JP2010255761A - オイル量調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーフローチューブをネジ止め固定するものでありながら、仕様環境下での温度変化等に起因してオーバーフローチューブがケース体内にて脱落し易くなるような不都合を回避し得るオイル量調整装置を提供する。
【解決手段】オイル量調整装置8がドレンプラグ5とオーバーフローチューブ7とを備え、該チューブ7の雄ネジ部7dに、ドレンプラグ5の雌ネジ部5eとの螺合時にネジ切りされて該雌ネジ部5eに係合するネジ切り部9を有している。このため、オーバーフローチューブ7をネジ止め固定するものでありながら、仕様環境下での温度変化等によるネジ緩みを回避することができ、オイルパン内にオーバーフローチューブ7を脱落させない脱落防止機能を充実させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、オイル量調整装置に係り、詳しくは、ケース体内の作動オイルの量を調整し得るオイル量調整装置に関する。
従来、例えば車輌に搭載される自動変速機には、潤滑や変速処理のため所定量の作動オイルが注入されるが、該作動オイルは、底部に固定されたオイルパンにて所定量が維持され、所定の時期に交換され、或いは排油される。このような構造において、オイルパン底部の一部を開閉し得るドレンプラグ側にオーバーフローチューブ(以下、単に「チューブ」ともいう。)を固定し、オイルパン内の上下方向に延びる該チューブによりオイルレベルを調整するようにしたものが知られている。
しかし、このものにおいては、オイルパン内でのチューブの脱落を防止する目的から、該チューブを溶接で固定していたため、溶接に適するようにチューブの材質に制約があり、質量、コスト的にデメリットがあった。また、チューブを固定する場合、オイルレベル調整のための長さ方向での精度が要求されるが、溶接による固定では精度確保にコストが掛かるという不都合がある。
一方、チューブを溶接以外の方法で取り付けるようにした技術も知られている(特許文献1参照)。該特許文献1記載の技術では、オイルパン底部に開口部が形成され、オイルパン内面における該開口部に対向する位置にシートプラグが固定され、中空のチューブを固定された中空の中間プラグが開口部からシートプラグに挿入されて取り付けられ、この状態で該シートプラグにドレンプラグが螺合されることで開口部が閉止されるように構成される。
特開2004−340244号公報
しかし、上記特許文献1記載の技術によると、固定が溶接によらないため、チューブの材質に制約がなく、溶接工法による精度維持のためのコスト増を招く等の問題を解消し得るものの、中間プラグにチューブをネジ止めや圧入によって取り付けているため、自動変速機内の温度変化等で緩みが発生して、チューブがオイルパン内にて脱落するような不具合を生じる虞があった。
そこで本発明は、オーバーフローチューブを溶接で固定せずネジ止め固定するものでありながら、仕様環境下での温度変化等に起因してオーバーフローチューブがオイルパン等のケース体内にて脱落し易くなるような不都合を回避し得る構成としたオイル量調整装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図4参照)、ケース体(4)の底部に形成された開口部(11a)に取り付けられるオイル量調整装置(8)において、
雌ネジ部(5e)を有する中空部(5d)が貫通形成され、かつ該中空部(5d)の一端を封止された状態で前記開口部(11a)に取り付けられる貫通プラグ(5)と、
該貫通プラグ(5)よりも軟性な材料からなり該貫通プラグ(5)の前記雌ネジ部(5e)に螺合可能な雄ネジ部(7d)を端部外周に有するオーバーフローチューブ(7)と、を備え、
前記オーバーフローチューブ(7)の前記雄ネジ部(7d)に、前記貫通プラグ(5)の前記雌ネジ部(5e)との螺合時にネジ切りされて該雌ネジ部(5e)に係合するネジ切り部(9)を有してなる、
ことを特徴とするオイル量調整装置(8)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図2乃至図4参照)、前記オーバーフローチューブ(7)は、前記雄ネジ部(7d)と前記雌ネジ部(5e)との螺合時に前記貫通プラグ(5)の端面(5g)に密着する鍔部(7c)を有し、かつ、
前記貫通プラグ(5)は、前記螺合時に前記鍔部(7c)に密着する面取り部(5h)を有し、
前記螺合時に前記鍔部(7c)と前記端面(5g)とが密着した際に、該鍔部(7c)と前記面取り部(5h)とにより、ネジ切りで削られた前記ネジ切り部(9)の削り粉を収容する収容空間(10)が形成されてなる、
請求項1記載のオイル量調整装置(8)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図4参照)、前記収容空間(10)の容積が、ネジ切りされた際に削られる前記ネジ切り部(9)の削り粉の体積以上となるように構成される、
請求項2記載のオイル量調整装置(8)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1参照)、前記貫通プラグ(5)は、前記雌ネジ部(5e)を軸方向に同じ内径で延在するように有し、かつ該雌ネジ部(5e)における前記端面(5g)と逆側から中実の封止プラグ(6)を螺合されることで、前記ケース体(4)の外方に向いた前記中空部(5d)の端部を封止されてなる、
請求項1乃至3の何れか1項記載のオイル量調整装置(8)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、オイル量調整装置が貫通プラグとオーバーフローチューブとを備え、オーバーフローチューブの雄ネジ部に、貫通プラグの雌ネジ部との螺合時にネジ切りされて該雌ネジ部に係合するネジ切り部を有するので、オーバーフローチューブを溶接で固定せずネジ止め固定するものでありながら、仕様環境下での温度変化等によるネジ緩みを回避することができ、ケース体内にオーバーフローチューブを脱落させない脱落防止機能を充実させることができる。また、溶接によらずネジ締結でオーバーフローチューブを固定することで、オーバーフローチューブの材質を鉄材から樹脂材(プラスチック材)に変更することが可能になり、質量低減のメリットを得ることが可能になると共に、アセンブリ工程が溶接に比して簡易化されることでコスト低減も可能になる。
請求項2に係る本発明によると、オーバーフローチューブが、螺合時に貫通プラグの端面に密着する鍔部を有し、貫通プラグが、螺合時に鍔部に密着する面取り部を有し、鍔部と端面とが密着した際に、該鍔部と面取り部とにより、ネジ切りで削られたネジ切り部の削り粉を収容する収容空間が形成されるので、オーバーフローチューブを貫通プラグにネジ固定する際にネジ切り部がネジ切りされることで発生する削り粉を、ネジ切りに伴って収容空間に集めて封入し、ケース体内への異物混入を確実に回避することができる。
請求項3に係る本発明によると、収容空間の容積が、ネジ切りされた際に削られるネジ切り部の削り粉の体積以上となるように構成されるので、オーバーフローチューブの貫通プラグへのネジ止め時に、ネジ切りにより発生する削り粉を、収容空間に確実に収容することができる。
請求項4に係る本発明によると、貫通プラグが、軸方向に同じ内径で延在するように雌ネジ部を有し、かつ該雌ネジ部における端面と逆側から中実の封止プラグを螺合されることで、ケース体の外方に向いた中空部の端部を封止されるので、オーバーフローチューブを螺合する雌ネジ部と封止プラグを螺合する雌ネジ部とを貫通プラグに一工程で形成することができ、工程数を削減することができる。また、ケース体に固定される貫通プラグにオーバーフローチューブをネジ止めするだけで、オーバーフローチューブ一体型のオイル量調整装置を簡単に実現でき、部品点数を削減することができる。
本発明のオイル量調整装置をオイルパンに固定した自動変速機を示す概略図。 本実施の形態におけるオイル量調整装置の全体を示す断面図。 オーバーフローチューブを示す図であり、(a)は雄ネジ部付近の正面図、(b)は雄ネジ部を下方から見上げた状態で示す底面図、(c)は(b)のC−C線に沿って断面した断面図。 (a)はオイル量調整装置の全体を示す断面図、(b)は(a)の丸A部分を拡大して示す断面図、(c)は(a)の丸B部分を拡大して示す断面図。
本実施の形態におけるオイル量調整装置8を適用した自動変速機1は、図1に示すように、プラネタリギヤを有する変速機構2と、該変速機構2を収容するハウジング3と、該ハウジング3の底部に取り付けられたオイルパン(ケース体)4とを備えている。該オイルパン4の内方底部には、開口部11aに取り付けられる上記オイル量調整装置8が配置され、該オイルパン4内には、所定量の作動オイルoが所定高さまで注入されている。該作動オイルoの高さ(オイルレベル)は、オイル量調整装置8のオーバーフローチューブ7の先端(後述する他端部7e)の位置に対応している。
上記オイルパン4の底部内面には、図1の上方に突出する形状の保持部11が設けられており、該保持部11には、円形状の開口部11aが形成されている。該開口部11aの内周には雌ネジ部(図示せず)が形成されており、該雌ネジ部に上記オイル量調整装置8がそのドレンプラグ(貫通プラグ)5を螺合して固定されている。
上記オイル量調整装置8は、図2に示すように、開口部11a(図1参照)の上記雌ネジ部に外周の雄ネジ部5aを螺合されて固定されるドレンプラグ5と、該ドレンプラグ5の上端部にて該ドレンプラグ5の軸方向に延びるように位置してオイルパン4の上下方向に延びるようにネジ止め固定されるオーバーフローチューブ7とを有している。
上記ドレンプラグ5は、雌ネジ部5eを有する中空部5dが貫通形成され、かつ該中空部5dの一端を封止された状態で開口部11aに取り付けられる貫通プラグを構成している。即ち、該ドレンプラグ5は、円形状の頭部5bと、該頭部5bの中央部から軸方向に延びるように突出する軸部5cの外周に形成された雄ネジ部5aと、該軸部5cの中心を通って軸方向に貫通形成された中空部5dと、該中空部5dの内周に亘って同じ内径で形成された雌ネジ部5eと、螺合時に後述の鍔部7cに密着する面取り部5h(図4参照)とを有している。該面取り部5hは、オーバーフローチューブ7との対向部分、即ち円板状の鍔部7cと接触する端面5gに面した雌ネジ部5eの上端部にて該端面5gが中心に向かって下降するように傾斜して加工されている。
また、ドレンプラグ5における頭部5bには、中空部5dに続く凹部5fが形成されており、該凹部5fには、雄ネジ部6bを雌ネジ部5eに螺合して中空部5dに挿入された中実の封止プラグ6がその頭部6aを進入させている。該ドレンプラグ5は、雌ネジ部5eを軸方向に同じ内径で延在して有し、該雌ネジ部5eにおける端面5gと逆側から中実の封止プラグ6を螺合されることで、オイルパン4の外方に向いた中空部5dの端部を封止されるように構成される。
上記オーバーフローチューブ7は、金属製のドレンプラグ5よりも軟性な材料である樹脂(プラスチック)で全体が形成され、軸方向に延びる長尺の円筒部7aと、雄ネジ部7dと雌ネジ部5eとの螺合時にドレンプラグ5の端面5gに密着するように円筒部7aの一端部7b側の外周に形成された円板状の鍔部7cと、ドレンプラグ5の雌ネジ部5eに螺合可能に端部外周(即ち、鍔部7cと一端部7bとの間の円筒部7a外周)に形成された雄ネジ部7dと、円筒部7aにおける鍔部7cから他端部7e側に形成された直角三角形状のリブ7fとを有している。円筒部7aは内方に、軸方向に延びる中空部7gを有している。
上記雄ネジ部7dには、図3(a),(b),(c)に示すように、ドレンプラグ5の雌ネジ部5eとの螺合時にネジ切りされて該雌ネジ部5eに堅固に係合するネジ切り部9が形成されている。即ち、該ネジ切り部9は、オーバーフローチューブ7における鍔部7cと雄ネジ部7dとの間に亘るように、雄ネジ部7dを雌ネジ部5eにネジ込んだ際にネジ切りされるように構成されている。該ネジ切り部9は、オーバーフローチューブ7の他の部位と同様の樹脂製からなり、外方への突出量が雄ネジ部7dのネジ山部と同等の平坦状に形成されて、オーバーフローチューブ7の軸を中心として点対称の状態に2箇所形成されている。上記鍔部7cは、雄ネジ部7dをドレンプラグ5の雌ネジ部5eに螺合した状態でドレンプラグ5の端面5gに密着するが、この状態のオーバーフローチューブ7を堅固に保持するように、上記リブ7fは、オーバーフローチューブ7の軸を中心とする四方にそれぞれ突出するように4箇所形成されている。なお、上記ネジ切り部9の個数及び上記リブ7fの個数は、設計に応じて適宜選択され得るものである。
また、雄ネジ部7dと雌ネジ部5eとの螺合で鍔部7cと端面5gとが密着した際には、図4(a),(b),(c)に示すように、該鍔部7cと上記面取り部5hとで、ネジ切りで削られたネジ切り部9の削り粉を収容して漏れ出さないように封入する収容空間10が形成される。該収容空間10の容積は、ネジ切りされた際にネジ切り部9から削り取られる樹脂材料の削り粉の体積以上となるように構成される。即ち、収容空間10の容積をaとし、オーバーフローチューブ7側にて削られる部位の体積をbとするとき、次の関係
a≧b
が成立するように構成されている。図4(c)における符号5iは、雌ネジ部5eによってネジ切り部9から削り取られた部分を示し、符号7hは、雌ネジ部5eによって部分5iを削り取られた残りの部分を示している。
なお、本実施の形態において、オイルパン4内のオイルレベルを調整するオイル量調整装置8以外に、オイルパン4内の作動オイルoを完全に排出するための排出口(図示せず)をオイルパン4の底部に設け、該排出口を不図示のプラグで開閉できるように構成することもできる。
以上の構成を備える本オイル量調整装置8では、オイルパン(ケース体)4の底部内面に設けられた保持部材11の開口部11aに取り付ける場合、まず、ドレンプラグ5の雌ネジ部5eにオーバーフローチューブ7の雄ネジ部7dを端面5g側から螺合して固定し、頭部5b側から封止プラグ6の雄ネジ部6bを雌ネジ部5eに螺合して固定する。この状態のオイル量調整装置8を開口部11aの下面側から挿入し、ドレンプラグ5の雄ネジ部5aを開口部11aの内面の雌ネジ部(図示せず)に螺合させ、オイル量調整装置8を、図1に示すようにオイルパン4に堅固に固定する。
オイルパン4に固定されたオイル量調整装置8は、オイルパン4の上下方向(鉛直方向)に沿った状態になるため、自動変速機1内に作動オイルoを注入した後、封止プラグ6をドレンプラグ5から取り外すと、オイルパン4内に溜まった作動オイルoは、オーバーフローチューブ7の他端部7eを上側に超える部分が中空部7g及びドレンプラグ5の中空部5dを通ってオイルパン4から排出される。これにより、作動オイルoの油面(オイルレベル)が、図1に示すようにオーバーフローチューブ7の高さと同じになる。
本実施の形態では、オイル量調整装置8がドレンプラグ5とオーバーフローチューブ7とを備え、該チューブ7の雄ネジ部7dに、ドレンプラグ5の雌ネジ部5eとの螺合時にネジ切りされて該雌ネジ部5eに係合するネジ切り部9を有するので、オーバーフローチューブ7を溶接で固定せずネジ止め固定するものでありながら、仕様環境下での温度変化等によるネジ緩みを回避することができ、オイルパン4内にオーバーフローチューブ7を脱落させない脱落防止機能を充実させることができる。
また、溶接によらずネジ締結でオーバーフローチューブ7を固定することで、該チューブの材質を鉄材から樹脂材(プラスチック材)に変更することができ、これにより、質量低減の効果が得られると共に、アセンブリ工程が溶接の場合に比して簡易化されコストを低減できるという効果を得ることができる。
更に、本実施の形態では、オーバーフローチューブ7が、螺合時にドレンプラグ5の端面に密着する鍔部7cを有し、該ドレンプラグ5が、螺合時に鍔部に密着する面取り部5hを有し、鍔部7cと端面5gとが密着した際に、該鍔部7cと面取り部5hとにより、ネジ切りで削られたネジ切り部9の削り粉を収容する収容空間10が形成されるので、オーバーフローチューブ7をドレンプラグ5にネジ固定する際にネジ切り部9がネジ切りされることで発生する削り粉を、ネジ切りに伴って収容空間10に集めて封入し、オイルパン4内への異物混入を確実に回避することができる。
また、本実施の形態では、収容空間10の容積が、ネジ切りされた際に削られるネジ切り部9の削り粉の体積以上となるように構成されるので、オーバーフローチューブ7のドレンプラグ5へのネジ止め時に、ネジ切りにより発生する削り粉を、収容空間10に確実に収容することができる。
更に、本実施の形態では、ドレンプラグ5が、軸方向に同じ内径で延在するように雌ネジ部5eを有し、かつ該雌ネジ部5eにおける端面5gと逆側から中実の封止プラグ6を螺合されることで、オイルパン4の外方に向いた中空部5dの端部が封止されるので、オーバーフローチューブ7を螺合する雌ネジ部5eと封止プラグ6を螺合する雌ネジ部5eとをドレンプラグ5に一工程で形成することができ、工程数を削減することができる。また、オイルパン4に固定されるドレンプラグ5にオーバーフローチューブ7をネジ止めするだけで、オーバーフローチューブ一体型のオイル量調整装置8を簡単に実現でき、部品点数を削減することができる。
なお、本実施の形態では、本発明に係るケース体をオイルパン4に適用したが、本発明のケース体は、オイルパン4以外にも、潤滑油を溜めることでオイルレベルを調整可能なケースやハウジングなどに適用することが可能である。
本発明に係るオイル量調整装置は、乗用車、トラック、バス、農機等に搭載されるエンジンや自動変速機等に用いて好適である。
4 ケース体(オイルパン)
5 貫通プラグ(ドレンプラグ)
5d 中空部
5e 雌ネジ部
5g ドレンプラグの端面
5h 面取り部
6 封止プラグ
7 オーバーフローチューブ
7c 鍔部
7d 雄ネジ部
8 オイル量調整装置
9 ネジ切り部
10 収容空間
11a 開口部

Claims (4)

  1. ケース体の底部に形成された開口部に取り付けられるオイル量調整装置において、
    雌ネジ部を有する中空部が貫通形成され、かつ該中空部の一端を封止された状態で前記開口部に取り付けられる貫通プラグと、
    該貫通プラグよりも軟性な材料からなり該貫通プラグの前記雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部を端部外周に有するオーバーフローチューブと、を備え、
    前記オーバーフローチューブの前記雄ネジ部に、前記貫通プラグの前記雌ネジ部との螺合時にネジ切りされて該雌ネジ部に係合するネジ切り部を有してなる、
    ことを特徴とするオイル量調整装置。
  2. 前記オーバーフローチューブは、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との螺合時に前記貫通プラグの端面に密着する鍔部を有し、かつ、
    前記貫通プラグは、前記螺合時に前記鍔部に密着する面取り部を有し、
    前記螺合時に前記鍔部と前記端面とが密着した際に、該鍔部と前記面取り部とにより、ネジ切りで削られた前記ネジ切り部の削り粉を収容する収容空間が形成されてなる、
    請求項1記載のオイル量調整装置。
  3. 前記収容空間の容積が、ネジ切りされた際に削られる前記ネジ切り部の削り粉の体積以上となるように構成される、
    請求項2記載のオイル量調整装置。
  4. 前記貫通プラグは、前記雌ネジ部を軸方向に同じ内径で延在するように有し、かつ該雌ネジ部における前記端面と逆側から中実の封止プラグを螺合されることで、前記ケース体の外方に向いた前記中空部の端部を封止されてなる、
    請求項1乃至3の何れか1項記載のオイル量調整装置。
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