JP7033401B2 - ポンプ装置及びポンプ装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ装置及びポンプ装置の制御方法に関するものである。
従来からポンプ装置として、電動機によってポンプを駆動する電動ポンプが知られている。このような電動ポンプを始動する際、制御装置の電子部品の性能のバラツキやポンプの使用状況(環境)によって、始動トルク不足が発生し、故障状態となる場合がある。この場合、電動機側で必要なトルクに相当する電流が流れようとするため、負荷の状態によっては、定格電流より大きい電流が流れようとする。
そこで、制御装置側では、保護機能を動作させて、電流が設定値以上流れた場合にポンプを停止するようにしている。また、上記の事象が発生した場合、再度ポンプを始動させることを繰り返すリトライ動作を複数回行い、故障を確定させるようにしている。このような保護機能を有するポンプ装置として、例えば、特許文献1に記載された可変速ポンプを用いた給水装置が知られている。
特開平1-190989号公報
ところで、上述したように電動機の過トルク状態によりポンプ装置を停止させると、故障要因に関する保護を確立できるが、一方でポンプから配送される液体の供給がなくなり、使用者にとって利便性の低下を招く。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、保護機能が動作した場合であっても液体の供給を続けていくことができる利便性の高いポンプ装置及びポンプ装置の制御方法の提供を目的とする。
(1)本発明の一態様に係るポンプ装置は、ポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機に電力を供給するインバータ装置と、前記インバータ装置に制御信号を出力して前記ポンプの動作を制御する制御装置と、を備えるポンプ装置であって、前記制御装置は、保護レベル以上の電流が前記インバータ装置に流れた場合に、前記ポンプを停止させる保護手段と、前記保護手段により停止した前記ポンプを再起動させるリトライ手段と、前記リトライ手段により前記ポンプが再起動する度に前記保護レベルを上昇させる保護レベル上昇手段と、を有する。
(2)上記(1)に記載されたポンプ装置であって、初期の前記保護レベルは、前記電動機の定格電流値であり、前記保護レベル上昇手段は、前記電動機の定格電流値から前記インバータ装置の電流許容値に至るまで、前記リトライ手段により前記ポンプが再起動する度に前記保護レベルを段階的に上昇させしてもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載されたポンプ装置であって、前記保護手段は、前記保護レベル上昇手段が前記保護レベルを上昇させる度に、前記インバータ装置に前記保護レベル以上の電流が流れているか否かを検出するための検出時間を短くしてもよい。
(4)上記(1)~(3)に記載されたポンプ装置であって、前記制御装置は、前記リトライ手段により前記ポンプが再起動した後、前記インバータ装置に流れる電流が、一定時間、前記電動機の定格電流値以下で収まっている場合に、前記保護レベルを初期の保護レベルに戻すリセット手段を有してもよい。
(5)上記(1)~(4)に記載された上記ポンプ装置であって、前記制御装置は、前記インバータ装置に流れる電流が、前記保護レベルよりも低く設定された電流制限制御レベルになった場合に、前記インバータ装置に流れる電流を制限する電流制限制御手段と、前記リトライ手段により前記ポンプが再起動する度に前記電流制限制御レベルを上昇させる電流制限制御レベル上昇手段と、を有してもよい。
(6)本発明の一態様に係るポンプ装置の制御方法は、ポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機に電力を供給するインバータ装置と、を備えるポンプ装置の制御方法であって、保護レベル以上の電流が前記インバータ装置に流れた場合に、前記ポンプを停止させる保護ステップと、前記保護ステップにより停止した前記ポンプを再起動させるリトライステップと、前記リトライステップにより前記ポンプが再起動する度に前記保護レベルを上昇させる保護レベル上昇ステップと、を有する。
上記本発明の態様によれば、保護機能が動作した場合であっても液体の供給を続けていくことができるため、ポンプ装置の利便性が高くなる。
第1実施形態に係るポンプ装置1を示す正面図である。 第1実施形態に係るポンプケーシング30の内部構造を示す縦断面図である。 第1実施形態に係るポンプ装置1の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御ユニット4の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る過電流保護レベルとリトライ回数との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る過電流検出時間とリトライ回数との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係るインバータ装置70のパワー素子の電流許容レベルと時間との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係るポンプ装置1の運転フローである。 第1実施形態において、一旦停止したポンプ2を再起動させるリトライ動作を示すフローである。 第2実施形態に係るポンプ装置1Aの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る過電流保護レベル及び電流制限制御レベルとリトライ回数との関係を示すグラフである。 第2実施形態において、一旦停止したポンプ2を再起動させるリトライ動作を示すフローである。
以下、ポンプ装置及びポンプ装置の制御方法の一実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るポンプ装置1を示す正面図である。図2は、第1実施形態に係るポンプケーシング30の内部構造を示す縦断面図である。
図1に示すように、ポンプ装置1は、水を汲み上げるポンプ2と、ポンプ2の背面側に設けられ、ポンプ2を駆動する電動機3(後述する図3及び図4参照)と、ポンプ2の動作を制御する制御ユニット4と、を有する。ポンプ2、電動機3、制御ユニット4は、合成樹脂製のユニットベース5に支持され、合成樹脂製のユニットカバー6によって略全体を覆われている。
ポンプ2は、摩擦ポンプとも称されるカスケードポンプであって、図2に示すように、羽根車20と、羽根車20を収納するポンプ室31を形成するポンプケーシング30と、を有する。ポンプケーシング30の正面側には、図1に示すように、ポンプケーシングカバー50が取り付けられており、これを取り外すと羽根車20にアクセスすることができる。羽根車20は、図2に示すように、周縁部に多数の溝21が切られた円板状に形成されており、その周縁部によって、ポンプ室31に存在する水を、ほぼ1回転させながら昇圧させるものである。
このポンプ2は小型であるが、1個の羽根車20で数段の渦巻ポンプに匹敵する揚程を得られ、小容量高揚程の目的に適している。また、カスケードポンプは、自吸性を有するので、ポンプ2よりも低い位置に設置された受水槽に蓄えた水や井戸水を汲み上げるのに適している。
図1に示すように、ポンプ装置1の正面には、ユニットカバー6から露出する吸込口7と、吐出し口8とが設けられている。吸込口7は、図2に示すポンプケーシング30の内部に形成された内部流路32の一端部32aと連通し、吐出し口8は、この内部流路32の他端部32bと連通している。内部流路32には、ポンプ室31と、気水分離室33とが形成されている。
内部流路32のうち、一端部32aからポンプ室31までの吸込流路34には、フローチェッキ弁35が設けられている。フローチェッキ弁35は、ポンプ室31よりも高い位置に設けられ、ポンプ2の駆動に先立ち、ポンプ室31の内部を満水させて自吸に必要な水位を確保すると共に、ポンプ2の停止時の水の逆流を防止し、常にポンプ室31を満水にする役割を有する。すなわち、フローチェッキ弁35は、ポンプ2の停止時、自重によって吸込流路34を閉じ、ポンプ2の駆動時には、吸込流路34を上ってくる水(始動時は空気を含む)によって押し上げられて吸込流路34を開く。
ポンプ室31の下流側には、気水分離室33が配置されている。内部流路32のうち、ポンプ室31と気水分離室33との間の接続流路36には、ポンプ室31から吐出された液体が衝突するバッフル37が配置されている。気水分離室33の底部には、ポンプ室31に連通する孔部33aが形成されている。孔部33aは、ポンプ2の始動時の自吸運転時に、気水分離室33で空気と分離した水を、ポンプ室31に再び戻すものであり、これによりポンプ室31における負圧を発生させ、吸込流路34内の空気をなくし、水を吸い上げる。
気水分離室33の上方には、呼び水口38が形成されている。呼び水口38は、呼び水栓39によって閉止されている。呼び水栓39は、ポンプ2の設置時等でポンプケーシング30内に水が満たされていない状態で、且つ、ポンプ2の始動前に開けられ、呼び水口38から呼び水を注水することにより、気水分離室33は呼び水時水位40まで満水となる。上述したポンプ2の駆動によって、自吸運転が行われ、吸込流路34内の空気がなくなり、水が上がってくると、自吸運転は終わり、気水分離室33及び気水分離室33より下流側が水で満たされた後は、ポンプ2の駆動によって揚液運転がなされる。
内部流路32のうち、気水分離室33から他端部32bまでの吐出流路41には、圧力センサ42が設けられている。圧力センサ42は、呼び水時水位40よりも上方に配置され、自吸運転が完了し、水で満たされた吐出流路41の圧力(吐出し圧力)を検出する。
また、吐出流路41には、図示しない圧力タンクが設けられている。圧力タンクは、耐圧容器内にゴム製のブラダが内蔵されており、ポンプ2の吐出し圧力が上昇するとブラダの外側の空気を圧縮し水が加圧状態で貯留される。また、例えば、水の使用に伴い、吐出流路41内の圧力が低下するにつれて、圧縮された空気が膨張し、貯留された水を吐出流路41に押し出す。このようにして、ポンプ2の起動直後で、給水に十分な回転速度まで上昇していなくても、しばらくは圧力タンクから吐出流路41に水を供給することができる。
図3は、第1実施形態に係るポンプ装置1の概略構成を示すブロック図である。図4は、第1実施形態に係る制御ユニット4の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御ユニット4は、電動機3に電力を供給するインバータ装置70と、インバータ装置70に制御信号を出力してポンプ2の動作を制御する制御装置60と、を有する。インバータ装置70には商用電源100が接続されており、当該商用電源100から供給される交流電力は、インバータ装置70によって所望の周波数を持つ交流電力に変換されて電動機3に供給される。なお、上述したフローチェッキ弁35は、図3に示すように、水の逆流を防止するチェッキ弁35aと、ポンプ2に流れる水の流量の低下を検出するフロースイッチ35bと、を有する。
制御装置60は、不図示のI/O部、演算部並びに記憶部を備える。I/O部は、圧力センサ42、フロースイッチ35b、電圧センサ71、電流センサ72並びに温度センサ80,81,82等の各種センサと接続されており、各種センサの検出結果を演算部に出力するとともに演算部からの指令信号を(例えば、ポンプ2の回転速度)をインバータ装置70へ出力する。また、I/O部は、ポンプ装置1の状態を接点信号や通信を用いて、外部へ出力する不図示の外部出力端子を備えてもよいし、ポンプ装置1の状態を表示するGUIを備えてもよい。制御装置60の演算部は、例えばCPU(中央処理装置)によって実現され、ポンプ装置1の各種制御プログラムが実行される。例えば、I/O部を介して入力される各種センサ等の検出結果に基づいて、インバータ装置70へ出力する指令信号を演算し、その指令信号をI/O部に出力する。制御装置60の演算部で実行される制御プログラムの例としては、吐出し圧力と流量低下信号にてポンプ2の起動停止を指令したり、吐出し圧力をうけて設定圧PAに対して該知の吐出圧一定制御または推定末端圧一定制御の演算を行い、目標圧SVを算出して、現在圧PVが目標圧SVとなるように、ポンプ2の回転速度を制御する。また、演算部は、ポンプ装置1の状態を示す情報(吐出し圧力、回転速度、積算運転時間、積算運転回数等)を求めて記憶部に記憶させる。記憶部は、演算部で実行される各種制御プログラム、演算部で用いられる各種情報、及び演算部で求められた各種情報を記憶する各種メモリを備える。なお、上述した制御装置60のI/O部、演算部並びに記憶部は、ポンプ制御部60aとインバータ制御部60bのそれぞれに備えても、併用してもよい。
図4に示すように、制御装置60は、ポンプ制御部60aと、インバータ制御部60bと、を有する。ポンプ制御部60aには、上述したように、流量低下信号および吐出し圧力の測定値が入力されるようになっており、ポンプ2の吐出し圧力が目標の圧力に一定に保たれるように、インバータ制御部60bにポンプ2の回転速度の指令を発する。インバータ制御部60bは、ポンプ制御部60aから送られるポンプ2の目標回転速度とポンプ2の実際の回転速度との差分を最小とするためのPWM信号を生成する。
インバータ装置70は、インバータ制御部60bからのPWM信号に基づいて交流電圧を生成し、この交流電圧を電動機3に印加するインバータ回路であり、コンバータ部70aと、直流電圧平滑回路70bと、インバータ部70cと、ゲートドライバ70dと、を備えている。コンバータ部70aは、商用電源100から供給される3相の交流電圧を直流電圧に変換するために、ダイオードなどにより構成される整流回路を有する。直流電圧平滑回路70bは、コンデンサを備えており、コンバータ部70aにより変換された直流電圧を平滑化する。
インバータ部70cは、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などのパワー素子、およびパワー素子に並列に接続されるダイオードを複数有しており、直流電圧平滑回路70bによって平滑化された直流電圧から3相の交流電圧を生成するように構成されている。ゲートドライバ70dは、インバータ制御部60bからのPWM信号に基づいて、インバータ部70cの各パワー素子をスイッチング動作させるためのゲートドライブ信号を生成する。
インバータ制御部60bには、インバータ回路の二次側に配置された電圧センサ71と、電流センサ72とが接続されている。電圧センサ71および電流センサ72で得られた電圧および電流の測定値は、インバータ制御部60bに入力される。インバータ制御部60bは、フィードバックされた電流の測定値から電動機3(およびポンプ2)の実際の回転速度を推定し、この推定された回転速度と目標回転速度との差分を最小とするためのPWM信号を生成する。なお、制御装置60にてインバータ回路の二次側の電圧と電流が予測できるのであれば、電圧センサ71並びに電流センサ72はなくてもよい。
なお、図4に示す例では、ポンプ2、電動機3、インバータ装置70に、これらの温度を測定する温度センサ80,81,82がそれぞれ取り付けられている。ポンプ制御部60aは、温度センサ80,81,82のうちの少なくとも1つの温度の測定値が所定の上限に達したときは、電動機3の回転速度を定常運転時よりも低下させるようにインバータ制御部60bに指令を発してもよい。
上述した制御装置60は、電動機3やインバータ装置70の保護機能として、図3に示すように、保護レベル以上の電流がインバータ装置70に流れた場合に、ポンプ2を停止させる保護手段61と、保護手段61により停止したポンプ2を再起動させるリトライ手段62と、リトライ手段62によりポンプ2が再起動する度に保護レベルを上昇させる保護レベル上昇手段63と、上昇させた保護レベルを初期の保護レベルに戻すリセット手段64と、を有している。これらの保護機能により、電動機3やインバータ装置70の過電流に起因する故障が発生するのを防止することができる。
制御装置60の演算部は、電流センサ72の測定値などから保護レベル以上の電流がインバータ装置70に流れたか否か、すなわち異常(過電流)が発生したか否かを判定し、上述した各種制御(保護手段61,リトライ手段62,保護レベル上昇手段63,及びリセット手段64による制御)を行う。この制御装置60は、例えば、制御装置60の記憶部に上記の各種制御(保護手段61,リトライ手段62,保護レベル上昇手段63,及びリセット手段64による制御)を行うためのプログラムが格納され、制御装置60の演算部にて該プログラムが実行され、制御装置60のI/O部にて演算結果を各機器へ出力することで実現される。
以下では、上記のように構成されたポンプ装置1の動作(ポンプ装置1の制御方法)、具体的には、制御装置60による過電流保護動作について詳しく説明する。
図5は、第1実施形態に係る過電流保護レベル(保護レベル)とリトライ回数との関係を示すグラフである。図6は、第1実施形態に係る過電流検出時間とリトライ回数との関係を示すグラフである。図7は、第1実施形態に係るインバータ装置70のパワー素子の電流許容レベルと時間との関係を示すグラフである。図8は、第1実施形態に係るポンプ装置1の運転フローである。図9は、第1実施形態において、一旦停止したポンプ2を再起動させるリトライ動作を示すフローである。
図8に示すように、ポンプ装置1の運転フローでは、先ず、制御装置60は、ポンプ2の起動条件が成立している否かを判定する(ステップS1)。ポンプ2の起動条件が成立している場合(「YES」の場合)、ポンプ2を起動させるべく、制御装置60は、電動機3の加速を開始させる(ステップS2)。一方、ポンプ装置1の起動条件が成立していない場合(「NO」の場合)、制御装置60は、ポンプ2を停止させた状態で、ポンプ装置1の起動条件が成立するまで待機する(ステップS3)。
ステップS2においてポンプ2が起動すると、図5に示すように、時間と共に電流値が上昇する。ここで制御装置60は、電流センサ72の測定値に基づいて、異常(過電流)が発生したか否かを判定する(ステップS4)。具体的に、制御装置60は、電流センサ72の測定値が、図5に示す過電流保護レベル1(初期の保護レベル)を超えた場合に、異常が発生したと判定する。本実施形態の過電流保護レベル1は、設定変更が可能な設定値とし、例えば、電動機3の定格電流値、すなわちポンプ2が定格運転するときの電動機3の電流値と同じレベルに設定されているとよい。
電流センサ72の測定値が過電流保護レベル1を超えた場合(「YES」の場合)、すなわち過電流保護レベル以上の電流がインバータ装置70に流れた場合、制御装置60は、異常が発生したとしてポンプ2を停止させる(保護ステップ)。その後、制御装置60は、停止したポンプ2を再起動させるリトライ動作を行う(ステップS5:リトライステップ)。一方、電流センサ72の測定値が過電流保護レベル1を超えなかった場合(「NO」の場合)、制御装置60は、通常の運転動作(例えば、公知の吐出圧一定制御)を行う(ステップS6)。
図9に示すように、リトライ動作では、先ず、制御装置60は、リトライカウンタのカウントを1増やす(ステップS11)。次に、制御装置60は、過電流保護レベルを1レベル増やす(ステップS12)。具体的に、制御装置60は、図5に示すように、保護レベルを、過電流保護レベル1から過電流保護レベル2に上昇させる(保護レベル上昇ステップ)。なお、ステップS12における保護レベルの上昇幅は、設定変更が可能な設定値とし、例えば、過電流保護レベル1を100%としたときに、その10%程度の上昇幅に設定されている。
次に、制御装置60は、過電流保護時間を減らす(ステップS13)。過電流保護時間とは、インバータ装置70に過電流保護レベル以上の電流が流れているか否かを検出するための検出時間のことである。具体的に、制御装置60は、図6に示すように、過電流保護レベル1のときの検出時間1よりも、リトライ1回目で過電流保護レベル2のときの検出時間2の方を短くする。なお、過電流保護時間(検出時間)は、電流センサ72の測定値がリトライ回数に応じた過電流保護レベルを超えたときからカウントする。
過電流保護レベル2は、設定変更が可能な設定値とし、本実施形態では過電流保護レベル1の一例である電動機3の定格電流値よりも高いレベルに設定されているため、長い時間、大きな電流が流れてしまうと、インバータ装置70に大きな負担が掛かる。図7に示すように、インバータ装置70の電流許容値、具体的には、そのパワー素子の電流許容値と時間との関係は、反比例の関係にある。したがって、短時間であれば、インバータ装置70のパワー素子に電動機3の定格電流値を超える電流が流れても、パワー素子はその電流を許容することができる。
次に、制御装置60は、ポンプ2が停止してから予め設定されたリトライ間隔が経過したか否かを判定する(ステップS14)。ここで、リトライ間隔は、設定変更が可能な設定値とするとよい。リトライ間隔が経過した場合(「YES」の場合)、ポンプ2を再起動させるべく、制御装置60は、電動機3の加速を開始させる(ステップS15)。一方、リトライ間隔が経過していない場合(「NO」の場合)、制御装置60は、リトライ間隔が経過するのを待って、ポンプ2を再起動させる。
次に、制御装置60は、電流センサ72の測定値に基づいて、異常(過電流)が発生したか否かを判定する(ステップS16)。具体的に、制御装置60は、電流センサ72の測定値が、図5に示す過電流保護レベル2(リトライ1回目)を超えた場合に、異常が発生したと判定する。電流センサ72の測定値が過電流保護レベル2を超えた場合(「YES」の場合)、すなわち過電流保護レベル2以上の電流がインバータ装置70に流れた場合、制御装置60は、異常が発生したとしてポンプ2を停止させる(保護ステップ)。
次に、制御装置60は、リトライカウンタが予め設定されたリトライ回数N以上となっているか否かを判定する(ステップS17)。このリトライ回数Nは、設定変更が可能な設定値であり、例えば、5回(N=5)程度に設定されている。リトライカウンタがN回以下の場合、ステップS11に戻り、上述したように、リトライカウンタを1つ増やすと共に、過電流保護レベルをまた1つ引き上げる。このように、制御装置60は、ポンプ2が再起動する度に過電流保護レベルを上昇させる。
なお、過電流保護レベルの上昇にも限界があり、その限界(最大許容レベル)は、図7に示すインバータ装置70のパワー素子の電流許容値によって決まる。すなわち、制御装置60は、電動機3の定格電流値からインバータ装置70の電流許容値に至るまで、ポンプ2が再起動する度に過電流保護レベルを段階的に上昇させる。この過電流保護レベルがインバータ装置70の電流許容値に至るまでのリトライ回数がNであり、ステップS17において、リトライカウンタがリトライ回数N以上となった場合(「YES」の場合)には、ポンプ2の異常を確定させ、ポンプ2のそれ以上の再起動を停止させる(ステップS18)。
一方、ステップS16の判定が「NO」の場合、すなわち、図5に示すように、リトライ回数n(5未満)において、電流センサ72の測定値がそのリトライ回数nに応じた過電流保護レベルを超えなかった場合、制御装置60は、通常の運転状態に戻すべく、電流一定制御を行う(ステップS19)。すなわち、何回かリトライを繰り返すうちに、異常の原因(例えば、羽根車20の固着等)が取り除かれるケースがあり、それにより過電流が発生しなくなった場合には、制御装置60は、通常の運転状態に戻す制御を行う。
次に、制御装置60は、電流一定制御の結果、電流センサ72の測定値(実電流値)が電動機3の定格電流値(過電流保護レベル1)以下になったか否かを判定する(ステップS20)。なお、電流一定制御とは、設定変更が可能な設定値である所定時間、電流が制限レベルを超えないように、電流が一定になるようにする制御である。電流センサ72の測定値が電動機3の定格電流値よりも大きい場合(「NO」の場合)、制御装置60は、ステップS19に戻り、電流一定制御を継続する。一方、電流センサ72の測定値が電動機3の定格電流値以下になった場合(「YES」の場合)、制御装置60は、リトライカウンタをクリアする(ステップS21)。
具体的に、制御装置60は、インバータ装置70に流れる電流が、一定時間、電動機3の定格電流値以下で収まっている場合には、通常の運転状態に戻ったと判定し、過電流保護レベルを過電流保護レベル1(初期の保護レベル)に戻す(リセットステップ)。その後、制御装置60は、通常の運転動作(例えば、公知の吐出圧一定制御)を行う(ステップS22)。
以上により、ポンプ装置1のリトライ動作が終了する。
上述した図5における過電流保護レベル(保護レベル)、図6における過電流検出時間とリトライ回数、図7におけるインバータ装置70のパワー素子の電流許容レベル等を含む各種設定値は、制御装置60の記憶部に記憶されるとともにI/O部より設定変更が可能とするとよい。図5から図7にて説明する各種演算ならびに図8におけるポンプ装置1の運転フロー、並びに図9のリトライ動作を示すフローを実現する具体的な手段として、I/O部にて入力された各種値に基づいて、演算部にて各制御プログラムを実行し、I/O部より主にインバータ装置70に制御信号を出力する。言い換えれば、制御装置60が有する保護手段61,リトライ手段62,保護レベル上昇手段63,及びリセット手段64は、それぞれ上述した保護ステップ、リトライステップ、保護レベル上昇ステップ及びリセットステップを実現する手段であって、I/O部にて入力された各種値に基づいて、演算部にて各ステップに係る制御プログラムを実行し、I/O部よりインバータ装置70に各種制御信号(例えば、起動、停止、回転速度等)を出力する。
よって、ポンプ装置1は、ポンプ2と、ポンプ2を駆動する電動機3と、電動機3に電力を供給するインバータ装置70と、インバータ装置70に制御信号を出力して前記ポンプの動作を制御する制御装置60と、を備える。制御装置60は、保護レベル以上の電流がインバータ装置70に流れた場合に、ポンプ2を停止させる保護手段61と、該保護手段61により停止したポンプ2を再起動させるリトライ手段62と、リトライ手段62によりポンプ2が再起動する度に該保護レベルを上昇させる保護レベル上昇手段63と、を有する。
このように、上述した本実施形態によれば、保護機能が動作した場合(過電流保護レベル1を超えた場合)であってもすぐに停止することなく液体の供給を続けていくことができるため、ポンプ装置1の利便性が高くなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成及びステップについては同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図10は、第2実施形態に係るポンプ装置1Aの概略構成を示すブロック図である。
図10に示すように、第2実施形態では、制御装置60が、電動機3やインバータ装置70に過電流が流れて過トルクが発生しないようにする保護機能として、第1実施形態のポンプ装置1にて上述した保護手段61,リトライ手段62,保護レベル上昇手段63,及びリセット手段64に加え、インバータ装置70に流れる電流が、過電流保護レベルよりも低く設定された電流制限制御レベルになった場合に、インバータ装置70に流れる電流を制限する電流制限制御手段65と、リトライ手段62によりポンプ2が再起動する度に電流制限制御レベルを上昇させる電流制限制御レベル上昇手段66と、を有する。
図11は、第2実施形態に係る過電流保護レベル及び電流制限制御レベルとリトライ回数との関係を示すグラフである。図12は、第2実施形態において、一旦停止したポンプ2を再起動させるリトライ動作を示すフローである。
図11に示すように、電流制限制御レベルは、設定変更が可能な設定値であり、過電流保護レベルよりも低く設定されている。制御装置60は、当該電流制限制御レベルを設け、電流センサ72の測定値が電流制限制御レベルを超えないように、ポンプ2の回転速度をPI制御やPID制御して、ポンプ2がすぐに停止してしまうことを防止する。すなわち、過電流保護レベルよりも低いレベルで電流の上昇を足踏みさせることで、上述した保護機能が過敏に動作してしまうことを防止する。
図12に示すように、第2実施形態のリトライ動作では、ステップS12とステップS13との間に、電流制限制御レベルを増やすステップS12Aが追加されている。このステップS12Aは、過電流保護レベルと同様に、リトライ回数に応じて電流制限制御レベルを上昇させるステップである。電流制限制御レベルの上昇幅は、設定変更が可能な設定値であり、過電流保護レベルの上昇幅と同様に設定することが好ましい。これにより、過電流保護レベルが上昇しても、過電流保護レベルと電流制限制御レベルとの差が一定に維持され、PI制御やPID制御をすることが容易になる。
また、第2実施形態のリトライ動作では、ステップS16で「NO」の場合、ステップS19の前に、電流センサ72の測定値が電流制限制御レベルを超えたか否かの判定をするステップS16Aが追加されている。電流センサ72の測定値が電流制限制御レベルを超えていない場合(「NO」の場合)、ステップS16に戻る。一方、電流センサ72の測定値が電流制限制御レベルを超えている場合(「YES」の場合)、ステップS19に移行し、電流制限制御(電流一定制御)を行う。
ステップS19とステップS20との間には、制御装置60が、電流センサ72の測定値が過電流保護レベルを超えたか否かを判定するステップS19Aが追加されている。電流制限制御によっても電流センサ72の測定値が過電流保護レベルを超えた場合(「YES」の場合)、ステップS17に移行する。そして、リトライカウンタがN未満の場合には、ステップS11に戻り、リトライカウンタを1つ増やすと共に、過電流保護レベル及び電流制限制御レベルを1つ引き上げる。このように、制御装置60は、ポンプ2が再起動する度に過電流保護レベル及び電流制限制御レベルを上昇させる。
一方、ステップS19Aの判定において、電流センサ72の測定値が過電流保護レベルを超えなかった場合(「NO」の場合)、ステップS20に移行する。その後は、第1実施形態と同様のフローになり、電流センサ72の測定値(実電流値)が電動機3の定格電流値(過電流保護レベル1)以下になった場合(「YES」の場合)、制御装置60は、リトライカウンタをクリアし(ステップS21)、通常の運転動作(例えば、公知の吐出圧一定制御)に戻る。
このように、第2実施形態では、電流制限制御レベルを設け、過電流保護レベルよりも低いレベルで電流の上昇を足踏みさせることで、ポンプ2の停止を防止し、第1実施形態よりも液体の供給を続けていくことが可能となるため、ポンプ装置1の利便性が高くなる。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、温度センサ80,81,82によって負荷の温度(例えば、ポンプケーシング30の温度(取扱い液温度)、電動機3の巻線温度、インバータ装置70のインバータ回路の温度)も同時に検出して、上述したリトライ動作を繰り返す間の温度上昇を記録して、ある設定値以上になるまで、リトライを繰り返しても良い。また、設定値以上になった場合は、ポンプを停止して、故障を確定させてもよい。
また、例えば、負荷の振動(例えば、軸受の振動、ポンプ装置の振動)についても温度同様に検出して、同様に設定値を設けて、リトライの継続または故障を確定させてもよい。
また、例えば、ポンプ2の再起動が成功した場合は、過電流保護レベルをすぐに通常のレベルに戻すのではなく、段階的に過電流保護レベルを引き下げていってもよい。
また、例えば、上述した第2実施形態の電流制限制御レベル、電流制限制御レベルの上昇幅およびリトライ回数等の各種設定値は、制御装置60の記憶部に記憶されるとともにI/O部より設定変更が可能とするとよい。
すなわち、上述した第2実施形態の制御装置60は、インバータ装置70に流れる電流が、保護レベルよりも低く設定された電流制限制御レベルになった場合に、インバータ装置70に流れる電流を制限する電流制限制御手段65と、リトライ手段62によりポンプ2が再起動する度に電流制限制御レベルを上昇させる電流制限制御レベル上昇手段66と、を有する。具体的には、電流制限制御手段65は、インバータ装置70に流れる電流を制御装置60のI/O部にて取得し記憶部に記憶する。また、記憶部は、保護レベルよりも低く設定された電流制限制御レベルを記憶する。演算部にてインバータ装置70に流れる電流が電流制限制御レベルになったと判断したら、I/O部にてインバータ装置70にインバータ装置70に流れる電流を制限する指令を出力する。電流制限制御レベル上昇手段66も同様に制御装置60によって、リトライ手段62によりポンプ2が再起動する度に電流制限制御レベルを上昇させる手段である。以上により、保護機能が動作した場合(過電流保護レベル1を超えた場合)であってもすぐに停止することなく液体の供給を続けていくことができるため、ポンプ装置1Aの利便性が高くなる。
上記実施形態で説明したポンプ装置1は、1台のポンプを備えるものであったが、ポンプの数は2台以上であっても良い。その場合、電動機3並びにインバータ装置70は、ポンプの台数に応じた数だけ設ければ良い。更にインバータ装置70は起動するポンプに接続を切り替えて用いてもよい。
1 ポンプ装置
1A ポンプ装置
2 ポンプ
3 電動機
4 制御ユニット
5 ユニットベース
6 ユニットカバー
7 吸込口
8 吐出し口
20 羽根車
21 溝
30 ポンプケーシング
31 ポンプ室
32 内部流路
32a 一端部
32b 他端部
33 気水分離室
33a 孔部
34 吸込流路
35 フローチェッキ弁
35a チェッキ弁
35b フロースイッチ
36 接続流路
37 バッフル
38 呼び水口
39 呼び水栓
40 呼び水時水位
41 吐出流路
42 圧力センサ
50 ポンプケーシングカバー
60 制御装置
60a ポンプ制御部
60b インバータ制御部
61 保護手段
62 リトライ手段
63 保護レベル上昇手段
64 リセット手段
65 電流制限制御手段
66 電流制限制御レベル上昇手段
70 インバータ装置
70a コンバータ部
70b 直流電圧平滑回路
70c インバータ部
70d ゲートドライバ
71 電圧センサ
72 電流センサ
80 温度センサ
81 温度センサ
82 温度センサ
100 商用電源
S1 ステップ
S2 ステップ
S3 ステップ
S4 ステップ
S5 ステップ
S6 ステップ
S11 ステップ
S12 ステップ
S12A ステップ
S13 ステップ
S14 ステップ
S15 ステップ
S16 ステップ
S16A ステップ
S17 ステップ
S18 ステップ
S19 ステップ
S19A ステップ
S20 ステップ
S21 ステップ
S22 ステップ

Claims (5)

  1. 液体を供給するポンプと、
    前記ポンプを駆動する電動機と、
    前記電動機に電力を供給するインバータ装置と、
    前記インバータ装置に制御信号を出力して前記ポンプの動作を制御する制御装置と、を備えるポンプ装置であって、
    前記制御装置は、
    保護レベル以上の電流が前記インバータ装置に流れた場合に、前記ポンプを停止させる保護手段と、
    前記保護手段により停止した前記ポンプを再起動させるリトライ手段と、
    前記リトライ手段により前記ポンプが再起動する度に前記保護レベルを上昇させる保護レベル上昇手段と、
    前記インバータ装置に流れる電流が、前記保護レベルよりも低く設定された電流制限制御レベルになった場合に、前記インバータ装置に流れる電流を制限する電流制限制御手段と、
    前記リトライ手段により前記ポンプが再起動する度に、前記保護レベルの上昇幅と同様に前記電流制限制御レベルを上昇させる電流制限制御レベル上昇手段と、を有する、ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 初期の前記保護レベルは、前記電動機の定格電流値であり、
    前記保護レベル上昇手段は、前記電動機の定格電流値から前記インバータ装置の電流許容値に至るまで、前記リトライ手段により前記ポンプが再起動する度に前記保護レベルを段階的に上昇させる、ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記保護手段は、前記保護レベル上昇手段が前記保護レベルを上昇させる度に、前記インバータ装置に前記保護レベル以上の電流が流れているか否かを検出するための検出時間を短くする、ことを特徴とする請求項1または2に記載のポンプ装置。
  4. 前記制御装置は、前記リトライ手段により前記ポンプが再起動した後、前記インバータ装置に流れる電流が、一定時間、前記電動機の定格電流値以下で収まっている場合に、前記保護レベルを初期の保護レベルに戻すリセット手段を有する、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のポンプ装置。
  5. 液体を供給するポンプと、
    前記ポンプを駆動する電動機と、
    前記電動機に電力を供給するインバータ装置と、を備えるポンプ装置の制御方法であって、
    保護レベル以上の電流が前記インバータ装置に流れた場合に、前記ポンプを停止させ保護ステップと、
    前記保護ステップにより停止した前記ポンプを再起動させるリトライステップと、
    前記リトライステップにより前記ポンプが再起動する度に前記保護レベルを上昇させる保護レベル上昇ステップと、
    前記インバータ装置に流れる電流が、前記保護レベルよりも低く設定された電流制限制御レベルになった場合に、前記インバータ装置に流れる電流を制限する電流制限制御ステップと、
    前記リトライステップにより前記ポンプが再起動する度に、前記保護レベルの上昇幅と同様に前記電流制限制御レベルを上昇させる電流制限制御レベル上昇ステップと、を有する、ことを特徴とするポンプ装置の制御方法。
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