JP2010242511A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用のポンプ装置において、簡易にキャビテーション発生による極端な揚水量低下を防止できるポンプ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】キャビテーション発生特有のモータ回転速度Nmとポンプ運転電流値Imの特性から時点T5で検知するとともに、さらに、モータ回転速度Nmの増加時の圧力タンクの圧力Pの上昇、または、モータ回転速度Nmの減少時の圧力タンクの圧力Pの低下を確認できないときに(時点T5’)、キャビテーションが確実に発生していると判定し、ここでモータ回転速度を変速させ、キャビテーション発生を抑制する。
【選択図】図10

Description

本発明は、ポンプ装置に係り、特に、ポンプ装置の運転制御に関するものである。
従来のポンプ装置においては、吸上げ高さが大きい場合や、ポンプ羽根車入口で局部的に高い圧力が生じたことによりキャビテーションが発生した場合、極端に揚水量が低下する。
キャビテーションは自然現象であり、発生しても検知や抑制することが困難でありポンプ性能を向上させる妨げとなっていた。
特許文献1には、キャビテーション発生を、モータ電流値により判定する方法が開示されているが、開閉弁や遠心ポンプなどの付帯設備によりキャビテーション状態を収束させる方法としており、特許文献1に記載のものは、設備的に大掛りとなるポンプ装置である。
特開2005−207322号公報
ところで、特許文献1に記載されたポンプ装置では、キャビテーション発生による極端な揚水量低下が問題であった。例えば、吸上げ高さ能力を重視したポンプ装置とすると揚水量が犠牲となり、また、反対に揚水量能力を重視したポンプ装置とすると吸上げ高さが犠牲となる。このような二律背反の制約が出来てしまい、キャビテーション発生はポンプ吸上げ高さと揚水量を両立させたポンプ開発の支障となっていた。
キャビテーション発生を抑制する前記特許文献1の装置は、工業用設備への適用や、特定されている水源に適用可能な状態である。
不特定多数の井戸や受水槽を水源とする家庭用等のポンプ装置の場合、井戸や受水槽はそれぞれ水位や水質、ポンプ装置の据付け状態が異なり、これらを水源とするポンプ装置として特許文献1に記載のポンプ装置は汎用的に適用不可能である。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、汎用のポンプ装置において、簡易にキャビテーション発生による極端な揚水量低下を防止できるポンプ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、前記モータの回転速度を制御する制御手段と、ポンプ部、または、ポンプ部から水栓までの任意の位置の圧力を検出する圧力検知手段と、モータの運転電流を検出する電流検出手段と、ポンプ部で加圧した水を蓄水する圧力タンクを備えたポンプ装置において、制御手段は、電流検出手段で検出する運転電流値と圧力検知手段で検出する圧力値から、揚水時に発生するキャビテーションを検知しモータの回転速度を制御することとした。
本発明によれば、ポンプ装置運転時の電流値と圧力値を検出し、キャビテーション発生による電流値と圧力値の特有の変化を捉えることにより、キャビテーションが発生したと判断することができる。そして、キャビテーション発生と判断した場合は、モータ回転速度を変速させてキャビテーション発生を抑制する運転として極端な揚水量低下を防ぐことができ、水源や、据付け状態に影響されず、ポンプ性能向上が可能となる。
本発明の実施形態に係るポンプ装置の部分縦断面図である。 図1の右側面図である。 図1のポンプカバーを外した状態の平面図である。 ポンプ装置のモータの回転速度の制御に係る制御装置のブロック図である。 モータの回転速度の制御における、ポンプ運転電流値Im、モータ回転速度Nm、圧力タンクの圧力Pのデータの最寄りの所定時間内の推移を記憶する制御の流れを示すフローチャートである。 キャビテーションの発生を検知、キャビテーション発生後のキャビテーション速度の登録の制御の流れを示すフローチャートである。 キャビテーションの発生を検知、キャビテーション発生後のキャビテーション速度の登録の制御の流れを示すフローチャートである。 キャビテーションの発生を検知、キャビテーション発生後のキャビテーション速度の登録の制御の流れを示すフローチャートである。 本実施形態におけるキャビテーション発生がない場合の、ポンプ装置のモータ回転速度Nm、ポンプ運転電流値Im、吐出水量、圧力Pポンプ運転状態を示す曲線の時間推移を説明する図である。 本実施形態におけるキャビテーション発生がした場合の、ポンプ装置のモータ回転速度Nm、ポンプ運転電流値Im、吐出水量、圧力Pポンプ運転状態を示す曲線の時間推移を説明する図である。
以下に、本発明の実施形態に係るポンプ装置について図を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態のポンプ装置について図1から図4を参照しながら説明する。
図1は、本施形態に係るポンプ装置の部分縦断面図であり、図2は、図1の右側面図であり、図3は、図1のポンプカバーを外した状態の平面図である。
図1に示すようにポンプ装置100は、そのベース部上に配置された圧力タンク1と、この圧力タンク1の上側に配置されたモータ(図2参照)2と、モータ2の回転軸に直結されたポンプ15、モータ2の回転速度を制御するマイクロコンピュータ36、マイクロコンピュータ36(図4参照)に制御されてモータ2へ電力を供給する駆動回路37(図4参照等)を含む制御部(制御手段)35(図4参照)が搭載された制御基板3(図2参照)と、モータ2の上側に配置され、ポンプの吐出圧力値の表示や運転圧力等の設定を切り替え操作できる操作基板4(図3参照)と、それらを覆うポンプカバー10等を含んでいる。
図1に示すようにポンプ(ポンプ部)15は、羽根車16と、この羽根車16を内置するモータ2側に配置されたケーシング17と、ケーシング17の前面(モータ2と反対方向の側)を閉じるケーシングカバー18を有する。このポンプ15は、ウェスコポンプと称するタイプのもので、ケーシング17に吸込み口17aと吐出口17bを有する。
なお、本実施形態では、代表的ポンプであるウェスコポンプを用いて説明しているが、本発明はウェスコポンプに限定されるものではない。
ポンプ15の吐出口17bには分離板19aが設けられ、上部に連なる気水分離室19に連なっている。気水分離室19は、吐出配管24に接続し、圧力タンク1の流入口1aに連通し、ねじ等でポンプ15に固定される。吐出配管24の途中から枝分かれした管に圧力センサ(圧力検知手段)5が設けられている。
また、吸込み配管25(図2参照)に連通する吸込み室20には逆止弁21が設けられている。この逆止弁21は吸込みフランジ7側からケーシング17側への水の流れを許すが、逆向きの流れを阻止するよう作動する。矢印Zで吸込みフランジ7側からケーシング17側への吸込み流路を示す。圧力タンク1の上部からは、吸込み継手22が立ち上がり、吸込み配管25と接続するための吸込みフランジ7を支持している。
図2に示す吸込み配管25、つまり、揚水管は、通常塩ビ管が用いられ、吸込みフランジ7に接続され、水源かポンプ装置100に水を供給する。
図1に戻って、気水分離室19の上部にはねじ込み式の呼び水給水用栓23が設けられている。この呼び水給水用栓23を外して呼び水を給水することにより、ポンプ装置100を設置後の初めてポンプ15を回転させる前に、ポンプ15を格納するケーシング17内に水を充満させ、ポンプ15が吸込み可能な状態にする。
一方、圧力タンク1の側面には、揚水されて加圧された水を、例えば、家庭内の蛇口等の水栓へ送水するために設けられる配管27と接続するために、吐出口6a(図2参照)に吐出フランジ6が接続されている。
図3に示すように、ポンプカバー10を取り外すと、操作基板4が最上部に露出するように設けられ、LED等で構成された表示部4aと、複数の操作ボタンを備えた操作部4bが一体化した形態となっている。
操作基板4は、制御基板3と、通信線および電力供給線で接続され、操作部4bの操作によってマイクロコンピュータ36の動作を設定したり、制御基板3に搭載されたマイクロコンピュータ36を介して表示部4aの表示を切替えたり、設定値を変更したりすることができる。制御基板3およびモータ2に電力を供給する電源コード29がポンプカバー10の外に伸びている。
(ポンプ装置の運転の概要)
ポンプ装置100の運転はモータ2を作動させることにより行われる。先ず、自吸運転が行われ、自吸運転が終了してから揚水運転に移行する。自吸運転では、ケーシング17の吐出口17bから気水分離室19内に貯留されている水が呼び水として羽根車16を還流して、吸込み室20内に溜まっていた空気が排出され、ポンプ15のケーシング17の吸込み口17aから上流側の空気が徐々に抜けて水が満たされて行く。そして、水が全部に満たされると、自吸運転が終了し、揚水運転に移行する。
揚水運転では、吸い上げられた水が吐出フランジ6を介して配管27から送り出される。揚水運転で、配管27につながる流路が閉じられると、配管27から下流側の圧力が上がる。通常は、この圧力を圧力センサ5が検知してモータ2の運転が止まる。
(制御部の構成)
次に、図4を参照しながら、適宜、図3を参照してポンプ装置100の制御部の構成について説明する。図4は、ポンプ装置のモータの回転速度の制御をする制御装置のブロック図である。
制御基板3(図3参照)に搭載される制御部35は、マイクロコンピュータ36、不揮発メモリ、モータ2を駆動する駆動回路37、モータ2に給電される電流を検出する電流センサ38、電流センサ38の検出信号をマイクロコンピュータ36に入力する電流検出回路32、およびマイクロコンピュータ36に信号を入出力するための周辺回路(図示省略)、カレンダ機能および時計機能を有するクロック部(図示省略)を含んで構成されている。
ポンプ装置100の制御プログラムは、マイクロコンピュータ36のROM(図示省略)に格納されている。
マイクロコンピュータ36には、圧力センサ5からの圧力タンク1の圧力Pを示す信号と、前記した電流検出回路32からのモータ電流値(運転電流値)Im(以下、「ポンプ運転電流値Im」と称する)を示す信号、モータ2に取り付けられたホールIC33からの信号が入力される。
ホールIC33は、モータ2の回転子の位置検出に用いられ、マイクロコンピュータ36が単位時間当たりの出力信号のエッジをカウントすることにより、モータ2の回転速度Nm(以下、「モータ回転速度Nm」と称する)が得られる。
マイクロコンピュータ36は、モータ回転速度Nmが最適な回転速度となるよう駆動回路37を介し、モータ2を制御する。
ちなみに、マイクロコンピュータ36は、圧力(圧力値)Pの変化に応じて自動的に駆動回路37を介してモータ2の回転速度を変化させ、圧力Pを所定の目標圧力Pmax一定になるように制御することを基本とする。
電流検出回路32は、電流センサ38で検出したポンプ運転電流値Imを検知し、マイクロコンピュータ36は、このポンプ運転電流値Imを監視し、所定の電流値以上となるとモータ2を保護する為、モータ回転速度Nmを抑えたり、後記するキャビテーションの検出を行ったり、キャビテーションの検出後のキャビテーション速度NCRの登録や、キャビテーション速度NCRの登録がなされている場合に、モータ回転速度Nmをキャビテーション速度NCR以下に抑制する運転制御を行う。
ちなみに、モータ回転速度Nmの制御は、マイクロコンピュータ36が駆動回路37をインバータ制御により、予め設定された目標圧力Pmaxと、圧力センサ5で検出された圧力Pとの偏差が大きいほどモータ回転速度Nmを、後記するモータ回転速度上限NLim内で増加させて目標圧力Pmax一定に保つように制御する。
(操作部および表示部)
次に、操作基板4の機能について説明する。マイクロコンピュータ36からの信号に応じて、表示部4aへポンプ装置100の状態を表示したり、操作部4bに設けられた各種操作ボタンを操作者が操作することにより、マイクロコンピュータ36が、操作ボタンの状態を検知し、運転状態の設定や変更、キャビテンション速度登録有効期間の設定変更等を、行ったりすることができる。
操作部4bに設けられた操作ボタンとしては、例えば、ポンプ装置100の自動運転/停止をON/OFFで切替える「自動運転/停止ボタン」、圧力センサ5が検出する圧力Pの値に基づき、予め操作ボタンを操作して表示部4aに表示させて設定した圧力を目標圧力として、圧力一定にポンプ装置100の運転を制御する「圧力一定モード設定ボタン」、後記するキャビテンション速度登録有効期間を設定する「効期間設定ボタン」、圧力値等の設定値をリセットするための「リセットボタン」等が用意されている。
ここで、キャビテーションの発生について説明する。水源から吸込み配管25(図2参照)を通して吸い上げられた水は吸込みフランジ7を経て、吸込み室20を通過しケーシング17の吸込み口17aに入る。そして、高速回転する羽根車16により局部的に圧力が高められケーシング17の吸込み口17aを通過時にキャビテーションが発生する場合がある。
これは、例えば、家庭用井戸ポンプとして、ポンプ装置100を用いる場合を想定すると、井戸の水位は、年間を通して一定ではなく、雨の多い季節には水位が高くなり、雨の少ない季節には水位が低くなる。その結果、井戸の水位が低い季節に、モータ回転速度Nmが、モータ2の定格容量から許容されているモータ最大速度Nmaxに達する以前に、キャビテーションが発生する場合がある。
そのため、ポンプ装置100では、操作部4bを操作して、自動的にキャビテーション速度NCRを求めて、自動的に操作者が設定した有効期間の間、キャビテーション速度NCRを登録有効状態とし、有効期間内でのポンプ装置100の運転時には、モータ回転速度Nmを、登録されたキャビテーション速度NCRに制限する機能を有している。
操作部4bで選択設定できる有効期間としては、例えば、「1日」、「7日」、「30日」の設定切替が可能となっており、普通は、ポンプ装置100を据えつけるときに、据付業者がユーザと相談して、推奨する有効期間を設定する。
次に、図5から図10を参照しながら、キャビテーションの発生の検知、キャビテーション発生後のキャビテーション速度NCRの登録の制御について説明する。これらの制御は、マイクロコンピュータ36においてプログラムを実行することによって行われる。
(ポンプ運転電流値Im、モータ回転速度Nmおよび圧力Pの監視)
先ず、マイクロコンピュータ36におけるポンプ運転電流値Im、モータ回転速度Nmおよび圧力Pの監視について説明する。
図5は、モータの回転速度の制御における、ポンプ運転電流値Im、モータ回転速度Nm、圧力タンクの圧力Pのデータの最寄りの所定時間内の推移を記憶する制御の流れを示すフローチャートである。
マイクロコンピュータ36は、自動運転モードでは、配管27に接続する蛇口等の水栓が開かれて圧力タンク1の圧力Pの低下を検知すると、モータ2を起動させる。そして、タイマtを起動させて(ステップS01)、タイマtが所定の起動時間ΔTST以上になったか否かを判定し(ステップS02)、起動時間ΔTST以上の場合(Yes)は、ステップ03へ進み、起動時間ΔTST未満の場合(No)は、ステップS02を繰り返す。
ステップS03では、タイマtを停止し、その後、モータ2の運転中、一定の周期でポンプ運転電流値Im、モータ回転速度Nm、圧力Pを読み込み、最寄りの所定個数のポンプ運転電流値Imを一時記憶し、更新する(ステップS04)とともに、最寄りの所定個数のモータ回転速度Nmを一時記憶し、更新する(ステップS05)とともに、最寄りの所定個数の圧力Pを一時記憶し、更新する(ステップS06)。
このように、モータ2の運転中のポンプ運転電流値Im、モータ回転速度Nm、圧力Pの時間推移を常に監視する。
(キャビテーションの発生の検知、キャビテーション発生後のキャビテーション速度NCRの登録)
次に、図6から図8を参照しながら、適宜、図9、図10を参照して、キャビテーションの発生の検知、キャビテーション発生後のキャビテーション速度NCRの登録の制御について説明する。
図6から図8は、キャビテーションの発生を検知、キャビテーション発生後のキャビテーション速度の登録の制御の流れを示すフローチャートである。
マイクロコンピュータ36は、自動運転モードでは、配管27に接続する蛇口等の水栓が開かれて圧力タンク1の圧力Pの低下を検知する(ステップS10→Yes)と、モータ2を起動させるとともに、タイマtを起動させる(ステップS11)。そして、タイマtが所定の起動時間ΔTST以上になったか否かを判定し(ステップS12)、起動時間ΔTST以上の場合(Yes)は、ステップS13へ進み、起動時間ΔTST未満の場合(No)は、ステップS12を繰り返す。
ステップS10においてNoの場合は、ステップS10を繰り返す。
ステップS13では、有効期間としては、「1日」、「7日」、「30日」のいずれが選択設定されているかチェックして、さらに、不揮発メモリに記憶されているキャビテーション速度NCRとその登録された日時を読み出し、現在の時点が不揮発メモリに記憶されているキャビテーション速度NCRが記憶されてから有効期間に含まれているか否かをチェックする(「有効期間中のNCR有?」)。有効期間中のNCRが有る場合(Yes)は、ステップS14へ進み、有効期間中のNCRが無い場合(No)は、ステップS15へ進む。
ステップS14では、モータ回転速度上限NLimをステップS13において読み出したキャビテーション速度NCRとし(「モータ回転速度上限NLim=NCR」)、ステップS16へ進む。ステップS15では、モータ回転速度上限NLimを予めポンプ装置100の仕様値としてとして決められてプログラム中に書き込まれているモータ回転最大速度Nmaxとし(「モータ回転速度上限NLim=Nmax」)、ステップS16へ進む。
ステップS16では、圧力Pに応じてモータ回転速度Nmを制御する(Nm≦NLim)。ステップS17では、圧力Pが予め設定された目標圧力Pmax未満か否かをチェックする(「圧力P<Pmax?」)。圧力Pが予め設定された目標圧力Pmax未満の場合(Yes)は、ステップS19へ進み、目標圧力Pmax以上の場合(No)は、ステップS18へ進む。ステップS18では、圧力一定制御の運転を行う。例えば、目標圧力Pmax以上になってからは、モータ2の回転を停止して、圧力Pが目標圧力Pmaxを予め設定された所定値以上下回ったとき、モータ2を起動し、圧力Pを目標圧力Pmaxと前記所定値との間の圧力値に保つ運転を維持する。
ちなみに、予め設定された所定時間以上経過しても、圧力Pが目標圧力Pmaxを予め設定された所定値以上下回らない場合は、または、圧力Pが目標圧力Pmaxを超える運転停止圧力に達したときは、モータ2を停止し、ステップS10に戻る(図6では、ステップS15からステップS10へ戻る制御の流れは、省略してある)。
ステップS19では、前記図5で説明したモータ回転速度Nmとポンプ運転電流値Imの監視機能により記憶されている時系列のモータ回転速度Nmとポンプ運転電流値Imをチェックし、モータ回転速度Nmが減少時、ポンプ運転電流値Imが増加しているか否かをチェックする。モータ回転速度Nmが減少時、ポンプ運転電流値Imが増加している場合(Yes)は、ステップS20へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS16へ戻る。
ステップS20では、圧力Pに応じてモータ回転速度Nmを制御する(Nm≦NLim)。そして、結合子(A)に従って、ステップS21へ進む。ステップS21では、前記図5で説明したモータ回転速度Nmと圧力Pの監視機能により記憶されている時系列のモータ回転速度Nmと圧力Pをチェックし、モータ回転速度Nmが増加時、圧力Pが上昇しているか否かをチェックする。モータ回転速度Nmが増加時、圧力Pが上昇している場合(Yes)は、結合子(B)に従って、ステップS16へ戻り、そうでない場合(No)は、ステップS22へ進む。
ステップS22では、キャビテーションが発生していると判定して、キャビテーションを回避するためにモータ回転速度を減少動作する回数をカウントとするカウンタを0にリセットする(n=0)。ステップS23では、モータ回転速度Nmを所定量ΔNm0減少して維持し、カウンタを1カウントアップする(ステップS24:「n=n+1」)。
ステップS25では、前記図5で説明したモータ回転速度Nmと圧力Pの監視機能により記憶されている時系列のモータ回転速度Nmと圧力Pをチェックし、モータ回転速度Nmが減少時、圧力Pが上昇しているか否かをチェックする。モータ回転速度Nmが減少時、圧力Pが上昇している場合(Yes)は、ステップS26へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS27へ進む。
ステップS27では、キャビテーション速度NCRをそのときのモータ回転速度Nmとする(NCR=Nm)。そして、ΔNm1=ΔNm1×0.75とする(ステップS28)。ここで、ΔNm1に乗じている定数は、例示の値であり、1より小さい正値を適宜設定するものである。
ステップS29では、モータ回転速度Nmを所定量ΔNm1増加して維持し、次いで、ステップS30では、前記図5で説明したモータ回転速度Nmと圧力Pの監視機能により記憶されている時系列のモータ回転速度Nmと圧力Pをチェックし、モータ回転速度Nmが増加時、圧力Pが上昇しているか否かをチェックする。モータ回転速度Nmが増加時、圧力Pが上昇している場合(Yes)は、ステップS31へ進み、そうでない場合(No)は、結合子(E)に従って、ステップS35へ進む。
ステップS31では、キャビテーション速度NCRをそのときのモータ回転速度Nmとする(NCR=Nm)。そして、ステップS32では、ΔNm1がΔNmin以下か否かをチェックする(「ΔNm1≦ΔNmin?」)。ΔNm1がΔNmin以下の場合(Yes)は、結合子(C)に従って、ステップS34へ進み、そうでない場合は、ステップS33へ進む。
ステップS33では、ΔNm1=ΔNm1×0.75として、ステップS29へ戻る。
ステップS32がYesでステップS34へ進むと、NCRをキャビテーション速度として、不揮発メモリに、前記した制御部35のクロック部の出力する日時データとともに、記憶させ、登録する(「NCRをキャビテーション速度として、日時データとともに、登録」)。その後、結合子(F)に従って、ステップS13に戻る。
ステップS30において、Noで結合子(E)に従って、ステップS35に進んだ場合、ΔNm1=ΔNm1×0.75とし、モータ回転速度Nmを所定量ΔNm1減少して維持する(ステップS36)。次いで、ステップS37では、前記図5で説明したモータ回転速度Nmと圧力Pの監視機能により記憶されている時系列のモータ回転速度Nmと圧力Pをチェックし、モータ回転速度Nmが減少時、圧力Pが低下しているか否かをチェックする。モータ回転速度Nmが減少時、圧力Pが低下している場合(Yes)は、結合子(D)に従って、ステップS31へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS35へ戻り、ステップS35〜S37を繰り返す。
ステップS26において、Yesで、結合子(G)に従って、ステップS38へ進んだ場合は、警報表示、例えば、「ポンプ異常」のメッセージを表示部4aに表示させて、モータ2を停止(ステップS39)し、一連の処理を停止する。
以上のフローチャートにおいて、ステップS19は、キャビテーションの発生の第1段階のチェック判定であり、キャビテーションの発生の第1段階のチェック判定において、キャビテーション発生の可能性ありと判定されたとき、ステップS20,S21へと進み、モータ回転速度Nmが増加時、圧力Pが上昇していないことを確認して、キャビテーションの発生を確定する。
そして、ステップS22〜S37では、キャビテーション速度NCRをより精度良く検出するため、モータ回転速度Nmの増減量ΔNm1を徐々に小さく絞りながら、キャビテーション速度NCRを検出し、増減量ΔNm1がΔNminより小さくなったときに、ステップS34でキャビテーション速度NCRを登録する。このようにすることで、キャビテーション発生確認時に、比較的大きなモータ回転速度の減少量ΔNm0を設定して、キャビテーションをしないモータ回転速度まで、比較的小さいカウンタの最大値nmaxで減少させても、より精度の良いキャビテーション速度NCRを効率的に検出することができる。
ちなみに、フローチャートにおけるステップS34は,特許請求の範囲に記載の「キャビテーション速度記憶手段」に対応する。
次に、図9、図10を参照しながら、本実施形態のポンプ装置100における作用を説明する。図9は、本実施形態におけるキャビテーション発生がない場合の、ポンプ装置のモータ回転速度Nm、ポンプ運転電流値Im、吐出水量、圧力Pポンプ運転状態を示す曲線の時間推移を説明する図である。図10は、本実施形態におけるキャビテーション発生がした場合の、ポンプ装置のモータ回転速度Nm、ポンプ運転電流値Im、吐出水量、圧力Pポンプ運転状態を示す曲線の時間推移を説明する図である。
運転待機状態から、時点T1で水栓を開き、水を使い始めると、圧力タンク1に蓄水された水は曲線X3に示す吐出水量のように流出し、ポンプ装置100に設けられた圧力センサ5の検出する圧力Pが、曲線X4のように徐々に低下する。この結果、ポンプ装置100のON/OFFの運転状態(図中、「ポンプの運転状態」と表示)を示すチャートX5に示すように、運転開始圧力に到達した時点T2でポンプの運転を開始する。吐出し水量は水栓の開度に相当し、また、圧力センサ5の検出する圧力Pと吐出水量は、ほぼ反比例となる。
圧力センサ5により検出された圧力Pに応じ曲線X1に示すようにモータ回転速度Nmは増減し、かつ、曲線X2で示すポンプ運転電流値Imも同時に増減する。モータ回転速度Nmとポンプ運転電流値Imは、ほぼ比例の関係となる。
従って、時点T3から時点T5に示すように吐出し水量の増減に応じそれぞれが連動して増減、または、時点T5から時点T6に示すように一定を保つ動作をする。
例えば、ポンプ装置100の利用者が、時点T6から水栓を閉じ水量を減じて行き、時点T7で水の使用を終了すると、時点T8で圧力Pはポンプ装置100の運転停止圧力に到達し、モータ回転速度Nmは0rpmとなり、ポンプ装置100は停止する。すなわち、キャビテーションの発生がなければ吐出水量の増減に応じてそれぞれが正規の比例、反比例の動作をすることとなる。
次に、キャビテーションが発生した場合の動作について図10を用いて説明する。
運転待機状態から、時点T4まではキャビテーションが発生していない場合と同じく、吐出水量の増減に応じてモータ回転速度Nmとポンプ運転電流値Imは、正常なほぼ比例の推移を示し、圧力センサ5の検出する圧力Pと吐出水量は、ほぼ反比例の推移を示す。しかし、時点T5においてモータ回転速度Nmは、時点T4と同一回転速度を保っているが、ポンプ運転電流値Im、吐出水量、圧力Pは、キャビテーションの発生により負荷が低下する為それぞれ減じている。そして、モータ回転速度Nmとポンプ運転電流値Imの関係が比例関係にないことを判定し、時点T5’にてモータ回転速度Nmを減じる制御を開始する。すると、キャビテーション発生は抑制され、適正な負荷が加わり、時点T6ではポンプ運転電流値Im、吐出し水量、圧力Pは増加してくる。従って、ポンプ運転電流値Imの変化と、圧力Pの変化をモータ回転速度とともに時系列的に検知して、組合せることにより、時点T4から時点T6の動作のごとくキャビテーション発生の判定と、キャビテーションの発生を抑制する運転が精度良く確実に実現される。
時点T7から時点T9の動作はキャビテーションの発生がない場合と同一である。
以上の本実施形態によれば、キャビテーション発生による極端な揚水量低下を防ぐことができ、さらには、水源や、据付け状態に影響されず、ポンプ性能向上が可能となる。
また、大掛りな付帯設備や、リレーにより一時的にポンプ装置を停止させる必要はなく、安価で高信頼性、かつ、高性能なポンプ装置を提供する事ができる。
また、キャビテーション発生の判定後に、モータ回転速度Nmを増減させて、キャビテーション速度NCRをより正確に検出して、自動的に登録設定するので、例えば、井戸水の水位が低下する季節には、モータ回転速度Nmを自動的にキャビテーション速度NCR以下に抑制でき、羽根車16の壊食による性能劣化を抑制することができる。
1 圧力タンク
2 モータ
3 制御基板
4 操作基板
4a 表示部
4b 操作部
5 圧力センサ(圧力検知手段)
15 ポンプ(ポンプ部)
16 羽根車
17a 吸込み口
17b 吐出口
18 ケーシングカバー
19 気水分離室
19a 分離板
20 吸込み室
21 逆止弁
22 継手
23 水給水用栓
24 吐出配管
25 吸込み配管
27 配管
32 電流検出回路
33 ホールIC
35 制御部(制御手段、キャビテーション速度記憶手段)
36 マイクロコンピュータ
37 駆動回路
38 電流センサ(電流検出手段)
100 ポンプ装置

Claims (5)

  1. モータの回転軸がケーシング内に設けられた羽根車を回転させてポンプ作用を行うポンプ部と、前記モータの回転速度を制御する制御手段と、前記ポンプ部、または、前記ポンプ部から水栓までの任意の位置の圧力を検出する圧力検知手段と、前記モータの運転電流を検出する電流検出手段と、前記ポンプ部で加圧した水を蓄水する圧力タンクを備えたポンプ装置において、
    前記制御手段は、前記電流検出手段で検出した運転電流値と前記圧力検知手段で検出した圧力値から、揚水時に発生するキャビテーションを検知し、モータを制御することを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記制御手段は、前記電流検出手段で検出する運転電流値と、前記圧力検知手段で検出する圧力値から、揚水時に発生するキャビテーションを検知することにより、前記モータの回転速度を変速させる制御をすることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記制御手段は、前記電流検出手段で検出する運転電流値と、前記圧力検知手段で検出する圧力値から、揚水時に発生するキャビテーションを検知し、前記モータの回転速度を変速させることによりキャビテーション発生による極端な揚水量低減を防ぐことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のポンプ装置。
  4. 前記制御手段は、操作者が設定した所定期間、前記ポンプがキャビテーションを起こさない上限の前記モータの回転速度として、キャビテーション速度とその登録日時を記憶させるキャビテーション速度記憶手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記キャビテーションを検知した場合、前記モータの回転速度を予め決められた回転速度だけ減少させて、前記圧力の低下をする回転速度を検出し、それをキャビテーション速度として、その日時ともに前記キャビテーション速度記憶手段に登録させ、
    その後の前記ポンプの運転開始時に、前記操作者が設定した所定期間内のキャビテーション速度が、前記キャビテーション速度記憶手段に登録されている場合、その登録された前記キャビテーション速度を、モータの運転上限値として使用し運転することを特徴とする請求項3に記載のポンプ装置。
  5. 前記キャビテーションを検知した場合、前記モータの回転速度を予め決められた回転速度だけ減少させて、前記圧力の低下をする回転速度を検出し、さらに、その後、その前後で前記モータの回転速度を増減させて、前記キャビテーション速度を検出することを特徴とする請求項4に記載のポンプ装置。
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