JP2010254451A - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉ガイド板の形状や開閉方式により、搬送経路における開閉ガイド板の機構用紙除去時に必要とする空間の少ない搬送経路により装置の小型化や、用紙除去の作業性を向上させることが可能な構成を備えた用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】画像形成が行われた用紙を搬送する搬送手段の搬送経路が略直角に曲がり、直角の各搬送経路が連続する角部が曲線でなだらかに繋がっており、前記直角な各搬送路に設けられて該搬送路を構成する搬送ガイド板を開放できる構成を備えた用紙処理装置において、直角な各搬送路を構成する搬送ガイド板を、各搬送路が連続する角部よりも用紙の搬送方向下流側の位置で分割200,201し、該搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板200は、前記用紙の幅方向一端側に相当する奥側を回転支点として前記搬送方向に平行する方向に揺動することで前記搬送路の一部を開放することを特徴としている。
【選択図】図28

Description

本発明は、用紙搬送装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、画像形成後の用紙を対象とした後処理を行う装置内での搬送機構に関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置により、いわゆる、プリントアウトされた記録紙などの用紙(以下、用紙と称する)は、画像形成装置から排出される場合の他に、画像形成装置に付設されている後処理装置による綴じ処理等とは別に、折り加工を施される場合がある。
折り加工を行う折り装置は、綴じ処理などを行う後処理装置よりも用紙の搬送方向上流側に配置されており、画像形成装置から排出された用紙を搬送しながら種々の折りモードに応じた折り加工を施すようになっている。
折り加工を施す際には、用紙の搬送工程が複雑となる場合もあり、このため、搬送過程で用紙の搬送不良、いわゆる、ジャムを生じてしまうことがある。
折り加工装置内でジャムが発生した場合には、搬送不良を生じた用紙が搬送路中に残ったままとなり、次に搬送されてくる用紙の搬送不良を引き起こす原因となる。
そこで、従来では、搬送不良が発生した場合には、搬送不良が発生したことを警報により知ることによりユーザが取り除く作業が行われている。
ユーザによる用紙の取り除きを行うための構成は種々提案されており、例えば、用紙の挟持搬送に用いられる搬送ローラの圧力を解除するとともに、搬送路を構成しているカバー板を開放することにより搬送路内への手の差し入れを可能にして用紙を取り除くようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
搬送路を開放する構成としては、画像形成装置の外装カバーを開放するのに連動して行えるようにした構成も提案されている(例えば、特許文献2)。
折り加工装置などの多岐にわたる搬送路を備えた用紙搬送装置において用紙が搬送不良を生じた場合にその用紙を取り除く構成、特に、綴じ処理など違って複雑な搬送経路をたどる折り工程を実行するための搬送路を備えている場合には、搬送経路中の搬送ガイド部材などを開閉しようとした場合、そのための空間が必要となる。
このため、装置の小型化を図るような場合には、開閉のための空間を設けることが難しく、装置の大型化を解消することが困難である。つまり、搬送ガイド部材などを開閉した際に近傍に配置されている部材同士、この場合には連続する搬送ガイド部材同士の干渉を防止することが必要となる。従って、各搬送ガイド部材の対向設置間隔を大きく設定しなければならず、これにより、搬送ガイドを有する用紙搬送に係る構成が大型化してしまう虞がある。
本発明の目的は、折り加工装置等を対象として用紙搬送に用いられる用紙搬送装置における問題に鑑み、搬送路に用いられる搬送ガイド板の開閉用スペースを小さくすることで、装置の大型化を防止することができる構成を備えた用紙搬送装置および画像形成装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、開閉構造を備えた搬送ガイド板が複数設けられている場合に、個々の搬送ガイド板の開閉操作を要することなく一つの搬送ガイド板の開閉操作に応じて他の搬送ガイド板の開閉操作が行えるようにすることで、用紙の取り除き作業時での開閉操作の煩雑性を防いで、取り除きに際しての作業性を向上されることができる構成を備えた用紙搬送装置および画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1) 画像形成が行われた用紙等の用紙材(以降、用紙とする)を搬送する搬送手段の搬送経路が略直角に曲がり、直角の各搬送経路が連続する角部が曲線でなだらかに繋がっており、前記直角な各搬送路に設けられて該搬送路を構成する搬送ガイド板を開放できる構成を備えた用紙処理装置において、
前記直角な各搬送路を構成する搬送ガイド板を、前記各搬送路が連続する角部よりも前記用紙の搬送方向下流側の位置で分割し、該搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板は、前記用紙の幅方向一端側に相当する奥側を回転支点として前記搬送方向に平行する方向に揺動することで前記搬送路の一部を開放することを特徴とする用紙搬送装置。
(2)上記分割されたガイド板のうちで上記用紙の搬送方向において上流側のガイド板には、該搬送方向下流側の先端に傾斜が設けられ、該傾斜した部分には前記搬送方向下流側のガイド板の上流側が重なるように位置決めされ、上流側のガイド板を開く際に下流側のガイド板が押し開かれることを特徴とする(1)に記載の用紙搬送装置。
(3)前記分割された搬送ガイド板のうちで、前記搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板には、該搬送ガイド板が開閉される際に該搬送ガイド板に対向するガイド部材に接触するのを防止する構成が設けられていることを特徴とする(1)又は(2)に記載の用紙搬送装置。
(4)前記接触を防止する構成として、前記搬送ガイド板における支点側に設けられたガイド部と、該ガイド部に嵌合可能で該搬送ガイド板に対向する筐体側から前記用紙の幅方向に平行して設けられているピンとが用いられることを特徴とする(1)、(3),(4)のいずれかに記載の用紙搬送装置。
(5)前記搬送ガイド板の分割位置として、該分割位置よりも搬送方向下流側において前記直角な角部に合流する他の搬送路が設けられている場合に、該合流位置よりも搬送方向下流側が分割位置とされていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の用紙搬送装置。
(6)前記搬送方向上流側および下流側の搬送ガイド板が重なる分割位置にはクッション材が設けられていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の用紙搬送装置。
(7)前記分割された搬送ガイド板のうちで、前記搬送方向上流側に位置して該搬送方向に平行可能な搬送ガイド板は、前記用紙の挟持搬送に用いられる搬送コロが自由回転可能に設けられていることを特徴とする(1)乃至(3)および(4)、(5)のいずれかに記載の用紙搬送装置。
(8)前記分割された搬送ガイド板同士を連動させて開閉する構成を備えたことを特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載の用紙搬送装置。
(9)前記搬送ガイド板同士の連動構成として、前記搬送方向上流側の搬送ガイド板の開閉揺動端側と前記搬送方向下流側の搬送ガイド板の開閉揺動胆道氏を連結したワイヤおよびこのワイヤが掛け回されるプーリーとが用いられることを特徴とする(8)に記載の用紙搬送装置。
(10)前記搬送方向上流側および下流側に位置する搬送ガイド板同士を閉状態に維持する共通の固定部材が設けられていることを特徴とする(1)乃至(9)のいずれかに記載の用紙搬送装置。
(11)(1)乃至(10)のいずれかに記載の用紙搬送装置を画像形成後の搬送経路に配置された後処理装置に適用することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、用紙の搬送方向において直角に連続する角部よりも下流側において分割された搬送ガイド板を設け、搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板を搬送方向と平行に開閉することができるので、搬送路を開放するための搬送ガイド板の占有スペースが搬送方向と平行する部分のみとなる。これにより、搬送路から遠ざかる方向に開閉する場合に比べて搬送ガイド板の開放に必要なスペースを小さくすることができる。
また本発明によれば、用紙の搬送方向上流側と下流側とに分割された搬送ガイド板を連動させることができるので、搬送路を開放する手順を省略化して狭いスペース内での用紙除去作業性を向上させることができる。
本発明による用紙搬送装置が適用される後処理装置を備えた画像形成装置を含む構成図である。 図1に示した後処理装置の搬送構造を説明するための模式図である。 図2に示した後処理装置で実施される折り加工モードを説明するための図である。 図3に示した後処理装置による二つ折りモードの工程を説明するための模式図である。 図3に示した工程から継続して実行される段階での用紙の搬送状態を説明するための図である。 図4に示した工程からさらに進行した段階での用紙の搬送形態を説明するための図である。 図5に示した工程から進行した段階での用紙の搬送状態を説明するための図である。 図6に示した工程から継続して実行される段階での用紙の搬送形態を説明するための図である。 図7に示した工程から継続して実行される段階での用紙の搬送過程を説明するための図である。 図2に示した用紙折り装置によるZ折りモードの一工程を説明するための模式図である。 図9に示した工程から進行した段階での用紙の搬送過程を説明するための図である。 図10に示した工程から進行した段階での用紙の搬送過程を説明するための図である。 図12に示した工程から進行した段階での用紙の搬送過程を説明するための図である。 図12に示した折り加工から継続して実行される工程での用紙の搬送過程を説明するための図である。 図13に示した工程から進行した段階での用紙の搬送状態を示す図である。 図14に示した工程から進行した段階での用紙の搬送状態を示す図である。 図15に示した工程から進行した段階での用紙の搬送状態を示す図である。 図16に示した工程から進行した段階での用紙の搬送状態を示す図である。 図17に示した工程から進行した段階での用紙の搬送状態を示す図である。 図2に示した用紙折り装置による観音四つ折りモードの一工程を説明するための模式図である。 図19に示した工程から進行した段階での用紙の搬送状態を示す図である。 本発明による用紙搬送装置の特徴部を説明するための図である。 図22に示した特徴部の一態様を説明するための図である。 図22に示した搬送ガイド板の開放状態の一例を示す図である。 図22に示した特徴部の要部構成の一つを説明するための図である。 図22に示した特徴部の他の要部構成を示す図である。 図22に示した特徴部の作用を説明するための模式図である。 図22に示した特徴部の他の要部構成を説明するための模式図である。
以下、本発明による用紙搬送装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明による用紙搬送装置を備えた後処理装置が適用される画像形成装置1000を示しており、画像形成装置1000には、ソーターや綴じ装置が装備されている後処理装置1001に連続させるように用紙折り装置1002が仲介させてある。
用紙折り装置1002は、図2に示す種類の折り加工モードを実行することができる装置であり、図2に示すように、折り加工モードとしては、折り線が一つで単純に二つに折る二つ折り、折り線が二つで内側に向けて折られた面を合わせる内三つ折り、Z字状に折るZ折り、二つ折りした面をさらに内側に向け折る単純四つ折り、二つ折りした面のそれぞれに折り線を付けて内側に折ることで観音開きができる観音四つ折りおよび図示しないが複数毎重ね折りなどがある。
図3は、用紙折り装置1002の要部構成を示す模式図である。
図3において用紙折り装置1002は、図1において用紙受け入れ部IPから導入された記録紙などの用紙をそのまま排出する排出路EPの途中に第1切替爪121を配置した分岐部が設けられており、分岐部を介して排紙路EPから分岐する位置には第1の搬送路101が連続している。
一方、第1の切換爪121が配置されている位置は、第1の搬送路101と反対方向に延長され、用紙収容部131に至る排出搬送路110が分岐して設けられている。
排出搬送路110は、後で詳細を説明するが、分岐位置を境にして用紙受け入れ部IPから分岐位置に向けて延長された搬送路と分岐位置で直角に曲げられて直角の各辺部に沿った搬送路が連続する角部、つまり分岐位置で曲線を構成してなだらかに繋がるようになっており、直角方向に延在する各搬送路を構成する搬送ガイド板が開放できるようになっている。
第1の搬送路101の途中には、後述する折ローラへの導入方向と第2の搬送路102への導入方向とを切替可能な第2の切替爪126が配置されている。第2搬送路102は第1搬送路101に連続して設けられている。
第1および第2の各搬送路101,102の連続位置には、用紙の移動方向(図1中、矢印で示す)を第2切替爪126によって第2搬送路102と異なる方向に切替られる位置には、第1搬送路101に周面の一部が対面している第1折りローラ111およびこの第1折りローラ111に対峙して用紙の挟持搬送が可能な第2の折ローラ112が配置されている。
第1折りローラ201と第2折りローラ202とが対峙することで構成される第1挟持部に相当する第1のニップ部P1を境にしてこの第1のニップ部P1から用紙が排出される側には、第3の搬送路103および第4の搬送路104が合流させてあり、その合流位置には、用紙の移動方向を切替可能な第3の切替爪125が配置されている。また、第1の搬送路101に連続する第2の搬送路102には、用紙を第2の搬送路102および第1の折りローラ111のいずれかにガイドする第4の切替爪126が設けられている。
第2折りローラ112には、第3の搬送路103から導入される用紙を挟持可能な第3折りローラ113が対向当接させてあり、第2折りローラ112とで第2のニップ部P2を構成している。
第4の搬送路104の途中は分岐されており、その分岐位置には第5の搬送路105が連続している。
第4の搬送路104と第5の搬送路105との合流位置には用紙の移動方向を切替る第4の切替爪122が配置されている。
また、第4の搬送路104は、その途中が分岐されており、分岐された副搬送路104Aは、その延長端部が第5の搬送路105に合流している。
第4の搬送路104のおよび副搬送路104Aとの分岐位置には、移動してくる用紙を挟持搬送可能な第4の折ローラ114がは位置されており、第4の折ローラ114には、副搬送路104A側に位置して用紙の挟持搬送が可能な第5の折ローラ115が対向当接させてある。第4の搬送路104における副搬送路104Aとの分岐位置の前方には第4の折ローラに対向当接して用紙を挟持搬送可能な搬送ローラ116が設けられている。
第6の搬送路106の延長方向末端部には用紙収容部131に連続する第7の搬送路107が合流しており、この合流位置には、用紙の移動方向を収容部131と用紙排出路EPとに切替るための第5の切替爪123が配置されている。
また、第7の搬送路107は、用紙受け入れ部IPから直接後処理装置に搬送する用紙排出路EPに向け用紙を搬送する第8の搬送路108との途中で分岐しており、この分岐位置から用紙収容部131に向け用紙を搬送する第9の搬送路109が接続されている。第8の搬送路108と第9の搬送路109との分岐位置には、用紙の搬送方向を切り替える第6の切替爪124が配置されている。
第2の搬送路102,第3の搬送路103および第4の搬送路104には、用紙の先端あるいは折り返し位置を衝止する第1〜3のストッパ141〜142が、搬送路の延長方向に沿って移動可能に設けられている。
各ストッパ141〜142は、図示しない制御部において用紙の長さや折り返し位置の情報に応じて各搬送路での用紙先端位置および折り返し位置の衝止ができる位置に移動することができる。
一方、第1の搬送路101には、導入された用紙の斜行を矯正補正するための第1,第2スキュー矯正ローラ501,502が配置されており、これら第1,第2スキュー矯正ローラは、後で詳しく説明するが、レジストローラ対で構成されている。また、第2のニップ部P2の近傍には、図示しないが、観音四つ折りを行う際に用いられる観音四つ折りガイドが設けられている。
なお、図3において符号500は、叩きコロを示している。
第1〜第3切替爪121,126,125および第4,第5の切替爪122,123は、初期態位としては、図1において実線で示す態位が設定されている。
つまり、第1および第2切替爪121,26が、用紙受け入れ部IPから導入された用紙を第1搬送路101に向けてガイドする向きに設定され、第3切替爪125は、第1,第2の折ローラ111,112の挟持ニップP1から移動する用紙を第3の搬送路103に向けガイドする向きに設定され、第4の切替爪122は、第4の搬送路104に向け用紙をガイドする向きに、そして、第5の切替爪123は、第7の搬送路に向け用紙をガイドする向きに設定されている。
図3において、符号503はプレスタック移動搬送ローラ、符号504は複数枚重ね折りの際に用いられる突き出し折りブレード、符号505は内三つ折りモード加工時での用紙先端の捲れ防止装置、符号506は観音四つ折り加工時での用紙先端の捲れ防止装置、符号507は重ね折り順狂い防止装置、符号508は重ね折り用紙横揃え機構(ジョガー)、符号509は折り目を強めるための増し折りローラ群を示している。
これら各切替爪の向きは、後述する用紙の折モードに応じて切替られる。
以上のような構成を備えた用紙折り装置1002では、図3に示すように、二つ折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り、観音四つ折りなどの各種折り加工が可能であり、これら各折り加工は、以下に説明する搬送路の選択および各折りローラを用いた搬送手順によって行われる。なお、以下の説明において用紙受け入れ部IPおよび排出部EPでの用紙の移動方向を示す矢印は省略し、また、折りモードに関係する部材以外のものには一部符号を省略してあることを前置きしておく。
(A)二つ折り
この折り加工は、図4〜図8に示す手順が用いられる。
(A−1)
図4において、第1の切替爪121が用紙を第1の搬送路101に向けガイドする向きに設定され、そして、第2の切替爪126が用紙を第2の搬送路202に導入する向きに設定されることにより、用紙受け入れ部IPから導入された用紙が第1の搬送路101を経由して第2の搬送路102に搬送される。このとき第2の搬送路102では、図5に示すように、用紙先端を折り位置に対応させるように第1のストッパ141が位置決めされる。
(A−2)
図5に示すように、第2の搬送路102に向けて搬送された用紙は、第1折りローラ111を通過して第2の搬送路102内に導入される。第2の搬送路102では、導入された用紙折り長さに応じた位置に用紙先端を規定するため、第1のストッパ141の位置が設定され、この第1のストッパ141により用紙先端が衝止される。
用紙の搬送が継続されると、先端が衝止されている用紙は、図6に示すように、第1のニップ部P1の近傍で用紙に撓み変形が生じて膨らみが形成される。
(A−3)
図7に示すように、第1のニップ部P1の近傍で用紙に膨らみが生じた状態が得られると、第2の折りローラ112が第1の折りローラ111と連れ回ることで用紙の膨らみ部を第5のニップ部105に導入するように挟持搬送される。
なお、用紙先端の衝止位置までの搬送量および膨らみを生じさせるための搬送量は、制御部において各搬送ローラおよび折りローラの回転量を制御することで設定されるようになっている。このとき、第3の搬送路103と第5の搬送路105との分岐位置に設けられている第3の切替爪125は、用紙を第5の搬送路105に向け搬送する向きに設定されている。
(A−4)
図8に示すように、第1の折りローラ111と第2の折りローラ112とで折り目を付けられた状態で挟持搬送される用紙は、第6の搬送路106に導入され、第5の切替爪123のガイドを介して排出部EPに向けて搬送される。
(B)Z折り
この折り加工は、図9〜図12に示す手順が用いられる。
(B−1)
この場合には、第1の切替爪121は、図1に示す状態と同様とされる一方、第2の切替爪126は、図9に示すように、用紙を第1のニップ部P1に向け導入する態位に設定され、そして第3の切替爪125が用紙を第3の搬送路103に導入する向きに設定され、さらに、第4の切替爪122は用紙を第4の搬送路104に向け導入する向きに設定される。
用紙は、図10に示すように、第1の切替爪121および第2の切替爪126の態位設定により第1の搬送路101に導入され、その先端が、第2の切替爪126にガイドされて、第1の折りローラ111と第2の折りローラ112とで構成される第1のニップ部P1を通過する状態となる。
(B−2)
第1のニップ部P1を通過した用紙は、用紙の折り目位置を設定できる位置に移動している第2のストッパ142により先端が衝止された状態で搬送を継続されると、図11に示すように、第1のニップ部P1を通過した位置近傍で膨らみが形成される。
(B−3)
用紙の膨らみは、用紙の搬送が継続されることにより、第2の折りローラ112と第3の折りローラ113とで構成される第2ニップ部P2内に入り込み、その折り目部分が、図12に示すように、第3のニップ部P3を通過して第4の搬送路104に位置する第4のストッパ143により衝止される。
(B−4)
図12に示した状態の用紙は、さらに搬送が継続されると、図12に示すように、第4の搬送路104に位置する第4の折りローラ114とこれの対向ローラとで構成される第4のニップ部P4に入り込むことで、第4のストッパ143によって衝止されている折り目とは別の新たな折り目が形成されながら第6の搬送路106に向け搬送される。これにより、用紙は、最初に形成された折り目と相対する位置に折り目が付けられてZ折りされた状態で搬送されることになる。
(C)外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り
この折り加工の手順のうちで、1回目の折り目加工までの手順に関しては、二つ折りの場合と同じ手順が用いられ、この後の手順として2回目の折り目加工が行われる。
(C−1)
2回目の折り目加工に際しては、予め、第3の切替爪125が用紙を第3の搬送路103に導入する向きに設定されている。
図13および図14は、内三つ折りを実行する場合における1回目の折り目加工の途中を示しており、図13においては、第2の搬送路102において第1のストッパ141により先端を衝止された用紙が搬送を継続されることで、図14に示すように、第1のニップ部P1近傍に用紙の膨らみが生じている。
(C−2)
用紙の膨らみは、図15に示すように、搬送の継続により第1のニップ部P1を通過し、その折り目位置が第3の搬送路103内に導入されて第2のストッパ142により衝止される。
(C−3)
1回目の折り目位置が第2のストッパ142により衝止された状態で搬送が継続されると、図16に示すように、第1のニップ部P1を通過した位置で用紙に膨らみが生じる。
(C−4)
膨らみが生じている用紙の搬送が継続されると、第2の折りローラ112と第3の折りローラ113とで構成される第2のニップ部P2を通過する際に2回目の折り目加工が施されながら移動し、図17に示すように、予め、第5の搬送路105への用紙の導入方向に切り替えられている第5の切替爪122を介して第5の搬送路105に向け搬送される。
(C−5)
第5の搬送路105に導入された用紙は、予め第7の搬送路107に向け用紙を導入する向きを設定されている第5の切替爪123によって第7の搬送路107に移動し、図18に示すように、収容部131に排出される。なお、後処理加工が必要とされる場合には、第5の切替爪123の向きが排出路EPに向けられるので、排出路EPに向け移動することになる。
なお、内三つ折りを説明するために用いた用紙の折り状態は、図面の煩雑性を回避するために図3に示す折り加工状態での折り曲げ方向を同じ状態として、片の長さに関しては無視している。
(D)観音四つ折り
この折り加工は、図3に示すように3回の折り目加工が施される。このため、(B)に挙げたZ折りや、(C)に挙げた外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折りの場合と同じ手順により2回目までの折り目加工が施される。
図19乃至図21は、2回目の折り目加工を施された用紙が第4の搬送路104において3回目の折り加工を施される状態を示している。
(D−1)
この場合には、図19に示すように、第4の切替爪122によって第2折りローラ112と第3の折りローラ113とで構成される第2のニップ部P2を通過した後、第4の搬送路104に用紙が導入される。
第4の搬送路104では、予め3回目の折り位置が得られるように第3のストッパ143が位置決めされている。
(D−2)
第2のニップ部P2を通過して第3のストッパ143により折り位置が衝止されている用紙は、図20に示すように、搬送が継続されると第3の折りローラ114と第4の折りローラ115とで構成される第4のニップ部P4に向けて膨らむ。
(D−3)
用紙の膨らんだ部分は、用紙の搬送が継続されることにより第4のニップ部P4を通過する際に、3回目の折り目加工が施される。
(D−4)
3回目の折り目加工が施された用紙は、図21に示すように、第4の搬送路104に連続する副搬送路104Aに向けて第4のニップ部P4から移動し、第6の搬送路016に向け搬送されると、その後の処理内容に応じて、第5の切替爪123を介して、後処理装置への排出路EPあるいは第7の搬送路107を経由して収容部131に向けて搬送される。
(E)複数枚重ね折り
この折り加工は、複数枚の用紙を対象として同時に折り目加工が施される。この加工時には、(A)に挙げた二つ折り加工と同様な手順が繰り返されるが、第2の搬送路102に導入される用紙が重ね折り順狂い防止装置507により後端を揃えられ、さらには重ね折り用紙縦揃え装置として用いられる叩きコロ500および重ね折り用紙横揃え機構であるジョガー508による幅方向端縁の揃えが行われる。
(E−1)
例えば、3枚重ね折りの場合で説明すると、第1の搬送路101を経由して第2の搬送路102に搬送された用紙は、重ね折り順狂い防止装置507により後端を押さえられて次に送られてくる用紙をその上に積載するようにして順番が狂うのを防止された状態で定置される。
(E−2)
第2の搬送路102内に定置された用紙群は、叩きコロ500およびジョガー508により端縁揃えが行われると、折りブレード504によりニップP1に向けて3枚の用紙が同時に膨らまされ、この状態でニップ部P1を通過することにより1回目の折り加工が施される。ニップ部P1を通過するまでの間、折りブレード504は用紙の突き押し状態を維持している。これにより、最外側の用紙のみがニップ部P1において折り目を付けられると共に、内側の用紙が折りブレードの突き押しによって折り目を付けられることになる。
(E−3)
2回目以降の折り加工はおよび排紙動作は前述した各折り加工と同様な手順が選択されて実行される。
以上のような折り加工を施される用紙の搬送形態を対象として、本実施形態の特徴について説明すると次の通りである。
本実施形態の特徴は、上述したように、画像形成が行われた用紙を搬送する搬送手段の搬送経路が略直角に曲がり、直角な各搬送路に連続する角部が曲線でなだらかに繋がって各搬送路を構成する搬送ガイド板を開閉できる構成を対象として、搬送ガイド板の開閉スペースを大きく設定しないようにしたことを特徴としている。
本実施形態では、上述した搬送路として、第1の切替爪121が位置する分岐位置を角部として直角な搬送路を構成して用紙収容部131に至る排出搬送路110が対象とされている。
排出搬送路110は、図22に示すように、用紙の搬送方向(図22において矢印Pで示す)において分岐位置が該当する角部、換言すれば、第1の切替爪121が位置する角部よりも下流側の位置で分割されており、搬送方向上流側に位置する搬送路を構成する搬送ガイド板200と下流側に位置する搬送路を構成する搬送ガイド板201とで構成されている。
なお、図22中、符号109は、図3において示した第9の搬送路を構成する搬送ガイド板であり、また、符号109Aは、第9の搬送路109と排出搬送路110とが合流した後の用紙収容部131の直前の搬送路部分を示している。
用紙の搬送方向Pにおいて分割された位置から下流側の搬送ガイド板201は、支軸201Aにより揺動できるようになっており、図23に示すように、揺動端を持ち上げることで搬送路から遠ざかる方向(図23中、矢印Rで示す方向)に揺動することにより、排出搬送路110における用紙収容部直前の搬送路部分を含めて搬送方向上流側の搬送路部分を開放できるようになっている。
一方、分割位置から上流側の搬送ガイド板200は、図24に示すように、用紙の搬送方向Pと同一面内において直角な方向に相当する用紙の幅方向一端側を揺動支点として、角部から遠ざかる方向、換言すれば、角部から用紙収容部131に至る搬送路部分での用紙の搬送方向(図24において、便宜上、矢印Phで示す)と平行に揺動することができるようになっている。
図24において、搬送ガイド板200は、用紙の幅方向一端に相当する奥側に揺動支点が設けられて前側、図面において手前側を揺動端として排出搬送路110での用紙の搬送方向Phと平行に揺動することができる。
つまり、搬送ガイド板200は、排出搬送路110の横断方向で手前側を持ち上げることにより、排出搬送路110における第1の切替爪121の配置位置から角部に至る水平方向の搬送路部分を開放できるようになっている。
これにより、搬送ガイド板200は、直角な搬送路の一方、この場合には、角部から用紙収容部131に至る搬送路部分に平行して揺動することで角部よりも用紙の搬送方向上流側の搬送路部分を開放することができるので、排出搬送路110から浮き上がる方向に遠ざかるように揺動する場合と違って、搬送ガイド板200が占有している水平方向での既存スペースが揺動に要する設置スペースとして用いられることになる。
この結果、搬送ガイド板200の揺動に要する空間スペース、特に水平方向での空間スペースを特別に設けるような必要がなく、不必要に揺動スペースを設ける場合に対して揺動スペースを小さくすることができる。
上述した搬送ガイド板200は、搬送ガイド板201と連動関係を設定されている。
連動関係を設定するための構成としては、分割位置で互いの端部、つまり、上流側の搬送ガイド板200の下流側端部に対して下流側の搬送ガイド板201の上流側端部が被さるような配置とされ、そのオーバーラップしている端部のうちで、上流側に位置する搬送ガイド板200の揺動端側には、図25に示すように、傾斜面200Aが設けられている。
傾斜面200Aは、下流側の搬送ガイド板201側の揺動端と対向する関係とされ、上流側の搬送ガイド板200が揺動するに従い、下流側の搬送ガイド板201の揺動端を押し動かして下流側の搬送ガイド板201の揺動端を押し開くことができる角度に形成されている。
図24には、図23に示した状態から、上流側の搬送ガイド板200が揺動した際に下流側の搬送ガイド板201が押し動かされて排出搬送路100を開放した状態が示されている。
搬送ガイド板200には、用紙を挟持搬送するローラ(図23,24において符号203で示す)が設けられているが、このローラは、用紙の搬送方向に対して強制回転するだけで、搬送方向と逆方向には自由回転できるようになっているので、搬送ガイド板200が図24において矢印Phで示す要旨の搬送方向と平行して揺動する際には、用紙の搬送方向と逆方向に回転する方向となるので、自由回転することができる。
このような構成とすることにより、搬送ガイド板200側のローラと対向当接して用紙の挟持搬送を行うローラへの不用意な摺擦が防止でき、摺擦によるローラ表面への摩擦損傷を防ぐことができる。
一方、分割位置を境にして用紙の搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板200には、揺動して排出搬送路110を開放する際に搬送ガイド板200がこれに対向して排出搬送路110を構成するガイド部材に接触するのを防止する構成が設けられている。
図26(A)および(B)は、搬送ガイド板200および201の正面視を示す図、および(A)において丸印で囲む部分の拡大図であり、分割位置を境にして用紙の搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板200における揺動支点側には、搬送ガイド板200の側壁の一部に縦方向のスリ割りで形成されたガイド部200Bが設けられている。
ガイド部200Bには、搬送ガイド板200の揺動支点部(図示されず)が設けられている筐体側(便宜上、符号FPで示す)に設けられて用紙の幅方向に平行する軸方向を有したピン202が挿通されている。
ガイド部200Bに挿通されているピン202は、ガイド部200Bを用紙の幅方向と直角な方向、つまり、搬送ガイド板200に対向して排出搬送路110を構成する搬送ガイド部材(図示されず)に接離する方向での振れを防止するように位置決めしている。
この構成により、搬送ガイド板200が揺動して搬送路110における水平方向の搬送路部分を開放する際に搬送ガイド板200がこれと対向するガイド部材に接近したり離れたりするガタツキを抑制して対向するガイド部材との接触によるそのガイド部材の破損を防止できるようになっている。
上述した搬送ガイド板200と201との分割位置は、搬送ガイド板200,201における揺動端側のみを示す模式図である図27に示すように、排出搬送路110の角部に他の搬送路としての第8の搬送路108が設けられている場合、第8の搬送路108と排出搬送路110との合流位置よりも排出搬送路110における用紙の搬送方向下流側に設定されている。
このような分割位置の設定により、合流位置から分岐して用紙入り口IP側に至る排出搬送路110の水平方向の搬送路部分が第8の搬送路108における水平方向の搬送路部分の一部を覆う部分とされ、この水平方向の搬送路部分での搬送路開放を搬送ガイド板200のみで賄うことができる。これにより、各水平方向での搬送路部分を対象とした開閉構造を設けなくても搬送ガイド板200を揺動させるだけで用紙の取り出しを行うことができる。
また、搬送ガイド板200と201とは、オーバーラップする端部にクッション材(図27中、符号300で示す部材)が設けられている。
クッション部材300は、搬送ガイド板200が閉じられる方向に揺動した際に、対向するガイド部材との衝突による衝撃を緩和するための部材であり、閉じる際の勢いが強くても、搬送路を構成する部品の破損を防止できるようになっている。
一方、搬送ガイド板200,201は、図27に示すように、これと対向する側のガイド部に設けられている固定部材としてのマグネット301,301’によって閉じ位置を保持されるようになっている。
マグネット301,301’は、搬送ガイド板2002,201における揺動端側に対向して配置されており、閉じた際の搬送ガイド板200,201を磁力吸着させるようになっている。
これにより、搬送ガイド板200,201の揺動端が、図27において矢印R、Ph(図23,24に用いた矢印の方向と同じ)で示すように、排出搬送路110を構成する定位置から不用意に浮き上がることが防止され、排出搬送路110を移動する用紙のばたつきが生じない間隔を維持することができる。
本実施形態では、搬送ガイド板200の揺動端のうちで、搬送ガイド板201の揺動端とオーバーラップする位置にマグネット301が設けられているので、各搬送ガイド板200,201にそれぞれマグネットを設ける必要をなくして部品点数を省くことも可能である。
次に搬送ガイド板200および201を連動して開閉できるようにした構成について説明する。
図28において、搬送ガイド板200における揺動端のうちで、排出搬送路110の水平方向の搬送路部分を覆っている部分および搬送ガイド板201における揺動端には、ワイヤ302の端部がそれぞれ固定されている。
ワイヤ302は、搬送ガイド板200の揺動に連動して搬送ガイド板201が排出搬送路110における分岐位置から下流側の搬送路部分、換言すれば図28における縦方向の搬送路部分を開放する向きに揺動させることができる経路を設定できる複数のプーリー303,304に掛け回されている。
この構成においては、搬出搬送路110における水平方向の搬送路部分が搬送ガイド板200によって開放される向きに搬送ガイド板200を揺動させると、この揺動に連動してワイヤ302が牽引されて搬送ガイド板201がその揺動端を引かれることで排出搬送路110の上述した縦方向の搬送路部分を開放することができる。
この構成では、排出搬送路110の縦方向および水平方向の搬送路部分に位置する複数の搬送ガイド板200,201を一つの搬送ガイド板200の揺動動作によって連動させることができるので、比較的搬送路周辺のスペースが狭い場合であっても、一つの搬送ガイド板の揺動動作のみにて搬送路全域を開放させることができ、作業性を向上させることができる。
100 用紙折り装置
108 排出搬送路の角部に連続する他の搬送路である第8の搬送路
110 排出搬送路
200,201 搬送ガイド板
200A 傾斜面
200B ガイド部
202 ピン
300 クッション材
301,301’ 固定部材としてのマグネット
302 ワイヤ
303,304 プーリー
1000 画像形成装置
1001 後処理装置
特開2008−107633号公報 特開2008−162771号公報

Claims (11)

  1. 画像形成が行われた用紙等のシート材(以降、用紙とする)を搬送する搬送手段の搬送経路が略直角に曲がり、直角の各搬送経路が連続する角部が曲線でなだらかに繋がっており、前記直角な各搬送路に設けられて該搬送路を構成する搬送ガイド板を開放できる構成を備えた用紙処理装置において、
    前記直角な各搬送路を構成する搬送ガイド板を、前記各搬送路が連続する角部よりも前記用紙の搬送方向下流側の位置で分割し、該搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板は、前記用紙の幅方向一端側に相当する奥側を回転支点として前記搬送方向に平行する方向に揺動することで前記搬送路の一部を開放することを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記分割されたガイド板のうちで上記用紙の搬送方向において上流側のガイド板には、該搬送方向下流側の先端に傾斜が設けられ、該傾斜した部分には前記搬送方向下流側のガイド板の上流側が重なるように位置決めされ、上流側のガイド板を開く際に下流側のガイド板が押し開かれることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記分割された搬送ガイド板のうちで、前記搬送方向上流側に位置する搬送ガイド板には、該搬送ガイド板が開閉される際に該搬送ガイド板に対向するガイド部材に接触するのを防止する構成が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記接触を防止する構成として、前記搬送ガイド板における支点側に設けられたガイド部と、該ガイド部に嵌合可能で該搬送ガイド板に対向する筐体側から前記用紙の幅方向に平行して設けられているピンとが用いられることを特徴とする請求項1,3,4のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  5. 前記搬送ガイド板の分割位置として、該分割位置よりも搬送方向下流側において前記直角な角部に合流する他の搬送路が設けられている場合に、該合流位置よりも搬送方向下流側が分割位置とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  6. 前記搬送方向上流側および下流側の搬送ガイド板が重なる分割位置にはクッション材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  7. 前記分割された搬送ガイド板のうちで、前記搬送方向上流側に位置して該搬送方向に平行可能な搬送ガイド板は、前記用紙の挟持搬送に用いられる搬送コロが自由回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3および4,5のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  8. 前記分割された搬送ガイド板同士を連動させて開閉する構成を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  9. 前記搬送ガイド板同士の連動構成として、前記搬送方向上流側の搬送ガイド板の開閉揺動端側と前記搬送方向下流側の搬送ガイド板の開閉揺動胆道氏を連結したワイヤおよびこのワイヤが掛け回されるプーリーとが用いられることを特徴とする請求項8に記載の用紙搬送装置。
  10. 前記搬送方向上流側および下流側に位置する搬送ガイド板同士を閉状態に維持する共通の固定部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の用紙搬送装置を画像形成後の搬送経路に配置された後処理装置に適用することを特徴とする画像形成装置。
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