JP2010255202A - 作業者転落防止用防護桟 - Google Patents

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Abstract

【課題】建枠の支柱1に突設されている取付用ピン2に交差筋交い3とアームロック13と作業者転落防止用防護桟4とを簡単な構成で取り付けるようにする。
【解決手段】交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cを横断する管状桟本体5と桟本体5の両端部に固着される桟本体取付片6とからなり、管状桟本体5の両端部には偏平筒状のカシメ止め部7が形成され、桟本体取付片6には偏平筒状のカシメ止め部7に嵌合可能な板状の被カシメ止め部8が形成され、管状桟本体5の両端部の偏平筒状のカシメ止め部7に、桟本体取付片6の板状の被カシメ止め部8を嵌合した状態で両カシメ止め部7,8にわたってカシメ止め加工して両者が固着されるようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、枠組足場の建枠の支柱間に架け渡される交差筋交いの下方に発生している略三角状の空隙を横断して支柱間に水平に架け渡される作業者転落防止用防護桟に関する。
建築現場で仮設される枠組足場においては、図13 に示すように、足場板F1の長手方向両サイドに沿った支柱1,1間に一対の筋交い部材3a,3aからなるX形の交差筋交い3が張架されているため、この交差筋交い3が安全柵となって、足場板F1を渡る作業者の安全を図ることができる。ところが、このような交差筋交い3は、同図から分かるように、その下方側が足場板F1との間で略三角形に空隙Cが発生している状態となっているため、作業者が足場板F1の上で中腰で作業をするような場合に、上記三角形の空隙Cから過って転落する危険性があった。そこで、このような危険を防止するために、交差筋交い3の下部側三角形空隙Cを形成する筋交い部材3a,3aに棒状の作業者転落防止用防護桟4を水平に横断して架け渡すようにしている。尚、枠組足場Fは、建枠Pを形成する両側一対の支柱1,1と両支柱1,1をつなぐ横材14とによって門形に形成されたもので、交差筋交い3を介して左右に隣り合う支柱1,1の対向する横材14,14間に足場板F1が架け渡され、これが順次上方に向かって枠組みされるようになっている。
上記従来の作業者転落防止用防護桟4は、例えば特許文献1に記載されているが、図13及びその要部を示す図12 に概略示すように、1本の棒状の防護桟4からなるもので、この防護桟4の両端部の夫々には、筋交い部材3a,3aを取り付けるための複雑な構造の取付金具15設けられ、該取付金具15によって防護桟4を筋交い部材3aに取り付けるようになっている。
特開平10−331413号公報
上記のように防護桟4を筋交い部材3aに取り付けるには、かなり複雑な構造の取付金具15を用いなければならず、しかも、図12、図13から分かるように、例え防護桟4が交差筋交い3に取り付けられても、防護桟3は、その空隙Cの中間部よりもかなり上方に位置し、空隙Cを有効に二分するという効果を充分に上げるまでには至っていない。
そこで、考えられることは、対向する支柱1,1間の長さに相当する長さの防護桟の両端部を、支柱1,1に溶接等によって夫々設けてある交差筋交い取付用ピン2、業界ではグラビティロックと呼ばれているが、この取付用ピン2に取り付けるようにすることである。ところが、現在使われている汎用の交差筋交い取付用グラビティロック、即ち取付用ピン2は、図11 に示すように、ピン2の有効長さLeが例えば18mmしかない。即ち、図11に示すように、この種の取付用ピン2は、その先端部分にロック爪16が内部に設けたつる巻きばね等のばねの付勢力によって,ピン表面から突出すると共に、はねの付勢力に抗してピン内部に没入するよう、図示の回動範囲で取付用ピン2から出没可能に取り付けられており、このロック爪の回動軌跡Pと支柱1との間が有効取付長さLeとなる。一方、交差筋交い3を形成する筋交い部材3aは、一般に厚みが1.9mmの管状材を使用し、その両端部はプレス加工によって偏平板状に圧潰して、3.8mmの厚さの取付部3a1を形成し、これが筋交い部材両端部に形成され、取付用ピン2に取り付けられることになるから、その占有厚みは2倍の7.6mmとなる。またアームロック13は厚みは3mmである。従って、7.6mm+3mm=10.6mmの厚さが取付用ピンに占有され、残り、18mm−10.6mm=7.4mmの有効取付長さ範囲内で防護桟の両端部を取り付けられなければならない。ところが、防護桟4の桟本体5も筋交い部材3aと同じように一般に厚みが1.9mmの管状材が使用され、そのため両端部をプレス加工によって偏平板状に圧潰して取付部を形成するとなれば、厚さが3.8mmで、占有厚みは2倍の7.6mmとなり、取付用ピン2の有効取付長さLeを0.2mm越えるとことになる。
なお、アームロック13を使用しない場合もあるが、この場合においては、取付用ピン2の有効長さが短いものを使用される場合がある。
従って、防護桟4の桟本体5と桟本体取付片6とが一体のもの、即ち桟本体5の両端部をプレス加工によって偏平板状に形成して桟本体取付片6を形成するようにすれば、安価に製作することができるのであるが、上述のように、これでは、取付用ピン2の取付有効長さLeを越えるため採用することができない。
尚、アームロック13は、必要に応じて、図12に示すように、下段側の支柱1の上端部に上段側の支柱1の下端部を連結する時にその連結端部どうしをロックするのに使用され、帯状の金属板で弓形状に形成され、その上下両端部にピン孔が設けられたもので、下端部側のピン孔を、下段側支柱1の上端部と上段側支柱1下端部とを貫通する連結ピン17に挿着し、上端部側のピン孔を、上段側支柱1に設けてある取付用ピン2である交差筋交い取付用グラビティロック2に対し、両側の交差筋交い3,3の筋交い材材3a,3aの端部と共通して重ねて取り付けられるようになっている。
本発明は、上記のような事情に鑑み、現在国内で使用されている上述したような、枠組足場、即ち建枠を形成する支柱に突設されている交差筋交い取付用グラビティロック、即ち取付用ピン2をそのまま利用して、防護桟4を取り付けることができるようにした防護桟4を提供すること目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の作業者転落防止用防護桟は、建枠Pを形成する支柱1と、支柱1に突設されている取付用ピン2に係嵌して支柱1,1間に架け渡される交差筋交い3とを備える枠組足場Fにおいて、交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cから枠組足場F上の作業者が不測に転落しないよう、該空隙Cを横断するよう水平に取り付けられる作業者転落防止用防護桟4であって、交差筋交い3の上記空隙Cを横断する管状桟本体5と該桟本体5の両端部に固着される桟本体取付片6とからなり、管状桟本体5の両端部には偏平筒状のカシメ止め部7が形成され、桟本体取付片6には前記偏平筒状のカシメ止め部7に嵌合可能な板状の被カシメ止め部8が形成され、前記管状桟本体5の両端部の偏平筒状のカシメ止め部7に、前記桟本体取付片6の板状の被カシメ止め部8を嵌合した状態で上記両カシメ止め部7,8にわたってカシメ止め加工して両者が固着されるようにした構成からなる。
又、請求項2に係る発明の作業者転落防止用防護桟は、前記管状桟本体5の板状の被カシメ止め部8には凹状切欠部9が形成され、前記管状桟本体5の両端部の偏平筒状のカシメ止め部7に、前記桟本体取付片6の板状の被カシメ止め部8を嵌合した状態で上記両カシメ止め部7,8にわたってカシメ止め加工する際に、前記凹状切欠部9に前記管状桟本体5のカシメ止め部7が凹没状にカシメ止めされて凹没面10を形成するようにした請求項1に記載の構成からなる。
又、請求項3に係る発明の作業者転落防止用防護桟は、建枠Pを形成する支柱1と、支柱1に突設されている取付用ピン2に係嵌して支柱1,1間に架け渡される交差筋交い3とからなる枠組足場Fにおいて、交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cから枠組足場F上の作業者が不測に転落しないよう、該空隙Cを横断するよう水平に取り付けられる作業者転落防止用防護桟4であって、交差筋交い3の上記空隙Cを横断する管状桟本体5と該桟本体5の両端部に固着される桟本体取付片6とからなり、該桟本体取付片6に、前記交差筋交い3が係嵌している取付用ピン2に共通して係嵌可能な取付用孔11を貫設した板状取付部12が形成されると共に、該板状取付部12は、前記交差筋交い3に隣接して取付用ピン2に共通して取り付けられるよう該取付用ピン2の有効取付長さLe範囲内の厚みに形成されてなる構成からなる。
更に、請求項4に係る発明の作業者転落防止用防護桟は、建枠Pを形成する支柱1と、支柱1に突設されている取付用ピン2に係嵌して支柱1,1間に架け渡される交差筋交い3と、支柱1,1を上下にわたって順次枠組みするために上記取付用ピン2に共通して係嵌して上下支柱1,1間にわたって取り付けられるアームロック13とを備えてなる枠組足場Fにおいて、交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cから枠組足場F上の作業者が不測に転落しないよう、該空隙Cを横断するよう水平に取り付けられる作業者転落防止用防護桟4であって、交差筋交い3の上記空隙Cを横断する管状桟本体5と該桟本体5の両端部に固着される桟本体取付片6とからなり、該桟本体取付片6に、前記交差筋交い3及び前記アームロック13が係嵌している取付用ピン2に共通して係嵌可能な取付用孔11を貫設した板状取付部12が形成されると共に、該板状取付部12は、前記交差筋交い3及びアームロック13に隣接して取付用ピン2に共通して取り付けられるよう該取付用ピン2の有効取付長さLe範囲内の厚みに形成されてなる構成からなる。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の作業者転落防止用防護桟Fによれば、交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cを横断するよう水平に取り付けられる管状桟本体5と該桟本体5の両端部に固着される桟本体取付片6とからなり、桟本体取付片6は、管状桟本体5とは一体のものではなく、管状桟本体5とは別体のものを、管状桟本体5の両端部に固着されるようになっているため、支柱1に突設している取付用ピン2に交差筋交い3の両端部を取り付けてあっても、取付用ピン2の有効取付長さLe範囲内の厚みの桟本体取付片6を選定して、これを管状桟本体5に固着するようにすれば、交差筋交い3を取り付けている取付用ピン2に共通して作業者転落防止用防護桟4を取り付けることができ、作業者転落防止用防護桟4を交差筋交い3に取り付けるための特別な取付金具を必要としないから、それだけ安価に取り付けることができる。しかも、前記従来技術に比べて交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cのできるだけ下方の中間部寄りに横断して取り付けることができるため、それだけ効果的な作業者転落防止につながることができる。
また、本発明によれば、管状桟本体5の両端部には偏平筒状のカシメ止め部7が形成され、桟本体取付片6には前記偏平筒状のカシメ止め部7に嵌合可能な板状の被カシメ止め部8が形成され、前記管状桟本体5の両端部の偏平筒状のカシメ止め部7に、前記桟本体取付片6の板状の被カシメ止め部8を嵌合して、桟本体取付片6が管状桟本体5に同軸上に規制されるようにし、この状態で上記両カシメ止め部7,8にわたってカシメ止め加工して両者が互いに抜けないように固着するようになっているため、管状桟本体5に対する桟本体取付片6の固着を堅固に且つ安価に又迅速容易に行うことができる。これに対し、管状桟本体5に対して溶接作業によって桟本体取付片6を固着することも可能ではあるが管状桟本体5に対して桟本体取付片6を堅固に取り付けるためには、両者の固着部全周ないし表裏ににわたって溶接してけれならず、それだけ溶接作業が面倒で溶接作業に多くの時間が取られ、その固着作業が高価となり迅速容易に固着することができない。
又、請求項2に係る発明の作業者転落防止用防護桟は、前記管状桟本体5の板状の被カシメ止め部8には凹状切欠部9が形成され、前記管状桟本体5の両端部の偏平筒状のカシメ止め部7に、前記桟本体取付片6の板状の被カシメ止め部8を嵌合した状態で上記両カシメ止め部7,8にわたってカシメ止め加工するようになっているため、カシメ止め部が凹状切欠部9に喰い込んで確実にカシメ止めすることができ、管状桟本体5からの桟本体取付片6の抜け止め作用を確実に達成することができる。
しかも、カシメ止め部7が凹状切欠部9に喰い込んだ現象は、該カシメ止め部7が凹没状に圧潰され凹没面10を形成されることから容易に検知することができ、それだけ両者のカシメ止め作用を確実に把握することがてきる。
又、請求項3に係る発明の作業者転落防止用防護桟によれば、交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cを横断するよう水平に取り付けられる管状桟本体5と該桟本体5の両端部に固着される桟本体取付片6とからなり、桟本体取付片6は、管状桟本体5とは一体のものではなく、管状桟本体5とは別体のものからなり、該桟本体取付片6に、前記交差筋交い3が係嵌している取付用ピン2に共通して係嵌可能な取付用孔11を貫設した板状取付部12が形成されると共に、該板状取付部12は、前記交差筋交い3に隣接して取付用ピン2に共通して取り付けられるよう該取付用ピン2の有効取付長さLe範囲内の厚みに形成されてなるため、交差筋交い3を取り付けている取付用ピン2に共通して作業者転落防止用防護桟4を取り付けることができ、作業者転落防止用防護桟4を交差筋交い3に取り付けるための特別な取付金具を必要としないから、それだけ安価に取り付けることができる。しかも、前記従来技術に比べて交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cのできるだけ下方の中間部寄りに横断して取り付けることができるため、それだけ効果的な作業者転落防止につながることができる。
更に、請求項4に係る発明の作業者転落防止用防護桟によれば、交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cを横断するよう水平に取り付けられる管状桟本体5と該桟本体5の両端部に固着される桟本体取付片6とからなり、桟本体取付片6は、管状桟本体5とは一体のものではなく、管状桟本体5とは別体のものからなり、該桟本体取付片6に、前記交差筋交い3が係嵌している取付用ピン2に共通して係嵌可能な取付用孔11を貫設した板状取付部12が形成されると共に、該板状取付部12は、前記交差筋交い3に隣接して取付用ピン2に共通して取り付けられるよう該取付用ピン2の有効取付長さLe範囲内の厚みに形成されてなるため、交差筋交い3及びアームロック13を取り付けている取付用ピン2に共通して作業者転落防止用防護桟4を取り付けることができ、作業者転落防止用防護桟4を交差筋交い3に取り付けるための特別な取付金具を必要としないから、それだけ安価に取り付けることができる。しかも、前記従来技術に比べて交差筋交い3の下方に発生する略3角状の空隙Cのできるだけ下方の中間部寄りに横断して取り付けることができるため、それだけ効果的な作業者転落防止につながることができる。
(a)は本発明に係る作業者転落防止用防護桟4の正面図、(b)は平面図である。 (a)は上記防護桟の構成部材である管状桟本体の正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 (a)は上記防護桟の他の構成部材である桟本体取付片の正面図、(b)は平面図である。 図1の(b)におけるAーA線断面図である。 図1の(b)におけるBーB線断面図である。 図1の(b)におけるCーC線断面図である。 本発明における一実施形態の使用状態を示す正面図である。 図7におけるT部分の拡大正面図である。 同部分の横断平面図である。 同部分の縦断側面図である。 取付用ピンにおける有効取付長さLeを説明する図である。 従来の作業者転落防止用防護桟4の交差筋交い3に対する取付状態を示す正面図である。 枠組足場Fに従来の作業者転落防止用防護桟4を取り付けた状態を示す斜視図である。
以下に本発明の実施形態を図面に基づき説明すると、図1の(a)及び(b)は本発明に係る作業者転落防止用防護桟4の正面図及び平面図であり、管状桟本体5とその両端部に固着される桟本体取付片6,6とからなり、管状桟本体5は、図2も示すように、その両端部がプレス加工によって偏平に圧潰されて偏平筒状のカシメ止め部7,7に形成される。また桟本体取付片6は、図3にも示すように、その厚みL1は例えば3.2mmであり、前記偏平筒状のカシメ止め部7に適嵌合可能な板状の被カシメ止め部8とこれより幅広の板状取付部12とからなり、該板状取付部12と被カシメ止め部8との境界部分には位置決め段部18が形成され、板状の被カシメ止め部8にはその両側縁に凹状切欠部9,9が貫設され、板状取付部12にはその中央部に長孔状の取付用孔11が貫設されている。
そして、管状桟本体5の両端部の偏平筒状のカシメ止め部7に桟本体取付片6の板状の被カシメ止め部8を、桟本体取付片6に形成した位置決め段部18が偏平筒状のカシメ止め部7の端面に当接するまで嵌合して、桟本体取付片6の管状桟本体5からの突出量を正確に規制し、この状態で両カシメ止め部7,8にわたってプレス加工によって圧潰するようにカシメ加工することによって、両者5,6を堅固に固着連結することになる。
即ち、桟本体取付片6の板状の被カシメ止め部8には凹状切欠部9が形成されており、この部分に管状桟本体5の偏平筒状のカシメ止め部7をカシメ加工することによって、図4〜図6に示すように、該カシメ止め部7が凹没面10を呈することにより、この凹没面10より両者が確実にカシメ加工されたことを検知することができる。なお、偏平筒状のカシメ止め部7の凹没面10が形成される反対側の面は平坦面19に形成される。このため、例えば図1の(b)に示すように、図中左側のカシメ止め部7の表面が凹没面10を形成し、図中右側のカシメ止め部7の表面が平坦面19を形成するようにカシメ加工することによって、カシメ加工方向が相違するため、これを交差筋交い3に取り付けたときには、防護桟4の両端部のカシメ止め部7,8の強度を互いに補完し合うことになり、より安全に使用することができる。
また、板状取付部12に貫設した取付用孔11を図示のように長孔状に形成することによって、防護桟4の両端部を、所定の対向間隔に立設される支柱1,1の取付用ピン2に取り付ける場合に、その対向間隔がある程度相違しても、その相違を吸収して防護桟4を無理なく取り付けることができる。
図7は、本発明に係る作業者転落防止用防護桟4を枠組足場Fの各建枠P,P間に取り付けた状態を示すものであり、各建枠P,Pの支柱1,1間に隣り合って取り付けられる交差筋交い3,3は,図8にも示すように、その一対の筋交い部材3a,3aの偏平取付部3a1,3a1が支柱1,1に突設してある取付用ピン2,2に係嵌し、そして同じ取付用ピン2にアームロック13の一端部を係嵌し、更に、作業者転落防止用防護桟4の桟本体取付片6をその取付用孔11によって、同じ取付用ピン2に係嵌することになる。
そしてこれらの取付部材は、ロック爪16によって抜け出ないように規制される。
図9及び図10は、支柱1に突設された取付用ピン2の有効取付長さLe(図11)内に上記各取付部材3,13,4が無理なく取り付けられるようにした状態を示すものである。
数値によって具体的に説明すると、交差筋交い3の一対の筋交い部材3a,3aの偏平取付部3a1,3a1の厚みは夫々3.8mm,3.8mm、アームロック13の厚みは3mm、そして作業者転落防止用防護桟4の両端部の桟本体取付片6の厚みは夫々3.2mm,3.2mmである。したがって、これらの厚みの合計は、17.00mmであり、取付用ピン2の有効取付長さLe(図11)である18mmの範囲内にあり、充分にこれらの部材を一本の取付用ピン2に共通して余裕をもって取り付けることができ、勿論、アームロック13の備えないものにあっては、更に余裕をもって取り付けることができるわけである。
上述のように、本発明では、作業者転落防止用防護桟4の管状桟本体5の両端部にこれとは別体の桟本体取付片6を固着するだけで、支柱1に突設されている取付用ピン2を利用して、これに取り付けることができるから、従来のように特別な取付金具を必要としないため、これだけ安価に製作することができる。しかも、作業者転落防止用防護桟4は従来より前記空隙Cを可能な限り二分する位置に架け渡すことができるからそれだけ安全度合いが向上する。さらには、管状桟本体5に桟本体取付片6をカシメ加工によって安価に且つ容易迅速に固着することができ、この際に、本実施形態のように管状桟本体5の両端部には偏平筒状のカシメ止め部7を形成し、桟本体取付片6には凹状切欠部9を形成し、両者をカシメ加工するだけでよいからその製作が極めて容易である。
F 枠組足場
F1 足場板
P 建枠
C 空隙
Le 取付用ピンの有効取付長さ
1 支柱
2 取付用ピン
3 交差筋交い
3a 筋交い部材
4 作業者転落防止用防護桟
5 管状桟本体
6 桟本体取付片
7 偏平筒状のカシメ止め部
8 板状の被カシメ止め部
9 凹状切欠部
10 凹没面
11 取付用孔
12 板状取付部
13 アームロック

Claims (4)

  1. 建枠を形成する支柱と、支柱に突設されている取付用ピンに係嵌して支柱間に架け渡される交差筋交いとを備える枠組足場において、交差筋交いの下方に発生する略3角状の空隙から枠組足場上の作業者が不測に転落しないよう、該空隙を横断するよう水平に取り付けられる作業者転落防止用防護桟であって、交差筋交いの上記空隙を横断する管状桟本体と該桟本体の両端部に固着される桟本体取付片とからなり、管状桟本体の両端部には偏平筒状のカシメ止め部が形成され、桟本体取付片には前記偏平筒状のカシメ止め部に嵌合可能な板状の被カシメ止め部が形成され、前記管状桟本体の両端部の偏平筒状のカシメ止め部に、前記桟本体取付片の板状の被カシメ止め部を嵌合した状態で上記両カシメ止め部にわたってカシメ止め加工して両者が固着されるようになってなる作業者転落防止用防護桟。
  2. 前記桟本体取付片の板状の被カシメ止め部には凹状切欠部が形成され、前記管状桟本体の両端部の偏平筒状のカシメ止め部に、前記桟本体取付片の板状の被カシメ止め部を嵌合した状態で上記両カシメ止め部にわたってカシメ止め加工する際に、前記凹状切欠部に前記管状桟本体のカシメ止め部が凹没状にカシメ止めされて凹没面を形成するようにした請求項1に記載の作業者転落防止用防護桟。
  3. 建枠を形成する支柱と、支柱に突設されている取付用ピンに係嵌して支柱間に架け渡される交差筋交いとからなる枠組足場において、交差筋交いの下方に発生する略3角状の空隙から枠組足場上の作業者が不測に転落しないよう、該空隙を横断するよう水平に取り付けられる作業者転落防止用防護桟であって、交差筋交いの上記空隙を横断する管状桟本体と該桟本体の両端部に固着される桟本体取付片とからなり、該桟本体取付片に、前記交差筋交いが係嵌している取付用ピンに共通して係嵌可能な取付用孔を貫設した板状取付部が形成されると共に、該板状取付部は、前記交差筋交いに隣接して取付用ピンに共通して取り付けられるよう該取付用ピンの有効取付長さ範囲内の厚みに形成されてなる作業者転落防止用防護桟。
  4. 建枠を形成する支柱と、支柱に突設されている取付用ピンに係嵌して支柱間に架け渡される交差筋交いと、支柱を上下にわたって順次枠組みするために上記取付用ピンに共通して係嵌して上下支柱間にわたって取り付けられるアームロックとを備えてなる枠組足場において、交差筋交いの下方に発生する略3角状の空隙から枠組足場上の作業者が不測に転落しないよう、該空隙を横断するよう水平に取り付けられる作業者転落防止用防護桟であって、交差筋交いの上記空隙を横断する管状桟本体と該桟本体の両端部に固着される桟本体取付片とからなり、該桟本体取付片に、前記交差筋交い及び前記アームロックが係嵌している取付用ピンに共通して係嵌可能な取付用孔を貫設した板状取付部が形成されると共に、該板状取付部は、前記交差筋交い及びアームロックに隣接して取付用ピンに共通して取り付けられるよう該取付用ピンの有効取付長さ範囲内の厚みに形成されてなる作業者転落防止用防護桟。
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