JP2010255236A - 圧送排出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貯溜槽9と、流量スイッチ36と、カッター10と、フロートスイッチ12と、排水ポンプ11と、制御部8とを備えた圧送排水装置であって、フロートスイッチ12が水位を検出できない状態の下で、制御部8が、カッター10を流量スイッチ36の検知信号に基づいて、予め設定された複数回、正常に作動させたとき、これに関連して、排水ポンプ11を強制運転させるように制御し、また貯溜槽9内にトイレ排水が流入しているにも拘わらず流量スイッチ36がこの流入を検知せずカッター10が運転状態とならない状態の下で、フロートスイッチ12が排水ポンプ11の起動水位a1を正常に検知することにより、制御部8が排水ポンプ11を作動させるように制御する構成である。
【選択図】図1
Description
図1中、1はトイレ室であり、2は上水配管室である。これらトイレ室1及び上水配管室2はトイレ室1と同フロアに形成されている。トイレ室1よりも下層フロアに形成された3は機械室であり、トイレ室1よりも下層フロアに形成される。トイレ室1、上水配管室2及び機械室3には、本発明の一実施例である圧送排水装置4を含むトイレ装置が形成されている。トイレ室1の床面1a上には、洋式の水洗便器40が設置されると共に、この便器40の後部にロータンク5が配設されている。
A:各部が正常に作動する通常運転の場合
図5は通常運転の場合のトイレ装置の動作フロー図である。
流入口17cから包囲体17内に流入したトイレ排水は水平方向の流動を邪魔板18で遮られ下方へ案内され、切刃16b周辺に到達する。そして、縦向き出力軸15回りへ回転される切刃16bがその周辺に達したトイレットペーパや汚物を粉砕する。このように粉砕された汚物などは後続して流入口17cから流入するトイレ排水に押されて上昇され、流出口17dに達した後、切刃の遠心力が加わり、ここから包囲体17の外方へ流出される。このようなU字形経路を経たトイレ排水の流動過程における汚物などの、切刃16bによる粉砕はトイレ排水の直線的な流動過程における粉砕よりも効果的に行われ、汚物などの微細化が促進される。
図6は通常運転時の各部の作動を示すタイムチャートである。
図6中、縦軸方向の最上段から最下段までの8つの各段には、上から順に、カッター連続カウントのチャートCH1、排水ポンプ連続カウントのチャートCH2、排水ポンプ強制連続カウントの欄(チャートは存在しない)、流量スイッチ36の作動状態を示すチャートCH3、フロートスイッチ12の作動状態を示すチャートCH4、カッター10の作動状態を示すチャートCH5、排水ポンプ11の作動状態を示すチャートCH6、給水電磁弁35の作動状態を示すチャートCH7を示している。横軸は経過時間を示し、この経過時間を表す符号taに添えられている数字はこの経過時間taの大きさの順を示すもので経過時間taの大きいものほど大きなものとなっている。
例えば、フロートスイッチ12の可動部の固着や、スイッチ部の損傷などにより、フロートスイッチ12が貯溜槽9の水位上昇を検出できない切り状態に固定された場合には、排水ポンプ11が運転状態とならないため、トイレ排水が便器40から溢れ出る恐れがある。このような事態に対処するべく、本実施例では各部が制御部8により次のように制御される。
流量スイッチ36が入り状態となるたびに、カッター10が起動されると同時に、カッター連続カウントが「1」だけ増加される。ここでは、フロートスイッチ12が入り状態とならない故障が一時的に生じているため、トイレ装置が使用されて流量スイッチ36が入り状態となるごとにカッター連続カウントの数はゼロにリセットされることなく増加していく。
この場合には、カッター10が連続運転され、駆動モータ10aとしての電動機が温度上昇し或いは焼損する恐れがある。このような事態に対処するべく、本実施例では各部が制御部8により次のように制御される。
先と同様に、貯溜槽9の有効貯溜水量が12リットルであり、一回の洗浄レバー39の開放操作により6リットルのトイレ排水が便器40の排水出口40aから流出されるものとする。そして、貯溜槽9内のトイレ排水の量が12リットルに到達したとき、排水ポンプ11が1回運転されるように設定されているものとする。
この場合には、カッター10が起動できないため、トイレ排水に含まれる汚物などが破砕されず、通水管20や粉砕部10b内に汚物などが詰まり、トイレ装置が使用不能となる恐れがある。このような事態に対処する必要があり、本実施例ではこのような故障の場合、制御部8により各部は次のように作動される。
この場合は貯溜槽9の有効貯溜水量が比較的大きく、カッター10が例えば3回以上連続して運転されたときに排水ポンプ11が1回運転される程度に、トイレ排水が貯溜槽9内に溜まるものとする。
例えば、排水ポンプ11の駆動モータ11aのオートカット発生や、排水性能の低下、及び、排水圧送管33の詰まりによる排水不能に陥った場合は、貯溜槽9内の水位が上昇して、便器40内の水位が上昇し、汚物などが便器40から溢れ出る恐れがある。このような事態に対処するべく、本実施例では各部が制御部により次のように制御される。
ステップs111にてフロートスイッチ12が入り(オン)状態であるか否かが判断され、是であれば、ステップs401にてフロートスイッチ12が切り状態であるか否かが判断される。このステップs401での判断が否であれば、フロートスイッチ12が入り状態となってから10秒間が経過したか否かが判断され、否であれば、ステップs401に戻る。こうして、フロートスイッチ12が切り状態とならない限り、10秒間に亘って、フロートスイッチ12が切り状態となったか否かが判断される。そして、ステップs402にて10秒間が経過してもフロートスイッチ12が切り状態とならないときは、制御部8は排水不能状態であると判断し、ステップs403にて貯溜槽9内が満水となっていることを意味する異常表示がされる。
図13は各ステップs204、s301、s403に至った後のトイレ装置の作動フローを示している。
ステップs501にて、図10や図11中のチャートCH7で示すように給水電磁弁35が時間tc4、時間td8で切り状態となってロータンク5への給水が停止され、また警報出力が発せられると共に、トイレ装置の自動運転が停止される。ステップs502にて排水ポンプ連続カウントが「0」にリセットされ、ステップs503にてカッター連続カウントが「0」にリセットされ、ステップs504にて排水ポンプ強制連続カウントが「0」にリセットされる。
(1)排水ポンプ11やカッター10が過負荷となった場合には、制御部8はこれに組み込まれた排水ポンプ11用のサーマルリレーやカッター10用のサーマルリレーによりこれらの過負荷を検出して、警報出力を発すると共に、自動運転を停止させる。
図1の施工例においては、トイレ室1及び上水配管室2は同フロアに形成され、機械室3は下層フロアに形成されていたのに対し、この例においては機械室3も同フロアに形成されている。トイレ室1の便器40は床上排水便器であり、圧送排水装置4は便器40と同フロアに設置されている。尚、図中、図1と同じものは同一符号を付してある。
8 制御部
9 貯溜槽
10 カッター
11 排水ポンプ
12 フロートスイッチ
15 縦向き回転軸(縦軸)
16 刃部
16b 切刃
17 包囲体
17c 流入口
17d 流出孔
36 流量スイッチ
a1 排水ポンプ11の起動水位
Claims (6)
- 排水を貯溜するための貯溜槽と、該貯溜槽内にトイレ排水が流入していることを検知する流量スイッチと、該流量スイッチにより前記貯溜槽内にトイレ排水が流入している期間を検知し該期間中に運転状態となって該トイレ排水中の汚物を粉砕するカッターと、該貯溜槽内の排水の水位を検知するフロートスイッチと、該フロートスイッチの検知信号に基づき運転状態となって前記貯溜槽内に流入した排水を外方へ圧送する排水ポンプと、各部を制御する制御部とを備えた圧送排水装置であって、前記フロートスイッチが水位を検出できない状態の下で、前記制御部が前記カッターを前記流量スイッチの検知信号に基づいて、予め設定された複数回、正常に作動させたとき、これに関連して前記制御部が前記排水ポンプを強制運転させ該強制運転を監視するように制御し、また前記貯溜槽内にトイレ排水が流入しているにも拘わらず前記流量スイッチがこの流入を検知せず前記カッターが運転状態とならない状態の下で、前記フロートスイッチが前記排水ポンプの起動水位を正常に検知することにより、前記制御部が前記排水ポンプを作動させ該作動を監視するように制御することを特徴とする圧送排水装置。
- 請求項1記載の圧送排水装置において、前記貯溜槽内にトイレ排水が流入しているにも拘わらず前記制御部が前記カッターを作動させない状態の下で、前記フロートスイッチが前記起動水位を正常に検知することに基づいて前記制御部が前記排水ポンプを任意に設定された複数回、起動させたとき、前記制御部が、前記貯溜槽内へのトイレ排水の流入に関する異常状態と判断して警報出力を発し各部の自動運転を停止させることを特徴とする圧送排水装置。
- 請求項1記載の圧送排水装置において、前記カッターの一回の連続運転時間が、正常作動状態のそれよりも長い予め設定された設定時間となったとき、前記制御部が、前記貯溜槽内へのトイレ排水の流入に関する異常状態と判断して警報出力を発し各部の自動運転を停止させることを特徴とする圧送排水装置。
- 請求項1記載の圧送排水装置において、前記フロートスイッチが前記排水ポンプの起動水位を正常状態時の連続検出期間よりも長い予め設定された設定期間に亘って連続検出したとき、前記制御部が、前記フロートスイッチや排水機能の異常状態と判断して警報出力を発することを特徴とする圧送排水装置。
- 請求項1記載の圧送排水装置において、前記フロートスイッチが1つ設けられていることを特徴とする圧送排水装置。
- 請求項1記載の圧送排水装置において、前記カッターが、縦軸回りに回転される刃部と、該刃部の下方及び側方を包囲する包囲体とを備え、該包囲体は前記貯溜槽内に位置され平面視5角形以上の多角形とされた有底筒体であって、前記刃部の下部に形成された切刃の真横や下方となる部位を下側へ向かうほどすぼまるような漏斗状とされ且つ、前記切刃よりも高い側周部にトイレ排水の流入口とトイレ排水の流出孔とを形成されると共に、該流出孔を前記起動水位よりも高く位置されていることを特徴とする圧送排水装置。
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