JP2008283406A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放送波のスキャン回数を減らし、消費電力を削減する。
【解決手段】 放送波の受信品質が圏外となったときに、基地局からの電波の受信品質を取得し、基地局からの電波が圏内の状態である場合には、放送波を正常に受信可能となるまで、所定の時間間隔で放送波のスキャンを繰り返し実行し、基地局からの電波が圏外の状態である場合には、基地局からの電波が圏内の状態に移行するまでは、放送波のスキャンを停止または、基地局からの電波が圏内の状態のときよりも長い時間間隔でスキャンを繰り返すことによって、放送波をスキャンしても正常に受信可能とならない可能性の高い状態での放送波のスキャン回数を減らす。
【選択図】 図3

Description

本発明は携帯機器に関する。
近年、地上デジタル放送(ワンセグ放送)などの放送サービスを受信可能な携帯機器が普及している。これによって、ユーザは様々な場所で放送を視聴することが可能となった。しかし、放送を受信する携帯機器は、移動することによって、放送波が受信できなくなる場合がある。
放送波が受信できない状態の原因の1つに、放送波の物理チャンネルが放送エリア毎に異なるため、現在携帯機器が存在する放送エリアで受信可能な放送波のチャンネルが携帯機器に設定されていない場合があることが挙げられる。この場合、携帯機器は、放送波をスキャンすることによって、放送エリアで受信可能なチャンネル情報を取得し、放送波を受信することが可能となる。
それに対して、放送波を受信できない状態の原因が、携帯機器が非放送エリアや、建物の陰、地下などのように放送波が届かないエリアに存在しているためである場合、放送波のスキャンを繰り返し実行したとしても、放送波を受信できない状態は解消されない。
しかしながら、放送波を受信することが出来ない要因が何であるのか、携帯機器が判断することはできないため、放送波が届かない場所に移動したとしても、放送エリアを移動したと判断して、一定の時間間隔ごとに、放送波を受信可能な状態となるまで、所定の回数、スキャンを起動する。放送エリアの移動に伴って、受信可能チャンネルを携帯電話機に登録するためにスキャンを実行する場合には、放送エリアで受信可能な放送波のチャンネルは複数あるので、これらのチャンネルの周波数に切り替えて放送波受信可否を確認する必要がある。このため、携帯機器は、放送波のスキャンの繰り返しによって多くの電力を消費する。
そこで、放送波とは別の電波から得られる情報を用いて、放送波のスキャンを実行するか否かを決定し、消費電力の多い放送波のスキャンを行う回数を減らすことにより、省電力化を図った携帯機器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−229531号公報
特許文献1に記載された発明では、基地局やGPSを用いて、携帯機器の位置情報を取得し、位置情報が変化したときにのみ放送波のスキャンを行う。放送波を正常に受信できなくなったことが放送波スキャン開始の契機ではないため、建物の陰や地下などに入ったことによって放送波が届かなくても、放送波のスキャンを繰り返すことは無い。
しかしながら、基地局やGPSから得られる位置情報と、放送エリアは完全には対応していないため、放送エリアが変化しても放送波のスキャンが行われず、放送波を正常に受信できないことが起こり得る。また、放送エリアが変化していないにも係わらず、基地局やGPSから得られる位置情報が変化したならば、放送波のスキャンが行われるため、省電力化につながるとは限らない。
そこで本発明は、放送波のスキャンの実行可否やスキャンの繰り返し間隔を、放送波以外の電波の受信品質を用いて決定し、無駄な放送波のスキャンを減らすことによって、消費電力を削減する携帯機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による携帯機器は、放送波を受信する放送波受信手段と、前記放送波以外の電波を受信する電波受信手段と、前記放送波受信手段によって受信した放送波の受信品質を検出する放送波受信品質検出手段と、前記電波受信手段によって受信した電波の受信品質を検出する電波受信品質検出手段と、前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が第1の閾値以上である第1の放送波受信品質から、放送波の受信品質が前記第1の閾値未満である第2の放送波受信品質へ移行したことを検出したとき、前記電波受信品質検出手段によって前記電波の受信品質を検出し、その受信品質が第2の閾値以上であることを検出したならば、前記放送波のスキャンを実行する放送波スキャン制御手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、放送波のスキャンの実行可否やスキャンの繰り返し間隔を、放送波以外の電波の受信品質を用いて決定し、無駄な放送波のスキャンを減らすことによって、消費電力を削減することができる。
以下、本発明の実施形態の一例である、TV放送を受信可能な携帯電話機について図面を参照して説明する。
図1は、携帯電話機1、基地局2、TV放送送信所5の接続を示す構成図である。携帯電話機1は、基地局2と交換機3を介してネットワークに接続し、無線通信を行う。ロケーションレジスタ(LR)4には、携帯電話機1の在圏位置が位置登録される。在圏位置の最小単位は、位置登録エリアと呼ばれ、複数の基地局2のエリアをグループ化したものである。位置登録のために、携帯電話機1は、現在登録されている基地局2および周辺の基地局2から電波を受信し、受信品質(電界強度や誤り率など)を測定する。そして、現在の基地局2の受信品質よりも周辺の基地局2からの電波の受信品質が良好な場合は、良好な受信品質の基地局2にアクセスする。また、新しいアクセス先の基地局2と前のアクセス先であった基地局2の位置登録エリアが異なる場合には、LR4に記憶された位置登録を更新する。これらの位置登録処理は、携帯電話機1の電源が付いた状態では、常時所定の時間間隔ごとに、繰り返し行う。なお、以降、基地局2から受信する電波を基地局電波と称する。
また、TV放送送信所5は、所定の放送エリアをカバーするようにTV放送波の送信を行う。放送エリアごとに放送されるTV放送波の物理チャンネルが定められており、同じ番組の放送でも、どの放送エリアをカバーするTV放送送信所5なのかによってTV放送波の物理チャンネルは異なる場合がある。携帯電話機1は、TV放送送信所5からのTV放送波を受信して画像および音声を出力する。
図2は、本発明の実施例に係る携帯電話機1のブロック図である。携帯電話機1は、全体の制御を行う制御部51を含む。制御部51には、送受信部52、記憶部53、操作部54、放送受信部55、信号処理部56、表示部57、音声入出力部58、計時部59が接続されている。
送受信部52は、図示しない基地局2との間で情報の送受信を行う。送受信部52には、アンテナが接続されており、アンテナによって電波に変換した情報を基地局2へ送信する送信機能と、基地局2から電波を受信し、電気信号へ変換する受信機能を有する。
記憶部53は、携帯電話機1の設定情報やソフトウェアなどが格納される。また、TV放送受信用のチャンネルリストが格納される。チャンネルリストは、携帯電話機1で受信可能なチャンネルが登録されたリストである。チャンネルリストには、地域を識別するための情報、物理チャンネル番号、放送事業者名、リモコンの番号などが記録される。携帯電話機1は、固定型テレビと異なり、複数の視聴エリアを移動するため、受信エリアを移動すると、チャンネルリストを更新する必要がある。
操作部54は、入力キーなどによって構成される。操作部54は、ユーザからの操作入力手段として用いられ、TV放送のチャンネル選択や携帯電話の設定変更などの操作命令の入力を受け付ける。
放送受信部55は、TV放送受信用のアンテナが接続されている。放送受信部55は、TV放送受信用のアンテナによって入力された電波のうち、選局された物理チャンネルの信号を取得する。物理チャンネルの選局は、記憶部53に記憶されたチャンネルリストから、ユーザが操作部54によって所望のチャンネルを指定することによって行われる。
信号処理部56は、映像信号や音声信号、オーディオ信号などのデジタル信号を処理する。例えばTV放送を受信した場合、放送受信部55のチューナによってチャンネル選局された信号は、信号処理部56によってAD変換、復調、誤り訂正が行われる。その後、映像信号、音声信号、データ放送信号に分離処理が行われ、映像信号と音声信号はデコードされる。そして、データ放送信号とデコードされた映像信号は表示部57へ出力し、音声信号は音声入出力部58へ出力する。また、例えば送受信部52によって音声信号を送信する場合には、原信号の符号化、誤り制御などを信号処理部56によって行ったうえで、送受信部52によって送信する。
表示部57は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどから成る。表示部57は、TV放送の映像やデータ放送のほかに、携帯電話機1の動作状態に合わせた画像を表示する。音声入出力部58は、マイクロホンやスピーカから構成される。スピーカによって、TV放送の音声や通話機能使用時の受話音声、着信時の鳴動音などを出力する。また、マイクロホンによって音声信号が携帯電話機1へ入力される。
図3は、以上のような構成の携帯電話機1が、TV放送波のスキャンを行うときの制御部51の動作を示したフローチャートである。
制御部51は、放送受信部55によってTV放送送信所5からのTV放送波を受信し、例えば、TV放送波の電界強度が所定の閾値よりも低い状態や、誤り率が所定の閾値よりも悪い状態のときに、TV放送波の受信品質が悪いと判定する。TV放送波の受信品質が悪いと判定されたとき(S101)、TV放送波のスキャンの処理を開始する。TV放送波の受信品質が悪いとき、制御部51は、送受信部52によって受信する、基地局電波の受信品質が基地局電波を正常に受信できる状態(圏内)か正常に受信できない状態(圏外)かを判定する(S102)。
基地局電波が圏内の状態の場合には(S102のNo)、TV放送波の受信品質悪化前に受信していたTV放送波の周波数の近くの周波数をスキャンし、受信品質が改善されなければ、放送エリアを移動したと推測し、この放送エリアで受信可能なチャンネルを設定するために、異なる放送エリアで受信可能な物理チャンネルの周波数に切り替えて、TV放送波のスキャンを行う(S103)。TV放送波のスキャンを行った結果、TV放送波が正常に受信可能となった場合(S104のYes)、図3のフローチャートは終了し、TV放送を視聴可能な状態となる。スキャンを行っても、TV放送波の受信品質が依然として悪い場合(S104のNo)、TV放送波のスキャンを繰り返す。しかしながら、TV放送波のスキャンを無限に行ったのでは、電力を消耗するため、TV放送波のスキャン回数に制限を設けることもできる。このために、TV放送波のスキャンの繰り返し回数が所定の回数nを超えたかどうかを判定し(S105)、TV放送波のスキャンの繰り返し回数が所定の回数nとなると(S105のYes)、TV放送波のスキャン処理を終了する。なお、所定の回数nを無限とすると、TV放送波スキャンの繰り返しを継続させることもできる。TV放送波のスキャン回数が所定の回数nを超えていない場合(S105のNo)、計時部59に所定の時間分のタイマーを設定し(S106)、設定した時間が経過すると(S107のYes)、ステップS102からの処理を繰り返す。
それに対して基地局電波が圏外の状態の場合には(S102のYes)、TV放送波のスキャンを実行しない。TV放送波のスキャンを停止した状態かつTV放送波の復帰を待っている状態であることを記憶し、図3に示したTV放送波スキャンの処理フローを終了する(S108)。この状態を記憶するために、例えば、Flag1というフラグを用いる。Flag1がオンの状態の場合には、TV放送波のスキャンを行っておらず、TV放送波復帰待ち状態であることを示す。このFlag1は、TV放送波の復帰待ち状態を脱したときに、オフの状態となる。TV放送波の復帰待ち状態を脱する場合とは、例えば、Flag1がオンの状態で基地局電波が圏内状態へ移行した時や、TV機能終了時などがある。
基地局電波が圏外状態となったとき、携帯電話機1は周辺の基地局2、2・・・からの電波を所定のタイミングで受信し、そのうちいずれかの基地局電波が圏内の状態に移行することを監視する。
図4は、基地局電波が圏外状態から圏内状態に移行した場合の制御部51の処理を示すフローチャートである。基地局電波が圏内状態に移行したことを得ると(S121)、Flag1がオンの状態であるかを確認する(S122)。Flag1がオンの状態の場合には(S122のYes)、TV放送波復帰待ちの状態であるため、図3のフローチャートの(1)からTV放送波のスキャン処理を開始する。このとき、Flag1はオフの状態に設定しておく(S123)。ステップS122でFlag1がオフの状態であると判定された場合には(S122のNo)、TV放送波の復帰待ち状態ではないため、TV放送波のスキャン処理は行わない。
以上のような、基地局電波が圏外状態である場合に、TV放送波のスキャン処理を行わないTV放送波のスキャン可否判定方法は、基地局2がカバーするエリアが十分に広いことと、基地局2がカバーしていないエリアとTV放送送信所5がカバーしていないエリアに共通するエリア(例えば、地下や建物の死角等)があることを利用している。TV放送波のスキャンは、時間がかかり、電力も多く消費されるため、基地局電波が圏外状態にある場合にはTV放送波のスキャンを行わないことによって、消費電力を削減することができる。
しかしながら、基地局2がカバーするエリアとTV放送送信所がカバーするエリアは一致するわけではないため、基地局電波が圏外状態であるために、TV放送波のスキャンを行わず、TV放送波が圏内状態に復帰できる可能性を潰してしまう場合がある。そこで、基地局電波が圏外状態であって、十分な品質で受信していたTV放送波が劣化した場合には、基地局電波が受信できない状況であっても、TV放送波のスキャンを開始するという実施形態とすることもできる。このような処理を行うために、TV放送波を受信中に、基地局電波の受信品質を確認する。
図5は、TV機能を開始後に基地局電波の受信品質を確認する処理を示すフローチャートである。操作部54によるユーザ操作を受け、TV機能を起動させたとき(S151)、放送受信部55によって受信したTV放送波の電界強度や誤り率などによって受信品質を調べ、TV放送波が圏内状態であるか圏外状態であるかを判定する(S152)。
TV放送波が圏外状態である場合には(S152のNo)、図3に示したフローチャートの(1)からTV放送波のスキャン処理を開始する。それに対して、TV放送波が圏内の状態である場合(S152のYes)、TV放送の動画や番組のデータが表示部57に表示され、音声が音声入出力部58から出力される。このとき、基地局電波の受信品質を確認する(S153)。基地局電波が圏外状態である場合(S154のYes)、「TV放送波は圏内状態で、基地局電波は圏外状態」であることを記憶するためのフラグFlag2をオンに設定する(S155)。基地局電波が圏内状態である場合には(S154のNo)、Flag2をオフに設定する。なお、Flag2設定中およびFlag2設定後もTV放送波の受信は継続して、表示部57へ画像を出力し、音声入出力部58へ音声を出力する(S157)。制御部51は、携帯電話機1の電源が入っているときには、基地局受信品質を所定のタイミングで測定している。これを利用して、図6のフローチャートのように、TV放送波の受信中に、基地局電波が圏内状態へ移行したと判定した場合には(S161)、Flag2をオフに設定する(S162)。また、図7のフローチャートのように、基地局電波が圏外状態へ移行したと判定した場合には(S171)、Flag2をオンに設定する(S172)。
図5〜図7のフローチャートに従って基地局電波の受信品質を記憶しながら、十分な品質のTV放送波を受信しているときに、TV放送波の受信品質が劣化し、圏外状態となると、図8に示すフローチャートに従って、TV放送波のスキャン実行可否の判断を行う。
TV放送波を受信中に、TV放送波が圏外状態となると(S201)、Flag2がオンに設定されているかオフに設定されているかを確認する(S202)。Flag2の設定がオフの場合(S202のNo)、図3のフローチャートの(1)から処理を開始する。それに対して、Flag2の設定がオンの場合(S202のYes)、TV放送波が劣化したときに、基地局電波はすでに圏外の状態となっていたことを示している。そこで、図9に示すフローチャートの(2)へと処理を続け、スキャンを実行する。図9のフローチャートに示した処理では、基地局電波の受信状況に係わらず、TV放送波のスキャンを実行する。図3と図9の共通した処理ステップは、同じ符号で示し、説明を省略する。なお、図3または図9に示した処理によってTV放送波を再び受信することが可能となった場合には、図5のフローチャートの(3)以降の処理ステップに従って基地局2の受信品質の確認を開始する。
このように、基地局電波が圏外状態であって、十分な品質で受信していたTV放送波が劣化した場合には(Flag2がオンの状態)、図9に示したフローチャートに示したように、基地局電波が受信できない状況であっても、TV放送波のスキャンを開始する。これによって、基地局電波が圏外状態であるために、TV放送波のスキャンを行わず、TV放送波が圏内状態に復帰できる可能性を潰してしまうことを回避できる。
以上のようなTV放送波のスキャン処理は、TV視聴時だけでなく、TV録画時にも用いることができる。図10は、図3のようなTV放送波のスキャン処理を、TV録画時にも応用した場合の、TV放送波のスキャン処理フローチャートである。図3と図10のフローチャートの共通部分は、同じ符号で示し、説明を省略する。TV録画の場合には、TV放送波の受信品質が悪いときに、録画処理を停止する(S251)。スキャンを行って、TV放送波が十分な品質で受信できるようになったときには、停止していた録画処理を再開する(S252)。なお、タイマー予約による録画の場合には、ステップS252の録画処理再開時に、現在時刻が録画予約として設定された時間に含まれるかどうかを判定し、録画予約として設定された時間に含まれるならば録画処理を再開する。
図10のフローチャートに示した処理によって、録画を停止し、TV放送波のスキャンを開始していない携帯電話機1は、図4のフローチャートに示したように、基地局電波が圏内状態に移行したときに(S121)、TV放送波の復帰待ち状態であることを示すフラグFlag1がオンに設定されていれば(S122のYes)、Flag1をオフに設定して、図10に示したフローチャートの(1)から処理を開始する。なお、Flag1は、TV録画の終了をユーザが指示した場合や、録画予約の予約時間を超えた場合などにオフに設定される。
また、基地局電波が圏外状態であって、十分な品質で受信していたTV放送波が劣化した場合に、基地局電波が受信できない状況であっても、TV放送波のスキャンを開始するという実施形態とすることもできる。このような処理を行うために、TV録画時にも、TV視聴時と同様に、図5〜図8のフローチャートに従って、TV放送波を正常に受信しているときに、基地局電波が圏内状態であるか圏外状態であるかを監視する。そして、TV放送波が劣化したときに、基地局電波はすでに圏外の状態となっていたことを示していた場合には(図8のS202のYes)、図11の(2)からフローチャートに従って、TV放送波のスキャンを行う。それに対して、TV放送波が劣化したときに、基地局電波が圏内の状態であったことを示していた場合には(図8のS202のNo)、図10の(1)からフローチャートに従って、処理を進める。
図11のフローチャートに従ったTV放送波のスキャンの処理では、TV放送波が劣化したときに既に基地局電波が圏外の状態であった場合に、TV放送波のスキャンを繰り返す。これによって、基地局電波が圏外状態であるために、TV放送波のスキャンを行わず、TV放送波が圏内状態に復帰できる可能性を潰してしまうことを回避する。
図3〜図9のTV放送波のスキャン処理フローチャートでは、基地局電波が圏外状態であるときに、基地局電波が圏内状態となったときまでTV放送波のスキャン処理を停止する処理手順を示した。しかし、TV放送波の圏内エリアと基地局電波の圏内エリアは、完全に一致するわけではないため、基地局電波が圏外状態のときには、TV放送波のスキャンを停止するのではなく、TV放送波のスキャンを繰り返す間隔を基地局電波が圏内状態の時よりも長くして、TV放送波のスキャン回数を減らし、消費電力を削減しても良い。
図12は、基地局受信品質によって、TV放送波のスキャン間隔を変更する処理フローチャートである。TV放送波の受信品質が悪いとき(S301)、TV放送波のスキャンを実行する(S302)。その結果、TV放送波を正常に受信可能となったときには(S303のYes)、TV放送波のスキャンの繰り返しを終了する。TV放送波が正常に受信可能とならなかった場合(S303のNo)、TV放送波のスキャンの繰り返し回数が所定の回数nを超えたかどうかを判定し(S304)、TV放送波のスキャンの繰り返し回数が予め定められた回数nを超えると(S304のYes)、TV放送波のスキャンの繰り返しを終了する。TV放送波のスキャンの繰り返し回数が予め定められた回数nを超えていない場合(S304のNo)、基地局電波が圏内の状態か圏外の状態かを判定する(S305)。その後、計時部59によって所定の設定時間のタイマーを起動し(S306またはS307)、タイマーの設定時間が経過すると(S308のYes)、ステップS302からTV放送波のスキャン処理を開始する。ステップS306とS307で計時部59に設定されるタイマーの設定時間は、ステップS305で、基地局電波が圏内の状態と判定されたか圏外の状態と判定されたかによって変える。圏内の状態と判定されたときの設定時間(設定時間A)と、圏外の状態と判定されたときの設定時間(設定時間B)では、設定時間Aの方が短くなるように定める。
このような処理を行うことによって、基地局電波が圏外状態の場合に、TV放送波の圏内復帰までのスキャンを実行する回数を減らすことができる場合があり、消費電力の削減につながる。図12のフローチャートによるTV放送波スキャンの繰り返し処理は、TV視聴時だけでなく、TV録画時にも応用できる。TV録画時には、TV放送波の受信品質が悪いと判定されたときに(S301)TV録画処理を停止し、TV放送波を受信可能となったときにTV録画処理を再開する。
以上のように、TV放送波のスキャンを実行可否やスキャンの繰り返し間隔を、TV放送波以外の電波の受信品質を用いて決定し、無駄なTV放送波のスキャンを減らすことによって、消費電力を削減することができる。
なお、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更しても良い。例えば、放送波はTV放送に限らず、音声放送などでも良いし、放送波スキャンの可否判断に用いるのは、基地局からの電波だけでなく、GPSなどの電波を用いても良い。
本発明の実施形態に係る携帯電話機と、基地局、TV放送送信所の関係を示す図。 本発明の実施形態に係る携帯電話機のブロック図。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、放送波のスキャンを行うときのフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、基地局の圏内に移行したときのフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、放送波を受信中に基地局電波の受信品質を確認する処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、放送波を受信中に基地局電波の受信品質を確認する処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、放送波を受信中に基地局電波の受信品質を確認する処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、放送波圏内状態から圏外状態へ移行した場合の処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、放送波の受信受信品質が劣化したときすでに基地局電波が圏外状態であった場合に行う、スキャン処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、録画処理を行っているときにスキャン処理を行う場合のフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、録画中に放送波の受信受信品質が劣化したとき、すでに基地局電波が圏外状態であった場合に行う、スキャン処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が、基地局電波の受信品質に応じて、スキャンの繰り返し間隔を変化させる処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 携帯電話機、2 基地局、3 交換機、4 ロケーションレジスタ、5 TV放送送信所、51 制御部、52 送受信部、53 記憶部、54 操作部、55 放送受信部、56 信号処理部、57 表示部、58 音声入出力部、59 計時部

Claims (7)

  1. 放送波を受信する放送波受信手段と、
    前記放送波以外の電波を受信する電波受信手段と、
    前記放送波受信手段によって受信した放送波の受信品質を検出する放送波受信品質検出手段と、
    前記電波受信手段によって受信した電波の受信品質を検出する電波受信品質検出手段と、
    前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が第1の閾値以上である第1の放送波受信品質から、放送波の受信品質が前記第1の閾値未満である第2の放送波受信品質へ移行したことを検出したとき、前記電波受信品質検出手段によって前記電波の受信品質を検出し、その受信品質が第2の閾値以上であることを検出したならば、前記放送波のスキャンを実行する放送波スキャン制御手段を有することを特徴とする携帯機器。
  2. 放送波を受信する放送波受信手段と、
    前記放送波以外の電波を受信する電波受信手段と、
    前記放送波受信手段によって受信した放送波の受信品質を検出する放送波受信品質検出手段と、
    前記電波受信手段によって受信した電波の受信品質を検出する電波受信品質検出手段と、
    前記放送波スキャン制御手段は、前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が第1の閾値以上である第1の放送波受信品質から、放送波の受信品質が前記第1の閾値未満である第2の放送波受信品質へ移行したことを検出したとき、前記電波受信品質検出手段によって電波の受信品質が第2の閾値以上であることが検出されたならば放送波のスキャンを実行し、前記電波受信品質検出手段によって電波の受信品質が前記第2の閾値未満であることが検出されたならば、放送波のスキャンを直ちには開始しない放送波スキャン制御手段を有することを特徴としている携帯機器。
  3. 前記放送波スキャン制御手段は、前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が前記第1の閾値以上である第1の放送波受信品質から、放送波の受信品質が前記第1の閾値未満である第2の放送波受信品質へ移行したことを検出した時点で、前記電波受信品質検出手段によって電波の受信品質が前記第2の閾値未満であることを検出していた場合、スキャンを実行することを特徴とする請求項2に記載の携帯機器。
  4. 放送波を受信する放送波受信手段と、
    前記放送波以外の電波を受信する電波受信手段と、
    前記放送波受信手段によって受信した放送波の受信品質を検出する放送波受信品質検出手段と、
    前記電波受信手段によって受信した電波の受信品質を検出する電波受信品質検出手段と、
    前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が第1の閾値未満であることを
    検出したとき、前記電波受信品質検出手段によって電波の受信品質を検出し、その受信品質が第2の閾値以上であることを検出したならば、放送波を正常に受信可能となるまで、所定の時間間隔で放送波を正常に受信するためのスキャンを繰り返し実行し、前記電波受信品質検出手段によって電波の受信品質が前記第2の閾値未満であることを検出したならば、放送波を正常に受信可能となるまで、前記所定の時間間隔よりも長い時間間隔でスキャンを繰り返し実行する放送波スキャン制御手段を有することを特徴とする携帯機器。
  5. 前記放送波受信手段によって受信した放送波の放送内容を記録する記録手段を更に有し、
    前記記録手段によって放送内容を記録しているときに前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が前記第1の閾値未満であることが検出されると、前記記録手段による記録を停止し、前記記録を停止中に前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が前記第1の閾値以上の状態に移行したことを検出すると、前記記録手段による放送内容の記録を再開することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の携帯機器。
  6. 前記電波受信手段によって受信する電波は、基地局からの電波であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の携帯機器。
  7. 放送波を受信する放送波受信手段と、
    前記放送波以外の電波を受信する電波受信手段と、
    前記放送波受信手段によって受信した放送波の受信品質を検出する放送波受信品質検出手段と、
    前記電波受信手段によって受信した電波の受信品質を検出する電波受信品質検出手段と、
    前記放送波受信品質検出手段によって放送波の受信品質が第1の閾値未満であるときに、前記電波受信品質検出手段によって前記電波の受信品質を検出し、前記電波の受信品質が第2の閾値以上であることを検出したならば、前記放送波のスキャンを実行し、前記電波の受信品質が第2の閾値未満であることを検出したならば、前記放送波のスキャンを実行しない放送波スキャン制御手段を有することを特徴とする携帯機器。
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