JP6158716B2 - 頭皮ケア器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の施療子を備えた頭皮ケア器に関するものである。
従来、この種の頭皮ケア器としては、駆動部と、この駆動部によって動作するブラシ部とを有し、このブラシ部が、可撓性を有する材質から成る基板と、この基板の表面に突出して設けられた複数の突起とを備え、基板が下に撓んだ湾曲凸状態と上に撓んだ湾曲凹状態との間で変形を繰り返すことで、複数の突起が揺動して頭皮をケアすることができるものがある(例えば特許文献1)。
また、人体の頭皮と接触し、駆動源の駆動により動作される施術子の施術突起にて前記頭皮に刺激を付与する頭皮ケア器であって、施術子の施術突起が前回転軸を周回するように回転する頭皮ケア器がある(例えば特許文献2)。
特開2011−198号公報 特開2013−208231号公報
前者の頭皮ケア器は、基板が撓むことにより、複数の突起同士の先端側が開いたり閉じたりするように駆動されるものであるが、前記基板が引き込まれて湾曲凹状態になった際に前記突起同士の先端側が閉じるように動く(即ち、突起が頭皮から離れる方向に動きながら先端側が閉じるように動く)ため、特に、ブラシ部の内側の突起が強い刺激を与えにくいという問題があった。
また、後者の頭皮ケア器は、複数の施療子が逆方向に回転駆動することにより頭皮に刺激を与えるものであるが、人の手によるマッサージ動作とは異なる動きをするため、頭皮ケアの効果には限界があった。更に、後者の頭皮ケア器は、モータの回転を伝達するために平歯車を組み合わせる必要があるため、施療子の回転面が平面的にならざるを得ず、凸曲面状の頭皮を効果的にマッサージしにくいという問題もあった。
本発明は以上の問題点を解決し、人の手に近い動作により頭皮ケア効果を向上させることができる頭皮ケア器を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の頭皮ケア器は、フレームと、このフレームに収納される電動機と、この電動機の回転運動を伝達する伝達機構と、この伝達機構に接続され先端が下向きの施療子とを有する頭皮ケア器において、前記伝達機構が、上下方向の回転軸が左右に並んだ回転機構部と、この回転機構部の回転運動を往復動に変換する変換機構部とを備え、前記施療子が、前記回転機構部に接続され、この回転機構部の回転軸回りに回転運動する回転施療子と、前記回転機構部の回転運動を前後の往復運動に変換する前記変換機構部に接続され、前記フレームの前後に往復運動する往復施療子であることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の頭皮ケア器は、請求項1において、前記回転施療子及び往復施療子が面対称状に配列されていると共に、面対称状となる前記回転施療子の第一部分と第二部分とが、逆方向に回転することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の頭皮ケア器は、請求項2において、前記第一部分と第二部分の回転施療子が、面対称で回転することを特徴とする。
さらに、本発明の請求項4に記載に頭皮ケア器は、請求項3において、前記第一部分と第二部分とが、それぞれ複数の回転施療子を有すると共に、前記第一部分の回転施療子同士及び第二部分の回転施療子同士が、同一方向に回転することを特徴とする。
しかも、本発明の請求項5に記載に頭皮ケア器は、請求項4において、前記伝達機構のうち、外側に設けられた回転施療子を回転させるための部分を、内側に設けられた回転施療子を回転させる部分に対して内側に傾けて設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載に頭皮ケア器は、請求項5において、外側に設けられた前記回転施療子を回転させるための伝達機構の一部を、傘歯車を用いて傾斜させたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の頭皮ケア器は、以上のように構成することにより、回転運動を行う回転施療子と、往復運動する往復施療子の組み合わせにより、従来に比べて人の手に近い動きでマッサージをすることができるので、頭皮ケア効果を向上させることができる。
なお、前記回転施療子及び往復施療子を面対称状に配列し、面対称状となる前記回転施療子の第一部分と第二部分とを、逆方向に回転させることにより、人が両手でマッサージをするのに近い動きでマッサージをすることができるので、頭皮ケア効果を向上させることができる。
また、前記第一部分と第二部分とを、面対称で回転させることにより、頭皮に当てた回転施療子が回転しても、回転に伴うケーシングを移動しようとする力が打ち消され、頭皮に対してケーシングを移動させようとする力が発生せず、ケーシングを容易に安定して保持することができる。
更に、前記第一部分と第二部分とが、それぞれ複数の回転施療子を有し、前記第一部分の回転施療子同士と第二部分の回転施療子同士を、それぞれ同一方向に回転させることにより、頭皮ケア効果を向上させることができる。
しかも、前記伝達機構のうち、外側に設けられた回転施療子を回転させるための部分を、内側に設けられた回転施療子を回転させる部分に対して内側に傾けることにより、頭皮の湾曲形状に倣って回転施療子の先端を頭皮に当てることができるので、頭皮ケア効果を向上させることができる。
また、外側に設けられた前記回転施療子を回転させるための伝達機構の一部を、傘歯車を用いて傾斜させたことにより、円滑に回転駆動することができる。
本発明の実施例1を示す頭皮ケア器の斜視図である。 同上、内部機構の底面図である。 同上、内部機構の正面図である。 同上、内部機構の平面図である。 同上、前側から見た内部機構の斜視図である。 同上、後側から見た内部機構の斜視図である。 同上、上中間伝達歯車の側面図である。 同上、前側駆動歯車群の要部の側面図である。 同上、歯車の並びを説明する説明図である。 同上、回転施療子の取付構造を示す断面図であり、(A)に対して(B)は歯車が180度回転した状態を示す。 同上、往復施療子の取付構造を示す断面図であり、(A)に対して(B)は歯車が90度回転した状態、(C)は180度回転した状態、(D)は270度回転した状態を示す。 同上、回転施療子と往復施療子の駆動を説明する説明図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1乃至図11は実施例1を示している。1は、本発明の頭皮ケア器である。この頭皮ケア器1は、フレーム2と、電動機3と、この電動機3の回転運動を伝達する伝達機構4と、この伝達機構4に接続された施療子たる回転施療子5及び往復施療子6とを備えている。なお、前記電動機3と伝達機構4は、前記フレーム2に支持されている。また、前記伝達機構4は、回転機構部7と、この回転機構部7の回転を往復動に変換する変換機構部8とを備え、前記回転機構部7に複数の前記回転施療子5が接続され、前記変換機構部8に複数の前記往復施療子6が接続されている。
図3等に示すように、前記電動機3は、歯車ケース14を介して、前側に駆動軸3Aを有し、この駆動軸3Aに駆動歯車15が設けられている。なお、前記電動機3、歯車ケース14及び駆動軸3Aは、前記フレーム2に対して前後方向に配置されている。また、前記駆動歯車15には、この駆動歯車15の回転を減速する減速機構16が接続されている。なお、前記電動機3の回転は、前記駆動軸3Aに至るまでの間に、前記歯車ケース14内で予め減速されている。また、以下、単に歯車と記したものは、平歯車である。
前記減速機構16は、第一減速歯車17と第二減速歯車18とを備えている。前記第一減速歯車17は、歯数の多い大歯車部17Bと歯数の少ない小歯車部17Sとを一体に備えている。前記大歯車部17Bは、この大歯車部17Bより歯数が少ない前記駆動歯車15と噛み合い、前記小歯車部17Sは、この小歯車部17Sより歯数が多い第二減速歯車18と噛み合う。そして、これら第一及び第二減速歯車17,18の回転軸は、歯車カバー19により前後方向に軸支されている。そして、前記駆動歯車15、第一減速歯車17及び第二減速歯車18により、前後方向を回転中心とした上部減速歯車群20が構成されている。
前記上部減速歯車群20の下方に、前記フレーム2に対して上下方向を回転中心とする上側中間伝達歯車21が回動自在に軸支されている。この上側中間伝達歯車21は、前記第二減速歯車18と噛み合う冠歯車22が上部に設けられ、この冠歯車22の下部に歯車23が一体に設けられている。
また、前記上側中間伝達歯車21の下方には、下側中間伝達歯車25が回動可能に軸支されている。この下側中間伝達歯車25は、歯数の少ない小歯車部25Sと歯数の多い大歯車部25Bとを有している。そして、前記小歯車部25Sは、前記歯車23と噛み合っている。
図2等に示すように、前記大歯車部25Bには、前記往復施療子6を駆動する後側駆動歯車26が噛み合っている。また、前記大歯車部25Bには、前記回転施療子5を駆動する前側駆動歯車群31が接続されている。そして、前記上部減速歯車群20、後側駆動歯車26及び前側駆動歯車群31により、前記電動機3の回転運動を伝達する前記伝達機構4が構成されている。
以下、前記前側駆動歯車群31について説明する。この前側駆動歯車群31は、同一構成で相互に噛み合う左右一対の中央歯車32L,32Rを有し、一方の中央歯車32Rが前記大歯車部25Bと噛み合っている。また、外側左右の前記回転施療子5に対応して、左右に外側歯車33R,33Lが配置されている。なお、隣接する前記中央歯車32Lと外側歯車33Lとの間、及び中央歯車32Rと外側歯車33Rとの間に、それぞれ伝達歯車34L,34Rが配置されている。
また、前記中央歯車32Lと中央歯車32Rは、同一構成である。同様に、前記外側歯車33Lと外側歯車33Rは、同一構成である。また、前記中央歯車32L,32Rと外側歯車33L,33Rの歯数は同じである。従って、前記中央歯車32L,32Rが一回転すると、前記外側歯車33L,33Rも一回転するように構成されている。更に、一対の前記中央歯車32L,32Rに対して、前記外側歯車33L,33Rは、斜め後側に位置する。具体的には、一対の前記中央歯車32L,32Rの中心を結ぶ仮想線を101、前記中央歯車32Lと外側歯車33Lの中心を結んだ仮想線を102、前記中央歯車32Rと外側歯車33Rの中心を結んだ仮想線を103とすると、仮想線101と仮想線102とがなす角度θ1、及び仮想線101と仮想線103とがなす角度θ2は、何れも5〜35度、好ましくは20度である。また、前記中央歯車32Rと大歯車部25Bと後側駆動歯車26は同一歯数であり、これらの回転中心が一直線上に並んでいる。更に、前記大歯車部25B、中央歯車32L,32R、及び外側歯車33L,33Rは、その回転軸が全て前記フレーム2の上下方向に向いており、全て平行である。
従って、図9において、前記大歯車部25Bが右回りに回転すると、これと噛み合っている前記中央歯車32Rは左回りに回転する。また、この中央歯車32Rと噛み合っている前記中央歯車32Lは右回りに回転する。また、前記伝達歯車34Rを介して前記中央歯車32Rに接続されている前記外側歯車33Rは、左回りに回転する。更に、前記伝達歯車34Lを介して前記中央歯車32Lに接続されている前記外側歯車33Lは、右回りに回転する。なお、前記大歯車部25Bが一回転すると、前記中央歯車32L,32R及び外側歯車33L,33Rが、何れも一回転する。
更に、前記前側駆動歯車群31は、前記外側歯車33L,33Rの下部に、傘歯車35L,35Rをそれぞれ一体に設けている。そして、これらの傘歯車35L,35Rは、左右両側の前記回転施療子5,5を駆動する従動側傘歯車36L,36Rとそれぞれ噛み合っている。なお、これらの傘歯車35L,35R,36L,36Rは、歯筋がピッチ円錐の母直線と一致する直歯傘歯車である。また、前記傘歯車36L,36Rは、それぞれの中心軸線136L,136Rが、前記外傘歯車35L,35Rの中心軸線135L,135Rに対し、前記中央歯車32L,32Rに向かって角度θ傾斜している。なお、この角度θは、15度程度である。即ち、前記傘歯車36L,36Rの回転中心軸136L,136Rは、それぞれ前記中央歯車32L,32R側に向かって、左右方向内側後向きに傾斜している。
また、図3及び図8に示すように、前記従動側傘歯車36L,36Rの下部には、それぞれ鍔部36Tが周設され、前記フレーム2に設けた円形溝部(図示せず)内に、前記鍔部36Tが回動可能に支持されている。以上が前記前側駆動歯車群31の構成である。そして、前記上部減速歯車群20及び前側駆動歯車群31により、前記回転機構部7が構成されている。
次に、前記往復施療子6を接続した前記変換機構部8について説明する。図11に示すように、前記後側駆動歯車26の下面には、この駆動歯車26の回転中心から偏心した位置に、カム突起41が設けられている。このカム突起41の先端部は球形状をなす。そして、前記往復施療子6を取り付ける中間取付体42は、前記カム突起41が係入するカム枠部43と、中間取付部44と、この中間取付部44から左右に突出した軸部45,45を一体に設けている。なお、前記カム枠部43は、左右方向に長く形成されており、その左右方向の内寸長さは、前記カム突起41の回転軌跡の外径D以上である。また、前記軸部45,45は、取付ケース46により回動可能に軸支されている。なお、前記カム突起41は、前記カム枠部43内に位置している。従って、前記後側駆動歯車26が回転すると、前記カム突起41が円運動し、このカム突起41の回転運動のうち、前後方向の動きのみを前記カム枠部43が抽出することで、前記中間取付体42が前記軸部45,45を中心に前後に揺動する。
前記中間取付体42には、施療体47が取り付けられている。この施療体47は、横長の連結部48と、この連結部48の左右両端から突出して設けられた一対の取付部49,49を備えている。そして、前記連結部48の中央を、前記中間取付体42の中間取付部44に固定している。更に、前記取付部49,49に、それぞれ施療子本体51,51を連結している。そして、これらの施療子本体51,51と前記取付部49,49により、前記往復施療子6が構成されている。
図1に示すように、施療子本体51は、前記取付部49に外装される円筒状の筒部55と、この筒部55の先端に突設された複数(3本)の施療用突起56とを有している。また、この施療用突起56は、円筒状に形成されていると共に、その先端に複数(3個)の小突起57が設けられている。なお、前記施療子本体51は、エラストマーやシリコンゴム等の弾性材料から形成することができる。
次に、前記回転施療子5の駆動機構について説明する。図3及び図10に示すように、前記中央歯車32L,32R及び外側歯車33L,33Rの下面には、これらの回転中心から偏心した位置に、カム受け部61が設けられている。これらのカム受け部61は、円筒部の内側により構成されている。
前記回転施療子5は、取付軸65と、前記施療子本体51とからなる。そして、前記取付軸65の上部には、前記カム受け部61内に挿入されるカム部66が形成されている。なお、このカム部66は、球状に形成されている。また、前記取付軸65の下部に、前記施療子本体51を取り付ける取付部67が形成されている。
更に、前記取付軸65の長さ方向略中央には、揺動係合部68が形成されている。この揺動係合部68は、上下の部分より太く形成され、その外面が略球面に形成されている。そして、前記揺動係合部68には、前記取付軸65の軸方向と直交するように、軸挿通孔69が貫通形成されており、この軸挿通孔69に支軸70が挿通されている。なお、図10に示すように、前記軸挿通孔69は、その中央部が前記支軸70の直径より僅かに広く、且つ、中央部から外側に向かって内径が拡大する拡大部71,71が形成されている。即ち、前記軸挿通孔69は鼓状に形成されている。更に、前記揺動係合部68は、取付ケース72に形成された球面状の受け部73によって、揺動可能に支持されている。
図10に示すように、前記回転施療子5を取り付ける前記取付ケース72は、前記支軸70の端部を挿入して取り付ける取付部たる支軸取付孔74を有する。なお、前記取付ケース72は、二分割された分割ケース72A,72Aからなり、支軸70と共に前記取付軸65を組み込んだ状態で、前記分割ケース72A,72Aを組み立ててなる。
図12は、前記回転施療子5と往復施療子6の動作を説明する図面である。同図に示すように、対称面81を基準として、左右の前記中央歯車32L,32R同士、左右の前記外側歯車33L,33R同士、及び左右の前記往復施療子6,6同士は、面対称の位置にある。また、前記対称面81を表す線上において、前記歯車32L,32R,33L,33Rの中心と基準点82を結ぶ仮想線132L,132R,133L,133Rの長さは略等しく、且つ、前記対称面81を表す線に対して、左右の中央歯車32L,32Rの仮想線132L,132Lとのなす角度θ3は等しく、仮想線132L,132Lと左右の外側歯車33L,33Rの仮想線133L,133Rとのなす角度θ4は等しい。また、前述した通り、前記歯車32L,32R,33L,33Rの直径及び歯数は等しい。そして、角度θ4は角度θ3の2倍強である。具体的には、本実施例では、角度θ3を9度、角度θ4を21度とする。また、この角度θ4は、前記角度θ1及びθ2よりもやや大きい。なお、各支軸70は、前記仮想線132L,132R,133L,133Rの向きに沿って配置される。また、前記傘歯車36L,36Rの中心軸線136L,136Rは、前記仮想軸線133L,133Rを中心に角度θ傾斜している。
そして、前記回転施療子5と往復施療子6は、前記対称面81の左右に位置する左側部分(第一部分)83Lと右側部分(第二部分)83Rが面対称となるように配置されていると共に、面対称状に動作する。具体的には、全ての前記回転施療子5,5,5,5は、前記仮想線132L,132R,133L,133Rの延長線上で、且つ前記基準点82から最も離れた位置に回転施療子5の先端が位置する基準位置に、同時に位置することができる。この際、前記往復施療子6,6の先端は、往復動する外側位置(後側位置)にある。ここから、前記電動機3が動作すると、前記左側部分83Lの回転施療子5,5の先端は、右回りに同一速度で回転し、右側部分83Rの回転施療子5,5の先端は、左回りに同一速度で回転する。回転施療子5,5が前記基準位置から90度回転した位置に「△」を付し、180度回転した位置に「○」を付し、270度回転した位置に「×」を付しており、360度回転して戻った基準位置に「●」を付している。また、往復施療子6にも対応する位置に「●」「△」「○」「×」を付した。即ち、前記回転施療子5,5が前記基準位置から90度回転した位置の「△」では、前記往復施療子6は中間位置、前記回転施療子5,5が180度回転した位置では、前記往復施療子6は内側位置(前側位置)、前記回転施療子5,5が270度回転した位置では、前記往復施療子6は中間位置、前記回転施療子5,5が360度回転した位置では、往復施療子6は外側位置となる。なお、左右の前記往復施療子6,6は、同一動作をなす。従って、前記回転施療子5と往復施療子6は「●」から「○」の間に相互の先端が近付くように駆動し、「○」から「●」の間に相互の先端が離れるように駆動する。
上記のように、前記左側部分83Lと右側部分83Rで、前記施療子5,6は面対称形に配置されると共に、面対称状に動作する。
そして、図示しないスイッチにより、前記電動機3を駆動し、頭皮に前記施療子5,6を当てると、前記回転施療子5の先端が円運動し、前記往復施療子6の先端が前後に往復動して、頭皮をマッサージすることができる。この際、中央の2つの回転施療子5,5が、あたかも両手の人差し指のように、左右外側の回転施療子5,5が、あたかも両手の中指のように、頭皮をマッサージすることができる。加えて、これら4つの回転施療子5,5,5,5から離れた位置の前記往復施療子6が、あたかも両手の親指のように頭皮をマッサージすることができる。この結果、前記回転施療子5と往復施療子6とが、前記回転施療子5の回転を伴いながら、相互に近寄ったり離れたりする動作を繰り返すので、全体として、あたかも手で頭皮を掴んで揉むようにしてマッサージを行うことができる。
また、前記左側部分83Lと右側部分83Rで回転施療子5の先端が同期して逆方向に回転するため、頭皮に前記回転施療子5を当てた状態で前記頭皮ケア器1が揺れず、安定して円運動を行わせることができる。即ち、仮に全ての前記回転施療子5を同一方向に回転させた状態で頭皮に当てると、発生するトルクの反作用により、前記頭皮ケア器1を反回転方向に移動させる力が発生する。そして、これを抑えるためには、前記頭皮ケア器1が動かないように、使用者がしっかりと把持しなければならない。しかしながら、本実施例では、前記左側部分83Lと右側部分83Rで、前記回転施療子5が面対称状に駆動することで、前記頭皮ケア器1を移動させる力が打ち消されるため、容易に安定して把持することができる。
このように、本実施例では、フレーム2と、このフレーム2に収納される電動機3と、この電動機3の回転運動を伝達する伝達機構4と、この伝達機構4に接続され先端が下向きの施療子とを有する頭皮ケア器において、前記伝達機構4が、上下方向の回転軸が左右に並んだ回転機構部7と、この回転機構部7の回転運動を往復動に変換する変換機構部8とを備え、前記施療子が、前記回転機構部7に接続され、この回転機構部7の回転軸回りに回転運動を行う回転施療子5と、前記回転機構部7の回転運動を前後の往復運動に変換する前記変換機構部8に接続され、前記フレーム2の前後に往復運動を行う往復施療子6であることで、従来に比べて人の手に近い動きでマッサージすることができるので、頭皮ケア効果を向上させることができる。
また、本実施例では、前記回転施療子5及び往復施療子6を面対称状に配列すると共に、面対称状となる前記回転施療子5の第一部分である左側部分83Lと、第二部分である右側部分83Rとを、逆方向に回転させることにより、人が両手でマッサージをするのに近い動きでマッサージすることができるので、頭皮ケア効果を向上させることができる。
また、本実施例では、前記左側部分83Lの回転施療子5と右側部分83Rの回転施療子5とを、面対称で回転させることにより、頭皮に当てた前記回転施療子5,5が回転しても、回転に伴う前記頭皮ケア器1を移動させようとする力が打ち消されるので、頭皮に対して前記頭皮ケア器1を移動させようとする力が発生せず、この頭皮ケア器1を容易に安定して保持することができる。
更に、本実施例では、前記左側部分83Lと右側部分83Rとが、それぞれ複数の回転施療子5,5を有すると共に、前記左側部分83Lの回転施療子5,5同士及び前記右側部分83Rの回転施療子5,5同士を、それぞれ同一方向に回転させることにより、人が両手で行うマッサージにより近付けてマッサージすることができるので、頭皮ケア効果を向上させることができる。
しかも、本実施例では、前記伝達機構4のうち、外側に設けられた回転施療子5,5を回転させるための部分である従動側傘歯車36L,36Rを、内側に設けられた回転施療子5,5を回転させる部分である中央歯車32L,32Rに対して内側に傾けて設けることにより、頭皮の湾曲形状に倣って前記回転施療子5,5の先端を頭皮に当てることができるので、頭皮ケア効果を向上させることができる。
また、本実施例では、外側に設けられた前記回転施療子5を回転させるための伝達機構4の一部を、傘歯車36を用いて傾斜させたことにより、傾けた前記回転施療子5を円滑に回転駆動させることができる。
また、実施例上の効果として、回転中心が前後方向の上部減速歯車群20と、回転中心が上下方向の前側駆動歯車群31及び後側駆動歯車26とを、上側中間伝達歯車21及び下側中間伝達歯車25で連結したことにより、前記フレーム2、ひいては前記頭皮ケア器1の小型化が可能となる。また、中央の前記回転施療子5,5に対して外側の前記回転施療子5,5を斜め後側に配置し、更に、従動側傘歯車36の回転中心を、前記中央歯車32L,32Rの回転中心に対して内側後向きに傾斜させたことにより、人の指に近いマッサージ感覚が得られる。また、前記変換機構部8を、前記後側駆動歯車26に設けたカム突起41と、このカム突起41が係入するカム枠部43と、このカム枠部43を軸支する取付ケース46とを有するように構成したことにより、回転運動を往復運動に変換する機構をコンパクト化することができる。更に、前記取付軸65の揺動係合部68の軸挿通孔69に支軸70を挿通したことで、前記取付軸65、ひいてはこれに取り付けられる前記施療子本体51が、その軸回りに回動するのが前記支軸70によって妨げられるので、マッサージ時に前記施療子本体51によって頭皮をしっかり掴んで効果的にマッサージすることができる。また、この際、前記揺動係合部68と軸挿通孔69との係合により、前記カム部66が前記中央歯車32L,32R及び傘歯車36L,36Rの下面に当接しないように支持するため、カム機構を構成する前記カム部66とカム受け部61との動作を円滑に行うことができる。
なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、往復施療子を左右一対設けたが、往復施療子を一つだけ設けてもよい。この場合、往復施療子は、対称面上に位置させることになる。また、上記実施例では、伝達機構及び回転機構部を歯車により構成したが、その全部又は一部をスプロケットとチェーン、又はプーリーと無端状ベルト等により構成してもよい。また、上記実施例では、施療子を面対称状に配置したが、請求項1においては、面対称状に配置しなくてもよく、左側部分(第一部分)と右側部分(第二部分)にそれぞれ複数、好ましくは同数の回転施療子を配置し、互いに逆方向に回転駆動するようにしてもよい。更に、上記実施例では、回転施療子は、その端部に形成されたカム部が中央歯車又は傘歯車に形成されたカム受部と係合するように構成されるが、回転施療子を中央歯車又は傘歯車と一体的に構成しても良い。
1 頭皮ケア器
2 フレーム
3 電動機
4 伝達機構
5 回転施療子
6 往復施療子
7 回転機構部
8 変換機構部
35L,35R 傘歯車
36L,36R 従動側傘歯車
49 取付部
51 施療子本体
65 取付軸
81 対称面
82 基準点
83L 左側部分(第一部分)
83R 右側部分(第二部分)

Claims (6)

  1. フレームと、このフレームに収納される電動機と、この電動機の回転運動を伝達する伝達機構と、この伝達機構に接続され先端が下向きの施療子とを有する頭皮ケア器において、
    前記伝達機構が、上下方向の回転軸が左右に並んだ回転機構部と、この回転機構部の回転運動を往復動に変換する変換機構部とを備え、
    前記施療子が、前記回転機構部に接続され、この回転機構部の回転軸回りに回転運動を行う回転施療子と、前記回転機構部の回転運動を前後の往復運動に変換する前記変換機構部に接続され、前記フレームの前後に往復運動を行う往復施療子であることを特徴とする頭皮ケア器。
  2. 前記回転施療子及び往復施療子が面対称状に配列されていると共に、面対称状となる前記回転施療子の第一部分と第二部分とが、逆方向に回転することを特徴とする請求項1記載の頭皮ケア器。
  3. 前記第一部分と第二部分の回転施療子が、面対称で回転することを特徴とする請求項2記載の頭皮ケア器。
  4. 前記第一部分と第二部分とが、それぞれ複数の回転施療子を有すると共に、前記第一部分の回転施療子同士及び第二部分の回転施療子同士が、同一方向に回転することを特徴とする請求項3記載の頭皮ケア器。
  5. 前記伝達機構のうち、外側に設けられた回転施療子を回転させるための部分を、内側に設けられた回転施療子を回転させる部分に対して内側に傾けて設けたことを特徴とする請求項4記載の頭皮ケア器。
  6. 外側に設けられた前記回転施療子を回転させるための伝達機構の一部を、傘歯車を用いて傾斜させたことを特徴とする請求項5記載の頭皮ケア器。
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