JP2010251687A - 半導体装置 - Google Patents

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    • H01L2224/13Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of an individual bump connector

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Abstract

【課題】外部から侵入する水分に起因した再配線どうしのショートが防止された半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置10は、半導体基板12と、半導体基板12上に形成された第1樹脂層30と、第1樹脂層30の上面に形成されてパッド部44を構成する再配線48と、この再配線48および第1樹脂層30の上面を被覆する第2樹脂層32とを備えている。そして、パッド部44は、第2樹脂層の開口部13から露出する露出領域44Aと、第2樹脂層32により被覆される被覆領域44Bとから成り、この被覆領域44Bの幅(L1)を10μm以上としている。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、半導体基板の主面に配線や外部端子が形成されるWLP(Wafer Level Package)に関する。
従来、電子機器にセットされる回路装置は、携帯電話、携帯用のコンピューター等に採用されるため、小型化、薄型化、軽量化が求められている。これらの条件を満たすために、CSP(Chip Scale Package)と呼ばれる、内蔵される半導体素子と同等のサイズを有する半導体装置が開発されている。
これらのCSPの中でも特に小型化なものとしてWLPがある。従来から知られているWLPの構造が下記特許文献1に記載されている。図12(A)を参照して、この文献に開示された半導体装置100の構造を説明する。
半導体装置100は、拡散工程により各種素子が形成された半導体基板102の上面に、例えば3層程度の多層の配線層104が絶縁膜を介して積層されている。更に、最上層の配線層は例えばシリコン窒化膜から成る絶縁膜106により被覆されている。また、最上層の配線層から成るパッド電極120が絶縁膜106から露出している。
絶縁膜106の上面には第1樹脂層108および第2樹脂層112が順次積層されている。第1樹脂層108および第2樹脂層112は、厚みが10μm程度のポリイミド樹脂から成る。第1樹脂層108の上面には再配線110が形成されており、この再配線110の一部分はパッド114を構成している。パッド114は第2樹脂層112を部分的に除去して設けた開口部116から外部に露出しており、半田から成る外部端子118がパッド114の露出部分に付着されている。また、再配線110の端部は第1樹脂層108を貫通してパッド電極120と接続されている。
また、従来のWLPの製造方法として、次の製造方法が知られている(例えば、特許文献2および特許文献3参照)。先ず、半導体素子の拡散層等が形成された半導体ウェハ上に窒化シリコン膜から成る第1の保護膜を成膜する。第1の保護膜上等に第1の配線層を形成した後、第1の保護膜上にポリイミド膜から成る第2の保護膜を成膜する。そして、第2の保護膜上等に第2の配線層を形成した後、ポリイミド膜から成る第3の保護膜を成膜する。このとき、半導体素子形成領域の周囲に、第1の配線層と第2の配線層から成る周縁パターンを形成する。その後、半導体ウェハをダイシング・ソーで切断し、チップ状態にする。
特開2000−294607号公報 特開平8−172062号公報 特開平5−41449号公報
しかしながら、上記した構成の半導体装置では、半導体装置100の内部に外部から水分が侵入することにより、再配線110同士の間でショートが発生してしまう問題があった。
図12(B)を参照して、この問題を詳述する。先ず、再配線110の一部から成るパッド114の上面は、半田から成る外部接続端子118を溶着させるために、部分的に第2樹脂層112を除去して設けた開口部116から外部に露出している。しかしながら、使用状況下に於いて開口部116を経由して内部に水分が進入する。この図では、外部から装置内部に水分が進入する経路を矢印にて示している。具体的には、水分が進入する経路は、外部端子118と開口部116の側面、パッド114の上面と第2樹脂層112との界面、パッド114の側面と第2樹脂層112との界面の順番となる。そして、第1樹脂層108と第2樹脂層112との界面まで水分が到達すると、この界面に進入した水分を経由して隣接された再配線110同士がショートしてしまう。
更に図12(B)を参照して、開口部116の端部からパッド114の端部までの距離L10は、半導体装置の製造工程に於けるマスク位置合わせ時の誤差(例えば5μm程度)程度に短く形成される。この様に距離L10が短く設定されると、パッド114の上面および側面を経由して、外部からの水分が早期に両樹脂層の界面に進入してショートを誘発してしまう。
更に、上記した問題は、第2樹脂層112の材料としてポリイミドを採用するとより顕著となる。その理由は、ポリイミド系の樹脂と銅から成る再配線110との密着強度が、他の樹脂材料と比較すると劣るからである。即ち、再配線110と第2樹脂層112との間に、水分が通過する経路となる剥離が容易に発生する。
本発明は上記した問題を鑑みて成され、本発明の目的は、外部から侵入する水分に起因した再配線どうしのショートが防止された半導体装置を提供することにある。
本発明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1樹脂層と、前記第1樹脂層の上面に形成されて一部がパッド部を構成する再配線と、前記再配線および前記第1樹脂層の上面を被覆すると共に、前記パッド部の少なくとも一部が露出するように開口部が設けられた第2樹脂層と、を備え、前記再配線の前記パッド部は、前記第2樹脂層に設けられた前記開口部から上面が露出する露出領域と、前記露出領域を囲むように設けられて前記第2樹脂層により被覆される被覆領域とを含み、前記パッド部の前記被覆領域の幅を10μm以上とすることを特徴とする。
本発明によれば、パッド部の最外周部を第2樹脂層により被覆される被覆領域とし、この被覆領域の幅を10μm以上としている。この様にすることで、パッド部の被覆領域の上面と第2樹脂層32との境界が長くなる。結果的に、外部から侵入する水分が、第1樹脂層と第2樹脂層との境界に到達するまでの距離が長くなり、この境界に水分が侵入することによる再配線どうしのショートが防止される。また、最終的には侵入した水分によるショートが発生するとしても、ショートに到るまでの時間を長くして半導体装置の寿命を延ばすことが可能となる。
本発明の半導体装置の構成を示す図であり、(A)は断面図であり、(B)は拡大された断面図であり、(C)は再配線を示す平面図である。 本発明の半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の半導体装置の構成を示す図であり、(A)−(C)は拡大された断面図である。 本発明の半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は拡大された平面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を示す図であり、(A)−(C)は断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を示す図であり、(A)−(C)は断面図であり、(D)は平面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を示す図であり、(A)および(B)は断面図であり、(C)は平面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を示す図であり、(A)−(C)は断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を示す図であり、(A)−(C)は断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を示す図であり、(A)−(C)は断面図である。 背景技術の半導体を示す図であり、(A)は断面図であり、(B)は拡大された断面図である。
図1を参照して、本実施形態の半導体装置10の構成を説明する。図1(A)は半導体装置10を全体的に示す断面図であり、図1(B)は半導体装置10の一部分を拡大して示す断面図であり、図1(C)は再配線48のみを抜き出して示す平面図である。
図1(A)を参照して、半導体装置10は半導体基板12の上面側に配線と外部端子46が配置されたWLPであり、概略的な構成は次の通りである。先ず、シリコン等の半導体材料から成る半導体基板12の上面付近には、拡散工程により素子が形成されている。そして、半導体基板12の上面を被覆する絶縁層(不図示)は、第1樹脂層30により被覆され、この第1樹脂層30の上面にはパッド電極42と接続された再配線48が形成されている。再配線48および第1樹脂層30の上面は第2樹脂層32により被覆されている。また、再配線48の一部から成るパッド部44は第2樹脂層32から露出しており、半田等の導電性接着材から成る外部端子46がパッド部44の上面に溶着されている。
図1(B)を参照して、半導体装置10の構成を詳細に説明する。半導体基板12には、拡散領域によりトランジスタ、抵抗等が形成されており、平面視で四角形形状を呈している。半導体基板12の構造としては、単結晶基板でなるもの、単結晶基板上にエピタキシャル層が形成されるものが考えられる。また、半導体基板12の材料としては、シリコンでも良いし化合物半導体基板であってもよい。
半導体基板12の上面には、1層以上の配線層15が設けられている。配線層15は、アルミニウムやアルミニウム合金を主材料とする配線層が酸化シリコンから成る絶縁層を介して積層されることにより形成されている。配線層15の具体的な構成は図4を参照して後述する。
配線層15の上面は例えば窒化シリコン膜から成る絶縁膜17により被覆されている。また、最上層の配線層をパッド状に形成したパッド電極42は、絶縁膜17を部分的に除去して設けた開口部から露出している。
第1樹脂層30は、絶縁膜17を被覆するように形成される。第1樹脂層30は、ポリベンズオキサゾール(PBO)膜、ポリイミド樹脂膜等の樹脂材料を主体として形成され、その厚みは10μm程度である。ここで、第1樹脂層30の材料としては熱硬化性樹脂でも良いし、熱可塑性樹脂でも良い。更に、第1樹脂層30は、粒状のアルミナ等から成るフィラーが充填された樹脂材料から構成されても良い。この様にすることで、第1樹脂層30の熱伝導性が向上される。
再配線48は、第1樹脂層30の上面に形成される。再配線48は、メッキ用金属層とメッキ層とを積層させて構成されている。具体的には、メッキ用金属層は、クロム(Cr)層、Ti層またはTiW層から成る高融点金属膜に、Cu層またはニッケル(Ni)層が積層して構成されており、メッキ層を形成する際の種として用いられる。また、メッキ層としては、電解メッキ法により形成されるCuメッキ層が採用され、このCuメッキ層の厚みは例えば5μm以上10μm以下(一例として10μm)である。このように、再配線48の大部分は電解メッキにより形成される銅から成るので、再配線48の上面および側面の殆どは銅が露出する主面となる。再配線48の上面および側面は、例えばポリイミドから成る第2樹脂層32により被覆される。
第2樹脂層32は、第1樹脂層30の上面、再配線48の上面および側面を被覆している。第2樹脂層32の材料および厚さは、第1樹脂層30と同様で良く、PBO膜またはポリイミド樹脂膜から構成されている。また、第2樹脂層32を部分的に除去することにより開口部13が形成されており、パッド部44の露出領域44Aの上面はこの開口部13から露出している。
図1(C)を参照して、再配線48は、外部端子46が付着されるパッド部44と、半導体基板12側のパッド電極42とパッド部44とを接続するように一体に延在する配線部19とから構成される。
パッド部44は平面視で円形を呈しており、パッド部44の中央部に配置された露出領域44Aと、この露出領域44Aを囲む周縁部から成る被覆領域44Bとから構成されている。
露出領域44Aは、図1(B)に示した開口部13から露出する部位であり、上面には半田から成る外部端子46が溶着される。円形を呈する露出領域44Aの直径L2は例えば250μm以上270μm以下である。
被覆領域44Bは、パッド部44の周縁部でありリング状に構成される。図1(B)に示すように、被覆領域44Bの上面および側面は第2樹脂層32により被覆される。換言すると、露出領域44Aは、第2樹脂層32により被覆される被覆領域44Bにより囲まれている。本形態では、外部から進入する水分によるショートを抑制するために、被覆領域44Bの幅L1は背景技術よりも長く設定されている。具体的には、被覆領域44Bの幅L1は例えば10μm以上であり、特に好ましくは20μm以上である。この様にすることで、ショートを抑制する効果がありこの事項は図2を参照して詳述する。
配線部19は、パッド部44とパッド電極42とを電気的に接続するように、パッド部44と一体的にパッド電極42に到るまで形成されている。ここでは、パッド電極42側からパッド部44に向かって徐々に幅が広くなる様に配線部19は形成されている。
図2の断面図を参照して、被覆領域44Bの幅を長くすることにより、上記したショートが抑制される事項を詳述する。この図では、外部から半導体装置の内部へと進む水分の進行方向を矢印にて示している。
先ず、外部から侵入した水分により再配線48同士がショートするメカニズムは次の通りである。開口部13から侵入する水分は、開口部13の端部であるP1を経由して、再配線48の上面と第2樹脂層32との界面を伝って装置内部(紙面上にて右側)に到達する。そして、再配線48の端部P2まで進行した水分は、その後に、再配線48の側面と第2樹脂層32との境界を経由して再配線48の側面下端(P3)まで到達する。また、P3は第2樹脂層32と第1樹脂層30との境界面でもあるので、P3に到達した水分は両樹脂層の境界に沿ってその後進行する。この様になると、第1樹脂層30と第2樹脂層32との境界面に沿って進行した水分により、隣接する再配線48どうしがショートしてしまう。更に、上記した水分の進入に伴い、再配線48が腐食することで酸化銅が生成され、このことにより第2樹脂層32と再配線48との剥離が進行する。更には、第1樹脂層30と第2樹脂層32との境界にも酸化銅が侵入してしまい、この酸化銅を介して再配線48どうしがショートする恐れもある。
本形態では、上記したショートを抑制するために、パッド部44の周囲に被覆領域44Bを設け、この被覆領域44Bの幅L1を10μm以上としている。上記した背景技術では、図12(B)を参照すると、第2樹脂層112で覆われるパッド114の幅は、半導体製造の誤差分(例えば5μm程度)であった。しかしながら、本形態では、第2樹脂層32により被覆される被覆領域44Bの幅L1を、背景技術の倍以上としている。この様にすることで、開口部13の端部P1から再配線48の端部P2までの距離が長くなる。従って、P1からP2までの距離を長くすることにより、結果的にP1とP3との距離も長くなるので、進入した水分がP3まで到達し難くなり、再配線48間のショートが抑制される。
本形態の効果を検証するために、上記したL1がそれぞれ10μmおよび20μmである2つの半導体装置に対して、PCT試験を行った。ここで、PCT試験(プレッシャークッカーテスト)とは半導体装置の耐湿性を評価するために開発された試験である。具体的には、上記した2つの構造の半導体装置をそれぞれ30個ずつ用意し、これらの半導体装置に対して、温度が130℃、湿度が85%の処理を200時間連続して行い。その後、不良となった半導体装置の個数をカウントした。
この試験の結果、L1が10μmである半導体装置に関しては、用意された30個の中で11個に不良が発生した。一方、L1が20μmである半導体装置に関しては、30個の中で3個に不良が発生した。このことから、被覆領域44Bの長さL1は20μm以上が特に好適であることが判明した。また、L1の値が背景技術の様に数μmの半導体装置に対してPCT試験を行うと、殆どの半導体装置が不良となることが予測される。
図3の各断面図を参照して、次に、上記したショートを抑制する他の構成を説明する。これらの図に示す各半導体装置の構成は図1に示したものと基本的には同様であるので、相違点を中心に説明する。
図3(A)を参照して、ここでは、再配線48を構成するCu膜48Aの表面(上面および側面)を、酸化防止膜48Bにより被覆している。換言すると、再配線48の大部分を構成するCu膜48Aが酸化防止膜48Bにより包み込まれた構成が実現される。酸化防止膜48Bとしては、Cu(銅)よりも耐酸化性に優れる金属が採用され、例えば金、パラジューム、ニッケルまたはこれらの積層体が採用される。酸化防止膜48Bの一例としては、厚みが3.0μmのニッケル、厚みが0.2μmのパラジュームおよび厚みが0.2μmの金がこの順番で積層された積層体から成る。また、ここでは、第2樹脂層32と再配線48との境界面は、第2樹脂層32と酸化防止膜48Bとが接する境界となる。
この様に、再配線48の表面に酸化防止膜48Bを設けることにより、侵入した水分による再配線48の酸化が防止される。具体的には、P1から第2樹脂層32と再配線48との境界に侵入した水分は、再配線48を構成するCu膜48Aには接触せず、再配線48の上面を構成する酸化防止膜48Bに接触する。上記したように、酸化防止膜48Bは酸化し難い材料である金やパラジュームから成るので、酸化防止膜48Bは水に接触しても殆ど酸化しない。再配線48が酸化すると第2樹脂層32と再配線48との剥離が発生するが、酸化防止膜48Bを採用することにより酸化に伴う剥離が防止されている。ここで、パッド部の被覆領域44Bの幅L1は必ずしも10μm以上に設定される必要はないが、L1を10μm以上にすることで外部から侵入する水分に対する耐性を向上させることができる。
図3(B)を参照して、ここでは、パッド部44の露出領域44Aおよびその周囲の第2樹脂層32が被覆されるように金属膜40が形成されている。具体的には、露出領域44A、開口部13に面する第2樹脂層32の側面および開口部13を囲む第2樹脂層32の上面を被覆するように、一体の金属膜40が形成される。金属膜40としては、銅、金またはパラジュームあるいはこれらの積層体から成る。一例として、金属膜40がスパッタ膜により形成される場合、厚みが0.2μm程度のニッケル、チタン、クロムまたは銅から金属膜40が構成される。また、銅メッキ膜から金属膜40が構成される場合、金属膜40の厚さは5μm以上となる。更に、金属膜40の上面は鍔状(リング状)に金属膜40により被覆され、この部分の幅L3は例えば5μm以上である。
上記のように金属膜40を設けることにより、水分が進入する経路が長くなり再配線48間のショートが抑制される。具体的には、外部から内部(両樹脂層の界面P3)に進入する水分の経路は、金属膜40の端部と第2樹脂層32との界面P4→P1→P2→P3となる。即ち、金属膜40を設けることにより、外部からの水分の経路には、第2樹脂層32と金属膜40との界面が追加される。従って、水分が通過する経路が長くなる分、水分が外部からP3まで到達し難くなり、ショートが防止される。ここでも、パッド部の被覆領域44Bの幅L1は必ずしも10μm以上に設定される必要はないが、L1を10μm以上にすることで外部から侵入する水分に対する耐性が向上する。
図3(C)に示す構成は、図3(A)に示した酸化防止膜48Bと、図3(B)に示した金属膜40とを組みあわせたものである。ここでは、金属膜40を形成することでP3までの経路が長くされており、更に、酸化防止膜48Bを設けることで進入した水分による再配線48の酸化を防止している。ここでも、被覆領域44Bの幅L1は10μm以上でもそれ以下でも良い。
図4を参照して、次に、半導体基板12の上面に形成される配線層15の具体的な構成を説明する。ここでは、絶縁層を介して3層の配線層か積層されている。具体的には、半導体基板12の上面には、下層から、酸化膜16、第1配線層18、第1絶縁層20、第2配線層22、第2絶縁層24、第3配線層26および第3絶縁層28が積層されている。
酸化膜16は、例えば、熱酸化法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法により半導体基板12上に形成される。そして、酸化膜16には、フォトリソグラフィ技術を用い、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングにより、コンタクトホールが形成される。そして、このコンタクトホールにはタングステン(W)がCVD法により埋設される。
酸化膜16の上面には、コンタクトホールを経由して拡散領域と接続された第1配線層18が形成される。第1配線層18は、例えば、バリアメタル膜、金属膜および反射防止膜がこの順番で積層して成る。ここで、バリアメタル膜は、チタン(Ti)やチタンナイトライド(TiN)等の高融点金属から成る。金属膜は、アルミニウム(Al)膜やアルミニウム−シリコン(Al−Si)膜、アルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)膜、アルミニウム−銅(Al−Cu)膜等から選択されて成るアルミニウム(Al)を主体とする合金膜から成る。反射防止膜は、TiN、チタンタングステン(TiW)等の高融点金属から成る。
上記した酸化膜16および第1配線層18が被覆されるように、第1絶縁層20が形成される。この第1絶縁層20は、TEOS(Tetra−Ethyl−Orso−Silicate)膜、SOG(Spin On Glass)膜およびTEOS膜を順次積層されて構成されている。この様に、複数層の膜で第1絶縁層20を構成することにより、第1絶縁層20の上面の平坦性が向上される。また、第1絶縁層20の所望の箇所を部分的に貫通させることで、第1配線層18と第2配線層22とを接続させるコンタクトホールが形成される。
第1絶縁層20の上面に第2配線層22が形成される。第2配線層22は、第1配線層18と同様に、バリアメタル膜、金属膜、反射防止膜の積層体により成る。そして、第2配線層22は、所定箇所にて第1絶縁層20を貫通して下層の第1配線層18と電気的に接続される。
第2配線層22および第1絶縁層20の上面が被覆されるように、第2絶縁層24が形成される。第2絶縁層24の構成は、上記した第1絶縁層20と同様で良く、例えば、TEOS膜、SOG膜およびTEOS膜をこの順番で積層して形成される。
第2絶縁層24の上面には第3配線層26が形成される。第3配線層26は、上記した第1配線層18と同様に、バリアメタル膜、金属膜、反射防止膜の積層体である。また、第3配線層26の一部から図1(B)に示すパッド電極42が形成される。更に、所定箇所の第2絶縁層24を貫通して、第2配線層22と第3配線層26が電気的に接続される。
第2絶縁層24および第3配線層26を被覆するように、第3絶縁層28が形成される。第3絶縁層28は、第2絶縁層24および第3配線層26を被覆するTEOS膜およびこのTEOS膜の上面を被覆するシリコン窒化(SiN)膜から構成される。SiN膜は、耐湿性に優れ、下層の層間絶縁層への水分の浸入を防止し、配線層の腐食を防止する。そして、TEOS膜及びSiN膜によりジャケットコート膜が形成される。
また、パッド電極42と成る第3配線層26の上面は、部分的に第3絶縁層28を除去することにより設けられた開口部36から露出して、再配線48と接続される。
また、第3絶縁層28の上面には、第1樹脂層30、再配線48および第2樹脂層32が順次積層されている。
図5から図11を参照して、上記した半導体装置の製造方法を説明する。
図5を参照して、先ず、前工程を経て多数の素子形成領域14が設けられた半導体ウェハ50を用意する。図5(A)は半導体ウェハ50を全体的に示す平面図であり、図5(B)は素子形成領域14を拡大して示す平面図である。
図5(A)を参照して、半導体ウェハ50には、複数の素子形成領域14がマトリックス状に配置される。そして、個々の素子形成領域14は、半導体ウェハ50に格子状に規定されたスクライブライン52により囲まれている。
図5(B)を参照して、マトリックス状に配置された各素子形成領域14の間にはスクライブの為のマージン領域であるスクライブ領域34が設けられている。この図では、スクライブ領域34をドットのハッチングにて示している。
一点鎖線で示されるスクライブライン52は、半導体ウェハ50を分割する際の基準となるスクライブセンターを示しており、このスクライブライン52にて囲まれる領域が1つの半導体装置となる。そして、この囲まれる領域は、中央部付近に矩形に形成された素子形成領域14と、この素子形成領域14を囲むスクライブ領域34とを含む。
次に、図6の各断面図を参照して、半導体基板12の上面に各配線層および絶縁層を設ける工程を説明する。
図6(A)を参照して、半導体ウェハである半導体基板12を準備し、半導体基板12上に酸化膜16を形成する。酸化膜16は、例えば、熱酸化膜法により形成され、酸化性雰囲気下において700〜1200(℃)に加熱することで形成される。尚、酸化膜16としては、熱酸化膜法により形成したシリコン酸化膜上に、例えば、CVD法により形成したシリコン酸化膜を堆積する場合でも良い。また、半導体基板12としては、単結晶基板でなるもの、単結晶基板上にエピタキシャル層が形成されるものが考えられる。半導体基板12の材料としては、シリコンまたは化合物半導体が採用される。ここで、半導体基板12の上面付近には、拡散領域により半導体素子が形成される。
次に、酸化膜16にフォトリソグラフィ技術を用い、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングにより、コンタクトホールを形成する。そして、このコンタクトホールをWにより埋設する。
次に、酸化膜16の上面に第1配線層18を形成する。具体的には、先ず、酸化膜16の上面に、スパッタリング法により、バリアメタル膜としてTiやTiN等の高融点金属を堆積する。更に、このバリアメタル膜の上面に、スパッタリング法により、金属膜としてAl膜またはAl−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から選択されて成るAl合金膜を堆積する。更に、この金属膜の上面に、スパッタリング法で反射防止膜として、TiN、TiW等の高融点金属を堆積する。その後、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用い、前述したバリアメタル膜、金属膜及び反射防止膜を選択的に除去し、第1配線層18を形成する。
次に、第1配線層18上を含む、酸化膜16上に第1絶縁層20を形成する。第1絶縁層20は、TEOS膜、SOG膜およびTEOS膜の順序で積層して形成される。ここで、TEOS膜は、例えば、CVD法により400(℃)程度に加熱された状態にて成膜される。また、SOG膜は、回転塗布法により、下層のTEOS膜上に塗布された後、150〜200(℃)で乾燥を行い、400(℃)で焼成される。
次に、第1絶縁層20にフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングによりコンタクトホール(不図示)を形成する。このコンタクトホールは、第1配線層18と形成予定の第2配線層22とを電気的に接続するために用いられる。
図6(B)を参照して、次に、第1絶縁層20の上面に第2配線層22を形成する。第2配線層22の形成方法は上記した第1配線層18と同様である。即ち、第2配線層22は、スパッタリング法により、バリアメタル膜、金属膜および反射防止膜を積層させてエッチングすることにより形成される。このとき、第1絶縁層20を部分的に除去して設けられたコンタクトホールにも第2配線層22が形成される。
次に、第1絶縁層20の上面および第2配線層22が被覆されるように、第2絶縁層24を形成する。第2絶縁層24の形成方法は上記した第1絶縁層20と同様である。即ち、第1絶縁層20の上面に、TEOS膜、SOG膜およびTEOS膜をこの順序で積層することで第2絶縁層24が形成される。更に、第1絶縁層20の場合と同様に、第2絶縁層24を貫通するコンタクトホール(不図示)を形成する。
図6(C)を参照して、次に、第2絶縁層24の上面に第3配線層26を形成する。第3配線層26の形成方法は上記した第1配線層18および第2配線層22と同様である。即ち、第2絶縁層24の上面に、スパッタリング法でバリアメタル膜、金属膜および反射防止膜を順次積層させてエッチングすることにより、第3配線層26が形成される。尚、第3配線層26の一部分をパッド状にすることでパッド電極42が形成される。
次に、第2絶縁層24の上面および第3配線層26が被覆されるように第3絶縁層28を形成する。最上層に形成される第3絶縁層28は、ジャケットコート膜やパッシベーション膜と称される。第3絶縁層28は、TEOS膜を第2絶縁層24の上面に形成した後に、このTEOS膜の上面をSiN膜で被覆することにより形成される。ここで、TEOS膜は、CVD法により400(℃)程度に加熱された状態にて成膜される。また、SiN膜は、プラズマCVD法により400(℃)程度に加熱された状態にて成膜される。
更に、第3絶縁層28を部分的に除去して開口部36を設け、第3配線層26の一部から成るパッド電極42の上面を開口部36から露出させる。第3絶縁層28の部分的な除去は、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングにより行われる。
図7を参照して、次に、半導体基板12上に第1樹脂層30を設け、この第1樹脂層30の上面に再配線48を形成する。
図7(A)を参照して、半導体基板12上に形成された絶縁膜17の上面に第1樹脂層30を形成する。ここで、この図に示す絶縁膜17は、図6(C)に示す第3絶縁層28に対応している。第1樹脂層30としては熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂の両方が採用可能であり、具体的には、回転塗布法により形成されるPBO膜またはポリイミド樹脂膜等が用いられる。更にまた、第1樹脂層30としては、これらの樹脂材料に、粒状のアルミナ等のフィラーが充填されたものが採用されても良い。ここで、形成される第1樹脂層30の厚みは例えば10μm程度である。
図7(B)を参照して、パッド電極42を被覆している部分の第1樹脂層30を除去することで、パッド電極42の上面を第1樹脂層30の開口部から露出させる。
図7(C)を参照して、次に、第1樹脂層30の上面に再配線48を形成する。再配線48の具体的な製造方法は、第1樹脂層30の上面にメッキ用金属層を形成した後に、このメッキ用金属層にCuメッキ層を成膜することにより形成される。ここで、メッキ用金属層は、クロム(Cr)層、Ti層またはTiW層から成る高融点金属膜に、Cu層またはニッケル(Ni)層が積層して構成される。これらのメッキ用金属層はスパッタリングにより形成される。そして、Cuメッキ層は、電解メッキ法によりメッキ用金属層の表面に成膜される銅から成る。また、再配線48は、第1樹脂層30の上面に加えて、パッド電極42の上面にも形成される。
図7(D)の平面図を参照して、再配線48は、円形に形成されるパッド部44と、このパッド部44とパッド電極42とを接続するように一体に形成される配線部19とから構成される。
図8から図11を参照して、再配線48の上面を第2樹脂層32により被覆する。本工程は、製造される半導体装置の構造により異なる。図2、図3(A)、図3(B)および図3(C)に示される半導体装置の製造方法を、それぞれ図8、図9、図10および図11を参照して以下に説明する。
図8を参照して、図2に示される半導体装置を製造するための本工程を説明する。即ち、本工程では、パッド部44の周縁部に所定以上の幅の被覆領域44Bを形成する。
図8(A)を参照して、先ず、第1樹脂層30の上面および再配線48を第2樹脂層32により被覆する。第2樹脂層32の材料および厚さは上記した第1樹脂層30と同様でよく、回転塗布法により形成されるPBO膜またはポリイミド樹脂膜等が用いられる。
図8(B)および図8(C)を参照して、次に、第2樹脂層32を部分的に除去することにより開口部13を設け、この開口部13からパッド部44の上面を部分的に露出させる。
本工程では、パッド部44の中心部付近である露出領域44Aのみが露出するように開口部13が形成される。そして、パッド部44の周縁部付近の被覆領域44Bの上面は第2樹脂層32により被覆された状態となる。また、被覆領域44Bの幅L1は10μm以上(特に好ましくは20μm以上)とされる。この様にすることで、外部から進入した水分が第1樹脂層30と第2樹脂層32との界面に到達することが抑制され、再配線48同士のショートが防止される。
図9を参照して、図3(A)に示される再配線を形成する構造を説明する。即ち、本工程では、再配線48の酸化を防止するための酸化防止膜48Bが設けられている。
図9(A)を参照して、先ず、Cu膜48Aの側面および上面を酸化防止膜48Bにより被覆する。酸化防止膜48Bは、電解メッキ法等によりCu膜48Aの表面に成膜される。酸化防止膜48Bを構成する金属としては、Cu膜48Aを構成する銅よりも耐酸化性に優れる金属が採用される。具体的には、金、パラジューム、ニッケルまたはこれらの積層体が、酸化防止膜48Bとして採用される。
図9(B)を参照して、次に、再配線48および第1樹脂層30の上面を第2樹脂層32により被覆する。第2樹脂層32の形成方法は図8(A)を参照して説明した通りである。ここでは、再配線48の最外層である酸化防止膜48Bの上面および側面が、第2樹脂層32により被覆される。
図9(C)を参照して、次に、第2樹脂層32を部分的に除去することにより開口部13を設け、この開口部13からパッド部44を部分的に露出させる。この様にすることで、パッド部44の大部分は露出領域44Aとして開口部13から外部に露出し、パッド部44の周縁部は第2樹脂層32により被覆される被覆領域44Bとなる。被覆領域44Bの幅L1は、上記したように10μm以上でも良いしそれ以下でも良い。
ここでは、露出領域44Aでは、再配線48の酸化防止膜48Bが開口部13から外部に露出している。また、被覆領域44Bでは、酸化防止膜48Bが第2樹脂層32により被覆されている。
図10を参照して、図3(B)に示される金属膜を形成する方法を説明する。
図10(A)を参照して、先ず、第1樹脂層30の上面および再配線48が被覆されるように第2樹脂層32を形成する。
図10(B)を参照して、次に、第2樹脂層32を部分的に除去することにより開口部13を設ける。このことにより、パッド部44の露出領域44Aは開口部13から外部に露出し、パッド部44の周囲の被覆領域44Bは第2樹脂層32に被覆された状態となる。ここで、被覆領域44Bの幅L1は10μm以上でも良いしそれ未満でも良い。
図10(C)を参照して、次に、開口部13およびその周囲の第2樹脂層32の上面が被覆されるように、金属膜40を形成する。具体的には、開口部13から露出するパッド部44(露出領域44A)の上面、開口部13に面する第2樹脂層32の側面および開口部13を囲む第2樹脂層32の上面に、金属膜40が形成される。
ここで、金属膜40の形成方法は、再配線48と同様でよい。即ち、CrやTiから成るメッキ層金属層に、Cuから成るメッキ層を積層した後に、選択的エッチングを行うことで金属膜40が形成される。ここでは、開口部13の側面が傾斜面であることにより、スパッタリング等の成膜方法でこの側面に容易に金属膜40を成膜できる。
図11を参照して、図3(C)に示す再配線48および金属膜40を形成する方法を説明する。
図11(A)を参照して、先ず、Cu膜48Aおよび酸化防止膜48Bから成る再配線48を第1樹脂層30の上面に形成し、この再配線48および第1樹脂層30の上面を第2樹脂層32により被覆する。
図11(B)を参照して、次に、第2樹脂層32を部分的に除去することで開口部13を設け、この開口部13の底面にパッド部44の上面(露出領域44A)を露出させる。
図11(C)を参照して、次に、開口部13およびその周囲に金属膜40を形成する。具体的には、開口部13に露出するパッド部44の上面、開口部13に面する第2樹脂層32の側面および開口部13を囲む第2樹脂層32の上面に、連続する金属膜40を形成する。
以上の工程により、外部からの水分の進入を抑制するための各構造(図2から図3(C)参照)が実現される。
上記工程が終了した後は、図11(C)を参照して、開口部13から露出するパッド部44(ここでは金属膜40)に、粉末状の半田とフラックスとの混合物である半田クリームを塗布した後に、半田クリームを溶融させることで外部端子46(図1(A)参照)が形成される。
次に、図5(A)に示す半導体ウェハ50をバックグラインドして半導体基板を所定の厚みにする。更に、半導体基板にレーザーマーキングを行った後に、半導体ウェハ50をスクライブライン52(図5(A)参照)に沿って切断することにより小片化し、WLPである半導体装置を得る。更には、電気特性を測定した後に外観検査を行って、図1(A)に構造を示す半導体装置10が製造される。
10 半導体装置
12 半導体基板
13 開口部
14 素子形成領域
15 配線層
16 酸化膜
17 絶縁膜
18 第1配線層
19 配線部
20 第1絶縁層
22 第2配線層
24 第2絶縁層
26 第3配線層
28 第3絶縁層
30 第1樹脂層
32 第2樹脂層
34 スクライブ領域
36 開口部
40 金属膜
42 パッド電極
44 パッド部
44A 露出領域
44B 被覆領域
46 外部端子
48 再配線
50 半導体ウェハ
52 スクライブライン

Claims (6)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1樹脂層と、
    前記第1樹脂層の上面に形成されて一部がパッド部を構成する再配線と、
    前記再配線および前記第1樹脂層の上面を被覆すると共に、前記パッド部の少なくとも一部が露出するように開口部が設けられた第2樹脂層と、を備え、
    前記再配線の前記パッド部は、前記第2樹脂層に設けられた前記開口部から上面が露出する露出領域と、前記露出領域を囲むように設けられて前記第2樹脂層により被覆される被覆領域とを含み、
    前記パッド部の前記被覆領域の幅を10μm以上とすることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記被覆領域の幅を20μm以上とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 銅から成る前記再配線の上面および側面を酸化防止膜により被覆することを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記酸化防止膜は、金またはパラジュームから成ることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記露出領域の上面および前記開口部の側面を、一体的に形成された金属膜により被覆することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の半導体装置。
  6. 前記金属膜は、前記開口部を囲む前記第2樹脂膜の上面まで連続して一体的に形成されることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。


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