前記照明装置に設けられており、
前記検知信号を受信する受信部を具備することを特徴とする電源装置。 - 請求項6又は7に記載の電源装置であって、
前記光検知部は、外部からの入射光を遮光する遮光手段を備えることを特徴とする電源装置。
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2009
- 2009-04-30 JP JP2009111221A patent/JP2010262064A/ja active Pending
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