JP2005117172A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる機能を複合化させた電子機器において、消費電力の低減と、ユーザの使用感の向上との両立が図れる電子機器を提供する。
【解決手段】 機能モードに関連した表示制御モードによって表示制御が行なわれる第1の表示部34と、上記機能モードが、ユーザが第1の表示部34に表示された画面を見続ける第1の機能モード、ユーザが第1の表示部34に表示された画面を見ながら何らかの操作を行う第2の機能モードの何れであるかを判断するCPU11と、該CPU11の判断結果に対応した表示制御モードによって、上記第1の表示部34の表示制御を行う表示制御部27とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、異なる機能を複合化した電子機器に関し、特に、携帯電話およびPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末機能と、ビデオ録画/再生機能と、ストリーミング再生機能と、TV放送受信機能とを複合化した電子機器に関するものである。
現在、全国で視聴されているアナログ地上放送に代わる新しい地上デジタル放送の準備が進んでいる。この地上デジタル放送は、2003年に関東、近畿、東海の3大都市圏で開始され、2006年には全国へ拡大される計画である。これにともない、現行のアナログ地上放送も2011年には廃止される予定になっている。
この地上デジタル放送の技術規格ISDB (Integrated Services Digital Broadcasting) −Tでは、変調方式に多数の搬送波(キャリア)を使用するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)が採用されている。このOFDM変調方式を使用すれば、ビルによる反射など複数の伝播経路(マルチパス)によるゴースト妨害の抑制が可能となる。
また、ISDB−Tでは、キャリア間隔を規定する伝送モードやキャリア毎の変調方式、有効シンボル長毎に設ける時間軸方向のガードインターバルがそれぞれ複数規定されており、極めて多数の信号形式が規格の上では許容されている。実際には、これらの中から、固定受信や移動受信などのサービスに応じて最適な形式が選択されることになる。
また、ISDB−Tでは1つのチャンネル(帯域幅約5.6MHz)を13セグメント(1セグメント=約430kHz)に分割し、これを単位に変調方式を変えることになる。これによって、1つのチャンネルで音声放送とハイビジョン放送、標準固定放送と移動体放送といったように、放送局は任意に信号構成を決定することができる。
さらに、ISDB−Tは、時間軸方向のインターリーブを取り入れており、利用する電波も移動体への伝送に適していることから、車載テレビなどの移動受信機やPDAや携帯電話などの携帯端末でも安定した受信が可能となることが大きな特徴の一つとして挙げられる。今後、このような移動受信を想定したサービスも大いに期待されている。
以上のことから、地上デジタル放送が受信できる機能を、携帯移動端末である例えば携帯電話に複合化した電子機器が種々提案されている。
ところで、携帯電話およびPDA等の携帯移動端末にTV機能を複合化させた場合、それぞれの機能に応じた表示制御が必要となる。具体的には、現在の携帯電話およびPDAでは、操作しながら画面を見る必要があり、操作をしていない場合は使用していないと判断され、画面の照明を消灯している。一方、TVの視聴形態としては、特にTVを操作することなく、画面を見つづけるのが一般的である。
特に、携帯移動端末の場合、多くは表示装置に液晶表示パネルを使用している。この液晶表示パネルには、通常、照明装置としてバックライトが設けられており、このバックライトにおける消費電力が非常に大きいので、上述のように、操作しない場合には、表示部のバックライトを減光するかあるいは消灯する等の措置が講じられ、消費電力を抑えるようにしている。これらの技術については、特許文献1ないし特許文献4に開示されている。
特開2003−69701(2003年3月7日公開) 特開2003−78613(2003年3月14日公開) 特開2003−174503(2003年6月20日公開) 特開2003−174504(2003年6月20日公開)
このように、一般的な携帯電話およびPDA等の携帯移動端末においては、バックライト等の画面照明は一定時間放置された場合、ユーザが使用していないと判断し、自動的に減光、その後、消灯するように、表示装置の制御が行なわれている。
また、一般に、TV放送を視聴中は、ユーザによるなんらかの操作がなくとも、表示画面の明るさは一定に保たれるように、表示装置の制御が行なわれている。
従って、携帯電話およびPDA等の携帯移動端末に、TV機能を複合化させた場合において、携帯電話を実行している場合に、TVと同様の表示装置の制御をした場合、ユーザが使用(なんらかの操作)をしていないにも関わらず、画面の明るさを保持するため、不必要に電池の消耗を招く結果となる。
一方、TV機能を実行している場合に、携帯電話およびPDAと同様の表示装置の制御をした場合、一定時間放置されたら自動的に減光、消灯してしまうため、TV視聴中に、表示画面の明るさを維持させるために特別な操作をしなくてはならず、利便性に欠ける。
また、近年の携帯電話およびPDAは、大量のメモリーを備え、また、MPEG4等の画像圧縮技術により、家庭用VTRに迫る時間のビデオ画像の再生が可能となっている。さらに、通信ネットワークの高速化により、ストリーミングビデオ再生も可能となっている。このような、携帯電話およびPDAによるビデオ画像再生の長時間化により、ビデオ画像再生時においても上記TVにおける表示装置の制御を行う場合と同様の課題がある。
さらに、携帯電話およびPDAの場合、通常、充電池を用いて動作用電源を供給するので、特に電力の消耗の激しい画面照明については、要、不要を明確に切り分けて制御する必要がある。
また、デジタルTVの場合、受信できる電波状況によって、放送が表示できるか、まったく表示できないかのどちらかであり、まったく表示できないときに画面の明るさを保持するのは、不必要に電池の消耗を招く結果となる。
以上のことから、複数の機能を複合化させた電子機器において、消費電力の低減とユーザの使用感の向上の両立を図ることが求められている。
本発明の目的は、上記の各課題に鑑みなされたものであって、その目的は、異なる機能を複合化させた電子機器において、消費電力の低減と、ユーザの使用感の向上との両立が図れる電子機器を提供することにある。
本発明に係る電子機器は、上記課題を解決するために、少なくとも2つの異なる機能モードが実行可能な電子機器において、電子機器内の電力消費部における消費電力を、上記の機能モード毎に制御する消費電力制御手段を備えていることを特徴としている。
また、上記機能モードに対応した表示を行う表示制御モードによって表示制御が行われる表示部を備えていてもよい。
本発明に係る電子機器は、上記課題を解決するために、機能モードに対応した表示を行なう表示制御モードによって表示制御が行なわれる表示部と、上記機能モードが、第1の機能モード、第2の機能モードの何れであるかを判断する機能モード判断手段と、上記機能モード判断手段の判断結果に対応した表示制御モードによって、上記表示部の表示制御を行う表示制御手段とを備えていることを特徴としている。
ここで、上記第1の機能モードとは、ユーザが主に表示部に表示された画面を見続けるような使用をすることが多い機能モードであり、上記第2の機能モードとは、ユーザが主に表示部に表示された画面を見ながら何らかの操作を行うような使用をすることが多い機能モードである。
上記表示制御手段は、上記表示部の照度を制御する照度制御手段を含んでいてもよい。
また、上記電子機器は、電子機器の状態変化を検出する状態変化検出手段を備え、上記照度制御手段は、上記状態変化検出手段によって所定時間、状態変化を検出しなかった場合、上記第1の機能モードに対応した表示を行う第1の表示制御モードが実行されているときには、上記表示部を所定の照度で維持し、上記第2の機能モードに対応した表示を行う第2の表示制御モードが実行されているときには、上記表示部を所定の照度より減光または消灯するように、上記表示部の照度を制御するようにしてもよい。
ここで、上記状態変化には、例えばユーザが行う何らかの操作が含まれる。
上記第1の機能モードに対応した表示と、上記第2の機能モードに対応した表示とを同時に行う場合、上記表示制御手段は、第1の表示制御モードにて表示制御を行なってもよい。
また、画像データを再生する画像データ再生手段とを備え、上記第1の機能モードは、上記画像データ再生手段によって画像データを再生する画像データ再生モードであってもよい。
また、画像データを受信する画像データ受信手段と、画像データを再生する画像データ再生手段とを備え、上記第1の機能モードは、上記画像データ受信手段により画像データを受信しながら、上記画像データ再生手段により受信した画像データを再生する画像データ受信再生モードであってもよい。
上記照度制御手段は、上記第1の機能モードにおいて、画像データの再生が停止している状態、かつ、上記状態変化検出手段が所定の時間、状態変化を検出しなかった場合において、上記表示部を所定の照度より減光、または、消灯するようにしてもよい。
さらに、テレビ放送を受信するテレビ放送受信手段を備え、上記第1の機能モードは、上記テレビ放送受信手段によってテレビ放送を受信するテレビ放送受信モードであってもよい。
テレビ電波の受信状態によりテレビの表示が可能か不可能かを検出するテレビ受信状態検出手段を備え、上記照度制御手段は、上記第1の表示制御モードにおいて、上記テレビ受信状態検出手段により検出された検出結果が、テレビの表示が不可能である場合、該検出結果に応じて、表示部を所定の照度より減光、または、消灯するようにしてもよい。
上記照度制御手段は、上記状態変化検出手段が、状態変化を検出した場合、検出した状態変化に応じて、上記表示部を所定の照度を維持するようにしてもよい。
電子機器に電力を供給する充電池と、充電池の容量を検出する充電池残量検知手段とを備え、上記照度制御手段は、上記充電池残量検知手段の検知結果によって、表示部における設定照度を変化させるようにしてもよい。
上記第2の機能モードは、情報端末機能モードであり、上記情報端末機能モードを実行しているときに、情報入力に使用する入力手段が設けられ、上記状態変化検出手段により検出される状態変化が上記入力手段による情報入力であってもよい。
上記第2の機能モードは、通信機能モードであり、上記通信機能モードを実行しているときに、通信機能である電話および/または電子メールの着信を知らせる着信手段、および、情報入力に使用する入力手段が設けられ、上記状態変化検出手段により検出される状態変化が、上記着信手段による着信動作または上記入力手段による情報入力であってもよい。
本発明の電子機器は、該電子機器内の電力消費部における消費電力を、機能モード毎に制御する消費電力制御部を備えていることで、各機能モードで必要とされる消費電力制御を独立して行うことが可能となる。それゆえ、電子機器における無駄な電力の消費を防止することができる。
上記電子機器が、例えば携帯移動端末であって、機能として、TV機能と通信機能(電話機能)とが実行可能である場合、電力消費部である表示装置における消費電力の制御を、一方の機能に合わせてしまうと、種々の不具合が生じる。
例えば、TV機能に合わせた表示装置(表示部)の消費電力の制御を行った場合、通信機能を実行しているとき、キー入力等の操作を所定時間行なわれない間、つまり、ユーザが表示装置の表示画面を見ていない間でも照明の照度が一定に保たれるので、非常に無駄な電力を消費していることになる。
また、通信機能に合わせた表示装置の消費電力の制御を行った場合、TV機能を実行しているとき、長時間キー入力がされなければ表示画面が突然暗くなり、最終的に照明が消灯されてしまうので、照明の照度を維持するために何らかの操作を常にする必要があり、ユーザの使用感の低下を招く。
従って、上記の構成のように、各機能に応じて電力消費部の消費電力を制御するようにすれば、各機能で必要とされる制御が独立して行うことが可能となり、電子機器における無駄な電力の消費を防止することができると共に、ユーザの使用感の向上を図ることが可能となる。
このように、上記電力消費部としては、上記機能モードに対応した表示を行う表示制御モードによって表示制御が行われる表示部であることが好ましいが、表示部以外の構成要素として、音声出力装置やカメラ撮像装置等の電子機器に搭載し得る装置が考えられる。
本発明の電子機機器は、機能モードに関連した表示制御モードによって表示制御が行なわれる表示部と、上記機能モードが、第1の機能モード、第2の機能モードの何れであるかを判断する機能モード判断部と、上記機能モード判断部の判断結果に対応した表示制御モードによって、上記表示部の表示制御を行う表示制御部とを備えていることで、複数の機能モードを融合した電子機器において、どの機能モードを使用するかにより表示部の制御を変更することができる。これにより、使用する機能モードに適合した表示制御を行うことで、消費電力の削減と、使用性の向上の両立を図ることができる。
特に、第1の機能モードとして、ユーザが主に表示部に表示された画面を見続けるような使用をすることが多い機能モード、第2の機能モードとして、ユーザが主に表示部に表示された画面を見ながら何らかの操作を行うような使用をすることが多い機能モードを搭載可能な電子機器においては、消費電力の削減と、使用性の向上の両立を図る必要があるので、機能モード毎に表示部の表示制御を行うことが好ましい。
上記表示制御部は、上記表示部の照度を制御する照度制御部を含んでいることで、複数の機能モードを融合した電子機器において、どの機能を使用するかにより表示部の照明照度の制御を変更することができる。これにより、使用する機能モードに適合した表示照明制御を行うことが可能となる。
ここで、表示部として、液晶表示パネルを使用する場合には、照明装置はバックライトであり、このバックライトの照度を制御すればよい。また、表示部として、有機ELパネルを使用する場合には、該有機ELパネル自体が発光しているので、この有機ELパネル自体の発光の度合いを制御すればよい。
上記照度制御部は、状態変化検出部によって所定時間、状態変化を検出しなかった場合、上記第1の機能モードに関連した表示を行う第1の表示制御モードが実行されているときには、上記表示部を所定の照度で維持し、上記第2の機能モードに関連した表示を行う第2の表示制御モードが実行されているときには、上記表示部を所定の照度より減光または消灯するように、上記表示部の照度を制御することで、電子機器に、照明を明るくする必要のある状態変化(電話着信、キー入力等)がない場合に、機能モードによって、照明照度を維持または減光(消灯)することで、使用している機能に適合した表示照明制御を行うことができる。
上記第1の機能モードに関連した表示と、上記第2の機能モードに関連した表示とを同時に行う場合、上記表示制御部は、第1の表示制御モードにて表示制御を行うことで、第1・第2両方の機能モードの表示を行っている場合は、第1の表示制御モードとすることができる。これにより、電子機器のユーザの使用性を優先することができる。
画像データを再生する画像データ再生手段とを備え、上記第1の機能モードは、上記画像データ再生手段によって画像データを再生する画像データ再生モードであることで、画像データ再生モード中は、表示部を所定の照度に維持することで、所定の時間放置された場合でも、不必要な操作をすることなく、適切に画像(ビデオ)を見つづけることができる。
画像データを受信する画像データ受信手段と、画像データを再生する画像データ再生手段とを備え、上記第1の機能モードは、上記画像データ受信手段により画像データを受信しながら、上記画像データ再生手段により受信した画像データを再生する画像データ受信再生モードであることで、画像データをダウンロードしながら再生するモード(ストリーミング再生モード)において、所定の時間放置された場合でも、不必要な操作をすることなく、適切にストリーミングビデオ画像または静止画像を見つづけることができる。
上記照度制御手段は、上記第1の機能モードにおいて、画像データの再生が停止している状態、かつ、上記状態変化検出手段が所定の時間、状態変化を検出しなかった場合において、上記表示部を所定の照度より減光、または、消灯することで、上記画像データ再生モードまたはストリーミング再生モードにおいて、画像再生を停止している状態で放置された場合は、照明を減光または消灯するので、不必要な消費電力を押さえることができる。
さらに、テレビ放送を受信するテレビ放送受信手段を備え、上記第1の機能モードは、上記テレビ放送受信手段によってテレビ放送を受信するテレビ放送受信モードであることで、テレビ放送受信モード中は、表示部を所定の照度に維持することができる。これにより、所定の時間放置された場合でも、不必要な操作をすることなく、適切にテレビ放送を見つづけることができる。
テレビ電波の受信状態によりテレビの表示が可能か不可能かを検出するテレビ受信状態検出手段を備え、上記照度制御手段は、上記第1の表示制御モードにおいて、上記テレビ受信状態検出手段により検出された検出結果が、テレビの表示が不可能である場合、該検出結果に応じて、表示部を所定の照度より減光、または、消灯することで、テレビ放送受信モード中でも、テレビ放送が表示できていない場合は、照明を減光または消灯することになる。これにより、不必要な消費電力を押さえることができる。
上記照度制御手段は、上記状態変化検出手段が、状態変化を検出した場合、検出した状態変化に応じて、上記表示部を所定の照度を維持することで、テレビが受信できていない状態でも、状態変化が起こった時は表示部を所定の照度に戻すようになるので、ユーザはどのような状態変化が起こったかをテレビが表示できるできないに関わらず確認することができる。
電子機器に電力を供給する充電池と、充電池の容量を検出する充電池残量検知手段とを備え、上記照度制御手段は、上記充電池残量検知手段の検知結果によって、表示部における設定照度を変化させることで、充電池(バッテリー)の残量により、画像またはテレビ視聴時の維持すべき照度を設定するようになる。これにより、限られたバッテリー量でより長い時間視聴し続けることができる。
上記第2の機能モードは、情報端末機能モードであり、上記情報端末機能モードを実行しているときに情報入力に使用する入力手段が設けられ、上記状態変化検出手段により検出される状態変化が上記入力手段による情報入力であることで、情報端末機能としてのPDA機能を使用している場合は、所定時間経過後、自動的に照明を減光または消灯するようになる。これにより、PDA機能使用時は、該PDA機能に適合した消費電力の削減をすることができる。
上記第2の機能モードは、通信機能モードであり、上記通信機能モードを実行しているときに、通信機能である電話および/または電子メールの着信を知らせる着信手段、および、情報入力に使用する入力手段が設けられ、上記状態変化検出手段により検出される状態変化が、上記着信手段による着信動作または上記入力手段による情報入力であることで、通信機能としての電話・電子メール機能を使用している場合は、所定時間経過後、自動的に照明を減光または消灯するようになる。これにより、電話・電子メール機能機能使用時は、該電話・電子メール機能に適合した消費電力の削減をすることができる。
本発明の一実施の形態について説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態では、電子機器として、TV機能、通信機能、ビデオ録画/再生機能、ストリーミング再生機能の4つの機能を複合化させた携帯端末装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る携帯端末装置の概略ブロック図である。
上記携帯端末装置は、図1に示すように、主制御手段としてのCPU11と、このCPU11によって制御されるチューナ(テレビ放送受信手段)12、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)復調部13、テレビ受信状態検知部(テレビ受信状態検知手段)14、デコーダ15、充電池残量検知部(充電池残量検知手段)16、記憶部17、RAM18、ROM19、操作部20、画像処理部(画像データ再生手段)21、音声処理部22、カメラ制御部23、無線通信部24を備えている。
上記CPU11は、後述する消費電力制御手段、機能モード判断手段、状態変化検出手段を兼ねている。
上記チューナ12にはTV用アンテナ部25が接続され、上記充電池残量検知部16には充電池26が接続され、上記画像処理部21には表示制御部27が接続され、上記音声処理部22にはスピーカ部28、イヤホン端子29、送話マイク30、マイク端子31が接続され、上記カメラ制御部23にはカメラ部32が接続され、上記無線通信部24には通信用アンテナ部33が接続されている。
さらに、上記表示制御部27には、第1の表示部34、第2の表示部35が接続されている。そして、この表示制御部27は、後述する表示部の表示制御を行なう表示制御手段と、表示部の照度を制御する照度制御手段を兼ねている。
上記チューナ12は、地上デジタルTV放送を受信するためのチューナであり、TV用アンテナ部25から放送信号を受信するようになっている。このチューナ12は、放送信号を示すデジタル変調信号をOFDM復調部13に出力する一方、受信電力値をテレビ受信状態検知部14に出力するようになっている。
上記OFDM復調部13は、上記チューナ12によって受信された放送信号等のデジタル変調信号を復調する復調回路であり、例えば図2に示すような回路構成となっている。図2は、OFDM復調部13の概略ブロック図を示す。
OFDM復調部13は、図2に示すように、直交復調部41、位相補正部42、FFT部43、フレーム同期部44、検波部45、周波数・時間デインターリーブ部46、ビットデインターリーブ部47、ビタビ複合機48、バイトデインターリーブ部49、エネルギー拡散部50、TS再生部51、RS復号部52を含んでいる。
上記直交復調部41には、チューナ12でIF信号に変換された放送信号がデジタル化されて入力されるようになっている。この直交復調部41に入力された放送信号は、後段の位相補正部42、FFT部43、フレーム同期部44を経て検波部45に入力される。
上記検波部45からは、TS(Transport Stream)信号が出力される。このTS信号は、周波数・時間デインターリーブ部46、ビットデインターリーブ部47、ビタビ複合機48、バイトデインターリーブ部49、エネルギー拡散部50、TS再生部51、RS(Reed-Solomon)復号部52を経て、デコーダ15に出力される。
上記OFDM復調部13の各構成要素は、一般的なOFDM復調部と同様の構成要素からなるものであるので、その詳細については省略する。
上記デコーダ15は、OFDM復調部13から送られた復調信号から、映像信号と音声信号とに復元するようになっており、図1に示すように、映像信号を画像処理部21に出力する一方、音声信号を音声処理部22に出力するようになっている。
上記画像処理部21は、入力された映像信号に対して所定の処理を施し、表示制御部27を介して第1の表示部34または第2の表示部35に出力し、映像を表示させる。ここで、表示制御部27は、入力された映像信号に応じた表示が行えるように第1の表示部34または第2の表示部35の表示を制御する。
上記表示制御部27による表示制御とは、第1の表示部34及び第2の表示部35の照度を制御することである。例えば、第1の表示部34及び第2の表示部35が液晶表示パネルからなる場合には、バックライトの照度を制御し、第1の表示部34及び第2の表示部35が有機ELパネルからなる場合には、該有機ELパネル自体の照度を制御することである。また、他の表示パネルであって、画面の照度を制御できるものであれば、本発明に適用することができる。
この表示制御部27による表示制御の詳細については、後述する。
一方、上記音声処理部22では、デコーダ15からの音声信号をスピーカ部28あるいはイヤホン端子29にて再生する。
上記音声処理部22には、送話マイク30、マイク端子31が接続されているが、これらを用いてユーザの音声を入力すれば、該音声処理部22により音声信号に変換され、無線通信部24を介して通信用アンテナ部33から送信される。 また、音声処理部22により変換された音声信号は、記憶部17に記憶されてもよい。
同様に、デコーダ15にて復元された映像信号及び音声信号は、上記記憶部17に記憶されてもよい。
上記記憶部17は、RAMやHD(ハードディスク)のような内蔵型の記憶媒体であってもよく、また、SDメモリーカード、スマートメディア(登録商標)のような着脱可能な記憶媒体でもよく、または、これらを複数備えていてもかまわない。
この記憶部17には、図1に示すカメラ部32にて撮像された映像も映像信号として記憶される。ここで、カメラ部32にて撮像された映像は、カメラ制御部23を介して画像処理部21に入力される。この画像処理部21では、カメラ部32で撮影された映像(静止画または動画)に対して記憶用の映像信号となるように画像処理を施す。
なお、上記画像処理部21では、カメラ部32で撮像された映像に対して、第1の表示部34あるいは第2の表示部35に表示させる場合には、表示用の映像信号となるように画像処理を施す。
上記構成の携帯端末装置は、上述したように、TV機能、通信機能、ビデオ録画/再生機能、ストリーミング再生機能を有し、それぞれの機能が実行される際に、ユーザが各種操作を行えるように操作部20が設けられている。
つまり、TV機能を実行する場合には、操作部20を操作して放送チャンネルや音量等の調整を行い、通信機能として電話機能を実行する場合には、操作部20を操作して電話番号を入力するようにし、通信機能としてメール送受信機能を実行する場合には、操作部20を操作してメールを作成するようにし、ビデオ録画/再生機能を実行する場合には、操作部20を操作して録画開始/停止あるいは早送り/巻き戻し等を行うようにし、ストリーミング再生機能を実行する場合には、操作部20を操作してストリーミング再生の開始/停止等を行うようにすればよい。
携帯端末装置における各機能を実行する際のアプリケーションプログムは、ROM19に記憶されている。なお、ROM19に格納されたアプリケーションプログラムを実行する場合には、一旦ROM19から読み出してRAM18に一時記憶させるようになっている。
つまり、上記RAM18は、オペレーションシステム、アプリケーションプログラム等を動作させるための動作エリアを確保するための一時記憶手段である。一方、ROM19は、オペレーションシステム、基本的なアプリケーションプログラム等、基本的なプログラムを記憶する記憶手段である。
図1に示す携帯端末装置では、バッテリーとして充電式の電池である充電池26が用いられ、この充電池26の残量を検出するための充電池残量検知部16が設けられている。この充電池残量検知部16によって充電池26の電池残量が検知されることで、ユーザは、携帯端末装置の電池残量を把握することができる。
このときのユーザへの報知方法としては、第1の表示部34あるいは第2の表示部35に電池残量を視覚的に分かるように表示させたり、スピーカ部28を通して電池残量に応じた報知音を再生したりすることが考えられる。
ここで、上記構成の携帯端末装置で実行できる4つの機能(通信機能、TV機能、ビデオ録画/再生機能、ストリーミング再生機能)について図1及び図2を参照しながら以下に説明する。なお、上記の各機能については、一般的な機能であるので、ここでは簡単に説明する。
(1)通信機能
通信信号(電話信号、メール信号)の受信時には、通信用アンテナ部33から受信された通信信号(電話信号、メール信号等)が無線通信部24を介して、画像処理部21及び音声処理部22に送られる。画像処理部21では、通信信号を受信したことを知らせる着信情報を、表示制御部27を通じて第1の表示部34及び/または第2の表示部35に表示させる。一方、音声処理部22では、通信信号を受信したことを知らせる着信音をスピーカ部28で再生させる。
一方、通信信号の送信時には、該通信信号が電話信号の場合、音声処理部22によって、送話マイク30、マイク端子31から入力された音声をデジタル化して無線通信部24へ伝達し、さらに通信用アンテナ部33を介して通信相手先へ送信する。一方、通信信号がメール信号の場合、画像処理部21によって、操作部20から入力されされた文字データをデジタル化して無線通信部24へ伝達し、さらに通信用アンテナ部33を介して通信相手先へ送信する。
(2)TV機能
TV用アンテナ部25を介してチューナ12によって受信された放送信号は、OFDM復調部13を介してデコーダ15に送られ、音声信号と映像信号とに復元される。音声信号は音声処理部22を介してスピーカ部28またはイヤホン端子29で再生され、映像信号は画像処理部21、表示制御部27を介して第1の表示部34に表示される。なお、本実施の形態では、テレビ放送信号がデジタル化された地上デジタルTV放送について説明する。
(3)ビデオ録画/再生機能
ビデオ録画時には、TV用アンテナ部25、チューナ12、OFDM復調部13を介して受信され、もしくは、通信用アンテナ部33、無線通信部24を介してインターネット等よりダウンロードされたビデオ(TV)データが、記憶部17に記憶される。記憶されるビデオデータのファイル形式としては、例えばMPEG2、MPEG4等があるが、他のファイル形式であってもよい。
ビデオ再生時には、ユーザが、操作部20を介し、記憶部17に記憶されたビデオデータの再生を指示した場合、CPU11は、指定されたビデオデータを呼び出す。呼び出されたビデオデータは、デコーダ15により音声信号と映像信号に復元して、音声処理部22、画像処理部21にそれぞれ入力され、スピーカ部28またはイヤホン端子29で音声が再生され、第1の表示部34で映像が再生される。
(4)ストリーミング再生機能について説明する。
通信用アンテナ部33、無線通信部24を介してインターネット等よりダウンロードされたストリーミングデータ(ビデオデータ)は、RAM18または記憶部17を介し、デコーダ15により音声信号と映像信号に復元して、音声処理部22、画像処理部21にそれぞれ入力され、スピーカ部28またはイヤホン端子29で音声が再生れ、第1の表示部34で映像が再生される。
このストリーミング再生機能では、RAM18または記憶部17は、バッファメモリとして使用される。また、ストリーミングデータ(ビデオデータ)のデータ形式としては、MPEG2、MPEG4等が考えられるが、他のデータ形式であってもよい。
上記のように4つの機能を実現できる携帯端末装置としては、例えば、図3及び図4に示すように、カメラ撮影機能及びTV受信機能を備えた携帯電話101が考えられる。図3は、携帯電話101を正面側(操作側)から見た図を示し、図4は、図3に示した携帯電話101を背面側から見た図を示す。
携帯電話101は、図3に示すように、アンテナ110を備えている。このアンテナ110は、図1に示したTV用アンテナ部25と、通信用アンテナ部33とを共有するものであり、一つのアンテナで、TV放送信号を受信すると共に、携帯電話の通信信号を受信するようになっている。
また、上記携帯電話101には、通話用スピーカ111、第1表示部112、マイクジャック113、イヤホンジャック114、操作部115、通話用マイク116、TV用スピーカ121を備え、背面には、図4に示すように、カメラ部117、第2表示部118、バッテリー119、着信用スピーカ120を備えている。
上記携帯電話101の各構成要素と、図1に示すブロック図の各構成要素との対応関係は以下のようになる。
通話用スピーカ111、TV用スピーカ121、着信用スピーカ120は、図1に示すスピーカ部28に相当し、第1表示部112は、図1に示す第1の表示部34に相当し、マイクジャック113は、図1に示すマイク端子31に相当し、イヤホンジャック114は、図1に示すイヤホン端子29に相当し、操作部115は、図1に示す操作部20に相当し、通話用マイク116は、図1に示す送話マイク30に相当し、カメラ部117は、図1に示すカメラ部32に相当し、第2表示部118は、図1に示す第2の表示部35に相当し、バッテリー119は、図1に示す充電池26に相当する。
上記構成の携帯電話101における第1表示部112での表示画面は、実行している機能によって異なる。
例えば、TV機能を実行させている場合、図5に示すように、第1表示部112にはテレビ映像112aが表示され、通信機能のうちメール機能を実行させている場合には、図6に示すように、第1表示部112にはメール画面112bが表示される。
また、TV機能を実行させているときに、メールの着信があった場合には、図7に示すように、第1表示部112にはテレビ映像112aとメール画面112bの両画面が表示される。
なお、TV機能及び通信機能以外の機能、例えばビデオ再生機能及びストリーミング再生機能を実行させている場合には、TV機能を実行させている場合と同様の表示となる。
従って、携帯電話101において実行可能な4つの機能を2つに分類すると、以下のようになる。
TV機能、ビデオ録画/再生機能、ストリーミング再生機能を第1の機能モードとし、通信機能を第2の機能モードとする。
ところで、携帯電話やPDA等の通信機能を有する電子機器の場合、省電力の為に、画面照明は一定時間放置された場合、ユーザが使用していないと判断し、自動的に減光し、その後、消灯するように表示部の画面制御を行うのが一般的である。但し、減光や消灯させないようにするには、ユーザが何らかの操作をすればよい。
一方、テレビやビデオ再生の場合、視聴中は、ユーザによるなんらかの操作を行わなくても、画面の明るさを一定に保持するように画面制御を行うのが一般的である。
従って、上記の第1の機能モード(TV機能、ビデオ録画/再生機能、ストリーミング再生機能)及び第2の機能モード(通信機能)は、以下のように定義することができる。
ここで、上記第1の機能モードは、何れもユーザが第1表示部112の表示画面を見続けるモードである。この第1の機能モードは、ユーザが主に表示部に表示された画面を見続けるような使用することが多い機能モードであるとも言える。
一方、上記第2の機能モードは、ユーザが第1表示部112の表示画面を見ながら操作部115を操作するモードである。この第2の機能モードは、ユーザが主に表示部に表示された画面を見ながら何らかの操作を行うような使用することが多い機能モードであるとも言える。
上記第1の機能モードのときには、操作部115を特に操作しなくても、表示画面の照度を一定に維持するように第1表示部112の表示制御(第1表示制御モード)を行う。
また、上記第2の機能モードのときには、一定時間、操作部115を操作しない場合に表示画面の照度を下げるか消すように第1表示部112の表示制御(第2表示制御モード)を行う。
具体的には、携帯電話101の第1表示部112が液晶表示パネルの場合には、バックライトの照度を制御するか、あるいは、第1表示部112が有機EL(Electroluminescence)パネルの場合には、該パネル自体の照度を制御するようにすればよい。
以下に、本願発明による表示制御について、図8ないし図14のフローチャートを参照しながら以下に説明する。ここでは、表示部(第1の表示部34や第1表示部112等)に液晶表示パネルを使用し、該液晶表パネルに使用されるバックライトの照度を制御するものとして説明する。
なお、本実施の形態では、表示制御について、図8ないし図12に示すフローチャートを参照しながら、より広い概念で説明し、次に、図13及び図14に示すフローチャートを参照しながら、より具体的に説明する。
始めに、図1に示すブロック図及び図8に示すフローチャートを参照しながら、表示制御の流れを以下に説明する。ここでの表示制御は、本願発明における基本となる表示制御である。
まず、照明点灯が行なわれる(ステップS1)。ここでは、消灯状態にある第1の表示部34の照明(バックライト)を点灯させることはもとより、減光状態にある第1の表示部34の照明の照度を上げることが行なわれる。
次に、機能モードの選択を行う(ステップS2)。ここでは、第1の機能モードと第2の機能モードとを選択する。ここで、機能モードの選択方法としては、例えば、第1の表示部34に表示されるべき映像信号が、第1機能モードの信号か第2機能モードの信号かを、表示制御部27によって判断し、この判断結果によって何れの機能モードであることを選択するようにすればよい。また、操作部20を操作して、第1機能モードと第2機能モードとを切り替えたことを示す信号に基づいて機能モードを選択するようにしてもよい。また、これらの選択方法以外であってもよい。
ステップS2において、第1の機能モードが選択されれば、この第1の機能モードに対応した表示制御モードである第1表示制御モードを実行する(ステップS3)。
続いて、第1表示制御モードが実行された状態で、携帯端末装置の状態変化が検出されたか否かが判断される(ステップS4)。ここで、状態変化検出とは、操作部20の操作や、通信信号(電話信号等)を受信したことを検出することをいう。
このステップS4において、状態変化が検出されれば、ステップS2に移行し、再度、機能モード選択の判断が行なわれる。
一方、ステップS4において、状態変化が検出されなければ、ステップS5に移行し、携帯端末装置の電源がONされているか否かを判断する。
ステップS5において、携帯端末装置の電源がONされていれば、ステップS2に移行し、再度、機能モードの選択を行う。
一方、ステップS5において、携帯端末装置の電源がONされていなければ、処理を終了する。
また、ステップS2において、第2の機能モードが選択された場合、第2の機能モードに対応した表示制御モードである第2表示制御モードを実行する(ステップS6)。
続いて、第2表示制御モードが実行された状態で、携帯端末装置の状態変化が検出されたか否かが判断される(ステップS7)。ここで、状態変化検出とは、操作部20の操作や、通信信号(電話信号等)を受信したことを検出することをいう。
このステップS7において、状態変化が検出されれば、ステップS2に移行し、再度、機能モードの選択を行う。また、状態変換が検出されなければ、ステップS8に移行して所定時間経過したか否かを判断する。
ステップS8において、所定時間経過したと判断されれば、第1の表示部34に使用される照明(バックライト)の照度を下げるか、または照明を消灯する(ステップS9)。
その後、携帯端末装置の状態変化の検出を行う(ステップS10)。ここで、状態変化検出とは、操作部20の操作や、通信信号(電話信号等)を受信したことを検出することをいう。
ステップS10において、状態変化が検出されれば、ステップS1に移行し、照明を再点灯あるいは照度を上げる。
一方、ステップS10において、状態変化が検出されなければ、ステップS11に移行し、携帯端末装置の電源がONされているか否かを判断する。
ステップS11において、携帯端末装置の電源がONされていれば、ステップS2に移行し、再度、機能モードの選択を行う。
一方、ステップS11において、携帯端末装置の電源がONされていなければ、処理を終了する。
また、ステップS8において、所定時間経過していないと判断されれば、ステップS12に移行し、携帯端末装置の電源がONされているか否かを判断する。
ステップS12において、携帯端末装置の電源がONされていれば、ステップS2に移行し、再度、機能モードの選択を行う。
一方、ステップS10において、携帯端末装置の電源がONされていなければ、処理を終了する。
図8に示す表示制御では、第1の機能モードと第2の機能モードとが同時に実行されている場合について明記していないが、図9のフローチャートでは、第1の機能モードと第2の機能モードとが同時に実行されている場合の処理について示している。
続いて、図9に示すフローチャートを参照しながら表示制御について以下に説明する。なお、図9に示すフローチャートでは、図8に示すフローチャートに記載の全てのステップを含んでおり、ステップS27が追加されている。すなわち、図9に示すステップS21〜ステップS26、ステップS28〜ステップS33は、図8に示すステップS1〜ステップS12に対応している。
図9に示すステップS27では、第2表示制御モードが実行されている間に、第1の機能モードに関する表示の有無が判断される。ここで、第1の機能モードに関する表示とは、第1の機能モードがTV放送であれば、TV映像が第1の表示部34に表示されていることを示す。つまり、ステップS27では、第1の機能モードと第2の機能モードとを同時に実行させているか否かを判断している。
ステップS27において、第1の機能モードに関する表示あり、つまり、第1の機能モードと第2の機能モードとが同時に実行されていると判断した場合には、第1表示制御モードを実行する処理を行うために、ステップS24に移行する。
また、ステップS27において、第1の機能モードに関する表示なし、つまり、第1の機能モードと第2の機能モードとが同時に実行されていないと判断した場合には、第2表示制御モードを実行する処理を続けるために、ステップS27に移行する。
以上のようにして、第1の機能モードと第2の機能モードとが同時に実行される場合の表示制御の処理が行われる。
次に、図10に示すフローチャートを参照しながら表示制御について以下に説明する。
図10に示すフローチャートは、第1の機能モードとして、ビデオ再生機能及びストリーミング再生機能を実行させた場合の表示制御の流れを示したものであり、第1表示制御モードの処理の流れが図8に示すフローチャートと異なるだけであり、第2表示制御モードの処理の流れは同じである。
ここで、図10に示すフローチャートでは、上記ビデオ再生機能及びストリーミング再生機能は、いずれも画像データを再生するので、第1表示制御モードでは、この画像データ再生に対応した表示制御が実行される。
すなわち、まず、照明点灯が行なわれる(ステップS41)。ここでは、消灯状態にある第1の表示部34の照明(バックライト)を点灯させることはもとより、減光状態にある第1の表示部34の照明の照度を上げることが行なわれる。
次に、機能モードの選択を行う(ステップS42)。ここで、第2の機能モードが選択された場合、ステップS51に移行して第2表示制御モードが実行される。この第2表示制御モードの処理、すなわち、ステップS52〜ステップS57までの処理は、図8に示すステップS7〜ステップS12と同じ処理であるのでその説明は省略する。従って、ここでは、第1表示制御モード、すなわち画像データ再生に対応した表示制御モードの処理の流れについてのみ説明する。
ステップS42において第1の機能モードが選択された場合、第1の機能モードに対応した表示制御モードである第1表示制御モードを実行する(ステップS43)。
続いて、第1表示制御モードを実行した状態で、画像データ再生に対応した表示制御を行うために、まず、画像の再生が停止か否かを判断する(ステップS44)。ここで、画像の再生が停止されていなければ、ステップS42に移行して機能モードの判断が行われる。一方、画像の再生が停止されていれば、ステップS45に移行して、状態変化を検出したか否かを判断する。ここで、状態変化検出とは、操作部20の操作や、通信信号(電話信号等)を受信したことを検出することをいう。
ステップS45において、状態変化を検出すれば、ステップS32に移行して機能モードを判断する。
また、ステップS45において、状態変化を検出しなければ、所定時間経過したか否かを判断する(ステップS46)。ここで、所定時間とは、第1の表示部34の照明で消費される電力を低減するために適切に設定される時間である。
従って、ステップS46において、所定時間経過したと判断すれば、ステップS47に移行して第1の表示部34の照度を下げるかまたは照明を消灯する。通常、照明をすぐに消灯してしまうと、ユーザが戸惑ってしまう虞があるので、まず、照度を下げて、次に、照明を消灯するといった段階的な制御を行うのが好ましい。しかしながら、照度を下げるか、照明を消灯するかのいずれか一方の処理を行ってもよい。
そして、状態変化を検出しているか否かを判断する(ステップS48)。ここで、状態変化を検出していれば、ステップS41に移行し、照明を再点灯する。なお、ステップS47において、照明を消灯していれば、照明を再点灯し、消灯されずに減光状態であれば、照度を通常表示レベルの照度になるまで上げる処理が行われる。
また、ステップS48において、状態変化が検出されていなければ、ステップS49に移行し電源がONされているか否かを判断する。ここで、電源がON状態であればステップS48に移行し、電源がON状態でなければ、携帯端末装置の電源がOFFであると判断し、処理を終了する。
一方、ステップS46において、所定時間経過していないと判断すれば、ステップS40に移行し電源がONされているか否かを判断する。ここで、電源がON状態であればステップS42移行し、機能モードを選択する。
続いて、第1の機能モードがTV放送の場合について、図11に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、図11に示すフローチャートで示した表示制御においても、第2の機能モードに対応する第2表示制御のモードの処理の流れは、図8に示す第2の機能モードに対応する第2表示制御モードの処理の流れと同じである。
すなわち、まず、照明点灯が行なわれる(ステップS61)。ここでは、消灯状態にある第1の表示部34の照明(バックライト)を点灯させることはもとより、減光状態にある第1の表示部34の照明の照度を上げることが行なわれる。
次に、機能モードの選択を行う(ステップS62)。ここで、第2の機能モードが選択された場合、第2の機能モードに対応した表示制御モードである第2表示制御モードを実行する(ステップS68)。そして、この第2表示制御モードの処理、すなわち、ステップS69〜ステップS74までの処理は、図8に示すステップS7〜ステップS12と同じ処理であるのでその説明は省略する。従って、ここでは、第1の機能モード、すなわちテレビ放送受信時の表示制御モードの処理の流れについて説明する。
ステップS62において、第1の機能モードを選択すると、この第1の機能モードに対応する表示制御モードである第1表示制御モードを実行する(ステップS63)。
続いて、第1表示制御モードを実行した状態で、テレビの表示が可能か否かを判断する(ステップS64)。ここでは、地上デジタルTV放送を想定しており、図1に示すテレビ受信状態検知部14において検知されたテレビ受信状態によってテレビの表示が可能か否かを判断する。
具体的には、図2に示すOFDM復調部13の検波部45によって受信信号のC/N比に関するパラメータを検出し、この検出信号をテレビ受信状態検知部14に出力するようになっている。そして、上記テレビ受信状態検知部14は、チューナ12より入力された受信電力値と、上記検波部45より入力された受信信号のC/Nを示す信号とを所定の基準に照らし合わせて、TV受信の感度を示す受信感度情報を算出することによって、受信状態を検知する。ここで、受信感度情報を算出するための基準については、様々な実施態様が考えられる。例えば、受信電力及び受信信号のC/Nの各パラメータについては、放送に用いられている各変調方式に対応した受信基準値を100%に設定し、その一般的な変動幅に応じて値も妥当な範囲で変化するような換算値にすることが考えられる。
このようにしてテレビの表示が可能であるか否かを判断した結果、テレビの表示が可能であると判断した場合には、ステップS62に移行して機能モードを選択する。一方、テレビの表示が可能でないと判断すれば、ステップS65に移行し、第1の表示部34の照度を下げるまたは照明を消灯する。以降の処理、すなわち、ステップS66とステップS67とは、図10に示すステップS48とステップS49の処理と同じであるので、説明は省略する。
以上のように、本実施の形態では、テレビ放送をデジタルTV放送であると想定しているので、ステップS64のような処理が必要になる。つまり、デジタル放送においては、テレビ表示ができるか否かがハッキリしており、テレビ表示ができないのに、第1の表示部34においてバックライトを一定に保つことは消費電力の観点から問題である。
したがって、上記のように第1の表示部34の照明制御を行うことにより、無駄な消費電力を低減し、結果として、携帯端末装置の消費電力を低減することが可能となる。
このように消費電力の節約を行うことによって、携帯端末装置における充電池26における電池残量を長持ちさせることができる。
続いて、充電池26における電池残量に応じた表示制御について、図12に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
すなわち、まず、照明点灯が行なわれる(ステップS81)。ここでは、消灯状態にある第1の表示部34の照明(バックライト)を点灯させることはもとより、減光状態にある第1の表示部34の照明の照度を上げることが行なわれる。
次に、充電池残量レベルが所定量以上か否かを判断する(ステップS82)。ここで、所定量以上の充電池残量レベルであると判断されれば、ステップS85に移行して機能御モードの選択を行う。
また、ステップS82において、充電池の残量レベルが所定量以上ないと判断されれば、ステップS83に移行して、携帯端末装置が動作可能か否かを判断する。ここで、動作可能というのは、携帯端末装置として必要最低限の機能が実行できる充電池残量を有している状態を示す。
ステップS83において、動作可能でないと判断すれば、表示制御処理を終了する。このとき、電池残量をユーザに報知するようにし、充電を促すようにしてもよい。
一方、ステップS83において、動作可能であると判断すれば、ステップS84に移行して、照度を下げ(下げた照度を所定照度とする)た後、ステップS85に移行して機能モードの選択を行う。
ステップS85〜ステップS94までの処理は、図8に示すステップS2〜ステップS12までの処理と同じであるので、その説明は省略する。
なお、機能モード選択の処理以降は、図8に示す処理に限らず、図9に示すステップS22〜ステップS33における処理であってもよいし、図10に示すステップS42〜ステップS57における処理であってもよいし、図11に示すステップS62〜ステップS74における処理であってもよい。さらに他の表示制御処理と組み合わせてよい。
以上のように、表示制御モードの選択の前に、充電池残量に関する処理を行うことで、確実に消費電力を抑制することができる。
続いて、図13及び図14に示すフローチャートを参照しながら、本願発明のより具体的な例(図3及び図4で示した携帯電話101)における表示制御処理について説明する。
図13に示すフローチャートは、第1機能として、画像データ再生機能(ビデオ再生機能、ストリーミング再生機能)を想定し、第2機能として、情報端末機能としての通信機能を想定した場合の第1表示制御モード及び第2表示制御モードにおける表示制御の処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すフローチャートは、第1機能として、テレビ放送受信機能を想定し、第2機能として、情報端末機能としての通信機能を想定した場合の第1表示制御モード及び第2表示制御モードにおける表示制御の処理の流れを示すフローチャートである。
始めに、図13に示すフローチャートに対する処理の流れについて以下に説明する。
まず、照明点灯が行なわれる(ステップS101)。ここでは、図3に示す第1表示部112の照明(バックライト)を点灯させることはもとより、減光状態にある第1表示部112の照明の照度を上げることが行なわれる。これにより、第1表示部112を所定照度にする。
次に、充電池(バッテリー119)残量レベルが所定量以上か否かを判断する(ステップS102)。ここで、所定量以上の充電池残量レベルであると判断されれば、ステップS105に移行して機能モードの選択を行う。
また、ステップS102において、充電池の残量レベルが所定量以上ないと判断されれば、ステップS103に移行して、携帯電話101の各機能が動作可能か否かを判断する。ここで、動作可能というのは、携帯端末装置として必要最低限の機能が実行できる充電池残量を有している状態を示す。
ステップS103において、動作可能でないと判断すれば、表示制御処理を終了する。このとき、電池残量をユーザに報知するようにし、充電を促すようにしてもよい。
一方、ステップS103において、動作可能であると判断すれば、ステップS104に移行して、照度を下げ(下げた照度を所定照度とする)た後、ステップS105に移行して、機能モードの選択を行う。
ステップS105において、第1の機能モードを選択すれば、この第1の機能モードに対応した表示制御モードである第1表示制御モードを実行する(ステップ106)。ここでは、第1の機能モードとして画像データ再生機能を採用しているので、ステップS107〜ステップS115において、画像データ再生に対応した表示制御が実行される。なお、この画像データ再生に対応した表示制御の基本の流れは、図10に示すステップS44〜ステップS50までの処理の流れとほぼ同じであるので詳細は省略する。異なるのは、図10に示す状態変化検出の各ステップ(ステップS45、ステップS48)が具体的になった点である。
すなわち、図10に示すステップS45が、図13に示すステップS108、ステップS109となり、図10に示すステップS48が、図13に示すステップS112、ステップS113となった点である。
このように、図13に示すフローチャートでは、携帯電話101の状態変化検出の処理として、まず、着信ありか否かを判断し(ステップS108、ステップS112)し、続いて、操作部115からの入力ありか否かを判断する(ステップS109、ステップS113)。
ステップS108において、着信ありと判断すれば、ステップS102に移行し、充電池残量の検出を行う。
また、ステップS109において、入力ありと判断すれば、ステップS102に移行し、充電池残量の検出を行う。
そして、ステップS108において着信なしと判断し、ステップS109において入力無しと判断すれば、所定時間経過しているか否かを判断する(ステップS110)。ここで、所定時間経過していないと判断すれば、携帯電話101の電源がON状態にあるか否かを判断する(ステップS115)。
ステップS110において、所定時間経過していると判断すれば、ステップS111に移行して、携帯電話101の第1表示部112の照度を下げるまたは照明を消灯する。
次いで、携帯電話101の状態変化検出のステップが実行される。まず、ステップS1112において、着信ありか否かを判断し、ステップS1113において、操作部115からの入力ありか否かを判断する。この状態で、着信ありあるいは入力ありと判断されれば、ステップS101に移行し、携帯電話101の第1表示部112の照明を点灯するか、あるいは照度を上げて、所定の照度にする。
また、ステップS112及びステップS113において、着信も入力も無いと判断すれば、ステップS114に移行して、携帯電話101の電源がON状態にあるか否かを判断する。ここで、ON状態にあると判断すれば、ステップS112に移行する。
そして、ステップS114及びステップS115において、携帯電話101の電源がON状態にない、すなわちOFF状態であると判断すれば、表示制御モードの処理を終了する。
また、ステップS105において、第2の機能モードを選択すれば、この第2の機能モードに対応した表示制御モードである第2表示制御モードを実行する(ステップS116)。この第2表示制御モードを実行する場合には、ステップS117〜ステップS123の処理が実行されるが、ここでも、図10に示す第2表示制御モードのステップS52〜ステップS57までの処理と基本は同じであるので、詳細な説明は省略する。
図13に示す第2表示制御モードと、図10に示す第2表示制御モードの処理とで異なるのは、図13に示す第1表示制御モードと同様に、携帯電話101の状態変化検出が具体的になっている点である。
従って、ステップS105において、第2の機能モードを選択し、第2表示制御モードを実行した場合、携帯電話101の状態変化検出として、まず、ステップS117において、着信ありか否かを判断し、次に、ステップS118において、操作部115からの入力ありか否かを判断する。この状態で、着信あり、あるいは入力ありと判断されれば、ステップS102に移行し、携帯電話101の充電池残量を検出する。
そして、ステップS117において着信なしと判断し、ステップS118において入力無しと判断すれば、所定時間経過しているか否かを判断する(ステップS119)。ここで、所定時間経過していないと判断すれば、ステップS102に移行して、携帯電話101の充電池残量を検出する。
ステップS119において、所定時間経過していると判断すれば、ステップS120に移行して、携帯電話101の第1表示部112の照度を下げるまたは照明を消灯する。
次いで、携帯電話101の状態変化検出のステップが実行される。まず、ステップS121において、着信ありか否かを判断し、ステップS122において、操作部115からの入力ありか否かを判断する。この状態で、着信あり、あるいは入力ありと判断されれば、ステップS101に移行し、携帯電話101の第1表示部112の照明を点灯するか、あるいは照度を上げて、所定の照度にする。
また、ステップS121及びステップS122において、着信も入力も無いと判断すれば、ステップS123に移行して、携帯電話101の電源がON状態にあるか否かを判断する。ここで、ON状態にあると判断すれば、ステップS121に移行する。
そして、ステップS123において、携帯電話101の電源がON状態にない、すなわちOFF状態であると判断すれば、表示制御モードの処理を終了する。
次に、図14に示すフローチャートに対する処理の流れについて以下に説明する。なお、図14に示すフローチャートで示した処理は、図13に示すフローチャートと第1表示制御モードの処理が異なるだけで、他の処理については同じである。すなわち、図14に示すステップS135において、機能モードの選択が行なわれるまでのステップS131〜ステップS134と、第2の機能モードに対応した第2表示制御モードの処理を示すステップS142〜ステップS149との処理が、図13に示す処理と同じである。よって、以下の説明では、第1表示制御モードの処理の流れについて述べる。
ステップS135において、第1の機能モードを選択すれば、この第1の機能モードに対応した表示制御モードである第1表示制御モードを実行する(ステップS136)。この第1表示制御モードでは、第1の機能モード(テレビ放送受信)に対応した表示制御が実行される。すなわち、ステップS137において、テレビの表示が可能か否かを判断する。ここで、テレビの表示が可能であれば、ステップS132に移行し、充電池残量の検出を行い、テレビの表示が可能でなければ、ステップS138に移行し、携帯電話101の第1表示部112における照明の照度を下げるまたは消灯する。
なお、ステップS137において行なわれる判断処理については、図11に示すステップS64において行なわれる判断処理と同じであるので、その説明は省略する。
続いて、ステップS138において、第1表示部112の照明の照度を下げるまたは消灯した後、携帯電話101の状態変化検出のステップが実行される。まず、ステップS139において、着信ありか否かを判断し、ステップS140において、操作部115からの入力ありか否かを判断する。この状態で、着信あり、あるいは入力ありと判断されれば、ステップS131に移行し、携帯電話101の第1表示部112の照明を点灯するか、あるいは照度を上げて、所定の照度にする。
また、ステップS139及びステップS140において、着信も入力も無いと判断すれば、ステップS141に移行して、携帯電話101の電源がON状態にあるか否かを判断する。ここで、ON状態にあると判断すれば、ステップS139に移行する。
そして、ステップS141において、携帯電話101の電源がON状態にない、すなわちOFF状態であると判断すれば、表示制御モードの処理を終了する。
また、ステップS135において、第2の機能モードを選択すれば、この第2の機能モードに対応した表示制御モードである第2表示制御モードを実行する(ステップS142)。ここで、第2表示制御モードは、上述したように、ステップS142〜ステップS149の処理が実行されるが、ここでも、図13に示す第2表示制御モードのステップS116〜ステップS123までの処理と基本は同じであるので、詳細な説明は省略する。
なお、上述の説明では、電力消費部として表示装置の場合について説明したが、これに限るものではない。電力消費部としては、音声装置であってもよい。この場合、各機能モードに応じた音声処理を行うことができるのであれば、本実施形態と略同様の効果が得られる。
ただし、本実施形態のように、電力消費部が表示装置の場合は、携帯端末装置における消費電力の大部分を占めているので、特に効果が大きい。
また、本実施形態では、図1に示す第1の表示部34や、図3に示す第1表示部112の表示制御について説明したが、これに限定されるものではなく、図1に示す第2の表示部35や、図4に示す第2表示部118においても同様の制御を行うことで、消費電力の抑制とユーザの使用感の向上の両立を図ることができる。
さらに、本実施形態では、電子機器において受信できるテレビ放送として、地上デジタルTV放送について説明したが、これに限定されるものではなく、地上アナログTV放送であっても同様の制御を行うことが可能である。
また、機能モードとして、通信機能、TV機能、ビデオ録画/再生機能、ストリーミング再生機能を例に説明したが、これらに限定されるものではなく、他の機能を一つの電子機器に複合化する場合においても同様の制御を行うことができる。
本発明は、機器内の電力消費部における消費電力を、機能モード毎に制御する消費電力制御部を備え、各機能モードで必要とされる消費電力制御を独立して行うことが可能となる電子機器に好適に用いられ、特に、携帯電話およびPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末機能と、ビデオ録画/再生機能と、ストリーミング再生機能と、TV放送受信機能とを複合化した電子機器に好適に用いられる。
本発明の実施形態を示すものであり、電子機器の一つである携帯端末装置の要部構成を示すブロック図である。 図1に示したOFDM復調部の要部構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯端末装置の具体的な例の一つである携帯電話のユーザの操作側から見た正面図である。 図3に示した携帯電話の背面図である。 図3に示す携帯電話の第1表示部にテレビ画像を表示した状態を示す図である。 図3に示す携帯電話の第1表示部にメール画像を表示した状態を示す図である。 図3に示す携帯電話の第1表示部にテレビ画像とメール画像の両方を表示した状態を示す図である。 図1に示す携帯端末装置における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す携帯端末装置における他の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す携帯端末装置におけるさらに他の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す携帯端末装置におけるさらに他の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す携帯端末装置におけるさらに他の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 図3に示す携帯電話における表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 図3に示す携帯電話における他の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11 CPU(消費電力制御手段、機能モード判断手段、状態変化検出手段)
12 チューナ(テレビ放送受信手段)
13 OFDM復調部
14 テレビ受信状態検知部(テレビ受信状態検知手段)
15 デコーダ
16 充電池残量検知部(充電池残量検知手段)
17 記憶部
18 RAM
19 ROM
20 操作部
21 画像処理部(画像データ再生手段)
22 音声処理部
23 カメラ制御部
24 無線通信部
25 TV用アンテナ部
26 充電池
27 表示制御部(表示制御手段、照度制御手段)
28 スピーカ部
29 イヤホン端子
30 送話マイク
31 マイク端子
32 カメラ部
33 通常用アンテナ部
34 第1の表示部
35 第2の表示部
45 検波部
101 携帯電話
110 アンテナ
111 通話用スピーカ
112 第1表示部
112a テレビ映像
112b メール画面
113 マイクジャック
114 イヤホンジャック
115 操作部
116 通話用マイク
117 カメラ部
118 第2表示部
119 バッテリー(充電池)
120 着信用スピーカ
121 TV用スピーカ

Claims (15)

  1. 少なくとも2つの異なる機能モードが実行可能な電子機器において、
    電子機器内の電力消費部における消費電力を、上記の機能モード毎に制御する消費電力制御手段を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 上記機能モードに対応した表示を行う表示制御モードによって表示制御が行われる表示部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 機能モードに対応した表示を行う表示制御モードによって表示制御が行なわれる表示部と、
    上記機能モードが、第1の機能モード、第2の機能モードの何れであるかを判断する機能モード判断手段と、
    上記機能モード判断手段の判断結果に対応した表示制御モードによって、上記表示部の表示制御を行う表示制御手段とを備えていることを特徴とする電子機器。
  4. 上記表示制御手段は、上記表示部の照度を制御する照度制御手段を含んでいることを特徴とする請求項3に記載の電子機機器。
  5. 電子機器の状態変化を検出する状態変化検出手段を備え、
    上記照度制御手段は、
    上記状態変化検出手段によって所定時間、状態変化を検出しなかった場合、
    上記第1の機能モードに対応した表示を行う第1の表示制御モードが実行されているときには、上記表示部を所定の照度で維持し、上記第2の機能モードに対応した表示を行う第2の表示制御モードが実行されているときには、上記表示部を所定の照度より減光または消灯するように、上記表示部の照度を制御することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 上記第1の機能モードに対応した表示と、上記第2の機能モードに対応した表示とを同時に行う場合、
    上記表示制御手段は、第1の表示制御モードにて表示制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 画像データを再生する画像データ再生手段とを備え、
    上記第1の機能モードは、上記画像データ再生手段によって画像データを再生する画像データ再生モードであることを特徴とする請求項3ないし6の何れか1項に記載の電子機器。
  8. 画像データを受信する画像データ受信手段と、画像データを再生する画像データ再生手段とを備え、
    上記第1の機能モードは、上記画像データ受信手段により画像データを受信しながら、上記画像データ再生手段により受信した画像データを再生する画像データ受信再生モードであることを特徴とする請求項3ないし6の何れか1項に記載の電子機器。
  9. 上記照度制御手段は、
    上記第1の機能モードにおいて、画像データの再生が停止している状態、かつ、上記状態変化検出手段が所定の時間、状態変化を検出しなかった場合において、上記表示部を所定の照度より減光、または、消灯することを特徴とする請求項7または8に記載の電子機器。
  10. さらに、テレビ放送を受信するテレビ放送受信手段を備え、
    上記第1の機能モードは、上記テレビ放送受信手段によってテレビ放送を受信するテレビ放送受信モードであることを特徴とする請求項3ないし6の何れか1項に記載の電子機器。
  11. テレビ電波の受信状態によりテレビの表示が可能か不可能かを検出するテレビ受信状態検出手段を備え、
    上記照度制御手段は、上記第1の表示制御モードにおいて、上記テレビ受信状態検出手段により検出された検出結果が、テレビの表示が不可能である場合、
    該検出結果に応じて、表示部を所定の照度より減光、または、消灯することを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 上記照度制御手段は、
    上記状態変化検出手段が、状態変化を検出した場合、
    検出した状態変化に応じて、上記表示部を所定の照度を維持することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 電子機器に電力を供給する充電池と、充電池の容量を検出する充電池残量検知手段とを備え、
    上記照度制御手段は、上記充電池残量検知手段の検知結果によって、表示部における設定照度を変化させることを特徴とする請求項5ないし12の何れか1項に記載の電子機器。
  14. 上記第2の機能モードは、情報端末機能モードであり、
    上記情報端末機能モードを実行しているときに、情報入力に使用する入力手段が設けられ、
    上記状態変化検出手段により検出される状態変化が上記入力手段による情報入力であることを特徴とする請求項5または6に記載の電子機器。
  15. 上記第2の機能モードは、通信機能モードであり、
    上記通信機能モードを実行しているときに、通信機能である電話および/または電子メールの着信を知らせる着信手段、および、情報入力に使用する入力手段が設けられ、
    上記状態変化検出手段により検出される状態変化が、上記着信手段による着信動作または上記入力手段による情報入力であることを特徴とする請求項5または6に記載の電子機器。
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