JP2010257530A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作マージンを向上できる半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】半導体集積回路装置は、複数のメモリセルをそれぞれ有する複数のプレーン(PL0〜PL3)を備えるメモリセルアレイ11と、前記複数のプレーンに共通な電源電圧を発生する電圧発生回路19−1と、前記複数のプレーンの選択数を検出する選択数検出回路19−2と、前記選択数検出回路から通知されるプレーンの選択数に応じて前記複数のプレーンと前記電圧発生回路との間の配線抵抗を可変させる抵抗可変回路19−3とを備える電源電圧発生回路19と、前記電源電圧発生回路を制御する制御回路17とを具備する。
【選択図】図3
【解決手段】半導体集積回路装置は、複数のメモリセルをそれぞれ有する複数のプレーン(PL0〜PL3)を備えるメモリセルアレイ11と、前記複数のプレーンに共通な電源電圧を発生する電圧発生回路19−1と、前記複数のプレーンの選択数を検出する選択数検出回路19−2と、前記選択数検出回路から通知されるプレーンの選択数に応じて前記複数のプレーンと前記電圧発生回路との間の配線抵抗を可変させる抵抗可変回路19−3とを備える電源電圧発生回路19と、前記電源電圧発生回路を制御する制御回路17とを具備する。
【選択図】図3
Description
この発明は、半導体集積回路装置に関し、例えば、NAND型フラッシュメモリ等に適用可能なものである。
例えば、NAND型フラッシュメモリは、大容量かつ不揮発という利点を生かし、近年では、携帯オーディオ機器をはじめ、様々な電子機器のメモリとして搭載されている。
このような状況の下、NAND型フラッシュメモリは、その機能の向上に加えて、さらなる大容量化が今後の課題となっている。ここで、大容量化を実現するためには、メモリセルの微細化を推し進めつつ、ワード線、ビット線長の増大による特性劣化を抑制するために、メモリセルアレイを複数プレーン(Plane)化することが有望であると考えられている。
しかしながら、2プレーン以上の複数プレーン化が進行すると、選択プレーン数の変化に伴って負荷容量が変動するため、充電時間が選択プレーン数により大きく変動する。そのため、動作マージンの悪化を引き起こす。
この発明の一態様に係る半導体集積回路装置は、複数のメモリセルをそれぞれ有する複数のプレーンを備えるメモリセルアレイと、前記複数のプレーンに共通な電源電圧を発生する電圧発生回路と、前記複数のプレーンの選択数を検出する選択数検出回路と、前記選択数検出回路から通知されるプレーンの選択数に応じて前記複数のプレーンと前記電圧発生回路との間の配線抵抗を可変させる抵抗可変回路とを備える電源電圧発生回路と、前記電源電圧発生回路を制御する制御回路とを具備する。
この発明によれば、動作マージンを向上できる半導体集積回路装置が得られる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、この説明においては、全図にわたり共通の部分には共通の参照符号を付す。以下、この説明では、半導体集積回路装置として、NAND型フラッシュメモリを一例に挙げて説明するが、これに限られるわけではない。
[第1の実施形態]
図1乃至図12を用いて、この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置を説明する。
<1.構成例>
1−1.全体構成例
まず、図1を用いて、この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の全体構成例について説明する。
図示するように、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置は、メモリセルアレイ11、ビット線制御回路12、カラムデコーダ13、データ入出力バッファ14、データ入出力端子15、ワード線制御回路16、制御回路17、制御信号入力端子18、および電源電圧発生回路19を備える。
図1乃至図12を用いて、この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置を説明する。
<1.構成例>
1−1.全体構成例
まず、図1を用いて、この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の全体構成例について説明する。
図示するように、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置は、メモリセルアレイ11、ビット線制御回路12、カラムデコーダ13、データ入出力バッファ14、データ入出力端子15、ワード線制御回路16、制御回路17、制御信号入力端子18、および電源電圧発生回路19を備える。
メモリセルアレイ11は、複数のプレーン(Plane)を備える。本例の場合、メモリセルアレイ11は、4つのプレーン(Plane 0, Plane 1, Plane 2, Plane 3)を備える複数プレーン構成である。プレーンのそれぞれは、複数のブロック(Block 0 〜 Block n)により構成されている。メモリセルアレイ11には、ワード線を制御するワード線制御回路16、ビット線を制御するビット制御回路12、制御回路17、および電源電圧発生回路19が電気的に接続されている。
ビット線制御回路12は、ビット線を介してメモリセルアレイ11中のメモリセルのデータを読み出し、ビット線を介してメモリセルアレイ11中のメモリセルの状態を検出する。また、ビット線制御回路12は、ビット線を介してメモリセルアレイ11中のメモリセルに書き込み制御電圧を印加してメモリセルに書き込みを行う。ビット線制御回路12には、カラムデコーダ13、データ入出力バッファ14、制御回路17が電気的に接続されている。
ビット線制御回路12内にはデータ記憶回路(図示せず)が設けられ、このデータ記憶回路は、カラムデコーダ13によって選択される。データ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、データ入出力バッファ14を介してデータ入出力端子15から外部へ出力される。データ入出力端子15は、例えば、NAND型フラッシュメモリ外部のホスト機器等に接続される。
ホスト機器は、例えば、マイクロコンピュータ等であって、データ入出力端子15から出力されたデータを受ける。さらに、ホスト機器は、NAND型フラッシュメモリの動作を制御する各種コマンドCMD、アドレスADD、及びデータDTを出力する。ホスト機器からデータ入出力端子15に入力された書き込みデータDTは、データ入出力バッファ14を介して、カラムデコーダ13によって選択された上記データ記憶回路(図示せず)に供給される。一方、コマンドCMD及びアドレスADDは制御回路17に供給される。
ワード線制御回路16は、メモリセルアレイ11中のワード線を選択し、選択されたワード線に電源電圧発生回路19から与えられる読み出し、書き込みあるいは消去に必要な電圧を印加する。
制御回路17は、上記メモリセルアレイ11、ビット線制御回路12、カラムデコーダ13、データ入出力バッファ14、ワード線制御回路16、および電源電圧発生回路19に電気的に接続される。接続された上記構成回路は、制御回路17によって制御される。制御回路17は、制御信号入力端子18に接続され、外部のホスト機器から制御信号入力端子18を介して入力されるALE(アドレス・ラッチ・イネーブル)信号等の制御信号によって制御される。また、制御回路17は、電源電圧発生回路19に後述する制御信号を出力し、電源電圧発生回路19を制御する。
電源電圧発生回路19は、制御回路17に制御に従い、メモリセルアレイ11、ワード線制御回路16等に必要な電源電圧を与える。
ここで、上記ワード線制御回路16、ビット線制御回路12、カラムデコーダ13、制御回路17、電源電圧発生回路19は、書き込み回路、読み出し回路、および消去回路を構成している。
1−2.ブロック(Block)の構成例
次に、図2を用いて、ブロックの構成例について説明する。ここでは、図1中の1つのブロック(Block)を一例に挙げて説明する。また、本例の場合、このブロック(Block)中のメモリセルトランジスタは、一括して消去される。即ち、ブロックはデータ消去単位である。
次に、図2を用いて、ブロックの構成例について説明する。ここでは、図1中の1つのブロック(Block)を一例に挙げて説明する。また、本例の場合、このブロック(Block)中のメモリセルトランジスタは、一括して消去される。即ち、ブロックはデータ消去単位である。
ブロック(Block)は、WL方向に配置された複数のメモリセルユニットMUから構成される。メモリセルユニットMUは、電流経路が直列接続される64個のメモリセルトランジスタと2個のダミーセルトランジスタDMTからなるNANDストリングと、NANDストリングの一端に接続される選択ランジスタS1と、NANDストリングの他端に接続される選択トランジスタS2とから構成される。本例では、ソース線SLおよびビット線BLに隣接するメモリセルトランジスタをダミーセルトランジスタDMTとする。そのため、メモリセルとして機能させない点で、メモリセルユニットMUの不良率の低減に対して有効である。
メモリセルトランジスタMTおよびダミーセルトランジスタDMTは、半導体基板上に順次設けられる、ゲート絶縁膜、電荷蓄積層FG、ゲート間絶縁膜、および制御電極層CGからなる積層構造である。
本例では、NANDストリングは、64個のメモリセルトランジスタMTから構成されるが、8個、16個等の2つ以上のメモリセルトランジスタから構成されていればよく、特に、64個に限定されるというものではない。
選択トランジスタS1は、電流経路の一端がソース線SLに接続され、セレクトゲートトランジスタS2は、電流経路の一端がビット線BLに接続される。
ワード線WLは、WL方向に延び、WL方向の複数のメモリセルトランジスタMTの制御電極に共通に接続される。セレクトゲート線SGSは、WL方向に延び、WL方向の複数の選択トランジスタS1に共通に接続される。セレクトゲート線SGDも、WL方向に延び、WL方向の複数の選択トランジスタS2に共通に接続される。
選択トランジスタS1は、電流経路の一端がソース線SLに接続され、セレクトゲートトランジスタS2は、電流経路の一端がビット線BLに接続される。
ワード線WLは、WL方向に延び、WL方向の複数のメモリセルトランジスタMTの制御電極に共通に接続される。セレクトゲート線SGSは、WL方向に延び、WL方向の複数の選択トランジスタS1に共通に接続される。セレクトゲート線SGDも、WL方向に延び、WL方向の複数の選択トランジスタS2に共通に接続される。
1−3.メモリセルアレイおよび電源電圧発生回路の構成例
次に、図3を用いて、メモリセルアレイ11および電源電圧発生回路19の構成例について説明する。図示するように、メモリセルアレイ11は、本例の場合、4つのプレーン(Plane 0, Plane 1, Plane 2, Plane 3)を備える。
次に、図3を用いて、メモリセルアレイ11および電源電圧発生回路19の構成例について説明する。図示するように、メモリセルアレイ11は、本例の場合、4つのプレーン(Plane 0, Plane 1, Plane 2, Plane 3)を備える。
プレーンPL0は、複数のブロック(図示を省略)、センスアンプS0、ブロックデコーダBD0、およびローカルスイッチLSW(HV)を備える。
ブロックの構成の詳細な説明は省略するが、図示するように少なくともワード線方向に沿って複数のワード線WLsが配置される。センスアンプS0は、ビット線方向に複数ブロックを挟むように配置され、メモリセルトランジスタから読み出したデータを読み出す。ブロックデコーダBD0は、ビット線方向に沿ったローカル制御線LGCLを備え、ブロック選択信号に従って、複数のブロックのいずれかを選択する。ローカルスイッチHVは、制御回路17から入力されるローカル制御信号CSW0に従い、ブロックデコーダBD0のオン/オフを切り替える。その他のプレーンPL1〜PL3の構成については、上記プレーンPL0と実質的に同様であるので、詳細な説明を省略する。
ブロックの構成の詳細な説明は省略するが、図示するように少なくともワード線方向に沿って複数のワード線WLsが配置される。センスアンプS0は、ビット線方向に複数ブロックを挟むように配置され、メモリセルトランジスタから読み出したデータを読み出す。ブロックデコーダBD0は、ビット線方向に沿ったローカル制御線LGCLを備え、ブロック選択信号に従って、複数のブロックのいずれかを選択する。ローカルスイッチHVは、制御回路17から入力されるローカル制御信号CSW0に従い、ブロックデコーダBD0のオン/オフを切り替える。その他のプレーンPL1〜PL3の構成については、上記プレーンPL0と実質的に同様であるので、詳細な説明を省略する。
電源電圧発生回路19は、全プレーン用高電圧発生回路19−1,選択数検出回路19−2,抵抗可変回路19−3,およびグローバルスイッチ回路GSWを備える。
全プレーン用高電圧発生回路19−1は、上記4つの複数のプレーンPL0〜PL3に共通な電源電圧を発生するように構成される。また、全プレーン用高電圧発生回路19−1は、NAND型フラッシュメモリチップがスタンドバイ時は非活性状態となる。そのため、消費電力を低減できる点で有効である。
プレーン選択数検出回路19−2は、複数のプレーンPL0〜PL3の選択数を検出するように構成される。より具体的には、制御回路17より入力される制御信号PB<0>〜PB<3>により複数のプレーンPL0〜PL3の選択数を検出し、プレーン選択信号NOSP2〜NOSP3を抵抗可変回路19−3に通知する。詳細は、後述する。
抵抗可変回路19−3は、プレーン選択数検出回路19−2から通知されるプレーンの選択数(選択信号NOSP2〜NOSP4)または制御回路17から通知されるブロック選択信号(BLOCK)に応じて、複数のプレーンPL0〜PL3と全プレーン用高電圧発生回路19−2との間の配線(ポンプ部配線PumpL)の抵抗を可変させるように構成される。換言すれば、抵抗可変回路19−3は、ワード線WLsと全プレーン用高電圧発生回路19−1との間の配線(ポンプ部配線PumpL)に挿入されるように配置される。詳細については、後述する。
グローバルスイッチ回路GSWは、選択されたプレーン(PL0〜PL3)に、全プレーン用高電圧発生回路19−1から供給され抵抗可変回路19−3により変更された電源電圧を切り替えて接続する。グローバルスイッチ回路GSWと、複数のプレーン(PL0〜PL3)との間は、グローバルコントロールゲート線GCGLにより電気的に接続される。
全プレーン用高電圧発生回路19−1と、グローバルスイッチ回路GSWとの間は、抵抗可変回路19−3を介して、ポンプ部配線PumpLにより電気的に接続される。
1−4.プレーン選択数検出回路19−2の構成例
次に、図4を用いて、本例に係るプレーン選択数検出回路19−2の構成例について説明する。
図示するように、本例に係るプレーン選択数検出回路19−2は、制御回路17から入力される制御信号(PB<0>〜PB<3>)を半加算する半加算部HA、および半加算部HAからの信号を合成してプレーン選択信号(NOSP2〜NOSP4)を生成する合成部COMにより構成される。
半加算部HAは、半加算回路HA1〜HA4を備える。
半加算回路(HALF ADDER)HA1は、入力(A),(B)に制御信号PB<0>,PB<1>が入力され、出力(C)が半加算回路HA3の入力(A)に接続され、出力(S)が半加算回路HA4の入力(A)に接続される。
半加算回路(HALF ADDER)HA2は、入力(A),(B)に制御信号PB<2>,PB<3>が入力され、出力(C)が半加算回路HA3の入力(B)に接続され、出力(S)が半加算回路HA4の入力(B)に接続される。
半加算回路(HALF ADDER)HA3は、出力(C)としてのプレーン選択信号NOSP4が合成回路部COMに入力され、出力(S)が合成回路部COMの入力(a)に接続される。
半加算回路(HALF ADDER)HA4は、出力(C)が合成回路部COMの入力(b)に接続され、出力(S)が合成回路部COMの入力(c)に接続される。
次に、図4を用いて、本例に係るプレーン選択数検出回路19−2の構成例について説明する。
図示するように、本例に係るプレーン選択数検出回路19−2は、制御回路17から入力される制御信号(PB<0>〜PB<3>)を半加算する半加算部HA、および半加算部HAからの信号を合成してプレーン選択信号(NOSP2〜NOSP4)を生成する合成部COMにより構成される。
半加算部HAは、半加算回路HA1〜HA4を備える。
半加算回路(HALF ADDER)HA1は、入力(A),(B)に制御信号PB<0>,PB<1>が入力され、出力(C)が半加算回路HA3の入力(A)に接続され、出力(S)が半加算回路HA4の入力(A)に接続される。
半加算回路(HALF ADDER)HA2は、入力(A),(B)に制御信号PB<2>,PB<3>が入力され、出力(C)が半加算回路HA3の入力(B)に接続され、出力(S)が半加算回路HA4の入力(B)に接続される。
半加算回路(HALF ADDER)HA3は、出力(C)としてのプレーン選択信号NOSP4が合成回路部COMに入力され、出力(S)が合成回路部COMの入力(a)に接続される。
半加算回路(HALF ADDER)HA4は、出力(C)が合成回路部COMの入力(b)に接続され、出力(S)が合成回路部COMの入力(c)に接続される。
合成部COMは、アンド回路AND1,AND2、およびオア回路OR1,OR2を備える。
アンド回路AND1の入力(a),(c)は、半加算回路HA3、HA4の出力(a),(c)に接続され、出力がオア回路OR1の入力に接続される。
アンド回路AND2の入力(a),(c)は、半加算回路HA3、HA4の出力(a)よびHA4の出力(c)の反転出力に接続され、出力がオア回路OR2の入力に接続される。
オア回路OR1の入力は、AND回路1の出力および半加算回路HA3の出力としてのプレーン選択信号NOSP4に接続され、出力としてプレーン選択信号NOSP3を出力する。
オア回路OR2の入力は、AND回路2の出力、半加算回路HA4の出力(b)、およびオア回路OR1の出力としてのプレーン選択信号NOSP3に接続され、出力としてプレーン選択信号NOSP2を出力する。
アンド回路AND1の入力(a),(c)は、半加算回路HA3、HA4の出力(a),(c)に接続され、出力がオア回路OR1の入力に接続される。
アンド回路AND2の入力(a),(c)は、半加算回路HA3、HA4の出力(a)よびHA4の出力(c)の反転出力に接続され、出力がオア回路OR2の入力に接続される。
オア回路OR1の入力は、AND回路1の出力および半加算回路HA3の出力としてのプレーン選択信号NOSP4に接続され、出力としてプレーン選択信号NOSP3を出力する。
オア回路OR2の入力は、AND回路2の出力、半加算回路HA4の出力(b)、およびオア回路OR1の出力としてのプレーン選択信号NOSP3に接続され、出力としてプレーン選択信号NOSP2を出力する。
1−5.抵抗可変回路19−3
次に、図5乃至図8を用いて、本例に係る抵抗可変回路19−3について説明する。
1−5−1.構成例
図5に示すように、本例に係る抵抗可変回路19−3は、選択プレーン数(NOS2〜NOS4)およびブロック選択信号BLOCKに応じて自身が有する合成抵抗を可変させる合成抵抗部CRと、合成抵抗部CRの出力をメモリセルアレイ11(グローバルスイッチ回路GSW)に切り替えて接続するスイッチ部SW−19とにより構成される。
合成抵抗部CRは、SW回路,抵抗素子R1〜R4,およびスイッチング素子SW1〜SW4を備える。
スイッチ部SW−19は、SW回路,D型トランジスタDtr1,およびN型トランジスタNtr1を備える。
SW回路は、入力が高電圧発生回路19−1から入力される高圧電源HV接続され、選択数検出回路19−2からのプレーン制御信号NOSP2〜NOSP3または制御回路17からのブロック選択信号BLOCKに応じて、スイッチング素子SW1〜SW4,トランジスタDtr1,Ntr1のゲートに信号を出力する。
次に、図5乃至図8を用いて、本例に係る抵抗可変回路19−3について説明する。
1−5−1.構成例
図5に示すように、本例に係る抵抗可変回路19−3は、選択プレーン数(NOS2〜NOS4)およびブロック選択信号BLOCKに応じて自身が有する合成抵抗を可変させる合成抵抗部CRと、合成抵抗部CRの出力をメモリセルアレイ11(グローバルスイッチ回路GSW)に切り替えて接続するスイッチ部SW−19とにより構成される。
合成抵抗部CRは、SW回路,抵抗素子R1〜R4,およびスイッチング素子SW1〜SW4を備える。
スイッチ部SW−19は、SW回路,D型トランジスタDtr1,およびN型トランジスタNtr1を備える。
SW回路は、入力が高電圧発生回路19−1から入力される高圧電源HV接続され、選択数検出回路19−2からのプレーン制御信号NOSP2〜NOSP3または制御回路17からのブロック選択信号BLOCKに応じて、スイッチング素子SW1〜SW4,トランジスタDtr1,Ntr1のゲートに信号を出力する。
抵抗素子R1の一端は、プログラム電圧VPGMに接続され、他端はスイッチング素子SW1の電流経路の他端に接続される。
抵抗素子R2の一端は、プログラム電圧VPGMに接続され、他端はスイッチング素子SW2の電流経路の一端に接続される。
抵抗素子R3の一端は、プログラム電圧VPGMに接続され、他端はスイッチング素子SW3の電流経路の一端に接続される。
抵抗素子R4の一端は、プログラム電圧VPGMに接続され、他端はスイッチング素子SW4の電流経路の一端に接続される。
抵抗素子R2の一端は、プログラム電圧VPGMに接続され、他端はスイッチング素子SW2の電流経路の一端に接続される。
抵抗素子R3の一端は、プログラム電圧VPGMに接続され、他端はスイッチング素子SW3の電流経路の一端に接続される。
抵抗素子R4の一端は、プログラム電圧VPGMに接続され、他端はスイッチング素子SW4の電流経路の一端に接続される。
スイッチング素子SW1の電流経路の他端はD型トランジスタDtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。
スイッチング素子SW2の電流経路の他端はD型トランジスタDtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。
スイッチング素子SW3の電流経路の他端はD型トランジスタDtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。
スイッチング素子SW4の電流経路の他端はD型トランジスタDtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。
スイッチング素子SW2の電流経路の他端はD型トランジスタDtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。
スイッチング素子SW3の電流経路の他端はD型トランジスタDtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。
スイッチング素子SW4の電流経路の他端はD型トランジスタDtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。
D型トランジスタDtr1の電流経路の他端は、N型トランジスタNtr1の電流経路の一端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続される。ここで、D型トランジスタDtr1は、マイナスの閾値電圧を持って、常にオン状態のトランジスタである。そのため、高電圧発生回路19−1側から高電圧が与えられ得るノードN0の電圧を緩和できる点、で有効である。
N型トランジスタNtr1の電流経路の他端は、D型トランジスタDtr1の電流経路の他端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続され、出力はグローバルスイッチ回路GSWの入力に接続される。
N型トランジスタNtr1の電流経路の他端は、D型トランジスタDtr1の電流経路の他端に接続され、ゲートはSW回路の出力に接続され、出力はグローバルスイッチ回路GSWの入力に接続される。
1−5−2.抵抗可変回路の抵抗可変動作について
次に、図6に示す動作表を用いて、抵抗可変回路19−3の動作について説明する。
例えば、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、1プレーンのみ選択の場合(1 plane)には、スイッチング素子SW1〜SW4が全てオフ(OFF)となるため、抵抗素子R1のみが高電圧発生回路とグローバルコントロールゲート線GCGLの間であるポンプ部配線PumpLの間に挿入されることとなる。
次に、図6に示す動作表を用いて、抵抗可変回路19−3の動作について説明する。
例えば、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、1プレーンのみ選択の場合(1 plane)には、スイッチング素子SW1〜SW4が全てオフ(OFF)となるため、抵抗素子R1のみが高電圧発生回路とグローバルコントロールゲート線GCGLの間であるポンプ部配線PumpLの間に挿入されることとなる。
次に、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、2プレーン選択された場合(2 plane)には、スイッチング素子SW2のみがオン(ON)となるため、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される合成抵抗は、抵抗素子R1と抵抗素子R2との並列接続(1/(1/R1+1/R2))となり、1プレーン選択時の合成抵抗R1に比べ低下する。
次に、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、3プレーン選択された場合(3 plane)には、スイッチング素子SW2,SW3がオン(ON)となるため、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される線路の合成抵抗は、(1/(1/R1+1/R2+1/R3))となり、2プレーン選択時の合成抵抗に比べ、さらに低下する。
さらに、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、4プレーン選択された場合(4 plane)では、スイッチング素子SW2〜SW4がオン(ON)状態になる。そのため、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される線路の合成抵抗は、1/(1/R1+1/R2+1/R3+1/R4)となる。
このように、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、選択プレーン数が多くなるほど、換言すれば負荷容量が大きくなるほど、ポンプ部配線PumpLの線路抵抗を減ずる動作が行われる。従って、線路の負荷容量が小さいときには、線路抵抗を大きくすることにより、ワード線立ち上がり速度並びにリップルを抑制でき、負荷容量が大きいときには、線路抵抗を低下させることによりワード線立ち上がり速度の遅れを抑制することができる。この結果、選択プレーン数による特性バラツキを、高電圧発生回路19−1の能力を変更すること無しに、抵抗可変回路19−3の抵抗を可変させることのみで調整することができる。そのため、設計負担を低減できるというメリットもある。
さらに、いわゆるデータ消去動作後の書き戻し動作、即ち、データ消去動作の後の選択ブロック内で複数のワード線に書込み電圧を与える場合(BLOCK)には、スイッチング素子SW1〜SW4が全てオン(ON)とさせ、合成抵抗を実質的にない状態(バイパス状態)とする。
1−5−3.合成抵抗について
次に、図7を用いて、抵抗可変回路19−3の合成抵抗を試算した結果について説明する。ここで、本例では、抵抗素子R1を30kΩ程度、抵抗素子R2〜R4を50kΩ程度、として試算した。
次に、図7を用いて、抵抗可変回路19−3の合成抵抗を試算した結果について説明する。ここで、本例では、抵抗素子R1を30kΩ程度、抵抗素子R2〜R4を50kΩ程度、として試算した。
図示するように、1プレーン選択された場合(1 plane)には、合成抵抗Rは30kΩ程度、また後述する負荷容量との割合(ratio)は1.0程度となる。
2プレーン選択された場合(2 plane)には、合成抵抗Rは18.8kΩ程度、また後述する負荷容量との割合(ratio)は1/1.6程度となる。
3プレーン選択された場合(3 plane)には、合成抵抗Rは13.6kΩ程度、また後述する負荷容量との割合(ratio)は1/2.2程度となる。
4プレーン選択された場合(4 plane)には、合成抵抗Rは10.7kΩ程度、また後述する負荷容量との割合(ratio)は1/2.8程度となる。
このように、1プレーン選択時の抵抗値に対して、複数プレーン(nプレーン)選択時の抵抗値は、1/nより大きい値となる。これは、上記共通部分の配線容量があるためである。そのため、換言すると、抵抗可変回路19−3の抵抗は、複数プレーン(nプレーン)選択時の抵抗値は、1/nよりも大きい値となるように、配線抵抗を変化させる。
データ消去動作において、消去単位であるブロックが選択された場合(BLOCK)には、スイッチング素子SW1〜SW4が全てオン(ON)とさせ、合成抵抗を実質的にない状態(バイパス状態)となる。そのため、合成抵抗Rは配線(ポンプ部配線PumpL)と実質的に同様となる。
1−6.配線構成例
次に、図8を用いて、本例に係る電源電圧発生回路19が充電する配線構成例について説明する。
図示するように、本例に係る電源電圧発生回路19が充電する配線構成は、共通配線部21、ローカル配線部22、およびワード線部23である。
次に、図8を用いて、本例に係る電源電圧発生回路19が充電する配線構成例について説明する。
図示するように、本例に係る電源電圧発生回路19が充電する配線構成は、共通配線部21、ローカル配線部22、およびワード線部23である。
共通配線部21は、図中の”太線”で示すように、ポンプ部配線PumpLおよびグローバルコントロールゲート線GCGLである。ポンプ部配線PumpLは、全プレーン用高電圧発生回路19−1とグローバルスイッチ回路GSWとの間を、抵抗可変回路19−3を介して、電気的に接続する。
また、グローバルスイッチ回路GSWは、複数のスイッチング回路SWとスイッチングトランジスタGSTrを備える。スイッチングトランジスタGSTrの電流経路の一端はポンプ部配線PumpLに接続され、電流経路の他端はグローバルコントロールゲート線GCGLに接続され、ゲートから入力されるスイッチング回路SWの出力信号により電流経路のオン/オフが切り替えられる。グローバルコントロールゲート線GCGLは、グローバルスイッチ回路GSWと、ローカルスイッチ回路HVとの間を電気的に接続する。
ローカル配線部22は、図中の”細線”で示すように、ローカルスイッチ回路HVと、ブロックデコーダスイッチ回路BDSWとの間を電気的に接続する。また、ローカルスイッチ回路HVは、複数のスイッチング回路SWとスイッチングトランジスタLSTrを備える。スイッチングトランジスタLSTrの電流経路の一端はグローバルコントロールゲート線GCGLに接続され、電流経路の他端はブロックデコーダスイッチ回路BDSWに接続され、ゲートから入力されるスイッチング回路SWの出力信号により電流経路のオン/オフが切り替えられる。
ワード線部23は、図中の”細線”で示すように、ブロックデコーダスイッチ回路BDSWと、プレーン(Plane 0 〜 Plane 3)との間を電気的に接続する。また、ブロックデコーダスイッチ回路BDSWは、ブロックデコーダ(BD0〜BD3)内に配置され、複数のスイッチング回路SWとスイッチングトランジスタBSTrを備える。スイッチングトランジスタBSTrの電流経路の一端はローカルコントロールゲート線LCGLに接続され、電流経路の他端はワード線WLxに接続され、ゲートから入力されるスイッチング回路SWの出力信号により電流経路のオン/オフが切り替えられる。
1−5.配線負荷容量の合計
次に、図9を用いて、本例に係る電源電圧発生回路19が充電する配線負荷容量の合計について説明する。上記のように、本例に係るNAND型フラッシュメモリは、メモリセルアレイ11が4分割された4つのプレーン(PL0〜PL3)からなる構成である。
次に、図9を用いて、本例に係る電源電圧発生回路19が充電する配線負荷容量の合計について説明する。上記のように、本例に係るNAND型フラッシュメモリは、メモリセルアレイ11が4分割された4つのプレーン(PL0〜PL3)からなる構成である。
ここで、図示するように、電源電圧発生回路19が充電する配線負荷容量の合計は、以下に示す共通部分の負荷容量C1と、選択プレーン数に依存する部分の負荷容量(C2+C3)×4との合計である。即ち、図8中の配線構成において以下のようにそれぞれ対応する。
共通部分C1:共通配線部分21(図8中の”太線”)の負荷容量
選択プレーン数に依存する部分(C2+C3):ローカル配線部22およびワード線部23(図8中の”細線”)の負荷容量
このように、電源電圧発生回路19が充電する配線負荷容量は、プレーンの選択数に依存せずにグローバルスイッチ回路GSWがオンすると共通に見える負荷容量C1と、複数のプレーン(PL0〜PL3)対応した選択プレーン数に依存する部分(C2+C3)とから構成されることが分かる。
選択プレーン数に依存する部分(C2+C3):ローカル配線部22およびワード線部23(図8中の”細線”)の負荷容量
このように、電源電圧発生回路19が充電する配線負荷容量は、プレーンの選択数に依存せずにグローバルスイッチ回路GSWがオンすると共通に見える負荷容量C1と、複数のプレーン(PL0〜PL3)対応した選択プレーン数に依存する部分(C2+C3)とから構成されることが分かる。
1−6.選択プレーン数と負荷容量との関係
次に、図10を用いて、本例に係る選択プレーン数と負荷容量との関係について説明する。
図中の中欄(1WL/Plane当たり容量)に示すように、2プレーン以上の複数プレーンを有する半導体集積回路装置では、1プレーン選択時と2プレーン以上の複数のプレーンを同時に選択した際で充電すべき負荷容量が変動する。ここで、本例では、各配線の容量は配線長やトランジスタ数を考慮し、ワード線については2pF程度、ローカルコントロールゲート線については6pF程度、ポンプ部配線PumpLおよびグローバルコントロールゲート線GCGLについては5pF程度、として試算した。
次に、図10を用いて、本例に係る選択プレーン数と負荷容量との関係について説明する。
図中の中欄(1WL/Plane当たり容量)に示すように、2プレーン以上の複数プレーンを有する半導体集積回路装置では、1プレーン選択時と2プレーン以上の複数のプレーンを同時に選択した際で充電すべき負荷容量が変動する。ここで、本例では、各配線の容量は配線長やトランジスタ数を考慮し、ワード線については2pF程度、ローカルコントロールゲート線については6pF程度、ポンプ部配線PumpLおよびグローバルコントロールゲート線GCGLについては5pF程度、として試算した。
結果、本例に係る4プレーン構成では、以下のように変動する。
1Plane選択の場合:5+(2+6)×1=13pF程度
2Plane選択の場合:5+(2+6)×2=21pF程度
3Plane選択の場合:5+(2+6)×3=29pF程度
4Plane選択の場合:5+(2+6)×4=37pF程度
上記のように、負荷容量が選択プレーン数により変動すると、それに伴い充電時間も大きく変化してしまい、動作マージンの悪化を引き起こす原因となる。そのため、選択プレーン数に応じて、電源電圧発生回路の能力を可変とすれば良いとも思われる。
1Plane選択の場合:5+(2+6)×1=13pF程度
2Plane選択の場合:5+(2+6)×2=21pF程度
3Plane選択の場合:5+(2+6)×3=29pF程度
4Plane選択の場合:5+(2+6)×4=37pF程度
上記のように、負荷容量が選択プレーン数により変動すると、それに伴い充電時間も大きく変化してしまい、動作マージンの悪化を引き起こす原因となる。そのため、選択プレーン数に応じて、電源電圧発生回路の能力を可変とすれば良いとも思われる。
しかしながら、選択プレーン数により変化する負荷容量に応じて、的確に電源電圧発生回路の供給能力を変化させる制御は容易ではない。
それは、上記図10に示す本例の試算のように、4プレーン構成の半導体集積回路装置の場合、1プレーン動作時と、2プレーン動作、さらに4プレーン同時動作での負荷容量は、単純に1プレーン動作時に比べ2倍、4倍と増加するわけではないからである。
図示するように、1プレーン動作時と2プレーン動作では、2倍にはなっていないことは明らかである。本試算では、選択プレーン数が、2倍、4倍になっても、負荷容量としては、それぞれ1.6倍程度、2.8倍程度となっている。
これは、選択プレーン数に依らず共通部分の負荷容量C1が存在するためである。本例では、共通部分の負荷容量C1は、ポンプ部配線PumpLおよびグローバルコントロール配線の容量5pF程度に相当する。
ここで、その対応案として、プレーンごとに電圧発生器を設け、当該プレーンが選択された場合のみその電圧発生器を動作させる構成が良いとも思われる。しかしながら、この構成では、2プレーン、4プレーン動作時では、電圧発生器の能力がそれぞれ2倍、4倍となってしまい、実際の負荷容量変化と合致せず、さらに、実際の負荷容量変化に比べ、複数プレーン選択時では過大な能力となってしまう。さらにこの構成では、選択プレーン数によるワード線の立ち上り速度のばらつきによる動作マージンの低下、加えて負荷に比べ過大な能力の電圧発生器が必要となりレイアウト面積の増大ならびに消費電流の増大も懸念される。
そこで、本例では、複数のプレーンPL0〜PL3に共通な電源電圧を発生するように構成される全プレーン用高電圧発生回路19−1の電圧供給の能力は変えないで、プレーン選択数検出回路19−2から通知されるプレーンの選択数(選択信号NOSP2〜NOSP4)に応じて、複数のプレーンPL0〜PL3と全プレーン用高電圧発生回路19−2との間の配線(ポンプ部配線PumpL)の抵抗を可変させる。このことにより、選択プレーン数の変化に伴って容量負荷が変動した場合であっても、配線抵抗を選択プレーン数に応じて変更できるため、充電時間が選択プレーン数により変動することを防止することができる。そのため、動作マージンを向上することができる。
例えば、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、1プレーンのみ選択の場合(1 plane)には、合成抵抗として抵抗素子R1をポンプ部配線PumpLの間に挿入することができる。
例えば、2プレーン選択された場合(2 plane)には、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される合成抵抗を、抵抗素子R1と抵抗素子R2との並列接続(1/(1/R1+1/R2))とでき、1プレーン選択時の合成抵抗R1に比べ低下させることができる。
例えば、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、3プレーン選択された場合(3 plane)には、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される線路の合成抵抗を、(1/(1/R1+1/R2+1/R3))とでき、2プレーン選択時の合成抵抗に比べ、さらに低下させることができる。
さらに、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、4プレーン選択された場合(4 plane)では、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される線路の合成抵抗を、1/(1/R1+1/R2+1/R3+1/R4)とでき、最も小さくすることができる。
このように、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、選択プレーン数が多くなるほど、換言すれば負荷容量が大きくなるほど、ポンプ部配線PumpLの線路抵抗を減ずることができる。従って、線路の負荷容量が小さいときには、線路抵抗を大きくすることにより、ワード線立ち上がり速度並びにリップルを抑制でき、負荷容量が大きいときには、線路抵抗を低下させることによりワード線立ち上がり速度の遅れを抑制することができる。この結果、選択プレーン数による特性バラツキを、高電圧発生回路19−1の能力を変更すること無しに、抵抗可変回路19−3の抵抗を可変させることのみで調整することができる。
<2.立ち上がり電圧特性>
次に、図11および図12を用いて、半導体集積回路装置の立ち上がり電圧特性について説明する。
2−1.第1の実施形態に係る立ち上がり速度
まず、図11を用いて、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の立ち上がり電圧特性について説明する。
図示するように、時間(time)と電圧(V)との関係に関し、1プレーン選択、2プレーン選択、3プレーン選択、4プレーン選択、のいずれの場合であっても、ほぼ一定の立ち上がり特性を実現している。例えば、本例の場合では、1〜4プレーン選択にかかわらず、ほぼ一定の時間tcの際には、負荷容量を充電できる。
次に、図11および図12を用いて、半導体集積回路装置の立ち上がり電圧特性について説明する。
2−1.第1の実施形態に係る立ち上がり速度
まず、図11を用いて、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の立ち上がり電圧特性について説明する。
図示するように、時間(time)と電圧(V)との関係に関し、1プレーン選択、2プレーン選択、3プレーン選択、4プレーン選択、のいずれの場合であっても、ほぼ一定の立ち上がり特性を実現している。例えば、本例の場合では、1〜4プレーン選択にかかわらず、ほぼ一定の時間tcの際には、負荷容量を充電できる。
そのため、本例の構成によれば、選択プレーン数に依存せず、ほぼ一定の立ち上がり特性を有することが分かる。
2−2.比較例に係る立ち上がり速度
続いて、図12を用いて、後述する比較例に係る半導体集積回路装置の立ち上がり電圧特性について説明する。
図示するように、時間(time)と電圧(V)との関係に関し、1プレーン選択、2プレーン選択、3プレーン選択、4プレーン選択、のそれぞれの場合に対し、立ち上がり特性が大きく変動している。例えば、比較例の場合では、順次、1〜4プレーン選択と選択数が増大するに従い、負荷容量の充電時間も増大(時間t1→時間t2、…)する。
続いて、図12を用いて、後述する比較例に係る半導体集積回路装置の立ち上がり電圧特性について説明する。
図示するように、時間(time)と電圧(V)との関係に関し、1プレーン選択、2プレーン選択、3プレーン選択、4プレーン選択、のそれぞれの場合に対し、立ち上がり特性が大きく変動している。例えば、比較例の場合では、順次、1〜4プレーン選択と選択数が増大するに従い、負荷容量の充電時間も増大(時間t1→時間t2、…)する。
そのため、比較例の構成では、選択プレーン数により、立ち上がり特性が大きく変動することが分かる。
<3.作用効果>
第1の実施形態に係る半導体集積回路装置によれば、少なくとも下記(1)乃至(2)の効果が得られる。
第1の実施形態に係る半導体集積回路装置によれば、少なくとも下記(1)乃至(2)の効果が得られる。
(1)動作マージンを向上できる。
上記のように、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置は、複数のメモリセルMTをそれぞれ有する複数のプレーンPL0〜PL3を備えるメモリセルアレイ11と、複数のプレーンに共通な電源電圧を発生する電圧発生回路19−1と、複数のプレーンの選択数を検出する選択数検出回路19−2と、選択数検出回路から通知されるプレーンの選択数(NOSP2〜NOSP4)に応じて複数のプレーンとプレーン用電源発生回路との間の配線抵抗を可変させる抵抗可変回路19−3とを備える電源電圧発生回路19と、電源電圧発生回路19を制御する制御回路17とを少なくとも具備するものである。
上記のように、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置は、複数のメモリセルMTをそれぞれ有する複数のプレーンPL0〜PL3を備えるメモリセルアレイ11と、複数のプレーンに共通な電源電圧を発生する電圧発生回路19−1と、複数のプレーンの選択数を検出する選択数検出回路19−2と、選択数検出回路から通知されるプレーンの選択数(NOSP2〜NOSP4)に応じて複数のプレーンとプレーン用電源発生回路との間の配線抵抗を可変させる抵抗可変回路19−3とを備える電源電圧発生回路19と、電源電圧発生回路19を制御する制御回路17とを少なくとも具備するものである。
換言すれば、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置は、複数のプレーンPL0〜PL3に共通な電源電圧を発生するように構成される全プレーン用高電圧発生回路19−1の電圧供給の能力は変えないで、プレーン選択数検出回路19−2から通知されるプレーンの選択数(選択信号NOSP2〜NOSP3)に応じて、複数のプレーンPL0〜PL3と全プレーン用高電圧発生回路19−2との間の配線(ポンプ部配線PumpL)の抵抗を可変させる。
このことにより、選択プレーン数の変化に伴って容量負荷が変動した場合であっても、配線抵抗を選択プレーン数に応じて変更できるため、充電時間が選択プレーン数により変動することを防止することができる。そのため、動作マージンを向上することができる。
例えば、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、1プレーンのみ選択の場合(1 plane)には、合成抵抗として抵抗素子R1をポンプ部配線PumpLの間に挿入することができる。
例えば、2プレーン選択された場合(2 plane)には、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される合成抵抗を、抵抗素子R1と抵抗素子R2との並列接続(1/(1/R1+1/R2))とでき、1プレーン選択時の合成抵抗R1に比べ低下させることができる。
例えば、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、3プレーン選択された場合(3 plane)には、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される線路の合成抵抗を、(1/(1/R1+1/R2+1/R3))とでき、2プレーン選択時の合成抵抗に比べ、さらに低下させることができる。
さらに、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、4プレーン選択された場合(4 plane)では、ポンプ部配線PumpLの間に挿入される線路の合成抵抗を、1/(1/R1+1/R2+1/R3+1/R4)とでき、最も小さくすることができる。
このように、データ書き込み動作およびデータ読み出し動作において、抵抗可変回路19−3は、選択プレーン数に反比例して、配線抵抗(負荷容量)を変化させる。即ち、選択プレーン数が多くなるほど、換言すれば負荷容量が大きくなるほど、ポンプ部配線PumpLの線路抵抗を減ずることができる。従って、線路の負荷容量が小さいときには、線路抵抗を大きくすることにより、ワード線立ち上がり速度並びにリップルを抑制でき、負荷容量が大きいときには、線路抵抗を低下させることによりワード線立ち上がり速度の遅れを抑制することができる。この結果、選択プレーン数による特性バラツキを、高電圧発生回路19−1の能力を変更すること無しに、抵抗可変回路19−3の抵抗を可変させることのみで調整することができる。
このように、本例に係る構成および動作によれば、複数プレーン化が進行に伴って、選択プレーン数の変化による負荷変動があった場合であっても、常に最適な制御が容易に可能となる。そのため、選択プレーン数の変化に伴って容量負荷が変動した場合であっても、充電時間が選択プレーン数により変動することを防止することができる。そのため、動作マージンを向上することができる。
これは、上述した図11に示した、本願の発明者が得た知見に係る半導体集積回路装置の立ち上がり電圧特性からも明らかである。
(2)大容量化に対して有利である。
ここで、大容量化を実現するためには、メモリセルの微細化を推し進めつつ、メモリセルアレイを複数プレーン(Plane)化することが有望であると考えられている。
ここで、大容量化を実現するためには、メモリセルの微細化を推し進めつつ、メモリセルアレイを複数プレーン(Plane)化することが有望であると考えられている。
本例では、上記(1)での説明のように、動作マージンを悪化することなく、複数プレーン化することができる。そのため、大容量化に対して有利である。また、本例に係る構成は、メモリセルのシュリンクが進んだ、30nm以下の世代、例えば、20nm世代、10nm世代等,…に対して有望であると予想される。
[第2の実施形態(その他の構成例)]
次に、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置について、図13を用いて説明する。この実施形態は、その他の構成例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
次に、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置について、図13を用いて説明する。この実施形態は、その他の構成例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<構成例>
図示するように、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置は、メモリセルアレイ11に関し、プレーンPL0〜PL3の両端にブロックデコーダBD、ローカルスイッチ回路HV、およびセンスアンプS/Aがそれぞれ更に配置される点で、上記第1の実施形態と相違する。
図示するように、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置は、メモリセルアレイ11に関し、プレーンPL0〜PL3の両端にブロックデコーダBD、ローカルスイッチ回路HV、およびセンスアンプS/Aがそれぞれ更に配置される点で、上記第1の実施形態と相違する。
そのため、メモリセルの微細化が進展しても、ブロックデコーダBD0〜BD3のリソグラフィのマージンを拡大できる点で、微細化に対して有利である。より具体的には、例えば、1プレーンが2000ブロック程度で構成されている場合、ブロックデコーダBD0〜BD3は、同じ数の2000個を配置する必要がある。ここで、プレーンの片側にのみに配置した場合、片側に2000個のブロックデコーダを、ブロックと同じピッチで配置する必要ある。一方、本例のように、ブロックデコーダBD0〜BD3をプレーンプレーンPL0〜PL3の両側に配置する構成であれば、プレーンの片側に、例えば、1000個ずつ配置すればよい。そのため、ブロックデコーダBD0〜BD3を、ブロックのピッチの2倍で配置できるため、リソグラフィのマージンを向上することができる。
<作用効果>
第2の実施形態に係る半導体集積回路装置によれば、少なくとも上記(1)乃至(2)と同様の効果が得られる。さらに、下記(3)の効果が得られる。
第2の実施形態に係る半導体集積回路装置によれば、少なくとも上記(1)乃至(2)と同様の効果が得られる。さらに、下記(3)の効果が得られる。
(3)微細化に対して有利である。
さらに、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置は、メモリセルアレイ11に関し、プレーンPL0〜PL3の両端に、ブロックデコーダBD、ローカルスイッチ回路HV、およびセンスアンプS/Aがそれぞれ更に配置される。
そのため、メモリセルの微細化が進展しても、ブロックデコーダBD0〜BD3のリソグラフィのマージンを拡大できる点で、微細化に対して有利である。より具体的には、例えば、1プレーンが2000ブロック程度で構成されている場合、ブロックデコーダBD0〜BD3は、同じ数の2000個を配置する必要がある。ここで、プレーンの片側にのみに配置した場合、片側に2000個のブロックデコーダを、ブロックと同じピッチで配置する必要ある。一方、本例のように、ブロックデコーダBD0〜BD3をプレーンプレーンPL0〜PL3の両側に配置する構成であれば、プレーンの片側に、例えば、1000個ずつ配置すればよい。そのため、ブロックデコーダBD0〜BD3を、ブロックのピッチの2倍で配置できるため、リソグラフィのマージンを向上することができる。
さらに、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置は、メモリセルアレイ11に関し、プレーンPL0〜PL3の両端に、ブロックデコーダBD、ローカルスイッチ回路HV、およびセンスアンプS/Aがそれぞれ更に配置される。
そのため、メモリセルの微細化が進展しても、ブロックデコーダBD0〜BD3のリソグラフィのマージンを拡大できる点で、微細化に対して有利である。より具体的には、例えば、1プレーンが2000ブロック程度で構成されている場合、ブロックデコーダBD0〜BD3は、同じ数の2000個を配置する必要がある。ここで、プレーンの片側にのみに配置した場合、片側に2000個のブロックデコーダを、ブロックと同じピッチで配置する必要ある。一方、本例のように、ブロックデコーダBD0〜BD3をプレーンプレーンPL0〜PL3の両側に配置する構成であれば、プレーンの片側に、例えば、1000個ずつ配置すればよい。そのため、ブロックデコーダBD0〜BD3を、ブロックのピッチの2倍で配置できるため、リソグラフィのマージンを向上することができる。
[比較例(プレーン一括制御の一例)]
次に、上記第1乃至第2の実施形態に係る半導体集積回路装置と比較するために、比較例に係る半導体集積回路装置について、図14を用いて説明する。この比較例は、プレーンの電源電圧を一括して制御する一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。尚、本比較例に係る構成は、出願時における客観的な従来例に係る構成を示すものではなく、上記第1乃至第2の実施形態に係る半導体集積回路装置と比較するための一例である。
次に、上記第1乃至第2の実施形態に係る半導体集積回路装置と比較するために、比較例に係る半導体集積回路装置について、図14を用いて説明する。この比較例は、プレーンの電源電圧を一括して制御する一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。尚、本比較例に係る構成は、出願時における客観的な従来例に係る構成を示すものではなく、上記第1乃至第2の実施形態に係る半導体集積回路装置と比較するための一例である。
図示するように、本比較例に係るメモリセルアレイ111が複数のプレーン(PL0〜PL3)を備えている点で、上記第1乃至第2の実施形態と共通する。
一方、本比較例に係る電源電圧発生回路119は、単一の電圧発生回路HV(HV-Pump for all planes)のみを備え、プレーンの選択数にかかわらず電圧発生回路HVのみにより、電源電圧が与えられる点で、上記第1乃至第2の実施形態と相違する。
そのため、本比較例に係る構成では、例えば、データ読み出し動作、データ書き込み動作の際には、選択プレーン数に関係なく、入力されるワード線本数(例えば、4本、8本、16本、…)に係る制御信号により、与えられる電源電圧が制御される。ここで、単一のプレーン構成の場合、この構成および制御であっても、負荷容量の変動による、動作マージンの悪化は発生しない。
しかしながら、2プレーン以上の複数プレーンを有する半導体集積回路装置では、1プレーン選択時と2プレーン以上の複数のプレーンを同時に選択した際で充電すべき負荷容量が変動する。充電時間が選択プレーン数により大きく変化してしまい動作マージンの悪化を引き起こす原因となる。そのため、選択プレーン数に応じて、電源電圧発生回路の能力を可変とすれば良いとも思われるが、選択プレーン数により変化する負荷容量に応じて、的確に電源電圧発生回路の供給能力を変化させる制御は容易ではない。
それは、上記図10に示した試算のように、4プレーン構成の半導体集積回路装置の場合、1プレーン動作時と、2プレーン動作、さらに4プレーン同時動作での負荷容量は、単純に1プレーン動作時に比べ2倍、4倍と増加するわけではないからである。
従って、比較例に係る構成では、立ち上がり電圧特性は、上記図12に示したように、順次、1〜4プレーン選択と選択数が増大するに従い、負荷容量の充電時間も増大(時間t1→時間t2、…)する。
このように、比較例に係る構成および動作では、2プレーン以上の複数プレーン化が進行すると、選択プレーン数の変化に伴って容量負荷が変動するため、充電時間が選択プレーン数により大きく変動する。そのため、動作マージンが低減する点で不利である。また、大容量化に対しても不利であると言える。
以上、第1乃至第2の実施形態および比較例を用いて本発明の説明を行ったが、この発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記各実施形態および比較例には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば各実施形態および比較例に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
11…メモリセルアレイ、PL0〜PL3…プレーン、19…電源電圧発生回路、19−1…全プレーン用高電圧発生回路、19−2…プレーン選択数検出回路、19−3…抵抗可変回路、17…制御回路。
Claims (5)
- 複数のメモリセルをそれぞれ有する複数のプレーンを備えるメモリセルアレイと、
前記複数のプレーンに共通な電源電圧を発生する電圧発生回路と、前記複数のプレーンの選択数を検出する選択数検出回路と、前記選択数検出回路から通知されるプレーンの選択数に応じて前記複数のプレーンと前記電圧発生回路との間の配線抵抗を可変させる抵抗可変回路とを備える電源電圧発生回路と、
前記電源電圧発生回路を制御する制御回路とを具備すること
を特徴とする半導体集積回路装置。 - 前記抵抗可変回路は、前記選択数検出回路から通知される選択プレーン数の増加に伴って配線抵抗を低減させること
を特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。 - 前記抵抗可変回路は、選択ワード線と前記電圧発生回路との間を電気的に接続する配線に挿入され、
前記メモリセルのデータ書き込み動作またはデータ読み出し動作の際に前記選択数検出回路から通知される選択プレーン数に反比例して配線抵抗を変化させ、前記メモリセルの複数のワード線に書込み電圧を与える際に配線抵抗を実質的にないバイパス状態に変化させること
を特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。 - 前記複数のプレーンは、前記複数のプレーンの両端に、各プレーン中のブロックを選択するブロックデコーダおよびセンスアンプを更に備えること
を特徴とする請求項2または3に記載の半導体記憶装置。 - 前記選択数検出回路は、前記制御回路から入力される制御信号を半加算する半加算部と、前記半加算部からの信号を合成してプレーン選択信号を生成する合成部とを有し、
前記抵抗可変回路は、前記プレーン選択信号に応じて自身が有する合成抵抗を可変させる合成抵抗部と、前記合成抵抗部の出力を前記メモリセルアレイに切り替えて接続するスイッチ部とを有すること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
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