JP2010254410A - コンテンツ表示装置及びエレベータ - Google Patents

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Hidenori Sato
秀則 佐藤
Tomoisa Yoshida
智功 吉田
Takayuki Kida
貴之 木田
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Abstract

【課題】利用者に対してコンテンツ内容を効果的に伝達することを可能とするコンテンツ表示装置や、当該コンテンツ表示装置を備えたエレベータを提供する。
【解決手段】本発明では、表示可能なコンテンツのそれぞれに対して、エレベータが備えられる建物の階の少なくとも一つを示す関連階を関連付ける。そして、エレベータのかごが昇降する方向に存在する階が関連階として関連づけられているコンテンツを選択候補とし、この選択候補としたコンテンツの中から、表示部に表示するコンテンツの選択を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータに備えられる広告などのコンテンツを表示するコンテンツ表示装置や、当該コンテンツ表示装置を備えたエレベータに関するものである。
近年、店舗や電車などの様々な場所に、広告や案内などのコンテンツを表示する表示装置(いわゆる、デジタルサイネージ)が設けられている。特に、最近ではエレベータのかご内や乗降口にこれらの表示装置が設けられることがある。このような表示装置は、広告等のコンテンツを定期的に切り替えて表示することが可能であるため、より多くの情報を利用者に伝達することができる。
しかしながら、エレベータの利用時間は限られたものであるため、コンテンツの表示方法によっては十分な伝達効果を発揮することが困難となる場合がある。そこで、コンテンツ内容の効果的な伝達を可能とする表示装置やエレベータとして、例えば以下のようなものが提案されている。
特許文献1で提案される表示装置は、かごの昇降時間に応じてコンテンツを表示することで、コンテンツの表示途中に利用者がかごに乗降することを防止するものである。また特許文献2で提案されるエレベータは、かご内の表示装置が特定の広告の表示を終了するまで、かごを昇降させないものである。
特開2002−104747号公報 特開2004−182464号公報
しかしながら、特許文献1及び2で提案されている方法でコンテンツの表示を行ったとしても、表示されるコンテンツ自体が利用者に注目されるものでなければ、利用者の印象に残らず十分な伝達効果を発揮することは困難である。
そこで本発明は、利用者に対してコンテンツ内容を効果的に伝達することを可能とするコンテンツ表示装置や、当該コンテンツ表示装置を備えたエレベータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のコンテンツ表示装置は、建物内を昇降するかごを備えたエレベータに備えられるコンテンツ表示装置において、コンテンツを表示する表示部と、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択するコンテンツ表示管理部と、を備え、前記コンテンツのそれぞれに、前記建物の階の少なくとも一つを示す関連階が関連付けられており、前記コンテンツ表示管理部が、前記かごが昇降しようとする方向に存在する階と前記関連階とに基づいて、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択することを特徴とする。
また、上記構成のコンテンツ表示装置において、前記コンテンツ表示管理部が、前記かごが昇降しようとする方向に存在する階が前記関連階として関連付けられている前記コンテンツから、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択することとしても構わない。
このように構成すると、かごが昇降しようとする方向の階に関連したコンテンツを表示することとなる。そのため、利用者にとって有益となり得るコンテンツを効率よく表示することが可能となる。
また、上記構成のコンテンツ表示装置において、前記コンテンツ表示管理部が、前記かごが停止しようとする階が前記関連階として関連付けられている前記コンテンツから、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択することとしても構わない。
このように構成すると、かごが停止する予定の階に関連したコンテンツを表示することが可能となる。そのため、上記の構成よりもさらに効率よく利用者にとって有益となり得るコンテンツを表示することが可能となる。
また、上記構成のコンテンツ表示装置において、前記コンテンツを格納する記録部と、前記記録部に格納されている前記コンテンツを更新する更新部と、をさらに備え、前記コンテンツ表示管理部が、前記記録部に格納されている前記コンテンツから前記表示部で表示する前記コンテンツを選択するものであることとしても構わない。
このように構成すると、表示部で表示する候補となるコンテンツを、容易に追加したり削除したりすることが可能となる。なお、以下に示す実施形態においては、記録部の一例としてローカルコンテンツデータベースを、更新部の一例として配信制御部及び全コンテンツデータベースをそれぞれ挙げて説明している。
また、上記構成のコンテンツ表示装置において、前記表示部が前記かご内に備えられ、前記コンテンツ表示管理部が、前記かご内に利用者が存在しないと判断した場合、前記表示部の前記コンテンツを表示させないこととしても構わない。
このように構成すると、表示対象が存在しないときに、表示部によるコンテンツの無駄な表示を防止することが可能となる。したがって、低消費電力化を図ることが可能となる。
また、上記構成のコンテンツ表示装置において、前記表示部が、前記かごに乗降するための乗降口に備えられ、前記コンテンツ表示管理部が、当該乗降口付近に利用者が存在しないと判断したときに、当該乗降口が設けられている前記建物の階を前記関連階として関連付けられている前記コンテンツから、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択することとしても構わない。
このように構成すると、乗降口付近を通りかかる利用者に対して、効率よく有益となり得るコンテンツを表示することが可能となる。
また、上記構成のコンテンツ表示装置において、前記表示部が、複数の前記コンテンツを同時に表示可能であることとしても構わない。
このように構成すると、限られた時間内で多数のコンテンツを表示することが可能となる。
また、本発明のエレベータは、上記のいずれかのコンテンツ表示装置と、前記かごと、前記かごの昇降を制御するエレベータ制御部と、を備え、前記コンテンツ表示装置で表示される前記コンテンツに応じて、前記エレベータ制御部が前記かごの昇降速度を調整することとしても構わない。
このように構成すると、コンテンツの視聴途中で利用者がかごに乗降することを抑制することが可能となる。そのため、利用者に対してより効果的にコンテンツ内容を伝達することが可能となる。
本発明によると、かごが昇降する方向に対応したコンテンツが表示部に表示されることとなる。そのため、効率よく利用者にとって有益となり得るコンテンツを表示して、コンテンツ内容を効果的に伝達することが可能となる。
は、本発明の実施形態に係るコンテンツ表示装置及びエレベータを備えるエレベータシステムの構成を示すブロック図である。 は、ローカルコンテンツデータベースに格納されるコンテンツの一例について示した表である。 は、乗降口表示部で表示されるコンテンツの選択方法の一例を示すフローチャートである。 は、かご内表示部で表示されるコンテンツの選択方法の一例を示すフローチャートである。
<<エレベータシステム>>
最初に、本発明の実施形態に係るコンテンツ表示装置及びエレベータを備えるエレベータシステムの構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ表示装置及びエレベータを備えるエレベータシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、エレベータシステム10は、少なくとも一つのエレベータ1を備える。それぞれのエレベータ1は、エレベータ1が設けられる建物(不図示)内を昇降するかご2と、かご2の昇降を含むエレベータ1全体の動作を制御するエレベータ制御部3と、利用者がかごに乗降するための乗降口4と、かご2や乗降口4で表示するコンテンツの制御を行うコンテンツ表示管理部5と、かご2や乗降口4で表示するコンテンツのデータを格納するローカルコンテンツデータベース6とを備える。また、乗降口4は、エレベータ1が設けられる建物の少なくとも2つの階に設けられる。
また、エレベータシステム10は、エレベータ1のコンテンツ表示管理部5にコンテンツのデータを配信する配信制御部7と、配信制御部7が配信するコンテンツのデータを格納する全コンテンツデータベース8とを備える。なお、エレベータシステム10に複数のエレベータ1が備えられる場合、それぞれのエレベータ1のコンテンツ表示管理部5に対して、配信制御部7がコンテンツのデータをそれぞれ配信する構成とする。
また、エレベータ1のかご2内には、例えば液晶ディスプレイなどを備えコンテンツを表示可能とするかご内表示部21と、利用者が所望するかご2の行き先階(目的階)を指示する際に操作(例えば押下)する目的階選択釦22とが備えられる。また、乗降口4には、例えば液晶ディスプレイなどを備えコンテンツを表示可能とする乗降口表示部41と、利用者が乗降口4までエレベータを呼び出すとともに所望するかご2の行き先方向(目的方向)を指示する際に操作(例えば押下)する呼出釦42とが備えられる。
また、図1に示したエレベータシステム10の各部の動作について、引き続き図1を参照して説明する。
エレベータ制御部3は、かご2の昇降の制御を行う。特にエレベータ制御部3は、かご2の目的階選択釦22が利用者に操作されることで入力される目的階を示す情報(目的階情報)と、乗降口4の呼出釦42が利用者に操作されることで入力される目的方向を示す情報(目的方向情報)と、に基づいてかご2の昇降の制御を行う。より具体的に、エレベータ制御部3は、目的方向情報が入力された呼出釦42(乗降口4)が設けられている階に向けてかご2を昇降させたり、目的階情報によって示される目的階に向けてかご2を昇降させたりする。
また、エレベータ制御部3は、かご2内の利用者の有無を示す情報(以下、利用者情報とする)を取得する。なお、目的階選択釦22の操作の有無で利用者の有無を確認しても構わない。この場合、目的階情報が利用者情報を兼ねても構わない。
また、エレベータ制御部3は、かご2の昇降制御の内容を示す情報(昇降情報)をコンテンツ表示管理部5に出力する。昇降情報には、かご2の現在位置や、かご2がこれから向かうとともに停止する予定の階、かご2内の利用者の有無などの情報が含まれ得る。
コンテンツ表示管理部5は、かご内表示部21で表示するコンテンツのデータであるかご用コンテンツデータを、かご内表示部21に出力する。同様に、乗降口表示部41で表示するコンテンツのデータである乗降口用コンテンツデータを、乗降口表示部41に出力する。コンテンツ表示管理部5は、出力すべきコンテンツのデータをローカルコンテンツデータベース6から選択して読み出すが、このとき、エレベータ制御部3から出力される昇降情報に基づいた選択を行う。なお、このコンテンツ表示管理部5によるコンテンツの選択方法の詳細については、後述する。
全コンテンツデータベース8には、エレベータシステム10に備えられる全てのエレベータ1で表示され得るコンテンツのデータが格納される。配信制御部7は、任意のエレベータ1のコンテンツ表示管理部5に対して、全コンテンツデータベース8に格納されているコンテンツのデータを配信し、コンテンツ表示管理部5を介してローカルコンテンツデータベース6の更新(格納するコンテンツのデータの追加や、削除の指示)を行う。これにより、それぞれのエレベータ1で表示され得るコンテンツを変更することが可能となる。
上記のローカルコンテンツデータベース6の更新は、任意のタイミングで行うことが可能である。ただし、かご内表示部21や乗降口表示部41で表示中のコンテンツを更新により削除するような場合は、当該表示が終了した後に更新を行うこととすると、表示が中断することを防止することができるため好ましい。また、全コンテンツデータベース8自体の更新も、管理者などによって適宜行われる。
なお、エレベータシステム10は、ある一つの建物内に備えられる複数のエレベータ1を備えるものとしても構わないし、複数の建物に備えられる複数のエレベータ1を備えるものとしても構わない。
また、図1に示すように、コンテンツ表示管理部5が、エレベータ制御部3にかご2の昇降動作を微調整するための昇降制御情報を出力することとしても構わない。この昇降制御情報についての詳細は、後述する。
<<表示コンテンツ選択方法>>
次に、図1に示したコンテンツ表示管理部5により行われる、かご内表示部21及び乗降口表示部41で表示するコンテンツの選択方法について図面を参照して説明する。最初に、ローカルコンテンツデータベースに格納されるコンテンツの構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図2は、ローカルコンテンツデータベースに格納されるコンテンツの一例について示した表である。図2に示すように、ローカルコンテンツデータベース6に格納されるそれぞれのコンテンツには、コンテンツIDと、コンテンツ名とが付されて管理される。また、コンテンツ表示管理部5が選択を行う際の優先順位を示す優先度や、コンテンツを再生するために要する時間である再生時間、コンテンツと関連がある建物の階(関連階)のそれぞれの情報が、コンテンツに関連付けられている。
コンテンツの管理は、例えば、コンテンツ表示管理部5が図2に示す表(テーブルデータ)を作成及び更新することによって行う。この場合、コンテンツ表示管理部5は、上述のように配信制御部7によって新たなコンテンツのデータが配信されたり、削除指示が入力されたりする場合に、図2に示すテーブルデータの更新を行う。
関連階とは、具体的に例えば、あるコンテンツが店舗の広告である場合、当該店舗が設けられている建物の階などである。関連階の設定方法はこの例に限られず、管理者やコンテンツの提供者などが任意に設定することができる。また、優先度も同様であり、管理者などが任意に設定することができる。
コンテンツ表示管理部5は、かご2が昇降しようとする方向に存在する階を関連階とするコンテンツを、ローカルコンテンツデータベース6から選択する。かご2が昇降しようとする方向とは、利用者によって指示されるかご2の昇降方向であり、呼出釦42によって指示される目的方向や、目的階選択釦22によって指示される目的階が存在する方向である。また、コンテンツ表示管理部5は、かご2が昇降しようとする方向を、エレベータ制御部3から出力される昇降情報によって確認する。
コンテンツ表示管理部5は、上記のような関連階に基づいた選択だけでなく、優先度に基づいた選択も行う。これにより、かご内表示部21や乗降口表示部41で表示するコンテンツや、その表示順などが決定される。例えば、優先度が高い(図2の優先度の値が所定の値よりも小さい)コンテンツを選択して、その優先度の順に表示するなどである。なお、昇降情報によってかご2が昇降に要する時間を確認し、再生時間に基づいた選択をさらに行うこととしても構わない。
以上のように、コンテンツ表示管理部5がコンテンツを選択することとすると、かご2が昇降しようとする方向の階に関連したコンテンツ(即ち、利用者が指示した目的方向や目的階に関連したコンテンツ)が表示されることとなる。したがって、利用者にとって有益となり得るコンテンツを効率よく表示することが可能となる。さらに、そのようなコンテンツは利用者に注目されやすいため、利用者に対してコンテンツ内容を効果的に伝達することが可能となる。
また特に、コンテンツ表示管理部5が、かご2が停止しようとする階(例えば、かご2内の目的階選択釦22で指示される目的階)を関連階とするコンテンツを、ローカルデータベース6から選択する構成とすることも可能である。
このようにしてコンテンツ表示管理部5がコンテンツを選択することとすると、かご2が昇降しようとする「方向」から停止しようとする「階」へとさらに限定して、選択を行うことが可能となる。そのため、さらに効率よく利用者にとって有益となり得るコンテンツを表示することが可能となる。また、利用者に対してさらに効果的なコンテンツ内容の伝達を行うことが可能となる。
なお、図2に示したコンテンツの構成は一例に過ぎず、適宜変更しても構わない。例えば、一つのコンテンツに一つの関連階が設定されるように記載しているが、複数の関連階が設定される構成としても構わない。
また、以下において、乗降口表示部41及びかご内表示部21において表示するコンテンツの選択及び表示方法の具体例について説明する。
<乗降口表示部>
最初に、乗降口表示部41において表示するコンテンツの選択方法の具体例について、図1〜図3を参照して説明する。図3は、乗降口表示部で表示されるコンテンツの選択方法の一例を示すフローチャートであり、特に、ある乗降口4の呼出釦42が操作されたときのコンテンツ表示管理部5によるコンテンツの選択方法を示したものである。
図3に示すように、ある乗降口4の呼出釦42が操作されて目的方向情報がエレベータ3に入力されると、コンテンツ表示管理部5は、エレベータ制御部3から昇降情報を取得することでかご2が昇降しようとする方向を確認する(STEP1)。
かご2が昇降しようとする方向が昇り方向である場合(STEP2、YES)、ある乗降口4が設けられている階よりも上の階(上位階)を関連階とするコンテンツが、選択候補として設定される(STEP3)。例えば、ローカルコンテンツデータベース6に格納されているコンテンツが図2の表に示すものであり、ある乗車口4が2階である場合、3階以上を関連階とする、コンテンツIDが004〜050となるコンテンツが選択候補となる。
一方、かご2が昇降しようとする方向が昇り方向ではない(降り方向である)場合(STEP2、NO)、ある乗降口4が設けられている階よりも下の階(下位階)を関連階とするコンテンツが、選択候補として設定される(STEP4)。例えば、ローカルコンテンツデータベース6に格納されているコンテンツが図2の表に示すものであり、ある乗車口4が5階である場合、4階以下を関連階とする、コンテンツIDが001〜007となるコンテンツが選択候補となる。
STEP3またはSTEP4で選択候補が設定されると、コンテンツ表示管理部5は、優先度に基づいて選択候補中から表示するコンテンツの選択を行う(STEP5)。そして、コンテンツ表示管理部5が、選択したコンテンツのデータをローカルコンテンツデータベース6から読み出して、乗降口用コンテンツデータとして乗降口表示部41に出力する。これにより、選択されたコンテンツデータの表示が行われる(STEP6)。
具体的に例えば、コンテンツ表示管理部5は、優先度が高い(優先度が所定の値よりも小さい)コンテンツを複数選択するとともに、優先度が高い順や関連階の順(例えば、ある乗降口4が設けられているある階から離れる順)にコンテンツを表示する。また例えば、STEP5で優先度が高いコンテンツを一つ選択して、当該コンテンツを繰り返し表示するようにしてもよい。
そして、STEP6において乗降口表示部41に選択したコンテンツを表示している間に、かご2がある乗降口4に到着し、利用者の乗降が行われる。これにより、乗降口表示部41が表示対象としていた利用者がかご2に乗ったものと考えられるため、表示処理を終了する。例えば、ある乗降口4からかご2が出発した(昇降を開始した)時点で、表示を終了しても構わない。
以上のように表示するコンテンツを選択すると、かご2の到着を待つエレベータ1の利用者に対して、これからかご2が昇降しようとする方向の階のコンテンツを表示することが可能となる。したがって、効率よく利用者にとって有益となり得るコンテンツを表示して、コンテンツ内容を効果的に伝達することが可能となる。
なお、図3に示す場合は、利用者によって呼出釦42が操作された場合(利用者が乗降口4付近に存在すると判断される場合、以下、利用者存在時とする)であるが、呼出釦42が操作されない場合(利用者が乗降口4付近に存在しないと判断される場合、以下、利用者不存在時とする)も乗降口表示部41でコンテンツの表示を行うことができる。例えばこの場合、表示対象をある乗降口4が設けられている階にいる者として、当該階を関連階とするコンテンツを表示しても構わない。
このようにして当該階に関連するコンテンツを表示する場合、乗降口4付近を通りかかる当該階の利用者に対して、効率よく有益となり得るコンテンツを表示することが可能となる。そのため、上記の場合と同様に効果的なコンテンツ内容の伝達を行うことが可能となる。
また、利用者存在時と利用者不存在時とを切り替える際に、切り替え前のコンテンツが表示中である場合、当該コンテンツが終了した後で切り替え後のコンテンツを表示することとしても構わない。このように構成すると、違和感なく表示するコンテンツの切り替えを行うことが可能となる。
また、呼出釦42で昇り方向と降り方向との両方が指示された場合、かご2の昇降制御の順番に準じてコンテンツを選択しても構わない。例えば、先に昇り方向の利用者を乗せた後に降り方向の利用者を乗せる場合、先に昇り方向に応じたコンテンツを表示し、その表示が終了した後に降り方向に応じたコンテンツを表示することとしても構わない。
<かご内表示部>
次に、かご内表示部21において表示するコンテンツの選択方法の具体例について、図1、図2及び図4を参照して説明する。図4は、かご内表示部で表示されるコンテンツの選択方法の一例を示すフローチャートであり、特に、かご2の目的階選択釦22が操作されたときのコンテンツ表示管理部5によるコンテンツの選択方法を示したものである。
図4に示すように、かご2内の目的階選択釦22が操作されて目的階情報がエレベータ3に入力されると、コンテンツ表示管理部5は、エレベータ制御部3から昇降情報を取得することでかご2が停止しようとする階を確認する(STEP10)。
本例の場合、かご2が停止しようとする階を関連階とするコンテンツが、選択候補として設定される(STEP11)。例えば、ローカルコンテンツデータベース6に格納されているコンテンツが図2の表に示すものであり、かご2の現在位置が1階で、目的階選択釦22によって3階及び5階に停止することが決まっている場合、コンテンツIDが004及び008となるコンテンツが選択候補となる。
STEP11で選択候補が設定されると、コンテンツ表示管理部5は、優先度に基づいて選択候補中から表示するコンテンツの選択を行う(STEP12)。そして、コンテンツ表示管理部5が、選択したコンテンツのデータをローカルコンテンツデータベース6から読み出して、かご用コンテンツデータとしてかご用表示部21に出力する。これにより、選択されたコンテンツデータの表示が行われる(STEP13)。
具体的に例えば、コンテンツ表示管理部5は、STEP11で選択候補となったコンテンツを全て選択するとともに、優先度が高い順や関連階の順(例えば、これから停止する順)にコンテンツを表示する。
そして、STEP13においてかご用表示部21に選択したコンテンツを表示している間に、かご2がある階に到着し、利用者の乗降が行われる。これにより、かご用表示部21が表示対象としていた利用者が入れ替わった、またはいなくなったものと考えられるため、表示処理を終了する。
ところで、新たに乗ってきた利用者によって新たな目的階が指定されたり、かご2が全ての停止階にまだ停止していなかったりして、停止しようとする階が依然として存在している場合は、図4に示した処理を再度行う。なお、新たな目的階が指定されなければ、前回の処理のSTEP12で選択したコンテンツから、既に停止した階を関連階とするコンテンツを削除するのみで、コンテンツの選択処理を済ませても構わない。
以上のように表示するコンテンツを選択すると、かご2内の利用者に対して、これからかご2が停止しようとする階のコンテンツを表示することが可能となる。したがって、効率よく利用者にとって有益となり得るコンテンツを表示して、効果的にコンテンツ内容を伝達することが可能となる。
なお、図4に示す場合は、かご2内に利用者が存在している場合であるため、コンテンツを表示する意義があるが、かご2内に利用者が存在していない場合、コンテンツを表示する意義が薄いため表示をしないこととしても構わない。かご2内の利用者の有無の判断は、かご2から出力される利用者情報(または目的階情報)に基づいて行うことができる。
このように構成すると、表示対象が存在しないときに、かご内表示部21によるコンテンツの無駄な表示を防止することが可能となる。したがって、低消費電力化を図ることが可能となる。
また、STEP10で確認するかご2が停止しようとする階を、目的階選択釦22で指示された目的階としても構わない。特に、いずれかの階の呼出釦42が操作されることによってかご2内の利用者の意図に沿わずに強制的に停止させられる階を、かご2の停止しようとする階に含ませないこととしても構わない。
また、乗降口4に備えられる呼出釦42が目的階を指示できるものである場合、本例のSTEP11及び12と同様にして、乗降口表示部41に表示するコンテンツを選択することとしても構わない。
<<変形例>>
[音声情報の再生]
上述の説明では、動画像や静止画像などの画像情報から成るコンテンツを表示する場合を中心に述べたが、これらのコンテンツに音声情報が含まれることとしても構わない。この場合、かご内表示部21や乗降口表示部41が、音声情報を再生し得るスピーカなどを備えるものとすると好ましい。
[複数コンテンツの表示及び再生]
また、かご内表示部21や乗降口表示部41で、一度に複数のコンテンツを表示しても構わない。この場合例えば、かご内表示部21及び乗降口表示部41を、複数のディスプレイを備えた構成や、分割表示可能な構成としても構わない。また、これらの複数のディスプレイや複数の分割表示画面に、順位(メイン及びサブ)を設けても構わなく、例えばコンテンツの優先度などに応じてどちらで表示するかを決定しても構わない。さらに、コンテンツに音声情報が含まれる場合、メインで表示されるコンテンツの音声情報のみが再生されるようにしても構わないし、切り替え用のスイッチなどを設けて利用者が任意のコンテンツの音声を聞くことができるようにしても構わない。
このように構成すると、限られた時間内で多数のコンテンツを表示することが可能となる。また、多様的な表示及び再生を行うことが可能となる。
[かごの速度制御]
また、かご2の昇降速度を変更可能な構成にして、コンテンツ表示管理部5が、エレベータ制御部3に昇降制御情報を出力してかご2の昇降速度制御を実行することとしても構わない。この場合、コンテンツ表示管理部5が、かご内表示部21や乗降口表示部41で表示するために選択したコンテンツの再生時間に基づいて、各種タイミング(かご2の乗降口4への到着や扉の開閉など)と各コンテンツの再生タイミングとを合わせることとしても構わない。なお、かご2の昇降の安全性や快適性などを考慮し、速度制御(速くする、または、遅くする)が可能となる範囲を、制限すると好ましい。
このように構成すると、コンテンツの視聴途中で利用者がかご2に乗降することを抑制することが可能となる。そのため、利用者に対してより効果的なコンテンツ内容の伝達を行うことが可能となる。
[その他]
また、本発明の実施形態におけるエレベータ1やエレベータシステム10について、エレベータ制御部3やコンテンツ表示管理部5、配信制御部7などの動作をマイコンなどの制御装置が行うこととしても構わない。さらに、このような制御装置によって実現される機能の全部または一部をプログラムとして記述し、当該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能の全部または一部を実現するようにしても構わない。
また、上述した場合に限らず、図1のエレベータ1やエレベータシステム10は、ハードウェア、あるいは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実現可能である。また、ソフトウェアを用いてエレベータ1やエレベータシステム10の一部を構成する場合、ソフトウェアによって実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すこととする。
以上、本発明の実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。
本発明は、エレベータに備えられるコンテンツ表示装置や、当該コンテンツ表示装置を備えたエレベータに関する。
1 エレベータ
2 かご
21 かご内表示部
22 目的階選択釦
3 エレベータ制御部
4 乗降口
41 乗降口表示部
42 呼出釦
5 コンテンツ表示管理部
6 ローカルコンテンツデータベース
7 配信制御部
8 全コンテンツデータベース
10 エレベータシステム

Claims (6)

  1. 建物内を昇降するかごを備えたエレベータに備えられるコンテンツ表示装置において、
    コンテンツを表示する表示部と、
    前記表示部で表示する前記コンテンツを選択するコンテンツ表示管理部と、を備え、
    前記コンテンツのそれぞれに、前記建物の階の少なくとも一つを示す関連階が関連付けられており、
    前記コンテンツ表示管理部が、前記かごが昇降しようとする方向に存在する階と前記関連階とに基づいて、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  2. 前記コンテンツ表示管理部が、前記かごが昇降しようとする方向に存在する階が前記関連階として関連付けられている前記コンテンツから、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  3. 前記コンテンツ表示管理部が、前記かごが停止しようとする階が前記関連階として関連付けられている前記コンテンツから、前記表示部で表示する前記コンテンツを選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテンツ表示装置。
  4. 前記コンテンツを格納する記録部と、
    前記記録部に格納されている前記コンテンツを更新する更新部と、をさらに備え、
    前記コンテンツ表示管理部が、前記記録部に格納されている前記コンテンツから前記表示部で表示する前記コンテンツを選択するものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のコンテンツ表示装置。
  5. 前記表示部が前記かご内に備えられ、
    前記コンテンツ表示管理部が、前記かご内に利用者が存在しないことを確認した場合、前記表示部の前記コンテンツを表示させないことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のコンテンツ表示装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のコンテンツ表示装置と、
    前記かごと、
    前記かごの昇降を制御するエレベータ制御部と、を備え、
    前記コンテンツ表示装置で表示される前記コンテンツに応じて、前記エレベータ制御部が前記かごの昇降速度を調整することを特徴とするエレベータ。
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