JP2010247294A - ロボットハンド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 人間の手のように種々の手の動作表現をすることができるロボットハンド装置を提供する。
【解決手段】 ロボットハンド装置10は、基部12から延設される複数の指機構14と、指機構14を作動させるために指機構14に対してタペット機構16を介して連結される第1回動ローラ18及び第2回動ローラ20と、第1回動ローラ18に対して動力を伝達する第1駆動モータ22と、第2回動ローラ20に対して動力を伝達する第2駆動モータ24とを備える。第1回動ローラ18と第2回動ローラ20とは、同軸に配置されると共に個別に回動自在に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の指機構を有したロボットハンド装置に関する。
従来、上記のようなロボットハンド装置としては、基部から延設される4本の指機構、及び各指機構を作動させる1つのモータを備えているものが知られている(特許文献1参照)。このロボットハンド装置には、各指機構を作動させるために各指機構に連結される4つの回動ローラ、及び各回動ローラに対してモータからの動力を異なるタイミングで伝達するように構成される動力伝達機構が設けられている。
このロボットハンド装置では、小指から順に折り曲げていくというような人間らしい把持動作を行うことができる。
特開2006−167831号公報
しかしながら、上記の従来技術では、手の表現として4指と親指を開閉する動作のみであり、人間の手のように種々の手の動作表現をすることができなかった。
本発明は、人間の手のように種々の手の動作表現をすることができるロボットハンド装置を提供することを目的とする。
本発明のロボットハンド装置は、基部から延設される複数の指機構と、前記指機構を作動させるために前記指機構に対して伝達機構を介して連結される第1回動ローラ及び第2回動ローラと、前記第1回動ローラに対して動力を伝達する第1駆動モータと、前記第2回動ローラに対して動力を伝達する第2駆動モータとを備え、前記第1回動ローラと前記第2回動ローラとは、同軸に配置されると共に個別に回動自在に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、各指機構は、第1駆動モータにより駆動され伝達機構を介して連結される第1回動ローラにより作動され、又は、第2駆動モータにより駆動され伝達機構を介して連結される第2回動ローラにより作動され、第1回動ローラと前記第2回動ローラとは、同軸に配置されると共に個別に回動自在となるように構成されているため、省スペースで人間の手のように種々の手の動作表現をすることができる。
本発明のロボットハンド装置において、前記第1回動ローラは、人差し指及び小指に対応する前記指機構を作動させ、前記第2回動ローラは、中指及び薬指に対応する前記指機構を作動させることが好ましい。
この好ましい形態によれば、第1駆動モータ及び第2駆動モータを正転及び逆転することにより、効率よく人間の手のように種々の手の動作表現をすることができる。
また、本発明のロボットハンド装置において、前記伝達機構は、前記第1回動ローラ及び第2回動ローラに設けられたカムの回転運動をタペット機構による直線運動に変換して前記指機構を作動させることが好ましい。
この好ましい形態によれば、第1回動ローラ及び第2回動ローラに設けられたカムの回転運動をタペット機構による直線運動に変換することにより、滑らかに指機構を作動させることができる。
また、本発明のロボットハンド装置において、前記伝達機構は、前記第1回動ローラ及び第2回動ローラに設けられたカムの回転運動をワイヤ及びプーリによる直線運動に変換して前記指機構を作動させることが好ましい。
この好ましい形態によれば、前記第1回動ローラ及び第2回動ローラに設けられたカムの回転運動をワイヤ及びプーリによる直線運動に変換することにより、滑らかに指機構を作動させることができる。
また、本発明のロボットハンド装置において、前記第1回動ローラの一方側に設けられた第1カム及び他方側に設けられた第2カム、並びに、前記第2回動ローラの一方側に設けられた第3カム及びの他方側に設けられた第4カムは、前記指機構を作動させて少なくとも7通りの手の動作表現ができるように形成されていることが好ましい。
この好ましい形態によれば、第1回動ローラ及び第2回動ローラが第1駆動モータ又は第2駆動モータにより正転又は逆転されることにより、指機構は、少なくとも7通りの手の動作表現をすることができる。
本発明に係るロボットハンド装置の第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態の指機構を示す図であり、(a)は指機構が直立した状態を示す側面図、(b)は指機構が屈曲した状態を示す側面図である。 第1実施形態の指機構により可能である手の動作表現を示す図であり、(a)は4本の指機構の直立及び屈曲で可能である手の動作表現を示す図である。(b)は4本の指機構により可能である手の動作表現を示す模式図である。 第1実施形態のカムの形状を示す図である。 本発明に係るロボットハンド装置の第2実施形態を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、人間の手のように構成されるロボットハンド装置の指機構のうちの4本の指機構に対して本発明を適用した例を説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態のロボットハンド装置10は、図1に示すように、人間の手のひらや手の甲の部分に相当する基部12、基部12の一端縁から略同一方向に延設される4本の指機構14、指機構14を作動させるために指機構14にタペット機構(伝達手段)16を介して連結される第1回動ローラ18及び第2回動ローラ20、第1回動ローラ18に対して動力を伝達する第1駆動モータ22、並びに、第2回動ローラ20に対して動力を伝達する第2駆動モータ24を備えている。
基部12は、人間の手のひらの部分を構成するためにケース状に形成される不図示の手掌部と、人間の手の甲の部分を構成するためにケース状に形成される手甲部12aとで構成されている。手掌部と手甲部12aとで形成される空間内に、タペット機構16、第1回動ローラ18、第2回動ローラ20、第1駆動モータ22、及び第2駆動モータ24等が収容されている。
指機構14は、図2(a)に示すように、3つの節間部材26,28,30と、これらの節間部材26,28,30同士や、根元側の節間部材26と基部12に固定されるフレームFとを回動自在に連結する関節部材32,34,36と、根元側の節間部材26の動作に連動させて、その先の節間部材28,30を順次動作させるためのリンクアーム38,40とで主に構成されている。尚、以下の説明においては、便宜上、3つの節間部材26,28,30を根元側から順に、根元部材26、中間部材28、指先部材30ともいい、3つの関節部材32,34,36を、根元側から順に第3関節部材32、第2関節部材34、第1関節部材36ともいい、2つのリンクアーム38,40を、根元側から順に、第1リンクアーム38、第2リンクアーム40ともいう。また、以下の説明では、小指に相当する指機構14のみを説明することとし、その他の人差し指、中指、薬指に相当する指機構14については小指の機構と多少大きさが異なるだけで同様の構造となるのでその説明は省略することとする。
根元部材26は、側面視で長方形の両端を半円状に形成したような形状となる部材であり、その基端部26aがフレームFに固定された第3関節部材32に回動自在に連結されると共に、その先端部26bに第2関節部材34を介して中間部材28が回動自在に連結されている。また、根元部材26には、その第3関節部材36の近傍における手のひら側の適所にピンP1を介してタペット機構16が連結されている。また、根元部材26には、両端部26a,26bに、後記する第1リンクアーム38に回動自在に連結される固定ピンP2およびピンP3を逃げるための逃げ溝26c,26dが適宜形成されている。更に、根元部材26には、その先端部26bの手の甲側の適所に、ピンP4を介して第2リンクアーム40が回動自在に連結されている。
中間部材28は、その外形が根元部材26と略同様の形状となる部材であり、その基端部28aが第2関節部材34を介して根元部材26に回動自在に連結されると共に、その先端部28bに第1関節部材36を介して指先部材30が回動自在に連結されている。また、中間部材28には、その第2関節部材34の近傍における手のひら側の適所に、ピンP3を介して第1リンクアーム38が回動自在に連結されている。
指先部材30は、その外形が根元部材26と略同様の形状となる部材であり、その基端部30aが第1関節部材36を介して中間部材28に回動自在に連結されている。また、指先部材30には、その第1関節部材36の近傍における手のひら側の適所に、ピンP5を介して第2リンクアーム40が回動自在に連結されている。
第1リンクアーム38は、フレームFと中間部材28とに回動自在に連結される部材であり、図2(b)に示すように、タペット機構16によって根元部材26が引っ張られて(矢印A1)、根元部材26が回動すると(矢印A2)、これに応じて固定ピンP2を中心に回動して(矢印A3)、ピンP3を介して中間部材22を引っ張るように作用している(矢印A4)。
第2リンクアーム40は、根元部材26と指先部材30とに回動自在に連結される部材であり、前記したように第1リンクアーム38で中間部材28が引っ張られて(矢印A4)、中間部材28が回動すると(矢印A5)、これに応じてピンP4を中心に回動して(矢印A6)、ピンP5を介して指先部材30を引っ張って(矢印A7)、指先部材30を回動させるように作用している(矢印A8)。
尚、指機構14を折り曲げた状態から伸ばすときには、矢印A1〜A8の向きが全て逆になるように、指機構14が動作するようになっている。
再び図1において、タペット機構16は、後述する第1回動ローラ18及び第2回動ローラ20と一体に回転するカム52に当接して、第1回動ローラ18及び第2回動ローラ20の回動運動を直進運動に変換するものである。
タペット機構16は、上記カム52に当接して直進運動するスライダ42と、スライダ42をカム52に押し付けるスプリング44と、スライダ42の先端部に設けられスライダ42の直進運動を、フレームFに突設された回転中心軸46aを中心として回動する運動に変換する第3リンクアーム46と、一端部が第3リンクアーム46に回動自在に連結され他端部が根元部材26の基端部26aにピンP1で回動自在に連結された第4リンクアーム48を備えている。
タペット機構16は、スライダ42がカム52の底面に当接している場合に指機構14が直立し、スライダ42がカム52の頂面に当接している場合に指機構14が屈曲するように構成されている。
第1回動ローラ18は、指機構14のうち人差し指及び小指に対応する指機構14を作動させるためのものであり、第2回動ローラ20は、指機構14のうち中指及び薬指に対応する指機構14を作動させるためのものである。
第1回動ローラ18は第1駆動モータ22でベルト伝達されて回動駆動され、第2回動ローラ20は第2駆動モータ24でベルト伝達されて回動駆動される。
第1回動ローラ18と第2回動ローラ20とは、同軸に配置されると共に個別に回動自在に構成されている。具体的には、第1回動ローラ18の外周に円筒状に形成された第2回動ローラ20が設けられる。
第1回動ローラ18には、右端部に第1カム50及び左端部に第2カム52が設けられている。第2回動ローラ20には、第1カム50と第2カム52との間で右側に第3カム54及び左側に第4カム56が設けられている。
次に、図3を参照して、本実施形態の4本の指機構14で示すことができる手の動作表現について説明する。
第1動作表現は、人差し指に対応する指機構14が屈曲しており、中指に対応する指機構14が屈曲しており、薬指に対応する指機構14が屈曲しており、及び小指に対応する指機構が屈曲している表現である。この場合は、ジャンケンにおける「グー」を表現している。
第2動作表現は、人差し指に対応する指機構14が直立しており、中指に対応する指機構14が屈曲しており、薬指に対応する指機構14が屈曲しており、及び小指に対応する指機構が屈曲している表現である。この場合は、数数えの「1」又は指差しを表現している。
第3動作表現は、人差し指に対応する指機構14が直立しており、中指に対応する指機構14が直立しており、薬指に対応する指機構14が屈曲しており、及び小指に対応する指機構が屈曲している表現である。この場合は、数数えの「2」又はジャンケンの「チョキ」を表現している。
第4動作表現は、人差し指に対応する指機構14が直立しており、中指に対応する指機構14が直立しており、薬指に対応する指機構14が直立しており、及び小指に対応する指機構が屈曲している表現である。この場合は、数数えの「3」を表現している。
第5動作表現は、人差し指に対応する指機構14が直立しており、中指に対応する指機構14が直立しており、薬指に対応する指機構14が直立しており、及び小指に対応する指機構が直立している表現である。この場合は、数数えの「4」又はジャンケンの「パー」を表現している。
第6動作表現は、人差し指に対応する指機構14が屈曲しており、中指に対応する指機構14が屈曲しており、薬指に対応する指機構14が屈曲しており、及び小指に対応する指機構が直立している表現である。この場合は、指切りを表現している。
第7動作表現は、人差し指に対応する指機構14が屈曲しており、中指に対応する指機構14が直立しており、薬指に対応する指機構14が直立しており、及び小指に対応する指機構が直立している表現である。この場合は、「OK」を表現している。
次に、図4を参照して、第1カム(人差し指カム)50、第2カム(小指カム)52、第3カム(中指カム)54、及び第4カム(薬指カム)56の形状について説明する。尚、全てのカムについてカムの外接円の半径が最大となる組み合わせとなる位置を基準とする。
第1カム50は、−X軸とカムの交点がカムの頂面(基準点)であり、72°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、144°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、216°時計回り方向に回転した位置がカムの頂面であり、及び288°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であるように形成されている。
第2カム52は、−X軸とカムの交点がカムの頂面(基準点)であり、72°時計回り方向に回転した位置がカムの頂面であり、144°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、216°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、及び288°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であるように形成されている。
第3カム54は、−X軸とカムの交点がカムの頂面(基準点)であり、72°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、144°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、216°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、及び288°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であるように形成されている。
第4カム56は、−X軸とカムの交点がカムの頂面(基準点)であり、72°時計回り方向に回転した位置がカムの頂面であり、144°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、216°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であり、及び288°時計回り方向に回転した位置がカムの底面であるように形成されている。
従って、第1動作表現の状態から第1回動ローラ18及び第2回動ローラ20を左側面視で時計回り方向に回転(正転)、及び反時計方向に回転(逆転)することにより図3に示すように他の6動作表現をすることができる。
第2動作表現は、第1回動ローラ18を72°逆転すると共に第2回動ローラ20をそのままの状態にした場合に表現される。
第3動作表現は、第1回動ローラ18を72°逆転すると共に第2回動ローラ20を72°逆転にした場合に表現される。
第4動作表現は、第1回動ローラ18を72°逆転すると共に第2回動ローラ20を72°正転にした場合に表現される。
第5動作表現は、第1回動ローラ18を72°正転すると共に第2回動ローラ20を72°正転にした場合に表現される。
第6動作表現は、第1回動ローラ18を144°正転すると共に第2回動ローラ20をそのままの状態にした場合に表現される。
第7動作表現は、第1回動ローラ18を144°正転すると共に第2回動ローラ20を72°正転にした場合に表現される。
本実施形態のロボットハンド装置10によれば、指機構14は、第1駆動モータ22により駆動されタペット機構16を介して連結される第1回動ローラ18により作動され、又は、第2駆動モータ24により駆動されタペット機構16を介して連結される第2回動ローラ20により作動され、第1回動ローラ18と第2回動ローラ20とは、同軸に配置されると共に個別に回動自在となるように構成されているため、省スペースで滑らかに指機構が作動されて人間の手のように種々の動作表現をすることができる。
また、本実施形態のロボットハンド装置10によれば、第1回動ローラ18は、人差し指及び小指に対応する指機構14を作動させ、第2回動ローラ20は、中指及び薬指に対応する指機構14を作動させるため、第1駆動モータ21及び第2駆動モータ22を正転又は逆転させることにより、効率よく人間の手のように種々の動作表現をすることができる。
また、本実施形態のロボットハンド装置10によれば、第1回動ローラ18の右端部に設けられた第1カム及び左端部に設けられた第2カム、並びに、第2回動ローラ20の右側に設けられた第3カム及びの左側に設けられた第4カムは、第1回動ローラ18及び第2回動ローラ20が第1駆動モータ22又は第2駆動モータ24により正転又は逆転されることにより、指機構は、少なくとも7通りの手の動作表現がすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略する。本発明の第2実施形態のロボットハンド装置100は、第1実施形態のロボットハンド装置10が、第1回動ローラ18及び第2回動ローラ20に設けられたカムの回転運動をタペット機構16による直線運動に変換して指機構14を作動させているのに対して、第1回動ローラ102及び第2回動ローラ104に設けられたカムの回転運動をワイヤ106及びプーリ108(伝達機構)による直線運動に変換して指機構14を作動させるものである。
ロボットハンド装置100には、手掌部と手甲部10aとで形成される空間内に、第1回動ローラ102、第2回動ローラ104、プーリ108、第3回動ローラ110、第1駆動モータ22、及び第2駆動モータ24等が収容されている。
第1回動ローラ102は、第1実施形態における第1回動ローラ18に対応するものである。第2回動ローラ104は、第1実施形態における第2回動ローラ20に対応するものである。
第3回動ローラ110は、第1回動ローラ102及び第2回動ローラ104に対して指機構14側であって略平行に設けられている。
第1回動ローラ102は、指機構14のうち人差し指及び小指に対応する指機構14を作動させるためのものであり、第2回動ローラ104は、指機構14のうち中指及び薬指に対応する指機構14を作動させるためのものである。
第1回動ローラ102は第1駆動モータ20でベルト伝達されて回動駆動され、第2回動ローラ104は第2駆動モータ22でベルト伝達されて回動駆動される。
第1回動ローラ102と第2回動ローラ104とは、同軸に配置されると共に個別に回動自在となるように構成されている。具体的には、第1回動ローラ102の外周に円筒状に形成された第2回動ローラ104が設けられる。
第1回動ローラ102には、右端部に第1カム50及び左端部に第2カム52が設けられている。第2回動ローラ104には、第1カム50と第2カム52との間で右側に第3カム54及び左側に第4カム56が設けられている。
次に、第1回動ローラ102及び第2回動ローラ104の回動をプーリ108に伝達する構造について説明する。尚、以下の説明では、小指に相当する指機構14に対応するプーリ108に回動を伝達する構造のみを説明することとし、その他の人差し指、中指、薬指に相当する指機構14に対応するプーリ108に回動を伝達する構造については、小指に相当する指機構14に対応するプーリ108に回動を伝達する構造におけるカムが異なるだけで同様の構造となるのでその説明は省略することとする。
第1回動ローラ102の第2カム52の位置に対向する第3回動ローラ110の位置には、第2カム52の回動が伝達されるカムフォロワ112が設けられている。カムフォロワ112には第1ドライブギア114が同軸に固定されている。第3回動ローラ110の第1ドライブギア114の位置に対向する第1回動ローラ102の位置には、第1ドライブギアの回動が伝達される第1フォロワギア116が設けられている。第1フォロワギア116には第2ドライブギア118が同軸に固定されている。第1回動ローラ102の第2ドライブギア118の位置に対向する第3回動ローラ110の位置には、第2ドライブギア118の回動が伝達される第2フォロワギア120が設けられている。第2フォロワギア120にはプーリ108が同軸に固定されている。
プーリ108には、ワイヤ106の一端が固定され指機構14の表面から裏面にかけて掛け回されてワイヤ106の他端が固定されている。
プーリ108が左側面視で時計回り方向に回転することによりワイヤ106が巻き取られ指機構14が屈曲する。一方、プーリ108が反時計回り方向に回転することによりワイヤ106が巻き取られ指機構14が直立する。
本実施形態によれば、指機構14は、第1駆動モータ22により駆動されワイヤ106及びプーリ108を介して連結される第1回動ローラ102により作動され、又は、第2駆動モータ24により駆動されワイヤ106及びプーリ108を介して連結される第2回動ローラ104により作動され、第1回動ローラ102と第2回動ローラ104とは、同軸に配置されると共に相互に回動自在となるように構成されているため、省スペースで滑らかに指機構14が作動されて人間の手のように種々の動作表現をすることをすることができる。
10…ロボットハンド装置、12…基部、12a…手甲部、14…指機構、16…タペット機構、18…第1回動ローラ、20…第2回動ローラ、22…第1駆動モータ、24…第2駆動モータ、26…根元部材、26a…基端部、26b…先端部、26c,26d…逃げ溝、28…中間部材、30…指先部材、32…第3関節部材、34…第2関節部材、36…第1関節部材、38…第1リンクアーム、40…第2リンクアーム、42…スライダ、44…スプリング、46…第3リンクアーム、46a…回転中心軸、48…第4リンクアーム、50…第1カム、52…第2カム、54…第3カム、56…第4カム、100…ロボットハンド装置、102…第1回動ローラ、104…第2回動ローラ、106…ワイヤ、108…プーリ、110…第3回動ローラ、112…カムフォロワ、114…第1ドライブギア、116…第1フォロワギア、118…第2ドライブギア、120…第2フォロワギア、P1,P2,P3,P4,P5…ピン、F…フレーム。

Claims (5)

  1. 基部から延設される複数の指機構と、
    前記指機構を作動させるために前記指機構に対して伝達機構を介して連結される第1回動ローラ及び第2回動ローラと、
    前記第1回動ローラに対して動力を伝達する第1駆動モータと、
    前記第2回動ローラに対して動力を伝達する第2駆動モータとを備え、
    前記第1回動ローラと前記第2回動ローラとは、同軸に配置されると共に個別に回動自在に構成されていることを特徴とするロボットハンド装置。
  2. 請求項1記載のロボットハンド装置において、
    前記第1回動ローラは、人差し指及び小指に対応する前記指機構を作動させ、前記第2回動ローラは、中指及び薬指に対応する前記指機構を作動させることを特徴とするロボットハンド装置。
  3. 請求項1又は2記載のロボットハンド装置において、
    前記伝達機構は、前記第1回動ローラ及び第2回動ローラに設けられたカムの回転運動をタペット機構による直線運動に変換して前記指機構を作動させることを特徴とするロボットハンド装置。
  4. 請求項1又は2記載のロボットハンド装置において、
    前記伝達機構は、前記第1回動ローラ及び第2回動ローラに設けられたカムの回転運動をワイヤ及びプーリによる直線運動に変換して前記指機構を作動させることを特徴とするロボットハンド装置。
  5. 請求項3又は4記載のロボットハンド装置において、
    前記第1回動ローラの一方側に設けられた第1カム及び他方側に設けられた第2カム、並びに、前記第2回動ローラの一方側に設けられた第3カム及びの他方側に設けられた第4カムは、前記指機構を作動させて少なくとも7通りの手の動作表現ができるように形成されていることを特徴とするロボットハンド装置。
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