JP2010253846A - インクリボンカートリッジ - Google Patents

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和慶 村田
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Abstract

【課題】既存のプリンタ装置のカートリッジ装着部への装着を可能としながら、従来のインクリボンカートリッジよりインクリボンの巻数を増やす。
【解決手段】インクリボン10と、供給スプール11と、巻取スプール12と、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32とヘッド進入用開口部33とを有しヘッド進入用開口部33にインクリボン10を延在させるカートリッジ本体13とを備える。カートリッジ本体13には、プリンタ装置100への挿入方向にプリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着する際のガイド凹部43が形成されている。ガイド凹部43の底面には、プリンタ装置100側のガイド部138に当接する突起部44が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクリボンが収納されたカートリッジ本体が装着され、サーマルヘッドによってインクリボンの色材を印画媒体に移行するプリンタ装置に用いられるインクリボンカートリッジに関する。更に詳しくは、インクリボンをより多く巻回することができるインクリボンカートリッジに関する。
印画媒体に画像や文字を印刷するプリンタ装置としては、インクリボンの一方の面に設けられたインク層を形成する色材を印画媒体に移行させてカラー画像や文字を印刷するプリンタ装置がある。このプリンタ装置は、インクリボンの色材を印画媒体に移行させるサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと対向する位置に設けられ、インクリボン及び印画媒体を支持するプラテンとを備える。このプリンタ装置は、サーマルヘッドとプラテンとの間で、インクリボンと印画媒体とを重ね、サーマルヘッドによって熱エネルギをインクリボンに印加してインクリボンの色材を印画媒体に移行させる。これにより、プリンタ装置は、カラー画像や文字を印刷する。
このような熱転写型のプリンタ装置に用いられるインクリボンは、通常、インクリボンカートリッジに巻回された状態で収納されている。このインクリボンカートリッジは、インクリボンが巻回される供給スプール及び巻取スプールを有し、これらスプールを、カートリッジ本体に設けた供給側リボン収納部及び巻取側リボン収納部に回転可能に収納している。インクリボンカートリッジは、プリンタ装置の装着部に装着されると、スプールが回転され、インクリボンが供給スプールから引き出される。インクリボンは、サーマルヘッドとプラテンとの間において、印画媒体と共に走行され印刷に供された後、巻取スプールに巻回される。
ところで、この種のプリンタ装置の利便性を向上させるには、より多くの画像を印画できるように、インクリボンカートリッジに収納されるインクリボンの量、すなわち巻数が多い方が良い。一方で、既存のプリンタ装置との互換性を考慮すると、インクリボンカートリッジの大きさは、無制限に大きくすることはできない。インクリボンカートリッジは、インクリボンの巻数を多くしても、既存のプリンタ装置のカートリッジ装着部に装着可能な大きさである必要がある。したがって、既存のプリンタ装置のカートリッジ装着部に装着可能な大きさとしつつインクリボンの巻数を増やすには、外形や大きさをなるべく変更することなく、インクリボンの巻数を増やすことになる。
これを実現するには、カートリッジ本体を構成するシェルを薄くして供給側リボン収納部及び巻取側リボン収納部の容積を大きくする必要がある。しかしながら、カートリッジ本体を構成するシェルを肉薄にすると、カートリッジ本体の強度が低下してしまうことになる。
例えば、互いに突き合わせてカートリッジ本体を構成する一対のシェルは、突き合わされるシェル同士がずれることを防止するため、互い違いの係合片を突き合わせ端部に設けている。この係合片は、シェルを肉薄にすれば、これに伴い肉薄になり、強度も低下する。したがって、係合片を肉薄にしたときには、一対のシェルを突き合わせてカートリッジ本体を構成する際の作業性も低下してしまう。
また、カートリッジ本体を構成する一対のシェルを肉薄にすると、カートリッジ本体は、強度が低下し、印画動作中等のインクリボン搬送時に、インクリボンの張力によって、リボンカートリッジが撓んで変形してしまう。すると、供給スプールより送り出されるインクリボンには、皺等が発生してしまう虞がある。また、インクリボンが巻取スプールに偏って巻き取られる虞がある。
また、一般に、供給スプールや巻取スプールは、カートリッジ本体の供給側リボン収納部及び巻取側リボン収納部内に、所定のがたつきを有するように回転可能に収納されている。このがたつきは、プリンタ装置の駆動軸が各スプールの一端部に形成された駆動穴に円滑に係合するように設けられている。一方で、各リボン収納部は、各スプールに巻回されたインクリボンの各リボン収納部の内面との接触を防止するため、各スプールの最大巻径より大きめにする必要がある。すなわち、各リボン収納部は、スプールのがたつ分を考慮して大きめにする必要がある。すると、インクリボンカートリッジが大きくなり過ぎ、既存のプリンタ装置の装着部に装着できなくなってしまう。
特開2007−230158号公報
そこで、本発明は、以上のような課題を解決すべく、既存のプリンタ装置のカートリッジ装着部への装着を可能としながら、従来のインクリボンカートリッジよりインクリボンの巻数を増やすことができる新規なインクリボンカートリッジを提供することを目的とする。
本発明に係るインクリボンカートリッジは、一端部にプリンタ装置の駆動軸が係合される駆動穴が形成され、インクリボンが巻回される供給スプールと、一端部に上記プリンタ装置の駆動軸が係合される駆動穴が形成され、上記供給スプールより送り出された上記インクリボンを巻き取る巻取スプールと、上記供給スプールを回転可能に収納する供給側リボン収納部と上記巻取スプールを回転可能に収納する巻取側リボン収納部とを有し、上記供給側リボン収納部と上記巻取側リボン収納部との間に、サーマルヘッドが進入するヘッド進入用開口部が形成され、上記供給側リボン収納部と上記巻取側リボン収納部の上記ヘッド進入用開口部側に、上記ヘッド進入用開口部に上記インクリボンを延在させるリボン用開口部が形成されるカートリッジ本体とを備える。上記カートリッジ本体には、上記プリンタ装置への挿入方向に上記プリンタ装置の装着部に装着する際のガイド凹部が形成され、上記ガイド凹部の底面には、上記プリンタ装置側の上記ガイド凹部に係合するガイド部に当接する突起部が形成されている。
本発明は、供給側リボン収納部と巻取側リボン収納部が形成される部分を薄肉化して容積を増やしても、プリンタ装置への挿入をガイドするガイド凹部底面に、プリンタ装置側のガイド部に当接する突起部が形成されているので、カートリッジ本体の強度低下を防止できる。
インクリボンカートリッジとプリンタ装置の斜視図である。 インクリボンカートリッジを上側から見た斜視図である。 インクリボンカートリッジを下側から見た斜視図である。 インクリボンカートリッジの断面図である。 供給スプール及び巻取スプールの要部斜視図である。 供給スプール及び巻取スプールの断面図であり、(A)は、従来例を示し、(B)は、本発明のものを示す。 プリンタ装置の駆動軸とスプールの駆動穴との関係を示す平面図であり、(A)は、従来例を示し、(B)は、本発明のものを示す。 プリンタ装置の駆動軸とスプールの駆動穴との関係を示す断面図であり、(A)は、従来例を示し、(B)は、本発明のものを示す。 上下シェルの結合状態を示す断面図であり、(A)は、従来例を示し、(B)は、従来例を肉薄にしたものを示し、(C)は、本発明のものを示す。 カートリッジ本体の供給側リボン収納部の要部斜視図である。 供給側リボン収納部を構成する上シェルを内側から見た要部斜視図である。 インクリボンカートリッジのリボンガイド部に突出部が設けられていない場合のインクリボンの皺の発生状況を概念的に示す平面図である。 インクリボンカートリッジのリボンガイド部に突出部が設けられた場合のインクリボンの皺の発生状況を概念的に示す平面図である。 プリンタ装置の搬送機構を構成するフラップの状態を概念的に示す側面図であって、(A)は、印画媒体を供給トレイから引き込むときのフラップの状態を示し、(B)は、印画動作中及び排出時のフラップの状態を示す。 インクリボンとサーマルヘッドとの関係を示す図であり、(A)は、インクリボンにサーマルヘッドが接触していない非印画時の状態を示し、(B)は、インクリボンにサーマルヘッドが接触した印画時の状態を示す。 プリンタ装置の斜視図であり、サーマルヘッドが上昇したインクリボンカートリッジの挿脱が行われるときの状態を示す。 印画媒体を供給トレイから引き込むときのプリンタ装置の断面図である。 印画動作中及び排出時のプリンタ装置の断面図である。
以下、本発明が適用されたインクリボンカートリッジについて、図面を参照し、以下の順で説明する。
1.概要説明
2.インクリボンカートリッジの説明
2−1 インクリボンの説明
2−2 スプールの説明
2−3 カートリッジ本体の説明
2−4 供給側リボン収納部の説明
2−5 リボンガイド部の説明
2−6 ガイド凹部の説明
2−7 巻取側リボン収納部の説明
2−8 供給側フラット部と巻取側フラット部の説明
3.熱転写型のプリンタ装置の説明
3−1 カートリッジ装着部の説明
3−2 サーマルヘッドとプラテンの説明
3−3 印画媒体150の搬送機構の説明
4.動作説明
5.効果説明
5−1 効果1
5−2 効果2
6.変形例
(1.概要説明)
図1に示すように、本発明が適用されたインクリボンカートリッジ1は、インクリボンの一方の面に設けられたインク層を形成する色材を印画媒体に移行してカラー画像や文字を印刷する熱転写型のプリンタ装置100に装着される。このプリンタ装置100は、インクリボンの色材を印画媒体に移行させるサーマルヘッド110と、このサーマルヘッド110と対向する位置に設けられ、インクリボン及び印画媒体を支持するプラテン120とを備える。この熱転写型のプリンタ装置100は、サーマルヘッド110とプラテン120との間で、インクリボンと印画媒体とを重ね、サーマルヘッド110によって熱エネルギをインクリボンに印加してインクリボンの色材を印画媒体に移行させる。これにより、熱転写型のプリンタ装置100は、カラー画像や文字を印刷する。
プリンタ装置100を構成する装置本体101には、その内部に、インクリボンカートリッジ1が装着されるカートリッジ装着部130が形成されている。このカートリッジ装着部130は、装置本体101の側面に形成されたカートリッジ挿脱口131が形成されている。インクリボンカートリッジ1は、このカートリッジ挿脱口131から装置本体101内のカートリッジ装着部130に装着される。
プリンタ装置100は、前面下側に、印画媒体をストックする供給トレイが取り付けられる。プリンタ装置100は、供給トレイに収納された印画媒体を装置本体101内に引き込む。装置本体101内は、装置本体101の前面から背面側に亘って印画媒体の走行路が形成され、この走行路の途中に、サーマルヘッド110とプラテン120とが対向して設けられている。プリンタ装置100は、供給トレイから引き込んだ印画媒体を走行させながら、走行する印画媒体に対して印画を行う。プリンタ装置100は、印画が終了すると、再度、装置本体101の供給トレイの上に設けられた排出口より印画済みの印画媒体を排出する。
このプリンタ装置100には、装置本体101に、メモリカード等の記録メディアが装着される記録メディア用スロットやデジタルスチルカメラ等の記録媒体を備えた電子機器と通信を行うための有線又は無線のインタフェースが設けられている。なお、有線又は無線のインタフェースとしては、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等がある。プリンタ装置は、記録メディア用スロットに装着された記録媒体や有線又は無線のインタフェースを介して接続された電子機器より画像データが入力され、印画媒体に対して印画が行われる。
(2.インクリボンカートリッジの説明)
本発明が適用されたインクリボンカートリッジ1は、図2乃至図4に示すように、インクリボン10を供給する供給スプール11と、インクリボンを巻き取る巻取スプール12と、これらスプール11,12を回転可能に収納するカートリッジ本体13とを備える。
このインクリボンカートリッジ1は、従来のインクリボンカートリッジが、印画媒体40枚分のインクリボンを収納していたのに対して、印画媒体60枚分のインクリボン10を収納している。そして、インクリボンカートリッジ1は、既存のプリンタ装置100に対しても使用可能となっている。このインクリボンカートリッジ1は、以下に説明するように、インクリボン10の巻数を増やすため、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着可能な範囲で、従来より外形を大きくしている。これと共に、カートリッジ本体13の薄肉化等を図っている。そして、インクリボンカートリッジ1は、従来よりより多くのインクリボン10を、具体的に従来より多い印画媒体60枚分を、内部に収納するようにしている。
(2−1 インクリボンの説明)
インクリボン10は、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム等の合成樹脂フィルムでなる基材一方の面に染料層が設けられている。具体的に、基材一方の面には、画像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の染料と熱可塑性樹脂とで形成された染料層及び染料層と同じ熱可塑性樹脂で形成された保護層が一定の間隔を持って長手方向に順次繰り返し設けられている。そして、基材には、染料層及び保護層を一組として、順次、長手方向に並んで形成されている。染料層及び保護層は、サーマルヘッド110により印刷する画像データに応じた熱エネルギが印加されることによって、後述する印画紙の受容層に順次昇華されて熱転写される。
以上のようなインクリボン10では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の染料層及び保護層が1枚の画像を印画するのに用いられる。インクリボン10は、一端部が供給スプール11に係止され、他端部が巻取スプール12に係止され、印画の進行に従って、順次、供給スプール11から供給され、巻取スプール12に巻き取られる。
なお、本発明で使用するインクリボン10は、少なくとも一の染料層と保護層を有していれば、その他の構成は特に限定されるものではない。例えば、インクリボン10は、ブラック(K)の染料層と保護層で構成されていても良く、また、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の染料層と保護層とで構成されていても良い。
(2−2 スプールの説明)
以上のように構成されるインクリボン10が巻回される供給スプール11及び巻取スプール12は、図4乃至図6に示すように、インクリボン10が巻回される軸部14を有し、この軸部14の両側にフランジ部15,15が形成されている。供給スプール11の軸部14には、インクリボン10の一端部が接着剤又は係止部材によって係止され、巻取スプール12の軸部14には、インクリボン10の他端部が接着剤又は係止部材によって係止される。フランジ部15,15は、軸部14に巻回されるインクリボン10の軸線方向に亘る巻回位置の規制をする。
なお、図6(B)に示すように、本発明が適用されたインクリボンカートリッジ1に用いられる供給スプール11及び巻取スプール12は、軸部14の太さを従来のインクリボンカートリッジより細く、インクリボン10の巻数を増やしている。なお、図6(A)は、従来のインクリボンカートリッジにおける軸部14aと巻回されたインクリボン10aとの関係を示している。また、図6(B)は、本発明が適用されたインクリボンカートリッジにおける軸部14と巻回されたインクリボン10との関係を示している。
以上のように構成された供給スプール11及び巻取スプール12の軸部14には、インクリボン10がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の染料層及び保護層の形成された面が内側になるようにして巻回される。
また、図5に示すように、一方のフランジ部15には、インクリボン10の巻取側とは反対側の面に、ギヤ部16が形成されている。ギヤ部16は、カートリッジ本体13の内面に形成された係止突起が係合される。すなわち、供給スプール11や巻取スプール12は、カートリッジ本体13にある程度のがたつきを有しながらカートリッジ本体13に収納される。そして、これらスプール11,12は、ギヤ部16とは反対側の端部よりコイルバネ等の付勢部材によって、ギヤ部16が係止突起と係合するように付勢されている。これにより、供給スプール11や巻取スプール12は、非使用時に自在に回転しないようになっている。供給スプール11や巻取スプール12は、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着されたとき、カートリッジ装着部130の駆動軸102,102に押圧されることで、ギヤ部16が係止突起と係合した状態が解除される。これにより、供給スプール11や巻取スプール12は、駆動軸102,102によって回転可能な状態となる。
図5に示すように、供給スプール11及び巻取スプール12は、ギヤ部16が設けられた側の一方のフランジ部15に、外側に向かって筒状部17が形成され、この筒状部17に、駆動穴18が形成されている。駆動穴18には、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に設けられた駆動軸102,102が進入し係合する。駆動穴18には、図7(B)に示すように、駆動軸102,102の駆動片と係合する突片19が複数、ここでは6個が等間隔に設けられている。従来のインクリボンカートリッジの供給スプールや巻取スプールに設けられた駆動穴18aは、突片19aが図7(A)に示すように、等間隔に3個設けられていた。本発明が適用されたインクリボンカートリッジ1の駆動穴18では、突片19の数が3個から6個に増やしている。したがって、駆動穴18は、駆動軸102,102に対して供給スプール11や巻取スプール12が変位してしまう量を減らし、供給スプール11や巻取スプール12の位置を定まり易くすることができる。これにより、供給スプール11や巻取スプール12は、駆動軸102,102との中心ズレが少なくなり位置がより安定し、回転運動も滑らかになる。
また、駆動穴18に形成される突片19は、図8(A)に示すように、駆動穴18の中心側の縁部が駆動穴18の開口端に向かって拡径するように形成されている。すなわち、突片19は、開口端に向かって幅狭となり、駆動穴18の中心側の縁部が傾斜するように形成されている。ここで、突片19の駆動穴18の底面側は、駆動軸102,102の直径より小さい。これにより、突片19は、駆動軸102,102の周面と必ず接触するようになる。図8(B)に示すように、従来は、駆動穴18aと突片19aと駆動軸102,102の周面とが平行で間隙があるため、駆動軸102,102と駆動穴18aとの間でガタが生じてしまう。しかしながら、本発明が適用された図8(A)の例では、駆動穴18と突片19と駆動軸102,102の周面とが必ず接触することで、がたつきを防止することができる。
以上のように、インクリボンカートリッジ1の駆動穴18では、突片19の数を従来より増やし、更に、突片19を斜めに形成していることから、供給スプール11や巻取スプール12の位置が駆動軸102,102に対して安定する。そして、供給スプール11や巻取スプール12に巻回されたインクリボン10とカートリッジ本体13の内面、すなわち供給側リボン収納部と巻取側リボン収納部の内面と間の間隙は、少なくなる。したがって、供給スプール11や巻取スプール12には、より多くのインクリボン10を巻回できる。
(2−3 カートリッジ本体の説明)
以上のような供給スプール11と巻取スプール12とを回転可能に収納するカートリッジ本体13は、図2乃至図4に示すように、上シェル21と下シェル22とを突き合わせ結合してなる。
図9(C)に示すように、上シェル21と下シェル22のそれぞれの突き合わせ端部には、連続して又は断続して互いに係合する係合片23,24が形成されている。上シェル21の係合片23は、カートリッジ本体13の外側に位置し、下シェル22の係合片24は、カートリッジ本体13の内側に位置する。それぞれの係合片23,24は、基端を肉厚にし、互いに対向する面が傾斜面で形成されている。すなわち、係合片23,24は、断面が略台形状をなすように形成されている。このように、係合片23,24は、基端を肉厚にすることで、上シェル21と下シェル22を肉薄にしても、強度を確保することができ、また、互いの接触面積も十分に確保することができる。
図9(A)は、従来の上シェル21aと下シェル22aを示しており、上シェル21aと下シェル22aは、従来の肉厚で形成されている。したがって、係合片23a,24aは厚い。図9(B)は、供給スプール11や巻取スプール12へのインクリボン10の巻数を増やすため、上シェル21bと下シェル22bを従来より肉薄にしている。したがって、係合片23b,24bは薄い。図9(C)は、上シェル21と下シェル22を、図9(A)より肉薄にしながら、係合片23,24を断面が略台形状をなすように形成されている。本発明が適用された図9(C)では、係合片23,24を、断面略台形状にすることで、上シェル21と下シェル22を、図9(A)より肉薄にしながら、係合片23,24の強度を確保するようにしている。
なお、上シェル21と下シェル22とは、係合片23,24とを、接着剤や超音波溶着等で結合して一体化される。
以上のように、上シェル21と下シェル22とが突き合わせ結合されたカートリッジ本体13は、図2及び図4に示すように、全体が略矩形をなし、長手方向に互いに平行に、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32が形成される。図4に示すように、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32が形成される部分では、従来より肉薄にして供給スプール11や巻取スプール12へのインクリボン10の巻数を増やすようにしている。一方で、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32との間の部分は、従来と同様な肉厚にして、強度の低下を最小限にするようにしている。
図2乃至図4に示すように、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32との間には、サーマルヘッド110が進入するヘッド進入用開口部33が形成されている。ヘッド進入用開口部33は、略矩形で貫通しており、その幅が、インクリボン10の幅やサーマルヘッド110の幅、すなわち印画幅と略一致するように形成されている。
カートリッジ本体13では、このヘッド進入用開口部33に、インクリボン10を延在させる必要がある。そこで、供給側リボン収納部31には、ヘッド進入用開口部33側に、供給側リボン用開口部34が形成され、巻取側リボン収納部32には、ヘッド進入用開口部33側に、巻取側リボン用開口部35が形成されている。
上述のように、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32とは、その構成壁を、従来より薄肉に形成して内径を大きくしインクリボン10の巻数を増やしている。更に、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32では、外径も従来より大きくしてインクリボン10の巻数を増やしている。このため、特に、供給側リボン収納部31は、図2及び図3に示すように、インクリボン10の幅に略対応した幅の部分を両端部31a,31aより太く形成し、両端部31a,31aを従来のインクリボンカートリッジと略同じ太さとなるようにしている。供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32では、外径も従来より大きくなることに起因して、この両端部31a,31aがサーマルヘッド110の回動アームの逃げとなる部分となる。更に、両端部31a,31aには、サーマルヘッド110の回動アームが進入する複数の凹部36が形成されている。
また、供給側リボン収納部31には、供給スプール11の駆動穴18を外部に臨ませる供給スプール用開口部28が設けられている。また、巻取側リボン収納部32には、巻取スプール12の駆動穴18を外部に臨ませる巻取スプール用開口部29が設けられている。これら供給スプール用開口部28及び巻取スプール用開口部29が設けられたカートリッジ本体13の側面は、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130への挿入面27となる。供給スプール用開口部28及び巻取スプール用開口部29から外部に臨まされた各スプール11,12の駆動穴18,18には、インクリボンカートリッジ1がプリンタ装置100に装着されたとき、プリンタ装置100の駆動軸102,102が係合される。具体的に、供給スプール11や巻取スプール12は、ギヤ部16とは反対側の端部よりコイルバネ等の付勢部材によって付勢され、ギヤ部16が係止突起と係合し、回転が規制された状態にある。供給スプール11や巻取スプール12は、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着されたとき、カートリッジ装着部130の駆動軸102,102に押圧されることで、コイルバネの付勢力に抗してギヤ部16が係止突起と係合した状態が解除される。これにより、供給スプール11や巻取スプール12は、駆動軸102,102によって回転可能な状態となる。
カートリッジ本体13の挿入面27と対向する側面は、図2及び図3に示すように、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着された際の位置決め面26となる。この位置決め面26には、位置決め穴25a,25bが形成されている。位置決め穴25aは、基準穴で、真円で形成され、位置決め穴25bは、調整穴で長穴で形成されている。
供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32との間のヘッド進入用開口部33が設けられた部分は、一方の側面となる挿入面27側が挿入凹部30として開口されている。この開口と反対側の側面側は、位置決め面26で閉塞され、ここに、位置決め穴25a,25bが形成されている。
(2−4 供給側リボン収納部の説明)
ここで、供給側リボン収納部31には、図10に示すように、供給側リボン用開口部34の近傍のヘッド進入用開口部33側の垂直部分に、インクリボン10の幅に略対応した幅の開口部37が形成されている。この開口部37は、リボンカートリッジ10をプリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着した際に、供給側リボン収納部31がサーマルヘッド110の構成部品に接触することを防止する。すなわち、供給スプール11にはインクリボン10を従来より多く巻回する。このため、供給側リボン収納部31を太くした際、供給側リボン収納部31がサーマルヘッド110の構成部品に接触する虞がある。そこで、開口部37は、供給側リボン収納部31にサーマルヘッド110の構成部品が接触することを防止する。開口部37は、ほぼ垂直な壁面に設けられるので、供給側リボン収納部31に塵埃、指紋、油脂等が混入することも避けることができ、削除した壁部の厚さ分とクリアランス分、より多くのインクリボン10を供給側リボン収納部31に収納することができる。
図4に示すように、インクリボン10が巻回された供給スプール11と巻取スプール12とは、それぞれ、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32とに回転可能に収納される。ここで、供給スプール11と巻取スプール12とには、軸部14に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の染料層及び保護層の形成された面が内側になるようにして巻回される。そして、供給スプール11から引き出されたインクリボン10は、供給側リボン用開口部34からヘッド進入用開口部33に延在され、巻取側リボン用開口部35から巻取側リボン収納部32内に導かれ、巻取スプール12に巻回される。
(2−5 リボンガイド部の説明)
また、供給側リボン用開口部34には、送り出されるインクリボン10をガイドするリボンガイド部38が形成されている。図4、図10及び図11に示すように、リボンガイド部38は、供給スプール11に巻回されたインクリボン10をヘッド進入用開口部33側に臨ませる開口部37に隣り合って設けられている。このリボンガイド部38は、ヘッド進入用開口部33側に折り返される折り返し部39を有し、この折り返し部39でヘッド進入用開口部33側に送り出すインクリボン10をガイドするようにしている。折り返し部39は、従来のインクリボンカートリッジより折り返し量を多くして、すなわち折り返し部39を長くすることによって、開口部37を設けたことによる強度低下を補うようにしている。これにより、リボンガイド部38は、強度が増し、衝撃等で撓み変形してしまうことが防止され、安定した状態でインクリボン10をヘッド進入用開口部33側に送り出すことができ、印画皺の発生等の不具合を回避することができる。
折り返し部39の基端部は、走行するインクリボン10が特に摺接する部分であり、折り返し部39の基端部の幅方向中央部には、突出部41が形成されている。突出部41は、走行するインクリボン10に対して張力を付与する部分となる。突出部41は、インクリボン10の染料層等が設けられた面と摺接することから、表面が平滑に形成されている。
ここで、図12は、突出部41を設けなかった場合のヘッド進入用開口部33でのインクリボン10の状態を示し、図13は、突出部41を設けた場合のヘッド進入用開口部33でのインクリボン10の状態を示している。図12に示すように、ヘッド進入用開口部33に延在するインクリボン10は、突出部41が無いと、インクリボン10の幅方向中央部近傍に皺が集中した状態で、ヘッド進入用開口部33に送り出され、印画結果の中央部に皺跡40が残ることがある。これに対して、図13に示すように、突出部41を設けた場合、ヘッド進入用開口部33に延在するインクリボン10には、突出部41と接触したインクリボン10の幅方向中央部より両側に向かって張力が付与される。したがって、ヘッド進入用開口部33に延在するインクリボン10に皺が発生することを防止することができる。
なお、折り返し部39の基端部は、幅方向中央部が最も高くなるように形成して、突出部41を設けないようにしても良い。これによっても、突出部41と接触したインクリボン10の幅方向中央部より両側に向かって張力を付与することができ、同様な効果を得ることができる。
(2−6 ガイド凹部の説明)
供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32との間には、図2乃至図4に示すように、巻取側リボン収納部32に隣接して、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着する際のガイド凹部43が形成されている。このガイド凹部43も、挿入面27側とカートリッジ本体13の底面側が開口され、位置決め面26側が閉塞されている。そして、ガイド凹部43は、挿入面27側の開口よりプリンタ装置100のカートリッジ装着部130に設けられた凸状のガイド部が進入できるようになっている。
カートリッジ本体13の挿入面27側は、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に装着されたとき、カートリッジ装着部130の駆動軸102,102が供給スプール11と巻取スプール12の駆動穴18に係合することによって支持される。また、カートリッジ本体13の位置決め面26は、カートリッジ装着部130側の位置決めピンが位置決め穴25a,25bに係合して支持される。上述のように、供給スプール11と巻取スプール12とは、供給側リボン用開口部34と巻取側リボン収納部32内に、ある程度のがたつきを有する状態で回転可能に収納されている。したがって、カートリッジ本体13は、カートリッジ装着部130に装着されたとき、挿入面27側が位置決め面26側より不安定な状態となる。加えて、このカートリッジ本体13は、上述のように、供給スプール11や巻取スプール12へのインクリボン10の巻数を増やすため、上シェル21bと下シェル22bを従来より肉薄にし、強度が低下しており、撓みやすくなっている。
そこで、ガイド凹部43には、その凹部の底面であって、姿勢が不安定になりがちな挿入面27側に、プリンタ装置100のカートリッジ装着部130に設けられた凸状のガイド部が当接する突起部44が形成されている。突起部44は、カートリッジ装着部130内において、凸状のガイド部が当接することで、強度が向上し、カートリッジ本体13の挿入面27側における撓み変形を防止できる。また、突起部44は、カートリッジ本体13の挿入面27側を安定した姿勢に保持できる。また、突起部44は、ガイド凹部43の底面からの突出量も僅かであり、従って、カートリッジ装着部130への挿入時の障害ともならない。したがって、カートリッジ本体13では、インクリボン10を安定して走行させることができる。また、巻取スプール12は、インクリボン10が一方に偏って巻き取られてしまうことを防止できる。
なお、突起部44は、少なくとも、ガイド凹部43の凹部の底面の姿勢が不安定な挿入面27側に設ける他に、位置決め面26側やガイド凹部43の長手方向中央位置近傍等に設けるようにしてもよい。これにより、カートリッジ本体13は、更に、強度が高められることになる。
(2−7 巻取側リボン収納部の説明)
以上のような供給側リボン用開口部34とヘッド進入用開口部33を介して設けられる巻取側リボン収納部32も、インクリボン10の巻数を増やしていることに伴い、カートリッジ装着部130に装着可能な範囲で外径が従来より大きくなっている。図3に示すように、巻取側リボン収納部32の外面の底面側には、プリンタ装置100側の印画媒体の走行をガイドするフラップの位置を規定する凹部42が形成されている。
ここで、図14は、プリンタ装置100の印画媒体150の走行をガイドするフラップ141の状態を示している。図14(A)は、印画媒体150を供給トレイから引き込むときのフラップ141の状態を示し、図14(B)は、印画動作中及び排出時のフラップ141の状態を示している。
このフラップ141には、印画媒体150の走行方向に、複数のガイド突起142が互いに平行に設けられている。このフラップ141は、カートリッジ装着部130に装着されたインクリボンカートリッジ1の巻取側リボン収納部32の近傍に設けられている。このフラップ141は、ねじりコイルバネ等の付勢部材によって、巻取側リボン収納部32から離間する方向に支軸141aを中心に回動付勢されている。そして、このフラップ141のサーマルヘッド110側には、印画媒体150の搬送機構を構成するキャプスタンローラ143とピンチローラ144とが設けられている。印画媒体150は、キャプスタンローラ143とピンチローラ144とに狭持されることによって、サーマルヘッド110とプラテン120の方向に搬送され、サーマルヘッド110によって印画可能な状態にする。
図14(A)に示すように、印画媒体150を供給トレイから引き込むとき、供給トレイから引き出された印画媒体150は、フラップ141の下側を通り、付勢部材によって巻取側リボン収納部32から離間する方向付勢されているフラップ141を押し上げる。このとき、フラップ141のガイド突起142は、カートリッジ本体13の巻取側リボン収納部32の凹部42に当接する。これにより、印画媒体150は、フラップ141によって走行路が規定され、確実に、キャプスタンローラ143とピンチローラ144とに狭持され、サーマルヘッド110の方向に搬送される。
したがって、巻取側リボン収納部32の凹部42は、巻取側リボン収納部32の直径が従来のインクリボンカートリッジと比べて増加した分に応じた深さを有しており、この深さ分周辺より肉薄にして形成されている。これにより、この凹部42は、印画媒体150を供給トレイから引き込む際のフラップ141の位置を規定する。
なお、図14(B)に示すように、プリンタ装置100の印画動作中及び排出時において、フラップ141は、付勢部材の付勢力によって巻取側リボン収納部32から離間する状態になっている。この場合、印画媒体150は、フラップ141と巻取側リボン収納部32との間を通り、供給トレイの上側より排出される。
(2−8 供給側フラット部と巻取側フラット部の説明)
ところで、上述のように、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32では、外径を従来より大きくしてインクリボン10の巻数を増やすようにしている。したがって、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32は、従来のインクリボンカートリッジの供給側リボン収納部と巻取側リボン収納部より太くなっている。そこで、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32には、図2乃至図4並びに図9(C)に示すように、既存のプリンタ装置100のカートリッジ装着部130に円滑に挿入するため、供給側フラット部45と巻取側フラット部46が形成されている。供給側フラット部45と巻取側フラット部46は、具体的に、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32の長手方向の外側の側面に形成されている。
図9(C)に示すように、供給側フラット部45と巻取側フラット部46は、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32の外面だけでなく、内面もフラットに形成している。したがって、供給スプール11及び巻取スプール12に巻き取られているインクリボン10と供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32の内面とが近接することになる。
この点、インクリボンカートリッジ1がカートリッジ装着部130に装着されたときにおいて、駆動軸102,102が回転していないとき、図15(A)に示すように、インクリボン10には、張力が加わっていない。プリンタ装置100は、印画時、図15(B)に示すように、駆動軸102,102が回転駆動し、サーマルヘッド110がインクリボン10を印画媒体150に圧接する。すると、インクリボン10には、サーマルヘッド110側に、供給スプール11側のインクリボン10と巻取スプール12側のインクリボン10を引っ張る張力が発生する。これに伴い、供給側リボン収納部31内の供給スプール11及び巻取側リボン収納部32内の巻取スプール12は、ヘッド進入用開口部33側に互いに寄ることになる。したがって、インクリボン10の走行時にあって、供給スプール11や巻取スプール12に巻回されているインクリボン10は、供給側フラット部45と巻取側フラット部46のフラットな内面と離間する。これにより、インクリボン10は、供給側フラット部45と巻取側フラット部46の内面と接触し損傷することがなくなる。
(3.熱転写型のプリンタ装置の説明)
(3−1 カートリッジ装着部の説明)
以上のようなインクリボンカートリッジ1が装着されるプリンタ装置100は、図1、図16及び図17に示すように、装置本体101を構成するフレーム101aに、インクリボンカートリッジ1が装着されるカートリッジ装着部130が設けられている。カートリッジ装着部103は、印画媒体150の走行方向と平行な一側面101bに設けられたカートリッジ挿脱口131と連続して設けられている。カートリッジ装着部130は、インクリボンカートリッジ1の横断面形状に対応しており、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32に対応した供給側挿入部132と巻取側挿入部133とが設けられている。また、カートリッジ装着部130は、カートリッジ本体13の供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32とを連結する幅狭の連結部挿入部134が設けられている。供給側挿入部132は、装置本体101を構成するフレーム101aの背面側に設けられ、巻取側挿入部133は、装置本体101を構成するフレーム101aの前面側に設けられる。連結部挿入部134は、供給側挿入部132と巻取側挿入部133との間に位置し、カートリッジ本体13のヘッド進入用開口部33が挿入される部分となる。
フレーム101aの一側面101bには、連結部挿入部134の上側に、カートリッジ本体13の位置決め面26に対応する位置決め片135が外側に向かって形成されている。位置決め片135には、カートリッジ本体13の位置決め面26に形成された位置決め穴25a,25bに係合する位置決め突起136a,136bが形成されている。位置決め突起136aは、真円の位置決め穴25aに係合する基準ピンであり、位置決め突起136bは、長穴の位置決め穴25bに係合する調整ピンとなる。
インクリボンカートリッジ1は、カートリッジ本体13の挿入面27を挿入端とし、巻取側リボン収納部32をフレーム101aの前面側にし、供給側リボン収納部31をフレーム101aの背面側にし、フラップの位置を規定する凹部42を下側にして挿入される。この際、カートリッジ本体13は、挿入面27側とカートリッジ本体13の底面側が開口され、位置決め面26側が閉塞されている。位置決め突起136a,136bは、カートリッジ挿脱口131からカートリッジ装着部130に挿入されたとき、カートリッジ本体13の内側から位置決め穴25a,25bに係合する。
また、フレーム101aの一側面101bの位置決め片135には、カートリッジ装着部130に装着されたインクリボンカートリッジ1がカートリッジ装着部130より脱落することを防止するロック部材137が設けられている。ロック部材137は、ロック片137dが形成された本体部137aと、この本体部137aに一体的に折り返された弾性片137bと、本体部137aに一体に形成された操作片137cとを有する。弾性片137bは、フレーム101aに係止され、ロック片137dがカートリッジ挿脱口131側に突出するようにしている。ロック部材137は、インクリボンカートリッジ1がカートリッジ装着部130に装着されているとき、ロック片137dがカートリッジ本体13の位置決め面26に係止される。これによって、インクリボンカートリッジ1は、カートリッジ装着部130より脱落することを防止される。インクリボンカートリッジ1をカートリッジ装着部130より取り出すときには、操作片137cを弾性片137bの弾性力に抗して操作することによって、位置決め面26を係止しているロック片137dをカートリッジ挿脱口131より待避させる。これにより、インクリボンカートリッジ1は、カートリッジ装着部130より取り出し可能になる。
なお、カートリッジ本体13は、上述のように、供給側フラット部45と巻取側フラット部46を形成し、外面をフラットにしていることから、カートリッジ挿脱口131の端部に引っかかることなく、円滑にカートリッジ装着部130に挿入することができる。
また、カートリッジ装着部130には、カートリッジ装着部130に装着されるインクリボンカートリッジ1のガイド凹部43に進入し係合する凸状のガイド部138が設けられている。ガイド部138は、インクリボンカートリッジ1がカートリッジ挿脱口131よりカートリッジ装着部130に挿入される際、インクリボンカートリッジ1のガイド凹部43に進入することで挿入をガイドする。また、ガイド部138は、インクリボンカートリッジ1のガイド凹部43の姿勢が不安定になりがちな挿入面27側に形成された突起部44が突き当たる。これにより、カートリッジ装着部130に装着されたインクリボンカートリッジ1は、姿勢が不安定になりがちなカートリッジ本体13の挿入面27側も安定して保持できる。
(3−2 サーマルヘッドとプラテンの説明)
また、プリンタ装置100は、図1、図16及び図17に示すように、インクリボンの色材を印画媒体150に移行させるサーマルヘッド110と、このサーマルヘッド110と対向する位置に設けられ、インクリボン及び印画媒体150を支持するプラテン120とを備える。
サーマルヘッド110は、インクリボン10の幅に略対応した長さを有しており、放熱部材にヘッド部が設けられている。ヘッド部は、インクリボン10に摺接し、最大印画幅に対応して発熱素子が直線状に配列され、印画媒体150に重ねられたインクリボン10に対して熱エネルギを印加する。
サーマルヘッド110には、更に、インクリボン10の走行をガイドするリボンガイド部112が設けられている。このリボンガイド部112は、サーマルヘッド110が印画位置にあるとき、供給側挿入部132近傍に位置する断面略L字状の部材である。リボンガイド部112は、カートリッジ本体13の供給側リボン用開口部34からヘッド進入用開口部33側に引き出されたインクリボン10が、確実に、サーマルヘッド110のヘッド部に進むようにガイドする。供給側リボン収納部31には、図10に示すように、供給側リボン用開口部34の近傍の略垂直部分に、すなわちヘッド進入用開口部33側の垂直部分に、インクリボン10の幅に略対応した幅の開口部37が形成されている。したがって、インクリボンカートリッジ1がカートリッジ装着部130に装着されたときにも、サーマルヘッド110の構成部品であるリボンガイド部112が供給スプール11に巻き取られたインクリボン10に接触することを防止できる。
以上のような長尺のサーマルヘッド110は、両端部が一対の回動アーム111,111によって支持されている。一対の回動アーム111,111は、それぞれが略C字状に形成されており、一端部が、フレーム101aの背面側に回動支持されている。また、回動アーム111,111の他端部は、サーマルヘッド110の各端部がねじ等によって固定されている。回動アーム111,111は、略C字状に形成されることによって、カートリッジ装着部130に装着されたインクリボンカートリッジ1の供給側リボン収納部31を逃げるようになっている。供給側リボン収納部31は、図2及び図3に示すように、インクリボン10の幅に略対応した幅の部分を両端部31a,31aより太く形成し、両端部31a,31aを従来のインクリボンカートリッジと略同じ太さにし、回動アームの逃げる凹部36を形成している。したがって、回動アーム111,111は、カートリッジ装着部130に装着されたインクリボンカートリッジ1のヘッド進入用開口部33にサーマルヘッド110を進入させた状態にあっても、供給側リボン収納部31に衝突しないようになっている。
印画媒体150に印画をする際のサーマルヘッド110のヘッド部と対向する位置には、プラテン120が設けられている。プラテン120は、少なくとも、最大印画幅以上の長さを有するローラで、例えばゴムローラである。プラテン120は、印画時、重なった印画媒体150とインクリボン10とを、サーマルヘッド110と共同して狭持する。
(3−3 印画媒体の搬送機構の説明)
フレーム101aのサーマルヘッド110より前面側には、印画媒体150の搬送機構140が設けられている。この搬送機構140は、図16及び図17に示すように、フレーム101aの前面に設けられる供給トレイより1枚ずつ印画媒体150を装置本体101内に引き込む供給ローラ145を有する。供給トレイからは、フレーム101aの前面において、引き込み方向に回転する供給ローラ145の下側が供給トレイの最も上にある印画媒体150に接触することで、1枚ずつ印画媒体150が装置本体101内に引き込まれる。
搬送機構140は、更に、上述のように、プリンタ装置100側の印画媒体150の走行をガイドするフラップ141と、キャプスタンローラ143と、ピンチローラ144とを有する。
フラップ141は、印画媒体150の走行方向に、複数のガイド突起142が互いに平行に設けられている。このフラップ141は、カートリッジ装着部130にインクリボンカートリッジ1が装着されている状態において、巻取側リボン収納部32の近傍に設けられている。そして、フラップ141は、ねじりコイルバネ等の付勢部材によって、巻取側リボン収納部32から離間する方向に付勢されている。このフラップ141のサーマルヘッド110側には、印画媒体150の搬送機構を構成するキャプスタンローラ143とピンチローラ144とが設けられている。印画媒体150は、キャプスタンローラ143とピンチローラ144とに狭持されることによって、サーマルヘッド110とプラテン120の方向に搬送され、サーマルヘッド110によって印画可能となる。
図14(A)及び図17に示すように、供給トレイの印画媒体150は、引き込み方向に回転する供給ローラ145の下側が接触することで、1枚ずつ印画媒体150が装置本体101内に引き込まれる。すると、印画媒体150は、フラップ141の下側を通り、付勢部材によって巻取側リボン収納部32から離間する方向付勢されているフラップ141を押し上げる。このとき、フラップ141のガイド突起142は、カートリッジ本体13の巻取側リボン収納部32の凹部42に当接する。これにより、印画媒体150は、フラップ141によって走行路が規定され、確実に、キャプスタンローラ143とピンチローラ144とに狭持され、サーマルヘッド110の方向に搬送される。
一方、プリンタ装置100の印画動作中及び排出時において、印画媒体150は、給紙時とは異なり、フラップ141と巻取側リボン収納部32との間を通る。そして、印画媒体150は、供給トレイ上側に排出される。具体的に、印画済みの印画媒体150は、排出方向に回転する供給ローラ145の上側に接触して、供給トレイの上側より排出される。
以上のように、印画媒体150は、給紙時と印画動作中及び排出時とで走行路を異にするが、フラップ141は、カートリッジ装着部130に装着されたカートリッジ本体13の凹部42に当接することで、印画媒体150の走行路を正確に区別することができる。
(4.動作説明)
以上のように構成されたインクリボンカートリッジ1は、先ず、図1、図16及び図17に示すように、カートリッジ本体13の挿入面27を挿入端にしてカートリッジ装着部130に挿入される。この際、インクリボンカートリッジ1は、巻取側リボン収納部32をフレーム101aの前面側にし、供給側リボン収納部31をフレーム101aの背面側にし、フラップの位置を規定する凹部42を下側にして挿入される。そして、位置決め突起136a,136bは、カートリッジ本体13の内側から位置決め穴25a,25bに係合する。
なお、ロック部材137は、インクリボンカートリッジ1がカートリッジ装着部130に装着されると、ロック片137dがカートリッジ本体13の位置決め面26に係止されることによって、インクリボンカートリッジ1の脱落を防止する。
次いで、カートリッジ装着部130より上側に待避した状態にあるサーマルヘッド110は、一対の回動アーム111,111が回動することによって、カートリッジ装着部130に装着されたインクリボンカートリッジ1のヘッド進入用開口部33に進入される。このとき、一対の回動アーム111,111は、それぞれが略C字状に形成され、供給側リボン収納部31の両端部31a,31aが従来のインクリボンカートリッジと略同じ太さで、凹部36も形成されている。したがって、サーマルヘッド110は、ヘッド進入用開口部33内の所定位置まで下げることができる。
装置本体101の操作部において、印刷操作がされると、供給ローラ145が供給トレイの印画媒体150を引き込む方向に回転駆動し、供給トレイの最も上にある印画媒体150を装置本体101内に引き込む。すると、印画媒体150は、フラップ141の下側を通り、付勢部材によって巻取側リボン収納部32から離間する方向付勢されているフラップ141を押し上げる。このとき、フラップ141のガイド突起142は、カートリッジ本体13の巻取側リボン収納部32の凹部42に当接する。これにより、印画媒体150は、フラップ141によって走行路が規定され、確実に、キャプスタンローラ143とピンチローラ144とに狭持され、サーマルヘッド110の方向に搬送される。
次いで、印画媒体150は、インクリボン10と共に、サーマルヘッド110とプラテン120とに狭持される。印画媒体150の印画面には、インクリボン10の染料層や保護層等が圧接され、サーマルヘッド110からの熱エネルギによって、染料層や保護層が移行される(サーマルヘッド110の位置を点線で示す。)。具体的に、印画媒体150には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順で染料が画像データに応じて順次昇華されて熱転写され、最後に、保護層が移行される。図18に示すように、プリンタ装置100の印画動作中及び排出時において、印画媒体150は、フラップ141と巻取側リボン収納部32との間を通る。そして、印画媒体150は、供給トレイ上側に排出される。具体的に、印画済みの印画媒体150は、排出方向に回転する供給ローラ145の上側に接触して、供給トレイの上側より排出される。
(5.効果説明)
本発明が適用されたインクリボンカートリッジ1は、従来のインクリボンカートリッジが、印画媒体40枚分のインクリボンを収納していたのに対して、印画媒体60枚分のインクリボン10を収納している。これを実現するため、インクリボンカートリッジ1では、カートリッジ装着部130に装着可能な範囲内で外形を大きくすると共に、内部にできる限り多くの巻数のインクリボン10を収納できるようにしている。
(5−1 効果1)
すなわち、インクリボンカートリッジ1では、図2及び図3に示すように、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32のインクリボン10の幅に略対応した幅の部分を、両端部31a,31aより太くしインクリボン10の巻数を増やしている。これに伴い、供給側リボン用開口部34には、図10に示すように、ヘッド進入用開口部33側の垂直部分に、インクリボン10の幅に略対応した幅の開口部37が形成し、サーマルヘッド110の構成部品であるにリボンガイド部112が接触することを防止できる。合わせて、開口部37は、ほぼ垂直な壁面に設けられるので、供給側リボン収納部31に塵埃、指紋、油脂等が混入することを防止でき、また、削除した壁部の厚さ分とクリアランス分、より多くのインクリボン10を供給側リボン収納部31に収納することができる。
また、開口部37を設けるに伴って、図4、図10及び図11に示すように、開口部37に隣り合って設けられたリボンガイド部38は、折り返し部39を、従来のインクリボンカートリッジより長くして、開口部37を設けたことによる強度低下を防止している。これにより、カートリッジ本体13は、強度が低下して変形することを防止している。また、折り返し部39の基端部には、突出部41を設けて、ヘッド進入用開口部33に延在するインクリボン10に皺が発生することを防止するようにしている。
また、供給側リボン収納部31では、両端部31a,31aを、従来のインクリボンカートリッジ1の供給側リボン収納部と同じ太さとすることで、略C字状のサーマルヘッド110を支持する一対の回動アーム111,111を逃げることができる。
以上のように、インクリボンカートリッジ1では、供給側リボン収納部31を太くしたことに伴う弊害を、開口部37を設け、更に、リボンガイド部38を長くし、突出部41を設け、更に両端部31a,31aを従来と同じ太さにすることで解消することができる。
また、巻取側リボン収納部32側にあって、図14(A)及び図17に示すように、巻取側リボン収納部32には、印画媒体150の走行をガイドするフラップ141の位置を規定する凹部42を設けている。したがって、印画媒体150を供給トレイから引き込む際のフラップ141の位置は、従来と変わらない位置となる。これにより、巻取側リボン収納部32を太くしたことに伴う弊害を防止することができる。
また、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32は、図2乃至図4並びに図9(C)に示すように、供給側フラット部45と巻取側フラット部46を設けている。これにより、カートリッジ本体13は、既存のプリンタ装置100のカートリッジ装着部130に円滑に挿入することができる。
(5−2 効果2)
また、インクリボンカートリッジ1では、供給側リボン収納部31と巻取側リボン収納部32が形成される部分において、従来より肉薄にして容積を増やし、供給スプール11や巻取スプール12へのインクリボン10の巻数を増やすようにしている。そして、肉薄にすることによる強度低下を、インクリボンカートリッジ1では、巻取側リボン収納部32に隣接するように形成されたガイド凹部43の底面に突起部44を形成して、強度を維持している。更に、突起部44は、カートリッジ装着部130において、姿勢が不安定になりがちな挿入面27側に設けて一層安定した姿勢でカートリッジ装着部130に装着できるようにしている。また、カートリッジ本体13は、強度が低下して変形することを防止している。また、折り返し部39の基端部には、突出部41を設けて、ヘッド進入用開口部33に延在するインクリボン10に皺が発生することを防止するようにしている。
また、インクリボンカートリッジ1では、図9(C)に示すように、上シェル21と下シェル22のそれぞれの突き合わせ端部に形成された係合片23,24を、基端を肉厚にし、互いに対向する面が傾斜面で形成している。これにより、上シェル21と下シェル22を肉薄にしても、強度を確保することができ、また、互いの接触面積も十分に確保することができるようにしている。
更に、インクリボンカートリッジ1の駆動穴18では、図7及び図8に示すように、突片19の数を従来より増やし、更に、突片19を斜めに形成していることから、供給スプール11や巻取スプール12の位置が駆動軸102,102に対して安定する。そして、供給スプール11や巻取スプール12に巻回されたインクリボン10とカートリッジ本体13の内面、すなわち供給側リボン収納部と巻取側リボン収納部の内面と間の間隙は、少なくなる。したがって、供給スプール11や巻取スプール12には、より多くのインクリボン10を巻回できる。
(6.変形例)
なお、以上の例では、インクリボンカートリッジ1内に、印画媒体60枚分のインクリボン10を巻回した場合を説明したが、本発明では、インクリボン10の量、すなわち巻数はこれに限定されるものではない。また、インクリボン10としては、ブラック(K)の染料層と保護層で構成されていても良く、また、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の染料層と保護層とで構成されていても良い。
1 インクリボンカートリッジ、10 インクリボン、11 供給スプール、12 巻取スプール、13 カートリッジ本体、14 軸部、15 フランジ部、16 ギヤ部、17 筒状部、18 駆動穴、19 突片、21 上シェル、22 下シェル、23,24 係合片、25a,25b 位置決め穴、26 位置決め面、27 挿入面、28 供給スプール用開口部、29 巻取スプール用開口部、30 挿入凹部、31 供給側リボン収納部、31a 両端部、32 巻取側リボン収納部、33 ヘッド進入用開口部、34 供給側リボン用開口部、35 巻取側リボン用開口部、36 凹部、37 開口部、38 リボンガイド部、39 折り返し部、40 皺跡、41 突出部、42 凹部、43 ガイド凹部、44 突起部、45 供給側フラット部、46 巻取側フラット部、100 プリンタ装置、101 装置本体、101b 一側面、102 駆動軸、103 カートリッジ装着部、110 サーマルヘッド、111 回動アーム、112 リボンガイド部、120 プラテン、130 カートリッジ装着部、131 カートリッジ挿脱口、132 供給側挿入部、133 巻取側挿入部、134 連結部挿入部、135 位置決め片、136a,136b 位置決め突起、137 ロック部材、137a 本体部、137b 弾性片、137c 操作片、137d ロック片、138 ガイド部、140 搬送機構、141 フラップ、141a 支軸、142 ガイド突起、143 キャプスタンローラ、144 ピンチローラ、145 供給ローラ、150 印画媒体

Claims (5)

  1. 一端部にプリンタ装置の駆動軸が係合される駆動穴が形成され、インクリボンが巻回される供給スプールと、
    一端部に上記プリンタ装置の駆動軸が係合される駆動穴が形成され、上記供給スプールより送り出された上記インクリボンを巻き取る巻取スプールと、
    上記供給スプールを回転可能に収納する供給側リボン収納部と上記巻取スプールを回転可能に収納する巻取側リボン収納部とを有し、上記供給側リボン収納部と上記巻取側リボン収納部との間に、サーマルヘッドが進入するヘッド進入用開口部が形成され、上記供給側リボン収納部と上記巻取側リボン収納部の上記ヘッド進入用開口部側に、上記ヘッド進入用開口部に上記インクリボンを延在させるリボン用開口部が形成されるカートリッジ本体とを備え、
    上記カートリッジ本体には、上記プリンタ装置への挿入方向に上記プリンタ装置の装着部に装着する際のガイド凹部が形成され、
    上記ガイド凹部の底面には、上記プリンタ装置側の上記ガイド凹部に係合するガイド部に当接する突起部が形成されているインクリボンカートリッジ。
  2. 上記カートリッジ本体は、上記プリンタ装置への挿入面において、上記供給側リボン収納部より上記供給スプールの駆動穴を臨ませると共に、上記巻取側リボン収納部より上記巻取スプールの駆動穴を臨ませ、上記挿入面と対向する反対側の面を、位置決め面とし、
    上記突起部は、上記ガイド凹部の底面の上記挿入面側に形成されている
    請求項1記載のインクリボンカートリッジ。
  3. 上記供給側リボン収納部のリボン用開口部には、上記ヘッド進入用開口部へ送り出されるインクリボンをガイドするリボンガイド部が形成され、
    上記リボンガイド部は、中央部が最も高くなるように形成されている
    請求項2記載のインクリボンカートリッジ。
  4. 上記カートリッジ本体は、一対のシェルを突き合わせ結合してなり、
    上記一対のシェルの突き合わせ端部には、互いに係合する係合片が形成され、
    上記各係合片は、基端を肉厚にし、互いに対向する面が傾斜面で形成されている
    請求項2又は請求項3記載のインクリボンカートリッジ。
  5. 上記供給スプールの駆動穴と上記巻取スプールの駆動穴とには、上記プリンタ装置の駆動軸が係合する突片が複数形成され、
    上記複数の突片は、上記駆動穴の中心側の縁部が、上記駆動穴の開口端に向かって拡径するように、傾斜して形成されている
    請求項2又は請求項3記載のインクリボンカートリッジ。
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