JP2010261641A - エア・コンディショナーの吹出空気案内器 - Google Patents

エア・コンディショナーの吹出空気案内器 Download PDF

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Abstract

【課題】エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向をより簡単、かつより微細に調整することが可能であり、シンプルな構造で、簡単にエアコンの吹出口に取り付け、取り外しでき、なおかつ低コストで提供できるエアコンの吹出空気案内器。
【解決手段】エアコンの吹出口に取り付けて当該エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整する吹出空気案内器。矩形の枠体の一方の対向する側壁に水平方向に延びる水平方向支持軸の両端がそれぞれ支持されており、前記枠体の上側開口から下側開口に向けて前記枠体内を通過する空気が流動する方向を制御する第一の風向制御板体が前記水平方向支持軸に取り付けられ、前記枠体の上側開口によって形成される平面と、前記第一の風向制御板体との間に形成される水平方向傾斜角度が任意に変更可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、エア・コンディショナー(以下、本明細書、請求の範囲、図面において「エアコン」ということがある)の吹出口に取り付けて当該エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整、制御する吹出空気案内器に関する。特に、店舗やオフィスなどで天井面に取り付けられ、室内側に向かう表面に吹出口を備えているエアコンの吹出口に取り付け、当該エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整、制御する吹出空気案内器に関する。
従来からエアコンの吹出口から吹き出される冷気や暖気が人に直接あたるときの不快感を防止する目的で種々の吹出空気案内器が提案されている(例えば、特許文献1)。
この従来の提案は、エアコンの吹出口近傍に、例えば、両面粘着テープや吸着盤等を介して止着される一対の固定板、該一対の固定板に表面にそれぞれ形成される嵌合溝、該それぞれの嵌合溝に嵌脱自在なT字型固定部を有する一対の支持アームから構成されるものであった。前記一対の支持アームの先端部から互いに対向し突出して設けられた一対の軸受け部が配備されており、該軸受け部間に風向調整用ルーバーを回転自在に挟持して、利用者が任意に風向調整用ルーバーの回転角度を変更できるようになっていた。
これによって、部品数を減らし、シンプルで安価な商品を提供し、且つ、各部品の接続並びに固定方法は摘子による螺着等、人によって締め付け状態の異なる方法を採用せず、嵌合、軸架のみのシンプル構造とし、更に、風向調整用ルーバーの支持アームは、単一部材となし、エアコンの吹出口縁部近傍に、例えば、両面粘着テープや吸着盤等を介して止着される固定板に嵌着する構成として、支持アームの長さを短く、途中で接続構造のないものにして、冷気や暖気の吹き出しにより、風向調整用ルーバーが振動して振動音を発生させない構造にすることができる、とされていた。
特開2004−138363号公報
エアコンから吹き出される冷気や暖気に対しては、同一の室内に居る人の中でも、ある人は心地よさを感じ、一方、他の人は不快感を感じる等々、同一の室内に居る人、個人、個人で異なる感覚を抱くことが多い。
そのため、エアコンの吹出空気案内器には、エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を簡単に細かく調整できることが要求されている。また、低価格で提供され、シンプルな構造で、簡単にエアコンの吹出口に取り付け、取り外しできるものであることが要求される。
そこで、本発明は、エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向をより簡単、かつより微細に調整、制御することが可能であり、シンプルな構造で、簡単にエアコンの吹出口に取り付け、取り外しでき、なおかつ低コストで提供できるエアコンの吹出空気案内器を提供することを目的にしている。
本発明が提案するものは以下の通りである。
請求項1記載の発明は、
エア・コンディショナーの吹出口に取り付けて当該エア・コンディショナーの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整する吹出空気案内器であって、
矩形の枠体の一方の対向する側壁に水平方向に延びる水平方向支持軸の両端がそれぞれ支持されており、
前記枠体の上側開口から下側開口に向けて前記枠体内を通過する空気が流動する方向を制御する第一の風向制御板体が前記水平方向支持軸に取り付けられ、
前記枠体の上側開口によって形成される平面と、前記第一の風向制御板体との間に形成される水平方向傾斜角度が任意に変更可能である
ことを特徴とするエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項2記載の発明は、
前記第一の風向制御板体は、前記水平方向支持軸が前記第一の風向制御板体の中央部に位置するように前記水平方向支持軸へ固定的に取り付けられ、前記水平方向支持軸が前記枠体の前記一方の対向する側壁に対して、回動可能に支持されていることによって、前記水平方向傾斜角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項1記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項3記載の発明は、
前記水平方向支持軸は、前記枠体の前記一方の対向する側壁に対して固定的に支持されており、前記第一の風向制御板体は、前記水平方向支持軸が前記第一の風向制御板体の中央部に位置するように前記水平方向支持軸に回動可能に取り付けられていることによって、前記水平方向傾斜角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項1記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項4記載の発明は、
前記第一の風向制御板体は前記水平方向支持軸が延びる長手方向において複数枚の単位風向制御板体に分割されており、各単位風向制御板体ごとに前記水平方向支持軸に対して回動させることにより、前記水平方向傾斜角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項3記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項5記載の発明は、
前記矩形の枠体の他方の対向する側壁の上端縁に前記エア・コンディショナーの吹出口への取り付け手段が配備されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項6記載の発明は、
前記矩形の枠体は一枚の板状体からなり、前記矩形を形成する各境界辺部において折り曲げることにより折り畳み可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項7記載の発明は、
エア・コンディショナーの吹出口に取り付けて当該エア・コンディショナーの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整する吹出空気案内器であって、
前記エア・コンディショナーの吹出口に取り付けられる上側に上側開口を有すると共に、4側壁の中の一の側壁に側壁開口を備えている四角柱状体の底面に、垂直方向に延びる垂直方向支持軸の下端が支持され、
前記四角柱状体の上側開口から前記側壁開口に向けて前記四角柱状体内を通過する空気が流動する方向を制御する第二の風向制御板体が前記垂直方向支持軸に取り付けられ、
前記四角柱状体の底面に前記垂直方向支持軸の下端が支持されている位置を中心とする前記第二の風向制御板体の周方向角度が任意に変更可能である
ことを特徴とするエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項8記載の発明は、
前記第二の風向制御板体は、前記垂直方向支持軸が前記第二の風向制御板体の中央部に位置するように前記垂直方向支持軸へ固定的に取り付けられ、前記垂直方向支持軸が前記四角柱状体の底面に対して回動可能に支持されていることによって、前記前記第二の風向制御板体の周方向角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項7記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項9記載の発明は、
前記垂直方向支持軸は、前記四角柱状体の底面に対して固定的に支持されており、前記第二の風向制御板体は、前記垂直方向支持軸が前記第二の風向制御板体の中央部に位置するように前記垂直方向支持軸に回動可能に取り付けられていることによって、前記前記第二の風向制御板体の周方向角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項7記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
請求項10記載の発明は、
前記四角柱状体の側壁の上端縁に前記エア・コンディショナーの吹出口への取り付け手段が配備されていることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか一項記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器
である。
この発明によれば、エアコンの吹出口に取り付けて当該エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整、制御する吹出空気案内器、特に、店舗やオフィスなどで天井面に取り付けられ、室内側に向かう表面に吹出口を備えているエアコンの吹出口に取り付け、当該エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整、制御する吹出空気案内器であって、エアコンの吹出口から吹き出される空気が向かう方向をより簡単、かつより微細に調整、制御することが可能であり、シンプルな構造で、簡単にエアコンの吹出口に取り付け、取り外しでき、なおかつ低コストで提供できるエアコンの吹出空気案内器を提供することができる。
本発明の吹出空気案内器が取り付けられたエアコンの一例の状態を説明する斜視図。 (a)本発明の吹出空気案内器がエアコンの吹出口に取り付けられる状態の一例を説明する斜視図、(b)図2(a)図示の吹出空気案内器を下側(底面側)から見た状態を表わす図。 図2図示の本発明の吹出空気案内器の構成部材の一例を説明する図であって、(a)は矩形の枠体が展開された状態の平面図、(b)、(c)、(d)、(e)は水平方向支持軸の端部が矩形の枠体の一方の対向する側壁に支持される際に取り付けを行なうゴム部材を説明する図、(f)、(g)は第一の風向制御板体を構成する構成部材を説明する図、(h)は水平方向支持軸を表す図。 (a)、(b)は図2図示の本発明の吹出空気案内器の分解斜視図、(c)は組み立てられた状態の本発明の吹出空気案内器のうえ側から見た斜視図。 図2図示の本発明の吹出空気案内器が長手方向に2個接続されている状態を説明する図であって、(a)は下側方向から見たときに斜視図、(b)は上側方向から見たときの斜視図。 第一の風向制御板体が水平方向支持軸が延びる長手方向において複数枚の単位風向制御板体に分割されている一例を説明する斜視図。 本発明の他の吹出空気案内器を構成する四角柱状体が展開された状態を表わす平面図。 本発明の他の吹出空気案内器を表わす図であって、(a)は上側方向から見たときの斜視図、(b)は側壁開口側から見た側面図。
本発明によるエア・コンディショナーの吹出空気案内器1、71は、図1に例示するように、店舗やオフィスなどで天井面に取り付けられ、室内側に向かう表面に吹出口101を備えているエアコン100の吹出口101に取り付け、エアコン100の吹出口101から吹き出される空気が向かう方向を調整、制御するものである。以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。
図2〜図6を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。
図2〜図6図示の吹出空気案内器1は、矩形の枠体2、円柱状の水平方向支持軸15、水平方向支持軸15に取り付けられる第一の風向制御板体12とからで構成される。
水平方向に延びる水平方向支持軸15の両端15a、15bは、矩形の枠体2の一方の対向する側壁3、4にそれぞれ支持される。
矩形の枠体2の他方の対向する側壁5、6の上端縁にはエア・コンディショナー100の吹出口101への取り付け手段が配備されている。
図示の実施形態では、矩形の枠体2の他方の対向する側壁5、6は上端側に折り曲げ線7a、8a(図3(a))を介して折り曲げ可能に側壁5、6の上方に延長されている取付片7、8を備えている。そして、図2(a)図示のように取付片7、8を折り曲げた際にエア・コンディショナー100の吹出口101に向かう側の面に両面テープ20が配備されている。なお、図2(a)では取付片8の上には両面テープ20が配備されていないが、取付片8にも取付片7と同じように両面テープ20を配備する。
第一の風向制御板体12は、水平方向支持軸15が第一の風向制御板体12の中央部に位置するように水平方向支持軸15へ取り付けられている。
図2(a)、図4(c)図示のように枠体2内に第一の風向制御板体12が配備されていることにより、枠体2の上側開口から下側開口に向けて枠体2内を通過する空気が流動する方向は、第一の風向制御板体12によって調整、制御される。図2(a)を参照して説明すれば、枠体2の上側開口に、エア・コンディショナー100の吹出口101から矢印80で示すように流入した空気は、枠体2の上側開口によって形成される平面14(図4(a)、(c))と、第一の風向制御板体12との間に形成される水平方向傾斜角度に応じて、矢印81で示す方向に曲げられ、枠体2の下側開口から吹き出ていく。
図示の実施形態では、側壁3、4にそれぞれ四角の孔3a、4a(図3(a))が設けられており、ここに四角形の外形を有するゴム部材16、17がそれぞれ嵌め込まれる。そして、ゴム部材16、17の枠体2内側に向かう側に形成されている円形の孔16a、17a(図3(b)、(c))内に、それぞれ、水平方向支持軸15の断面円形の両端15a、15b(図3(h))がはめ込まれている。
四角の孔3a、4aに、四角形の外形を有するゴム部材16、17がそれぞれ嵌め込まれるのでゴム部材16、17は孔3a、4aに対して回転することができない。
一方、ゴム部材16、17の円形の孔16a、17a内に水平方向支持軸15の断面円形の両端15a、15bがはめ込まれているので、強制的に水平方向支持軸15をゴム部材16、17に対して回転させることによって、水平方向支持軸15を矢印30a、30b方向に回動させることができる(図2(a)、図4(c))。
図示の実施形態では、水平方向支持軸15に取り付けられている第一の風向制御板体12は、図3(f)、(g)図示のように、両側の平坦部12a、12eと、平坦部12a、12eの間に存在していて、平坦部12a、12eから中心線12c側に向かって屈曲している屈曲部12b、12dと備えている板状体と、板状体13とから構成されている。
屈曲部12b、12dで形成される窪み部分に水平方向支持軸15が配置され、その上から板状体13が取り付けられることによって、第一の風向制御板体12は、水平方向支持軸15が第一の風向制御板体12の中央部に位置するように水平方向支持軸15へ取り付けられる。
図示の実施形態では、このような構造による水平方向支持軸15への第一の風向制御板体12の取り付けは固定的なものにしている。
前述したように、図示の実施形態では、側壁3、4の四角の孔3a、4aに対して回動不能に嵌め込まれているゴム部材16、17に対して水平方向支持軸15の両端15a、15bがはめ込まれ、強制的に水平方向支持軸15をゴム部材16、17に対して矢印30a、30b方向に回動させることができる。そこで、水平方向支持軸15へ固定的に取り付けられている第一の風向制御板体12も、水平方向支持軸15とともに、枠体2に対して、矢印30a、30b方向に回動可能になっている(図2(a)、図4(c))。
そこで、図示の実施形態では、水平方向支持軸15に対して固定的に取り付けられている第一の風向制御板体12を水平方向支持軸15とともにゴム部材16、17に対して強制的に回動させることによって、枠体2の上側開口によって形成される平面14(図4(a)、(c))と、第一の風向制御板体12との間に形成される水平方向傾斜角度を任意に変更できる。これによって、枠体2の上側開口に、エア・コンディショナー100の吹出口101から矢印80で示すように流入した空気は、枠体2の上側開口によって形成される平面14(図4(a)、(c))と、第一の風向制御板体12との間に形成される水平方向傾斜角度に応じて、矢印81で示す方向に曲げられ、枠体2の下側開口から吹き出ていく(図2(a))。
図3はこの実施例の吹出空気案内器1の構成部材を説明する図である。図3(a)は矩形の枠体2が展開された状態の平面図である。図中、一点鎖線2b、2c、2dで折り曲げて矩形にし、一点鎖線2aで折り曲げた接続片2eを側壁5の符号5aで示す部分に超音波溶接により取り付けて、図2(a)、図4(a)図示のような矩形形状にする。
このように、矩形の枠体2は一枚の板状体2a(図3(a))からなり、この矩形を形成する各境界辺部(一点鎖線2a、2b、2c、2d)において折り曲げることにより折り畳み可能である。
一方、水平方向支持軸15がその中央部に位置するように水平方向支持軸15へ取り付けられている第一の風向制御板体12は、図3(f)、(g)、(h)図示の部材を用いて前述したようにして、図4(a)の右下側に示すように構成する。
そして、商品としての本発明によるエア・コンディショナーの吹出空気案内器1は、取付片7、8に両面テープ20を取り付けた後、前記のようにして折り畳んだ矩形の枠体2、図4(a)の右下側に示すように水平方向支持軸15に取り付けられている第一の風向制御板体12、図3(b)〜(e)図示のゴム部材16、17を一つのキットにまとめて市場に提供することができる。
これを購入した使用者は、図4(a)の左上側に図示されているように矩形の枠体2を立体的にし、測壁3、4の孔3a、4aにゴム部材16、17をはめ込み、図4(a)の右下側に図示されているように第一の風向制御板体12が取り付けられている水平方向支持軸15の両端15a、15bをゴム部材16、17の孔16a、17aにはめ込んで図2(a)、図4(c)図示の状態に組み立てる。
そして、取付片7、8の幅が大きすぎるならば、取付片7、8に刻設、等されている切り取り線9、10を参考にして取付片7、8の幅が小さくなるように不要な部分を切除し、両面テープ20を用いて、エアコン100の吹出口101へ吹出空気案内器1を取り付ける。
エアコン100の吹出口101からの空気の吹き出しが開始されたならば、風が向かう方向を考慮して第一の風向制御板体12を矢印30a方向、あるいは矢印30b方向に傾斜させて、風が向かう方向を調整、制御する。
エアコン100の吹出口101の長手方向の長さが長い場合には、図5図示のように吹出空気案内器1a、1bを長手方向に連結して使用することができる。
図1では、一つの吹出口101に一つの吹出空気案内器1が取り付けられているが、通常は、吹出空気案内器1の長手方向の長さ(図2(b)中、左右方向の長さ)は、吹出口101の手方向の長さより短くしておくことが望ましい。例えば、一つの吹出口101(図1)に対して、図5のように長手方向に複数個並べた本発明の吹出空気案内器1が取り付けられるようにする事が望ましい。このようにすれば、一つの吹出口101から吹き出される空気の向かう方向を、一つの吹出口101の長手方向に複数個取り付けられている吹出空気案内器1ごとに調整できる。これによって、室内に居る人々の個々の要望により適切に対応する風向制御が可能になる。
以上の実施形態では、第一の風向制御板体12が水平方向支持軸15に固定的に取り付けられている場合を説明した。しかし、第一の風向制御板体12、水平方向支持軸15を構成する部材を調整することによって、第一の風向制御板体12を水平方向支持軸15に対して回動可能に取り付け、第一の風向制御板体12を水平方向支持軸15に対して矢印30a方向、あるいは矢印30b方向に強制的に回動させることによって、枠体2の上側開口によって形成される平面14(図4(a)、図4(c))と、第一の風向制御板体12との間に形成される水平方向傾斜角度を任意に変更する形態にすることもできる。
この場合、水平方向支持軸15は、前述したように、側壁3、4の四角の孔3a、4aに対して回動不能に嵌め込まれているゴム部材16、17に対して強制的に矢印30a、30b方向に回動可能な形態にしておくこともできるし、他の取り付け形態によって、水平方向支持軸15が側壁3、4に対して回動不能に取り付けられる形態にすることもできる。
なお、第一の風向制御板体12を水平方向支持軸15に対して回動可能に取り付ける場合、図6図示のように、第一の風向制御板体12が水平方向支持軸15が延びる長手方向において複数枚の単位風向制御板体22a、22bに分割されており、各単位風向制御板体22a、22bごとに水平方向支持軸15に対して矢印30a、30b、31a、31bで示すように回動させ、水平方向傾斜角度を任意に変更可能にすることもできる。
いずれにしても、本発明によるエアコンの吹出空気案内器1は、簡単にエアコン100の吹出口101に取り付け、取り外しできる。
そして、使用者が第一の風向制御板体12を矢印30a、30bの方向に任意に回転させることによって、枠体2の上側開口によって形成される平面14(図4(a)、図4(c))と、第一の風向制御板体12との間に形成される水平方向傾斜角度を任意に調整できる。これによって、枠体2の上側開口に、エアコン100の吹出口101から矢印80で示すように流入した空気は、枠体2の上側開口によって形成される平面14(図4(a)、図4(c))と、第一の風向制御板体12との間に形成される水平方向傾斜角度に応じて、矢印81で示す方向に曲げられ、枠体2の下側開口から吹き出ていく。そこで、エアコン100の吹出口101から吹き出される空気が向かう方向をより簡単、かつより微細に調整することができる。
また、本発明によるエアコンの吹出空気案内器1は、図3に分解して示した部材のみで形成することができ、シンプルな構造であって、購入者、使用者が簡単に組み立てを行って、簡単にエアコン100の吹出口101に取り付け、取り外しすることができる。
図3に分解して示した部材中、ゴム部材16、17以外は、合成樹脂製、紙製などとすることができ、低コストで提供できる。
図7、図8は本発明の他の実施例を説明するものである。図2〜図6を用いて実施例1で説明したものと共通する構成要素には同一の符号を付けてその説明を省略する。
この実施例によるエアコンの吹出空気案内器71は、エアコン100の吹出口101に取り付けられる上側に上側開口50を有すると共に、4つの側壁42、43、44、45の中の一の側壁44に側壁開口51を備えている四角柱状体70の底面52に、垂直方向に延びる垂直方向支持軸54の下端が支持されている。
垂直方向支持軸5に第二の風向制御板体55が取り付けられ、四角柱状体70の上側開口50から側壁開口51に向けて四角柱状体70内を通過する空気の流動方向が、第二の風向制御板体55によって調整、制御される。この調整、制御は、四角柱状体70の底面52に垂直方向支持軸54の下端が支持されている位置を中心とする第二の風向制御板体55の周方向角度を、矢印60、61で示すように、任意に変更にして行うものである。
図7は、この実施例の吹出空気案内器71の四角柱状体70を形成する一枚の板状体70aが展開された状態の平面図である。
図中、一点鎖線52d、52e、52fで折り曲げ、底面52を側壁42に連続させて形成する。折り曲げ片部52b、52cは、側壁43、45の下部内側に当接する。また、一点鎖線53d、53e、44aで折り曲げ、中間壁53を側壁44に連続させて形成する。折り曲げ片部53b、53cは、側壁43、45の中段部の内側に当接する。また、突起部62、63が、側壁43、45に形成されている係合孔64、65に係合される。こうして、中間壁53が側壁43、45によって安定的に支持され、側壁44に側壁開口51(図8(b))が形成される。
第一の風向制御板体55は、実施例1で図3(f)、(g)を用いて説明した第一の風向制御板体12と同じように、両側の平坦部56a、56eと、平坦部56a、56eの間に存在していて、平坦部56a、56eから中心線側に向かって屈曲している屈曲部と備えている板状体と、板状体57とから構成されている。屈曲部で形成される窪み部分に垂直方向支持軸54が配置され、その上から板状体57が取り付けられることによって、第二の風向制御板体55は、垂直方向支持軸54が第二の風向制御板体55の中央部に位置するように垂直方向支持軸54へ取り付けられる。
図示の実施形態では、実施例1で説明したものと同じように、底面52、中間壁53にそれぞれ四角の孔52a、53a(図7)が設けられており、ここに実施体1で説明したものと同じように、四角形の外形を有するゴム部材16、17がそれぞれ嵌め込まれる。そして、ゴム部材16、17の互いに向かい合う側に形成されている円形の孔(図3(b)、(c))内に、それぞれ、垂直方向支持軸54の断面円形の両端がはめ込まれている。
四角の孔52a、53aに、四角形の外形を有するゴム部材16、17がそれぞれ嵌め込まれるのでゴム部材16、17は孔52a、53aに対して回転することができない。
一方、ゴム部材16、17の円形の孔内に垂直方向支持軸54の断面円形の両端がはめ込まれているので、強制的に垂直方向支持軸54をゴム部材16、17に対して回転させることによって、垂直方向支持軸54を矢印60、61方向に回動させることができる(図8(a))。
この実施例でも、実施例1で説明したように、垂直方向支持軸54への第二の風向制御板体55の取り付けは固定的なものにすることができるし、あるいは、回動可能な取り付け方にすることもできる。
そこで、第二の風向制御板体55を矢印60、61方向に回動させることによって、四角柱状体70の底面52に垂直方向支持軸54の下端が支持されている位置を中心とする第二の風向制御板体55の周方向角度を、矢印60、61で示すように、任意に変更することができる。
これによって、この実施例によるエアコンの吹出空気案内器71をエアコン100の吹出口101に取り付け、上側開口50から四角柱状体70内に流入する吹出口101から吹き出された空気が、側壁開口51から吹き出されていくときの方向を任意に微調整することができる。
この実施例によるエアコンの吹出空気案内器71も、実施例1で説明した吹出空気案内器1と同様にキット構成にして販売することができる。購入者・使用者は前述したようにして四角柱状体70を組み立て、第二の風向制御板体55が取り付けられている垂直方向支持軸54を取り付け、折り曲げ線47a、46a、49a、48aで折り曲げて取付片47、46、49、48とする。そして、図8(a)では図示が省略されている、取付片47、46、49、48上に配備されている両面テープを用いて、エアコン100の吹出口101に取り付ける。
エアコン100の吹出口101からの空気の吹き出しが開始されたならば、風が向かう方向を考慮して第二の風向制御板体55を矢印60方向、あるいは矢印61方向に回動させて、風が向かう方向を調整、制御する。
そこで、エアコン100の吹出口101から吹き出される空気が向かう方向をより簡単、かつより微細に調整することができる。
また、本発明によるエアコンの吹出空気案内器71も、実施例1で説明したものと同様に、シンプルな構造であって、購入者、使用者が簡単に組み立てを行って、簡単にエアコン100の吹出口101に取り付け、取り外しすることができる。
実施例1の場合と同じく、ゴム部材16、17以外は、合成樹脂製、紙製などとすることができ、低コストで提供できる。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態、実施例を説明したが、本発明はこれらの実施形態、実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
1 吹出空気案内器
2 矩形の枠体
3、4 矩形の枠体の一方の対向する側壁
5、6 矩形の枠体の他方の対向する側壁
7、8 取付片
20 両面テープ
12 第一の風向制御板体
15 水平方向支持軸
71 吹出空気案内器
50 上側開口
42、43、44、45 側壁
51 側壁開口
52 底面
54 垂直方向支持軸
55 第二の風向制御板体
70 四角柱状体
100 エア・コンディショナー
101 エア・コンディショナーの吹出口

Claims (10)

  1. エア・コンディショナーの吹出口に取り付けて当該エア・コンディショナーの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整する吹出空気案内器であって、
    矩形の枠体の一方の対向する側壁に水平方向に延びる水平方向支持軸の両端がそれぞれ支持されており、
    前記枠体の上側開口から下側開口に向けて前記枠体内を通過する空気が流動する方向を制御する第一の風向制御板体が前記水平方向支持軸に取り付けられ、
    前記枠体の上側開口によって形成される平面と、前記第一の風向制御板体との間に形成される水平方向傾斜角度が任意に変更可能である
    ことを特徴とするエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  2. 前記第一の風向制御板体は、前記水平方向支持軸が前記第一の風向制御板体の中央部に位置するように前記水平方向支持軸へ固定的に取り付けられ、前記水平方向支持軸が前記枠体の前記一方の対向する側壁に対して、回動可能に支持されていることによって、前記水平方向傾斜角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項1記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  3. 前記水平方向支持軸は、前記枠体の前記一方の対向する側壁に対して固定的に支持されており、前記第一の風向制御板体は、前記水平方向支持軸が前記第一の風向制御板体の中央部に位置するように前記水平方向支持軸に回動可能に取り付けられていることによって、前記水平方向傾斜角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項1記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  4. 前記第一の風向制御板体は前記水平方向支持軸が延びる長手方向において複数枚の単位風向制御板体に分割されており、各単位風向制御板体ごとに前記水平方向支持軸に対して回動させることにより、前記水平方向傾斜角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項3記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  5. 前記矩形の枠体の他方の対向する側壁の上端縁に前記エア・コンディショナーの吹出口への取り付け手段が配備されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  6. 前記矩形の枠体は一枚の板状体からなり、前記矩形を形成する各境界辺部において折り曲げることにより折り畳み可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  7. エア・コンディショナーの吹出口に取り付けて当該エア・コンディショナーの吹出口から吹き出される空気が向かう方向を調整する吹出空気案内器であって、
    前記エア・コンディショナーの吹出口に取り付けられる上側に上側開口を有すると共に、4側壁の中の一の側壁に側壁開口を備えている四角柱状体の底面に、垂直方向に延びる垂直方向支持軸の下端が支持され、
    前記四角柱状体の上側開口から前記側壁開口に向けて前記四角柱状体内を通過する空気が流動する方向を制御する第二の風向制御板体が前記垂直方向支持軸に取り付けられ、
    前記四角柱状体の底面に前記垂直方向支持軸の下端が支持されている位置を中心とする前記第二の風向制御板体の周方向角度が任意に変更可能である
    ことを特徴とするエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  8. 前記第二の風向制御板体は、前記垂直方向支持軸が前記第二の風向制御板体の中央部に位置するように前記垂直方向支持軸へ固定的に取り付けられ、前記垂直方向支持軸が前記四角柱状体の底面に対して回動可能に支持されていることによって、前記前記第二の風向制御板体の周方向角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項7記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  9. 前記垂直方向支持軸は、前記四角柱状体の底面に対して固定的に支持されており、前記第二の風向制御板体は、前記垂直方向支持軸が前記第二の風向制御板体の中央部に位置するように前記垂直方向支持軸に回動可能に取り付けられていることによって、前記前記第二の風向制御板体の周方向角度が任意に変更可能であることを特徴とする請求項7記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
  10. 前記四角柱状体の側壁の上端縁に前記エア・コンディショナーの吹出口への取り付け手段が配備されていることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか一項記載のエア・コンディショナーの吹出空気案内器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6114483B1 (ja) * 2016-07-11 2017-04-12 佐伯 午郎 空調吹出口の風向調整装置及びその連結部材
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