JP2010259165A - 電力供給装置、電子装置、及び、コンデンサ容量推定方法 - Google Patents

電力供給装置、電子装置、及び、コンデンサ容量推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】負荷部の動作を適切に動作させた状態で平滑コンデンサの容量を推定することが可能な技術を目的とする。
【解決手段】電子装置は、電力供給部31と、容量推定部11とを備える。電力供給部31は、平滑コンデンサ6を有し、交流電源26からの電力に基づいて負荷部200に供給電圧を供給する。容量推定部11は、電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させて、その後、平滑コンデンサ6の放電により降下し続ける供給電圧の電圧値が、負荷部200の適正入力範囲の下限値を下回らないまでに、平滑コンデンサ6の容量を推定するために必要な、供給電圧に関する測定を行い、かつ電力供給部31の動作モードを容量推定モードから通常モードに戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、平滑コンデンサを有する電力供給装置及び電子装置と、その平滑コンデンサの容量を推定する方法に関する。
従来から、平滑コンデンサによって平滑された直流電圧を負荷部に供給する電力供給装置に関して様々な技術が提案されている。一般に、平滑コンデンサは経年変化により劣化してその容量が低下するため、電力供給装置が供給する直流電圧に含まれるリップル電圧が大きくなり、負荷部が誤動作したり、故障したりする可能性がある。特に、電解コンデンサは経年変化によりその容量が大きく低下するため、電解コンデンサを平滑コンデンサに使用した場合には、負荷部が誤動作したり、故障したりする可能性が高くなる。
そこで、特許文献1及び2にも記載されているように、従来から、平滑コンデンサの容量を推定するための様々な技術が提案されている。
特開平3−22821号公報 実開平1−82684号公報
さて、平滑コンデンサの容量の推定を行う際に、負荷部が誤動作したり、負荷部の動作を停止させたりすることは望ましくない。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、負荷部を適切に動作させた状態で平滑コンデンサの容量を推定することが可能な技術を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電力供給装置は、外部からの電力に基づいて生成した直流電圧を平滑コンデンサに供給することによって得られる、平滑された直流電圧を供給電圧として負荷部に供給する電力供給部と、前記平滑コンデンサの容量を推定する容量推定部とを備え、前記電力供給部は、前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の適正入力範囲内になるように直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する通常モードと、前記平滑コンデンサに対する直流電圧の供給を停止するか、あるいは前記通常モードよりも小さい電圧値の直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する容量推定モードとを動作モードとして有し、前記容量推定部は、前記電力供給部の動作モードを前記通常モードから前記容量推定モードに変化させて、その後、前記平滑コンデンサの放電により降下し続ける前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の前記適正入力範囲の下限値を下回らないまでに、前記平滑コンデンサの容量を推定するために必要な、前記供給電圧に関する測定を行い、かつ前記電力供給部の動作モードを前記容量推定モードから前記通常モードに戻し、前記容量推定部は、少なくとも前記供給電圧に関する測定の結果に基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定部は、前記供給電圧に関する測定として、所定時間だけ異なる第1及び第2タイミングにおける前記供給電圧の電圧値を測定する。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定部は、前記第1タイミングにおいて測定した前記供給電圧の電圧値と、前記第2タイミングにおいて測定した前記供給電圧の電圧値との差を求め、当該差に基づいて前記平滑コンデンサの容量を求める。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定値は、前記供給電圧に関する測定として、前記電力供給部の動作モードを前記通常モードから前記容量推定モードに変化させた第1タイミングから所定時間経過した第2タイミングにおいて前記供給電圧値の電圧値を測定する。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定値は、前記電力供給部の動作モードが通常モードである際の前記供給電圧の既知の電圧値と、前記第2タイミングにおいて測定した電圧値との差を求め、当該差に基づいて前記平滑コンデンサの容量を求める。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定部は、前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を測定し、当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定部は、前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記負荷部からその動作状況を示す動作状況情報を取得し、当該動作状況情報に基づいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を推定し、当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定部は、前記供給電圧に関する測定として、前記供給電圧の電圧値が所定量降下するまでにかかる時間を測定する。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定部は、前記時間を測定し始める第1タイミングから、前記時間を測定終了した第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を測定し、当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する。
本発明に係る電力供給装置の一態様では、前記容量推定部は、前記時間を測定し始める第1タイミングから、前記時間を測定終了した第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記負荷部からその動作状況を示す動作状況情報を取得し、当該動作状況情報に基づいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を推定し、当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する。
本発明に係る電子装置は、前記電力供給装置と、前記負荷部とを備える。
本発明に係る電子装置の一態様では、前記負荷部は、前記供給電圧を降圧して出力するDC−DCコンバータを含む。
本発明に係るコンデンサ容量推定方法は、外部からの電力に基づいて生成した直流電圧を平滑コンデンサに供給することによって得られる、平滑された直流電圧を供給電圧として負荷部に供給する電力供給部における当該平滑コンデンサの容量を推定するコンデンサ容量推定方法であって、前記電力供給部は、前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の適正入力範囲内になるように直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する通常モードと、前記平滑コンデンサに対する直流電圧の供給を停止するか、あるいは前記通常モードよりも小さい電圧値の直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する容量推定モードとを動作モードとして有し、(a)前記電力供給部の動作モードを前記通常モードから前記容量推定モードに変化させて、その後、前記平滑コンデンサの放電により降下し続ける前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の前記適正入力範囲の下限値を下回らないまでに、前記平滑コンデンサの容量を推定するために必要な、前記供給電圧に関する測定を行い、かつ前記電力供給部の動作モードを前記容量推定モードから前記通常モードに戻す工程と、(b)少なくとも前記供給電圧に関する測定の結果に基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する工程とを備える。
本発明によれば、負荷部への供給電圧が負荷部の適正入力範囲内にある状態で、平滑コンデンサの容量を推定するために必要な、供給電圧に関する測定を行う。したがって、負荷部に適正入力範囲内の直流電圧を供給し続けながら、平滑コンデンサの容量を推定することができるので、負荷部を適切に動作させた状態で平滑コンデンサの容量を推定することができる。
また、本発明の一態様によれば、電力供給部から負荷部に流れる電流の電流値を測定し、当該電流値と供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、平滑コンデンサの容量を推定する。したがって、電力供給部から負荷部に流れる電流の実際の電流値を加味して、平滑コンデンサの容量を推定することができるので、平滑コンデンサの容量を正確に推定することができる。
実施の形態1に係る電子装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る電子装置の動作を示す図である。 実施の形態1に係る電子装置の動作を示す図である。 実施の形態1に係る電子装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る電子装置の動作を示す図である。 実施の形態1の変形例7に係る電子装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例8に係る電子装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る電子装置の構成を示す図である。 実施の形態2に係る電子装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例1に係る電子装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る電子装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係る電子装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3の変形例に係る電子装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る電子装置の構成を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る電子装置とその周辺の構成を示す図である。図に示すように、本実施の形態に係る電子装置は、電力供給装置100と、当該電力供給装置100から供給される直流電圧を降圧して出力するDC−DCコンバータ20と、当該DC−DCコンバータ20から供給される直流電圧を電源電圧として動作する負荷回路21とを備える。DC−DCコンバータ20及び負荷回路21は、電力供給装置100にとっては負荷部200となる。
電力供給装置100は、DC−DCコンバータ20に直流電圧を供給する電力供給部31と、当該電力供給部31が有する平滑コンデンサ6の容量を推定する容量推定部11とを備えている。電力供給部31は、電源入力部1と、整流回路2と、コイル3と、スイッチ素子4と、ダイオード5と、入力電流測定部7と、入力電圧測定部8と、スイッチ制御部9と、出力電圧測定部10とを備える。容量推定部11は、電圧測定部13と、タイマー14とを備える。
電力供給部31は、整流回路2により、電源入力部1を介して交流電源26から入力される電力に基づいて直流電圧を生成する。そして、電力供給部31は、整流回路2が生成した直流電圧を、供給された電圧を平滑する平滑コンデンサ6に供給し、平滑コンデンサ6により平滑された直流電圧を供給電圧としてDC−DCコンバータ20に供給する。
DC−DCコンバータ20は、電力供給部31からの供給電圧を降圧し、負荷回路21に出力する。DC−DCコンバータ20の適正入力範囲、つまり入力電圧の適正範囲は、電圧値VL以上電圧値VH(VL<VH)以下となっている。したがって、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に供給される直流電圧の電圧値が電圧値VL以上電圧値VH(VL<VH)以下の範囲内にあるときには、DC−DCコンバータ20は、正常動作を行い、負荷回路21が正常に動作するために必要な電圧値の直流電圧を、負荷回路21に出力する。よって、負荷回路21が正常に動作するためには、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に供給される供給電圧の電圧値が、電圧値VL以上電圧値VH以下の範囲内にあることが必要である。
ここで、コンデンサの放電曲線は、当該コンデンサの容量に依存する。したがって、平滑コンデンサ6の両端の電圧が放電により降下する具合を測定し、その測定結果に基づいて、平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。平滑コンデンサ6の電圧降下具合を測定する際、平滑コンデンサ6の両端の電圧が降下して、供給電圧が、DC−DCコンバータ20の適正入力範囲の下限よりも小さくなると、DC−DCコンバータ20が正常に動作せずに、負荷回路21が誤動作してしまうおそれがあるため、測定の度に負荷回路21の動作を停止させることは好ましくない。例えば、本実施の形態に係る電子装置が、無線通信システムの基地局である場合には、無線部やデータ処理部で構成される負荷回路21の動作を停止すると、移動端末との間の通信が中断するため好ましくない。
そこで、本実施の形態に係る電力供給装置100では、負荷部200を構成するDC−DCコンバータ20に適正入力範囲内の電圧値の直流電圧を供給し続けながら、平滑コンデンサ6の容量を推定する。これにより、負荷部200、つまりDC−DCコンバータ20及び負荷回路21を適切に動作させながら、平滑コンデンサ6の容量を推定できる。以上、このような電力供給装置100の構成、動作について詳しく説明する。
図2は、交流電源26から本実施の形態に係る電力供給装置100に入力される交流電圧が、当該電力供給装置100において直流電圧に変換される様子を示す図である。交流電源26は、図2(a)に示すような、正及び負の極性が時間とともに交互に変化する正弦波形の交流電圧を電源入力部1に入力する。電源入力部1は、交流電源26から出力される交流電圧を整流回路2に出力する。整流回路2は、電源入力部1からの交流電圧を、正または負のいずれか一方の極性を有する電圧、つまり、直流電圧に変換する。本実施の形態に係る整流回路2は、4つのダイオードD1〜D4からなる全波整流回路であり、電源入力部1からの交流電圧を、当該交流電圧の正側の波形をそのままにし、当該交流電圧の負側の波形を正側に反転した、図2(b)に示すような波形の直流電圧に変換する。
平滑コンデンサ6は、図2(c)に示すように、コイル3と、ダイオード5とを介して、整流回路2から入力される、変動幅の大きい直流電圧(破線)を、変動幅を小さい直流電圧(実線)に変換する。つまり、平滑コンデンサ6は、整流回路2からの直流電圧を平滑する。平滑コンデンサ6には、例えば、電解コンデンサが用いられる。電力供給部31は、平滑コンデンサ6により平滑された直流電圧を負荷部200に供給する。
本実施の形態では、図1に示した、コイル3、スイッチ素子4、ダイオード5、平滑コンデンサ6、入力電流測定部7、入力電圧測定部8、スイッチ制御部9及び出力電圧測定部10は、力率改善回路300を構成している。この力率改善回路300は、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流の波形を、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電圧の正弦波形と同じ波形にする機能を有する。
図3は、仮に本実施の形態に係る電力供給装置100が力率改善回路300を有さないとした場合、つまり、整流回路2と平滑コンデンサ6とを直接接続した場合での、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流の波形(図3(a))と、力率改善回路300を有する本実施の形態に係る電力供給装置100において、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流の波形(図3(b))とを示す図である。まず、図3(a)を用いて、仮に電力供給装置100が、力率改善回路300を有さない場合の入力電流の波形について説明する。
図3(a)には、整流回路2から平滑コンデンサ6に供給される直流電圧Vaが一点鎖線で、平滑コンデンサ6の両端における直流電圧Vb、つまり平滑コンデンサ6に充電されている直流電圧Vbが破線で、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流が実線で示されている。図3(a)に示すように、整流回路2から供給される直流電圧Vaが、平滑コンデンサ6の両端の直流電圧Vbよりも小さい場合には、整流回路2から平滑コンデンサ6に向かって電流は流れない。また、ダイオード5の整流作用により、平滑コンデンサ6側から整流回路2側に向かう電流も流れない。その結果、交流電源26から電源入力部1には電流は流れない。
一方、整流回路2から供給される直流電圧Vaが、平滑コンデンサ6の両端の直流電圧Vbよりも大きくなると、整流回路2が平滑コンデンサ6を充電しようとするため、整流回路2から平滑コンデンサ6に向かって電流が急激に流れる。その結果、電源入力部1では、図3(a)の実線に示されるように、パルス状の高調波成分を含む波形を有する電流が流れることになる。
このような高調波成分を含む波形を有する電流(以下、「高調波電流」と呼ぶ)が交流電源に流れることにより電圧波形が歪む結果、電子装置が加熱したり、誤動作したりするなどの不具合が生じる。具体的な不具合として、配線設備で力率を改善する目的で一般に使用される進相用コンデンサ、安全監視用の保護リレー、ブレーカ、及び、トランスなどが振動、異音、過熱などの異常がある。これら不具合が生じないようにするため、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流が高調波電流とならないようにすることが望ましい。そこで、本実施の形態に係る電子装置は、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流の高調波電流成分が大きくならないようにするために、当該入力電流の波形を、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電圧と同じ正弦波形(図3(b)参照)に変換する力率改善回路300が設けられている。以下、このような動作を行う力率改善回路300の構成及び動作について詳しく説明する。
図1に示したスイッチ素子4には、例えば、FET(Field Effect Transistor)が用いられる。スイッチ制御部9は、スイッチ素子4のON及びOFFを選択的に切り替える。スイッチ制御部9が、スイッチ素子4をOFFからONに切り替えると、コイル3に直流電流が流れる結果、コイル3にエネルギーが蓄積される。そして、スイッチ制御部9が、スイッチ素子4をOFFからONに切り替えた後すぐに当該スイッチ素子4をOFFに切り替えると、コイル3に蓄積されたエネルギーに応じた直流電圧で平滑コンデンサ6が充電されて、平滑コンデンサ6の両端での直流電圧Vbが上昇する。
スイッチ制御部9は、電力供給部31の動作モードが後述する通常モードにある場合には、スイッチ素子4のON/OFFを交互に素早く切り替える動作を繰り返す。その結果、平滑コンデンサ6における直流電圧Vbは徐々に高くなり、安定状態では、直流電圧Vbは、整流回路2から出力される直流電圧Vaのピークよりも高くなる。このように、力率改善回路300は、整流回路2から供給される直流電圧Vaを昇圧する機能を有する。ダイオード5は、平滑コンデンサ6からコイル3及びスイッチ4に向かう電流を流さないので、スイッチ素子4がONの場合に平滑コンデンサ6が放電することを抑制する。
さて、スイッチ素子4が微小期間だけONされているときに、コイル3に流れている電流iの変化量は下記の式(1)で表される。
Δi=(1/L)・Va・ΔtON ・・・(1)
ここで、ΔtONは、スイッチ素子4がONされている微小期間であり、Lは、コイル3のインダクタンスである。
この式(1)は、スイッチ素子4がONされている微小期間ΔtONが長くなるほど、整流回路2からコイル3を介して平滑コンデンサ6に流れている電流iは大きくなることを示している。
一方、スイッチ素子4が微小期間だけOFFされているときに、コイル3に流れている電流iの変化量は下記の式(2)で表される。
Δi=(1/L)・(Va−Vb)・ΔtOFF ・・・(2)
ここで、ΔtOFFは、スイッチ素子4がOFFされている微小期間である。
上述したように、平滑コンデンサ6における直流電圧Vbは、整流回路2から供給される直流電圧Vaのピークよりも高いため、(Va−Vb)は負となる。したがって、式(2)は、スイッチ素子4がOFFされている微小期間ΔtOFFが長くなるほど、整流回路2からコイル3を介して平滑コンデンサ6に流れている電流iは小さくなることを示している。
以上のように、スイッチ素子4がONされている微小期間ΔtONが長いほど、電流iは大きくなり、スイッチ素子4がOFFされている微小期間ΔtOFFが長いほど、電流iは小さくなる。したがって、デューティー比(ΔtON/(ΔtON+ΔtOFF))をうまく調整すれば、コイル3に流れる電流iの波形を任意の波形にすることができる。一方、コイル3を流れる電流iの値は、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流の値とほぼ同じである。そのため、デューティー比をうまく調整すれば、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流の波形を任意の波形にすることができる。
入力電流測定部7は、電源入力部1と整流回路2との間に流れる電流の電流値を測定し、測定した電流値をスイッチ制御部9に出力する。入力電流測定部7で測定される電流値は、交流電源26から電源入力部1に入力された入力電流の電流値とほぼ同じである。入力電圧測定部8は、整流回路2から出力される直流電圧Vaの電圧値を測定し、測定した電圧値をスイッチ制御部9に出力する。スイッチ制御部9は、入力電圧測定部8からの電圧値に基づいて、交流電源26から電源入力部1に入力された入力電圧の正弦波形を推定する。そして、スイッチ制御部9は、入力電流測定部7からの電流値を参照しながら、スイッチ素子4のON・OFFのデューティー比を調整することによって、電源入力部1と整流回路2との間に流れる電流の波形を推定した正弦波形と同じ波形となるようにする。
以上の動作により、力率改善回路300は、図3(b)の実線に示すように、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電流の波形を、交流電源26から電源入力部1に入力される入力電圧の波形と同じ正弦波の波形に変換することができる。その結果、交流電源26から電力供給装置100に入力される入力電流の高調波成分を減ずることができる。
出力電圧測定部10は、平滑コンデンサ6における直流電圧Vbの電圧値を測定し、当該電圧値をスイッチ制御部9に出力する。電力供給部31は、動作モードとして、通常モードと容量推定モードとを有する。電力供給部31の動作モードは、容量推定部11によって制御される。電力供給部31の動作モードが通常モードである場合には、スイッチ制御部9は、出力電圧測定部10からの電圧値、つまり、平滑コンデンサ6における直流電圧Vbの電圧値が、負荷部200の適正入力範囲内の電圧値V1(VL<V1<VH)となるように、スイッチ素子4のON及びOFFを切り替えるタイミングを制御する。これにより、電力供給部31の動作モードが、通常モードである場合には、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値は、負荷部200の適正入力範囲内の電圧値V1(VL<V1<VH)となる。なお、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値V1には、リップル電圧が加わっているが、そのリップル電圧は非常に微小であるため、電圧値V1はほぼ一定とみなせる。
一方、電力供給部31の動作モードが容量推定モードの場合には、スイッチ制御部9は、スイッチ素子4をOFFに固定する。その結果、コイル3にエネルギーが蓄積されなくなるため、平滑コンデンサ6には、通常モードよりも小さい電圧値の直流電圧が供給される。つまり、電力供給部31の動作モードが容量推定モードである場合には、平滑コンデンサ6に供給される直流電圧のピークが、電力供給部31が動作モードにあるときに平滑コンデンサ6に供給される直流電圧のピークよりも小さくなる。そのため、負荷部200には平滑コンデンサ6のみから電力が供給されるようになる。その結果、平滑コンデンサ6に充電されている電荷が負荷部200に移動し、平滑コンデンサ6は放電していく。これにより、平滑コンデンサ6の両端における直流電圧Vbの電圧値は、電圧値V1から徐々に小さくなっていく。つまり、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値は、電圧値V1から降下していく。
このように、電力供給部31の動作モードが容量推定モードに設定されている場合には、平滑コンデンサ6の放電により、当該平滑コンデンサ6の両端の直流電圧Vb、つまり負荷部200への供給電圧が降下することから、この降下の具合を測定することによって、平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。電力供給部31の動作モードが仮に容量推定モードのままにされていると、平滑コンデンサ6における直流電圧Vbの電圧値は、整流回路2から出力される直流電圧Vaを平滑して得られる電圧値、つまり、整流回路2からの直流電圧Vaのピーク値とほぼ等しくなる。本実施の形態では、整流回路2からの直流電圧Vaのピーク値は、適正入力範囲の下限電圧値VLより小さい電圧値に設定されていることから、電力供給部31の動作モードが仮に容量推定モードのままにされていると、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値は、通常モード時の電圧値V1や負荷部200の適正入力範囲の下限電圧値VLより小さい電圧値V2(V2<VL<V1)となる。
容量推定部11が備える電圧測定部13は、平滑コンデンサ6における直流電圧Vbの電圧値、つまり、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値を測定する。タイマー14は、計時動作を行う。容量推定部11は、電力供給部31の動作モードを容量推定モードに設定して、電圧測定部13及びタイマー14を用いて、平滑コンデンサ6の容量を推定する。図4は、容量推定部11の推定動作を示すフローチャートである。以下、図4を用いて、容量推定部11の推定動作について説明する。なお、前提として、このフローチャートの開始時には、電力供給部31の動作モードは、通常モードであるものとする。
まず、容量推定部11は、タイマー14にタイマー値として初期値Mを設定する(ステップs1)。タイマー14は、後のステップにおいて、容量推定部11から計時動作をする指示を受けると、タイマー値を単位時間tCごとに1ずつ減らし、容量推定部11から計時動作をする指示を受ける時点から、タイマー値がMから0になる時点までの一定時間TC(=M×tC)を計測する。
ステップs1の後、容量推定部11は、電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させる(ステップs2)。この場合、上述したように、スイッチ制御部9は、スイッチ素子4をOFFに固定する。そのため、電力供給部31の動作モードが通常モードから容量推定モードに変化すると、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値は、平滑コンデンサ6の放電により、電圧値V1から降下していく。
容量推定部11は、ステップs2において電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させるタイミングから、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値が、負荷部200の適正入力範囲の下限値VLを下回らないタイミングまでの間のあるタイミング(以下、「始点タイミングTS1」と呼ぶ)において、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値を、始点電圧値VS(VL<VS<V1)として取得する(ステップs3)。また、容量推定部11は、始点タイミングTS1において、タイマー14に計時動作をするように指示して、一定時間TCの計測を開始する。
ステップs3の後、容量推定部11は、電圧測定部13が始点電圧値VSを測定した始点タイミングTS1から一定時間TC経過したタイミング(以下、「終点タイミングTE1」と呼ぶ)において、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値を、終点電圧値VEとして取得する(ステップs4)。なお、始点タイミングTS1から終点タイミングTE1までの一定時間TCの間も、供給電圧は降下しているので、終点電圧値VEは、始点電圧値VSよりも小さくなる(VE<VS)。また、本実施の形態では、終点電圧値VEが、適正入力範囲の下限電圧値VLよりも小さくならないように、一定時間TCは、十分短い時間に設定されている(VE>VL)。図5に、適正入力範囲VL〜VH、電力供給部31の動作モードが通常モード時の供給電圧の電圧値V1、電力供給部31の動作モードが仮に容量推定モードのままにされた時の供給電圧の電圧値V2、ステップs3,ステップs4でそれぞれ測定される始点電圧値VS,終点電圧値VEの大小関係を示す。
容量推定部11は、終点電圧値VEを測定した後すぐに、つまり終点タイミングTE1のすぐ後に、電力供給部31の動作モードを容量推定モードから通常モードに戻す(同ステップs4)。これにより、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値は、終点電圧値VEから通常モードの電圧値V1になるまで上昇していく。こうして、容量推定部11は、ステップs3及びステップs4において、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値が、負荷部200の適正入力範囲の下限値VLを下回らないまでに、平滑コンデンサ6の容量を推定するために必要な、始点電圧値VS、終点電圧値VEの測定を行い、かつ電力供給部31の動作モードを容量推定モードから通常モードに戻す。
ステップs4の後、容量推定部11は、始点電圧値VS及び終点電圧値VEに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を推定する(ステップs5)。ここでは、容量推定部11は、始点電圧値VSと終点電圧値VEとの差、つまり、電圧降下量ΔVSE(=VS−VE)に基づいて平滑コンデンサ6の容量を求めて、これを平滑コンデンサ6の現在の容量の推定値とする。具体的には、容量推定部11は、図示しない記憶部を有し、当該記憶部には、電圧降下量ΔVSEが取り得る範囲内の複数の値と、平滑コンデンサ6の容量が変化し得る範囲内の複数の値とを一対一で対応させている対応表が記憶されている。容量推定部11は、電圧降下量ΔVSEが得られた場合には、対応表に基づいて、得られた電圧降下量ΔVSEに対応する平滑コンデンサ6の容量を取得し、それを平滑コンデンサ6の現在の容量の推定値とする。そして、容量推定部11は、本実施の形態に係る電子装置の状態を管理するセンタ(図示せず)に、平滑コンデンサ6の容量の推定値を通知する。
なお、電力供給部31の動作モードが、通常モードから容量推定モードに変化すると、平滑コンデンサ6の直流電圧Vbは降下することから、実際には、一定時間Tcが計測されている間に、負荷部200の入力電圧は低下し、電力供給部31から負荷部200に流れる電流は時間が経過するとともに変化する。したがって、平滑コンデンサ6の容量をより正確に求めようとすれば、電力供給部31から負荷部200に流れる電流も考慮する必要がある。しかしながら、一定時間TCをできるだけ短く設定した場合には、負荷部200の入力電圧の低下を小さくすることができることから、電力供給部31から負荷部200に流れる電流を一定値として扱うことができる。したがって、電圧降下量ΔVSEと平滑コンデンサ6の容量とを一対一で対応付けたとしても、平滑コンデンサ6の容量をある程度の精度で求めることができる。
本実施の形態に係る電子装置では、以上のステップs1〜s5までの一連の処理が、定期的に、例えば1ヶ月ごとに繰り返して行われる。
上述したセンタは、容量推定部11から通知された平滑コンデンサ6の容量の推定値に基づいて、平滑コンデンサ6が劣化しているか否かを判定する。具体的には、センタは、容量推定部11から通知された平滑コンデンサ6の容量の推定値が、閾値以上である場合には、平滑コンデンサ6が劣化していないと判断する。一方、センタは、容量推定部11から通知された平滑コンデンサ6の容量の推定値が、閾値よりも小さい場合には、平滑コンデンサ6は劣化しているものと判断する。そして、センタは、平滑コンデンサ6が劣化しているか否かの判定結果を、自身が有する表示部に表示する。その際、センタは、容量推定部11から通知された平滑コンデンサ6の容量の推定値に基づいて、平滑コンデンサ6の交換時期を求めて、それを表示部に表示するものであってもよい。これにより、平滑コンデンサ6の容量が低下して電源の瞬断耐力が低下したり、供給電圧のリップル電圧が許容範囲外となる前に、当該平滑コンデンサ6を他のコンデンサに交換することができるため、負荷部200の誤動作を確実に抑制することができる。また、平滑コンデンサ6の容量が低下して負荷部200が誤動作する前に、本電子装置を新しい電子装置に交換することができる。
以上のような本実施の形態に係る電子装置によれば、負荷部200への供給電圧が、負荷部200の適正入力範囲内にある状態で、平滑コンデンサ6の容量を推定するために必要な、供給電圧に関する測定(上記の例では、始点電圧値VS、終点電圧値VE及び一定時間TCの測定)を行っている。したがって、負荷部200に適正入力範囲内の電圧値の直流電圧を供給し続けながら、平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。その結果、負荷部200を適切に動作させた状態で平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。
<変形例1>
上記の例では、容量推定部11は、平滑コンデンサ6の容量を一度求めて、それを平滑コンデンサ6の容量の推定値としたが、平滑コンデンサ6の容量を同様にして複数回短時間で求めて、その平均値を、平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。
<変形例2>
上記の例では、ステップs5において、容量推定部11は、電圧降下量ΔVSE及び対応表に基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めたが、これに限ったものではない。
例えば、一定時間TCをできるだけ短く設定し、一定時間TCが計測されている間の電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値Iが一定であるとすると、平滑コンデンサ6の容量Cは下記の式(3)で表すことができる。
C=I・TC/ΔVSE ・・・(3)
容量推定部11は、予め記憶している電流値Iと、求めた電圧降下量ΔVSEと、一定時間TCとを式(3)に代入することによって、平滑コンデンサ6の容量を求める。例えば、本電子装置の出荷検査等において、始点タイミングTS1から終点タイミングTE1までの、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の平均値を測定し、この平均値を容量推定部11に予め記憶しておく。容量推定部11は、予め記憶している当該平均値を式(3)のIに代入する。
また、本電子装置の出荷検査等において、始点タイミングTS1から終点タイミングTE1までのある時点(例えば、始点タイミングTS1)における、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流を測定し、その値を容量推定部11に予め記憶しておいて、式(3)のIに代入して、平滑コンデンサ6の容量Cを求めても良い。
また、電力供給部31の動作モードが通常モードから容量推定モードに変化した直後の、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値は、電力供給部31の動作モードが通常モードに設定されている場合での、電力供給部31がDC−DCコンバータ20に供給する電流の電流値ICとほぼ一致することから、始点タイミングTS1を電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させた直後に設定する場合には、予め測定しておいた電流値ICを式(3)のIに代入しても良い。
<変形例3>
上記の例では、センタが、平滑コンデンサ6が劣化しているか否かを判定していたが、本電子装置が、容量推定部11で求められた、平滑コンデンサ6の容量の推定値に基づいて、当該平滑コンデンサ6が劣化しているか否かを判定し、その判定結果をセンタに通知しても良い。
また、本電子装置が、容量推定部11で求められた、平滑コンデンサ6の容量の推定値に基づいて、当該平滑コンデンサ6の交換時期を求めて、当該交換時期をセンタに通知しても良い。
また、本電子装置が表示部を備える場合には、容量推定部11で求められた、平滑コンデンサ6の容量の推定値に基づいて、当該平滑コンデンサ6が劣化しているか否かを判定し、その判定結果を表示部に表示しても良い。このとき、本電子装置は、平滑コンデンサ6の容量の推定値に基づいて、当該平滑コンデンサ6の交換時期を求めて、求めた交換時期を表示部に表示しても良い。
<変形例4>
上記の例では、容量推定部11は、電圧降下量ΔVSEから求めた平滑コンデンサ6の容量を、平滑コンデンサ6の容量の推定値としていたが、平滑コンデンサ6の容量に依存する電圧降下量ΔVSEを平滑コンデンサ6の容量の推定値と用いても良い。つまり、容量推定部11は、電圧降下量ΔVSEを求めることによって、平滑コンデンサ6の容量を推定しても良い。この場合には、電圧降下量ΔVSEが閾値以下か否かを判定し、その判定結果に基づいて平滑コンデンサ6が劣化しているか否かを判定する。具体的には、平滑コンデンサ6の容量が減少すると、電圧降下量ΔVSEが大きくなることから、センタまたは容量推定部11は、電圧降下量ΔVSEが閾値以下である場合には、平滑コンデンサ6が劣化していないと判定し、一方、電圧降下量ΔVSEが閾値よりも大きい場合には、平滑コンデンサ6が劣化していると判定する。また、電圧降下量ΔVSEに基づいて、平滑コンデンサ6の交換時期を求めても良い。また、変形例1と同様に、電圧降下量ΔVSEの平均値を、平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。
<変形例5>
上記の例では、ステップs3での始点タイミングTS1を特定しなかったが、この始点タイミングTS1を、電圧測定部13で測定される供給電圧が、予め定められた一定値と等しくなるタイミングと定めてもよい。このようにすれば、始点電圧値VSは一定電圧値となるため、電圧降下量ΔVSE(=VS−VE)は、終点電圧値VEのみに依存する量となる。したがって、終点電圧値VEが取り得る範囲内の複数の値と、平滑コンデンサ6の容量が変化し得る範囲内の複数の値とを一対一で対応させている対応表を図示しない記憶部に記憶させておけば、容量推定部11は、測定した終点電圧値VEに対応する平滑コンデンサ6の容量を、平滑コンデンサ6の現在の容量の推定値とすることができる。このように、容量推定部11は、電圧降下量ΔVSEを求めることなく、終点電圧値VEに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めるものであってもよい。
また、容量推定部11は、終点電圧値VEに基づいて求めた平滑コンデンサ6の容量を、平滑コンデンサ6の容量の推定値とするのではなく、終点電圧値VEそのものを平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。この場合には、終点電圧値VEが閾値以下か否かを判定し、その判定結果に基づいて平滑コンデンサ6が劣化しているか否かを判定することができる。また、終点電圧値VEに基づいて、平滑コンデンサ6の交換時期も求めることもできる。また、変形例1と同様に、終点電圧値VEの平均値を、平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。
<変形例6>
本実施の形態では、出力電圧測定部10及び電圧測定部13を別々の回路として設けたが、出力電圧測定部10及び電圧測定部13はともに供給電圧の電圧値を測定するため、出力電圧測定部10及び電圧測定部13を共通の回路で構成しても良い。
<変形例7>
上述では、容量推定部11は、ステップs3及びステップs4において、始点電圧値VS及び終点電圧値VEをそれぞれ測定し、始点電圧値VS及び終点電圧値VEに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めた。本変形例では、始点電圧値VSを測定せずに、電力供給部31の動作モードが通常モードである際の供給電圧の既知の電圧値V1を始点電圧値VSの代わりに用いて平滑コンデンサ6の容量を求める。図6は、本変形例に係る容量推定部11の推定動作を示すフローチャートである。以下、図6を用いて、容量推定部11の推定動作について説明する。なお、前提として、このフローチャートの開始時には、電力供給部31の動作モードは、通常モードであるものとする。
容量推定部11は、ステップs11では、ステップs1と同様の動作を行う。そして、容量推定部11は、電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させる(ステップs12)。容量推定部11は、それと同時に、タイマー14に計時動作をするように指示することにより、一定時間TCの計測を開始する。
ステップs12の後、容量推定部11は、電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させた始点タイミングTS1から一定時間TC経過した終点タイミングTE1において、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値を、終点電圧値VEとして取得する(ステップs13)。また、容量推定部11は、終点電圧値VEを測定した直後に終点タイミング、電力供給部31の動作モードを容量推定モードから通常モードに戻す(同ステップs13)。
さて、容量推定部11が、電流供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させた直後の供給電圧の電圧値は、電力供給部31の動作モードが通常モードにある場合の供給電圧の電圧値V1とほとんど同じである。電力供給部31の動作モードが通常モードにある場合の供給電圧の電圧値V1は既知であるため、容量推定部11は、供給電圧の始点電圧値VSを測定しないで、以降のステップにおいて、始点電圧値VSの代わりに既知の電圧値V1を用いる。
ステップs12の後、容量推定部11は、既知の電圧値V1及び終点電圧値VEに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を推定する(ステップs14)。本実施例に係る容量推定部11は、このステップs14において、既知の電圧値V1と終点電圧値VEとの差、つまり、電圧降下量ΔV1E(=V1−VE)に基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めることによって、平滑コンデンサ6の容量を推定する。電圧降下量ΔV1Eに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求める動作は、ステップs5において、電圧降下量ΔVSEに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求める動作と同様である。
以上のような本実施例に係る電子装置によれば、負荷部200の適正入力範囲内の終点電圧値VEを測定し、既知の電圧値V1と測定した終点電圧値VEとに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を推定する。したがって、負荷部200に適正入力範囲内の電圧値の直流電圧を供給し続けながら、平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。その結果、負荷部200を適切に動作させた状態で平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。
なお、変形例4と同様に、電圧降下量ΔV1Eを平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。また、電圧値VCは既知の一定電圧値であるため、電圧降下量ΔV1E(=V1−VE)は、終点電圧値VEのみに依存する量となる。そこで、変形例5と同様に、容量推定部11は、終点電圧値VEを平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。
<変形例8>
本変形例に係る容量推定部11は、平滑コンデンサ6の放電により供給電圧の降下が開始した後、供給電圧の電圧降下量が一定量ΔVCとなるまでにかかる時間に基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求める。図7は、本変形例に係る容量推定部11の推定動作を示すフローチャートである。以下、図7を用いて、容量推定部11の推定動作について説明する。なお、前提として、このフローチャートの開始時には、電力供給部31の動作モードは、通常モードであるものとする。
まず、容量推定部11は、タイマー14にタイマー値として0を設定する(ステップs21)。タイマー14は、後のステップにおいて、容量推定部11から計時動作をする指示を受けると、タイマー値を単位時間ごとに1ずつ増やし、容量推定部11から計時動作をする指示を受ける時点から任意の時点までの間の時間を計測する。
ステップs21の後、容量推定部11は、電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化さる(ステップs22)。電力供給部31の動作モードが通常モードから容量推定モードに変化すると、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値は、平滑コンデンサ6の放電により、電圧値V1から降下していく。
容量推定部11は、ステップs22において電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させるタイミングから、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値が、負荷部200の適正入力範囲の下限値VLを下回らないタイミングまでの間のあるタイミング(以下、「始点タイミングTS2」と呼ぶ)において、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値を、始点電圧値VS(VL<VS<V1)として取得する(ステップs23)。また、容量推定部11は、それと同時に、タイマー14に計時動作を開始するように指示して、始点タイミングTS2から、電圧測定部13において、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値をタイマー14の単位時間ごとに測定する処理を開始する。
ステップs23の後、容量推定部11は、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値が、始点電圧値VSから一定量ΔVCだけ降下した値を終点電圧値VEとして、始点電圧値VSを測定した始点タイミングTS2から、電圧測定部13で測定される供給電圧の電圧値が、終点電圧値VEとなるタイミング(以下、「終点タイミングTE2」と呼ぶ)までの間の時間を、電圧降下時間Tとして測定する(ステップs24)。なお、本例では、終点電圧値VEが、適正入力範囲の下限電圧値VLよりも小さくならないように、一定量ΔVCは、十分小さい量に設定されているものとする(VE>VL)。
容量推定部11は、電圧降下時間Tを測定した後すぐに、つまり終点タイミングTE2のすぐ後に、電力供給部31の動作モードを容量推定モードから通常モードに戻す(同ステップs24)。これにより、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値は、終点電圧値VEから通常モードの電圧値V1になるまで上昇していく。こうして、容量推定部11は、ステップs23及びステップs24において、電力供給部31から負荷部200への供給電圧の電圧値が、負荷部200の適正入力範囲の下限値VLを下回らないまでに、平滑コンデンサ6の容量を推定するために必要な、電圧降下時間Tの測定を行い、かつ電力供給部31の動作モードを容量推定モードから通常モードに戻す。
ステップs24の後、容量推定部11は、電圧降下時間Tに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を推定する(ステップs25)。具体的には、容量推定部11の記憶部には、電圧降下時間Tが取り得る範囲内の複数の値と、平滑コンデンサの容量が変化し得る範囲内の複数の値とを一対一で対応させている対応表が記憶されている。容量推定部11は、電圧降下時間Tが得られた場合には、対応表に基づいて、得られた電圧降下時間Tに対応する平滑コンデンサの容量を取得し、それを平滑コンデンサ6の現在の容量の推定値とする。
以上のような本変形例に係る電子装置によれば、負荷部200の適正入力範囲内の始点電圧値VSを測定したタイミングから、始点電圧値VSから一定量ΔVCだけ降下した、適正入力範囲内の終点電圧値VEを測定するタイミングまでの間の電圧降下時間Tを測定し、測定した電圧降下時間Tに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めている。したがって、負荷部200に適正入力範囲内の電圧値の直流電圧を供給し続けながら、平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。その結果、負荷部200を適切に動作させた状態で平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。
なお、上述の説明では、ステップs25において、容量推定部11は、電圧降下時間T及び対応表に基づいて、平滑コンデンサ6の容量を推定したがこれに限ったものではない。
例えば、一定量ΔVCをできるだけ小さく設定し、始点タイミングTS2から終点タイミングTE2までの間の電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値Iが一定であるとすると、平滑コンデンサ6の容量Cは下記の式(4)で表すことができる。
C=I・T/ΔVC ・・・(4)
容量推定部11は、予め記憶している電流値Iと、求めた電圧降下時間Tと、一定量ΔVCとを式(4)に代入することによって、平滑コンデンサ6の容量を求める。式(4)のIに代入する値としては、上述の変形例2と同様の値を採用することができる。
また、容量推定部11は、電圧降下時間Tに基づいて求めた平滑コンデンサ6の容量を、平滑コンデンサ6の容量の推定値とするのではなく、平滑コンデンサ6の容量に依存する電圧降下時間Tを平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。つまり、容量推定部11は、電圧降下時間Tを求めることによって、平滑コンデンサ6の容量を推定しても良い。この場合には、電圧降下時間Tが閾値以下か否かを判定し、その判定結果に基づいて平滑コンデンサ6が劣化しているか否かを判定する。具体的には、平滑コンデンサ6の容量が減少すると、電圧降下時間Tが小さくなることから、容量推定部11は、電圧降下時間Tが閾値以上である場合には、平滑コンデンサ6が劣化していないと判定し、一方、電圧降下時間Tが閾値よりも小さい場合には、平滑コンデンサ6が劣化していると判定する。また、電圧降下時間Tに基づいて、平滑コンデンサ6の交換時期を求めても良い。また、変形例1と同様に、電圧降下時間Tの平均値を、平滑コンデンサ6の容量の推定値としても良い。
また、始点タイミングTS2を、電力供給部31の動作モードを通常モードから容量推定モードに変化させた時点に設定する場合には、変形例7と同様に、始点電圧値VSを測定せずに、始点電圧値VSの代わりに、電力供給部31が通常モードで動作している際の供給電圧の既知の電圧値V1を使用しても良い。
<実施の形態2>
上述の実施の形態1では、式(3)または式(4)を用いて平滑コンデンサ6の容量を算出する場合、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値Iを一定とみなし、予め記憶しておいた電流値Iを使用していた。しかし、電流値Iは負荷部200の動作状況に応じても変化するため、上述のように、式(3)または式(4)を用いて算出される平滑コンデンサ6の容量が、実際の容量と異なることがある。そこで、本実施の形態では、平滑コンデンサ6の容量をより正確に推定することが可能な電子装置を提供する。以下に、本実施の形態に係る電子装置について、実施の形態1に係る電子装置との相違点を中心に説明する。
図8は、本実施の形態に係る電子装置とその周辺の構成を示す図である。図8に示すように、本実施の形態に係る容量推定部11は、電流測定部15をさらに備える。本実施の形態に係る容量推定部11が備える電流測定部15は、電力供給部31とDC−DCコンバータ20との間の導電線に接続されており、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流、つまり、電力供給部31から負荷部200に流れる電流の電流値Iを直接測定する。こうして、容量推定部11は、電流測定部15を用いて、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値Iを測定する。
図9は、本実施の形態に係る容量推定部11の推定動作を示すフローチャートである。以下、図9のフローチャートを用いて、容量推定部11の推定動作について説明する。なお、図9のフローチャートのステップs31,s32,s33,s35は、図4のフローチャートのステップs1,s2,s3,s4とそれぞれ同じである。そこで、以下、ステップs34及びステップs36についてのみ説明する。
ステップs33の後に実行されるステップs34では、タイマー14が、一定時間TCを測定し始める始点タイミングTS1から、一定時間TCを測定終了した終点タイミングTE1までの間のあるタイミングにおいて、容量推定部11は、電流測定部15を用いて、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値Iを取得する。なお、一定時間TCが大きい場合には、始点タイミングTS1での電流値I(以下「電流値IS1」と記す)と、終点タイミングTE1での電流値I(以下「電流値IE1」と記す)とは互いに大きく異なる場合がある。したがって、一定時間TCは、電流値IS1と電流値IE1とがあまり異ならないように、つまり、電流値Iが安定するように、できるだけ短く設定されておくことが望ましい。その一方で、一定時間TCは、タイマー14により精度よく計測される程度に十分長く、かつ、電圧降下量ΔVSEが電圧測定部13により精度よく測定される程度に十分長く設定されておくことが望ましい。
ステップs35に実行されるステップs36では、容量推定部11は、電流値I、電圧降下量ΔVSEに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求める。具体的には、容量推定部11は、平滑コンデンサ6の容量を上述した式(3)に基づいて算出する。
以上のような本実施の形態に係る電子装置によれば、電力供給部31から負荷部200に流れる電流についての測定された電流値Iと、電圧降下量ΔVSEとに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めている。したがって、電力供給部31から負荷部200に流れる電流の実際の電流値Iを加味して、平滑コンデンサ6の容量を求めることができる。よって、平滑コンデンサ6の容量を正確に推定することができる。
なお、以上の説明では、容量推定部11は、式(3)に基づいて平滑コンデンサ6の容量を算出した。しかしこれに限ったものではなく、容量推定部11は、電圧降下量ΔVSEが取り得る範囲内の複数の値、及び、電流値Iが取り得る範囲内の複数の値と、平滑コンデンサ6の容量が変化し得る範囲内の複数の値とを一対一で対応させている対応表に基づいて平滑コンデンサ6の容量を算出するものであってもよい。また、上述の実施の形態1の変形例5のように、容量推定部11は、始点電圧値VSが予め定められている場合には、終点電圧値VEが取り得る範囲内の複数の値、及び、電流値Iが取り得る範囲内の複数の値と、平滑コンデンサ6の容量が変化し得る範囲内の複数の値とを一対一で対応させている対応表に基づいて、平滑コンデンサ6の容量を算出するものであってもよい。
<変形例1>
図10は、本実施の形態の変形例1に係る容量推定部11の推定動作を示すフローチャートである。以下、図10のフローチャートを用いて、本変形例に係る容量推定部11の推定動作について説明する。なお、図10のフローチャートのステップs41,s42,s43,s45は、図7のフローチャートのステップs21,s22,s23,s24とそれぞれ同じである。そこで、以下、ステップs44及びステップs46についてのみ説明する。
ステップs43の後に実行されるステップs44では、タイマー14が、電圧降下時間Tを測定し始める始点タイミングTS2から、電圧降下時間Tを測定終了した終点タイミングTE2までの間のあるタイミングにおいて、容量推定部11は、電流測定部15を用いて、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値Iを測定する。なお、一定電圧降下量ΔVCが大きい場合には、始点タイミングTS2での電流値I(以下「電流値IS2」と記す)と、終点タイミングTE2での電流値I(以下「電流値IE2」と記す)とは互いに大きく異なる場合がある。したがって、一定電圧降下量ΔVCは、電流値IS2と電流値IE2とがあまり異ならないように、つまり、電流値Iが安定するように、できるだけ小さく設定されておくことが望ましい。その一方で、一定電圧降下量ΔVCは、電圧測定部13により精度よく測定される程度に十分大きく、かつ、電圧降下時間Tがタイマー14により精度よく計測される程度に十分大きく設定されておくことが望ましい。
ステップs45の後に実行されるステップs46では、容量推定部11は、電流値I、電圧降下時間Tに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求める。具体的には、容量推定部11は、平滑コンデンサ6の容量を上述した式(4)に基づいて算出する。
以上のような本変形例に係る電子装置によれば、電力供給部31から負荷部200に流れる電流についての測定された電流値Iと、電圧降下時間Tとに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めている。したがって、電力供給部31から負荷部200に流れる電流の実際の電流値Iを加味して、平滑コンデンサ6の容量を求めることができる。よって、平滑コンデンサ6の容量を正確に推定することができる。
なお、以上の説明では、容量推定部11は、式(4)に基づいて平滑コンデンサ6の容量を算出した。しかしこれに限ったものではなく、容量推定部11は、電圧降下時間Tがと取り得る範囲内の複数の値、及び、電流値Iが取り得る範囲内の複数の値と、平滑コンデンサ6の容量が変化し得る範囲内の複数の値とを一対一で対応させている対応表に基づいて平滑コンデンサ6の容量を算出するものであってもよい。
<変形例2>
以上の説明では、電流測定部15は、電力供給部31とDC−DCコンバータ20との間の導電線に接続されており、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値を直接測定した。しかしこれに限ったものではなく、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流と、DC−DCコンバータ20から負荷回路21に流れる電流との間にはあまり差が無いことから、電流測定部15は、DC−DCコンバータ20と負荷回路21との間の導電線に接続され、当該導電線に流れる電流の電流値を直接測定するものであっても良い。この場合には、DC−DCコンバータ20と負荷回路21との間の導電線に電流の電流値を、電力供給部31からDC−DCコンバータ20に流れる電流の電流値として取り扱うことになる。
<実施の形態3>
図11は、本実施の形態に係る電子装置とその周辺の構成を示す図である。図11に示すように、本実施の形態に係る負荷回路21には、制御部22が設けられている。制御部22は、負荷回路21の全体の動作を統括的に制御するとともに、負荷回路21の動作状況を示す動作状況情報を生成している。負荷回路21は、例えば、消費電流が大きい動作モード(フルパワーモード)と、消費電流が中程度の動作モード(通常モード)と、消費電流が小さい動作モード(低消費電力モード)とを有し、制御部22は、負荷回路21が現在動作している動作モードを示す情報を動作状況情報として生成する。
また、本実施の形態に係る容量推定部11には、電流推定部16が設けられている。電流推定部16は、負荷回路21で生成された動作状況情報に基づいて、電力供給部31から負荷部200に流れる電流の電流値Iを推定する。電流推定部16には、負荷回路21の各動作モードについて、当該動作モードで負荷回路21が動作した際の負荷部200での消費電流(この消費電流は、本電子装置の出荷検査等で予め求められる)が予め記憶されており、電流推定部16は、負荷回路21から受け取った動作状況情報が示す動作モードに対応する、負荷部200での消費電流を特定し、それを電流値Iの推定値とする。こうして、容量推定部11は、電流推定部16を用いて、動作状況情報に基づいて、電力供給部31から負荷部200に流れる電流の電流値Iを推定する。
図12は、本実施の形態に係る容量推定部11の推定動作を示すフローチャートである。以下、図12を用いて、容量推定部11の推定動作について説明する。なお、図12に示されるフローチャートは、図9に示されるフローチャートのステップs34を、ステップs34aに変更したものである。そこで、以下、ステップs34aについてのみ説明する。
ステップs34aでは、タイマー14が、一定時間TCを測定し始める始点タイミングTS1から、一定時間TCを測定終了した終点タイミングTE1までの間のあるタイミングにおいて、容量推定部11は、電流推定部16において、負荷回路21の現在の動作モードを示す動作状況情報を取得する。その後、容量推定部11は、電流推定部16を用いて、ステップs36を行うまでに、ステップs34aで取得した動作状況情報に基づいて、電力供給部31から負荷部200に流れる電流の電流値Iを推定する。そして、ステップs36において、容量推定部11は、推定した電流値Iを用いて平滑コンデンサ6の容量を求める。
以上のような本実施の形態に係る電子装置によれば、負荷部200の動作状況に基づいて推定した電流値Iと、電圧降下量ΔVSEとに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めている。したがって、負荷部200の動作状況に基づいて推定した電流値Iを加味して、平滑コンデンサ6の容量を求めることができる。よって、平滑コンデンサ6の容量を正確に推定することができる。
<変形例>
図13は、本実施の形態の変形例に係る容量推定部11の推定動作を示すフローチャートである。以下、図13を用いて、本変形例に係る容量推定部11の推定動作について説明する。なお、図13に示されるフローチャートは、図10に示されるフローチャートのステップs44を、ステップs44aに変更したものである。そこで、以下、本変形例に係る容量推定部11の動作について、ステップs44aについてのみ説明する。
ステップs44aでは、タイマー14が、電圧降下時間Tを測定し始める始点タイミングTS2から、電圧降下時間Tを測定終了した終点タイミングTE2までの間のあるタイミングにおいて、容量推定部11は、電流推定部16において、負荷回路21の現在の動作状況を示す動作状況情報を取得する。その後、容量推定部11は、電流推定部16を用いて、ステップs46を行うまでに、ステップs44aで取得した動作状況情報に基づいて、電力供給部31から負荷部200に流れる電流の電流値Iを推定する。そして、ステップs46において、容量推定部11は、推定した電流値Iを用いて平滑コンデンサ6の容量を求める。
以上のような本変形例に係る電子装置によれば、負荷部200の動作状況に基づいて推定された電流値Iと、電圧降下時間Tとに基づいて、平滑コンデンサ6の容量を求めている。したがって、負荷部200の動作状況に基づいて推定された電流値Iを加味して、平滑コンデンサ6の容量を求めることができる。よって、平滑コンデンサ6の容量を正確に推定することができる。
<実施の形態4>
図14は、本実施の形態に係る電子装置の構成を示す図である。図に示すように、本実施の形態に係る電子装置は、電力供給装置400と、上述の負荷部200とを備える。電力供給装置400は、電力供給部32と、上述の容量推定部11とを備えている。電力供給部32は、上述の電源入力部1、整流回路2、スイッチ素子4、平滑コンデンサ6及びスイッチ制御部9を備える。以下、本実施の形態に係る電子装置が、実施の形態1に係る電子装置と異なる点について説明する。
電力供給部32は、整流回路2により、電源入力部1を介して交流電源26から入力される電力に基づいて直流電圧Vaを生成する。そして、電力供給部32は、生成した直流電圧Vaを平滑コンデンサ6に供給し、平滑コンデンサ6により平滑された直流電圧VaをDC−DCコンバータ20、つまり、負荷部200に、供給電圧として供給する。
電力供給部32は、上述の電力供給部31と同様に、動作モードとして、通常モードと容量推定モードとを有する。電力供給部32の動作モードが通常モードである場合には、スイッチ制御部9は、スイッチ素子4をONにする。このとき、平滑コンデンサ6の両端における直流電圧Vbの電圧値は、整流回路2から出力される直流電圧Vaを平滑した電圧値とほぼ等しくなる。なお、本実施の形態では、整流回路2から供給される直流電圧Vaのピーク値は、負荷部200の適正入力範囲の下限電圧値VLより大きい電圧値に設定されているものとする。これにより、電力供給部32の動作モードが、通常モードである場合には、電力供給部32から負荷部200への供給電圧の電圧値が、負荷部200の適正入力範囲内の電圧値V1(VL<V1<VH)となる。
一方、電力供給部32の動作モードが容量推定モードの場合には、スイッチ制御部9は、スイッチ素子4をOFFに固定する。これにより、平滑コンデンサ6に対する直流電圧Vaの供給が停止され、負荷部200には平滑コンデンサ6のみから電力が供給されるようになる。そのため、平滑コンデンサ6に充電されている電荷は、負荷部200に移動し、平滑コンデンサ6は放電していく。その結果、平滑コンデンサ6の両端における直流電圧Vbの電圧値は、電圧値V1から徐々に小さくなっていく。つまり、電力供給部32から負荷部200への供給電圧の電圧値は、電圧値V1から降下していく。
電力供給部32の動作モードが、仮に容量推定モードのままにされている場合には、平滑コンデンサ6における直流電圧Vbの電圧値は、負荷部200の適正入力範囲の下限電圧値VLより小さくなる。したがって、電力供給部32の動作モードが仮に容量推定モードのままにされている場合には、電力供給部32から負荷部200への供給電圧の電圧値は、通常モード時の電圧値V1や負荷部200の適正入力範囲の下限電圧値VLより小さくなる。
本実施の形態に係る容量推定部11は、実施の形態1に係る容量推定部11と同様の推定動作を行うことにより、平滑コンデンサ6の容量を推定する。したがって、本実施の形態に係る電子装置によれば、実施の形態1に係る電子装置と同様に、負荷部200に適正入力範囲内の電圧値の直流電圧を供給し続けながら、平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。その結果、負荷部200を適切に動作させた状態で平滑コンデンサ6の容量を推定することができる。なお、本実施の形態に係る電子装置は、実施の形態1に係る電子装置において、平滑コンデンサ6に直流電圧を供給する電力供給部の構成を変更しただけのものであるため、本実施の形態に係る電子装置についても、実施の形態1での変形例、実施の形態2及びその変形例、実施の形態3及びその変形例と同様の構成及び動作を適用することができる。
6 平滑コンデンサ
11 容量推定部
31,32 電力供給部
20 DC−DCコンバータ
100,400 電力供給装置
200 負荷部

Claims (13)

  1. 外部からの電力に基づいて生成した直流電圧を平滑コンデンサに供給することによって得られる、平滑された直流電圧を供給電圧として負荷部に供給する電力供給部と、
    前記平滑コンデンサの容量を推定する容量推定部と
    を備え、
    前記電力供給部は、前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の適正入力範囲内になるように直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する通常モードと、前記平滑コンデンサに対する直流電圧の供給を停止するか、あるいは前記通常モードよりも小さい電圧値の直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する容量推定モードとを動作モードとして有し、
    前記容量推定部は、
    前記電力供給部の動作モードを前記通常モードから前記容量推定モードに変化させて、その後、前記平滑コンデンサの放電により降下し続ける前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の前記適正入力範囲の下限値を下回らないまでに、前記平滑コンデンサの容量を推定するために必要な、前記供給電圧に関する測定を行い、かつ前記電力供給部の動作モードを前記容量推定モードから前記通常モードに戻し、
    前記容量推定部は、少なくとも前記供給電圧に関する測定の結果に基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する、電力供給装置。
  2. 請求項1に記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定部は、前記供給電圧に関する測定として、所定時間だけ異なる第1及び第2タイミングにおける前記供給電圧の電圧値を測定する、電力供給装置。
  3. 請求項2に記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定部は、前記第1タイミングにおいて測定した前記供給電圧の電圧値と、前記第2タイミングにおいて測定した前記供給電圧の電圧値との差を求め、当該差に基づいて前記平滑コンデンサの容量を求める、電力供給装置。
  4. 請求項1に記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定値は、前記供給電圧に関する測定として、前記電力供給部の動作モードを前記通常モードから前記容量推定モードに変化させた第1タイミングから所定時間経過した第2タイミングにおいて前記供給電圧値の電圧値を測定する、電力供給装置。
  5. 請求項4に記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定値は、前記電力供給部の動作モードが通常モードである際の前記供給電圧の既知の電圧値と、前記第2タイミングにおいて測定した電圧値との差を求め、当該差に基づいて前記平滑コンデンサの容量を求める、電力供給装置。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定部は、前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を測定し、
    当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する、
    電力供給装置。
  7. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定部は、前記第1タイミングから前記第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記負荷部からその動作状況を示す動作状況情報を取得し、
    当該動作状況情報に基づいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を推定し、当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する、電力供給装置。
  8. 請求項1に記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定部は、前記供給電圧に関する測定として、前記供給電圧の電圧値が所定量降下するまでにかかる時間を測定する、電力供給装置。
  9. 請求項8に記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定部は、前記時間を測定し始める第1タイミングから、前記時間を測定終了した第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を測定し、
    当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する、電力供給装置。
  10. 請求項8に記載の電力供給装置であって、
    前記容量推定部は、前記時間を測定し始める第1タイミングから、前記時間を測定終了した第2タイミングまでの間のあるタイミングにおいて、前記負荷部からその動作状況を示す動作状況情報を取得し、
    当該動作状況情報に基づいて、前記電力供給部から前記負荷部に流れる電流の電流値を推定し、当該電流値と前記供給電圧に関する測定の結果とに基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する、電力供給装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の電力供給装置と、
    前記負荷部と
    を備える、電子装置。
  12. 請求項11に記載の電子装置であって、
    前記負荷部は、前記供給電圧を降圧して出力するDC−DCコンバータを含む、電子装置。
  13. 外部からの電力に基づいて生成した直流電圧を平滑コンデンサに供給することによって得られる、平滑された直流電圧を供給電圧として負荷部に供給する電力供給部における当該平滑コンデンサの容量を推定するコンデンサ容量推定方法であって、
    前記電力供給部は、前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の適正入力範囲内になるように直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する通常モードと、前記平滑コンデンサに対する直流電圧の供給を停止するか、あるいは前記通常モードよりも小さい電圧値の直流電圧を前記平滑コンデンサに供給する容量推定モードとを動作モードとして有し、
    (a)前記電力供給部の動作モードを前記通常モードから前記容量推定モードに変化させて、その後、前記平滑コンデンサの放電により降下し続ける前記供給電圧の電圧値が、前記負荷部の前記適正入力範囲の下限値を下回らないまでに、前記平滑コンデンサの容量を推定するために必要な、前記供給電圧に関する測定を行い、かつ前記電力供給部の動作モードを前記容量推定モードから前記通常モードに戻す工程と、
    (b)少なくとも前記供給電圧に関する測定の結果に基づいて、前記平滑コンデンサの容量を推定する工程と
    を備える、コンデンサ容量推定方法。
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