JP2006258402A - 空調装置の設置構造 - Google Patents

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Toshio Tani
俊男 谷
Shin Urushibara
慎 漆原
Satoshi Ota
聡 太田
Katsutoshi Ono
勝利 小野
Akira Taguchi
章 田口
Masakazu Nomura
正和 野村
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Abstract

【課題】 数台の空調機を居室内に調和させながら設置できるようにして、室内の美観を損なうことのない意匠性の高い空調装置の設置構造を実現することにより、より自然の風に近い、居住者にとって快適な気流環境を提供する。
【解決手段】 居室1の天井11の隅部には、空調装置設置用の凹部11aを水平方向に連続して形成する。この凹部11aは天井隅部の二方または三方に連続して設けられる。凹部11aには、内部に空調装置を収容して底面から吸気し、前面から送風しうる空調カバー装置3を埋め込み設置する。この空調カバー装置3は、凹部11aから一部突出させた前面および底面が水平方向に連続するように形成されるので、美観を損ねることなく空調装置の設置を可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、天井付近に設けられて空調機器を内側に収容した空調装置の設置構造に関する。
従来の空調機器による室内の単一な空調は、同一方向に集中的に送風するのが一般的であったため、居住者にドラフト感を与える要因とされていた。近年では、居住空間におけるより快適な気流環境への要望が高まりつつあり、このようなドラフト感をできるだけ緩和し、自然の風に近い気流を生成して、居住者の健康状態や好み、環境条件に応じた十分な快適さを提供できるようにすることが求められていた。
このような要望に対し、居室に複数台の空調機を設置し、これらの空調機の風量制御を連動して行うことによって、室内に異なる複数の気流を生じさせ、より自然の風に近い気流環境を再現し、居住者にとっての快適な気流感をもたらそうとする送風システムの開発が進められている(例えば特許文献1,2参照)。
この種の送風システムは、複数台の空調機によって居住者に気流を送るように設計されており、居住者が受ける風の水平風向成分に基準を設け、この基準風向により近い気流を多く発生させるなど、全ての空調機の風向や気流発生時間が制御管理されている。そして、このような気流を生成することによって、より自然の風に近い状態の風向変化や風速変化を居住者に感じさせるような構成となっている。
特開2001−330298号公報 特開2002−310484号公報
一般に、住宅等の居室に用いられるボックス型の空調機は、単独で完結した意匠に形成されており、天井の隅部に設置すると、その空調機が目立ってインテリアと調和しないことが多かった。前記の送風システムを実現するためには、居室の数箇所に空調機を設置しなければならないが、このようなボックス型の空調機を室内に何台も設置すると、居室の美観が損なわれることが容易に予想され、前記送風システムには好ましくなかった。また、居室の天井面に埋め込み設置されるビルトインタイプの空調機も種々提案されているが、自然の風に近い気流環境を再現するにはやや不適当であった。
そこで、前記のような気流環境を生成する送風システムを、室内の美観や調和を損なうことなく実現し、適切な位置に設置した複数台の空調機によって居住者に快適な環境を提供するための方策が求められた。
本発明は、上記のような事情にかんがみてなされたものであり、複数台の空調機を居室内に調和させながら設置できるようにして、居室の美観が損なわれることのない意匠性の高い空調装置の設置構造を実現することにより、より自然の風に近く居住者にとって快適な気流環境を提供しようとするものである。
上記した目的を達成するため、本発明に係る空調装置の設置構造は、居室の天井隅部に沿って空調装置設置用の凹部が水平方向に連続して形成され、この凹部には、内部に空調装置を収容して底面から吸気し、前面から送風しうる空調カバー装置が前記凹部の長さ全体に埋め込み設置され、この空調カバー装置は前記凹部から一部突出させた前面および底面が水平方向に連続するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、居室の天井隅部に連続して設けた凹部に空調カバー装置を設置して、空調装置を室内に露出させずに居室と一体的に設けることができ、居室の美観を高めつつ快適な気流環境を生成することができる。
また、本発明は前記構成において、凹部が天井隅部の二方以上に設けられ、この凹部に空調カバー装置が連続するように設置されて、天井隅部の二方以上から室内に送風しうることを特徴とする。
この構成では、凹部は天井隅部の二方以上に設けられており、これにより居室の天井隅部の二方向または三方向、もしくは四方向以上にそれぞれ空調装置を設置することができるようになる。しかも、設置した空調装置が空調カバー装置の内部に収容されて室内に露出しないようになされるので、居室の美観を損なうことなく、居室の二方以上の方向から室内への気流を送出することができる。
また、空調カバー装置の背面と壁面との間に所定幅の演出用凹部が連続して設けられ、カーテンボックス、または照明器具を設置する配灯空間とすることにより、開口部にカーテンを設置したり、壁面上部に間接照明を設けたりすることができ、意匠性を高めることができる。
また、本発明の空調装置の設置構造においては、空調カバー装置が、一対の側板と、これらの側板間を連結する複数本のレールとからなる所定長さの筐体を備え、この筐体の前面には、吹出口を有する前面パネルが設けられるとともに、筐体の底面には、吸気口を有する底面パネルが設けられて、複数個の筐体が連続して凹部に設置されてなることを特徴とする。
このように空調カバー装置が所定長さの筐体を備えた構成とされることで、居室の広さや形状に合わせて天井隅部の凹部に適切に配置し、様々な配置形態に対応させて設置することができるとともに、その施工性も高めることができる。
かかる構成において、筐体の前面パネルは前下方に向けた傾斜面をなすように筐体に設けられ、吹出口には、風向を制御する複数枚のガラリ羽根が水平方向に取り付けられて、上下方向に回転可能に軸支されていることが好ましい。また、吹出口の下部には、吹出口下端から前下方に湾曲した風向案内面が設けられて、吹出口からの送風方向が斜め下向きに制御されることが好ましい。これらの発明により、空調カバー装置に収容された空調装置が生成した風を、適切な方向に送出することができる。
さらに、本発明は、筐体の底面パネルの吸気口が化粧ルーバーで覆われた構成とすることで、室内の居住者に対して吸気口や筐体内部が見えないようにすることができる。また、空調カバー装置の背面と壁面との間に設けられた演出用凹部が配灯空間となされる場合には、底面パネルが、その配灯空間となされた演出用凹部の下部まで延設されていることが好ましく、具体的には底面パネルの化粧ルーバーの部分が演出用凹部の下部まで延設されて、照明器具を見えにくくすることで、より一層、意匠性を高めることができる。
上述のように構成される本発明の空調装置の設置構造によれば、居室において天井隅部の二方以上に複数台の空調装置を室内に露出させずに設置することができ、居室と一体的な意匠を形成して美観を高めつつ、快適な気流環境を生成することができる。また、空調装置を収容した空調カバー装置の背面をカーテンボックスや配灯空間に利用することで、室内の意匠性をより一層高めることができる。
以下、本発明に係る空調装置の設置構造を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3は本発明の空調装置の設置構造を示し、図1は空調装置の設置構造の一例を示す室内斜視図であり、図2は図1に示す室内の部分断面図、図3は空調装置の設置構造のバリエーションを示す説明図である。なお、図2においては、図面を見やすくするため、空調カバー装置をはじめ天井等の各構成部材には断面を示すハッチングを記載せずに表示している。
本発明の空調装置の設置構造は、例えば平面矩形の居室1において、天井11の隅部の三方を取り囲むように実施され、この天井隅部には凹部11aが設けられている。図2に示すように、凹部11aは、天井面から上方へ約10cm程度の高さ位置に天面が設けられた凹所となっており、水平方向に連続して形成されている。
この凹部11aには、内部に空調装置2を収容しうる空間を備えた空調カバー装置3が、凹部11aの長さ全体に埋め込み設置されている。例示した居室1では、開口部12が設けられた正面の壁面13aの上部、およびその左右壁面13b,13cの上部に連続して空調カバー装置3が設置されている。埋め込まれた空調カバー装置3は、凹部11aから、底面部の全体が露出するとともに、前面部の下部が室内側に露出している。そして、この底面部から吸気し、内部に収容される空調装置2を介して前面部から室内へ送風しうるように、底面部には吸気口37が設けられ、前面部には吹出口33が設けられている。
このように三方に設置された空調カバー装置3内には、一方向につき少なくとも1台の空調装置2が設置されている。これにより、室内へは三方向から送風されるようになっている。
かかる空調カバー装置3の底面部の吸気口37は、帯板状の化粧ルーバー38で覆われており、居住者からは吸気口37および空調カバー装置3の内部が見えにくいようになっている。また空調カバー装置3の前面部は、前下方に向けた傾斜面となされ、この傾斜面に設けられた吹出口33に、風向を制御する複数枚のガラリ羽根35が取り付けられている。また、吹出口33の下部には、吹出口33の下端から前下方に湾曲した風向案内面391が設けられ、吹出口33からの送風方向が斜め下向きとなるように構成されている。
また、空調カバー装置3は、これらの底面部や前面部が水平方向に連続するように形成されており、空調カバー装置3が天井隅部の三方にわたって一体的な連続性をもたらすように構成されている。そして、前面部のガラリ羽根35並びに風向案内面391、および底面部の化粧ルーバー38は、それぞれ水平方向に連続するように装備されている。また、このような構成の空調カバー装置3は、居室1の壁面13a,13b,13cや天井11と色彩を揃えることによって、室内に調和させることができ、室内との一体感をもたらすことができるようになされている。
図1に示す居室において空調カバー装置3は、正面の壁面13aに隣接する左壁面(図中左側の壁面)13bに対しては、空調カバー装置3の背面側が壁面13bに密着して設置されているが、正面の壁面13aに対しては、壁面13aとの間に所定幅の演出用凹部14を介在させて、壁面13aよりも手前に設置されている。
通常、居室1の開口部12にはカーテンやベネシアン・ブラインド等のインテリアエレメント16が設けられる。そこで、図2(b)に示すように、開口部12が設けられた壁面13aには、天井隅部に沿って演出用凹部14を設け、空調カバー装置3を壁面13aよりも手前に設置し、演出用凹部14をこれらのインテリアエレメント16の設置スペースとしている。この演出用凹部14は、概ね10〜15cm程度の幅で形成されており、幕板15等の垂壁により区画されている。そして、例えばカーテンの設置長さに合わせてこの演出用凹部14の一部区間を、カーテンレール161を設置するためのカーテンボックスとして、開口部12の上部にカーテンレール161を設置することができるようになっている。
また、これと同様の演出用凹部14は、右壁面(図1における図中右側の壁面)13cの天井隅部にも設けられている。この演出用凹部14は、照明器具を設置する配灯空間として使用されている。すなわち、この壁面13cの上部に設けられた空調カバー装置3は、壁面13cよりも演出用凹部14の幅分だけ手前に設置されている。この演出用凹部14には、図示しない複数の照明器具が所定間隔で配置されている。
このように壁面13cとの間に演出用凹部14を介在させて配灯空間を設ける場合には、空調カバー装置3の底面部の化粧ルーバー38が、壁面方向に延設されて形成され、演出用凹部14の下部を部分的に覆うようになされることが好ましい。これにより、空調カバー装置3の斜め下方からは、直接、照明器具が見えず、化粧ルーバー38に当たった光が適度に拡散されて、壁面13cの上部を光らせた間接照明を形成することができる。
上記のような空調装置の設置構造は、居室1の形状や使われ方、および居住者の要望等に応じて種々の形態に変形できる。例えば図3に示すように、空調カバー装置3を居室の天井隅部の三方に設ける場合には、対向する空調カバー装置3の設置長さが同程度とされる左右対称形の設置形態(a)や、対向する空調カバー装置3の設置長さが異なった設置形態(b)など、上面視コの字形の設置形態にもバリエーションがある。
また、図4に示すように、空調カバー装置3を居室の天井隅部の二方に設ける場合には、空調カバー装置3を二方向に連続させた上面視略L字形(a)や、対面する壁面上部に対向させて設置する形態(b)のバリエーションがあげられる。さらに、空調カバー装置3を居室の天井隅部の四方に設置して、内部に収容した空調装置により、四方向から室内に送風しうるような形態も可能である。
このような設置構造の各形態において、空調カバー装置3の内部に設置される空調装置2は、一方向に対して1台ずつ配置されるだけでなく、生成する気流環境や居室条件に応じて、適宜、台数が設定される。すなわち、空調カバー装置3内において、空調装置2は一方向につき少なくとも1台設置されるものであり、一方向に2台設置されて三方で合計6台設置されるような構成であってもよい。
以上説明したように、本発明に係る空調装置の設置構造によれば、複数台の空調装置2を、居室1の二方以上に設置して気流環境を整えることができ、さらにこれらの空調装置2を収容した空調カバー装置3が、天井隅部において水平方向に連続して一体的に設けられているので、室内の美観を損なうことなく快適な気流環境を生成することができる。
次に、本発明の空調装置の設置構造において使用される空調カバー装置の好ましい実施例について図面を参照しつつ説明する。図5および図6は、本発明の空調装置の設置構造における空調カバー装置の一例を示し、図5は空調カバー装置の斜視図、図6は図5の空調カバー装置の筐体の斜視図である。
前記した空調装置の設置構造に用いられる空調カバー装置は、天井隅部の二方以上の各方向において、複数に分割された所定長さのユニットとして形成されている。例示の形態では、長さ1mの空調カバー装置3を1ユニットとして、居室の広さ等に合わせて複数ユニットが天井隅部の凹部に設置されている。
図示するように、空調カバー装置3の1ユニットは、一対の側板311と、これらの側板311間を連結する複数本のレール312とを備えた筐体31を枠組みとし、この筐体31の前面に吹出口33を備えた前面パネル32、および吸気口(37)を備えた底面パネル36が取着されて形成されている。
前面パネル32は、筐体31とほぼ同じ長さで形成されており、4枚のガラリ羽根35が吹出口33に水平方向に配設され、吹出口33の左右両側の枠板34に回転可能に軸支されている。この前面パネル32は、側板311下方の傾斜部311aに沿うように筐体31に取着され、筐体31の前面において前下方に向けた傾斜面をなすように形成されている。これにより、吹出口33から室内へ送出される風の向きは、これらのガラリ羽根35を上下方向に回転させて向きを調整することによって制御できるようになっている。
なお、かかる前面パネル32は、筐体31の前面において傾斜させずに取り付け、天井面に対して垂直な角度で配設されるような構成であってもよい。これらは生成する気流環境に応じて、適宜、前面パネルの配設角度を選択することが好ましい。
底面パネル36も、筐体31とほぼ同じ長さで形成されており、前半分が平滑板状に形成されている。底面パネル36の後半分には、部分的に吸気口(37)が設けられており、この吸気口が設けられた部分と、吸気口が設けられていない平滑板状部分とを一体的に覆うように化粧ルーバー38が備えられている。化粧ルーバー38は、複数枚の帯板ルーバーからなり、各ルーバーの下縁部が筐体31の背面方向へ向けて傾斜して形成されているので、斜め下方から筐体31の内部や吸気口の存在が見えにくいような構成となっている。かかる底面パネル36は、長手方向両端が側板311の下辺に沿うように筐体31に取着される。
また、前面パネル32の下部には、筐体31とほぼ同じ長さのカバー部材39が取着されている。このカバー部材39は、前面パネル32の吹出口33下端から前下方に向かって湾曲するように形成された風向案内面391を備えてた断面中空体に形成されている。この風向案内面391を備えたカバー部材39が筐体31に備えられることにより、吹出口33からの送風方向を斜め下向きに制御することができるようになっている。
このような構成の空調カバー装置3に対し、天井の出隅部においては、出隅部に納まりうる上面視略L字形のコーナー部ユニットが設置される。前記図1に示すように、コーナー部ユニット3Aは、天井隅部の凹部11aに水平方向に設置される空調カバー装置3と、前面パネル32および底面パネル36が連続するように設けられる。すなわち、コーナー部ユニット3Aにも、空調カバー装置3と同様のガラリ羽根35、カバー部材39、および化粧ルーバー38が設けられており、それぞれが隣接する空調カバー装置3と一体となるように構成されている。
なお、空調カバー装置3の1ユニットは、前記のように長さ1mのユニットとされるだけでなく、これより短い50cmのものや、1m以上の長さのものを1ユニットとして形成し、居室の広さに合わせて適当な長さのユニットを選択して、それらが凹部に設置される構成であってもよい。
以上のように構成される空調カバー装置3は、まず、天井隅部の二方以上の方向にわたって複数個の筐体31を凹部(11a)の長さ全体に埋め込むとともに、各側板311同士を隣接させて連続的に配置し、取付板313を介して凹部(11a)に取り付けられて形成される(図2参照)。設置する筐体31の1ユニットの大きさは、居室の広さや凹部の長さに応じて、適宜選択される。天井(11)の出隅部には、コーナー部ユニット3Aが埋め込み設置される。
次に、この連続して設置した筐体31内において、自然風に近い気流を形成するのに好ましい適切な位置に、それぞれ空調装置(2)が設置される。また、これらの空調装置(2)を制御・運転する制御装置や電源部等の各種機器も、同様に筐体31内の適所に配置固定される。
次に、これらの複数個の筐体31に、前面パネル32、底面パネル36、およびカバー部材39がそれぞれ取り付けられて、同時に各空調装置(2)も筐体31の内側に収容される。このとき、隣接する筐体31のガラリ羽根35やカバー部材39等が、それぞれ水平方向に連続して一体的な外観を形成するように、設置位置を揃えて取り付けられる。また、内部に空調装置を収容しないで設置される筐体31に対しては、吸気口が形成されていない底面パネル36を取り付けるようにしてもよい。
このような手順により、内部に空調装置を収容した空調カバー装置3を、居室の天井隅部に沿って二方または三方以上の方向に水平に連続させて設置することができる。これにより、室内に空調装置を露出させずに、居室と一体的に設けることができ、居室の美観を高めつつ快適な気流環境を生成することができる。
本発明は複数台の空調装置を用いて自然に近い気流環境を室内に発生させるのに好適であり、居室の美観を高めつつ快適な室内環境を創出することができる。
本発明に係る空調装置の設置構造の一例を示す室内斜視図である。 図1に示す室内の部分断面図である。 本発明の空調装置の設置構造におけるバリエーション(三方設置)を示す説明図である。 本発明の空調装置の設置構造におけるバリエーション(二方設置)を示す説明図である。 本発明の実施例に係る空調装置の設置構造における空調カバー装置を示す斜視図である。 図5の空調カバー装置における筐体の斜視図である。
符号の説明
1 居室
11 天井
11a 凹部
12 開口部
13 壁面
14 演出用凹部
15 幕板
2 空調装置
3 空調カバー装置
31 筐体
311 側板
312 レール
32 前面パネル
33 吹出口
34 枠板
35 ガラリ羽根
36 底面パネル
37 吸気口
38 化粧ルーバー
39 カバー部材
391 風向案内面

Claims (8)

  1. 居室の天井隅部に沿って空調装置設置用の凹部が水平方向に連続して形成され、この凹部には、内部に空調装置を収容して底面から吸気し、前面から送風しうる空調カバー装置が前記凹部の長さ全体に埋め込み設置され、この空調カバー装置は前記凹部から一部突出させた前面および底面が水平方向に連続するように形成されていることを特徴とする空調装置の設置構造。
  2. 凹部は天井隅部の二方以上に設けられ、この凹部に空調カバー装置が連続するように設置されて、天井隅部の二方以上から室内に送風しうることを特徴とする請求項1に記載の空調装置の設置構造。
  3. 空調カバー装置の背面と壁面との間に所定幅の演出用凹部が連続して設けられ、カーテンボックス、または照明器具を設置する配灯空間としうることを特徴とする請求項1または2に記載の空調装置の設置構造。
  4. 空調カバー装置は、一対の側板と、これらの側板間を連結する複数本のレールとからなる所定長さの筐体を備え、この筐体の前面には、吹出口を有する前面パネルが設けられるとともに、筐体の底面には、吸気口を有する底面パネルが設けられて、複数個の筐体が連続して凹部に設置されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空調装置の設置構造。
  5. 前面パネルは前下方に向けた傾斜面をなすように筐体に設けられ、吹出口には、風向を制御する複数枚のガラリ羽根が水平方向に取り付けられて、上下方向に回転可能に軸支されたことを特徴とする請求項4に記載の空調装置の設置構造。
  6. 吹出口の下部には、吹出口下端から前下方に湾曲した風向案内面が設けられ、吹出口からの送風方向が斜め下向きに制御されることを特徴とする請求項4または5に記載の空調装置の設置構造。
  7. 底面パネルの吸気口が化粧ルーバーで覆われていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の空調装置の設置構造。
  8. 底面パネルは、配灯空間となされた演出用凹部の下部まで延設されていることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の空調装置の設置構造。
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