JP2010249802A - 集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置 - Google Patents

集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】目視やプローブに依らずに短絡を検出できる開放/短絡検査方法及び開放/短絡検査装置を提供する。
【解決手段】集積回路10は、外部から電源が供給される電源端子P11と、電源に基づいて動作する回路101と、第1回路101に接続され、所定の方向に並んで配置され、外部からの制御によって第1電位H及び第1電位Hと異なる第2電位Lとを任意に出力可能なN(Nは3以上の自然数)個の外部端子P10とを備える。外部端子P10のうち、方向の一方側からM(Mは1からNまでの自然数)個目までの外部端子に第1電位を、(M+1)個目からN個目までの外部端子に第1電位と異なる第2電位を出力させ、電源端子11を流れる電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、M個目と(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置に関する。
特許文献1にはプリント基板に形成された配線の短絡を検出する方法が記載されている。特許文献1に記載の技術では、まず、電圧を計測するプローブを用いて、相互に対向する二枚のプリント基板の電圧分布を測定する。そして、これらのプリント基板のうち同電位となる箇所を短絡箇所として検出している。
特開平4−178571号公報
しかしながら、製品の小型化のために、プリント基板に形成される配線間の距離や集積回路が有する外部端子間の距離は短くなっている。そして、製品の小型化に伴って、プローブと接触させるパッドをプリント基板に設けることができない場合がある。
プローブを用いた検査を避ける方法として、目視による検査がある。しかしながら、例えばBGA(Ball Grid Array)型の集積回路では、基板に垂直な方向における集積回路と基板との間に外部端子が位置するため、目視では検査が困難である。
そこで、本発明は、目視やプローブによらずに集積回路の外部端子の短絡箇所を特定する集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法及びその検査装置を提供する。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第1の態様は、外部から電源が供給される電源端子(11,P11)と、前記電源に基づいて動作する第1回路(101)と、前記第1回路に接続され、所定の方向に並んで配置され、外部からの制御によって第1電位(H)及び前記第1電位と異なる第2電位(L)とを任意に出力可能なN(Nは3以上の自然数)個の外部端子(P10,P1〜P5)とを備える集積回路(1,10)における外部端子の開放/短絡検査方法であって、(a)前記N個の外部端子のうち、前記方向の一方側からM(Mは1からNまでの自然数)個目までの外部端子に前記第1電位(H)を、(M+1)個目からN個目までの外部端子に前記第2電位(L)を出力させるステップ(ST2)と、(b)前記ステップ(a)の実行後に、前記電源端子を流れる電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定するステップ(ST3,ST4,ST5)とを実行する。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第2の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法であって、前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、前記N個の外部端子(P10,P1〜P5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子に前記第1電位(H)が出力された状態で前記電源端子(11)を流れる正常電流の最大値よりも、大きい。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第3の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法であって、前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、前記N個の外部端子(P10,P1〜P5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子が全て開放された状態で前記電源端子(11)を流れる正常電流の最大値よりも、大きい。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第4の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法であって、前記集積回路(1,10)はクロックが入力されるクロック入力端子を備え、前記集積回路は前記クロックに基づいて動作し、前記電源端子(11)を介して前記集積回路に流れる電流のうち、前記クロックの周波数に依存する成分は前記クロックの周波数が低いほど小さく、(c)前記ステップ(a)に先立って実行され、前記クロックの周波数を低下して前記集積回路へと与えるステップをさらに含む。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第5の態様は、第1乃至第4の何れか一つの態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法であって、(c)前記Mを1から(N−1)まで順に更新して、前記ステップ(a)及び前記ステップ(b)を繰り返すステップ(ST7,ST8)を更に実行する。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第6の態様は、第1乃至第4の何れか一つの態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法であって、前記第2回路(102)は前記外部端子に接続されないCMOS型回路を有し、前記ステップ(a)は、ローパスフィルタ(25)を介して前記電流の値を検出するステップを含む。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第1の態様は、外部から電源が供給される電源端子(11)と、前記電源に基づいて動作する第1回路(101)と、前記第1回路に接続され、所定の方向に並んで配置され、外部からの制御によって第1電位(H)及び前記第1電位と異なる第2電位(L)とを任意に出力可能なN(Nは3以上の自然数)個の外部端子(P10,P1〜P5)とを備える集積回路(1,10)における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記電源端子に流れる電流の値を検出する電流検出部(21,22)と、前記N個の外部端子のうち、前記方向の一方側からM(Mは1からNまでの自然数)個目までの外部端子に前記第1電位を、(M+1)個目からN個目までの外部端子に前記第2電位を出力させる信号(S1〜S4)を前記集積回路へと出力する命令部(23)と、前記電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定する判定部(24)とを備える。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第2の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、前記N個の外部端子(P10,P1〜P5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子に前記第1電位が出力された状態で前記電源端子(11)を流れる電流の最大値よりも大きい。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第3の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、前記N個の外部端子(P10,P1〜P5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子が全て開放された状態で前記電源端子(11)を流れる正常電流の最大値よりも、大きい。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第4の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記集積回路(1,10)はクロックが入力されるクロック入力端子(12,P12)を備え、前記集積回路は前記クロックに基づいて動作し、前記集積回路は、前記クロックの周波数が低いほど、前記電源端子(11)を介して前記集積回路を流れる電流のうち前記クロックの周波数に依存する成分が小さい特性を有し、前記クロックを前記クロック入力端子へと与えるクロック供給部(26)をさらに含む。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第5の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記集積回路(1,10)は、クロックが入力されるクロック入力端子(12)と、前記クロック入力端から入力された前記クロックの周波数を変更する第2回路(15〜17)とを備え、前記集積回路は前記第2回路による変更後の前記クロックに基づいて動作し、前記集積回路は、変更後の前記クロックの周波数が低いほど、前記電源端子(11)を介して前記集積回路を流れる電流のうち前記クロックの周波数に依存する成分が小さい特性を有し、前記第2回路における前記周波数の変更を制御する制御信号を前記第2回路に供給する周波数制御部(27)を更に含む。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第6の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記集積回路は、クロックが入力されるクロック入力端子(12)と、前記電源の高電位と低電位との間で相互に直列に接続され、前記クロックに応じて相補的に導通する一対のスイッチング素子とを備え、前記クロックを前記クロック入力端子へと与えるクロック供給部(26)と、前記電流検出部が検出した値を平均する平均部(25)とを更に含み、前記判定部(24)は前記平均部が平均した前記電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定する。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第7の態様は、第1の態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記集積回路は、クロックが入力されるクロック入力端子(12)と、前記クロック入力端から入力された前記クロックの周波数を変更する第2回路(15〜17)と、前記電源の高電位と低電位との間で相互に直列に接続され、変更後の前記クロックに応じて相補的に導通する一対のスイッチング素子とを備え、前記第2回路における前記周波数の変更を制御する制御信号を前記第2回路に供給する周波数制御部(27)と、前記電流検出部が検出した値を平均する平均部(25)とを更に含み、前記判定部(24)は前記平均部が平均した前記電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定する。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第8の態様は、第1乃至第7の何れか一つの態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記命令部(23)は前記Mを1からN−1まで順に更新して前記信号(S1〜S4)を前記集積回路(1,10)へと出力する。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第9の態様は、第1乃至第8の何れか一つの態様にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置であって、前記第2回路(102)はCMOS型の回路を有し、前記電流検出部(21,22)は、ローパスフィルタ(25)を介して前記電流の値を検出する。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第1の態様及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第1の態様によれば、所定の方向の一方側からM個目の外部端子と(M+1)個目の外部端子との間のみ、電位差を生じさせることができる。よって、所定の方向の一方側からM個目の外部端子と(M+1)個目の外部端子との間の短絡を検出できる。また、目視やプローブに依らずに短絡を検知できる。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第2及び第3の態様及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第2又は第3の態様によれば、通常動作において、電源端子に流れる電流が変動している場合であっても(以下、この電流を正常電流と呼ぶ)、N個の外部端子の相互間のうち、隣り合う2つの間に短絡が生じて当該2つに電流が流れた場合に電源端子を流れる電流の値は、正常電流の範囲を超える。よって、かかる場合であっても、当該2つの外部端子に短絡が生じていることを検知できる。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第4の態様及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第4乃至第6の態様によれば、電源端子を流れる電流から、第2回路の電流の変動と区別して、外部端子間を流れる電流を判別しやすい。また本発明にかかる外部端子の開放/短絡検査装置の第5の態様によれば、短絡/開放検査装置側からの制御によって、この内容を実現できる。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第5の態様及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第7の態様によれば、N個の外部端子のうち、どの外部端子間で短絡が生じているのかを特定して、短絡を検出できる。
本発明にかかる集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法の第6の態様及び集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置の第8の態様によれば、ローパスフィルタによって、電源端子を流れる電流の高周波が除去される。外部端子同士の間が短絡することに起因する電流は低周波(ほぼ一定値)であって、CMOS型の回路による貫通電流は高周波成分を多く含む。従って、ローパスフィルタを介すことで、短絡に起因する電流を残しつつ還流電流を低減できる。これによって、外部端子の短絡を検知する精度を向上できる。
検査システムの概念的な構成の一例を示す図である。 検査システムの概念的な構成の他の一例を示す図である。 外部端子群P10の出力パターンの一例を示す図である。 通常動作において電源端子11を流れる電流を示す模式的な図である。 電源端子11を流れる電流を示す模式的な図である。 外部端子群P10の出力パターンの他の一例を示す図である。 外部端子群P10の出力パターンの他の一例を示す図である。 外部端子群P10の出力パターンの他の一例を示す図である。 検査方法を実行した場合に電源端子11を流れる電流を示す模式的な図である。 検査装置の動作の一例を示すフローチャートである。 電源端子11を流れる電流の一例を示す模式的な図である。 検査システムの他の一例を示す概念的な構成図である。 電源端子11を流れる電流の一例を示す模式的な図である。 動作電流の一例を示す模式的な図である。 短絡電流の一例を示す模式的な図である。 電源端子11を流れる電流の一例を示す模式的な図である。 動作電流の一例を示す模式的な図である。 検査システムの他の一例を示す概念的な構成図である。 検査システムの他の一例を示す概念的な構成図である。
第1の実施の形態.
<検査システムの構成>
図1に示されるように、検査システムは電気回路1と検査装置2とを備えている。
電気回路1は例えば混成集積回路(ハイブリッドIC,Hybrid Integrated Circuit)である。以下、電気回路1を混成集積回路1と呼ぶ。混成集積回路1は、集積回路10と、基板12と、電源端子11とを備えている。なお、実際には混成集積回路1は複数の電子部品を備えているものの、本実施の形態にかかる技術おいては本質的ではないため、これらの電子部品については図示を省略している。
基板12は絶縁性の基板(例えばガラスエポキシやセラミックや、表面に絶縁膜が形成された金属基板等)である。基板12には複数の配線(配線121以外は不図示)が形成される。かかる配線は、基板12上に設けられる複数の電子部品(集積回路10以外は不図示)同士を接続し、または基板12に設けられる入出力端子(電源端子11以外は不図示)とこれらの電子部品とを接続する。
電源端子11は基板12に形成された配線121と接続されて基板12上に取り付けられる。
集積回路10は、例えばパッケージ化された電子部品であって、複数の外部端子を有している。当該複数の外部端子のうちの少なくとも一部が基板12に形成された配線と電気的に接続されて、集積回路10が基板12に実装される。集積回路10は表面実装型であっても挿入実装型であってよい。また、基板12への実装方法についても特に限定されず、例えば集積回路10が半田付けなどで基板12に実装される。
複数の外部端子には電源端子P11が含まれている。電源端子P11は基板12に形成された配線121を介して電源端子11と接続されている。
また複数の外部端子には外部端子群P10が含まれている。外部端子群P10は3個以上の外部端子を含んでいる。当該外部端子は所定の方向(ここでは図中の紙面上下方向)に並んで配置されている。かかる外部端子群P10の外部端子の各々は外部からの制御によって、第1電位Hと、第1電位Hと異なる第2電位Lとを任意に出力可能である。以下、具体的に説明する。
外部端子群P10は集積回路10の内部に形成された回路101と接続されている。回路101は電源端子P11に接続されて、電源端子P11から電源が供給されて動作する。回路101は電源端子P11及び外部端子群P10以外の外部端子を介して指令を受け取り、当該指令に応じて外部端子群P10の外部端子の各々に第1電位H又は第2電位Lを出力する。
また集積回路10はその内部に回路102を備えている。回路102は電源端子P11に接続されて、電源端子P11から電源が供給されて動作する。回路102は電源端子P11及び外部端子群P10以外の所定の外部端子を介して指令を受け取り、所定の処理(例えば演算処理)を実行して他の所定の外部端子から処理の結果を出力する。
集積回路10は、回路101,102によって、あるいは更に不図示の複数の回路によって複数の機能を発揮する。但し、これらの機能のうちいくつかが混成集積回路1の通常動作では用いられない場合がある。ここでは例えば回路101が実現する機能は混成集積回路1としての通常動作では必要とされない。
しかしながら、集積回路10の通常動作において、回路101は電源端子P11に接続されて動作し、これによって回路101の出力端子たる外部端子群P10からは信号が出力される。換言すれば、外部端子群P10の外部端子の間には電位差が生じる。よって、混成集積回路1の通常動作では、回路101の出力端子たる外部端子群P10を、他の電子部品或いは外部装置(例えば混成集積回路1と接続される外部装置)と電気的に接続させない。簡単にいえば、外部端子群P10は混成集積回路1の通常動作では使用されない。換言すると、外部端子群P10から出力される信号は、他の電子部品或いは外部装置によって実質的に参照されない。
混成集積回路1の通常動作で使用されない外部端子群P10として、他の具体例をも示す。例えば、外部端子群P10はデバッグ用の外部端子である。デバッグ用の外部端子とは、通常動作とは別に、集積回路10の演算結果(あるいは演算の途中結果)を作業員が確認するための外部端子である。
この場合、例えば図2に示すように、回路101は外部端子群P10とは別の外部端子群P20とも接続され、かかる外部端子群P20を介して信号が出力される。かかる外部端子群P20は基板12に形成された配線122を介して、基板12上に設けられた他の電子部品13或いは外部装置(不図示)に接続される。そして、かかる外部端子群P20から出力される信号が、他の電子部品13或いは外部装置によって参照される。このように、回路101の機能は、混成集積回路1の通常動作において、外部端子群P10とは別の外部端子群P20を介して他の電子部品13、或いは外部装置によって使用される。他方、外部端子群P10の外部端子からはデバッグ用の信号が出力される(換言すれば外部端子群P10の外部端子の間には電位差が生じる)ものの、通常動作では外部端子群P10は他の電子部品或いは外部装置と電気的に接続されない。換言すると、外部端子群P10から出力される信号は他の電子部品或いは外部装置によって実質的に参照されない。
外部端子群P10の外部端子の各々の短絡を検出するための検査装置2は、シャント抵抗21と、電圧検出回路22と、命令部23と、判定部24とを備えている。
シャント抵抗21は電源端子11と直流電源3との間に接続されている。換言すると、シャント抵抗21は直流電源3と電源端子11と直列に接続される。
電圧検出回路22はシャント抵抗21に流れる電流によって生じる電圧降下を検出する。シャント抵抗21の電圧降下と、シャント抵抗21の抵抗値からシャント抵抗21を流れる電流が把握される。シャント抵抗21は直流電源3と電源端子11と直列に接続されているので、シャント抵抗21を流れる電流と電源端子11を流れる電流とは等しい。よってシャント抵抗21と電圧検出回路22の一組は、電源端子11を流れる電流を検出する電流検出部と把握できる。また図1の例示では電圧検出回路22はローパスフィルタ25を備えている。但し、これは必須の要件ではない。ローパスフィルタ25については後述する。
命令部23は、外部端子群P10のN(Nは3以上の自然数)個の外部端子のうち、配置方向(ここでは紙面上下方向)の一方側からx(xは1からNまでの自然数)個目までの外部端子に第1電位を、(x+1)個目からN個目までの外部端子に第2電位を出力させる信号Sxを集積回路10へと出力する。
図1の例示では、外部端子群P10は5つの外部端子を含んでいる。5つの外部端子は図中上下方向に並んで配置されている。命令部23は、図3に示すように、例えば上から1個目の外部端子に第1電位Hを、上から2個目の外部端子から5個目の外部端子に第2電位Lを出力させる信号S1を集積回路10に出力する。例えば、回路101が所定の演算処理を実行して外部端子群P10に出力する場合、命令部23はその演算結果が上述した電位パターンとなるように、信号S1として入力データを集積回路10(より具体的には回路101)に与える。なお以下において、図3に合わせて、外部端子群P10の外部端子を上から順に外部端子P1〜P5と呼ぶ。また図3の例示では、外部端子P1〜P5がそれぞれ論理反転回路111〜115の出力と接続されている。かかる論理反転回路111〜115は回路101の構成要素として例示される。
判定部24は電圧検出回路22が検出した電圧の値が所定の基準値を超えているかどうかを判定する。これは電流検出部によって検出された電流の値を判定部24が基準値に基づいて弁別すると把握できる。判定部24は当該電流の値が基準値を超えていると、信号Sxに基づいてx個目の外部端子と(x+1)個目の外部端子との間に短絡が生じていると判定する。また判定部24は当該電流の値が基準値を下回っていると、信号Sxに基づいてx個目の外部端子と(x+1)個目の外部端子とは開放していると判定してもよい。
なお、命令部23及び判定部24の機能は、例えばマイクロコンピュータと記憶装置とによって実現されてもよい。マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップ(換言すれば手順)を実行する。上記記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ(EPROM(Erasable Programmable ROM)等)、ハードディスク装置などの各種記憶装置の1つ又は複数で構成可能である。当該記憶装置は、各種の情報やデータ等を格納し、またマイクロコンピュータが実行するプログラムを格納し、また、プログラムを実行するための作業領域を提供する。なお、マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップに対応する各種手段として機能するとも把握でき、あるいは、各処理ステップに対応する各種機能を実現するとも把握できる。また、命令部23及び判定部24はこれに限らず、実行される各種手順、あるいは実現される各種手段又は各種機能の一部又は全部をハードウェアで実現しても構わない。
<検査方法>
かかる検査システムにおける検査方法について説明する。
まず、シャント抵抗21を介して混成集積回路1と直流電源3とが接続される。混成集積回路1は直流電源3から電源の供給を受けて動作する。混成集積回路1の動作によって電源端子11には電流が流れる。
次に、命令部23は信号Sxを集積回路10に与える。ここではその一例として信号S1が集積回路10に与えられる。集積回路10、より具体的には回路101は信号S1を受け取って外部端子P1に第1電位Hを、外部端子P2〜P5に第2電位Lを出力する(図3も参照)。これによって外部端子P1,P2の間には電位差が生じ、外部端子P2〜P5の相互間には電位差が生じない。そして外部端子P1,P2が短絡していると、外部端子P1,P2の電位差によって外部端子P1,P2に短絡電流が流れる。この場合、電源端子11を流れる電流は外部端子P1,P2を流れる短絡電流の分、増大する。なお、外部端子P2〜P5の相互間に短絡が生じていたとしても、外部端子P2〜P5の電位は全て同じ第2電位Lであるので、これらの間では短絡電流は流れない。
次に、電流検出部は電源端子11に流れる電流の値を検出する。より具体的には、電圧検出回路22がシャント抵抗21を流れる電流に起因する電圧降下の値を検出して判定部24へと出力する。
判定部24は検出された電流の値が所定の基準値を超えているかどうかを判定する。そして、電流の値が基準値を超えていることを以って、信号S1に基づいて外部端子P1,P2が短絡していると判定する。
以上のように、本検査方法によれば、外部端子群P10の外部端子の隣り合う相互間のうち、x(上述の例では1)個目の外部端子と、(x+1)個目の外部端子の間にのみ電位差を生じさせることができる。よって、これらの間に短絡が生じていることを検知できる。しかも、プローブを用いることなく検知しているので、プローブと接続するパッドを混成集積回路1に設ける必要もない。また集積回路10の外部端子が、基板12に垂直な方向における集積回路10と基板12との間に位置し(例えば集積回路10がBGA)、外部から当該外部端子を視認すること困難な状態であっても、短絡を検知できる。また外部端子群P10が混成集積回路1の通常動作では使用されない端子であっても、短絡を検知できる。なお、通常動作で使用される端子は通常動作の検証時に短絡の有無を検査できる。
なお、外部端子群P10がひとつの外部端子を含み、この外部端子に隣接して、電源端子P11が配置された場合、この外部端子に電源端子P11に印加される電位とは異なる電位を出力させることで、この外部端子と電源端子P11との短絡の有無を検査できる。また、同様に、この外部端子に隣接して、接地された接地端子が配置された場合、この外部端子に接地電位とは異なる電位を出力させることで、この外部端子と接地端子との短絡の有無を検査できる。
但し、混成集積回路1へと電源が供給されると、外部端子群P10に短絡が生じていない状態であっても、図4に示されるように、混成集積回路1の通常動作において電源端子11に流れる電流が変動する場合もある。図4において、電流値Imaxは通常動作において電源端子11を流れる正常電流の最大値、電流値Iminは通常動作において電源端子11を流れる正常電流の最小値をそれぞれ示す。このような電流の変動は混成集積回路1の通常動作において、例えば混成集積回路1が備える複数の機能がそれぞれ実行/停止を繰り返すために引き起こされる。この場合、外部端子群P10に流れる短絡電流による電流の増大分が、混成集積回路1の通常動作による電流の変化に埋もれることが考えられる。
そこで、外部端子群P10の外部端子うち何れか2つの間のみに電位差を生じさせ且つ当該2つを短絡させた状態で当該2つを流れる電流(即ち外部端子群P10を流れる短絡電流)が、外部端子群P10が開放している状態で電源端子11に流れる電流(即ち混成集積回路1の通常動作における正常電流)の最大値よりも大きいことが望ましい。かかる要求は、例えば外部端子群P10と接続される回路101の電流容量を、回路102の電流容量よりも大きく設定することで実現される。例えば図3の例示において、論理反転回路111〜115がトランジスタで構成されるときはこれらトランジスタの電流容量が調整される。なお、混成集積回路1の正常電流は、外部端子群P10の外部端子の全てに第1電位H(あるいは第2電位L)を出力させた状態で電源端子11を流れる電流とも把握できる。
これによって、図5に示すように、外部端子群P10を流れる短絡電流に起因して、電源端子11を流れる電流は電流値Imaxを越えて増大する。そして判定部24は電源端子11を流れる電流の値が所定の基準値(≧電流値Imax)を超えたことを以って、信号Sxに基づいてx個目の外部端子と(x+1)個目の外部端子の間に短絡が生じたと判定する。
以上のように、通常動作において電源端子11に流れる正常電流が変動する混成集積回路1であっても、外部端子群P10の短絡を検知することができる。
続いて、外部端子群P10の外部端子が出力する電位を順次に変えて短絡を検出する検査方法及び命令部23の更なる機能について述べる。
命令部23は、N個の外部端子群P10のうちx個目までの外部端子に第1電位を、(x+1)個目からN個目までの外部端子に第2電位を出力させる信号Sxについて、xを1から(N−1)まで順次に更新して集積回路10へと出力する。
まず図3を参照して説明したように、図3の電位パターンを外部端子P1〜P5に出力させて、外部端子P1,P2の間の短絡を検査する。次に、命令部23は信号S2を集積回路10(ひいては回路101)へと与える。信号S2を受け取った回路101は、図6に示すように、外部端子P1,P2に第1電位Hを、外部端子P3〜P5に第2電位Lをそれぞれ出力させる。これによって、隣り合う外部端子P1〜P5の相互間のうち、外部端子P2,P3の間のみに電位差を生じさせることができる。
次に、判定部24は電圧検出回路22が検出した電圧の値が所定の基準値を超えているかどうかを判定する。これは上述のように電源端子11に流れる電流が基準値を超えているか否かの判定とみることができる。当該電流が基準値を超えているときは信号S2に基づいて外部端子P2,P3に短絡が生じていると判定する。また、電流の値が基準値を下回っていることを以って外部端子P2,P3が開放していると判断してもよい。
次に、命令部23は順次に信号S3,S4を集積回路10(ひいては回路101)に与える。信号S3,S4を受け取った回路101はそれぞれ図7,8に示すように、外部端子P1〜P5のうち外部端子P3,P4の間のみ、外部端子P4,P5の間のみに電位差をそれぞれ生じさせる。そして、その各々において、判定部24が電源端子11に流れる電流が基準値を超えているかどうかを判断し、超えているときには、それぞれ外部端子P3,P4に、外部端子P4,P5に短絡が生じていると判定する。またその各々において、電流の値が基準値を下回っていることを以って、外部端子P3,P4が、外部端子P4,P5が開放していると判定してもよい。
より具体的な一例として、例えば外部端子P3,P4の間に短絡が生じているときに、この検査方法を実行すると、図9に示すように電源端子11を流れる電流は信号S3が与えられた状態でのみ正常電流の最大値(即ち電流値Imax)を超えて変化する。これによって外部端子P3,P4に短絡が生じていることを検知できる。
以上のように、この検査方法によれば、隣り合う外部端子のうち、所定の2つの外部端子の間のみに電位差を生じさせることができ、またかかる電位差が生じている箇所を順次に変えることができる。そして、その各々において電源端子11を流れる電流を検知して短絡の有無を判定している。よって、外部端子群P10の外部端子のうち、どの外部端子間で短絡が生じているのかを特定して、短絡を検出することができる。
次に、図10を参照して、図3,6〜8を参照して説明した検査方法を実行する検査装置のフローチャートの一例について説明する。
まずステップST1にて命令部23は値xを初期値たる1に設定する。なお、値xは信号Sxの符号xと一致し、ここでは値xは1〜5までの値を採る。
次に、ステップST2にて命令部23は信号Sxを集積回路10へ与える。信号Sxを受け取った集積回路10は信号Sxに応じて外部端子群P10に電位を出力する。信号Sxを受け取った集積回路10は5つの外部端子P1〜P5のうち上からx個目までの外部端子に第1電位Hを、(x+1)個目から5個目までの外部端子に第2電位Lを出力させる。
次にステップST3にて電流検出部(シャント抵抗21と電圧検出回路22の一組。以下、同様)は電源端子11に流れる電流を検出してその値を判定部24へと出力する。次に、ステップST4にて、判定部24は電流検出部からの電流値と所定の基準値とを比較する。当該電流値が基準値を超えている場合は、ステップST5にて、上からx番目の外部端子と上から(x+1)番目の外部端子とが短絡していると判定する。なお、判定部24はx番目の外部端子と(x+1)番目の外部端子に短絡が生じていることを外部に表示あるいは報知してもよい。
ステップST4にて当該電流値が基準値を下回っている場合はステップST6にて、上からx番目の外部端子と上から(x+1)番目の外部端子とが開放していると判定する。また判定部24はx番目の外部端子と(x+1)番目の外部端子とが開放していることを外部に表示あるいは報知してもよい。なお、外部の者が開放している外部端子を知る必要がないときは、ステップST6は不要である。
ステップST5,ST6のいずれかを経てステップST7にて、命令部23は値xが5以上であるかどうかを判定する。値xが5未満であればステップST8にて命令部23は値xをインクリメントしてステップST2に戻る。値xが5以上であれば処理を終了する。
続いて、例えば集積回路10がCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の回路を有している場合について説明する。CMOS型の回路とは、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタと、pチャネルのMOS電界効果トランジスタとを相補的に接続した構成を有する回路である。例えば図3,6〜8で例示した論理反転回路111〜115に上記構成が設けられる。これらMOS電界効果トランジスタのゲート電極には共通の信号が入力される。そして、このゲート電極の電位が信号の立ち上がり或いは立ち下がりの間に印加される中間の電位であるときに、これらMOS電界効果トランジスタには比較的大きな貫通電流が流れる。
そして集積回路10に例えば所定のクロック信号が入力され、このクロック信号が上記MOS電界効果トランジスタのゲート電極に入力される場合、図11に示すようにクロック信号の立ち上がり及び立下り(図中ではクロックエッジ)に起因して集積回路10には貫通電流が流れる。換言すると、電源端子11を流れる電流には、一定の周期で流れる貫通電流が含まれている。かかる貫通電流は、信号の立ち上がる短い期間又は立ち下る短い期間に流れる電流なので、多くの高調波成分を含んでいる。
この場合、図1に示すように電圧検出回路22はローパスフィルタ25を備えることが望ましい。電圧検出回路22は、シャント抵抗21を流れる電流によって生じる電圧降下を、ローパスフィルタ25を介して検出する。これによって、シャント抵抗21を流れる電流の高調波成分を除去して、シャント抵抗21を流れる電流を検出できる。なお、ローパスフィルタ25は電源端子11と直流電源3との間でシャント抵抗21と直列に接続されていてもよい。
外部端子群P10に短絡が生じて外部端子群P10を流れる短絡電流は、少なくともクロック信号が立ち上がった状態を維持する期間(クロック信号が活性化された期間)或いは立ち下がった状態を維持する期間(クロック信号が非活性化された期間)に渡って流れ続ける。よって、クロック信号の立ち上がり期間又は立下り期間のみ流れる貫通電流に比べて、外部端子群P10を流れる短絡電流は多くの低周波成分を含む。
従って、かかる電流検出部(シャント抵抗21と、電圧検出回路22と、ローパスフィルタ25の一組)によれば、電源端子P11を流れる電流から高周波成分を除去して、換言すれば貫通電流を除去して検出できる。従って、貫通電流の影響を抑制した電流を検出できるので、短絡の検出精度を向上できる。なお、クロック信号とは無関係に信号Sxに基づいて外部端子群P10に電位が出力されることが望ましい。この場合、短絡電流はほぼ直流なので、より高精度に貫通電流から短絡電流を切り分けることができる。
第2の実施の形態.
図12に例示する検査システムは、検査装置2の構成という点で図1に例示する検査システムと相違している。図12の検査装置2は図1の検査装置2と比較して、クロック供給部26を更に備えている。クロック供給部26はクロックを混成集積回路1(より詳細な一例は集積回路10、以下、集積回路10を例にとって説明する)へと与える。
混成集積回路1はクロック供給部26からクロックが入力されるクロック入力端子13を備えている。集積回路10はクロック入力端子13からのクロックが入力されるクロック入力端子P12を備えている。
集積回路10は入力されたクロックと同期して動作する。また電源端子11を介して集積回路10に流れる動作電流はクロックの周波数が低いほど小さい。なおここでいう動作電流はクロックの周波数に依存するという点で第1の実施の形態で述べた短絡電流と区別される概念である。
短絡電流は、外部端子群P10に属して隣り合う2つの外部端子に短絡が生じており、かつ信号Sxに基づいて当該2つの外部端子の間に電位差が生じることによって、流れる。よって、短絡電流は当該電位差が生じている限り一定の直流成分として電源端子11を流れ続ける。よって、短絡電流はクロックの周波数には依存しない。換言すれば、電源端子11を流れる電流のうちクロックの周波数に依存しない成分が短絡電流である。
一方、信号Sxとは無関係に集積回路10がクロックに基づいて動作することによって流れる動作電流は、クロックの周波数に依存する。換言すれば、電源端子11を流れる電流のうちクロックの周波数に依存する成分が動作電流である。この点について一例を説明する。集積回路10は例えば相補的に2つのスイッチング素子が接続された構成を複数有していている。相補的に2つのスイッチング素子が接続された構成とは、当該2つのスイッチング素子が高電位端と低電位端との間で互いに直列に接続された構成である。そして、これら2つのスイッチング素子は相補的に導通する。かかる構成の一例として上述したCMOS型の回路が挙げられる。
このような構成においては、2つのスイッチング素子の導通/非導通が切り替わる際に、2つのスイッチング素子が同時に導通する期間が存在する。かかる期間においては、高電位端から低電位端へと2つのスイッチング素子を経由して電流(貫通電流)が流れ得る。スイッチング素子の導通/非導通の切り替えの周期はクロックの周波数に依存するので、クロック周波数が低いほど同じ期間内で貫通電流が流れる回数は低減する。よって、集積回路10を流れる動作電流(貫通電流を含む)は、単位時間で平均化された場合に小さくなる。かかる平均化は例えば集積回路1に設けられるバイパスコンデンサ18によって実現される。バイパスコンデンサ18は配線121とグランドとの間に設けられて、配線121に印加される直流電圧の変動を抑制するものである。
かかる検査システムにおいて、クロック供給部26は所定のクロックを集積回路10に与える。そして第1の実施の形態で述べたいずれかの方法により、信号Sxに基づいて外部端子群P10には電位が与えられる。ここでは、外部端子群P10には短絡が生じており、所定の信号Sxが集積回路10に与えられることによって電源端子11には短絡電流が流れるものと仮定する。
まずクロックの周波数が比較的高い場合について説明する。図13は電源端子11を流れる電流の一例を示している。図14は電源端子11を流れる電流のうち動作電流の一例を示している。図15は電源端子P11を流れる電流のうち短絡電流の一例を示している。
図15に例示されるように、時刻t1から時刻t2の期間に渡って短絡電流が流れている。これは、時刻t1において所定の信号Sxが集積回路10に入力され、かかる入力によって外部端子群P10に属して短絡が生じた外部端子の間に、電位差が生じたことに起因する。そして、時刻t2において所定の信号Sxの入力が停止(或いは他の外部端子間に電位差を生じさせる信号へと切り替わる)されることにより、短絡電流が零になっている。
図14に例示されるように、集積回路10には動作電流が流れる。クロック入力端子P12に入力されるクロックの周波数が高いほど、集積回路10の動作電流も大きくなるところ、図14および図15の例示では、動作電流の最大値が短絡電流の絶対値よりも大きい。
このような周波数を有するクロックが集積回路10に入力されれば、図13に例示されるように、電源端子11を流れる電流において、短絡電流が動作電流に埋もれてその存在を検知しにくい。
そこで、クロック供給部26は比較的周波数の低いクロックをクロック入力端子13へと供給すればよい。以下、クロックの周波数が比較的大きい場合について説明する。図16は電源端子11を流れる電流の一例を示している。図17は電源端子11を流れる電流のうち動作電流の一例を示している。なお、上述したように短絡電流はクロックの周波数に依存せずに一定であるので、その一例は図15で示した短絡電流と同一である。
図14と図17との比較から容易に理解できるように、比較的低い周波数のクロックがクロック入力端子P12に入力されることで、集積回路10の動作電流の絶対値を低減できる。かかる例では、図16と図17との比較から容易に理解できるように、動作電流の最大値が短絡電流の絶対値よりも小さい。
これは以下の理由による。すなわち、クロックの周波数が低いときには貫通電流が流れる頻度が低いので、動作電流の山と谷との間の横軸の間隔(図16を参照)が、クロックの周波数が高いときの動作電流の山と谷との間の横軸の間隔(図14を参照)よりも広い。そして、動作電流の変動の間隔が広がれば、バイパスコンデンサ18の積分(平均)効果によって動作電流の変動幅が低下する。この内容は、クロックの周波数が低いときの動作電流の山と谷と間の縦軸の間隔(図16を参照)が、クロックの周波数が高いときの動作電流の山と谷との間の縦軸の間隔(図14を参照)よりも狭いことを意味する。
一方、短絡電流はほぼ一定の直流成分のみを有しているので、バイパスコンデンサ18によっては変化しない。
よって、クロックの周波数が所定値よりも低ければ、図16,17に例示するように、短絡電流の絶対値が動作電流の最大値を上回ることができる。
このような周波数を有するクロックが集積回路10に入力されれば動作電流の最大値を超えて短絡電流が流れるので、図16に例示されるように、電源端子11を流れる電流において、短絡電流の存在を検知しやすい。例えば判定部24は、電源端子11を流れる電流と、動作電流の最大値よりも高い基準値とを比較し、かかる電流が基準値Irefを超えていれば短絡が生じていると判定すればよい。
以上のように、検査装置2がクロック供給部26を備えているので、電源端子11を流れる電流のうちクロックの周波数に依存する成分(いわゆる動作電流)と区別して、短絡電流を判別しやすい周波数のクロックを採用することができる。
図18に示す検査システムは、混成集積回路1および検査装置2の構成という点で図12に例示する検査システムと相違している。
混成集積回路1は周波数を変更する回路を有している。かかる回路の一例として、分周回路15,16およびスイッチ17が図18に示されている。分周回路16は例えばクロック入力端子P12から入力されたクロックの周波数を低下させて分周回路15およびスイッチ17へと出力する。分周回路15は分周回路16から入力されたクロックの周波数を低下させてスイッチ17へと出力する。分周回路15は分周回路16によって低下されたクロックを更に低下させるので、分周回路15から出力されるクロックの周波数は分周回路16から出力されるクロックの周波数に比べて低い。
スイッチ17は分周回路15,16の出力のうちいずれか一方を選択的にクロック入力端子P12と接続して、分周回路15,16の出力のうちいずれか一方を集積回路10へと出力する。スイッチ17の選択動作は例えば集積回路10によって制御される。
検査装置2は周波数制御部27を備えている。周波数制御部27は集積回路10に入力されるクロックの周波数を変更する制御信号Sを混成集積回路1へと出力する。なお、周波数制御部27の機能は、命令部23及び判定部24と同様に、マイクロコンピュータによって実現されてもよく、ハードウェアで実現されても良い。
かかる混成集積回路1にかかる制御信号Sが入力されることによってスイッチ17が制御される。より詳細な一例としては、例えば集積回路10にかかる制御信号Sが入力され、かかる制御信号Sに基づいて集積回路10がスイッチ17の選択動作を制御する。より具体的にはスイッチ17を制御して分周回路15の出力を集積回路10に入力する。なおスイッチ17は必ずしも集積回路10が制御する必要はなく、周波数制御部27が直接にスイッチ17を制御しても良い。
また図18の例示では検査装置2がクロック供給部26を有しているが、これに限らず、混成集積回路1がクロックを生成するクロック生成部を有し、これの出力が周波数を変更する回路(図18の例示では分周回路15,16およびスイッチ17)に入力されればよい。
かかる検査システムによれば、検査装置2側からの制御で、クロックの周波数を変更することができる。したがって、クロックの周波数を適切に低下させることができ、図13〜図17を参照して説明したように、電源端子11を流れる電流から動作電流と区別して短絡電流を判別しやすい周波数にすることができる。より詳細には、例えば集積回路10の製品として要求されるクロックの周波数が比較的高くとも、検査が容易な周波数を採用することができる。
なお上述した内容は、第1の実施の形態で説明した検査方法を実行するに先立って、クロックの周波数を低下して集積回路10へと与える、という方法の発明としても把握できる。
なお図19に例示するように、バイパスコンデンサ18の機能を平均部25が代用してもよい。かかる平均部25は例えば積分回路やローパスフィルタであって検査装置2に設けられる。平均部25は電流検出部(シャント抵抗21と電圧検出回路22)によって検出された電流を平均(積分)する。これにより、電源端子11を流れる電流のうち動作電流の変動幅を低下させる。そして、判定部24は平均部25が平均した値と基準値とを比較して短絡の有無を判定する。これによって、容易に短絡を判定することができる。
なお図18においてバイパスコンデンサの代わりに平均部25を検査装置2に設けても構わない。またこれらの内容は、電源端子11を流れる電流を平均して、平均化した値と基準値とを比較して短絡の有無を判定する、という方法の発明としても把握できる。
1 混成集積回路
10 集積回路
15,16 分周回路
17 スイッチ
21 シャント抵抗
22 電流検出回路
23 命令部
24 判定部
26 クロック供給部
27 周波数制御部
101,102 回路
H 第1電位
L 第2電位
P10 外部端子群
P1〜P5 外部端子
ST2〜ST5,ST7,ST8 ステップ

Claims (15)

  1. 外部から電源が供給される電源端子(11,P11)と、
    前記電源に基づいて動作する第1回路(101)と、
    前記第1回路に接続され、所定の方向に並んで配置され、外部からの制御によって第1電位(H)及び前記第1電位と異なる第2電位(L)とを任意に出力可能なN(Nは3以上の自然数)個の外部端子(P10,P1〜P5)と
    を備える集積回路(1,10)における外部端子の開放/短絡検査方法であって、
    (a)前記N個の外部端子のうち、前記方向の一方側からM(Mは1からNまでの自然数)個目までの外部端子に前記第1電位(H)を、(M+1)個目からN個目までの外部端子に前記第2電位(L)を出力させるステップ(ST2)と、
    (b)前記ステップ(a)の実行後に、前記電源端子を流れる電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定するステップ(ST3,ST4,ST5)と
    を実行する、集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法。
  2. 前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、
    前記N個の外部端子(P10,P1〜P5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子に前記第1電位(H)が出力された状態で前記電源端子(11)を流れる正常電流の最大値よりも、大きい、請求項1に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法。
  3. 前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、
    前記N個の外部端子(P10,P1〜P5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子が全て開放された状態で前記電源端子(11)を流れる正常電流の最大値よりも、大きい、請求項1に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法。
  4. 前記集積回路(1,10)はクロックが入力されるクロック入力端子を備え、前記集積回路は前記クロックに基づいて動作し、前記電源端子(11)を介して前記集積回路に流れる電流のうち、前記クロックの周波数に依存する成分は前記クロックの周波数が低いほど小さく、
    (c)前記ステップ(a)に先立って実行され、前記クロックの周波数を低下して前記集積回路へと与えるステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法。
  5. (d)前記Mを1から(N−1)まで順に更新して、前記ステップ(a)及び前記ステップ(b)を繰り返すステップ(ST7,ST8)を更に実行する、請求項1乃至4の何れか一つに記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法。
  6. 前記第2回路(102)は前記外部端子に接続されないCMOS型回路を有し、
    前記ステップ(a)は、ローパスフィルタ(25)を介して前記電流の値を検出するステップを含む、請求項1乃至5の何れか一つに記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査方法。
  7. 外部から電源が供給される電源端子(11)と、
    前記電源に基づいて動作する第1回路(101)と、
    前記第1回路に接続され、所定の方向に並んで配置され、外部からの制御によって第1電位(H)及び前記第1電位と異なる第2電位(L)とを任意に出力可能なN(Nは3以上の自然数)個の外部端子(P10,P1〜P5)と
    を備える集積回路(1,10)における外部端子の開放/短絡検査装置であって、
    前記電源端子に流れる電流の値を検出する電流検出部(21,22)と、
    前記N個の外部端子のうち、前記方向の一方側からM(Mは1からNまでの自然数)個目までの外部端子に前記第1電位を、(M+1)個目からN個目までの外部端子に前記第2電位を出力させる信号(S1〜S4)を前記集積回路へと出力する命令部(23)と、
    前記電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定する判定部(24)と
    を含む、集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  8. 前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、
    前記N個の外部端子(P10,P1〜5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子に前記第1電位(H)が出力された状態で前記電源端子(11)を流れる電流の最大値よりも、大きい、請求項7に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  9. 前記集積回路(1,10)は、前記電源に基づいて動作する第2回路(102)を有し、
    前記N個の外部端子(P10,P1〜5)の相互間のうち任意の隣り合う2つの間に短絡が生じ、前記N個の外部端子の相互間のうち前記2つの間のみに電位差が生じたときに、前記2つを流れる電流は、前記N個の外部端子が全て開放された状態で前記電源端子を流れる正常電流の最大値よりも、大きい、請求項7に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  10. 前記集積回路(1,10)はクロックが入力されるクロック入力端子(12,P12)を備え、前記集積回路は前記クロックに基づいて動作し、前記集積回路は、前記クロックの周波数が低いほど、前記電源端子(11)を介して前記集積回路を流れる電流のうち前記クロックの周波数に依存する成分が小さい特性を有し、
    前記クロックを前記クロック入力端子へと与えるクロック供給部(26)
    をさらに含む、請求項7に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  11. 前記集積回路(1,10)は、
    クロックが入力されるクロック入力端子(12)と、
    前記クロック入力端から入力された前記クロックの周波数を変更する第2回路(15〜17)と
    を備え、前記集積回路は前記第2回路による変更後の前記クロックに基づいて動作し、前記集積回路は、変更後の前記クロックの周波数が低いほど、前記電源端子(11)を介して前記集積回路を流れる電流のうち前記クロックの周波数に依存する成分が小さい特性を有し、
    前記第2回路における前記周波数の変更を制御する制御信号を前記第2回路に供給する周波数制御部(27)
    を更に含む、請求項7に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  12. 前記集積回路は、クロックが入力されるクロック入力端子(12)と、前記電源の高電位と低電位との間で相互に直列に接続され、前記クロックに応じて相補的に導通する一対のスイッチング素子とを備え、
    前記クロックを前記クロック入力端子へと与えるクロック供給部(26)と、
    前記電流検出部が検出した値を平均する平均部(25)と
    を更に含み、
    前記判定部(24)は前記平均部が平均した前記電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定する、請求項7に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  13. 前記集積回路は、クロックが入力されるクロック入力端子(12)と、前記クロック入力端から入力された前記クロックの周波数を変更する第2回路(15〜17)と、前記電源の高電位と低電位との間で相互に直列に接続され、変更後の前記クロックに応じて相補的に導通する一対のスイッチング素子と
    を備え、
    前記第2回路における前記周波数の変更を制御する制御信号を前記第2回路に供給する周波数制御部(27)と、
    前記電流検出部が検出した値を平均する平均部(25)と
    を更に含み、
    前記判定部(24)は前記平均部が平均した前記電流の値が所定の基準値を超えたことを以って、前記M個目と前記(M+1)個目の外部端子の間が短絡していると判定する、請求項7に記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  14. 前記命令部(23)は前記Mを1からN−1まで順に更新して前記信号(S1〜S4)を前記集積回路(1,10)へと出力する、請求項7乃至13の何れか一つに記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
  15. 前記第2回路(102)はCMOS型の回路を有し、
    前記電流検出部(21,22)は、ローパスフィルタ(25)を介して前記電流の値を検出する、請求項7乃至14の何れか一つに記載の集積回路における外部端子の開放/短絡検査装置。
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