JP2010258718A - 無線装置及び受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号波の伝送速度選択とアンテナダイバーシチを制御して、フェージング環境に適合すると共に節電に配慮した受信条件の設定を迅速に行う。
【解決手段】携帯通信端末1は、地上波ディジタルテレビジョン放送(DTTB)のフルセグ放送波又はワンセグ放送波を、アンテナダイバーシチ受信又はシングル(ダイバーシチを行わない)受信の条件で受信することができる。携帯通信端末1は自身の移動速度を検出し、その結果に基づいて受信信号の搬送波電力対雑音電力比(CNR)に対してしきい値(1)としきい値(2)を可変に設定することができる。携帯通信端末1は、受信信号のCNRがしきい値(1)を下回るならばワンセグ受信、しきい値(1)以上でしきい値(2)以下ならばフルセグ、ダイバーシチ受信、しきい値(2)を上回るならばフルセグ受信するように制御することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は無線装置及び受信方法に係り、特にアンテナダイバーシチ機能を備えた無線装置及び該無線装置の受信方法に関する。
通信又は放送の分野において、伝送速度や周波数チャネルの条件を異にする2種類以上の方式により映像や音声を含む情報を伝送するシステムが知られている。その一例が、地上波ディジタルテレビジョン放送(以下、英文呼称の頭文字をとってDTTBと略す。)のシステムである。
DTTBシステムにおいては、UHF帯(470−770メガヘルツ(MHz))を50のチャネルに分け、そのうち1つのチャネルの周波数帯域幅6MHz(実効5.57MHz帯域幅とチャンネル間約430KHz幅のガードバンド)をさらに13のセグメントに分けている。全13セグメントのうち、高画質のハイビジョン放送には12セグメントが、標準画質放送には4セグメントがそれぞれ割り当てられる(12セグメントを割り当てられた放送がいわゆるフルセグ放送である。)。
移動端末(例えば携帯電話)に関しては、画面サイズ及び表示性能の制約を考慮して1セグメントを割り当て(いわゆるワンセグ放送)、相対的に低解像度の画面再生が可能であるほか、機種によってはフルセグ放送を受信できるものもある。そのような移動端末は、フェージングに起因する伝送特性の劣化を補うために、ダイバーシチ受信方式をとることがある。移動端末が複数のアンテナを切り換えたりして行うアンテナダイバーシチが、その代表例である。
移動端末は電池駆動されることから、固定型の機器に比べて消費電力の制約が大きい。そのため、アンテナダイバーシチ機能を備えていても、強電界下で良好な受信品質が得られる(ビット誤り率が所定の値以下である)場合には一方のアンテナのみを用いて受信し(シングル受信)、弱電界下で受信品質が低下した(ビット誤り率が所定の値を超える)場合にダイバーシチ受信するように制御することがある。
ところで、移動通信環境において所定の値以下のビット誤り率を与える信号波の搬送波電力対雑音電力比(所要CNR)は、移動速度に依存して変動することが知られている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照。)。上記の特許文献1又は特許文献2は、移動端末の移動速度を検出し、その検出結果に対応してシングル受信とダイバーシチ受信を切り換えるためのCNRのしきい値を設定するという技術を開示している。
特開2007−221640号公報(第12ページ、図4) 特開2007−116454号公報(第11ページ、図11)
移動端末(移動通信又は移動中の放送受信に適した小型の無線装置)の消費電力はアンテナダイバーシチの如何だけでなく、やりとりする信号波の伝送速度にも左右される。上述したDTTBのワンセグ受信とフルセグ受信の差はその一例であり、表示画面の解像度の差に直結することから消費電力に与える影響が大きい。上記の特許文献1又は特許文献2に開示された技術は、そのような信号波の伝送速度に対応する制御を行うことができないという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、無線装置の移動速度に対応して設定したしきい値に基づいて信号波の伝送速度を選択すると共にアンテナダイバーシチを制御し、フェージング環境に適合すると共に節電に配慮した受信条件の設定を迅速に行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線装置は、伝送速度が相異なる2種類以上の信号波を、2基以上のアンテナを用いるダイバーシチ受信方式又は1基のアンテナを用いるシングル受信方式により切り換えて受信することができる無線装置において、移動速度を検出することができる速度検出手段と、前記2種類以上の信号波のいずれかと前記ダイバーシチ又はシングル受信方式の組み合わせにより定まる受信モードにしたがって前記信号波を受信することができる受信手段と、前記受信手段が受信する信号の品質を検出することができる受信品質検出手段と、前記速度検出手段が検出した移動速度に対応して前記受信信号の品質に係るしきい値を可変に設定し、かつ、前記受信品質検出手段が検出した信号の品質と前記しきい値の大小により前記受信モードを選択して前記受信手段に対して指示することができる制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の受信方法は、伝送速度が相異なる2種類以上の信号波を、2基以上のアンテナを用いるダイバーシチ受信方式又は1基のアンテナを用いるシングル受信方式により切り換えて受信する無線装置の受信方法において、前記無線装置の移動速度を検出し、前記検出した移動速度に対応して受信信号の品質に係るしきい値を可変に設定し、受信信号の品質を検出して前記しきい値との大小を判定し、前記判定の結果により、前記2種類以上の信号波のいずれかと前記ダイバーシチ又はシングル受信方式のいずれかの組み合わせにより定まる2以上のモードを切り換えて前記信号波を受信することを特徴とする。
本発明によれば、受信信号の品質としきい値を比較して伝送速度とアンテナダイバーシチの組み合わせに係る受信モードを選択することにより、無線装置の移動速度に対応して設定したしきい値に基づいて信号波の伝送速度を選択すると共にアンテナダイバーシチを制御し、フェージング環境に適合すると共に節電に配慮した受信条件の設定を迅速に行うことができる。
本発明の実施例1に係る無線装置である携帯通信端末の外観図。 本発明の実施例1に係る携帯通信端末のブロック図。 本発明の実施例1に係る携帯通信端末のテレビジョン放送受信部のブロック図。 本発明の実施例1に係る携帯通信端末のテレビジョン放送受信制御部のブロック図。 本発明の実施例1に係るCNRの測定データ、しきい値及び受信モード設定の関係を例示する概念図。 本発明の実施例2に係る無線装置である携帯通信端末のブロック図。 本発明の実施例2に係る携帯通信端末のCNRの測定データ、しきい値及び受信モード設定の第1の例を表す概念図。 本発明の実施例2に係る携帯通信端末のCNRの測定データ、しきい値及び受信モード設定の第2の例を表す概念図。 本発明の実施例2に係る携帯通信端末のCNRの測定データ、しきい値及び受信モード設定の第3の例を表す概念図。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
以下、図1ないし図5を参照して、本発明の実施例1を説明する。図1は、本発明の実施例1に係る無線装置であるテレビジョン放送受信機能を備えた携帯通信端末1の外観図である。携帯通信端末1は、第1筐体11と第2筐体12が開閉可能に接続されて構成される。図1は、第1筐体11と第2筐体12が互いに開いた状態を使用者側(正面側)から見て表したものである。ただし、携帯通信端末1の筐体構成は、図1に表したようないわゆる折りたたみ型に限るものではない。
第1筐体11には、例えば液晶デバイスからなる表示部14が取り付けられている。表示部14はテキスト又は画像を表示することができ、携帯通信端末1は表示部14を用いて画面表示を伴うアプリケーション(例えば電子メール送受信、ウェブページ閲覧、電話帳の作成と閲覧、その他)を実行することができる。第1筐体11には、受話部15が取り付けられている。第2筐体12には、送話部16が取り付けられている。携帯通信端末1は、受話部15と送話部16を備えたことにより、音声通話に用いることができる。
第2筐体12には、複数の操作キーからなる操作部17(破線の枠で囲んで表す。)が取り付けられている。操作部17は、図示しない第1筐体11又は第2筐体12の側面又は背面に設けられた操作キーを含んでもよい。操作部17に属する操作キーが操作されることにより、携帯通信端末1の起動、停止操作又はテキストや操作コマンドの入力が可能になる。上述した表示部14、受話部15、送話部16及び操作部17は、いずれも携帯通信端末1のヒューマンインターフェース手段として機能する。
図2は、携帯通信端末1のブロック図である。携帯通信端末1は、アンテナ19と送受信部20を備え、図示しない移動通信基地局との間で電波の送受信をすることができる。携帯通信端末1は、音声インターフェース部21、制御部22、ランダムアクセスメモリ(RAM)23及び読み出し専用メモリ(ROM)24を備えている。
送受信部20、音声インターフェース部21、RAM23及びROM24並びに図1を参照して説明した表示部14及び操作部17は、例えば共通バスを通してそれぞれ制御部22に接続され、制御部22によって監視及び制御される。制御部22は、例えばマイクロプロセッサのような処理デバイスが単一で、又は複数のチップが組み合わされて構成される。なお、携帯通信端末1の主要な構成(上述したもの、及び後述するもの)は、それぞれ図2に示すように例えば上記の共通バスを介して制御部22と接続され、又は互いに接続されている。
RAM23は、携帯通信端末1の機能を実現するために制御部22が所要のプログラム又はデータを随時読み書きして使用するメモリである。ROM24は、プログラム又はデータが予め書き込まれたメモリである。
音声通話の場合、相手方から上記の基地局を通して送られてくる符号化された音声信号は、アンテナ19を経て送受信部20において受信されると共に復調及び誤り訂正復号等の処理がされ、さらに音声インターフェース部21においてアナログ音声信号に変換されると共に受話部15から再生される。また、送話部16がピックアップした音声は音声インターフェース部21においてディジタル音声信号に変換され、送受信部20において誤り訂正符号化、変調及び増幅された後アンテナ19から基地局へ向けて送信される。
データ通信の場合、相手方から上記の基地局を通して送られてくるデータ信号は、アンテナ19を経て送受信部20において受信されると共に復調、誤り訂正等の処理がされ、制御部22に送られてRAM23に書き込まれたり表示部14に表示されたりする。また、操作部17から入力されたりRAM23から読み出されたりしたデータは、送受信部20において誤り訂正符号化、変調及び増幅された後アンテナ19から基地局へ向けて送信される。
携帯通信端末1は、第1テレビジョン放送受信アンテナ(以下、第1TVアンテナと略す。)25a及び第2テレビジョン放送受信アンテナ(以下、第2TVアンテナと略す。)25b、テレビジョン放送受信部(以下、TV受信部と略す。)26並びに速度検出部27を備えている。TV受信部26の内部の構成については、図3を参照して後述する。速度検出部27は携帯通信端末1の移動速度を検出するもので、例えば加速度センサ又は全地球航法システム(GPS)受信機であるが、TV受信部26に内蔵するテレビジョン放送波のドップラ周波数検出手段であってもよい。
図3は、TV受信部26の内部の構成を表すブロック図である。TV受信部26は、第1高周波部28a、第2高周波部28b及び復調・復号部29を備えている。第1高周波部28aは、第1TVアンテナ25aを通してDTTB(フルセグ放送又はワンセグ放送)波を受信することができる。第2高周波部28bは、第2TVアンテナ25bを通してDTTB波を受信することができる。
TV受信部26は、復調・復号部29を備えている。復調・復号部29は、第1高周波部28a又は第2高周波部28bからDTTB波の受信信号を得て、搬送された画像・音声信号を復調及び復号し、それぞれ表示部14及び音声インターフェース部21に送ることができる。表示部14は、復号されたDTTBの放映画像を表示することができる。音声インターフェース部21は、復号されたDTTBの音声を受話部15又は図示しないイヤホンジャック等から再生させることができる。
復調・復号部29は、放送波の受信信号における搬送波電力対雑音電力比(CNR)を測定し、図4を参照して後述するテレビジョン放送受信制御部(TV受信制御部)30に送ることができる。復調・復号部29は、フルセグ受信又はワンセグ受信のいずれかと、第1TVアンテナ25a及び第2TVアンテナ25bの一方を用いるシングル受信方式又は両方を用いるダイバーシチ受信方式の組み合わせにより定まる受信モードを指示する制御信号をTV受信制御部30から得て、受信モードを設定することができる。復調・復号部29は、設定した受信モードにしたがってDTTB波に対する復調及び復号の処理を行うことができる。
再び図2を参照して、携帯通信端末1の構成を引き続き説明する。携帯通信端末1は、テレビジョン放送受信制御部(以下、TV受信制御部と略す。)30を備えている。図4は、TV受信制御部30の内部の構成を表すブロック図である。TV受信制御部30は、しきい値設定部31と、受信モード選択部32を備えている。
しきい値設定部31は、速度検出部27が検出した携帯通信端末1の移動速度のデータを得て、移動速度に依存するCNRの1以上のしきい値を設定する。このしきい値の設定は、従来技術(例えば特許文献1参照。)に基づいて行うことができる。受信モード選択部32は、TV受信部26の復調・復号部29からCNRの測定結果のデータを得て、しきい値設定部31が設定したしきい値と比較する。受信モード選択部32は、CNRの測定データと1以上のしきい値の大小関係に基づき受信モードを選択して、TV受信部26に対して指示する。
図5を参照して、上記の受信モード設定の一例を説明する。図5は、実施例1におけるCNRの測定データと、CNRのしきい値と、受信モード設定の関係を例示する概念図である。図5に示した例においては、しきい値設定部31は2通りのCNRのしきい値(しきい値(1)及びしきい値(2)、後者は前者より大きい。)を設定する。当該しきい値(1)及びしきい値(2)が携帯通信端末1の移動速度のデータに依存することは、前述の通りである。
受信モード選択部32は、CNRの測定データと上記のしきい値(1)及びしきい値(2)を比較する。CNRの測定データがしきい値(1)を下回るならば、受信モード選択部32はワンセグ受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。フェージングの影響が大きい低CNRの条件下では、伝送速度の大きいフルセグ放送波を良好な状態で受信することが難しいからである。
CNRの測定データがしきい値(1)以上でしきい値(2)以下であるならば、受信モード選択部32はフルセグ、ダイバーシチ受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。CNRの上記の範囲では一応フルセグ放送波を受信することができるが、フェージングに起因する伝送特性の劣化を補うためにはダイバーシチ受信することが適切である。
CNRの測定データがしきい値(2)を上回るならば、受信モード選択部32はフルセグ、シングル受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。十分なCNRが得られる条件下では、ダイバーシチ受信よりも消費電力を抑えられるシングル受信を良好な状態で行うことができるからである。
以上に説明した受信モードの設定は一例であって、各種の変形が可能である。例えば、信号波の伝送速度はフルセグ又はワンセグの2通りとして説明したが、より多種類の伝送速度を選択させるシステムもあり得る。ダイバーシチ受信に関しても、単なるシングル受信との切り換えだけでなく、例えばさらに合成ダイバーシチ受信を選択肢に含むケースがあり得る。
なお、実施例1では受信品質をCNRで表すものとしたが、例えばビット誤り率(BER)等の他のパラメータで表してもよい。実施例1に係る無線装置は、必ずしも携帯電話機のような携帯通信端末に限るものではない。
本発明の実施例1によれば、無線装置の移動速度に対応して設定したしきい値に基づいて信号波の伝送速度選択とアンテナダイバーシチ設定を同時に行うことにより、フェージング環境に適合すると共に節電に配慮した受信条件の設定を迅速に行うことができる。
以下、図6ないし図9を参照して、本発明の実施例2を説明する。図6は、本発明の実施例2に係る無線装置であるテレビジョン放送受信機能を備えた携帯通信端末5のブロック図である。携帯通信端末5は、電池格納部51と電池残量検出部52を備えている。
電池格納部51は図示しない電池を格納し、携帯通信端末5の各部に電池出力を供給することができる。電池残量検出部52は例えば電池格納部51の電極に接続して電圧を測定することにより、電池残量レベルを検出することができる。図6に表した携帯通信端末5のその他の構成は、図2に同じ符号を付して表した実施例1に係る携帯通信端末1の構成とそれぞれ同じであるから、説明を省略する。なお、TV受信部26及びTV受信制御部30の構成は、それぞれ図3及び図4に表したとおりである。
実施例2に係る携帯通信端末5のしきい値設定部31は、速度検出部27が検出した携帯通信端末5の移動速度のデータと電池残量検出部52が検出した電池残量レベルのデータを得て、CNRの1以上のしきい値を設定する。
実施例1に係る携帯通信端末1のしきい値設定部31は、例えばワンセグ受信とフルセグ、ダイバーシチ受信を切り換えるしきい値を、移動速度が小さいときは下げて移動速度が大きいときは上げるように制御することができた。実施例2に係る携帯通信端末5のしきい値設定部31は、上記のように設定したしきい値を、例えばさらに電池残量レベルが低いときは上げて高いときは下げるように制御することができる。
受信モード選択部32は、実施例1の場合と同様にTV受信部26の復調・復号部29からCNRの測定結果のデータを得て、しきい値設定部31が設定したしきい値と比較する。受信モード選択部32は、CNRの測定データと1以上のしきい値の大小関係に基づき受信モードを選択して、TV受信部26に対して指示する。
図7を参照して、上記の受信モード設定の第1の例を説明する。図7は、実施例2におけるCNRの測定データと、CNRのしきい値と、受信モード設定の関係を表す第1の例を示す概念図である。図7に示した例においては、しきい値設定部31は2通りのCNRのしきい値(しきい値(1)及びしきい値(2)、後者は前者より大きい。)を設定する。当該しきい値(1)及びしきい値(2)が携帯通信端末5の移動速度のデータ及び電池残量レベルのデータに依存することは、前述の通りである。
受信モード選択部32は、CNRの測定データと上記のしきい値(1)及びしきい値(2)を比較する。CNRの測定データがしきい値(1)を下回るならば、受信モード選択部32はワンセグ受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。フェージングの影響が大きい低CNRの条件下では、伝送速度の大きいフルセグ放送波を良好な状態で受信することが難しいからである。
CNRの測定データがしきい値(1)以上でしきい値(2)以下であるならば、受信モード選択部32はフルセグ、ダイバーシチ受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。CNRの上記の範囲では一応フルセグ放送波を受信することができるが、フェージングに起因する伝送特性の劣化を補うためにはダイバーシチ受信することが適切である。
CNRの測定データがしきい値(2)を上回るならば、受信モード選択部32はフルセグ、シングル受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。十分なCNRが得られる条件下では、ダイバーシチ受信よりも消費電力を抑えられるシングル受信を良好な状態で行うことができるからである。
図8を参照して、上記の受信モード設定の第2の例を説明する。図8は、CNRの測定データと、CNRのしきい値と、受信モード設定の関係を表す第2の例を示す概念図である。図8に示した例においては、電池残量レベルが予め定めた限界レベルを下回り、図7に示した第1の例の場合より低いものと仮定する。この場合、しきい値設定部31はCNRのしきい値を1つだけ設定する(実際には、例えば図7に示したしきい値(1)又はしきい値(2)のいずれか一方に有意でない範囲の値を与え、他方を移動速度及び電池残量レベルに対応して設定する。)。
受信モード選択部32は、CNRの測定データと上記のしきい値を比較する。CNRの測定データがしきい値を下回るならば、受信モード選択部32はワンセグ受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。フェージングの影響が大きい低CNRの条件下では、伝送速度の大きいフルセグ放送波を良好な状態で受信することが難しいからである。
CNRの測定データがしきい値を上回るならば、受信モード選択部32はフルセグ、シングル受信のモードを選択して復調・復号部29に指示する。この場合、フルセグ受信に足りるCNRが一応得られるとの前提であるが、第1の例の場合より電津残量レベルが低下しているので、消費電力を抑えるためにダイバーシチ受信を行わないようにしている。
図9を参照して、上記の受信モード設定の第3の例を説明する。図9は、CNRの測定データと受信モード設定の関係を表す第3の例を示す概念図である。図9に示した例においては、電池残量レベルが予め定めた限界レベルを下回り、図8に示した第2の例の場合より低いものと仮定する。この場合、しきい値設定部31はCNRのしきい値を設定しない(実際には、例えば図8に示したしきい値に有意でない範囲の値を与える。)。
この場合、受信モード選択部32はCNRの測定データ値によらずワンセグ受信のモードを選択して、復調・復号部29に指示する。電池残量レベルの低下が著しいため、CNRとは無関係にフルセグ受信を行わないようにしている。
なお、実施例2では受信品質をCNRで表すものとしたが、例えばビット誤り率(BER)等の他のパラメータで表してもよい。実施例2に係る無線装置は、必ずしも携帯電話機のような携帯通信端末に限るものではない。
本発明の実施例2によれば、移動速度だけでなく電池残量レベルにも合わせて受信品質のしきい値を設定し、電池残量が低下したときに節電を図ることができるという付加的な効果が得られる。
以上の実施例において説明した無線装置の形状、構成、接続、機能等の条件は例示であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまな変形が可能である。
1、5 携帯通信端末
11 第1筐体
12 第2筐体
14 表示部
15 受話部
16 送話部
17 操作部
19 アンテナ
20 送受信部
21 音声インターフェース部
22 制御部
23 RAM
24 ROM
25a 第1TVアンテナ
25b 第2TVアンテナ
26 TV受信部
27 速度検出部
28a 第1高周波部
28b 第2高周波部
29 復調・復号部
30 TV受信制御部
31 しきい値設定部
32 受信モード選択部
51 電池格納部
52 電池残量検出部

Claims (9)

  1. 伝送速度が相異なる2種類以上の信号波を、2基以上のアンテナを用いるダイバーシチ受信方式又は1基のアンテナを用いるシングル受信方式により切り換えて受信することができる無線装置において、
    移動速度を検出することができる速度検出手段と、
    前記2種類以上の信号波のいずれかと前記ダイバーシチ又はシングル受信方式の組み合わせにより定まる受信モードにしたがって前記信号波を受信することができる受信手段と、
    前記受信手段が受信する信号の品質を検出することができる受信品質検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した移動速度に対応して前記受信信号の品質に係るしきい値を可変に設定し、かつ、前記受信品質検出手段が検出した信号の品質と前記しきい値の大小により前記受信モードを選択して前記受信手段に対して指示することができる制御手段と
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  2. 前記制御手段は、前記しきい値として第1の値と前記第1の値より大きい第2の値を可変に設定すると共に、
    前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記第1の値を下回るならば、 前記受信手段が前記2種類以上の信号波のうち第1の信号波を受信するように指示し、
    前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記第1の値以上で前記第2の値以下であるならば、前記受信手段が前記2種類以上の信号波のうち前記第1の信号波より伝送速度の高い第2の信号波をダイバーシチ受信するように指示し、
    前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記第2の値を上回るならば、前記受信手段が前記第2の信号波をシングル受信するように指示することができることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 伝送速度が相異なる2種類以上の信号波を、2基以上のアンテナを用いるダイバーシチ受信方式又は1基のアンテナを用いるシングル受信方式により切り換えて受信することができ、かつ、電池駆動されることができる無線装置において、
    前記2種類以上の信号波のいずれかと前記ダイバーシチ又はシングル受信方式の組み合わせにより定まる受信モードにしたがって前記信号波を受信することができる受信手段と、
    前記受信手段が受信する信号の品質を検出することができる受信品質検出手段と、
    移動速度を検出することができる速度検出手段と、
    電池残量レベルを検出することができる電池残量レベル検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した移動速度及び前記電池残量レベル検出手段が検出した電池残量レベルに対応して前記受信信号の品質に係るしきい値を可変に設定し、かつ、前記受信品質検出手段が検出した信号の品質と前記しきい値の大小により前記受信モードを選択して前記受信手段に対して指示することができる制御手段と
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  4. 前記制御手段は、前記しきい値として第1の値と前記第1の値より大きい第2の値を可変に設定すると共に、
    前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記第1の値を下回るならば、前記受信手段が前記2種類以上の信号波のうち第1の信号波を受信するように指示し、
    前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記第1の値以上で前記第2の値以下であるならば、前記受信手段が前記2種類以上の信号波のうち前記第1の信号波より伝送速度の高い第2の信号波をダイバーシチ受信するように指示し、
    前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記第2の値を上回るならば、前記受信手段が前記第2の信号波をシングル受信するように指示することができることを特徴とする請求項3に記載の無線装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記電池残量レベル検出手段が検出した電池残量レベルが予め定めた限界レベルを下回り、かつ、前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記しきい値を下回るならば、前記受信手段が前記2種類以上の信号波のうち第1の信号波を受信するように指示し、
    前記電池残量レベル検出手段が検出した電池残量レベルが前記限界レベルを下回り、かつ、前記受信品質検出手段が検出した信号の品質が前記しきい値以上であるならば、前記受信手段が前記2種類以上の信号波のうち前記第1の信号波より伝送速度の高い第2の信号波をシングル受信するように指示することができることを特徴とする請求項3に記載の無線装置。
  6. 前記制御手段は、前記電池残量レベル検出手段が検出した電池残量レベルが予め定めた限界レベルを下回るならば、前記受信手段が前記2種類以上の信号波のうち1種類の信号波を受信するように指示することができることを特徴とする請求項3に記載の無線装置。
  7. 前記第1の信号波及び前記第2の信号波は、それぞれ地上波ディジタルテレビジョン放送のワンセグメント放送波及びフルセグメント放送波であることを特徴とする請求項2、請求項5又は請求項6のいずれか1項に記載の無線装置。
  8. 伝送速度が相異なる2種類以上の信号波を、2基以上のアンテナを用いるダイバーシチ受信方式又は1基のアンテナを用いるシングル受信方式により切り換えて受信する無線装置の受信方法において、
    前記無線装置の移動速度を検出し、
    前記検出した移動速度に対応して受信信号の品質に係るしきい値を可変に設定し、
    受信信号の品質を検出して前記しきい値との大小を判定し、
    前記判定の結果により、前記2種類以上の信号波のいずれかと前記ダイバーシチ又はシングル受信方式のいずれかの組み合わせにより定まる2以上のモードを切り換えて前記信号波を受信する
    ことを特徴とする受信方法。
  9. 伝送速度が相異なる2種類以上の信号波を、2基以上のアンテナを用いるダイバーシチ受信方式又は1基のアンテナを用いるシングル受信方式により切り換えて受信する、電池駆動された無線装置の受信方法において、
    電池残量レベルを検出し、
    前記無線装置の移動速度を検出し、
    前記検出した電池残量レベル及び前記検出した移動速度に対応して受信信号の品質に係るしきい値を可変に設定し、
    受信信号の品質を検出して前記しきい値との大小を判定し、
    前記判定の結果により、前記2種類以上の信号波のいずれかと前記ダイバーシチ又はシングル受信方式のいずれかの組み合わせにより定まる2以上のモードを切り換えて前記信号波を受信する
    ことを特徴とする受信方法。
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